一言半日記 2005 1_11〜1_20


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オーロラも見たいがドラマも見たい  ひかり号がD51扱いされる日  松竹が特別功労賞?  お年玉つき年賀状  デカレンジャー エピソード.47 仮面ライダー剣48話  ウルトラマンネクサスEp15  芥川と直木は35歳くらいに…  冬期ドラマ  どうして関西じゃ映らないんじゃ〜  鏡開きと暖冬化
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。
1月20日
地磁気嵐が起きるかも知れないって聞くと、北の空が赤くないか真夜中に見上げてみたくなる。 滋賀県でオーロラが見れるなら関西でだって……しかし北以外の空が真夜中に赤かったら、それは地震の前触れ?

未来少年コナンでそんな描写があったなぁ。大津波前には潮が引くってのを映像的に初めて見たのも未来少年コナンでしたっけ。 そんな、作り事だけど一部真実を含むフィクションの世界……さすがに71歳の刑事と37歳の娘ではウソがありすぎる、 なんて理由ではぐれ刑事が3月で最終回となってしまいました。 同じテレ朝のドラえもんも、メイン声優の交代がこの3月に……時期なんですかねぇ。

でも終るドラマがあれば始まるドラマもあるわけで……今期は、ストーリーはともかく生き物紹介が愉快な『不機嫌なジーン』、バカバカしい系の『ごくせん』『富豪刑事』、そして原作のコミカルさが生き残ってる『H2〜君といた日々〜』と、本当に石橋を叩いて渡る演出がキている『Mの悲劇』あたりを、何とか見ていけそうです。 深刻系は……脱落してしまいました〜


1月19日
ひかり号といえば、極太の白い車体に一本青い横線引いて、灰色の窓を点々てんテン……そして先端に黄色い丸をグリグリやって、パンタグラフと車輪を黒いクレヨンでちょいちょいと描いて出来上がり…… だったのは開業当時のお話で、白くてぺたこいカモノハシ顔の超特急が、今のひかり号。カッコいいけど可愛くなーい。

そんな声に応えてか、博多開業30周年を迎える3月10日の近辺で、 「0系ひかり」を走らせる計画があるらしい。 当時の制服きた売り子さんが復刻駅弁を売りにきたり、当時の乗車券ぽいデザインの記念乗車証をもらえたり……懐かしいけど、最新最速の“夢の超特急”だった頃を知ってる身には、 涙がうっすらにじむイベントです。

私が子供だった頃、鉄道関係の記念式典で走る特別列車といえば、蒸気機関車だったんですよ。絵本でしか見たことのない黒い煙を吹いて走る黒い機関車や、むき出しのでっかい車輪にワックワク。 親にとっては懐かしく子供にとっては目新しい。そんなレトロな列車として、電気で走る『0系ひかり』が運行される日が来ようとは……昭和も遠くなりましたなぁ。


1月18日
姜暢雄はNHK朝の連ドラで神戸の青年演じてキャリア積んでるのに、 ハリケンレッド(塩谷瞬)は奥様は魔女の4次元胸ポケット秘書を演じて以来、どこ行っちゃったんだろうと思ってたら、井筒監督の映画に出てたんだねぇ。 どんな仕事(ん?)でもコンスタントに続けていれば、いつかきっと……

しかし110年の歴史と外国映画の配給をコンスタントに続けたという理由でベルリン国際映画祭で 特別功労賞もらっちゃいそうな松竹ってどうなんだろう。 実写版『鉄人28号』や『ULTRAMAN』で作品賞とって欲しいなんて、無茶な事は望みませんが、ギネスにも載ってる『男はつらいよ』シリーズが評価されたとかならまだしも、 ロードオブザリングの配給で儲けたからってのは、寂しいというか切ないというか。

ハリウッドとは制作費のケタが違うって言っちゃえばそれまでだけど、頑張れ日本! アニメやゲームだけじゃないって所をたまには見せてやってくれ。 なーんてね、ビッグタイトルのゲーム制作費ってハリウッド映画並だから、邦画にゲーム並みの世界戦略を望むのも酷ってモンか……。


1月17日
今日からお年玉つき年賀状の賞品引き換えが始まります。
ハワイ旅行や国内旅行にゃ興味はないが、ノートパソコンや2台目のDVDレコーダー(シアター)や、ビデオカメラとプリンターは欲しいなぁ。 2等の宿泊券やデジカメにギフト券、3等の特産品や4等のお年玉切手シートでもいい、アーターれ〜

1等 120767 き、期待なんかしてなかったさ
2等 470873 40135  ……ふっ
3等 4970 8165 …………。
4等 16 34 64  ̄|_(~-~)_| ̄

気を取り直して今日の『不機嫌なジーン』で出揃う新ドラマの話でもしたいところですが、HDDのコヤシになってるのが多すぎて……しょうがない、ゲームの話でも書いときますか。 唐突ですが『アンリミテッド:サガ』買いました。間違って届いたオリジナルサントラを運命の啓示と感じて780円で、ついうっかり。 どうか積みゲーになりませんように。ところで年末より相場が上がっているのは、福袋アイテムとして大量に捌けちゃったせいですか?


1月16日
棒読み隠すなら棒読みの横へ。アフレコやヒーロー物に慣れてない白鳥スワン(石野真子)に、途中参加の新人テツ(吉田友一)を組ませてアラ隠しするがごとく、 『富豪刑事』では、同録ドラマに不慣れなバン(載寧龍二)をフォローしてくれてありがとう深きょん! しょこたん(中川翔子)のついでに応援……
ごめん、やっぱキラー(H2・英雄)燃えの私は、どんな役も一緒になっちゃう人の応援は無理ぽ……とまぁ、新番組めじろ押しの最中にクライマックスを迎えちゃってる特撮感想いってみよ〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.47『ワイルドハート・クールブレイン』
「かわいそうに、誰かに踏まれたのね」会社帰りのOL(演 小島美穂…ピンクのスーツアクターさん)が手をかざし、 赤いサルビアの花を再生させる不思議で心温まるシーンから今週は始まりました。 「お前、エスパーだな」闇の中から彼女に声をかけたのは、日本ガイシって昔は日本碍子株式会社だっけ? とムダに検索したくなるようなシルエットのアリエナイザー。 なんと緑の雷撃でエスパーOLを包み込み、どんな原理だか服ごとエネルギーに変換吸収。胸の4つの筒をエネルギーで満たし「高性能乾電池の完成だ!」なんて言ってますが、電気というより黄色い蛍光塗料溶液に見えるソレ、湿電池では……?

一夜明けたデカルーム。地球署長ドギー・クルーガー(アヌビス星人・通称ボス)は、昨夜のOLさん(MihoYasuda)含めた行方不明者の資料を皆に配って、最近数が増えたと案じます。 「それって、アリエナイザーの犯罪なんでしょうか?」テツ(姶良鉄幹・デカブレイク)のもっともな質問に、断定は出来ないとか偶然かも知れないと言いつつ、現場では毎回稲光が目撃されているって……ボスメチャメチャ疑ってます。 そして稲光ってキーワードに鋭く反応したのが今週の主役、ホージー(戸増宝児・デカブルー)とジャスミン(礼紋茉莉花・デカイエロー)。

「稲光ぃ〜?」ピンと来てない腕組みウメコ(胡堂小梅・デカピンク)の横で、「より詳しい調査が必要ですね」センちゃん(江成仙一・デカグリーン)も何気にボスの疑惑に同調です。 「じゃ、早速俺と相棒で」いつものようにしゃしゃり出たバン(赤座伴番・デカレッド)を無言で押しのけるホージー「ボス、俺とジャスミンにやらせてください」「ちょっと引っ掛かるものがあるんです」ジャスミンも呆然とするバンやテツを一顧だにせず 「いいだろう、やってみろ」ってボスの言葉が終るが早いか無言で捜査にむかっちゃいます。

「いつもクールなあの2人が、何か変じゃなかったですか?」首をかしげるテツの横で資料をクルクルと筒にしていたバンは「どうしてジャスミンなんだよっ」とナゼか特キョウくんにパコパコと八つ当たり(ホージーの身代わり? ネネちゃんのぬいぐるみ?)。 「あの二人のコンビって珍しいよねぇ?」首をかしげてたウメコも、ホージーに無視されて暴走するバンを止めようとワタワタ。 「別に変な事じゃないさ、地球署が出来たばかりの頃は、あの二人ずっとコンビを組んでたんだから」癒し系なセンの説明でやっとパコパコから解放されたテツが制服直してるのが何かイイ……ホントはネクタイがあるとキマる演技プランなんだろうけど。

行方不明者の勤め先や住んでたマンションで聞き込みやってたジャスミンとホージーは、 ヒーリング能力の持ち主だった昨夜のOLさん含めて、連続している11件の被害者がエスパーだったと知って何だかとっても深刻な顔。 「やっぱりヤツか」状況的に4年前に連呼されてたアンノウンって単語が浮かびますが、SAUL(未確認生命体対策班)はとっくに解散し、当時幼かった神様も今では立派な牛若丸。スケジュールとギャラ的に高嶺の花……か。 「デリートされたはずなのに」生きてたら今度こそ仕留めてやると頷きあいつつ、ホージーとジャスミンは神木くんじゃない犯人の姿求めて現場100回でサルビアの公園へ。

「この花が何か語りたがっている……ような」ジャスミンが手袋外してサルビアに触れてみると、お花視点の犯行時の映像が脳裏に浮かび上がりました。すごいぞサルビアの記憶力、これが花の恩返し? あるいはOLさんの残留思念とか自縛霊からのメッセージとかオカルト系かな。 変電設備を擬人化したようなゴツい上半身と、戦闘員みたいなスッキリした下半身がアンバランスな犯人の姿に 「間違いない」「ヤツか」なんて確認しあってたら、そこへ青い電撃が降ってきて慌てて身をかわす2人。襲い掛かってきたのはリーディングした姿そのままの、 上はゴテゴテ下はすっきりのアリエナイザー(何となく露出系のヘンタイさんぽいなぁ)。

「テリーエックス、生きてたのか」生身でがんばるホージーを絶縁体つきの手で斬りつけ「おやぁ、能力者のニオイがするので来てみれば、あの時の宇宙警察。ケツの青いブルーとくちばしの黄色いイエローか」 からかうアリエナイザーの下にはダイナモ星人テリーX(声 浜田賢二…直近のお仕事は遥か3の平友盛?)のテロップが……テリー+バツでバッテリーってマジですか? Xをバツと読むのがちょっと新鮮。

「おふざけじゃないよっ」いつになく熱いジャスミンと「デリートしてやるっ」戦意むき出しのホージーの画面2分割チェンジですが、 テリーXはビビるどころか2人のヒヨっコ扱いをやめません「へえ、あの頃に比べて装備が充実してるなぁ、でもやめときな。お前たちもアイツみたいに再起不能になりてえか?」 一瞬怒りで凍りついた2人は「なんだとぉー」冷静さを失って、直線的で大振りなアタックを繰り返します。連携も挟み撃ちも忘れて電撃喰らうデカイエロー。スナイパーという特性を忘れて接近戦に固執し、挙句にイエローが撃った銃の盾にされちゃうデカブルー。 「お前ら、どーこどこ狙ってんだよぉ」最後は棒立ちになったところをモロに電撃喰らってチェンジ解除という体たらく。

テリーXに一矢報いたのは、救援に来たデカレッドの二丁拳銃。 「お前たち、またレッドに助けられたか」せせら笑いと共に謎の捨てゼリフのテリーXは、雷撃で6人のデカレンジャーたちを牽制し逃走「あーん逃げられた」 悔しがるピンクを押しのけて駆け出したのは、デカブレイクたちに助け起されていたジャスミンとホージー。

「あいつ、どこ行きやがった」とテリーXに固執するホージーは「今の2人の戦いぶり、いつものクールな相棒とジャスミンらしくなかったぜ?」といつもの調子で肩を叩いたバンの手を払いのけ 「黙れ、お前に何がわかる!」とほとんど逆切れ状態。 「私たちで始末する、行きましょホージー」とにかく犯人は特定できたと目が据わっているジャスミンも、バンたちなんかアウトオブ眼中で駆け出します。 「何なんだよ、あいつらっ」またも無視された悔しさを後輩にぶつけようとするバンのひじ鉄を、クールに防御しつつテツも首をかしげます「何かナンセンスですね、あの2人。燃えているのはわかるんだけど空回りしている様で」 1人古株のセンちゃんだけは「そうか、そういうことだったのか」と訳知り顔。

一度デカルームへ戻ったセンたち4人は、テリーXのホログラム資料を前にボスから昔話を拝聴です。 「バンやウメコが入ってくる前、地球署が出来たばかりの頃。 エスパーを次々プラズマ化して乾電池にする殺人事件が起きた」そしてデリート許可が出たテリーXの担当が、当時コンビだったホージーとジャスミン。昔取り逃がした犯人なら燃えるのも当然と納得のバンとウメコですが、 テツはちょっと腑に落ちない表情。 補足したのは羽耳メカニック・スワンさん「それだけじゃないわ。2人ともあの時の心の傷が残っているのかも」

詳しい説明を引き受けたのは同僚視点のセンちゃん。 デカスーツもなく駆け出しの新人だった当時……2人はテリーXのワナにはまって縄でグルグル巻き状態(お、ジャスミンが柔ちゃん髪v)。 「この星の宇宙警察の力はこんなもんか。ちょろいもんだな」嘲笑うテリーXにジャスミンが乾電池にされそうになった時、倉庫っぽい監禁場所の入口からSPシューター撃って阻止したのが「デカレッドだ」 「え、俺が?!」聞き入ってたテツを押しのけるバンが愉快。確かに回想シーンの制服は今のSPDジャケットまんま……でも「バンのワケないだろう」「だよね」バンが納得した後、回想再開

「初代デカレッドのギョク・ロウさんだ。いや厳密に言うと初代デカレッド候補と言うべきか」 そのスペシャルポリスの鏡で優秀なデカレッド候補は、レオン星人ギョク・ロウ(声 浪川大輔…こっちは風の新守護聖かい)って、そりゃ玉露に番茶は勝てないわぁ。 間もなく100巻に達する長編ファンタジーの主人公を思い出すヒョウ頭(でもマッチョにあらず)を飾る、金髪ロンゲをなびかせて、華麗な体術でテリーXを倉庫のガラクタにたたきつけ、 ジャスミンとホージーに駆け寄るギョクさん。だけど、テリーXは今も昔も打たれ強いらしくすぐに復活。

「危ないっ」ジャスミンの声にふり向いたギョクさんは、電撃を右足に喰らいながらも何とかSPシューターで反撃。 その拍子にテリーXが溜め込んでたエネルギーがもれ、近くにあった火気厳禁のドラム缶に引火「その時にテリーXは爆死したと思われていた」その爆風から、 身を挺して2人を庇ったギョクさんは一命は取り留めたものの、足を怪我して一線を退き「連絡取れないんだ」
「自分たちのせいでギョクの未来をつぶした事に責任を感じているんだ」最後はボスが2人の気持ちを代弁して思い出話を締めました。 ジャスミンとホージーを思い、ウメコもバンも口数が減ってデカルームはシ〜ン。

2人はテリーXの手がかり求めてあの倉庫へ。でも見つけたのは過去の傷だけ「ホージー、あたしあの日の事、今でも夢に見るわ」 厳しくても本気で気にかけてくれてたギョクにもう一度会いたいと弱音吐くジャスミン。連絡がつかないのは今のギョクさんの境遇が厳しいせいだとますます落ち込むホージー。 ついには「あの時の私たちじゃない、ヤツは必ずデリートするわ」「たとえ俺たちの、命を賭ける事になってもな」思考が追い詰められた方向に凝り固まっちゃう2人。 盗み聞きしてたバンは眉をひそめて溜息ついて、決意の表情でいずこかへ……。

どこかの配管室で「お前の作った乾電池『プラズマX』は強力だな」とテリーXから乾電池を仕入れようとしているのは先週から壊れ気味の闇商人、エージェント・アブレラ。 そりゃ「あ、クマだ、悪魔だ」なんて皆にからかわれ続けたら善良なクマさんだってヒネくれて当然……て、それは30分前の『かいけつゾロリ』の話か(声は同じだったけど)。 ゾロリママに“あ”を取ってもらえなくて、デカレンジャーへの復讐に執着しているアブレラさんは、ビッグイベントのエネルギー源に電池を大量に欲しいとテリーXに依頼しますが 「材料がない」と断られちゃいます。服ごとエネルギーに変えちゃうあたりアバウトな感じのテリーXですが、電池の元はエスパー限定。

そこでアブレラが取り出したのは普通の人間からエスパーパワーを抽出するフィルター。原理がさっぱりわかりませんが、人間電池化や恒星間航行を数分でやってのける未来の科学は、 魔法に近いもんだと解釈しておこう。「地球人を100億個の乾電池に出来るってワケか」……えーっと100億人って2050年でしたっけ? いやさっきは一人で4個出来てたから他の星へ移民したか何かで25億人に減ってるのかな。 ともかく、電池入手より地球署の奴等を困らせてやるのが主目的になってるアブレラさん。地球署憎けりゃ地球に住む人も憎いとは……一年前は人を札束扱いしても復讐の手段扱いするコウモリじゃなかったのになぁ。

ショッピング街に現れたテリーXは、この寒いのにオープンカフェでくつろぐ元気な買い物客を、エネルギー変換。 まわりに侍るアーナロイド(戦闘員・メカ人間梅)に、出来た電池を外させて箱詰めさせたり(アブレラ印つきでエアキャップ敷き)、材料になる人間を連れてこさせたり……なんか演技といい、やってる事のシュールさといい、ヒーローショーっぽい悪事の働き方です。 「フフフ、人間たちめ。苦しめ、怯え……全ては宇宙警察が守るべき力を持たぬせいだ。恨むなら宇宙警察恨め」なんだかズレた喜び方してるアブレラさんも何気にヒーローショーのMC風味。

「ポイント571にテリーXが現れた、市民たちを次々と乾電池化している」ボスからの連絡で、デカビーグル(パトカー)をターンさせるジャスミンとホージーは、 「いつの間にパワーアップしやがった!」と鬼のような顔で現場へ向かいます。そしてスワットモードで屋上からハイフォール。 そこには24箱分の電池を台車に乗せて逃げ去るアーナロイドが……凶悪なんだけど、なんかセコい図だなぁ。

周りを固めるアーナロイドを蹴散らして強引にテリーXへ突き進もうとするブルーとイエロー「このザコどもが!」「このおジャマ虫!」こ、こえ〜。 助太刀に飛び込むデカブレイク。スワットモードのピンクとグリーンもアーナロイド相手に戦い始めますが……あれ一色足りない。 「バンは?」「ジャスミンたちと一緒じゃなかったの?」「ナンセンス、先輩はこんな大変なときにどこいっちゃったんですか?」 聞いても答えないブルーとイエローは、5人でフォーメーションをと呼びかけるピンクを無視して突撃です。 「どこ行くんですか、待ってください」ってブレイクがなんとも不安そうで可哀想。結果3人はアーナロイドに囲まれ、ブルーとイエローが突出して戦力分断状態に。

「また来たか、青二才にくちばしの黄色いひよっこが。お前たちは仲間がいなきゃ何も出来まい」 バカにした態度をとり続けるテリーX。「ふざけるな」「おだまりっ」ディーリボルバー乱射の2人ですが軽くかわされ反撃をモロに食らっちゃってます。 懐に飛び込んだテリーXは2人同時に電気ビリビリ攻撃、倒れたブルーの肩を踏みっ「お前たちもあのレオン星人と同じ目にあわせてやる」2人の襟首掴んで電撃でぶっ飛ばします。 プラスチックのテーブル崩すブルーもすごいが、イエローがぶつかった壁に傷が……マジ壁だったら今後デカレンファンの写メール名所になりそうですが……偽壁だよね。

「ドゥギー、チームワークがバラバラよぉ」モニターしてたスワンさんの訴えで「バンのヤツ、何をやってるんだ」ボスがマスターライセンスで呼び出しかけようとしたその時、 宇宙警察本部からホットライン。モニターに映ったのはボロボロの長官ヌマ・O(声 岸野一彦)。 慌てて敬礼するボスとスワンさんですが、白い羽が宙に舞ってる長官室はキツネに荒らされた鶏小屋のような有様で、ヌマ・Oの威厳も30%OFF状態。 「はぁはぁ、クルーガー……お前のところの若いヤツが今私の所にきて大変だったぞ」長官ならギョク・ロウの居場所を知ってるはずだと、 掴みかかって聞き出して……「大事な羽をずいぶんひっこ抜かれた」『はぁ!?』地球署のツートップは口あんぐり。 いやぁ、小野田官房長に首実検させた杉下さんより無茶するデカがテレ朝の刑事物にいたとはねぇ。ま、コレ位じゃなきゃ富豪刑事のパートナーは勤まらないか。

戦闘の方は、なんとかアーナロイドを片付けた3人がイエローとブルーのサポートに入りますが「ギョクさんの仇をっ」「この命を賭けてもっ」いきり立つ2人と連携取れないまま、雷受けて大ダメージ。 「……終わりだな」全身で笑っているようなテリーXに、突然横から銃撃が「だらしないぞ! ホージー、ジャスミン」 その声に驚いた2人のメットに映ったのは、SPシューター構えたバンの横に立つ、赤いジャケットに黒革コートをまとった、豹頭人身のモロボシ・ダン隊長……に見えちゃうギョク・ロウさん。 なんかスチールの杖で2代目レッドをバシバシ折檻しそうでコワいんですけどぉ。

「お前たちがあんまり自分を見失ってっから、叱ってもらおうと思って探してきたんだよ」信じられなくて固まってるイエローとブルーの疑問に、バンが答えた後ギョクさんの説教開始 「2人ともなんでザマだ。ハートは熱く持て、しかし頭は常に冷静沈着に保てと教えたのを忘れたのか!」

俺たち、あの日からどんな時もクールでいようと決めたんだ……やっと冷静になったブルーを振り返り「燃えるハートでクールに戦う、それが私たちのやり方」イエローも自分を取り戻します。 「久しぶりに怒鳴られて、目が覚めましたよ」ブルーたちの様子に、ホッとして頷く仲間達。

「まとめて乾電池にしてやる!」その隙にデカレンジャーたちを狙うテリーXですが、ブルーの的確な射撃で例のフィルター装置を破壊されちゃいました。 「ジャスミン、フォーメーションF1だ」「ロジャ!」ここからは息が合った2人のフォーメーション攻撃が…… 「よっしゃ、いつもの感じを取り戻したぜ。ね」なんて持ち前の馴れ馴れしさでギョクの肩を叩くバンに「それより二代目、こんな所でぼんやりしてていいのか」と戦闘参加を促して手を外させるギョクさんが、 なんとなくホージーっぽいというか……普段のホージーがギョクのマネをしているのかな。

「あぁぁぁ、ロジャ!」思い出したようにスワットモードにチェンジするバン。 カニバサミキックに、銃把と体術のコンボとテリーXの反撃を許さない戦いぶりを見て「ほぉ、やるなぁ」アゴに手を当てて感心仕切りのギョクさん。 太陽の下だと、あのロンゲは明るい茶髪だったのかぁ。6人揃った後は、ブレイク、グリーン、ピンクが集中砲火でテリーXの電撃発生アーム(碍子つき)を破壊し、3人の肩を足場に大ジャンプした、イエロー、レッド、ブルーの頭上からら弾丸の雨を降らせる隙のないバトル展開。 ギョクさんも満足げに「うむ」

でもテリーXの打たれ強さと往生際の悪さは折り紙つき「プラズマXのパワーを使えばこういうこともできるんだ」なんと胸に溜めてた8本の電池つかって巨大化。 「叩き潰してやる」あおりになると益々下半身の寂しさが際立つなぁ……対抗して「スワンさんパトウイングを!」ってブルーの要請で、発進レバー操作しながら 「ホージー、ジャスミン。ギョクちゃんに成長した姿を見せてあげるのよ」……スワンさん、先代レッドを“ちゃん”づけですか。ともかく5機のマシンに5人が乗り込んでデカウィングロボにビルドアップ。 えーっと、映ってないデカブレイクはギョク・ロウさんの横で解説役でもしてるのかな。

巨大化した上に電撃アームも再生したテリーXとロボ戦開始。「パトマグナム!」すごいぞブルー、電撃を銃で弾くとは(マグナムの弾丸も電気を帯びているのかな)。 次は近づいて銃でドツきあい。そして「ダブルヒールスパーク!(スマッシュかも?)」飛べるのを利用した両足カカト落しキメるイエロー。 さらに銃を横にしてのハリウッド撃ち(仮名)で追い討ちかけて「悪あがきもそこまでよ」「いくぜ」上下2分割で宣告後、テリーX抱えて大気圏外まで急上昇。 「ダイナモ星人テリーX、あなたは既にデリート許可がおりてるわ」デカウイングキャノンによるファイナルバスターでテリーXは爆散 「これにて一件コンプリート」「ホットなハートでクールに決めたぜ」
その光を青空の中に見上げるギョク「みんなの成長した戦いぶり、しっかり見せてもらったよ」

「ギョクさんに教えられた様に、戦いでは常にクールであれと、いつも心に言い聞かせてきました」 デカルームでギョクに認められ嬉しそうなジャスミン「もちろん熱いハートも忘れません」ホージーもいつになく爽やか笑顔。 「それに素晴らしい仲間も出来たようだな」ギョクの視線を受けて、Vサインのバンと「私たち合格?」笑み崩れ拳ぶつけ合うウメコ 「初代デカレッドに褒められるなんて光栄です」誇らしげなテツ。「ギョクさんもお元気な様子で安心しました」センちゃんだけは相手への気遣い第一なんだねぃ。

どうして今まで連絡くれなかったの? と尋ねるスワンに頭を下げ、秘密の任務のせいだと打ち明けるギョク。 「準備も終りやっと発表出来る段階になりました」 宇宙中のスペシャルポリスから優秀な刑事を選抜して特殊任務を行うベストチームの作成「チームカラーは燃える炎のレッド。 名付けて『SPDファイアー・スクワッド』いわば赤い特キョウです」本来は単独行動で潜入や変装といった隠密任務もこなす白い特キョウが公安みたいなモンとすれば、 赤はアブレラやダーデンといった組織犯罪を数でツブす機動隊か……大門軍団宇宙バージョン?

「クルーガー先輩、二代目デカレッドを俺に預けてくれませんか」ギョクに肩越しに指差されて「え゛、俺っスか?」キョトンとするバン、ボスも首を傾げます(地球署から選抜されるとしたら特キョウ辞退したホージーっぽいもんなぁ)。 理由はホージーとジャスミンの心を思いやり「結構無茶して俺を探し出した……なかなか面白い奴だと思いましてね」 何だかステージで転んでもメゲずに歌ってデビューしたKEIKOみたいな選ばれ方。 そりゃあ「俺が選抜チームに……」不安そうにバンが呟くのも当然です。

初代デカレッド、ギョク・ロウからの意外な申し出に戸惑うバン。 バンは果たしてどうするのか、地球署から去ってしまうのだろうかbyナレーター。 最後はバンの複雑な表情でつづく。今回のレッドの異動って、ぶっちゃけ『富豪刑事』対策? 西島誠一の肌荒れはひどかったもんなぁ、載寧龍二氏の年末は寝るヒマなんてナッシング?

EDミニコーナは、センちゃんの影の薄さって……編
デカルームでボスとなにやら打ち合わせ中のホージーとジャスミン。それを見ながらウメコとセンちゃんはまったりティータイム。 「あの二人がコンビだったって事は…」「ああ、ギョクさんと俺がコンビ組んでたんだ。あの頃はよく怒られたもんだよ〜 ねぇ〜ギョクさん」 満面笑顔で旧交を温めようとしたセンちゃんでしたが「誰だっけ、お前」とつれないギョクさんに、マグカップ落とす大ショック。

マグカップの破片を拾いながら南極の氷より蒼く落ち込みすすり泣くセン。 「ゴメン、うそ。元気かセン」慌てて旧相棒に声かけるギョク・ロウのみぞおちに先週からセンにゾッコンのウメコが「失礼します! ハッ」とエルボー1発。
……バンも“失礼します!”と一言断って長官に乱暴狼藉を? あそこまでやっちゃっても減俸とかされない宇宙警察って愉快だなぁ。 待てよ、バンの異動って栄転に見せかけて、実は報復人事?

次回予告 エピソード.48『ファイアーボール・サクセション』
選抜チームへの異動が正式決定しちゃったバン……後はテツが預かるってマァジィー?(そりゃ不安だ)  だけどその直前に事件発生。Ep20といいヤーコといい手踊り人形に縁深いデカレッドの地球署最後の事件は、 後頭部にアリエナイザー乗せての同士討ち?  『たった一つの冴えたやり方』著J・ティプトリー・ジュニアを思い出して切なくなりそう……生死不明で行方不明か、大怪我か異動か、いずれにせよバンは最終回Bパートまでお休みになりそうな気配です。

仮面ライダー剣・48話
人を襲う正体不明の大きな生き物が出たと通報受けて、いつもの地下駐車場へやってきたパトカーってシーンから始まりました。 クマとかいないしイタズラだったかとホッとしかけたら、被害者のスニーカーがぼとん。上を見たら人間大のゴキブリ……もといダークローチがびっしり蠢いてる図ってのはCG増殖とわかってても気持ち悪いよぉ。で、ラストチャレンジ「遥香と天音が泊まっているのは?」白井農場の……剣崎が普段使ってる屋根裏部屋でいいのかな?

絶体絶命な警官たちを救うため、変身しながらダークローチの群れに突っ込む剣崎一真(仮面ライダーブレイド)は文句なしにカッコイイです。 「お前たちが何匹いようとも全て倒す!」と鬼神ごとく“黒いの”を斬りまくるブレイドを見て、若い警官役の黒田勇樹が「仮面ライダー?」なんて呟くわけですが、彼は志村君こと仮面ライダーグレイブなわけで……えーと、特に深い意味はなく単に21日発売の劇場版DVDの劇中CM?

そして流れる『ELEMENTS』。最終回にOPテーマがないならば今週で聞き納めかぁ。CCCDなんで買うつもりはないけどいい歌だったなぁ。って、橘さんの名前が配役にないよ(泣)。 『仮面ライダーという名の仮面 第七章』まで書き進んでる白井虎太郎も、一週間前に52体のアンデッドの封印と引き換えに橘朔也、仮面ライダーギャレンを失ったと 確定的に書いちゃってるし。このまま橘さんは4年後まで生死不明か……で、その間に壊れたギャレンバックルを作り直して、グレイブの変身システムを天王路からパクった研究資で作って……まだ映画がパラレルじゃない可能性はアリかしら。

橘が守り抜いたはずのジョーカー・相川始(仮面ライダーカリス?)が姿を消し、ダークローチが街に大量出現、いつ終るともしれない絶望的な戦いは、龍騎劇場版かガメラ3な悲壮感。 空を埋め尽くす巨大ゴ……ダークローチと路地裏や地下施設で「全ての人を守りぬく、絶対に」と決意も固く戦い続けるブレイドと仮面ライダーレンゲル(上城睦月)ですが、もうヘーロヘロ。いずれ力尽きると楽天系の虎太郎までもが心配する状態です。 そんな終末のド最中でも部活している女子高生は、睦月の彼女・望美を含めてやはり最強の生物です。まだ幼い小学生女児・天音と未亡人・遥香は、そこまでの不死身っぷりを期待出来ないので白井農場の屋根裏部屋に保護されました。 「ここなら大丈夫だから ココから絶対出ないで」そりゃまぁ、最強ヒロイン・広瀬栞(オペレーター)ちゃんのお膝元。ちせの街(最終兵器彼女)程度には……安全かも。

そのダークローチは、海岸に突っ立ってるよじれモノリス(統制者の声を伝えるもの)から湧いて出たり、ジョーカーの影から湧いたりと今も増殖中。 でも全ての命を滅ぼすならあんなデカいものより、全生物のDNAにとり付く空気感染ウイルスの方が……アリとかブチブチ潰してる怪人を想像するとひたすら情けないんですが。 そして睦月と剣崎は元を叩くかどうかで意見が真っ二つ。一週間分の殺戮は純真な高校生の考えを180度変えちゃいました。 もしくは「行かないで……一緒にいてほしいの」ついに応援ではなく本音を口にした望美ちゃんという、守るべきものが睦月には出来たからかな。

始にとっての守るべきもの天音ちゃんは……アンネの日記みたいな屋根裏生活に飽きて、休業中のカフェレストラン・ハカランダに戻っちゃってました。 住み込みウェイターだった始の部屋で写真や絵を眺めて最後の通話を回想してたら、ダークローチが店を取り囲んで窓ガラスごしにワサワサ状態。 でも店が懐かしくて戻ってたのは始も同じで、ダークローチたちはジョーカーが発する高音の鳴き声に操られるように森の奥へ…… 天音ちゃんは探しには来た剣崎たち(虎太郎初タンデム?)に無事保護され、行方不明だった始の動向をライダーサイドが知ることとなりました。

その始はハートのエースをラウズしてカリスの姿になりますが、すぐにジョーカー姿に戻っちゃうし、「お前らを生み出したのは俺の意思じゃない、あの家には近づくな」と言い聞かせてもダメなダークローチを蹴散らしたり(なんとなく同士討ちな図) 自殺試みて手持ちのブーメランで胸を突いて「アンデッドが死ねるものか」なんて自嘲的に笑ってたり…… 森へ来た剣崎と睦月も、壊れ気味なその様子には引いちゃいます。

ジョーカーを封印しようとするレンゲル(この辺の1カットは北条隆博本人がスーツの中に?) 「まだ手はある、リモートだ」とジョーカーの勝ち残り無効を提案する剣崎ですが、嶋さん復活はならず……オールアップしちゃったし特別出演もなかったもんなぁ。 バトルファイトが一度決すると解放は無効になるというアンビリーバホーな設定が最終回1話前に提示されてしまいました。

どうやったらこいつらを止められるんだと悩む剣崎に対し「答は一つです、ジョーカーを封印する」とハッスルしてるレンゲル。でも、 「俺がやる、俺の責任だ」と剣崎がでしゃばってきました。 楽観的な意見述べてジョーカーを最後に残しちゃった責任……かな。 でも無抵抗に近いジョーカーに対して予想通り寸止め。変身解いた剣崎を焦れたように殴りつけて海岸へと駆け去るジョーカーを見て「そうか」とやっと決心がついたっぽいですが……遅いよ。

ジョーカーを追ったレンゲルは、無理だと言われても「アンデッドを封印する、それが仮面ライダーだ。剣崎さんに代わって俺が戦う!」とバトル開始。 天音親子の事を持ち出して揺さぶりかけて、果敢に3枚コンボキック放つまでは良かったんですが。ブーメランに撃墜されて腹部に重傷負って変身解除。 「必ずかえってくる」と望美ちゃんに言い残して来たのが敗因だったか……ま、まさか病室セット送りにされて最終決戦に出られないのは『H2』対策?(そんなバンな、もといバカな)

海岸のよじれモノリス横で「こい剣崎、俺を封印するのはお前だ」なんてその手の趣味の方々が喜びそうな始の独り言で今週は引き。 ラストカットはジョーカーのカード。そして最終回予告に烏丸所長が……来週のBパートは山路氏の長ゼリフによる風呂敷たたみだったりして。

それより、モニターしてた栞ちゃんが「レンゲルの反応が消えた」なんて言った後も、かけつけた剣崎に「アイツは完全にジョーカーです……もうあなたしかいない、あいつを倒せるのは」なんてわりと元気に言い残してた睦月に、橘さん生存の可能性を見出したのは私だけじゃないと信じたい。


1月15日
大安吉日の土曜日はセンター試験の初日です。落ち着いて時間ぎりぎりまで見直しつつ……はい、深呼吸〜。 少なくともウルトラマン・ネクサスの主人公の名前を勘違いしていた私みたいなおバカなマネはせぬように。弧門ぢゃなくて孤門だったのね。元ネタ(『山岳救助隊員・紫門一鬼』シリーズ)を教えるついでに狐門と書いて遠まわしに指摘してくれてた我が友人よ、1ヶ月半も放置しててゴメンヨー。

ウルトラマンネクサス エピソード15 悪夢 ‐ナイトメア‐
先週のクライマックスを辛そうに回想しつつ、主人公・孤門一輝くんが沈んだ声でナレーション「僕は憎しみの激しさから少女を怪我させてしまった。僕の憎しみはまた誰かを傷つけ……僕の心までも」と、いつもの調子で始まった今週は、題名が示すとおり回想と過去話が大半で、ストーリーはほとんど進んでません。まぁ、昔の1話完結時代に比べれば、孤門のダメダメっぷりが悪化したのも立派な“縦糸”と言えるかな。 ともかく新撮の大半をキャストの会話劇に終始させ、クリーチャー使い回しでやりくりした制作費は、戦闘シーンのGCに注ぎこみまくり。いやぁ、実に素晴らしい空中戦でした。

今週のネクサス適能者・元報道カメラマン姫矢准
TLT基地を隠す擬装ダム湖のほとりで、喪った恋人リコと大怪我させた小学生リコを思ってヘコんでる孤門を、ついに直接カウンセリング。紛争地域で怪我の手当てしてくれた少女セラを自分のせいで死なせた後悔と、夢の中で死んだはずの少女に導かれてネクサスとの融合果たした不思議体験を元に癒えない傷と人生について姫矢は孤門と禅問答。「過去は変えられないが未来は変えられるかも知れない」

ところで「死を憎み消え去る命の炎を愛しむように」姫矢の看病をするセラの回想シーン。ボロ布の包帯やその辺の草をブッちぎって作ったような薬湯と、水汲みバケツのピカピカぶりのアンバランスとか、田んぼの作りや送電線の日本っぽさに目が行きがちですが……アレは日本の農業指導や技術協力の成果で……だから、セラは日本人青年の姫矢に懐いたと脳内補完しておきましょう。朝の7時台に海外ロケなんて贅沢は……

同じ頃、人間消失事件(ビーストの被害者たち)を追ってるフリージャーナリスト・根来甚蔵(演 大河内浩)と、 姫矢の元同僚だった東都日報新聞社の佐久田恵記者(演 川島朋子)が、リバーサイドの公園で情報交換してました。水辺は過去に対して人を饒舌にさせるのか……でも、姫矢がヤケ酒飲んで川で吐いた事まで話すのは、どうかと思うよ佐久田記者。 そこに同僚以上の思いを嗅ぎ取ったか「俺もメロドラマは嫌いじゃないんでな」と、姫矢がうろついてた事件現場の新聞コピーを渡す根来。佐久田記者はそれを元に、トンネルの崩落事故(ペドレオン事件)現場で調査開始。視聴者的には戦う力もないままに事件に首突っ込む2人の行く末にドッキドキ。女記者さんは怪獣にお気をつけて〜 ジャーナリスト根来さんはTLTのMPにお気をつけて〜

今週の西条凪副隊長
姫矢による湖畔のセラピーのかいもなく「そんなの無意味です」と恋人喪失の過去に固着してる孤門くんを、再び怨念のドロドロワールドへ取り込もうとする我等が副隊長。 だけど和倉隊長が水を差し、戦闘時の班分けで孤門と引き離されてしまいました。その程度ではめげない副隊長。合流の暁には孤門の襟首ひっつかんでガクガク揺さぶり「なぜ撃たなかったの!?」と詰問です。 人畜無害の石堀隊員が中和剤として効いたのか、全ての元凶であるビーストを憎めとかけた再洗脳は失敗し、孤門は副隊長の手の内から半歩ばかり転落気味。ヤバイぞ副隊長、孤門の一人称視点が基本のこのドラマで主人公もしくはウルトラマンから離れると、壁や背景に同化するので気をつけろ!

今週のナイトレイダー(その他大勢)
イラストレーター吉良沢は持ち前の覗き見趣味発揮して湖畔でデート中(誤解)の孤門と姫矢をモニター「TLTのエリア内まで入り込むとは。どうしてそんなに彼にこだわるんだろう」と何気に伏線強化したのが最大の見せ場。 その後ノスフェル(ネズミ怪獣)出現時の作戦立案で劇中の出番は地味に終わりましたが、予告前にはメガキャノンチェスターの解説という名のCMを……うんうん、スポンサー孝行のええ子やねぇ。

和倉隊長は、孤門を“副隊長の逆恨み波動”から守るため、癒し系の石堀隊員と組ませてトドメ係りに任命。結果的に霧の戦場で両手に花(毒花&銃を撃つ花?)を抱えて勢子役がんばるハメになった和倉隊長……まるで中間管理職の苦悩が戦闘服着て歩いているようで、胃薬と栄養ドリンクを差し入れたくなってきます。 孤門と組まされた石堀隊員は、追い詰められたノスフェルを見事撃破するはずが、先週のトラウマで怪獣を撃てなくなった同僚のせいで、あやうくお花畑を見そうになっちゃってました。平木詩織隊員はハンパなサイズに弱体化したネズミ怪獣を隊員Aとして攻撃。背景化を返上したのは石堀隊員の無事を確認したシーンだけだったかも。

さて、ノスフェルが霧の工場街で人を襲い始めたのを察知して、孤門のフォローを出来ないままに、ダム湖から現場へ向かう姫矢でしたが、 途中で溝呂木眞也(黒いウルトラマン・メフィストのデュナミスト)に会ってしまいました。孤門に色々ちょっかいかけてるミゾロッキーを排除すれば……とでも思ったか、 今週もまたまたウルトラマン同士の戦闘に発展。その間に、当の怪獣は作業員を食いまくり隊長たちに撃たれて逃げ回り、霧の中へ消失しちゃいました。 時々ノスフェルの反応が消えるのは、ネズミサイズに分裂しているせい……だったら怖いなぁ。

今週のダークフィールドは……な、なんとノスフェルが逃げ回っている工場っぽい廃墟のミニチュアがあるではありませんか! ダークフィールドとかメタフィールドと呼ばれる亜空間は現実世界の影なのか、あるいはその逆か、ますます謎が深まります。 と言うわけでミニチュアを壊さないよう慎重に投げたり回し蹴りするジュネッスとメフィストの巨大バトル(デカレンだって半年もたせたんだ。CBCなら一年使い回さにゃ……)。一番の見所は空中をクルクルしながらパーティクル・フェザー(アームから飛ばす光線)を放つジュネッス(ネクサス)のスーパーサイヤ人みたいな戦いっぷり。 でもメフィストは側転でかわし、大技後の隙を突いた光線一発でジュネッスを撃墜。

戦闘に関して元戦場カメラマンより元ナイトレイダー副隊長の方が上なんだと納得してたら、回し蹴り後のがら空きの腹を暗器みたいなアームで一撃されてるし、強弱関係は正直……???
限界の3分が近づいたのかジュネッスのエナジーコア(カラータイマー)が点滅し、現実世界ではナイトレイダー5人衆がノスフェルを追うも 「あなたの言うとおり憎しみでは何も変えられなかった……僕はもう何をすべきかわからない」独白中の孤門は確実に迷子になりそうな霧の中、画面もストーリーもモヤモヤしたまま来週へ……4話でクリーチャー1体という法則が正しいなら、次回でやっとネズミ退治かな。

予告 エピソード16 迷宮 ‐ラビリンス‐
人々を守る使命も、怪獣を殺して仇討ちしたいって私怨も見失った孤門くんを、幻覚のリコを報酬に操ろうとする溝呂木。そんなメインストーリーより気になるのは、危うし稲城リーダー……じゃなくて佐久田記者! 予告にノスフェルの舌が伸びてるカットがぁ。 シルバーブルーmげふげふん。ウルトラマンのドラマ作りって、大人キャストにゃ昔から容赦ないので、来週はかーなり覚悟が必要かもしれません。


1月14日
芥川賞は阿部和重氏で、直木賞には角田光代氏ですか……。
去年は19歳と20歳のうら若い作家が受賞していましたが、 第133回となる今年の受賞者は生まれた干支を3回経験した、36歳と37歳の作家さんに決まった様です(あ、作品そのものはまだ読んじゃいません)。

3昔前を知ってる時間認識の広がりと、社会人や家庭人としての常識や生活感覚を備え、経験値から来る文章力と構成力のピークを15年後に控えている30代半ば。賞を取るのにベストタイミーング……かな。
料亭と言う名の密室でベテラン作家さんがアバウトな基準で決めてるせいか、時々ピント外れな作品が……でも、 アクガワでもナオキでも構わないから取っちまえば、一生、作家業で食っていけるらしいし。

なんだか権威の怪しさ具合は『流行語大賞』にさも似たり。でも、歴史と販促効果は『流行語大賞』以上……かな。ただ、ヒット作を出し続けないと「それ、誰だっけ?」に……。 カメラのフラッシュとインタビューの雨アラレを味わった後に無名人となる落差、 なまじ“文化人”なんてプライドある分、お笑い芸人より痛いだろうなぁ。


1月13日
主婦の勘が真実を探り当てる『京都地検の女2』が本日から始まります。第1話は『京都迷宮案内』とのコラボレート……逆に『京都迷宮案内』にもコラボネタがありましたねぇ。 まぁ、個人的な見所は司法修習生・星野修(演 阿部薫ことアバレブラック)と事務官見習い・東健太郎(演 西興一朗ことアバレッド)の、昼ドラからの成長っぷり。こうなるとブルーの病欠が残念です。

同じく今日始まる野球ドラマ『H2〜君といた日々〜』にはセカチューコンビを引きずった英雄(田中幸太郎ことアバレキラー)が……比呂(主役・山田孝之)の手投げっぷりには正直アゴかっくんですが、仮面ライダーレンゲルなショート・佐川の為にも1話くらいは……と思ったら、 うがー、『富豪刑事』第1話が延びちゃって5分程かぶるのが恨めしい。

ぶっちゃけチョイ役の新人刑事くん(載寧龍二ことデカレッド)と敵役の瀬崎龍平(筒井康隆こと原作者!?)が見たいだけだったりするんですけどね『富豪刑事』。 問題は『リモート』『農家の嫁になりたい』『南くんの恋人』と3つのドラマ視聴を妨害してくれたK・F嬢の猛威がどの程度か……録画して、いっそ不用部分は早送りしちゃおうかな(まてーい)。


1月12日
深夜特撮ドラマ『シブヤフィフティーン』……東京ではもう、放映してるんだろうなぁ。芳賀優里亜ちゃん見たいよぉ。唐橋ぃ〜、弓削ちぃ〜 阪急三番館の王子様ぁ〜(別名・須賀っち) 会いたいよぉ〜。 ああ、何ヶ月……いや何年まではお目にかかれるものなのやら。

関西じゃ『加藤家へいらっしゃい』なんて名古屋人でないとネタの大半が意味不明と言う、とんでもドラマが10日深夜に放映されておりました。 そんな時空のズレも……関西ならではの妙味と思っておきましょう。 ズレは深夜に限らず土曜夕方や日曜日にだって起こります。何しろガンダムシードの再放送が終ったと思ったら、『H2』(アニメ版)が始まっちゃうんだもんなぁ。

待てよ……この手の時空のズレってヤツは全国的な現象のはず。放映が遅れたり話数が抜けたり、理不尽に打ち切られるのって、全国的にみれば多数派だぁ。 むしろ、東京こそが放映に関しては特異点。そっか、そうだったんだ。あっちが異常でこっちがフツウだったんだ。あっはっはっはっは……ふぅ、空しい。


1月11日
まずは映画評論家の小森のおばちゃまに黙祷です……
そして被害が次々と明らかになっていくインド洋沿岸の国々の方を向いてさらに黙祷。寒い日本だとピンと来ませんが……感染症かぁ。一日も早く子供や年頃の娘が安心して眠れる日が来ますように。

そんな深刻なお話から少しだけ心を引き離し、伝統行事に目を向けてみれば……今日は鏡開きだったかな。 カチンカチンの鏡餅を粉砕し、カビを削り取って、甘く味付けした小豆と一緒に煮込んでお汁粉に。 昔は普通に食べられたはずですが、冷暖房完備の現代では人間ばかりかカビにもやさしい環境過ぎて、鏡餅はとっくの昔に腐海状態。

いや、温暖化の危機が叫ばれ暖冬続きの21世紀、火の気が無い部屋に置いても、カビの侵攻は止まりません。 カビを防ぐには、三賀日が終った時点で冷凍庫に放り込むのが一番ですかねぇ。何より乾燥しすぎて出刃包丁も欠ける鏡餅なんて、ハンマーで砕いて素揚げして、オカキにするぐらいしか食べる方法がありません。まだ冷凍モチならナベに入れるという手も、あるかな。 油より野菜と食べる方が、なんとなく体にいい気も……するよね?


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