そんな事より、海賊版「ハウル」が元でついに摘発されそうな日本橋の露天DVD屋の方が、心の琴線にヒビっときました。 海賊版のパソコンソフト露天商は、偽ブランド露天商と同じくらい前から見かけてましたが、1000円均一の海賊版DVD露天が数で上回る様になったのは去年あたりから。 こんな所にも、パソコンやゲームよりDVDやガシャボンがハバを効かせる最近の日本橋のノリが見え隠れ。

でも、ハリウッドやジブリみたいなどこでもやってる映画は扱っても、上映館数が少ないマイナー映画のは売ってないから、この手の露天はOUTおぶガンチュー。 まぁ、店に並べても週に一本売れるがどうかなDVD作ったところで、映画館で隠し撮りする手間を考えればいきなりの大赤字。 それに、そういう映画を求める人は画質と音質にコダワったり、製作者のファンだったりするから、元々需要は0に近い……かな。

まさか日本橋ではなく、福男の話題で湧いてた西宮神社でDVD関係の逮捕者が出るとはねぇ……もしかしてこの3連休、日本橋からDVD露天が消えてたかな？

特捜戦隊デカレンジャー　エピソード.46『プロポーズ・パニック』
オールスターアルティメットバスター(Ep43)とボスと一緒に『正義は勝つ！』(Ep44)なあわせ技ジャンクションで始まった、2005年度初のヒーロータイム！　 でもプレゼント告知があったんでヒーロータイムのロゴやエンドコーナーは無し……いきなりパトロール中のウメコ（胡堂小梅・デカピンク）の 「ジュッ ジュッ 10〜時45ふーん♪　……もう勤務時間〜おーわるんジャーOK♪」なガーリトラボーの替え歌から始まりました。 来週からは新番組予告も始まるだろうし、ホントの初ヒーロータイムは新番組が出揃う2月にって事になるのかも。

「夜勤明けなのに異常にノッてるねぇ、ウメコ」マシンブル(パトカー)のハンドル握るセンちゃん（江成仙一・デカグリーン）は、前髪整えてる同僚に恐る恐る探りを入れます。 「鋭いなぁ、センさん。実はこの後デートなんだー、……近々寿退社するかも」って返事に思わずよそ見運転。 “寿退社とは結婚するために会社を辞めることであるbyナレーター”「いやぁ、会社じゃないと思うけど、でも、おめでとう」その突っ込みはウメコに対してなのかナレーターに対してなのか……えーっと、警察官の場合は寿退職、もしくは寿退官かな。そんな言い回しがあるかどうかは置いといて。ともかく、赤信号で停車した際にお祝い＆ノロケ話聴取に取り掛かります。

「IT関係の仕事をしている5コ上の人v」知り合って3ヶ月の彼は忙しくて1時間しか会えないけれど、めちゃくちゃ優しくて、して欲しいと思う事を完璧にしてくれちゃう魔法使いみたいな人……との事。番組直前にボーダホンCMしてましたが、ウメコがツーショット写メール見せびらかすのもスポンサーの劇中CMかな。 「へー、俺でもだいたい解るけどね、ウメコのパターンは」なんてチャチャ入れても「地味で変人なセンさんとは違いますぅー」とんがらせた唇はすぐにニヤケて、 手作り編みぐるみ(ウメコとカレシ)をキスさせルンルン。無敵の恋愛バリアー状態です。

この後もデート「だから今日は絶対に事件なんか起きて欲しくな……」 そこへボス(地球署署長アヌビス星人ドギー・クルーガー)から緊急連絡。 「大気圏を突破した密輸犯の怪重機をテツが追跡中。パトウィングでポイント575方面へ向かってくれ」 もぅイヤーと嘆いてもパトカーは停車「何でこんな時に来るのよ、許すまじ密輸犯！」　デコボココンビがチェンジポーズした直後にOPに突入。 て……ウメコのカレシの名前、ヒロノブ(演　松本博之)って芸名のモジりかな。それと“マシューの声　細井治”が設定されてるあたり、ストーリーへの配慮が細かいですなぁ。

久しぶりの牛角ロングバージョンCM後、巨大な白バイ・デカバイクの疾走シーンから本編開始。 「そこの怪重機、とまれ」とデカブレイク（テツ・姶良鉄幹）が地べたから叫んでも、空飛ぶ緑の怪重機『ハンタージェット2』は知らんぷり。 そこへ「おぅまたせっ。あいつだな」とデカレッド（バン・赤座伴番）達が乗った5機のパトウィングが飛んできて、やっと余裕の宇宙警察。早速デカイエロー（ジャスミン・礼紋茉莉花）が「飛びます飛びますくん2号」と最近脳梗塞から完全復帰した坂上二郎ポーズで命名式。 「んー、なんか長いよソレ」ってグリーンのツッコミより過激に、怪重機からはミサイルツッコミが入ります。「とにかく合体よ」撃ち漏らしたミサイルを宙返り避けするついでに、デート時間が迫ってて焦りまくりのピンク主導でデカウィングロボにビルドアップ。 「警告する、これ以上の逃走は……」デカブルー（ホージー・戸増宝児）がいつもの様にリーダーシップを取ろうとしたら「叩き落ーすっ」ピンクが指揮権と操縦桿をかっさらいます。

「お前が仕切る……なぁ？！」ってブルーの抗議や、データ解析ではそう簡単に行かないと忠告するブレイクを「要は気合だー」とジェット全開で押し切るピンク。 怪重機に空中カカト落とし見舞ってそのまま地上へドスンと、さるカニ合戦風臼技炸裂。「また見てしまった、理論を越えた戦い」理性を守るために目を覆う出向エリートの嘆きをよそに、 「よりによって今日密輸するなんてー」とビンタラッシュの末「おりゃ〜」と怪重機に両足キックまでやっちゃいます。「ほわっつはっぷん、今日はどうしたんだウメコ」「張り切ってんなー」「って言うか意気軒昂？」「なんだかねー（ポリポリ）」仲間たちが呆れている間に、仕事を思い出したブレイクが操縦者はメカ人間だと報告したもんだから

「だったら遠慮は要らないわー」デカバイクロボ押しのけて「胡堂小梅、いきまーす」なんとデカウイングロボの足部分＝ピンクが乗る5号マシンでロケットキーック！　 怪重機の腹に食い込んだマシンから飛び出したピンクが、大穴開いた操縦席からバーツロイド（戦闘員竹・特技は空中平泳ぎ）をポイ。「これにて一件コンプリート」地上に降りてチェンジを解き「後は皆、お願いね」何処かへウメコは猛ダッシュ。　 「アンビリーバボ」「唖然」「呆然」「ナァンセンス」ワケが解らない仲間達の中で唯一事情を知るグリーンが「やっぱ恋する乙女は強いわ、ははは」なんて乾いた笑いしてたら画面の四隅から『はぁ？！』……総突っ込みうけて、センちゃんゲロっちゃったな。

一方ウメコは真っ赤なコートに縦ロール髪とキメキメで待ち合わせ場所へ急ぎます。 しかしお目当てのヒロノブは携帯電話で“理由はどうあれ契約違反です”と取引相手と堅いお話中（ある意味ウメコが原因のクレーム電話……か）。 気づいてくれなくてむくれたウメコでしたが、電話を終えたヒロノブはいつものように理想の王子様ぶりを発揮です。 13時15分までの1時間をどう過ごすか悩むウメコの頭に手を置き「多分あそこかな」とイルカショーの水しぶきやペンギンに歓声上がるアクアワールド・大洗へ連れてくヒロノブ（移動時間は未来の科学で無いものとして考えます）。 デートのBGMはウメコの歌。さすがミュージカル出身女優、キャストによる劇中歌でも40分後の橘さんとは月とスpp…ゲフンゲフン。

「今日はね、水族館がいいなあって思ってたの」 攻略情報完備でセーブリセット駆使して挑んだ『ときメモ』や『ネオロマ』シリーズみたいなデートにメロメロのウメコは、心を込めた編みぐるみをプレゼント。 「これでいつも一緒だよ」ヒロノブにポニテ人形渡し、もう一体のヒロノブ人形は胸にギュ。 「じゃ僕からも」返礼にヒロノブが出したのはピンクのバラ(温かい心？)、目の前で開いた花の中には小さな宝石が輝くファッションリング……もといエンゲージリング。 それをウメコの薬指に通しながらプロポーズ「キミと結婚したいんだ。受けてくれるかい？」

「少しだけ、待って」慌てるウメコに少し落胆するヒロノブですが「いい返事を待ってる」と気を取り直し、シンデレラタイムの終わりを告げます。 「もう時間だ。いつもの良いかい？」ウメコのあごに手を添えて大水槽の前でキス「おでこじゃなくても……いいよ？」物足りなさそうなウメコに 「大切にしたいんだ君の事、だから急がないよ」微笑むヒロノブ。ならいきなりプロポーズすんなと言いたいですが、そこはソレ全年令対象番組だから(あ゛、去年の28話？　イ、イメージシーンっス！)。

「ウメコの奴ー、いつの間にそんなカレシなんかぁ」デカルームではバンがセンちゃんをヘッドロック中。 それを生ぬるく見守りながら「ウメコが寿退社か〜」と腕組みボスとジャスミン。「会社員じゃありませんから〜」と波多陽区風に上司に突っ込むセンちゃんを離したバンは、 俺より先に結婚なんて認められない「ボスだってねまだなんだから」とやっかみまくりのゴネまくり。 「仕事と結婚、両方選べばいいのにね、マーフィー」とロボ警察犬に語るジャスミンの結婚観は、ウメコやバンとは違ってるようです。

「アイツが抜けると寂しくなるな」「ナンセンス、まだ決まってもいないのに」並ぶと白地に青と黒地に青で対照的な、エリートコンビが冷静なコメントしてるところへ、証拠保全用透明ケースにてっぺんを食用青色２号で染めたエリンギ……みたいなキノコを入れた羽耳メカニック・スワンさん(時々鑑識)が入室。 密輸品の鑑定結果聞く前に「毒毒キノコ君？」とあだ名つけるジャスミンがステキ。 しかしてその正体は「通称サイコマッシュ。これを食べると1時間だけ人の気持ちを見通して理想どおりの姿に変身できるようになるの」 実際に体まで変わるのではなく、周囲の人間の心に干渉し幻覚を見せるテレパシー能力が身につくって事でしょうか。

このキノコ利用した詐欺事件が続発し宇宙法で栽培禁止になったとボスが補足。アブレラの取引相手がキノコ使って既に事件を起しているかも……ってホージーの危惧で、 ロボット警察犬マーフィーが久々に嗅覚で役に立つときが来ました。 久々すぎてスネるマーフィーをなだめつつ「このニオイのする人を探すのよ」とスワンさんが命じたら、丁度ポニテをまとめながらデカルームに出勤した来たウメコの胸にむしゃぶりつく大暴走。 首をかしげる一同ですが「わかった、ウメコがマーフィーをほっぽらかしてデートなんてしてっから怒ってんだよ」ってバンの推理に「なーるヘソ」

でも推理のセンちゃんだけは納得してません。ウメコからマーフィーを引き離そうとがんばるバンを眺めつつも、心はキノコの解説と朝の回想に飛んでます。 「うーん、サイコマッシュの効き目は一時間……一時間？」 全員捜査にあたれというボスの指示に『ロジャー』で応えたウメコの薬指に、キラっと光る宝石を見て疑惑をどんどん深めていきます。

「サイコマッシュはまだか！　もうこれしかないんだ」その頃どこかの配管室で一株のキノコを見せながら、エージェント・アブレラに詰め寄るエイリアン(声　細井治)がいました。 「すぐに調達できる、焦るな」自信満々に指振る闇の商人に「1秒でも早くもってこい」アレがなけりゃ何人もの女にプロポーズした意味がないと、キツネ顔にタキシードめいたデザインのエイリアンは釘を刺して立ち去ります。 でも「いつまでも構っていられるか。今私は宇宙警察の奴らへの、 憎しみを晴らすためビッグプロジェクトに着手しているのだ」とマントひるがえすアブレラさん。ついに商売をないがしろにする暴走です。えーん、アブレラが壊れちゃったよー。善悪ではなく利益で動くダンディーさが好きだったのに〜

さて東京オペラシティ、もといデカベースの廊下へセンちゃんに呼び出され、指輪の事を聞かれるウメコ。 「鋭いなぁ〜。早くもプロポーズv　……もしかして妬いてんの？」と照れ隠しにセンちゃんを叩いたら、その手をつかまれ「この宝石は地球のものじゃない。彼は君に自分がエイリアンだって言ったかい？」と聞かれウメコは動揺。 手をひっこめた後「エイリアンじゃいけないの？」と問い返すもセンの目を見られません。 「エイリアンである事に問題は無いよ。でもそれを隠そうとしたなら、それは何か理由があるからだ」と、 センちゃんは気になってた事を口にします。

マーフィーがウメコに吼えたのはサイコマッシュの匂いがしたから……食べなくても食べた人と接触すればニオイはする。 「3ヶ月前に知り合うなり、まるで魔法みたいに君の気持ちがわかる1時間だけの王子様。悪いけどそんな話ウマすぎる気がするんだ」 断定は出来ないと言いつつ理詰めで追求するセンに「ヒロノブさんが悪い奴だって言うの？　信じらんない！」どんどん感情的になるウメコは不意に立ちくらみ。 抱き止めたセンちゃんは熱でもあるのかとウメコの額に触れて「冷たい……」しかも水鳥が羽広げたような赤いアザが一瞬浮かび上がった事に驚きます。 「離してっ」不意に暴れだすウメコにアザの事を聞きますが「センさんなんか大嫌い！」とウメコは一人屋上へ。

ヒロノブさんは悪い人じゃないよね……あんなに優しいんだもん。会うたびに私を笑顔にしてくれて、握った手だってあったかくって、時々ドジな事して笑わせてくれて、何から何まで私の理想の人だもん……「センさんのバカ」 ビル街を眺めながら白コートと黒コートでのデート(この寒いのに海辺のテラスでケーキの分けっこしないくれー)を思い出してたら着信音。そのヒロノブ君から「小梅ちゃん、今すぐ会いたい」とラブコール。

恋する乙女バリアは正攻法では破れないと、センちゃんは証拠固めにウメコの額のあざと一致するデータをクライムファイルから検索です。 「あった、スケコ星人マッシュ。宇宙広域指定の結婚詐欺師」予想はしてたけどなんてストレートなネーミング。女コマシとマッシュルームって(……お子様にどの程度まで説明したらいいか親御さんは悩みそうだけど)。 ちなみにアザは被害者からピュアなハートを吸い取る時につくもの(セーラームーンSのダイモーンが脳裏に……)。 「指輪を贈られてプロポーズにOKするとピュアハートを吸い尽くされ」「体が砂になり死亡！？」ボスと交代で読み上げてたセンちゃんは、慌ててウメコに連絡しますが、さっきのケンカが尾を引いて完全無視されちゃいます。

通信をウメコから切られ、またヒロノブに呼び出されたのではと焦るセンちゃん。 「ウメコより先にヤツに接触しなければ、ウメコが危ない」ボスも焦りますが、指令どおりマーフィーの鼻を頼りに捜査してたバンたちは、ニオイかぎつけたとたんアーナロイド(メカ人間梅)に囲まれ足止め喰らってました。デカレッドから報告に「マーフィーの追跡も阻まれたか」悔しそうに腕組みするボス。 その時せんちゃんが無言でシンキングポーズ(逆立ち)「そっか、ヤツはサイコマッシュを我々に押収されて焦ってるんだ」 そしてデカベースの格納庫から飛び立つ怪重機ハンタージェット2。

その頃、アーナロイドのお陰でマーフィーの追跡をかわしたマフラー男は、ひと気の無い歩道橋で女性と逢引中。そして砂の山になった女性に屈みこんで指輪を回収です。 仮面ライダー555で使った灰の使い回し……って事があり得そうでコワイなぁ。 「プロポーズの返事ひとつに手間取らせやがって。お陰でサイコマッシュはこれっぽっちだ」青色2号エリンギの半欠けを口にして 「次はあのちっこいデカか」姿や服だけでなく声まで変わって、ヒロノブの姿で邪悪笑い。 その頭上をよぎるハンタージェット2を見上げ「アブレラか、新しいのが手に入ったんだな」と着陸地点目指して駆け出します。

ヒロノブとの待ち合わせ場所で編みぐるみ抱き締めていたウメコも、落としたはずのハンタージェット2を見て、その着地地点へ急ぎます。 そこには「いい仕事をしてるぜムッシュ。さあ早くサイコマッシュを」降り立ったハンタージェットに投げキッスしているヒロノブが。 転送されたサイコマッシュのコンテナに近づいたら、側に降り立ったのはメカ人間ではなくセンちゃん「スケコ星人マッシュだな？」って、大穴開いたコクピットに生身では怖かったろうなぁ。あ゛、“こんな事もあろうかと”スワンさんが修理してたのかも。

「デカレンジャー、たましやがったのか」「詐欺師に言われたくないね」と岸壁で始まったネッフイーとセンさんの対峙は、 「結婚詐欺及びピュアハート吸引による273の殺人の罪でジャッジメン」デッドorライブな状況に。 「待てよ、俺は悪い事なんかしちゃいねぇ。あいつ等は俺に騙されている間、良い思いをしてんだ。 ピュアハートはその料金代わりさ。この星にはまだ俺のプロポーズを受けたいマヌケな女が何人も待っているんだよ」なんて詐欺師理論展開している最中にウメコが到着。柱の影から様子伺い始めた直後に「デリート許可」と宇宙最高裁判所の死刑宣告が出てるあたり酷ですなぁ。

静かにSPシューター向けるセンちゃんを鼻で笑うヒロノブ。 ターゲットの中にポニーテールで背の低いデカがいただろうと聞かれて、例の編みぐるみをつまみ出します 「デカのくせにバカ丸出しで、すっかりその気になってて、笑えたぜ」3ヶ月付き合ったのは本気で惚れさせなきゃピュアハートは産まれねぇから、となぜかぺらぺら解説するヒロノブ。

「それが裏切られた時、どれだけ傷つくか解ってるのか」静かに怒りを募らせるセンちゃんに、どうせプロポーズを受けたら砂になるから問題ない 「つーか、傷つくようなタマか？　こんなモンいそいそ作ってきやがって、この星の言葉で言やー、うぜえんだよ」編みぐるみを踏みつけセンに蹴って寄こすヒロノブ。人形の痛みが伝わっているようなウメコの手の演技が、土曜のネクサスなみに切ないですなぁ。 銃を納め、ウメコ本人を慰めるように人形を拾い上げてほこりをはたくセンちゃんの怒りはついに危険水位へ。

「ウメコはな、いつも元気でひたすら明るいけど、だからっていつも強い訳じゃないんだ。繊細で傷つきやすいトコだってあるんだ。その気持ちを土足で踏みにじるなんて許さない……俺は絶対に、ゆるさない！」 いきなり駆け寄って右ストレート(うわー、キックも本人同士だし……スカイシアターまで素面ショー見に行きたくなってきた)そのままゴロゴロ取っ組み合って、マウント取ったセンがタコなぐり。いくらデリートするからって問題ない……か？　 本性を表わしたのかサイコマッシュの効き目が切れたのか、エイリアン姿となったマシューがセンちゃんを銃撃。生身で耐えるセンちゃん。って、ひえー人体(衣装に爆竹の仕込み)までやっちゃいますか。じゃなくてあの制服って防弾ジャケット並の防御力があったんだねぇ、薄くてもさすが未来の科学です。

そしてポーズも掛け声も名乗りも無く静かにテカグリーンにチェンジ。 いつもよりたくさん回ってますとテロップ付きそうな宙返りにひねりを加え、両足キック。さらにトンボ切ってオーバーヘッドキックというか、仮面ライダーギャレンへの手向けのようなトゥーキック。 続いてスワットモードにチェンジして「ウメコが何も知らないうちにお前には消えてもらう」と銃口向けたら、その間に決意のウメコの背中が……「あ」「え？」グリーンはともかく、 金鎖のピアス揺らして小首傾げるマシューがなんか可愛い。

「エマージェンシー」いつになく低いトーンで、ウメコはいきなりスワットモードにチェンジ。 「小梅、待てよ、待ってくれ。待てって言ってるだろーが！」レイピアをいずこともなく取り出して反撃するマシューと、互角に渡り合い後ろ回し蹴りのあと すすり泣くような声で「さよなら」派手な火花(銀星いくつ使ったんだろう)と合成火炎の中で、マシューは消滅。初デートが例の海辺のテラスでケーキの分け合いっこなら、なんとも皮肉で塩辛い恋の終わり方です。

ウメコがチェンジをといた時、残り4人がやっと現着。宵闇迫る海を前に指輪を外すウメコの背中を見守ります。 「という訳で、あたし寿退社しませんから。残念！」明るくギャグで締めるウメコですが「いいよ、無理しなくて」優しく声をかけるセンちゃんの胸に飛び込んでついに大泣き。いい場面なんだ。一瞬でとっぷり暮れた事は、多分指摘しちゃいけない事なんだよ、ウン。

そして青空の下にそびえるデカベースには、元気印ウメコがふっかーつ。 ミニドーナッツを囲むティータイム。マグカップを手にしたボスをも仰天させる叫び声の主はもちろん、 Yopteen２月号なるファッション誌みてたウメコです。Tokyoお姉ファッション大図鑑や、ヤセたねと絶対いわれる「激ヤセ」徹底研究、チャンベーナ星ファッション特集といった記事に驚いた……のではなく 「どうしよ、今月の運勢、新しい恋の予感だって、ほらー。ラッキーナンバー3？　今日って何日だっけぇ」運勢コーナーかい。 で、ジャスミン揺さぶってるウメコに「Ｂ型は？　ふたご座は？」と聞いてるバンは何を期待しているんだか。 「ウメコもすっかり元通りだな」「よかったわ」ボスとスワンさんが温かく見守っている間に事態は意外な……いや、予測された方向へ進展です。

「ウメコ、そろそろパトロールいくよ」書類を書き終えたセンちゃんが立ち上がるのを見た瞬間、ウメコの頬がポッ、視界にほわっとソフトフォーカス。 すうっと引き寄せられるウメコですが「あ」我にかえって背を向けます。 「お？」不信がるセンちゃんが「どうしたんだウメコ」と頭に手を置いたら「いやぁー」と飛び離れ、なんでもない「行ってきまーす」とウメコは廊下を疾走です。 相棒においていかれたセンちゃんが、慌てて駆け出した後のデカルームでは……意味深に微笑みあうジャスミンとホージー、サッパリ解ってないバンとテツとマーフィー。 そして地球署のツートップは「ふむ、あれは、アレ……かな」「アレはあれね」「ふふふ」「あ〜んv」とすべてお見通し？

はかなく散った恋がある。しかしまた、新たな春の予感も芽生えた。これからも頼むぞデカレンジャー。戦え、特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター。
「何で逃げんだよー」「センさんが追いかけるからぁ」の直後、不意に止まったウメコに驚きスッ転んだセンの手を取って、駆け出す2人って引き……は微笑ましいんですが、 どうしても背景がスマートブレイン本社に見えてしまって複雑です。草加の命日って、ここで木場と会った時から始まったような気がするんだよなぁ。ただ若社長の顔を思い出そうとすると「お母様ぁー」な青ビョウタンに上書きされちゃうのが、どうにもこうにも……『冬の輪舞』恐るべし。

EDミニコーナは、ウルトラマンに負けじと晴れ着編
風呂でのんびりーとしてたら 「ウメコどこにいる、デカルームへ集合だ！」ボスの館内放送で何か思い出し、大慌てで湯船からザバー（スローは夢が壊れるのでマジおすすめしない、いや逆に夢は守られるかな）。 振袖用の派手な帯を結びきれず手に抱えてウメコが駆けつけた先には、やはり振袖のジャスミンに花柄小紋のスワンさんを中心にした、羽織ハカマ集団＋獅子舞コスプレのマーフィー。 「あけましておめでとう」紋付きハカマのボスが重々しく挨拶する横で、扇子開くバン。 そして全員がおじぎ『今年もよろしくお願いします』よせばいいのに「イェイ！」とピースしたウメコの帯がハラリ。驚いて裾がはだけるのを止める女性陣や、慌てて帯を拾ったりカメラからウメコを隠そうとしつつバッチリ見てる男性陣と、一同テンヤワンヤ状態に……これで、恋愛の魔法も解けたかな？

次回予告　エピソード.47『ワイルドハート・クールブレイン』
着任当初、新人レッドのバンが歓迎されてなかった理由がついに判明。 ライオン顔の初代レッドと、かつてホージーとジャスミンが取り逃した犯人の登場で、Ｅｐ1以前の地球署の様子が垣間見えそうな予感です。シリアスな中、ライオンさんに預かられてしまいそうなバンの異動先は……どこなんだろう？

そしてスパヒロタイムの代わりはプレゼント告知。 「みんな、映画デカレンジャー・フルブラストアクションと」by赤と緑 「ついに完成したＶシネマ、デカレンジャー対アバケンジャーの」by青とブレイク 「DVDを抽選で各50名様にプレゼント、どっちが欲しいか書いてどしどし応募してねー」by黄と桃。 最後は全員で『待ってるよー』
す、素晴らしいフォーメーションだ。って言うかセンだけでなくウメコの主役回でもあると、ガーリントラボーBGMなこのコーナーで控えめにアピールだったのかな。

仮面ライダー剣・47話
新ジャンクションはワイルドカリスとブレイドキングフォーム。最終回はこいつらだけって事かなぁ、新聞ラテ欄タイトルや予告見ると、今回と次回でギャレンとレンゲルは戦線離脱っぽいし……。 DVD発売が10日後に迫った劇場版がパラレルなのか延長なのかますます気になる中、天王路と上城睦月（仮面ライダーレンゲル）をズンバラリンと斬ったギラファアンデッド（金居）から初ライダーは始まりました。 それに被るクイズテロップ「始と天音の電話、内緒の買い物って何？」通話シーンは泣けましたが、答としては『進学祝い』かな。

本編始まったら、いきなり情報の火事場泥棒やってる橘朔也（仮面ライダーギャレン）。睦月を軽傷と判断したか仲間に任せ、半壊した天王路ラボで資料漁りたぁ、薄情な師匠です。 剣崎一真（仮面ライダーブレイド）が睦月を病院へ運んだと、相川始（仮面ライダーカリス？）が知らせに駆け込んできても「そうか、これも天王路が作ったのかな」とねじれモノリスにご執心。 封印の役を果たし統制者の声を伝えるものだった（やっぱ神の端末？）との始の解説を聞きながら、不用意に触るもんだから、モノリスは何処かへテレポ 「どこにいった」って……しっかりしてる様に見えても最後まで抜けてる人でした。まだ引き払ってなかったロフトでパクった資料を検討してますが、すんごい見落としやらかしてそう……

「さあな。だが……近い将来再び現れる、勝ち残ったアンデッドの前に」
この時、始の前髪から落ちる水滴がいいなぁ（スタイリストさんグッジョブ！）。住み込みウェイターな始がカフェレストラン・ハカランダに戻り、看板小学生・栗原天音ちゃんの写真をコスモス前景に（11月頃？）撮ってたら、 店ではヨン様もどきの黄色いトックリセーターを自己修復させた金居がコーヒー飲んでてあらビックリ。 友達と紹介しつつ詮索しようとする天音を阻止して、地下の自室で最後の2人になったアンデッド同士、ちょっと深刻なお話合い。 始は今のままの時間が静かに流れていく事を願うけど、金居はケルベロスのカードゲットして封印できるようになったと戦う気満々。 さらに天音パパの遺品の写真みつけて「父親を殺したのが自分だと教えてやらないのか？」とネチっと回想。

雪山の悲劇の真相は……野生動物の写真撮りに来てた栗原晋が、洞窟内でのバトルをビクつきながら見ていたら、 カリスが弾いたギラファの剣が腹に刺さって、瀕死のまま外へ脱出。ギラファ逃走後、様子を見に来た始に家族写真と共に天音と遥香さん託してご臨終。 始の回想や、お前がここの住み着いてるわけが解ったと金居が勝ち誇った直後「私ちょっと見てくる」と天音ちゃんが盗み聞きにきてドキドキでしたが、すでに二人は森の中へ移動してタイマン突入。 映画と同じで栗原親子は真相の側にいながら最後までカヤの外な役割かぁ。

一方、病院から出てきた包帯睦月と付き添い剣崎はバトルファイトの平和な決着について検討中。 ギラファ金居とジョーカー始が戦わなければ、破局は起きない。でも「難しいよなそれ」始にも笑われただの、 それ言われて嬉しかったんじゃないかなんてやってたら、オニギリ携えた望美ちゃんがやってきて、付き添い役は彼女にバトンタッチ。 デカレンジャーに続いてラブラブツーショットPART3という、一部視聴者の怨嗟の声が聞こえそうな土手でランチとなりました。 それにしても、相棒スペシャルの梅干し抜きおにぎりといい、東映＆テレ朝は握り飯のマイブーム中かな。

「でももうすぐライダーにならなくてもいい日がくる……それって運命に勝ったって事かな、それとも…その答を見つけたいんだ」 終わりが見えてきた戦いについて青い会話している高校生カップルのデートを終らせたのは、橘さんからのカリスVSギラファの戦いが始まったとの連絡でした。 もちろん白井邸でもアンデットサーチャーのオペレーター栞ちゃんから、知らせを聞いた剣崎と白井虎太郎がいち早く現場へ向かって……って、エプロンにバンダナにハタキと雑巾……完全武装の栞と虎太郎は年末大掃除の真っ最中でしょうか。 それと剣崎たちのジャンパーがボード時代のものに。ライダーとしての決意を込めたジャンパーか……序盤に比べて成長した2人を実感して欲しいって製作者側のメッセージかな。

今週のクライマックスバトル1
森の中でのカリスVSギラファ戦。 「おまえは俺を封印する事は出来ない、それは……すべての生命の消滅を意味する」あの親子も……それがジョーカーの宿命だと、いきなり舌戦で一歩リードのギラファアンデッド。 現状保持を望むカリスは一方的にボコられ、他のアンデットを封印吸収するケルベロスのカードをを前に尻餅ついたままあとじさり。 でも投げられたカードは飛び込んできたブレイドに当たって、スペードのエースカードを吸収。剣崎は変身解けちゃいましたが始は無事。 さらに「やなヤツだけど居なくなると天音ちゃん悲しむからね」と虎太郎も乱入して、生身の2人がギラファ怪人態を羽交い絞めにするという凄い図に。 ぶっ飛ばされてもアザだけで骨折しないなんて、凄いぞ虎太郎。牛乳好きはダテじゃない。

何とか逃げのびた始ですが、緑の血まみれ状態で林道にバッタリ。グリーンクローバー(緑バイク)に乗った睦月に保護さて、 浅倉威が潜伏してた気がする崖近くの廃屋で静養です。いっ斗缶に木切れ放り込んだ簡易ストーブがあってもコンクリートに毛布一枚でケガ人寝かせている図は……寒そう(って言うか、よく高校生が火を持ってたなぁ)。 そこへ虎太郎や剣崎よりも先に、レッドランバス(赤バイク)をハデにターンさせて橘さんが駆けつけたもんで、話がまたまたヤヤこしい事に。

「睦月リモートのカードを渡せ」ヒューマンアンデッドを解放して始とギラファを封印し、人間の世界を守ろうとする橘と、「誰でも運命と戦う事は出来るはずです、違いますか」始は世界を滅ぼさないと信じる剣崎を信じたい睦月が対立。 見合ったまま変身し、師弟対決……って、決着早すぎ。レンゲルラウザーで殴りかかったところを身を沈めてかわして、ギャレンラウザー0距離射撃「やっぱり、強いですね橘さんは」いや頭に包帯、腕にギブスの睦月に勝ったからって、橘が強いと言えるかどうか(苦笑)

いつしか壁にもたれて座り込んでた始に、ラウザーの銃口向けるギャレン。その時着メロが……って携帯電話持ってんじゃん、始。 44話で剣崎の携帯借りてメール打ってたのは、なぜ？(あの後、契約したのかな)。かけてきたのは天音ちゃん。 銃口突きつけられながら「それは後のお楽しみ。すぐに帰る。剣崎も皆一緒に……約束する」12歳の少女に心配かけまいと、ニコやかにウソをつく始が泣ける……

そして近くの岩場にはギラファ金居が接近。 「始は、ジョーカーは渡さない」と立ちはだかったのは、さっきまで始を消滅させる決意を固めていたはずの橘さん。最後の最期でやはり情で動いちゃいましたか。 「信じているのか？」「俺の友がな」ってあたりに、バトルシーンは少なくても剣崎の主人公としての存在感がくっきりと。残り2話……盛り上がってまいりました。

今週のクライマックスバトル2
久しぶりの辛味噌(＝get to be strong の空耳)こと『rebirth 』(歌　橘朔也＝天野浩成)を背景に、ギャレン最期の活躍です。 遠距離支援タイプの仮面ライダーギャレンと、バリアー張りまくりの重装接近戦タイプのギラファとの相性は最悪。 それでもめげずに速射で牽制してJフォームになって空から超長距離攻撃に持ち込もうとしたら、足つかまれて片翼斬り飛ばされてギャレン墜落(クワガタ虫も空飛ぶからなぁ)。 剣でメッタギリにされて敗北寸前……

そしてギラファがギャレンのチェンジカードの能力を奪おうとケルベロスのカードを近づけた時「この距離ならバリアーを張れないな！」 その腕を掴んで0距離射撃に持ち込むギャレン。なまじ大剣使いで懐に飛び込まれると本領発揮できないギラファと、 マスクが割れこめかみから血を流しても攻撃をやめない橘の、熱くて痛い弱攻撃同士の消耗戦。 「俺は全てを失った。信じるべき正義も、組織も、愛する者も。何もかも……だから最後に残ったものは失いたくない。信じられる仲間だけはっ」 気合で打ち勝ちギラファ封印寸前で、封印用カード払い落とされたギャレンは、「ジョーカーが残り世界が滅びる、バカだなお前」と嘲笑う偽ヨン様(その2)と共に、カードを追うように崖から海へドボン。

「俺は大丈夫だ、それより橘が」一人でギラファと戦いに行ったと始に聞いて、必ず戻ってくるからと睦月伴って駆けつけた剣崎と虎太郎でしたが、キング(ギラファ)のカード等のダイヤのスート13枚が波にもまれているだけで、 橘さんは見つからず……「橘さんの反応が、消えた」と白井邸でモニターチェックしていた栞が立ち上がって窓を見つめ、「そんなハズはない」海見つめる剣崎が握り締めるは形見のダイヤのチェンジカード……でも、海岸で強敵相手に果てるのは去年の本歌取り演出だけど、橘散華ではなく『ギャレン消滅』だし、多分生きてるんだろうなぁ。 このまま4年後(劇場版)まで行方不明にしても、最終回で助っ人に来るにしても。

「橘が死んだ」廃墟でつぶやく始の前に、よじれモノリス出現。 「やめろ　俺は何も望まない、やめろー！」と叫ぶもモノリスもどきからは、ダークローチがワサワサと廃墟いっぱいにあふれ返り、CGで飛んだりしてヒキ。ラストカットは橘さんの最後のお仕事・ダイヤのキングでした。 いやぁ、今日はスーツアクターの数が戦隊並みに多いと思ったら、ゴキブ……ゲフン、ぞろぞろダークローチの為だったんですね。 声優のテロップにあった塩野勝美氏と福山弘幸氏は、ダークローチを1人10役位演ってたのかな。

予告でダークローチに襲われている警官Aにゲスト黒田勇樹……ちっ、遠藤嘉人じゃなかったか。それはともかく「行かないで」と望美が本音漏らしたり「必ず、帰ってくる」と睦月の死亡フラグが立ちそうな中、 プレゼント告知は「いよいよ発売になる劇場版仮面ライダーブレイド・ミッシングエースのDVDを」な剣崎(椿くん？)含めて全員ノリノリ。 「抽選で50名様にプレゼントー」(←こりゃ、始じゃなく了だな) 「ご応募はこちらまで！」死んだ(かも知れない)人に明るく言われてもなー『待ってまーす』な全員でのダチョウクラブポーズの後、 セリフないままカメラに向かって駆けて来て、消えた(転んだ)睦月……何がしたかったんだろう？　ま、とりあえず仲代先生ともども『H2』出演おめでとー……結局一番若い元ウォーターボーイズが、4ライダーの出世株No1かな？

ウルトラマンネクサス　エピソード14　悪魔　‐メフィスト‐
「絶望から立ち上がるのに憎しみが必要だった。でも……」
2005年の初(はつ)ウルトラマンは、主人公・狐門一輝くんの回想とボソボソしゃべりで、やっぱり暗〜く始まりました。 “でも……”が入っている辺り、いずれは暗黒面から救われそうですが、当分は溝呂木眞也(黒いウルトラマン・メフィスト)のオモチャ状態が続きそうです。 今回、溝呂木が使う猫ジャラシならぬ狐門ジャラシは、リコと言う名の少女とそのお兄ちゃんかな。

「たまたま動物園で知り合ったんです……まさか、あの家族は僕と出会ったために」
年末のヒキの現場(エリア7のポイント221)には煙吹く白い車が残され(ボンネット開いてるけど壊れてない様な……)、座席のデジカメには狐門が頼まれてシャッター切った家族写真。 目撃者によればネズミ怪獣(ノスフェル)は、両親を殺し子供を生きたままさらっていったという人質ストーリー。さあ行け狐門、彼女(斎田リコ)のカタキでもあるノスフェルから子供たちを救い出せ！　……って王道展開を見事外しちゃうのが、この番組のすごい所です。

今週の西条凪副隊長
「それでいいの。その憎しみが戦う力になる、私はずっとそうしてきた」私も愛する人をビーストに奪われたと、いきなり狐門と同志状態の副隊長。 怪獣撃破後のサムズアップに萌え燃えです。ただ、チェスターアルファで子供をさらった怪獣の様子を探索に行って、人質が生きてるの確認しながら、近くに元カレ(溝呂木)が現れたとたん、 任務離れてそっちへ行っちゃう辺り、やっぱり我等が副隊長。年が明けても暴走お姐さんのままでした。

「好き嫌いはダメよ」「母さんの言うとおりだ」台詞は教育的なんだけどなぁ……意外とリッチだった小学生リコとお兄ちゃんが目覚めてみれば、自分の別荘。 でも両親はキッチンで紙くずをバリバリ噛んでるし背中がボコボコ蠢いてるし、もの凄く挙動不審。 その上、ビーフシチューはまだしも丸太を8分割したワイルドすぎる主食を子供たちに食べさせようと頑張ります。って言うか、ネズミって木をかじるけど食わないんじゃ……シロアリとゴッチャになってるな。

そこへ飛び込んできて子供たちを助けようとがんばる狐門隊員ですが、相手は2人だし、人型だけど腕を変化させて銃を弾いてのけるミニ怪獣だし、子供を盾にしてるしで手も足も出てません。 とはいえ小学生だってミニ怪獣、本気で暴れれば持て余します。森の中へと拉致っていく途中、両親の姿をしたビーストは、兄を諦め妹のリコだけ人質に……。 人間の盾を失った母親ビーストを狙う狐門ですが、両親が死んでるなんて信じたくない少年に邪魔されます。 そして、手を爪に変化させて宙返りしまくる母親と生身バトル。また負けてるし、人質救出できないまま命令でチェスターに戻されるしで、狐門くんは今週も良いとこナシでございました。

今週のネクサス適能者・元報道カメラマン姫矢准
「誰かに解って貰おうなんて思ってない、俺はただ、俺が得た光の意味を探し続けているだけだ」 狐門よりは頼りになりそうな姫矢ですが、別荘にたどり着く前に森の中で溝呂木眞也に会っちゃって、 紫の光線撃たれて大ジャンプしたりと大変です。立ち聞きしている副隊長の前で宣言しての変身後は、活動時間に制限のないアンファンス状態(光線撃ったりメタフィールドは作れない)で粘りに粘って20分。 でも、彼の願いは叶わず……最後に握り締めた拳と、消えていく時の背中が、切ないねぇ。

今週の溝呂木眞也
「なぜ戦う、誰にも賞賛されずボロボロになりながら……孤独な戦い続けても空しいだけだぜ？」 救おうとしている子供たちだって、おまえの痛みは理解しないと姫矢に揺さぶりかけようとするミゾロッキーですが……もしかしなくても、かまってチャン？　 「凪、よく見ておけ。これが俺の今の姿だ、俺の力だ」と元カノジョに見せ付けるようにダークエボルバー(変身アイテム)伸ばしてるし、皆の注目得ようと泣き叫ぶ幼児と同レベルなのかも〜。 ドラゴンキラーみたいな武器で戦う骨っぽいメフィストへの変身は、体を覆う感じのファウストの変身や内側から生まれ変わるネクサスと違って、 人間態を破壊するような(オルフェノクの王？)効果がかかってます……だけど、ポーズはお笑い系。子供を怖がらせないためかなぁ。なりきりセットも売る気満々でCMしてるし。

今週のナイトレイダー(その他大勢)
「何でまた２匹いるわけ、一匹はこの前死んだんじゃなかった？」 ウルトラマンを『匹』と数えますか平木詩織隊員＿|￣|○ 日本語の乱れが嘆かわしいのう〜　『柱』で数えろとまでは言わんが、ウシや馬よりデカい生物は『頭』、怪獣サイズは『体』って数えてほしい。 「よく見ろ、また模様が違う」な石堀隊員の出番はビーストまでの距離(200m)や子供たちの安否を報告したぐらいでしたな。

和倉隊長はひたすら息を飲む役。「あの黒い巨人は溝呂木眞也です」って副隊長の言葉とか、最後の石堀の報告への息の飲み方はもはや名人芸……という事にしておこう。 イラストレーター吉良沢は「おぞましい姿だね、悪魔メフィスト」ってコメントや「新フォメーションの威力を試すいい機会です、合体してメガキャノンチェスターでノスフェルを殲滅してください」な淡々台詞を噛んじゃって、今日もハラハラ(彼にもっと滑舌を〜)。 しかし、どこの定点カメラですか、モニターしてるその映像。ウルトラマンがバトルしてない時は、鷹の巣作りをネットで流しているカメラとか？

「やめろ、リコがっ、リコがその中にいるんだ！」
さて市民の安全より秩序優先のナイトレイダーに見捨てられた兄妹ですが……妹リコは両親の姿したビーストが変化したコブに包まれ、ノスフェルの額に囚われの身。 それに気づいたウルトラマンネクサスはメフィストに邪魔されて助けに行けず、 「コイツだけは絶対許さない」と恋人の仇を討ちたがっていた狐門は、少年の叫びに気づくことなくメガキャノンの発射ボタンをポチッとな。しかも意地悪なメフィストは、狐門の視点で妹を人質にしているノスフェルが殲滅される様子を、気を揉む兄ちゃんの意識に中継です。

チェスターシリーズ・新フォームの劇中CMが、子供ごと怪獣撃破でいいのかと心配になりますが、元々戦闘機の形したレゴブロックみたいなコンセプトのオモチャだから大丈夫、なのかな。 それに子供番組の限界というか良心というか、少女リコは重傷ながらも命をとりとめ、 「僕は許さない、おまえを一生許さないからな！」と狐門を殴りつけたお兄ちゃんに付き添われて救急車へ。 「大丈夫よ、明日には全部忘れてるから」ってMPのお姉さんのセリフに罪悪感いっぱいな狐門で今週は引きでした。

ノスフェルは細胞が生き残ってると再生するとの石堀隊員の解説ですが、 『AKIRA』のカオリ状態で周囲の肉がダメージ軽減したとはいえ、女の子が五体満足な時点で細胞単位での殲滅はできてないんじゃ……あ、このネズミ、延長していく著作権に守られたミッキーのように、まだしつこく出るつもりだな？

新ED『飛び立てない私に あなたが翼をくれた』に変わっても、やはりOPよりEDが耳に馴染む番組です。前回が狐門とリコの死別なら、今回は溝呂木と副隊長の立場的な遠距離恋愛がテーマですかねぇ。

予告　エピソード15　悪夢　‐ナイトメア‐
今年最初のイラストレーター吉良沢コーナーはプレゼント告知。その直後に始まった予告。ハデにぶっ飛ばされてるジュネッスが印象的ですが、ついにダークフィールドでメフィストと本格対決でしょうか。 「姫矢、狐門を助けようたってムダだぜ。黙って見てろよ、ヤツが闇の世界へ転落していく様を」って事で狐門くんのナベゾコ展開は当分続きそうです。

あ、映画CMの晴れ着を検索してみたら今流れまくってるのは新撮でした。映画祭の時は、若い連中はタキシードで母の振袖も赤が主体。今回は男衆は全員紋付きハカマで母は青い訪問着。まぁ、金屏風前に正装したウルトラマンが並ぶシュールっぷりは相変わらずなんだけどね。

面倒だし寒いから、スーパーの七草粥セット……すら買わないで、冷蔵庫に居座ってるダイコンか、チンゲンサイ粥（ザーサイ入り）で手を打っちゃおうかなぁ。いや、どうせダイコン使うなら牛筋やゆで卵と練り物も一緒に煮込んだオデンがいいなぁ。 そしてビールもどきなエンドウ豆のお酒をキュうっと。おでんに付き物のこんにゃくにだって、お腹の掃除効果はあるはず……別名『砂だし』だしね。

って、それじゃ忘年会とか新年会、正月のご馳走で疲れた胃腸の静養や、正月ぶとり解消にならないか。 まぁ、アメリカのマイケル・ダンシンガーって博士の調査によれば、ダイエットは一年続けないとダメみたいなんで、 本気で体をキレイにするなら1年365日、ずうっと七草粥を食べ続ける覚悟が……いるかもね。

でも今宵の空には、凶兆とも言われる妖星が……
って、昴(すばる)の近くに現れたマックホルツ彗星の事ですが、天狗星(てんぐぼし・てんこうせい＝流星)の源とはいえ、 氷の塊ごときに戦争や凶作を招く力などございません(地球にぶつかるってんならともかく) ジンクス以上の意味はなし。むしろ肉眼で彗星が見られるだなんて豪華衣装よりワクワクもん。これはもう、晴れることを祈りつつ防寒着引きずり出して観測ポイントを物色するしかないっ。そして敏感な目の端っこに薄ボンヤリとした彗星を映して、幽霊のような不確かさを楽しむのさ〜。

そんな彗星がらみのアイテムといえば、スク･エニの聖剣伝説LOMに出てくる隕石ですが……大気との摩擦で一時熱くなったぐらいで、太陽系誕生以来ずうっと氷に封じ込まれていた過去を忘れ火の属性を帯びるたぁ、木星や太陽の引力でフラフラしがちな天体の、落し物らしい石ころどもです。

あ、別にキャラクターショー目当てに名古屋ドーム行ってたわけじゃございません。『テレビキャラクター　夢ドーム4』でのヒーローショー後にある特撮役者トークショー……デカレンジャーのマシンドーベルマンコンビ、バン(載寧　龍二)＆ジャスミン(木下あゆ美)には惹かれるものがありましたが、元旦早々泊まりがけってのもねぇ。
昨日のカリス＆ギャレン、本日のギャレン(天野浩成)＆レンゲル(北条隆博)、そして明日の椿隆之＆竹財輝之助……名古屋ドームまでの距離を超えるに値するコンビかと、お財布に問われると……。

というわけで、行ってきたのは日本橋。ゲーム店の店頭でグランツーリスモのデモ見たり、DVDあさったりとごくフツーの休日を過ごしてしまいました。それにしても普通のDVDって利益率少ないのかなぁ。18歳以上の殿方向けDVD屋は腐るほどあるのに、一般向けアニメや特撮のDVDを探そうと思うと数えるほどのお店しか……つまらんのぅ。 女子供が多い休日の日本橋を見てると、子供も安心して入れる店がもっと増えてもいいと思うんですが、居酒屋がファミレス化するご時世だし。

て、愚痴ってても仕方ないので高速道路をすぐ横に望む吉野屋で食べてきた、炙りチャーシュー丼のレビューでも……。 柔らかいチャーシュー4枚の脂身には香ばしい焼き色。その下に敷かれたゴマ油炒めの高菜漬けとの相性もバッチリ。 380円の価値は確実にある丼でした。難点はダクダク気味で甘すぎるタレですかねぇ。個人的には炒め高菜の塩味だけであっさり頂きたかったかも。まぁ、歩き疲れた時や寒い日には、この甘さがありがたくなるかもしれません。
次は半熟卵いりの焼き鳥丼を試してみたいと思います。

9日に始まる大河ドラマ『義経』の序盤は、神木くんの活躍を期待して見るとして(だ、だだ、断じてショタではない！)…… 11日スタート組の学校モノ『みんな昔は子供だった。』と『救命病棟24時』は……最近連続で脱落中。12日スタートの『87%―私の5年生存率―』含めて深刻系はちと苦手なんで、第1話を録画して様子見します。

13日スタート組で見そうなのは、アバレンジャーセット売りの『京都地検の女２』でしょうか。 ゴールデンでも新人刑事役のデカレッドな『富豪刑事』の原作は好きでしたが、主人公が女になってんのが……うぐぅ(筒井先生の為に見ようかな)。 『H2〜君といた日々〜』は原作も挫折したのでどうなる事やら。『優しい時間』もどう扱ってよいのか判りません。

14日開始の『特命係長・只野仁』は脱落しそう。15日開始の『ごくせん』は……一応見ます、仲間＆生瀬コンビのために！　16日の『Mの悲劇』は…うーん。17日開始の月9『不機嫌なジーン』は黄田川君の為に1話ぐらい……て、なんか偏りまくってますなぁ、我ながら。 まぁ、3月には予想もつかないドラマの虜になってる可能性も大でございます。

上記ファーストインプレッションは、くれぐれも参考になさいませぬ様。 録画してでも見るドラマは、5日はSPの『相棒』(秋クールの続き)と『ウルトラマンネクサス』そして『仮面ライダー響鬼』と言い切る程に、私の感性はズレてます。

2001年度の戦隊だから関連賞品の在庫なんてあるわけがなく、いつもと全く違うスポンサーとCMがめちゃくちゃ新鮮な日曜朝でございました。 お陰でハウルとハウスのヘタな語呂合わせでがんばるえなりかずきと、タケモトピアノのCMがしつこいほど繰り返し繰り返し……財津一郎のお陰で泣く子も笑うヒーロータイムに。

そしてなぜか、エクササイズボール目当てに朝食りんごヨーグルトを買いに走りそうになりました。ボールを足に挟んで元気に踊る、鈴木かすみ嬢(黎明の使徒リジェ＠アバレンジャー)を久々に見て、ノックアウトされたからではないぞ、断じて。正月太り解消とかその……ゴニョゴニョ。

さてと……戦闘中でも容赦なく和ませてくるマスオさんヴォイス(増岡弘)のナレーションに、腰を砕かれながらの1時間。記憶の彼方のQuest１は、アイテムも漢字が飛び出す必殺技も「何もかも、みな懐かしい……(パサ←写真が落ちる音)」状態。改めて秘技『ベガインパルス』のルーツを再確認しました。

初見の劇場版はネットやファンロードのレポで読んでた、テトムに関するウワサが全て真実であったことに爆笑。なんちゅー巫女だよ。玉子焼きが得意な天然ねーちゃんだと思ってたらポセイドンオルグ(水木一郎)に飲み比べで勝って、結局最後まで酔っ払いまくり。 そのウワバミっぷりは、さすが巳年の戦隊モノを仕切る巫女様です。

視聴後はテトムの顔面ぶっかけ(水ですよ？)や、大事な宝石賭けちゃったりするハイテンションぶりばかりが記憶に残ってしまいましたが、 東映の△マークから顔を出すガオライオン（メトロ・ゴールドウィン・メイヤーとお友達だっけ？）に、主演役者たちがパート参加してるテーマソング、監督諸田敏のロゴを爆破してアンカベ消えするツエツエとヤバイバ等々、微妙な見所いっぱいの30分。

空間の裂け目に吸い込まれた7人が、異世界の孤島を支配するゼウスオルグ(三宅健太)ハデスオルグ(山形ユキオ)ポセイドンオルグを、火薬を持たない緑の服の島民たちと協力してやっつける大変解りやすいストーリー。 日本語が通じちゃうこの異世界。顔形も日本人なら名前の方も、戦士のリーダーが魁人(大沢樹生)で囚われの姫が伊莉那と、漢字だったりするここは……並行宇宙かな。
げっ、よく見たらお姫様ってば副隊長？！(佐藤康恵……ウルトラマンネクサスに至る間に演技向上しましたねぇ)

OPの初っ端から殺陣の方は飛ばしまくり。火のついた大木振り回す(ポリネシアンダンスのクライマックス？)ガオコングをはじめとして、CGで走り回るパワーアニマルたち(ご先祖様含む)や巨大戦闘も楽しいし、生身戦闘も頑張ってます。 ヒーローショーっぽい演出も熱いし、火薬の量もハンパなくてさすが熱闘編。いやぁ、楽しゅうございました。

で、最後にはデカレンジャーとブレイドの番組宣伝が。ブレイドは先週流れた次回予告とほぼ同じでしたが、デカレンの方は「2代目デカレッドを俺に預けてもらえませんか」っと１話先取りしたような映像が！？　

そして新年恒例“新番組”の番宣が最後に「鍛えてます！」……はい〜？
ともあれ『仮面ライダーヒビキ　響鬼』と大河風縦書き墨筆の題字と新ライダーの隈取り顔がついにお茶の間にも流れたわけですが、 ……こ、このカラーリングは、さっきまでやられ役だったオルゲット兵？　
まぁ、鬼モチーフだと似ちゃうのもしょうがないか。

スペシャルといえば、教育テレビじゃ昨夜の『メジャー』に続き『無人惑星サヴァイヴ』が2回に分けてのアニメスペシャルな訳ですが、一年間付き合った番組であるがゆえに突っ込みながら見る事になりそうなんでパス。 レインボーブリッジが封鎖されたり「行列のできる法律相談所SP」で紳助復活したりと、夜に色々あるわけで、ノンキにしてると正月中ゲームのスイッチを一回も入れない事に……

正月の楽しみといえば忘れてなら無いのが、検索サイトやポータルサイトの正月期間限定のロゴ収集。 ネットの海を思う存分泳いで、ハレの日を満喫しないとね。 日替わり(だったのは大晦日と1日の境だけ？)ヤフーや、獅子が舞いまくるインフォシークもいいですが、影がこっそり2005になってたGoogleが、今のところ一番シャレてますかねぇ。

さて、初詣した際、サーズやエイズが猛威を振るったりしませんように、台風が来ませんように、地震が起きませんように、世界が平和でありますように(真剣)といった項目に加え、願っておきたいのが「プロ野球が面白くなりますように」 「星飛雄馬」をＯＢに認定したがってる某球団が、これ以上、野球をつまんなくするようなワガママな事しないと良いんですけどねぇ。 ところで、大空翼を欲しいってJリーグチームはさすがにないかな。

追記　去年のK-1プレミアムかなんだかは、ビッグオーのBGM大活躍でしたなぁ。とりあえず腕ひしぎ最強って事で。紅白はホントに『アニメ玉手箱・プラネテス スペシャル』をガッツリ見てましたのでさっぱり〜。ああそうそう、初詣行くなら今年も面白いアニメやゲームに出会えますようにってお願いも、ついでにしとかないとね。