モンスター図鑑(落丁版) アイテム図鑑 技の巻 キャラクター紹介 スタッフ
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| 話者 | テロップ | 聞き書き |
| ピノン | あぁ… | |
| (水の精霊が前転くるくる 精霊の鐘へ突進する 光を放ち、鳴り響く精霊の鐘 光の中に大きくなった水の精霊) | ||
| 水の精霊 | ありがとうございます | ありがとうございます |
| 水の精霊 | あなた方のおかげで 力を取り戻す事ができました |
あなた方のおかげで 力を取り戻す事ができました |
| ピノン | おねーさん、よかったね | おねーさん、よかったねぇ |
| 水の精霊 | ピノン・・・ そしてルナ |
ピノン・・・ そしてルナ |
| 水の精霊 | どうして世界に 水が沸いているのかわかる? |
どうして世界に 水が沸いているのかわかる? |
| ルナ | (目を伏せる) ん | |
| ピノン |
え・・・ | え・・・ |
| ピノン | うーんと、おいしいから 水が無いと喉がカラカラだもん |
うーんと、おいしいから 水が無いと喉がカラカラだもん |
| 水の精霊 | そうね そう感じるのはとても大切な事よ |
そうね そう感じるのは、とても大切な事よ |
| 水の精霊 | 水の仕事は潤す事 | 水の仕事は潤す事 |
| 水の精霊 | 体も・・・心もすべて・・・ そして水は真実を映す鏡 |
体も・・・心もすべて・・・ そして水は真実を映す鏡 |
| 水の精霊 | ほら、覗いてごらんなさい | ほら、覗いてごらんなさい |
| ピノンが水鏡を覗くが、マルコが割って入る | ||
| マルコ | おーっとっとっとぉ! | おーっとっとっとぉ! |
| マルコ | まてまて こーゆー面白そうな事はオレが先だぜ |
まてまてぇ こーゆー面白そうな事はオレが先だぜぇ へへっ |
| マルコ | どれどれぇ? | どれどれぇ? |
| 黄金の山 | ||
| マルコ | お・・・何だこりゃ? |
あ… お・・・おー何だこりゃぁ? |
| マルコ | すっげー宝石だ! | すっげ、宝石だぁ ん、ははっ |
| 頂上の白い鎧と剣に滴り落ちるしずく | ||
| マルコ | オレ様の心は 宝石のように輝いているって事だな |
オレ様の心は 宝石のように輝いているって事だな はっ |
| 鎧は朽ちている 入るヒビ | ||
| マルコ | あ、あれ? | い、あっ、あ、あれ? |
| ホワイトアウト | ||
| マルコ | な、なんだか最後は景気の悪い感じだったな ・・・は・・・はははは |
な、なんだか最後は景気の悪い感じだったなぁ あっ、あ、あはは ははははは・・・は |
| ピノン |
じゃあ・・・ 今度はボクね |
じゃあ・・・ 今度はボクねぇ |
| 木漏れ日が照らす紫色の森? | ||
| ピノン | どこだろ・・・ココ | どこだろう・・・ココ |
| マルコ | なんか見た事があるようなトコだな | なんか見た事があるようなトコだな |
| ルナ | 綺麗な所だねー かけあしの泉みたい |
綺麗な所だねー かけあしの泉みたい |
| 竜に抱かれ、精霊と戯れるピノン | ||
| マルコ |
うわっ、竜だよ竜! すっげーオレ初めて見た |
うわっ、竜だよ竜! すっげーオレ初めて見たぁ |
| ピノン |
あ、ボクだ | あ、ボクだ |
| ルナ | うふふ なんだかピノン楽しそう |
んふふ なんだかピノン楽しそう |
| くるくる回る三つの精霊は、白い月の絵に変わる | ||
| ピノン |
(月へ手を伸ばす) んあ、あー あ | |
| ピノン |
うーん | うーん |
| ルナ | ピノン? どうしたの? |
ピノン? どしたのぉ |
| ピノン | なんかよくわかんないや | なんかよくわかんないや |
| マルコ ルナともにずっこける | ||
| マルコ ルナ | あらら | あらら |
| ピノン |
じゃ、次はルナだね | じゃ、次はルナだね |
| ルナ | わ、私? | あ、あたしぃ |
| ピノン | どうしたの? 見ないの? |
どうしたのぉ? 見ないのぉ? |
| マルコ | あ、オレ達のばっかり見て 自分のは見せないなんて、ズルいぞ |
お、おれたちのばっかみて 自分のは見せないなんて、ズルいぞぉ |
| ルナ | そ、そんな事ないけど・・・ | そ、そんな事ないけど・・・ |
| ピノン |
イヤだったら 見なくてもいいんだよ? |
イヤだったら 見なくてもいいんだよ? |
| マルコ | ん、なに? | |
| ルナ | ・・・ううん、見る | ・・・ううん、見る |
| ルナ | (水鏡をのぞき) ん・・・は・・・ | |
| ピノン |
うん | |
| マルコ | あー・・・ | |
| ピノン |
なにも見えてこないね | なにも見えてこないねぇ |
| ルナ | う、うん | う、うん |
| 輝きを放つ黄金の鍵 | ||
| ルナ | あぁっ | |
| ピノン |
(金の光の中で) あ、何か映ってる |
(金の光の中で) あ、何か映ってるぅ |
| ルナ |
え・・・ | え・・・ああっ |
| 魚のひれを持ち水中で輝くルナの本当の姿 | ||
| ピノン | どうしたの?ルナ | どうしたの?ルナぁ |
| ルナ |
これ・・・は・・・ | これ・・・は・・・ |
| ルナ |
これは私・・・ 本当の私の姿よ |
これは私・・・ 本当の私の姿よ |
| ピノン | え? | えぇ? |
| ルナ |
私は・・・ 私の名前はルナテュレースワントリンク |
私は・・・ 私の名前はルナテュレースワントリンク |
| ルナ |
海の世界で暮らす者 あなたたち陸人とは違う世界の住人よ・・・ |
海の世界で暮らす者 あなたたちりくびととは違う世界の住人よ・・・ |
| ピノン | ルナ・・・キミは一体・・・ | ルナ・・・キミは一体・・・ |
| ルナ |
気味・・・悪いでしょ? あなた達にはこんな姿の人なんていないもの |
気味・・・悪いでしょ? あなた達にはこんな姿の人なんていないもの |
| ピノン | え? そんな事ないよ |
え? そんな事ないよ |
| ピノン | 綺麗だよ、とっても | 綺麗だよ、とってもぉ |
| ルナ |
え? | え? |
| ピノン | うふふ | |
| マルコ | オ、オレだって全然平気だぞ 魚はちゃんと骨まで喰えるぞ |
オ、オレだって全然平気だぞ 魚はちゃんと骨まで喰えるぞ |
| ルナ |
さ、魚じゃないモン! | さ、魚じゃないモン! |
| マルコ | えへ、へへへ | |
| ピノン | うふ、ふ、あふふは | |
| ピノン・マルコ | あははは、ふふ、ふふふ・・・ | |
| ルナ |
うふ、うふふ あは、うふ あはは あははは | |
| ピノン | ねえ、ルナ・・・ | ねえ、ルナ・・・ |
| ピノン | 姿とかさ そういうのって関係ないと思うよ |
姿とかさ そういうのって関係ないと思うよぉ |
| ルナ | ピノン・・・ | ピノン・・・ |
| ピノン | だって、友達だもん そうでしょ? |
だって、友達だもん そうでしょ? |
| ルナ | う、うん そうだけど・・・でも |
う、うん そそうだけど・・・でもぉ |
| ピノン | ボクとパプーはさ こんなに姿も違うけど |
ボクとパプーはさ こんなに姿も違うけど |
| ピノン | とっても大切な友達なんだ だからずっと一緒にいるんだよ |
とっても大切な友達なんだ だからずっと一緒にいるんだよ |
| ピノン |
ね、パプー | ね、パプー |
| パプー | う、うん もちろんだよ |
っうん、もちろんだよ |
| ルナ | ・・・ピノン | ・・・ピノン |
| ピノン | だからさ、ボクはルナとも ずっとずっと友達でいたいな |
だからさ、ボクはルナとも ずっとずっと友達でいたいなぁ |
| ピノン | マルコはどう? | マルコはどお? |
| マルコ | おう! オレはニンジン以外ならなんでもOKだぞ! |
おう! オレはニンジン以外ならなんでもOKだぞ! |
| ピノン | ね、ルナ? | ね、ルナ? |
| ルナ | (なみだぐみ) ありがとう・・・ |
(なみだぐみ) ありがとう・・・ |
| ルナ | みんな・・・ありがとう | みんな・・・あ゛りがとお゛ |
| 水の精霊 |
よかったですねルナ 水は命だけではなく、心も潤すものです |
よかったですねルナ 水は命だけではなく、心も潤すものです |
| 水の精霊 |
海に暮し、もっとも水に近いあなたの心が 一番乾いていたので心配したのですが・・・ |
海に暮し、もっとも水に近いあなたの心が 一番乾いていたので心配したのですが・・・ |
| 水の精霊 |
もうその心配はいりませんね? | もうその心配はいりませんね? |
| ルナ | (しゃくりあげながら) う゛うんっ う、えっえっ、う | |
| ピノン・マルコ 一瞬辺りが暗くなり見回す | ||
| ピノン・マルコ | え、はは、あ、ああ? | |
| ルナ | (泣きやんで) (う、ああ?) |
(泣きやんで) (う、ああ?) |
| 水の精霊 | 闇の力が強くなってきているようです | 闇の力が強くなってきているようです |
| ピノン | え、じゃあ闇の精霊が? | え、じゃあ闇の精霊が? |
| 水の精霊 | ん | |
| ピノン | ねぇ、どうして 闇の力が強くなっちゃったの? |
ねぇ、どうして 闇の力が強くなっちゃったの? |
| 水の精霊 | あなたの暮らす世界は 今とても平和ねピノン? |
あなたの暮らす世界は 今とても平和ねピノン? |
| ピノン | うん | うん |
| 水の精霊 | 世界は光り輝いているわ 強い光に照らされている影はどうなるかしら? |
世界は光り輝いているわ 強い光に照らされている影はどうなるかしら? |
| ピノン | あ・・・濃くなるんだ・・・だから | あ・・・濃くなるんだ・・・だからぁ |
| 水の精霊 | 陸と海とが別れたように 光と闇は混じり合う事はありません | 陸と海とが別れたように 光と闇は混じり合う事はありません |
| 水の精霊 | とても近く、さして最も遠い存在 | とても近く、さして最も遠い存在 |
| ピノン | どうにかならないのかな・・・ | どうにかならないのかな・・・ |
| ピノン | 闇の力が強くなると またみんな出てこれなくなっちゃうんでしょ? |
闇の力が強くなると またみんな出てこれなくなっちゃうんでしょ? |
| ピノン | そんなのイヤだよ みんなと一緒にいたいよ |
そんなのイヤだよ みんなと一緒にいたいよぉ |
| 水の精霊 | ピノン・・・ありがとうピノン 大丈夫よ、あなたなら── |
ピノン・・・ありがとうピノン 大丈夫よ、あなたなら── |
| ピノンたちの足もとに渦巻く、青い光 | ||
| ピノン | あ・・・ | |
| 水の精霊 | もう、戻る時が来たようです | もう、戻る時が来たようです |
| 水の精霊 | 水はいつもあなた達と共にあります | 水はいつもあなた達と共にあります |
| 水の精霊 | そして それは私と一緒にいるという事 |
そして それは私と一緒にいるという事 |
| 水の精霊 | あなたが困った時 水が力を貸してくれる事でしょう |
あなたが困った時 水が力を貸してくれる事でしょう |
| 水の精霊 | 忘れないで 私はいつもあなた達と一緒にいる事を |
忘れないで 私はいつもあなた達と一緒にいる事を |
| ピノン | うん | |
| 水の精霊 | 闇の時が迫っています | 闇の時が迫っています |
| 水の精霊 | その入り口は・・・ピノン あなたの良く知る場所のすぐ近くにあるでしょう |
その入り口は・・・ピノン あなたの良く知る場所のすぐ近くにあるでしょう |
| 水の精霊 | あなたになら いえ、あなたにしか出来ません |
あなたになら いえ、あなたにしか出来ません |
| 水の精霊 | 月との契約を果たした あなたにしか・・・ |
月との契約を果たした あなたにしか・・・ |
| ピノン | (消える) え? | (消える) え? |
| 話者 | テロップ | 聞き書き |
| 三人と一匹 海へおっこちる | ||
| 三人 | う、うわぁっ! | わぁー う、うわーあ、あっ |
| ピノン | (海中で水の精霊のフィールドにつつまれる) う、あ ぼぼ | |
| 姿勢を保つルナ あたりを見回すピノン | ||
| ピノン | んー、わー | |
| マルコ | (息は出来るのに苦しそう) おぼぼぼ | |
| ルナ | あ、あ… | |
| ルナ 一度目を閉じてからぱっと開く 手につつんだ黄金の鍵が光を放つ | ||
| ピノン | あ? | |
| マルコ | うー、うっぐ | |
| ルナ、本来の姿に | ||
| ピノン | あー | |
| ルナ | はあ、ふんっ | |
| マルコ | (ルナに手を掴まれる) お、ぼぼ、ぼ おわ、あっ | |
| ルナ ピノンを左手、マルコを右手に掴み、猛スピードで海中を泳ぐ | ||
| ピノン | (嬉しそう) あ、あはー | |
| 話者 | テロップ | 聞き書き |
| マルコ | (つっぷしてる) た、助かったぜ |
(つっぷしてる) うぐわっはっ ぐっは、げふ、へっはぁ た、助かったぜ |
| マルコ | どうも水の中で息するってのは 慣れないよな |
どうも水の中で息するってのは 慣れないよな けっほ、ゲほ |
| ピノン | (目を細めて岸から海面を見ている) ルナ・・・ |
(目を細めて岸から海面を見ている) は ルナ・・・ |
| ルナ | (海面で静に立ち泳ぎ) これが私・・・ 本当の私の姿よ・・・ |
(海面で静に立ち泳ぎ) これが私・・・ 本当の私の、姿よ・・・ |
| ピノン | すごいやルナ あんなに速く泳げるなんて! |
ぁ すごいやルナ あんなに速く泳げるなんてぇ! |
| マルコ | (身を起こし) おう、そうだな くやしいけどチョット格好いいぜ |
(身を起こし) おう、そうだなぁ くやしいけどチョット格好いいぜ |
| ルナ | え・・・みんな 私の姿イヤじゃないの? |
えっ・・・みんな 私の姿イヤじゃないの? |
| ピノン | そんな事ないよ すっごく、すっごぉーく綺麗だよ |
そんな事ないよ すっごく、すっごぉーく綺麗だよぉ |
| ルナ | な、なんか恥ずかしいから いつもの姿に戻るね |
な、なんか恥ずかしいから いつもの姿に戻るね |
| ピノン | えー、なんでー もったいないよー |
えー、なんでー もったいないよー |
| 海から射すまぶしい光目をそらすピノンたち。 そして光りだすパプー | ||
| ルナ | (水から上がる) うー、え、うん | |
| ピノン | ねぇねぇ なんで光ってるの? |
ねぇねぇ なんで光ってるの? |
| ルナ | (鍵が光を放っている) わからないの この鍵を手に入れてからずっとこうだから |
(鍵が光を放っている) わからないの この鍵を手に入れてからずっとこうだから |
| マルコ | (パプーを指差し) そういうお前の頭もピカピカだぞ |
(パプーを指差し) そういうお前の頭もピカピカだぞ |
| ピノン | え・・・ほんとだ 今までこんな事なかったのに・・・ |
え・・・ほんとだ 今までこんな事なかったのにぃ・・・ |
| パプー | (ピノンの頭から飛び降りる) パッ | |
| ピノン | パプー、どうしちゃったの? | パプー、どうしちゃったのぉ? |
| ピノン | パプー? | ぱぷう? |
| パプー | (回りを見回し、月を見上げる) (パプ) | |
| 灰色の雲に閉ざされる月 | ||
| ピノン | あー | |
| マルコ | あ・・・ | |
| あたりに鳴り響く精霊の鐘 | ||
| ピノン | うわっ! | ああーあっ |
| マルコ | わ | |
| パプー | (闇に覆われていく城下町を見て) なんて事だ 闇の力がこんなに強くなってきているなんて |
(闇に覆われていく城下町を見て) なんて事だ 闇の力がこんなに強くなってきているなんて |
| ピノン | パプー! キミ、言葉が・・・ |
ぱふぅ キミ、言葉があ・・・ |
| パプー | (ふりかえり) 精霊の力が増してきているからだよ もうほとんど聖域と変わらない位にね |
(ふりかえり) 精霊の力が増してきているからだよ もうほとんど聖域と変わらない位にね |
| パプー | そんな事より見て! あれを! |
そんな事より見て! あれを! |
| 三人、闇に包まれて行く城下町を見る | ||
| 三人 | ああー あっ | |
| ピノン | ど、どうなっちゃうの? | ど、どうなっちゃうの? |
| パプー | あれは影だよ | あれは影だよ |
| パプー | 闇の精霊の力が強くなって 世界を闇で包もうとしているんだ |
闇の精霊の力が強くなって 世界を闇で包もうとしているんだ |
| ピノン | 闇の世界? | 闇の世界? |
| パプー | そうだよ | そうだよ |
| パプー | そこは何も見えないし、何も聞こえない 暗闇の世界なんだ |
そこは何も見えないし、何も聞こえない 暗闇の世界なんだ |
| ピノン |
や、やだよ・・・そんなの | や、やだよ・・・そんなの |
| パプー | どうしたら・・・ 月の力さえあれば何とかなるのに |
どうしたら・・・ 月の力さえあれば何とかなるのに |
| ピノン |
月の・・・力? | 月の・・・力? |
| ルナの胸元で光る鍵 | ||
| パプー | そうだっ! 月ならここにもある! |
そうだっ! 月ならここにもある! |
| パプー | ルナ! 黄金の鍵をボクにかざして! |
ルナ! 黄金の鍵をボクにかざして! |
| ルナ | え? 月って・・・ | え? 月って・・・ |
| パプー | 黄金の鍵は 月の石で出来ているんだ! |
黄金の鍵は 月の石で出来ているんだ! |
| ルナ | つ、月の石? これが? |
つ、月の石? これが? |
| パプー | ルナ!早く! | ルナ!早く! |
| ルナ | う、うん! | う、うん! |
| パプーに駆け寄り、鍵をかざすルナ 広がった光がパプーに吸い込まれる 足もとから光が渦巻くパプー | ||
| パプー | (叫ぶ) ぱぁーぷーーーー | |
| パプーの体から黄金の光の柱が立ち、上空の雲を散らす 城下町に光の雨が降り注ぎ、街と城が闇から現れる | ||
| ピノン | す、すごい・・・ | す、すごおい・・・ |
| マルコ | (しりもち) ふ、ふぃー あぶなかったなぁ |
(しりもち) ふっ、ふうーへあ あぶなかったなぁ |
| パプー | (遠吠え) パプーゥ | |
| ピノン | (駆け寄る) すごいやパプー! キミにこんな力があったなんて! |
(駆け寄る) あ、あははははっ すごいやパプー! キミにこんな力があったなんて! うふふは |
| パプー | パプー パプーゥッ パップッ パプ | |
| ピノン | あれれ? また喋れなくなっちゃったの? |
あれれ? また喋れなくなっちゃったのぉ? |
| パプー | (ピノンを舐める) パっプ パプ パップッ | |
| ピノン | あははは くすぐったいってばー |
あははは くすぐったいってばー うふ |
| マルコ | (はなを擦り) へへっへ | |
| パプー | パプ パップッ | |
| ピノン | うふふは | |
| ルナ | (ほのかに輝く黄金の鍵を握り) うふふ、ふ | |
| 話者 | テロップ | 聞き書き |
| マルコ | しっかしスゴかったな | しっかしすごかったよなぁ |
| ピノン | うん、パプーにあんな力があったなんて 全然知らなかった |
うん、パプーにあんな力があったなんて 全然知らなかったぁ |
| パプー | (ピノンになでられまるくなって) ぱぁぷーぅ | |
| ルナ | でも、あんなに闇の力が強いなんて・・・ | でも、あんなに闇の力が強いなんて・・・ |
| マルコ | んん、ん・・・ | |
| ピノン |
そうだね お城が真っ黒に覆われて・・・ |
そうだね お城が真っ黒に覆われてぇ・・・ |
| ルナ | ピノン? | ピノン? |
| マルコ 居眠り始める | ||
| ピノン |
なんでお城なんだろ? | なんでお城なんだろ? |
| ピノン |
(あごに手を当て、考え出す) 黒い・・・闇・・・ 影が出来る所は・・・光がある・・・ |
(あごに手を当て、考え出す) 黒い・・・闇・・・ 影が出来る所は・・・光が、ある・・・ |
| ルナ | ねぇ、ピノン 私たち色々な精霊さんに会ったよね |
ねぇ、ピノン 私たち色々な精霊さんに会ったよね |
| ピノン |
うん | うん |
| ルナ | 精霊さん達はみんなファントネシアっていう 世界のそれぞれの聖域に居たじゃない? |
精霊さん達はみんなファントネシアっていう 世界のそれぞれの聖域に居たじゃない? |
| ルナ | じゃあ、やっぱり闇の聖域っていうのも あるんじゃないかな |
じゃあ、やっぱり闇の聖域っていうのも あるんじゃないかなぁ |
| ピノン |
そうか! | ぁ そうか! |
| ピノン |
そういえば、水の精霊さんが闇の入り口は ボクのよく知っている場所にって・・・ |
そういえば、水の精霊さんが闇の入り口は ボクのよく知っている場所にって・・・ |
| ピノン |
闇がある所かぁ・・・影が出来る所・・・ そんな眩しい所なんかあったかなぁ |
闇がある所かぁ・・・影が出来る所・・・ そんな眩しい所なんかあったかなぁ |
| ルナ | 違うよピノン 目に見える影じゃないよ |
違うよピノン 目に見える影じゃないよ |
| ルナ | 平和だからこそ光り輝く この世界に出来る影の事でしょ |
平和だからこそ光り輝く この世界に出来る影の事でしょ |
| ルナ | じゃあ この世界を守っているのは何? |
じゃあ この世界を守っているのは何? |
| ピノン |
んとんと・・・ お父さん・・・かな? |
んとんと・・・ お父さん・・・かな? |
| ピノン |
(今度は額に手) お父さん・・・ポポロクロイス・・・ 平和・・・竜? |
(今度は額に手) お父さん・・・ポポロクロイス・・・ 平和・・・竜? |
| ピノン |
あっ! | あっ! |
| パプー | ぱぷ? | |
| ルナ | あっ | |
| ピノン | わかった、わかったよルナ! | わかった、わかったよルナ! |
| ピノン | ボクがよく知っていて この世界を平和に輝やかせている象徴が |
ボクがよく知っていて この世界を平和に輝やかせている象徴が |
| ピノン |
(カタつく窓をみる) それは・・・ |
(カタつく窓をみる) あ それは・・・ |
| ピノンとルナうなづく | ||
| マルコ | (仰向けにベッドから転落、でも爆睡) う、うん、ガー | |
| ピノン | ああっ | |
| マルコ | ガガグー カハー グワー グヒーロヒー かはー | |
| パプー | パープー? | |
| ピノン・ルナ | うふ、ふふっ | |
| 話者 | テロップ | 聞き書き |
| マルコ | (床の上) カハー グヒー フヒー クヒー | |
| まるくなって寝ているパプー 壁際で背を向けるルナ 天蓋見つめるピノン | ||
| ルナ | ねむれないの? | ねむれないのぉ? |
| ピノン | うん・・・ ねぇ、ルナ |
うん・・・ ねぇ、ルナぁ |
| ルナ | なあに? | なあに? |
| ピノン | はじめて会った時のこと覚えてる? | はじめて会った時のこと覚えてるぅ? |
| ルナ | ・・・うん | ・・・うん |
| ピノン | どうしてボクの事知ってたの? | どうしてボクの事知ってたの? |
| ピノン | 誰かに聞いたの? ボクがポポロクロイスの王子だって |
誰かに聞いたの? ボクがポポロクロイスの王子だって |
| ルナ | 私ね・・・あなたに会ったのは あれが初めてじゃないの |
私ね・・・あなたに会ったのは あれが初めてじゃないの |
| ピノン | え? | え? |
| ルナ | ピノン 昔、海で溺れそうになった事あるでしょ |
ピノン 昔、海で溺れそうになった事あるでしょ |
| ピノン | うん・・・もうずいぶん前だけど・・・ まだ、泳げなくてさ・・・でも・・・ |
うん・・・もうずいぶん前だけど・・・ まだ、泳げなくてさ・・・でもぉ・・・ |
| ルナ | でも、精霊さんが 助けてくれたのよね |
でも、精霊さんが 助けてくれたのよね |
| ピノン | 何で知ってるの? | 何で知ってるの? |
| ルナ | 私・・・見てたの・・・ ピノンが苦しそうにしてるのずっと見てたの |
私・・・見てたの・・・ ピノンが苦しそうにしてるのずっと見てたの |
| ピノン | え? | え? |
| ルナ | 私どうしたらいいのかわからなくて 恐くて、何も出来なかった・・・ |
私どうしたらいいのかわからなくて 恐くて、何も出来なかった・・・ |
| ルナ | それからよ | それからよ |
| ルナ | 私、あなたの事が気になって 海の中からずっとあなたを見て過ごしたわ |
私、あなたの事が気になって 海の中からずっとあなたを見て過ごしたわ |
| ピノン | な、なんだか恥ずかしいな でも、どうして声をかけてくれなかったの? |
な、なんだか恥ずかしいなぁ でも、どうして声をかけてくれなかったのぉ? |
| ルナ | (口元のアップ) 恐かったの・・・ 今はこうして黄金の鍵がある |
(口元のアップ) 恐かったの・・・ 今はこうして黄金の鍵がある |
| ルナ | でも、これがないと、きっとあなたには 姿も見えないし声も届かないわ |
でも、これがないと、きっとあなたには 姿も見えないし声も届かないわ |
| パプー目覚めて聞き耳 | ||
| ルナ | それを知るのが恐かった 私には、ほんの少しだけの勇気もなかったの |
それを知るのが恐かった 私には、ほんの少しだけの勇気もなかったの |
| ピノン |
そんな事ないと思うな・・・ だって、こうして友達になれたもん |
そんな事ないと思うな・・・ だって、こうして友達になれたもん ふあーぁ・・・ |
| ルナ | その勇気はこの鍵が与えてくれたわ だから、これは私の宝物 |
その勇気はこの鍵が与えてくれたわ だから、これは私の宝物 |
| ルナ | 私ずっとあなたに謝りたかったんだ ゴメンねピノン |
私ずっとあなたに謝りたかったんだ ゴメンねピノン |
| ピノン | そんな事気にしなくていいのに | そんな事気にしなくていいのにぃ |
| ルナ | うふふふ | んふふっ、んふ |
| ピノン |
どうしたの? | どうしたのぉ? |
| ルナ | なんか 夢がひとつ叶って嬉しくって |
なんか 夢がひとつ叶って嬉しくって |
| ピノン |
ボクに謝るのが夢だったの? | ボクに謝るのが夢だったのぉ? |
| ピノン |
変なの・・・ | 変なの・・・ |
| ルナ | そうだね、変な夢だね | んふっ そうだね、変な夢だねぇ |
| ピノン |
もう、寝ようよ 明日は・・・ |
もう、寝ようよぉ 明日は・・・ん・・・くー |
| ルナ | そうね・・・明日は・・・ | そうね・・・明日は・・・ |
| パプーもねむる | ||
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