ポポロクロイス
 はじまりの冒険アルバム2
精霊の囁き

ピノン
ポポロクロイス はじまりのへろへろ冒険記
 1 2  3 4  5  6 7  8 9
 プレ へろへろ冒険記

 モンスター図鑑(落丁版)  アイテム図鑑 技の巻 キャラクター紹介 スタッフ

アルバムに戻る ファントネシアの扉 トップへ戻るファントネシアの扉(もくじ)へ戻る  手書き攻略本 リンクページへ


(夜 ベットのピノンに本を読み聞かせるナルシア王妃)

ナルシア
むかしむかし・・・
まだ、妖精が森にあふれ
世界が精霊に満ちていた頃━━

ある所にポポロクロイスという
小さな王国がありました・・・

ピノン
ポポロ・・・クロイス?

ナルシア
そう、これは私達が住んでいる
 この王国のお話・・・

ピノン
精霊ってなあに?

ナルシア
(え、ふっ)
精霊はね
この世界のすべてを形作っているものの事よ

火や水や風は
精霊たちが起こしているの
海や森もそう

ピノン
うーん、よくわからないや
(ふぁ〜あ)

ナルシア
うふふ、そうね(ぇ)
ピノンにはまだ難しい話かもしれないわね(ぇ)
さあ、もう夜も遅いわ

お話はこれくらいにして
今日はおやすみなさい?

ピノン
うん
バイバイ
(ランプの回りの赤い光に手を振り、ピノン眠りに落ちる)

ナルシア
(あ・・・、あ)
ピノン
(ん・・・、すー)

ナルシア
お休みピノン
あなたの見えるそれが精霊よ

ピノン
うーん・・・
精霊さん・・・

(ナルシアが出てゆく音)


朝のピノン。
窓から湖上の中ノ島(竜の祠)を見ながら伸びをする
その回りに緑色の光のが数個たわむれる

ピノン
おはよ(う)、気持ちのいい朝だね(ぇ)
あははは(う、ふふ)、くすぐったいよぉ

サボー
おはよう、ピノン王子
あいかわらず君は早起きだね

ピノン
あ、サボー先生 もう勉強の時間ですか?

サボー
ああ、それなんだが(す)
実は急用が出来てしまってね
出掛けなければならんのだよ

ピノン
じゃあ
今日は自習していればいいんですね。

サボー
はぁ・・

ピノン王子、勉強も大切だがね
 それだけではダメなのだよ
(サボーに戯れる緑の光)
この世界には知識では得えられない
 大切なものがたくさんある
私としては
ぜひともそれを学んで欲しいのだがね・・・

ピノン
(うふ、ふふふふっ)

サボー(目と鼻に からかう様な緑の光)
   うむ?
なにが可笑しいのかね?

ピノン
あ、いえ、なんでもありま──
うわっ!(う、うく)
(不意な突風 はためくカーテン 出て行く緑の光)
サボー
(おお〜 うっ うむむー ぐほー へほー)

サボー
一体どうしたのだろう?
この時期にあんな風が・・・

ピノン王子?

(竜の祠上部にけぶる霧
中央に立つ、黄色い光の柱
昼の月……すべてが収まる)

サボー
どうしたのかな?
竜の祠になにか見えるのかい?

ピノン
あ・・・いえ
(鐘の音)
サボー
おっとイカン、もうこんな時間だ
 私はもう行くよ

ピノン
はい、サボー先生

いってらしゃい

サボー
ああ(ー)、そうだ
竜の祠ならとくに危険もないだろうが

  念のために
薬草は持っていったほうがいいと私は思うな
(ウインクしてから、扉を閉めるサボー)

ピノン
(うん あ?)

祠を見てかすかに微笑む


前のアルバムへ 次のアルバムへ
アルバムに戻る 
ポポロクロイス はじまりのへろへろ冒険記
 1 2  3 4  5  6 7  8 9
 プレ へろへろ冒険記

 モンスター図鑑(落丁版)  アイテム図鑑 技の巻 キャラクター紹介 スタッフ

アルバムに戻る ファントネシアの扉 トップへ戻るファントネシアの扉(もくじ)へ戻る  手書き攻略本 リンクページへ  バナーあり リンクページ