ライチ
「あのう
　冒険者の方ですね？

　ボクはライチっていいます。

　お願いがあります。
　お父さんを捜してほしいんです。

　聞いてくれますか？」

主人公
　はい
　いいえ

●いいえ
ライチ
「世間って冷たいですね」

●はい
ライチ
「実はボクのお父さん
　ウェンデルで働いてるんです。

　トップル村ではもう
　安全に働けないからって
　出ていって、ずいぶんたちます。

　時々仕送りが届くけど、
　住所は転々としているみたいで

　こちらから連絡が
　取れないんです。

　お父さん、一人で
　体を壊したりしてないか
　心配で、心配で……」

ライチ
「だから、お父さんにこの

『イモリの黒焼き』を
　食べさせてあげたいんです。

　お願いです。お父さんに
『イモリの黒焼き』を
　届けてください！」

主人公
　はい
　いいえ

●いいえ
ライチ
「世間って冷たいですね」

●はい
ライチ
「ありがとうございます！

　体によいんですよ！
　この『イモリの黒焼き』！

　あ、いや
　どうでもいいですね。

　失礼しました！

　お父さんの名前はマルコです。
　よろしくお願いします！」

『イモリの黒焼き』を手に入れた！

ライチ ☆　以降
「お父さん、大好きなんです。
『イモリの黒焼き』！」

イベントアイテム
　イモリの黒焼き
スミになるまで焼いたイモリ

サーシャ
「あら？

　何を持ってるかと思えば
『イモリの黒焼き』？

　そういえば、
　それが好物だって男を
　ずっと前に見たことあるわ。

　強化屋の売り子を
　やってたんじゃ
　なかったかしら？」

サーシャ　☆その後
「とにかくその
『イモリの黒焼き』好きな男が、

　強化屋で働いてたわよ」

ナバリ（サーシャのセリフが変わる）
「ん？
『イモリの黒焼き』か〜？

　なつかしいなぁ〜。

　以前ここで働いてた男の
　大好物だったんだぜ！

　なーんか、公国兵を嫌ってて、
　コソコソと逃げるように
　町を出ていったよ。

　その後は、
　メノスで働いてるって
　手紙が来たっけかな？」

ナバリ　☆その後
「『イモリの黒焼き』好きな男は
　もうこの町にはいないわけで。

　メノスの村あたりにいる
　と思われるわけで」

クラロフ
「おっ！
　おまえが持ってるの
『イモリの黒焼き』？

　いやー、これがそうかー？

　はじめて見たよー！
　へ〜！

　いやね、実はつい最近まで
『イモリの黒焼き』が大好物って
　男がこの村に住んでてね、

　仕事でも探してたんだろうけど
　メノスは小さい村だろ？

　仕事なんてないわけさ。

　ま、ジャドあたりに
　行ったんじゃねーの？

　事情は知らないけどさ」

クラロフ　☆その後
「つい最近っつっても、
　もうかなり昔のことだけどね〜

『イモリの黒焼き』が
　好きな男はおそらく
　ジャドにいるね。

　間違いないよ」

ラドダン
「それってもしかして……
『イモリの黒焼き』？

　ん〜

　どこかで聞いたような……

　黒くて苦ーい
　イモリの黒焼き……

　あ、そうそう！
　トップルから来たっていう
　あの男だ！

　仕事を探してたっけな？

　デビアスさまの館のボーイに
　なるって言ってたような……

　言ってないような……

　うは！
　オレ様、記憶力なさすぎ！」

ラドダン　☆その後
「『イモリの黒焼き』好きの男は
　デビアスの館のボーイになった。

　オレのあやふやな記憶では
　そうなってるよ」

プリシラ
「な、な、な、なんですの！？
『イモリの黒焼き』！？

　イモリの……
　イモリの黒……

　はて、どこかで
　聞いたような……

　そうですわ！

　以前、ここでボーイとして
　働いていた男の大好物！！

　それが『イモリの黒焼き』！！

　あの男は確か……
　しばらくここで働いた後……

　もっと稼げる仕事をさがして
　イシュのほうへ流れて
　いきましたわ」

プリシラ　☆その後
「『イモリの黒焼き』が
　好きだった男は

　イシュを目指しました。

　なんでも、故郷に残してきた
　子供が病気になったとかで

　まとまったお金が必要に
　なったんですって」

ヤコブ
「ん？
　おめーが持ってるもの……

　もしかしてそれが
『イモリの黒焼き』って
　ヤツか！？

　けっ、いけすかねぇ！

　いや、ちょっと前の
　ことだけどよ

　それが大好物って男に
　出会ったんだ。

　金のためだったら
　何でもするって

　ヤバい仕事にも手を出してた
　みてぇだぜ。

　挙句の果てが……」

ヤコブ 「ま、ヤツに会いたきゃ
　ロリマーに行くんだな。

　そこにひっそりと
　隠れてるって噂だ」

ヤコブ　☆その後
「『イモリの黒焼き』好きの
　アイツは……

　金のためなら何でもする男さ。

　今はひっそりと、ロリマー城に
　姿を隠してるらしいけどな」

マルコ
「…………

　………………

　そ、それは……

『イモリの黒焼き』……？

　それをどうしたんだ……？

　なつかしい……

　なつかしいなぁ……

　………

　………………

　もしかして……

　あんたたち、私の息子に
　会ったのか？

　あー、いや、すまぬ
　私はトップル生まれの
　マルコだ」

マルコ
「そうか……
　息子が私のために……

　私は出稼ぎに出て、放浪し……

　あげくの果てには
　雇われの兵隊になって

　今はこうして
　ひっそりと身を隠して
　生き永らえているよ……

　息子のことは……

　いや、何も心配はいるまい。

　トップルは世界で一番の村だ。

　シャドウナイトも倒れた今、
　もはや、私が気に病む
　必要もなかろう……

　ちょっと食べてもいいかな？」

マルコ
「ぼりぼり……
　もそもそ……

　すまないな、冒険者殿……

　もう少し時間をくだされ。
　いずれ故郷へは帰りましょう。

　ぼりぼり……

　それまで、もう少し
　もそもそ……

　時間をくだされ。

　そしてこれを息子に……」

『黒焼きのしっぽ』を
　手に入れた！

マルコ　☆その後
「私もいずれ
　故郷へ帰ります。

　ただ、もう少し
　時間をくだされ」

ライチ
「これは……
『黒焼きのしっぽ』……

『イモリの黒焼き』は
　ハラワタのとこが苦すぎて

　ボク、全部は食べられ
　なかったんです。

　だから、お父さんから
　しっぽだけもらって
　食べてた。

　お父さんに会えたんですね……？
　よかった……

　死んでなかったんだ……」

ライチ
「死んでないってわかっただけで
　それで十分です。

　いつか会えるんですよね？

　いや、会えますよ！

　かならず会います！

　あなたにたのんで 　本当によかった。

　これ、お礼です！」

　『アナグマ金貨』を手に入れた！

ライチ　☆その後
「お父さんには
　いつかきっと会えます！

　ようやくそう信じることが
　できるようになりました！」