新約・聖剣伝説(GBA) 女の子セリフ集2


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ビンケットの館・前庭 ビンケットの館 ビンケットの館・客間 客室・夢イベント  ビンケットの館・深夜 ビンケットの館・右客間(イザベラの日記) 炎の精霊イベント ビンケットの館・棺桶部屋(ホワイトウルフ)  ビンケット館・祭壇の部屋(リィ伯爵) リィ伯爵の真意(グランスの霊) ビンケット館の森(真の再会) パックンの巣  沼の洞窟(フレイル入手) ヒドラ 水の精霊回復 ビンケット館(イザベラと月の鏡)  ウェンデルへの道 ウェンデル南部 ウェンデル北部(レスター) 強化屋(ワッツとくさりがま)  大聖堂 シャドウナイトの脅迫 飛空艇へ 飛空艇の一室  マリーの話 飛空艇不時着
女の子編(ヒロイン=シュジンコウ ヒーロー=しゅじんこう)
【ビンケットの館・前庭】

昼間 扉が締まっている


入るとイベント

シュジンコウ少し先まで歩いていく

一歩先まで歩いてきて周りを見回す
しゅじんこう
「嫌な感じだな……」

シュジンコウ
「あら?

 怖いの?」

振り返り
しゅじんこう
「この俺が怖がってるって?
 冗談だろ?」

右の方へ少し踏み出す
シュジンコウ
「ねえ、あの木のところ……
 何かいたわ!」

しゅじんこう
「そっちこそ、
 怖がってるんじゃないか?」

木の所でコウモリが来る

シュジンコウ
「コウモリ……?」

コウモリが青い亡霊になる

亡霊
「似ている……」

首を降るシュジンコウ

亡霊
「彼女に似ている……」
近づいてくる

シュジンコウ
「きゃあ!」
走って逃げるシュジンコウ

亡霊
「この娘だ……
 伯爵、彼女を頼む……!」
コウモリに戻って上へ飛び去る

シュジンコウ
「み、み、み……」

上向いてたのが振り返る
しゅじんこう
「え? どうした?」

シュジンコウ
「見ちゃった!
 幽霊、見ちゃった!!」

首を振る
しゅじんこう
「そんな、バカな!」

首を振る
シュジンコウ
「確かに見たのよ!
 悲しそうな男の幽霊!」

しゅじんこう
「木の枝か何かの
 見間違いだろ?

 意外に怖がりなんだな」

自由行動


【ビンケットの館】

◆石版
ビンケットの館

階段途中でイベント
雷光ひらめく雲と館を見上げ、 玄関ホールへ自動的に移動
フロックコートの男が一礼する

黒の執事
「ようこそ、ビンケットの館へ」

主人公たち一歩進む
しゅじんこう
「夜分に申しわけないが
 ここの主に会わせて

 いただきたいのですが」

黒の執事
「ご用件ならば、
 このわたくしめが。

 何かご用ですか?」

しゅじんこう
「実は、ウェンデルに……」

シュジンコウ一歩進み出る
シュジンコウ
「大切な用件ですので、
 直接お話したいのです」

黒の執事
「あいにく主人は眠っております。

 わたくしでできることでしたら、
 お力になりますが?」

首を降り
シュジンコウ
「それでしたら、けっこうです。

 ご主人がお目覚めになるころ、
 おじゃまさせていただきます」

黒の執事
「あいにくここは夜しか
 門を開けておりませぬ。

 主人が目覚めるまで、
 ここでお休みになるのが
 よろしいかと存じます」

シュジンコウ
「でも、ここはなんだか……
 ちょっと……」

ターバンの女性が来る
宿泊客
「客人か?
 珍しいな……」

一礼して
黒の執事
「おかえりなさいませ、
 イザベラ様。

 お部屋はいかがでしょうか?
 なにか必要なものなど、
 ございませんでしょうか?」

大階段へ向かい
イザベラ
「なにもかも申し分ない。
 我が家のようにくつろいでいる」

一礼し
黒の執事
「もったいないお言葉です」

イザベラ
「キミたちも泊まっていくのか?
 伯爵に、そそうのないようにな」
行ってしまう

黒の執事
「どうされます?」

一歩進み
しゅじんこう
「はい、よろこんで
 休ませていただきます」
シュジンコウ、しゅじんこうを見る

黒の執事
「では、お部屋を準備して
 まいります」
一礼して大階段を上がって行く

シュジンコウ
「どうして、
 泊まるなんて言うのよ!」

しゅじんこう
「どうして、
 あんな言い方するんだよ!」

シュジンコウ
「怪しいって言ったでしょう!
 幽霊がいたのよ!」

しゅじんこう
「そんなの見間違えだよ!

 あんな失礼な言い方して、
 変に思われたらどうする気だ?」

シュジンコウ
「はっきり言うわ。
 私、あなたをまだ信用してないの。

 私を罠にはめる気なら
 命を落とす覚悟が必要よ!」

しゅじんこう
「罠???

 キミを罠にはめて
 俺になんの得があるんだよ!

 今は洞窟の封印を
 解いてもらうことが先決だろ!」

首を振る
シュジンコウ
「……寝てる間に
 変なことしないでよっ!」

首を振る
しゅじんこう
「誰がするかよっ!」

シュジンコウ
「ふんっ!」

背を向け合う

階段を下りてくる
黒の執事
「準備ができました。

 どうぞ、2階左側のお部屋を
 お使いください」

暗転


【ビンケットの館・左の客間】

自由行動

◆宝箱 天使の聖杯

廊下に 金の女神像あり

一階 正面扉

カギがかかっている!

左扉と右扉

カギがかかっている!

二階右の部屋
入るとイベント(ベッドで寝る為のフラグ)

イザベラ
「おや?
 キミたち先ほどの……」

一歩出る
シュジンコウ
「あの、あなたも、
 ここに宿泊していらっしゃるの?」

一歩出る
イザベラ
「私のことは、
 イザベラと呼んでくれ。

 いかにも私はこの館に
 滞在しているが……

 何か奇妙なことでも起きたかな?

首を振る
シュジンコウ
「外で幽霊を見たんです。
 ここ危険な場所だと思うんです」

うなづく
イザベラ
「ふふふ……
 あ、すまんな。

 キミが見たのは、おそらく
 彼の使い魔だろう」

シュジンコウ
「使い魔?」

イザベラ
「ここの主は吸血鬼だからね。
 コウモリの使い魔がいるのさ」

シュジンコウ
「もしかして、ここの館の主を
 ご存知なんですか?」

イザベラ
「まあな……
 彼のことはよく知ってるよ……

 誰よりもね……」

うなずき
シュジンコウ
「恋人……
 なんですか……?」

首を振りうなずき
イザベラ
「恋人?

 ふふふ、それもいいかもな。

 それより、もしかすると
 キミたちは、ウェンデルに続く
 洞窟の封印を解いてもらいに

 ここへ来たのではないかな?」

シュジンコウ
「あ、はい、そうです」

イザベラ
「やはりそうか。

 よし、洞窟の封印を
 解いてくれるように
 恋人の私から頼んであげよう」

しゅじんこう
「本当ですか!?

 ありがとうございます!」

イザベラ
「素直だね。
 いいことを教えてあげるよ。

 沼の洞窟に水の精霊が
 つかまってるって話だ。

 精霊に興味があるなら
 行ってみるといい」

うなづく
シュジンコウ
「いろいろとすみません」

イザベラ
「沼の洞窟は
 この館から東にある。

 特に危険はないと思うが
 気をつけて行くんだよ」

イザベラ ☆以降
「沼の洞窟は
 この館から東にある。

 特に危険はないと思うが
 気をつけて行くんだよ」


【客室・夢イベント】
部屋に戻るとイベント

きょろきょろ
しゅじんこう
「ふぅ……

 ベッドで寝るなんて
 何年ぶりだろう…」
左のベッドで横になる

シュジンコウ
「ちょっと!
 部屋に入ったとたん寝ないでよ!

 ここの主は吸血鬼だって
 イザベラさん言ってたでしょ!」

しゅじんこう
「ああ……?
 うん……

 そうだな……」

シュジンコウ
「そうだなって……もう!」

ベッドへ
シュジンコウ
「ふう……

 でも本当に今日は疲れたわ…
 私もちょっと休んでおこう…」

しゅじんこう
「…………」

シュジンコウ
「もう寝ちゃったの?
 緊張感ないんだから!」
首を振って横に

シュジンコウ
(この館……
 あの大臣の家に似てる……

 また今夜も
 夢を見そうだな……)

揺れて暗転

逃げる子供たち、一人がつまづく
しゅじんこう
「僕にかまわず、逃げて!」

首を降る
シュジンコウ
「いやよ!
 おいてはいけないわ!」

しゅじんこう
「足をくじいたみたいなんだ……
 先に逃げてっ!」

一歩近づき
シュジンコウ
「でも!」

しゅじんこう
「母さんに言われたんだ。
 キミを守れって。

 だから、逃げて!
 僕は、父さんと母さんと、
 あとから逃げるから!」

うなづく
シュジンコウ
「わかった!
 後で、あおうね!」

しゅじんこう
「うん」

シュジンコウ
「ぜったいよ!」

振り向きながら走り去るシュジンコウ
しゅじんこうは三人の兵士に取り囲まれ、倒れる

暗転

シュジンコウ
「あの子が、あの子が……
 つかまっちゃう!」

ボガード
「かわいそうだが、
 どうすることもできん」

シュジンコウ
「ウィリーも、カシム様も、
 お母さんも殺されたのよ!

 あの子も殺されちゃう!」

ボガード
「口惜しいが、
 今はおまえを救い出すことが

 精いっぱいだ。

 わかれっ!シュジンコウ!」

シュジンコウ
「でも、でも!」

ボガード
「おまえにできることを
 ひとつだけ教えよう。

 祈れ。

 マナの女神が彼を助けてくれる」

揺れて元の客室へ

シュジンコウ
「!!」

シュジンコウ
「また、この夢……」

シュジンコウ
「祈ったわよ……
 ずっと、ずっと……

 今もずっと、祈り続けてる……」

シュジンコウ
「だけど胸の中の悲しみは
 消えない……」

ベッドからおり首を振る
シュジンコウ
「もう、ねむれそうにないな……」

しゅじんこう
「母さん……、父さん……

この子は必ず守るよ……」

ハッとしゅじんこうを見る
シュジンコウ
(え!?

 この子は必ず守る??

 …もしかして…

 もしかして……)

うつむく
シュジンコウ
(やっぱりあのときの
 しゅじんこうだったんだ!!

 生きてたのね!

 ……よかった…本当に…)

うなづく
シュジンコウ
(でも…わたしのせいで
 しゅじんこうの

 お父様、お母様は……

 ごめんね、ごめんね!

 私があなたの家に行ったから…

 本当に…ごめんね…)

数歩出る
シュジンコウ
「ん!?

 …なにかしら?」


【深夜のビンケットの館】
ここから自由行動

しゅじんこうは無反応

出るとイベント
一階左の扉の前に

白の執事
「アイツにしては上出来だ。

 あの女、なかなか
 良さそうではないか!

 伯爵様も
 気に入ってくださろう」

シュジンコウ
(さっきと服の色が違う……
 それに様子も変だわ)

一階右の扉まで歩いてゆき
白の執事
「とにもかくにも……
 花嫁探しはこれで終わりだ。

 これで懐かしき魔界へ帰れる」

一階右側の扉へ入る

シュジンコウ 「花嫁???

 イザベラさんのこと???

 魔界?

 魔界って、それじゃ
 ここの人たちは
 本当に魔族なの?」

自由行動


【ピンケット館・右の客室】 二階右の部屋
入るとイベント
周りを見回し

シュジンコウ
「まさか、イザベラさんも
 魔族なの?

 ???????

 テーブルの上にノートが
 ある……」

テーブルを調べると ☆以降も同じ

イザベラの日記
『ザン・ビエの月、サラマンダーの日。

 ヤツめ、ひさしぶりに
 顔を見せたと思ったら、とつぜん
 人界に下るなどと言いだす。

 まったく。
 由緒正しき魔貴族が、
 何を考えているのか?

 人の世は、ヴァンドール帝国が
 ジェマの三騎士によって滅ぼされ、
 平和になったと聞く』

シュジンコウ
「イザベラさんの日記かしら?

 でも、ジェマの三騎士が
 活躍してたころって……」

首を振る
シュジンコウ
「おかしい!おかしいわ!

 帝国が倒れたのは
 20年以上も前のことよ…

 イザベラさんて……」

シュジンコウ
「イザベラさんも執事も
 あの幽霊も……

 いったいここで
 何をしているんだろう…

 この館の主に会えば
 きっとすべてがわかるわ」

自由行動

一階右の扉のみ開く

モンスター
22 バットム  EX2 4ルク
宝 ほしくずのハーブ 血の入った小袋 トップル木綿 鳥肉 ひらたい種
28 グリーンスライム EX3 9ルク
宝 ほしくずのハーブ メノス銅 変な肉 大きな種
47 ポロン  EX3 7ルク
宝 まんまるドロップ かしの木 かたい肉 大きな種
51 スカルビースト EX3 9ルク
宝 土のコイン 魔法のクルミ くさった肉 ちいさな種
52 ゾンビ EX4 7ルク (魔法のみ)
宝 まんまるドロップ 獣の骨 くさった肉 ちいさな種

◆宝箱 光のコイン

左奥の部屋
トリビー(火の魔法のみ)を倒さないと開かない扉

地下一階
右の部屋 銀の女神像あり

◆宝箱 魔法のクルミ


【炎の精霊イベント】 左の部屋
暖炉のメタルボールを矢で破壊

炎の精霊が出てくる

シュジンコウ
「精霊が
 閉じ込められていたの?!」

サラマンダー
「俺はサラマンダー!
 火の精霊だ!

 ここにあったメタルボールを
 どけてくれたのはあんたか?

 ありがとうよ!
 これで自由だぜ──ッ!

 ん?
 何やらワケありみたいだな…

 あんたは
 自由にしてくれた恩人だ!
 いくらでも手を貸すぜ──ッ!

 うおおおぉぉッ!
 もえてきたぜーッ!!」

シュジンコウ
「ありがとう!
 サラマンダー!!」

『火の精霊・サラマンダー』を手に入れた!

左奥の部屋
トリビー EX2 1ルク

トリビー倒した先の扉へ
真ん中の扉から地下1階へ


【棺の部屋】
右の部屋(棺の部屋)に入るとイベント

並んだ棺に近づき
シュジンコウ
「きゃあ!…これはっ?」

開けて中の女性を見る
シュジンコウ
「…死んでないみたいだけど
 …眠っているの?」

もう一つ開け、首を振る
シュジンコウ
「この人たち……

 マナの一族の女性だわ!」

シュジンコウ
「きゃ!
 な、なに!」

左上の扉から
白の執事
「シュジンコウ様……

 ここは、リィ伯爵のお眼鏡に
 かなわぬものたちの眠るとこ」

シュジンコウ
「なんのことよ?」

歩いてくる
白の執事
「あなたは最後の花嫁候補。

 まだここへ来るには
 早すぎますよ!」

シュジンコウ
「冗談じゃないわ!
 マナの一族になにをしたの?」

一歩進む
白の執事
「なぜ、このものたちが
 マナの一族だとわかった?」

コウモリが飛んできて亡霊になる
亡霊
「この娘を……
 伯爵のもとへ……」
 飛んで行く

白の執事
「な、な、な、なにもの!?
 えーい、面倒だ!

 私は私の仕事をするだけ!
 手短にやらせてもらいますよっ!」

シュジンコウ
「やっぱり魔物だったのね!」

変身

戦闘イベント
 ホワイトウルフ EX5 15ルク

白の執事
「くっ!
 油断した!」

白の執事
「ううっ……
 なんという腕だ……」

シュジンコウ
「今の幽霊……

 さっき森で見た人と
 同じ人だった」

シュジンコウ
「私を伯爵に
 会わせたがってた

 みたいだけど……なぜ?」

シュジンコウ
「でもさっきの幽霊、
 怖いっていうよりも

 優しい感じがした……」

シュジンコウ
「とにかく、
 早くこの館の主、

 伯爵に会ってみよう」

階段で1階へ

左の扉
食堂(館の左翼への扉は開かない)

右上の階段

金の女神像あり


【ビンケット館・祭壇の部屋】 部屋に入るとイベント

一歩進み
イザベラ
「リィよ。

 今度の花嫁候補はどうだい?

 お眼鏡にはかなったのかな?」

首をふる
リィ伯爵
「執事たちの話を真に受けるな。
 花嫁をさがしてるわけではない。

 そら、お嬢さんもけげんな
 顔をしているぞ」

シュジンコウをチラリと見るイザベラ

シュジンコウ
「イザベラさん?!

…あなたが館の主
リィ伯爵ですね」

一歩下へ
リィ伯爵
「いかにも 私がリィだ。

 ふふ……

 その様子だと、
 執事をのしてきたな?」

シュジンコウ
「執事さんのことは
 ごめんなさい……。

 しょうがなかったの。

 それよりも、聞きたいの!

 あなたたちは、何者なの?」

うなづく
リィ伯爵
「私は魔界から来た魔族だ。

 ずいぶん長いこと魔界へは
 帰っていないがな。

 そしてこちらは……
 我が友イザベラ」

イザベラ
「あらためて、よろしく」

リィ伯爵
「イザベラとのつきあいは
 もう、何年になるだろう。

 人の知る年月では
 計り知れないほどだな……」

背を向ける
リィ伯爵
「あとは、客人と私の話だ。
 席をはずしてくれ、イザベラ」

首を振り
イザベラ
「またはぐらかすつもりか、リィ。

 今日こそは、おまえの本心を
 聞かせてもらうぞ」

イザベラのところへ来て
リィ伯爵
「キミとはいくらでも時間がある。
 後にしてくれないか?

 もしそれが聞けぬようなら
 魔界のプリンスの権限で……」

リィを見るイザベラ
イザベラ
「その魔界のプリンスが
 なぜ人間に肩入れする?」
リィ一歩下がる

イザベラ
「しかも、約束を果たす相手は
 とうに死んだんだろう?」

リィ伯爵
「まだ死んだとは限らない。

 それに、人が死んでも
 約束は死なない。

 私には責任がある……」

イザベラ
「魔界のプリンスも
 人間界では一伯爵か。

 ずいぶんと情に流されるように
 なったもんだ。

 …うっ!」
膝をつくイザベラ

一歩進み
シュジンコウ
「イザベラさん!」

イザベラ
「くっ……!
 私を眠らせるつもりか!?

おまえッ……!」

倒れ空中へ浮かび上がる

シュジンコウ
「イザベラさんに何をしたの!?」

首を振る
リィ伯爵
「これから先、
 キミに待つのは闇だらけだ」

しゅじんこうが来る

しゅじんこう
「よかった!
 間に合ったか!」

振り返る
シュジンコウ
「しゅじんこう!

 イザベラさんが…
 イザベラさんがリィ伯爵に!!」

しゅじんこう
「ああ……
 察しはついてる!

 女の人をさらってきて
 棺桶に閉じ込めてるのは
 おまえだなっ!?」

リィ伯爵
「察しはついてるだと!?
 よーく見るんだな。

 安らかに眠っていただろう?

 この屋敷にいる限り
 彼女たちの安全は私が守る。

 イザベラも……
 そして、この娘も……

 私が守る……」

リィを見ながら
シュジンコウ
「そんなの、身勝手だわ!」

首を振る
リィ伯爵
「私は友と約束した。
 マナの一族の女を守ると。

 シャドウナイトのことも
 もとはといえば、
 魔界のものが招いた混乱。

 私が解決する」

首を降る
シュジンコウ
「そんな!

 つかまってる人の気持ちは
 どうなるの!?」

リィ伯爵
「この混乱の世が果てるまで
 我が棺の中で眠り続ける。

 おまえも……
 誰の手にも渡さぬ」

一歩出る
しゅじんこう
「そんな身勝手な理屈!」

リィ伯爵
「では、力づくでも、
 我が物にしよう……」

闇が広がりボス戦に

戦闘イベント
 バンパイア EX10 45ルク

男の子 Lv8 72/72 19/19(Lvが2程上がってる?)
剣4


【リィ伯爵の真意】
しゅじんこう
「イザベラさんを解放しろ!
 ほかの女性もだ!」

コウモリがきて亡霊に

亡霊
「伯爵をせめないでくれ……

 公国の邪教徒狩りから、
 マナ一族の女性を守るよう、
 私が頼んだのだ……」

一歩出る
しゅじんこう
「!?
 グランス様!?

グランス様がどうして!?」

うなづき
グランス公の亡霊
「しゅじんこう……
 おぼえているよ……

 おまえはあのときの……」

シュジンコウ
「あのときに見た幽霊!!

 …これがあのグランス公??」

グランス公を見て
リィ伯爵
「グランス……
 どうやってここへ……!?

 おまえはまだどこかで
 生きているのか!?

 それとも亡霊……!?」

しゅじんこう
「グランス様を
 知ってるのか?」

リィ伯爵
「親友だ!

 グランスの頼みでなければ
 人の頼みなど聞かぬ」

首を振る
しゅじんこう
「グランス様……

 本当にグランス様が
 そんなことを……?」

一歩出て
シュジンコウ
「いくらマナの一族を
 守るといっても……

 こんなやり方なんて……」

グランス公の亡霊
「すまなかった……

 だが他に……
 手がなかったのだ……

 シュジンコウ……
 おまえは死んではならない……

 死んではならない
 理由がある……」
二人がグランス公を見る

グランス公の亡霊
「なんとしてでも
 生きのびるんだ……

 しゅじんこう……
 彼女を守っておやり……」

リィ伯爵
「だったらもう
 この館を出たほうがよい。

 さきほどシャドウナイトの
 手下がかぎまわっていた。

 ここももう安全ではない」

リィに一歩近づき
シュジンコウ
「イザベラさんは?」

うなづく
リィ伯爵
「大丈夫。
 すぐ目を覚ますだろう」

しゅじんこう
「グランス公!
 生きておられるのですか?

 それとも……?」

うなづき
グランス公の亡霊
「私のことは忘れなさい。
 それより、急ぐのだ。

 すぐにでも公国兵が
 来るかもしれない」

ちらっと窓を見て
リィ伯爵
「ウェンデルへ行くのなら
 沼の洞窟の奥にいる……

『水の精霊』を
 味方にしなさい。

 入口にある『火の魔封石』は、
 キミたちが持っている
『火の精霊』が壊してくれる」

うなづき
しゅじんこう
「沼の洞窟の水の精霊……

 わかりました。

 ありがとう!
 グランス様、リィ伯爵!」

シュジンコウを見る
しゅじんこう
「行こう、
 シュジンコウ!」

うなづくシュジンコウ

グランス公の亡霊
「その絆を大切にするのだよ」

うなづく
しゅじんこう
「はい!」

駆け去る二人

リィ伯爵
「あの二人は狙われている。

 一時的にでも魔界へ
 逃げ込んだほうが
 よかったのではないか?」

首を振る
グランス公の亡霊
「いや……、彼らは自ら
 道を切り開こうとしている。

 その力を信じなければ……」

リィ伯爵
「そうだったな……」

イザベラを下ろす

髪を払い
イザベラ
「なぜ泣いている?

 リィ……

 また、メデューサのことを
 思い出したか?

 おまえのその苦しみを
 私にも分けてくれ」

暗転


【ビンケット館の森】
森を走る二人

シュジンコウ
(この感じ……
 ああ……

 あのときと同じ……

 もう思い出させないで……)

ビンケットの館の門 ひとつ前のマップ

子供たちが逃げ一人がつまづき
もう一人が振り返りながら行く光景

しゅじんこう
「やっぱり
 キミはあのときの

 シュジンコウだったんだね!?

 生きてたんだ!

 よかった!
 よかったよーっ!」

シュジンコウ
「しゅじんこう……

 ごめんなさい!

 私のせいで、あなたの
 お父様とお母様を……!」

しゅじんこう
「何を言ってるんだよ!

 俺の父さんと母さんを
 殺したのは
 シャドウナイトのヤツさ!

 俺の方こそキミを守るって
 母さんと約束したのに……」

シュジンコウ
「うらんでないの?

 私さえいなければ
 誰も死なないですんだのよ!

 お父様もお母様も……」

しゅじんこう
「シャドウナイトへの
 うらみは忘れない!

 でも今はキミがこうして
 生きていてくれただけで
 辛い過去は捨てられる。

 シュジンコウ、
 もう過去に留まるのはやめよう!」

シュジンコウ
「いいの?
 許してくれるの?

 ありがとう……

 行きましょう!
 ウェンデルへ!」

その後のビンケットの館

カギがかかっている!

サボテン君日記「ビンケットの館」


【パックンの巣】

◆宝箱
 天使の聖杯 メノス銅

デスフラワー Ex3 6ルク
宝 におい花 光のコイン かしの木 ほそい肉
ぱっくんオタマ Ex3 7ルク
宝 まんまるドロップ メノス銅 トカゲの肉 水のコイン
ぱっくんトカゲ Ex4 10ルク
宝 ウンディーネの像 トカゲの肉 ひしゃげた種
21 ニードルバード EX3 9ルク
宝 魔法のクルミ 風のコイン 鳥肉 ひらたい種
28 グリーンスライム EX3 9ルク
宝 ほしくずのハーブ メノス銅 変な肉 大きな種

金の女神像


【沼の洞窟】

浮いている魔封石
火の魔法で砕けて 蓮を渡り先へ

草を刈ると点滅草

宝箱
 天使の聖杯 小さな種 天使の聖杯 かしの木 だえんの種 細長い種 ひしゃげた種

デスフラワー Ex3 6ルク
宝 におい花 光のコイン かしの木 ほそい肉
ぱっくんオタマ Ex3 7ルク
宝 まんまるドロップ メノス銅 トカゲの肉 水のコイン
ぱっくんトカゲ Ex4 10ルク
宝 ウンディーネの像 メノス銅 トカゲの肉 ひしゃげた種
32ランドリーチ Ex3 7ルク
宝 まんまるドロップ プイプイ草 さかな肉 とげとげの種
ダックソルジャー EX4 12ルク
宝 まんまるドロップ ひしゃげた種
28グリーンスライム EX3 9ルク
宝 ほしくずのハーブ メノス銅 変な肉 大きな種

斬りメダルボールの先 右下の方でイベント
(操作キャラが主人公の時のみ)
シュジンコウ
「キャーーッ!!」

下のマップへ落ちる

しゅじんこう
「大丈夫か?」

シュジンコウ
「ええ、何とか……」

しゅじんこう
「何かいる!
 気をつけろ!!」

ダックソルジャーとぱっくんトカゲを全て倒すと

『フレイル』を手に入れた!

宝箱
 まんまるドロップ 天使の聖杯

金の女神像


【ヒドラ】
カガミを取るとイベント

シュジンコウ
「なんだろう?

 この鏡……
 不思議な光を放ってる…

 持ってかえって
 イザベラさんに聞いてみよう」

『月の鏡』を手に入れた!

振動
しゅじんこう
「なっ…なんだ!?」

ホワイトアウト後
戦闘イベント ヒドラ
EX15 52ルク

画面フラッシュ 精霊出現

シュジンコウ
「水の精霊?
 かわいそうに……

 沼の毒におかされて
 弱っているわ!」

シュジンコウ
「きれいな水を与えれば

 元の力を取り戻すかも
 しれない……」

『水の精霊・ウンディーネ』を手に入れた!

シュジンコウ
「ぱっくんの巣のあたりに
 きれいな水がなかったかな?」

しゅじんこう
「そうだな。

 あの辺りの
 きれいな泉を探してみよう」

月の鏡 本当の心の姿を映す鏡

サボテン君日記「ヒドラとの戦い」

ビンケット周辺の取れなかった宝箱(フレイル使用)
毒蛇のピアス


【ぱっくんの巣】 金の女神像の場所の
水が見える位置まで来るとイベント

シュジンコウ
「ここなら水の精霊を
 回復してやれるかも!」

水際にしゃがむ
画面フラッシュ

水の精霊
「ぷはー!
 死ぬかと思ったわー。

 助けてくれてありがとなー!」

水の精霊
「ウチの名前は
 ウンディーネっていうんや。

 よっしゃ、ウチも女や。
 助けてくれたお礼に
 力かさしてもらいましょ!

 よろしゅう、たのんまっせ!!」


【ビンケットの館】

(やはり、左翼部へは行けない)

前に泊まった部屋
白と黒、どちらの執事に話しかけても
会話イベントは共通

黒の執事
「ハァ……」

白の執事
「早く魔界へ帰りたい……」

黒の執事
「そのためには、早く伯爵に
 花嫁を見つけないと……」

白の執事
「伯爵、口では花嫁など
 探していないとは言うが……」

黒の執事
「いや、探してないとしてもだ!
 さっさと身を固めた方がよい!」

白の執事
「そうそう。
 そしてさっさと人間界とは
 オサラバしたいものだ!」

黒の執事
「誰かいい娘はおらんか?」

☆以降 白の執事
「そうそう。
 そしてさっさと人間界とは
 オサラバしたいものだ!」

黒の執事
「誰かいい娘はおらんか?」

リィ伯爵

シュジンコウ
「あのときは、
 ありがとうございました」

しゅじんこう
「あれからご無事でしたか」

リィ伯爵
「大丈夫さ。

 われわれ魔族の力を
 みくびらないでほしいな」

しゅじんこう
「ところで、グランス様は……」

リィ伯爵
「わからない……

 だが、希望を
 捨てることはない」

しゅじんこう
「はい!」

リィ伯爵
「希望を捨ててはいけないよ」

リィ伯爵 ☆以降
「希望を捨ててはいけないよ」

イザベラの部屋

イザベラ
「おお、キミたち。
 無事だったか」

しゅじんこう
「イザベラさん、
 これ、わかりますか?」

イザベラ
「それは!?
 月の鏡ではないかっ!」

イザベラ
「月の鏡…
 人の心をのぞき見ることが

 できる魔鏡。

 もともとは魔界の
 ある姫君の
 花嫁道具だったと聞く」

しゅじんこう
「人の心を見る鏡?」

イザベラ
「キミたち!
 その鏡、ぜひ私に

 ゆずってくれないか!?」

しゅじんこう
「イザベラさんに?」

シュジンコウ
「いいですよ」

イザベラ
「……フッ…
 私もバカなことを

 考えたものだ」

シュジンコウ
「……?」

イザベラ
「すまない……
 取り乱してしまって。

 そんな物に頼ろうなどとは…
 私も人間を
 卑下する資格はないな」

しゅじんこう
「イザベラさん…」

イザベラ
「月の鏡は
 キミたちが持っていたまえ。

 いずれ役に立つ時が
 来るかもしれん」

イザベラ ☆以降
「月の鏡は
 キミたちが持っていたまえ。

 いずれ役に立つ時が
 来るかもしれん」


【ウェンデルへの道】

水の魔法で道を開く

宝箱
 獣の骨 カエルグミ メノス銅

ランドリーチ Ex3 7ルク
宝 まんまるドロップ プイプイ草 さかな肉 とげとげの種
ガルフィッシュ Ex4 10ルク
宝 まんまるドロップ 魚のウロコ さかな肉 とげとげの種


ウェンデル海岸(潮の満ち干きがある)
宝箱
 かしの木

34ガルフィッシュ Ex4 10ルク
宝 まんまるドロップ 魚のウロコ さかな肉 とげとげの種
45ダックソルジャー EX4 12ルク
宝 まんまるドロップ 光のコイン かたい肉 ひしゃげた種
33デスクラブ EX4 9ルク
宝 星屑のハープ 水のコイン きんぴかの剣 さかな肉 とげとげの種
21ニードルバード(昼) EX3 9ルク
宝 魔法のクルミ 風のコイン 鳥肉 ひらたい種
32ランドリーチ(夜) Ex3 7ルク
宝 まんまるドロップ プイプイ草 さかな肉 とげとげの種

大砲屋あり


【ウェンデル】

到着するとイベント

シュジンコウ
「ここがウェンデルね!」

しゅじんこう
「無事につけてよかったな!」

シュジンコウ
「ええ!

 …しゅじんこうは、
 シーバ様に会うのね?」

しゅじんこう
「ああ!

 シュジンコウは、
 おじさんと会うんだよな?」

鳥が飛ぶ

シュジンコウ
「うん!

 行きましょう!」

しゅじんこう
「おう」

自由行動

金の女神像あり

ウェンデル(夜)

看板
北 大聖堂
西 マイコニドの森
南 ウェンデル海岸

← マイコニドに注意!

マイコニドの森へ向かおうとすると
しゅじんこう
「大聖堂に
 行かなくていいのか?」

ウェンデルの男性
「ヴァンドールの暗黒時代は
 マナの力が招いたんだよ。

 あんな力に頼ってちゃダメさ」

ウェンデルの男性 ☆その後
「シャドウナイト様、最近
 素顔を見せないね」

ウェンデルの女性
「最近はモンスターも多いし

 強い心と体!

 これ大切よね!」

ウェンデルの女性 ☆その後
「シャドウナイト様って
 なんだかステキだわ!

 新しい時代の人って感じ!」

ウェンデルのおじいさん
「闇の帝王ヴァンドールが
 この国を支配していたころ……

 シーバ様は子供たちを集めて
 マナの教えをといたんじゃ。

 そのゆかりの地がここじゃ。

 昔は小さな教会しか
 なかったらしいが……

 すっかり立派になった」

ウェンデルのおじいさん ☆その後
「最近は、邪教徒狩りなど
 ぶっそうな話が多いが

 シーバ様が、いらっしゃるかぎり
 この町は安心じゃ」

あやしい男(夜のみ)
「こんな夜中に
 なぜにウロウロしてるのかね?

 私?
 私か?

 私はただウロウロするのが
 好きなだけじゃないかね。

 好きじゃいかんのかね?」

旅の男性(夜のみ)
「モンスターバウトを
 見にいくずらよ〜

 グランス城の闘技場で
 やってるヤツずら〜

 もうコーフンして眠れないずら〜」

ウェンデルの町 道具屋

 アイテム
まんまるドロップ 10ルク
ぱっくんチョコ 40ルク
魔法のクルミ 45ルク
プイプイ草 15ルク
星くずのハーブ 20ルク
天使の聖杯 50ルク

 アクセサリー
アクセサリーとして装備する物
ビーだまリング 100ルク(Pow0 Def5 Int0 Mnd0 Act0)
ジュエルリング 100ルク(Pow0 Def0 Int5 Mnd0 Act0)
うつせみのピアス 100ルク(Pow0 Def0 Int0 Mnd0 Act5)
水晶のゆびわ 100ルク(Pow0 Def0 Int0 Mnd5 Act0)
毒蛇のピアス 100ルク(Pow5 Def0 Int0 Mnd0 Act0)

ウェンデルのおばさん
「お部屋にサボテンなんかあったら
 ステキだと思うの。

 ねぇ、
 サボテンってステキよね?」

シュジンコウ
 はい
 いいえ

●はい
ウェンデルのおばさん
「うふん。
 あなたもステキよん」

●いいえ
ウェンデルのおばさん
「あらあら。
 信じられないわ」

ドミに話しかけると 18『道具屋のチラシ』イベント

デンドンに話しかけると 30『黒い罪』イベント

ウェンデルの町・民家
宝箱
 だえんの種

サーシャ
「アタシのダンナは
 ちーともはたらかないのよ。

 一緒になったの
 失敗だったわ」

サーシャ  26『お父さんはどこに?』イベント

ウェンデルの男の子
「かーちゃん、はらへったー」

はたらかないおじさん
「人間、誰しも
 楽をしたいとねがう。

 いいことじゃないか。

 楽したいから、いろんな道具を
 考え出したわけだよ。

 私だって、楽したい。

 ツラい仕事なんか
 まっぴらゴメンだ。

 楽してお金が欲しい…
 それが人間なんだよ。

 そう思うだろ?」

シュジンコウ
 はい
 いいえ

●いいえ
はたらかないおじさん
「いいえって、あーた。

 何でもかんでも否定すれば
 いいとでも思ってるのか?」

●はい
はたらかないおじさん
「はいって、あーた。

 もう少し自分の頭で
 考えて返事をしたまえよ」


  【北ブロック】

北エリアに入るとイベント
噴水前で吟遊詩人が歌い、人々が聞いている

「魔声をひびかせ彼は歌う。

 魔の国よ、とびらを開き、
 この世に友情を!

 魔声をひびかせ彼は歌う。

 人々よ、心のとびらを開き、
 この世に愛を!

 彼こそ、グランス。

 魔の歌声を持ちし、
 平和の使者。

 剣を持たぬ、
 ジェマの騎士よ」

演奏が終わる
ウェンデルの男性
「いい歌だったよ!」
大人三人が立ち去る

ウェンデルの男の子
「また歌ってよ」
子供二人と母親が立ち去る

しゅじんこう
「グランス様の歌だ!」

銀髪の男
「すばらしい歌声だ!
 ぜひキミの名を知りたい!」

吟遊詩人
「ありがとうございます。
 僕の名はレスター。

 これからグランス城に
 向かうところです」

銀髪の男
「グランス城か……

 場合によっては
 命にかかわるが……

 それでも行くのか?」

銀髪の男の前へ行き
しゅじんこう
「命にかかわる!?」

銀髪の男
「吟遊詩人は特別な存在だ。

 実力があるものは
 城に招かれることもある。

 それだけに、腹に一物
 持ってるヤツも多い」

シュジンコウ
「特別な存在か……」

しゅじんこう
「……この人
 誰かに似てるな……」

レスター
「お城にまねかれるなんて……
 僕はまだ……

 ただ、歌を歌えれば
 それだけでいいんです……」

銀髪の男
「ああ。
 お前の歌には心がある。

 だが、シャドウナイトは
 グランスを批判している。

 グランスをたたえる歌は、
 あまり望ましくないな」

立ち去る 暗転
自由行動

シュジンコウ
「さっきの歌すてきだったわ。

 あたたかくてやさしくて。

 私もあんなふうに歌えれば……」

レスター
「ありがとう。
 きみも歌を歌うの?」

シュジンコウ
「ううん……
 小さい頃、お母さんが

 マナの物語とか
 よく歌ってくれたの」

レスター
「一度、聞いてみたいな」

シュジンコウ
「私ももう一度……
 お母さんの歌を……」

レスター
「??????
 どうしたの!?

 も、もしかして……!?」

シュジンコウ
「ううん。
 気にしないで。

 未来に目を向けるって
 決めたの……。

 だいじょうぶ」

シュジンコウ
「グランス城へ向かうの?
 気をつけてね」

レスター
「うん。

 辛いこと、いろいろあるけど

 いつかきっと、
 遠い過去のことに
 なるから……」

レスター ☆その後
「またいつか、
 どこかの町で会おうね」

ウェンデルの男の子
「ボク、大きくなったら
 シーバ様の弟子になって

 大賢者になるんだ!」

ウェンデルの男性
「シーバ様は、大賢者と
 呼ばれるだけあって

 どんなお話でも
 とてもためになるんだ」

ウェンデルの女の子
「ずっと前だけど

 お父さんと『ガイアの洞窟』に
 行ったことがあるの。

 おっきな岩が、くしゃみしたの!

 ホントだよ!」

ウェンデルの女性
「トップル村に行く洞窟が
 封印されてるって本当?

 トップル村のお母さんの
 ところに行けないじゃない!」

ウェンデルの男性
「宿屋に泊まってる
 銀髪の男……

 あいつどこかで見たことが
 あるんだけどなぁ……」


【強化所】

入るとイベント(大聖堂イベントのフラグ1)
走ってきて一跳ねする

ワッツ
「お!姉ちゃんも旅してるのか?」

うなずくシュジンコウ

ワッツ
「ワシの名前はワッツってんだ!
 この近くで鍛冶屋をやってる」

ワッツ
「今からわけあって
 ちょっくら旅に出るんだ」

ワッツ
「コレも何かの縁だ。

 その用事が終わったら
 武器を鍛えてやるぜ」

ワッツ
「んじゃな!
 あばよー!!」

一度去って戻ってくる

ワッツ
「ちょっと待った!

 ネエちゃんには特別に
 この『くさりがま』をやろう!」

ワッツ
「試作品なんだが

 使ってくれるヤツが
 いなくて困ってたんだ!」

ワッツ
「そこのカレシには
 内緒だぞい!」

シュジンコウ
「彼氏なんかじゃありません!
 彼はただの旅仲間で……」

ワッツ
「がっはっは!
 照れるなって!

 カレシに怒られちまうから
 ジャマモノは帰るぞ!」

ワッツ
「がっはっは!」

『くさりがま』を手に入れた!

銅のくさりがま
P2 D0 H0 Ele0 LMT10

(サボテンハウスに戻ると……ワッツいるー!?)

ナバリ
「装備品を強化すると
 素材のチカラを、

 もっと引き出すぞい。

 とくに属性を強化すると
 すごいんじゃ!」

ナバリ  26『お父さんはどこに?』イベント

ドワーフ
「いらっしゃ〜い!」

手持ちの武器と防具の強化
要 お金と野菜と果物

「まいどあり〜!」

強化屋の少年
「装備品の強化に来たのか?

 ドワーフは見た目はキタナイけど
 鍛冶のウデはいいんだよね。

 フルーツを使って、
 装備品を強化するなんて
 ドワーフにしかできないよ」

ドッヘル
「ん?
 そういえば、

 シタッパのドッファ、
 今日は見てねぇが、
 どうした?」

ドンガ
「いや、オレに
 言われても……」

ウェンデルの町の宿屋

宿屋のおばさん
「旅の人かい?

 この町から北西にある
 『ガイアの洞窟』は
 一生に一度は見ときなさいよ!

 そりゃもう、本当にすごいから」

旅の青年
「有名な大賢者シーバ様に
 会いにきたんだ。

 シーバ様はもう何百年も
 生きてるって話だよ」

アマリー  21『銀のナイフ』イベント

ベガ  19『金ぴかの騎士』イベント

左の部屋

先に 鳥かごに話しかけると

シュジンコウ
「きれいな声だけど、
 とても悲しそう……

 おまえたち、外に出たいのね」

デビアス
「わかるのか?」

シュジンコウ
「生きているものには心があるわ。

 この鳥、無理やりどこかから
 連れてきたのではなくって?」

デビアス
「かわった娘だ。

 もしよければ、ときどき鳥に
 話しかけてやってくれないか?

 こいつらは、
 私には、なつかぬのだ」

シュジンコウ
「ええ、いいわ」

銀髪の男に話しかけると
デビアス(大聖堂イベントのフラグ2)
「私に何か用かな?」

シュジンコウ
「さっきの吟遊詩人に

 グランス城へ行くのは
 命がけだって言ってたけど、
 どういう意味?」

デビアス
「グランスが、その歌声で
 ヴァンドールを追いつめたように

 立ち上がろうとしている
 詩人がたくさんいる」

シュジンコウ
「立ち上がる?」

デビアス
「詩人が歌うのは
 愛の詩ばかりじゃない。

 人をかりたてる
 革命の歌も歌う」

シュジンコウ
「グランス公が剣を取らず
 歌で平和をもたらしたって

 そういう意味だったの……?」

デビアス
「ああ、そうだ。

 こんな時代だ。

 グランスをたたえるものは
 不穏なものとみなされる」

シュジンコウ
「そんなぁ……

 あなたはレスターも
 不穏な人だって思うの?」

デビアス
「さて、それはわからんが
 とにかく、詩は芸術だ。

 変な疑いをかけられて
 無駄に死んでほしくない」

デビアス ☆その後(鳥カゴに話しかけてないとき)
「詩人には、革命の歌ではなく
 愛の詩を歌ってほしい」

デビアス ☆その後(先に鳥かごと話していたとき)
「鳥と話していってくれ」

部屋を出るといなくなる

右の部屋

いじけたドワーフ
「ドワーフやめてやる……
 ドワーフなんか……
 やめてやる……!」

きたない旅人
「う……うぅ……」


ウェンデルの男性
「敵と戦っていると
 どんどんスキルが上がるよ。

 スキルが上がると
 どんどん攻撃力が上がるよ。

 武器も魔法も同じさ〜」

ウェンデルの男の子
「武器で攻撃してるとさ
 体がピカピカ光るんだよね!

 そんな時こそチャーンス!

 Aボタンを押しっぱなしに
 していると、あーら不思議!

 体がピカーって。
 ピカー!!

 で、ボタンをパッとはなすと
 ドカーンって。

 ドカーン!!」

ウェンデルの男の子
「ビンケットの館?
 オバケ屋敷〜!!

 ひょいーーーー!!」

ウェンデルの男の子 ☆その後
「オバケ〜
 ほひひひひひひ」

ウェンデルのおばさん
「ねぇ、ねぇ、知ってる?

 あの、伝説の剣士ジェマも
 シーバ様からマナの教えを
 学んだっていうのよ。

 つまり、シーバ様って人は、
 伝説の更に上をいくような
 人なのよね」

ウェンデルのおばさん ☆その後
「北に行くと大聖堂ですよ」

北地区

ウェンデルのおばさん
「シャドウナイト様は、
 若い人たちに人気があるけど

 あたしは、なんだか不安だよ…
 っと、こんなこと言っちゃ。
 いけないね」

ウィラポン
「いててててて
 ううっ すまない……

 肩をかしてくれ……」

ウィラポン
「ちょっと町の外に出ただけで
 モンスターにおそわれて……

 いてててててて……

 それにしても
 なんだか 町の外のモンスター
 妙に強いと思わないか?」

シュジンコウ
 はい
 いいえ

●はい
ウィラポン
「やっぱりそうだよな?
 そう思うよな?

こりゃ、もう、あれだよ。

 武器の強化とか
 するしかないよ。

 武器の強化ってのは、
 強化屋に頼むといいらしい。

 それから、自前の
 武器製作小屋があれば、
 自分でもできるらしい」

「オレは、武器製作小屋とか
 持ってないから
 強化屋に頼むことにするよ。

 キミも、武器を
 強化してもらうと
 いいと思うよ」
立ち去る

●いいえ
ウィラポン
「そんなことないって。

 アイツら かなり
 強くなってるって。

 こりゃ、もう、あれだよ。

 武器の強化とか
 するしかないよ。

 武器の強化ってのは、
 強化屋に頼むといいらしい。

 それから、自前の
 武器製作小屋があれば、
 自分でもできるらしい」
立ち去る

宿

ウンベルト  23 『グランス兵からの指令』イベント

夕方

ウェンデルのおじいさん(夕方のみ)
「チラシが欲しいの〜……」


【大聖堂】
まっすぐ向かうと

しゅじんこう
「カギがかかってるな…」

シュジンコウ
「せっかくウェンデルに
 来たんだから

 もっといろいろ
 見てまわりましょうよ!」

しゅじんこう
「そうだな」
(数歩戻る)


宿のデビアスに話かけ
強化屋でワッツからくさりがまを貰った後
大聖堂の前の扉に近づくとイベント

尖塔を見上げた後、中へ自動的に移動

シュジンコウ
「おじさん!」

ボガード
「シュジンコウ!
 無事だったか!」

異形の老人
「カッカッカッ!
 だから言ったじゃろう?

 女神に守られたものが
 そう簡単に命を落とすか!」

ボガード
「…ん?その少年は?

 …もしかして例の!?」

しゅじんこうを見て
シュジンコウ
「そうなの!

 生きてたの!
 また会えたのよっ!」

一歩進み
しゅじんこう
「俺は……
 グランス公国執務大臣

 エルマンの息子
 しゅじんこう……

 おひさしぶりです」

ボガード
「ありがたい。
 わしを覚えていてくれたか」

異形の老人
「エルマン大臣の息子じゃと?」

しゅじんこう
「忘れないよ。

 あの日は、人生で最高の
 日になるはずだったんだ」

ボガード
「すまなかった。

 わしが、あの日を
 人生で最悪の日にして
 しまったこと……

 心からわびる」

うつむくしゅじんこうの横へ
シュジンコウが来る

首を振る
しゅじんこう
「あなたのせいじゃない。
 そのくらいわかってる。

 すべてシャドウナイトのせいさ」

シュジンコウ
「あらためて紹介するわ。

 こっちの剣士はボガード。

 ヴァンドール帝国を倒した
 ジェマの三騎士の一人よ」

しゅじんこう
「ジェマの三騎士!?

 ちょ、ちょっと待ってくれ!

 なんで、ジェマの三騎士の
 一人が、うちに来て……

 それじゃあ、シーバ様って……」

少し考え込んで
しゅじんこう
「ジェマ様にマナの教えを説いて
 剣の道へ導いたっていう……」

異形の老人
「いかにも、ワシがシーバじゃ。

 ジェマの三騎士伝説……

 今はあまり語られなくなって
 きたからのぉ。

 そんな目で見られるのも
 ひさしぶりじゃわい」

しゅじんこう
「そんなすごい方に
 お会いできるなんて…

 光栄です!

 実は、今日はシーバ様に
 聖剣のことを
 教えてもらうために

 ここに来たんです!」

シーバ
「ほほう、聖剣とな…

 はたして、
 何ゆえに聖剣を求める?」

しゅじんこう
「はいっ!
 シャドウナイトを倒すためです!」

シーバ
「………
 聖剣はジェマの物語の要。

 あれがあれば英雄に
 なれるとでも思ったか?」

しゅじんこう
「英雄って!
 俺はそんなふうには……!」

シーバに迫り
シュジンコウ
「しゅじんこうは
 そんな単純な理由で

 聖剣を探してるんじゃないわ」

ボガード
「はっはっはっは!
 しゅじんこうよ、

 ジジィの言う通りだ!

 現実はグランスの歌のようには
 いかんもんだぞ!」

シュジンコウ
「笑わないで!
 しゅじんこうは真剣なのよ!

 お父さんも、お母さんも
 シャドウナイトに殺されてるのよ!

 それなのに、
 なんで笑ったりするの?」

しゅじんこう
「ちくしょう!」
去ろうとする

シュジンコウ
「まって!
 どこへ行くの?」

しゅじんこう
「関係ないだろ!」

シュジンコウ
「でも!」

しゅじんこう
「はなせ!」
振り切って走り去る

シュジンコウ
「しゅじんこう……」

シーバ
「悔しいかもしれんが、
 あの子はまだ現実を知らぬ。

 物語を追いかけておるだけでは
 剣は振るえぬ。

 さ、立ちなさい」

シュジンコウが二人の前へ

ボガード
「シュジンコウ、

 あのペンダントを
 持っているか?」

うなづく 胸元で光る

シュジンコウ
「お母さんの形見だもの。
 大切に持っているわ」

うなづき
シーバ
「そうか……
 そなたか……」

シーバが詠唱し
手を振ると光がシュジンコウに集まる

シュジンコウ
「あたたかい光……」

(BGMマナの使命)

シーバ
「そのペンダントは
 しまっておきなさい」

うなづくシュジンコウ

シーバ
「シュジンコウは、
 ワシがあずかろう。

 ボガードよ、安心して
 旅を続けるがよい」

首を振る
シュジンコウ
「どういうことなの?

 どうして私だけ、
 ここに残るの?

 なぜ、連れていって
 くれないの?」

ボガード
「……
 あの少年と同じだ。

 おまえはまだ物語の中にいる。

 閉ざされた村の中だけで
 育ってきたのだから
 無理はない。

 おまえを責めるわけではないが
 ただ、今はこの都会で
 人という生き物を知れ」

シュジンコウ
「そんな!

 私も、マナ一族の仇を……

 お母さんや長やウィリーの仇を
 とりたいの!

 それにしゅじんこうの
 ご両親のことだって……
 私には責任があるのよ!

 お願い!
 連れていって!」

ボガード
「あせるな、シュジンコウ。
 公国の狙いはおまえだ。

 今、おまえが動き回るのは
 危険なのだよ」

シュジンコウ
「これじゃリィ伯爵と同じだわ!

 苦しい思いをさせたくないから
 おとなしくしてろっていうの?」

ボガードと顔を見合わせた後
シーバ
「あの魔族の伯爵に
 会ったのかね?」

シュジンコウ
「リィ伯爵はマナ一族の女たちを
 棺桶の中にかくまっていたわ。

 私も同じようにここで
 眠りなさいってこと?」

ボガード
「魔族の彼が
 マナ一族の女たちを?」

シュジンコウ
「リィ伯爵も、
 ボガードおじさんたちも……

 なぜ、そこまでして
 マナ一族の女を
 守ろうとするの?」

ボガード
「……今のおまえは
 知らなくていいことだ」

シーバ
「ボガードよ、
 過去の自分を責めるな。

 ワシらは同じあやまちを
 犯すまいと少々おくびょうに
 なっていたのかもしれぬ……」

シーバ
「この子らは
 悲しみや苦しみから

 守られるだけの子供ではない」

うなづくシュジンコウ

シーバ
「自分の足で世界を歩き、
 自分の手で道を開き、

 自分の心で運命を受け入れる……

シーバ
「マナにしてやれなかったことを
 この子にしておあげ」

ボガード
「マナ……」

うなづき
ボガード
「シュジンコウ……
 おまえの人生だ……

 これから先、
 おまえにはどんな運命が
 待ち受けていようが

 悔いなきよう、
 すべて自分で決めろ」

シュジンコウ
「ありがとう、シーバ様!
 ありがとう、ボガードおじさん!」

【シャドウナイトの脅迫】 振動

シュジンコウ
「なに?」

ボガード
「シーバ!」

シーバ
「うむ!
 これは公国軍の飛空艇じゃ!」

暗転
 しゅじんこうが跳ばされて来る

シュジンコウ
「しゅじんこう!」

起き上がると同時にしゅじんこうから光が散る

シュジンコウ
「ああ!
 月の鏡が……」

シャドウナイトとジュリアスが入ってくる
ジュリアスの頭の上に一瞬黒い影が現れる

シーバ
「ヴァンドール……?」

シャドウナイト
「邪教徒の娘をわたしてもらおう」

ボガード
「久しぶりだな、
 シャドウナイト。

 この娘が欲しくば、
 力ずくで奪い取ったらどうだ?」

シャドウナイト
「くっくっく。
 剣一本で立ち向かうか……

 ならばおまえは道化だな
 ボガード!

 ウェンデル上空には飛空艇を
 待機させている。

 私が飛空艇に戻らなければ
 この町が砲火に沈むぞ」

剣を抜く
ボガード
「わしを恐れているのか?
 おまえのオヤジくらいの

 年寄りだぞ。

 剣を抜け、ストラウド!」

シーバ首を振る

一歩進み出る
シュジンコウ
「……
 私、行きます!」

シュジンコウを見る
ボガード
「バカなことを言うな!
 シュジンコウ!」

シーバ
「ボガード。
 ここはシュジンコウに

 まかせるしかあるまい。

 シャドウナイトは本気じゃ。
 町を犠牲にはできぬ」

シャドウナイト
「物わかりがよくて助かる。
 私も無駄に血を流したくない」

一歩進み
ジュリアス
「さあ、こちらへ……」

シュジンコウがジュリアスの前へ

しゅじんこう
「うおおおおおおおおおおおおお!」
ボガードと二人突っ込む

シュジンコウ
「きゃあ!」

しゅじんこう
「ぐっ!」

シーバ
「ええい!
 無茶しおって!」

兵士が3人来る
公国兵士
「シャドウナイト様をお守りしろ!」

公国兵士
「歯向かうものはとらえろ!」

ボガードが剣を引く

しゅじんこう
「くそ……」

シャドウナイト
「公国の敵は、マナの力を
 悪用する邪教徒のみである!

 これよりのち、我が公国軍が
 ウェンデルを攻めることはない!

 安心するがよい!」

ジュリアスがシュジンコウに当て身する

シュジンコウ
「うっ……」

暗転


【悪夢】

シュジンコウ
「私だって……、本当は
 ずっとここにいたいんだよ。

 だって、ここの人たちのこと
 みんな好きだもん。

 だけど、外の世界に出たら
 今みたいに、みんな好きに
 なれるって思えない。

 ほんの少しだけど、不安なの」

シュジンコウの母
「嫌いな人がいたって
 いいんじゃない?」

シュジンコウ
「………

 誰のことも
 嫌いになんてなりたくないよ」

シュジンコウの母
「好きも、嫌いも、同じことよ。

 心が動いて、お互いを
 わかりあおうとしているだけ。

 心が動くままにしていれば
 それでいいの」

シュジンコウ
「心が動くまま……?」

シュジンコウの母
「むずかしく考えないで!

 さ、他の方々にも
 あいさつしていきなさい」

シュジンコウ
「はい」

シュジンコウ
「ううっ……」


【飛空艇の一室】

優しそうなおばさん
「気がつきましたか?」

シュジンコウ
「ここは?」

シャドウナイトとジュリアスが入ってくる
ロッドを構えるシュジンコウ

優しそうなおばさん
「きゃあ!」

シャドウナイト
「歯向かっても無駄だ。

 ここは空の上。
 逃げられんぞ」

窓の方を見て
シュジンコウ
「雲があんなに速い……」

シャドウナイト
「武器をしまえ」

シュジンコウ
「お母さんも…
 友達も、一族の長も……

 みんなあなたに殺された!

 この気持ちがわかる!?

 あなたは一族の仇!」

シャドウナイト
「一時は俺も
 マナの一族を根絶やしにしようと

 躍起になっていた……

 しかし今は少々考えが変わった。

 マナ一族の女よ、
 俺と共に歩んでみないか?」

シュジンコウ
「あなたに協力しろってこと?

 ごめんだわっ!」

ジュリアス
「シャドウナイト様、

 少々痛い目にあわせたほうが
 よろしいのでは?」

シャドウナイト
「その必要はない」

一歩シャドウナイトに近づき
ジュリアス
「私にまかせていただければ、

 マナの秘密をすぐにでも
 手に入れてみせますよ」

ジュリアスを見て
シャドウナイト
「ジュリアス、ひかえよ!」

一歩下がり一礼
ジュリアス
「……申し訳ありませぬ。
 出すぎた真似をしました」

シュジンコウを見て
シャドウナイト
「身の回りのことは、
 侍女マリーにまかせてある」

マリー
「マリーにございます」

シャドウナイト
「この飛空艇は、
 グランス城へ向かっている。

 時間はたっぷりある。

 その間、さきほどの話、
 よく考えてみることだな」

二人が部屋を出て行く

マリー
「シュジンコウ様。
 なんでもお申し付けください」

シュジンコウ
「ここから出たいの」

うつむく
マリー
「それは……」

シュジンコウ
「あなたも、つかまったの?」

顔を上げる
マリー
「私は昔からグランス家に
 つかえております」

シュジンコウ
「グランス公のこと知ってるの?」

マリー
「もちろんでございますよ。

 グランス様も、奥方様も、
 よくぞんじております。

 あのおかわいそうな
 エルマン大臣一家のことも
 よく知っております」

シュジンコウ
「しゅじんこうの……
 ご両親のことを?」

【マリーの話】
マリー
「ええ。

 グランス公国の人々のことなら、
 なんでも聞いてくださいまし」

しゅじんこう エルマン大臣
マリー グランス公 リィ伯爵
進む おわり

ヴァンドール シャドウナイト
ジュリアス イザベラ ジェマ
戻る おわり

 しゅじんこう
マリー
「エルマン大臣のご子息です。

 子供のころは、グランス様に、
 よく歌をねだってましたわ。

 やんちゃなところがおありで
 お館に、裏口から出入りして
 大臣にしかられていましたっけ」

 エルマン大臣
マリー 「グランス様からの信頼が厚い
 公国の要となる方でした。

 私には政治はわかりませんが、
 大臣一家を処刑したのは、
 間違いだったと思っています」

 マリー
マリー
「私の生まれは、
 東の小国『ロリマー王国』です。

 帝国がたおれた後
 新しい国ができると聞いて、
 こちらにやってきたのです。

 たよる人もなく、
 どうやって生きていこうか
 悩んでいたところ、

 グランス様の奥様に
 出会ったのです……」

マリー
「奥様はよそものの私を
 侍女にしてくださいました。

 奥様は、やさしく、美しく
 そしてかしこいお方でした。

 シャドウナイト様を
 生んですぐに体をこわされて、
 亡くなったと聞いております。

 奥様さえ生きておられたら、

 シャドウナイト様と
 グランス様もわかりあえた
 ことでしょう……」

 グランス公
マリー
「魔が歌のグランス様。

 ジェマの三騎士のお一人で、
 グランス公国を作られた方です。

 旧ヴァンドール領全土を治める
 才をお持ちになりながら、

 ジェマを国王にと望む声に押され
 帝国の一部であった某大公領を
 受け継ぐに留まっております。

 ヴァンドール帝国との戦いでは、
 その美しい歌声で平和をとき、
 ひとびとの心をほぐしたり、

 魔界からさまざまな
 魔族のお友達を召喚され、
 危機を救ったりなさいました」

マリー
「グランス様は戦場でも、けして
 人を傷つけなかったのです。

 グランス様が剣を持たぬ騎士
 といわれるのは、このためです」

 リィ伯爵
マリー
「知る人は少ないのですが、

 グランス様とは、
 お友達だったそうです。

 元は奥様の幼なじみで、
 奥様を追いかけて
 魔界を出てこられたのです。

 奥様の死にはたいそう心を
 いためておりました」

 ヴァンドール
マリー
「マナの力を手にし、
 ヴァンドール帝国を作った男。

 マナの力を悪用し、
 ひとびとを苦しめ、
 暗黒時代を築いた男です。

 彼は若いころ、大賢者シーバと、
 世界の謎をとくため、
 ともに旅をしていたそうです」

マリー
「そこで、マナの聖域に入り、
 マナの力を手にしてしまい、

 彼は悪の道に落ちてしまった。

 私は政治はわかりませんが、
 あのような男を、二度と世界に
 出してはいけないと思います」

 シャドウナイト
マリー
「みなはシャドウナイト様が
 変わられたと言いますが、

 マリーはそうは思いません。

 あの方は、いまでも、
 強い信念と、やさしい心を
 お持ちです。

 グランス様の執政に不満を
 抱かれるのも、あの方なりの
 考えがあってのこととぞんじます」

 ジュリアス
マリー
「ジュリアスという人……
 似た人をぞんじております。

 故郷のロリマーでは有名な
 英雄に生き写しなのですが、
 その英雄は死んだはず。

 お言葉使いや、
 立ち居振る舞いなどは
 似ても似つきませんが

 本当にそっくりです」

 イザベラ
マリー
「最近、リィ伯爵のお館に
 こられたお方ですね。

 伯爵様の古くからのご友人で
 伯爵様を魔界へ連れ帰ろうと
 なさっているようです」

 ジェマ
マリー
「聖剣の騎士ジェマ。

 大賢者シーバにみちびかれ
 魔が歌のグランス様や、
 マナの剣士ボガード様とともに、

 伝説の聖剣を探しだし、
 みごと皇帝を倒したのです。

 私も直接はおあいしたことは
 ないのです。

 どんな方だったのでしょうね」

おわり
マリー「今日は、もう、
おやすみになられたほうが……」

シュジンコウ
「そうね。
 空の上じゃ逃げようがないし…

 一人にしてくれないかしら?」

マリー
「では、私は奥の部屋へ
 下がらせていただきます。

 なにかあったらお呼びください」

マリーが出て行く シュジンコウうつむく

シュジンコウ
「しゅじんこうや
 ボガードおじさんは

 大丈夫かしら……

 しゅじんこう……

 せっかく会えたのにね」

暗転


【飛空艇不時着】
翌日 部屋にシュジンコウとマリー
振動が起きる

シュジンコウ
「なに?」

入ってきて
シャドウナイト
「マリー、大丈夫か!?」

マリー
「はい、シャドウナイト様」

振動 兵士が入ってくる

シャドウナイト
「何ごとだ?」

公国兵士
「動力炉に異常発生です!」

シャドウナイト
「なに?
 高度はたもてるのか?」

公国兵士
「いま原因をしらべております!」

もう一人、兵士が来る
公国兵士
「シャドウナイト様、

 動力炉外部に魔力を
 加えられたあとがあります」

シャドウナイト
「魔法使いでも、
 侵入しているのか?

 それとも……」

手前を振り返った後
シャドウナイト
「しかたあるまい。

 西の湖に飛空艇をおろし
 いそいで整備せよ」

公国兵士
「は!」

兵士たちが出て行く、
シャドウナイトがシュジンコウを見る

シャドウナイト
「湖についたら、
 外の空気をすわせてやろう」

シュジンコウ
「けっこうよ。

 あなたは自分がどれほど
 ひどいことをしてきたか
 わかってないようね」

シャドウナイト
「フッ…
 いつまでも過去にこだわらず

 未来を見つめろ。

 …マリー、この娘を頼む」

マリー
「はい」

シャドウナイト
「…マリー、
 ジュリアスが勝手な行動を

 起さんよう気をつけてくれ」
出て行く

 暗転

自由行動(セーブはまだまだ先…)

飛空艇南部屋


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