一言半日記 2004 8_11〜8_20


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継続は力のメルマガ執筆者  ノイズとマイナスイオン  打ち水より防雀テープにご注意  明日は打ち水大作戦  月7改変『ブラック・ジャック』  デカレンジャー エピソード.26 仮面ライダー剣28話  ポストナベツネは久万オーナー?  隣国の首都移転話  携帯で天気確認してペルセウス座流星群  大阪近鉄バファローズファンクラブのDM
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。


8月20日
昨日は幻想水滸伝IVの発売日、そして今日はサモンナイトシリーズのGBAの続編の発売日。宿題をほとんど終らせて夏休みの残る10日間をゲーム三昧で過ごすツワモノは何人いるんでしょうか。 まだ宿題という重い荷物を私が背負っていたのは、ンニャララ年前のこと……当時は8月28日になってから慌てるタイプでございました。

こういう、追い詰められた時……もしくは、気分が乗った時に突発的に夏休みの友や読書感想文や自由研究を徹夜ででっち上げてしまうタイプは、感想や攻略系サイト作りに適性があっても、毎日ゲームの公式サイトやファンサイトを巡回しての情報発信系のニュースサイトやメルマガ作りには、向いてないそうで……。

そう思うと、ほぼ毎週送られてくるメールマガジンの筆者には頭が下がります。 主にレンタルスペースからのダイレクトメールみたいなヤツですが、作業的に目を通すものが大半な中に、楽しみにしているメルマガが幾つか……

検索キーワードの一言コメントや、心理テスト、最近は夏らしく怖い話などなど、 広告の合間に挟まれた週刊誌チックなテキストに“へぇ〜ボタン”とか押したくなった時は、そのメルマガで紹介されていたアドレスや広告アドレスを全てクリック。本当はラジオにFAXやメールするように感想や情報を送るのが一番ですが、今はこれが精一杯……せめて造花と万国旗があればルパンごっこが出来るんですけどねぇ。


8月19日
HDDレコーダーに番組録画した時、たまーにノイズが入ってるのに気づいたは一ヶ月程前。 寿命かと半ば諦めかけてましたが……本日ついにノイズの原因が判りました。ノイズの元は扇風機……それもマイナスイオン発生時にのみテレビ画面にゆっくり上がっていく、光のラインが出現してました。イオンのスイッチを切れば問題な〜し。

思えば7月の猛暑辺りから、扇風機つけっぱなし、その頃からノイズ上がりっぱなし。そりゃ錆び落とし用金属ブラシみたいなモンから放電してる(ハズ)だからノイズも出て当然です。 一説によれば、マイナスイオンは効果があるんだか無いんだか結論は先送りのまま、テレビショッピングの「今なら同じモノがもう一本」とか「こちらのバッグもオマケにおつけして」みたいに付加されたセールスポイント。

幸運のペンダントや金運サイフめいたマイナスイオンの癒し効果より、見てすぐ判るテレビのノイズによるイライラの方が確実に問題。と言うわけで、当分マイナスイオンよさようなら〜
ところで、最近の安いマイナスイオン家電だとノイズが出ないのは、もしかして……ま、深く考えるのはやめとこっと。墨や遠赤外線、ゆらぎやファジー、古くは文化○○なんてのも、語源や理屈をマジに考えないのが享受のポイントです……多分。


8月18日
ぐずついて蒸し暑い日本にいると、 カラっと晴れてる、テレビの向こうのアテネが、もの凄く眩しく感じられます。ほとんどのチャンネルでオリンピックを見せ付けられ、 18日にアメリカで株式公開するとかウワサされているGoogleのロゴにまで、五輪が侵出しちゃっててちょっとビックリ。

そういえば全国一斉の打ち水……今日のハズですが、雨と言う名の天然の打ち水が日本の広範囲に撒かれちゃってますな。昼頃晴れるなんて予報もありますが……どうしたものやら。 所によっては豪雨だの雷雨だのと……そうそう、雷といえば謎だった爆発現象の真相が昨夜わかりました。

といっても、宮城県の話なんですが、爆発音と共に側溝をも壊すデカい穴が田んぼにあいてたらしいです。隕石でもなく火薬でもなく、落雷するような天気でもなかったという原因不明の爆発音と穴。 実はスズメ避けのヒラヒラが高圧電線と接触したのが原因だったとか。 頭を垂れ始めた稲穂の上に揺れる防雀テープは初秋の田園風景には欠かせませんが、高圧電線から人工の落雷現象起こす危険があったとはフランクリンもびっくり。切れた電線だけでなく(高圧電線の側の)切れたスズメ避けも感電注意とは、クワバラ桑原……。

8/19追記 Googleの上場は結局19日になったようです。


8月17日
本日やるべき事といえば……お風呂の残り湯を抜かないようにする事。あるいは、クーラーのドレーン管にバケツをあてがって、一日分の水をためること……ズバリ、明日18日から始まる『打ち水週間』に使う水の確保でございます。

記録的暑さだった一ヶ月前の一週間ならもっと効果があったかもしれませんが、 今だって充分暑いし、少しでもクーラーや扇風機や冷蔵庫の負担が減ったなら、地球にだって優しいはず。18日の正午はみんなで一斉にぱしゃぱしゃぱしゃ……そして25日の正午も再び一斉にぱしゃぱしゃぱしゃ。 もちろん間の19日や21日や24日にもしゃぱしゃぱしゃ。

何しろ温暖化の影響で、雪が解けてエベレストが1.3mばかり低くなっちゃうご時世です。プレートテクトニクスでインドとユーラシアがぶつかった皺寄せで少しずつ高くなってたはずのヒマラヤ山脈。でもその山頂は両手の平に乗っかる三角の氷……そりゃ解けちゃうわなぁ。

涼しくなる上にホコリを押さえ込む打ち水は、花粉と排ガスが複合した微粒子をも水に流し、ひょっとかすると花粉症にだって効果あったり……しませんかねぇ。


8月16日
送り火にナスの馬で、ご先祖様には昨夜のうちにお帰りいただいたはずでございますが、 Uターンラッシュは高速道路だけでなくあの世へ向かう船着場と航路も大渋滞してたりして。たとえ魂が一日千里(時速166Km?)で駆けても自然渋滞だけは避けられめぇ。 そんな、行きしも地獄、帰るも地獄の寿司詰め列車と流れない高速道路を乗り越えて、今宵は家でまったりテレビの方は多いのでしょうか。

今はアテネの特番だらけのゴールデンタイムですが、9月に入れば……やっぱり番組改編時期の特番が。そして、コナンを終らせずに犬夜叉を終らせ、21世紀に入ってフジの『鉄腕アトム』にNHKの『火の鳥』と今ひとつパッとしなかった手塚治虫作品として3度目の正直な『ブラック・ジャック』が始まるとか、始まらないとか。

夏前から風の頼りに聞いてましたが、ウェブ日記やブログに書くと削除依頼がメールで届くなんてマコトしやかなウワサがあったイワクつきの月7の改変。そろそろ解禁ってところでしょうか。 もっとも、大阪の赤い猛牛と神戸の青波、そして福岡の鷹と千葉の海軍が、ロクな話し合いもせずにくっついたり1リーグ制にならないよう、願掛け代わりに“日本テレビ番組断ち”してるから、申し訳ありませんが見ることはないかと……あ、『ブラック・ジャック』の成功は祈ってはおります。 讀賣本社さんが嫌う“球団転がし”もとい短期参入では名作は描ききれませんしね。


8月15日
夜中といえども気を抜けないアテネ五輪の寝不足で、朦朧とした頭を振りつつも、ドーピングだけはいけません。 せめてお茶やコーヒーで眠気を払い、ホージーの勇姿でも見ようじゃないか。いってみようよ特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.26『クール・パッション』
白地に赤丸の射撃訓練所の的のアップから今週は始まりました。 事件がなくても鍛錬の日々が続くスペシャルポリスたちの暇と言う文字の無い辞書は確実に不良品……じゃなくて6者6様の命中率がなかなか楽しゅうございます。

200発中187発命中のランクSでも「いまいち」と不満げなバン(赤座伴番・デカレッド)はさすがジュークンドー使い。 176発命中でランクAのセンちゃん(江成仙一・デカグリーン)は「まぁ……」と本分が近接戦闘と頭脳労働なのをわきまえている感じです。 171発命中で同じくランクAのジャスミン(礼紋茉莉花・デカイエロー)が髪をかき上げる様を見て、 「さっすがジャスミン」と褒めたウメコ(胡堂小梅・デカピンク)は最後の一発も外して67発命中のランクE(そっか、逮捕しちゃうぞで言えば二階堂頼子だと脚本家の横手美智子さんは認識したか……)。

「どうしたんですかウメコさん、調子でも?」惨憺たる成績に体調を心配するテツ(姶良鉄幹・デカブレイク)でしたが、 「もー最高!」ルンルンなウメコと「いつも30とか40だもんね」「筋力がついてきたんだよ」とフォローのジャスミンとセン言葉を聞いて、 溜息混じりに「ナンセンス」 ところで、ウメコ「へへーん」って嬉しいのはいいが裏ピースはやめてくり。

さて今週の主人公ホージー(戸増宝児・デカブルー)は同じ姿勢で正確な射撃を続け、200発全弾命中のトリプルSランクをたたき出します。 「地球署には、戸増宝児っていうすっげースナイパーがいるって聞いてたんですけど、さすが!」馴れ馴れしく話しかけるテツに「いつも通りだ」とウメコとは対照的に笑み一つ浮かべ無いホージー。 「いつもパーフェクト?!」と問い返しホージーの返事が無いのも気にせず「実は俺、射撃はちょっと」と、4発外した事を告白し“上手くなるコツ”を聞こうとするテツでしたが 「上手いヤツは上手い、ヘタなヤツはヘタ、それだけだ」と面倒くさそうなお返事に、一旦ホージーとの会話を諦めます。

ミもフタも無い言い方だと拗ねる本部からの研修生を「俺の相棒は一見取っ付きにくいけどイイ奴だぜ、気にすんなよ後輩っ」とテツの上行く馴れ馴れしさで慰めるバン。 「気にはしてませんけど」ふて腐れてるテツに追い討ちかけるように「パトロールの時間だ」と立ち去るホージー。 「あ、俺も行きます」駆け足でホージーを追うテツ。それを見送るバンの笑顔は、新米婦警・沙織ちゃんを見守る墨東署交通課の面々のよう……って後輩が出来て成長したんだねぇ、バン。

ホージーとテツは、それぞれ白バイ・マシンハスキーと一輪バイク・マシンボクサーに乗って、お揃いの官給品サングラスで街をパトロール。いやぁ、牽引どころか両方ともモロ合成。 お陰でバイクだってのに会話が弾む弾む(いや、ヘルメットの通信機能を使ってるのかも)。 「俺って、ホージーさんに嫌われてます?」「どうして?」「……ズバリ、俺が金バッチだから嫉妬してます?」この失礼な質問に答える前にホージーは急ブレーキ。

「おしゃべりしている場合じゃないみたいだぞ」なんと複合ショッピングセンターの自転車置き場で暴れて買い物客に迷惑かけてるのは、緑の直立二足歩行恐竜……ビース星人ビーリング(声 下山吉光)。 「まて、器物損害に加えて迷惑防止条例違反で逮捕だ!」SPライセンスを示すホージーに向かって「うるせー、俺が一番強いんだよ」とトンチンカンな受け答えのビーリングは、二人に殴りかかりテツ&ホージーのWパンチを「いってーな、バぁカ」と張り手で返し、 「勝って賞金を貰うのは俺だぁ」ますます話が通じなくなります。

「その暴力衝動、誇大妄想、筋力の異常増加……お前、もしかしてメガゲストリンを飲んでるな」テツの質問に 「チョーチョが飛んでるぅ、うはははは」と完全にイッちゃった返事のビーリング。 代わりにホージーの方がメガゲストリンの事を聞き返します。中毒となり死に至る非合法の筋肉増強剤メガゲストリン……ホージーが知らないという事は、特キョウレベルの極秘扱いなヤバいクスリの様です(どうして所轄に情報が下りてこないんだ、って青島君の叫びが聞こえそう)。

「チャンピオンは俺だぁ」突っ込んでくるビーリングに対して、2人はデカブルーとデカブレイクにチェンジ。 「らりるれろわ〜」などとロレツまで回らなくなったビーリングを取り押さえようとしますが、そのあまりの怪力とメチャクチャぶりに殴り飛ばされるブルー。 仕方なくデカブレイクは丸腰の相手にブレスロットル操作しての強力拳パワーフィスト(なのに初撃は蹴り)でストレートパンチ。 「痛いよう」やっとマトモな会話が出来るようになったビーリングを確保です。でも「どこで手に入れた! 聞かせてもらうぜ」と軽く締め上げただけで「イリーガルマッチの会場だぁ」と闇組織の本拠地や合言葉までバラしたっぽいビーリング……麻薬更生所生活はかなり長〜くなりそう。

新宿の裏通りっぽい飲食店や飲み屋が並ぶ繁華街を歩く白スーツと革ジャン派手シャツのサングラスコンビは、登場当初キャラかぶりが心配されたホージーとテツです(いやぁ、同じ茶髪でも意外にキチンと区別がつくもんだなぁ)。 2人は『時間外の高級クラブ』って雰囲気の玄関で壁をコンコン。するとマジックミラーの一部が開いて鋭い目が覗き、合言葉を尋ねてきました。 「チャンプのバンダル星人ジーバは連続1999人勝ち抜き中」テツが答えると、含み笑いと共に白大理石のドアが開き2人は中へ……。

ドアの奥は紫煙とアルコールが染みた空気の中を、歓声と怒号と熱気とトレイ片手のバニーちゃんが行き交うアンダーグラウンドの闘技場。 店の中央は広くなっているもののロープもマットもなく、客のテーブルのすぐ横で、今日も赤鬼めいたバンダレ星人ジーバ(声 高階俊嗣)がトゲトゲの別のアリエナイザーを殴り飛ばして喝采を浴びてました。

イリーガルマッチとはアリエナイザー同士が死ぬまで戦う試合にかけて楽しむ違法ギャンブルである、本来宇宙法で硬く禁止されている。byナレーター
テーブルに着いたテツとホージーはさらに説明的なヒソヒソ話。 プロモーターのダーデンは切れ者で、バトルの様子を会員制のネットで全宇宙に流して大儲け。メガゲストリンのアガリも、もの凄い金額、 つまりダーデンは「特キョウ扱いの特別指定凶悪犯です、地球でやってるとは知りませんでした」

トレッドへアのエイリアン(声 清川元夢ってガーゴイルかぁ)と相席になって「元締めは顔を出さないのか」と2人は聞き込み開始。 こんな所にでて来ない、ウワサだとチャンプにしか会わない「VIPルームで御観戦中だろ」と酒一杯奢ることなく有益情報ゲット。いやぁ、早い展開です。 「ここでチャンプになるしかダーデンに会う方法はないってことか」上着脱いだテツは「俺に挑戦するヤツは、いねーのかぁ」と挑戦者を募るジーバの前で、半裸になって挑発です。 しかしVIPルームでブランデー(?)片手に店と客をモニター越しにチェックしていた、タイラー星人の元締ダーデン(声 佐藤正治…デズぽん久しっぶり〜)は、秘書に検索させてテツが特キョウと見抜いちゃいました。

「いかがなさいますか」お伺い立てるボディーガード(横山一敏)に、特キョウとジーバの戦いもいいと冗談飛ばしてスルーされ、落胆したかどうかはダンディな佇まいで解りませんが 「解っている、帰ってもらえ、丁重にな」とボスらしく命令です。

「調子に乗りやがって」ハラハラ見ているホージーを「失礼」と退けたダークスーツの男たちが 「申しわけございませんがお客様、宇宙警察の方のご参加は、ご遠慮願ってます。お帰りいただけます?」テツを取り囲み、つまみ出し準備完了。 「待ってくれ」そんな男たちに割り込んでくるホージーを見て(かばったりしたら、仲間だって事がバレちまう)と今度はテツがハラハラ。

しかーし「てめー、警官だったのかよ。慣れ慣れしく話しかけてきやがって、妙だと思ったぜ」 なんとホージーはテツを右フックでぶっ飛ばし「こんなヤツ、さっさと放り出してくれ……次は俺がやる」ジーバに間近でガンつけです。 テツが最後に見たのは囃し立てる人垣の中「こりゃ、倒したところで何の自慢にもならないな」と余裕のジーバに殴られ膝蹴りをくらい床にはいつくばるホージーの姿……

「地球人がジーバに敵うワケねーだろう」テーブルにぶつかり、さっきのエイリアンにもバカにされながらバトルフィールドに押し戻されたホージーは、 ジーバの大振りの攻撃避けて2発ほどボディに入れたものの、膝蹴りと強烈な左フックを喰らい倒れちゃいます。 「もう終わりか? メガゲストリンでも飲んだらどうだ?」嘲笑うジーバに 「薬に頼らなきゃ勝てないほど、俺はおちぶれちゃいない」誇りをこめて言い返すも、激昂した相手のつま先がアゴに食い込み、右アッパーで派手に柱に叩きつけられ右手を踏まれ……傷ついた獣のようなホージーの叫びが店内に響き渡りました。

翌日のデカベース内メディカルルームには、全治3週間の傷を負ったホージーが右手の包帯も痛々しく横たわっていました。 「打ち身、擦り傷、筋肉痛」デカルームではジャスミンがホージーの受けたダメージを羅列し「その程度ですんで良かったよ」センちゃんが溜息をつきます。いやまったく、死ぬまでボコにされなかったのは飛び入り参加の調子こいた客と見なされたからかな。

場所は分かっているからとボス(アヌビス星人 地球署署長ドギー・クルーガー)にガサ入れとダーデンの身柄確保を進言するテツ。 「しかし、それではダーデンを取り逃がす可能性がある」と犬署長は穏やかに却下。「よーし、次は俺が出てやる、相棒のカタキを取ってやります」ならばとバンがそう進言した直後、デカルームの扉が開いて負けず嫌いの声が…… 「相棒って呼ばれる覚えも、敵を取ってもらう覚えも無いぞ」

自信満々のセリフは相変わらずながら、壁にすがりながらのヨレヨレ状態のホージーは、 寝てなきゃダメだろ、あとは俺たちがと駆け寄る2人を無視してボスに提案「幸い俺の正体は向こうにばれてません、もう一度行かせてください」 また返り討ちにあっちゃいます「ナンセンス」と切り捨てるテツには一瞥くれただけで、 戦ってみて解ったジーバの致命的な欠点を根拠に「次は必ず勝てます!」
自信満々のホージーもさることながら「わかった、やってみろホージー」任せるボスの根拠がわかるのはBパートにて……。

ウェイトトレーニングに腕立てサンドバックそしてスパーリング……ホージーが伝家の宝刀と磨き上げるのは左のアッパー……のみ?  「わかんないんですよね、射撃ならともかく格闘はホージーさんの得意分野じゃないんでしょ。さっきから同じフリばっかり」 やめたほうがいいって忠告しないのかと聞くテツに「相棒はガンコだからな、言ったら聞かないんだ」とバンは、土手でランニング兼シャドーボクシングに励むホージーを自慢げに見守るばかり。 さらに「おーい、次のイリーガルマッチの日取りがわかったよ」土手を駆け上がってきたセンちゃんも忠告なんていたしません。 「いけるか相棒」「もちろんだ」互いを信頼しきったバンとホージーやり取りですが……口癖の「相棒って言うな」が無いのはキツいトレーニングでドーパミン過剰分泌とか、先日の飛び入り試合以降、パンチドランカーの兆候が?

そして、勝ち拳闘士投票券と宇宙紙幣が飛び交うあの店に、復活のチャレンジャーがやってきました。 「宝児のヤツがきました」ジーバの耳元でボディーカードが囁き、客席の一角には 「がんばれよ、相棒」白ジャケットのバンに「ドキがむねむねするv」緑ワンピースのジャスミン(張り込み時のウメコよりよほどヤンキー夫婦っぽいなぁ)、そしてサッカーの応援と間違えてるウメコとセンがフェイスペインティングつきで声援です(“緑の守護神”“桃○ロのようせい”ってタスキはいったい……?)。

そして真打登場、オープンハートネックレスが光る胸の谷間、そのナイスバディを包むのは、今時流行らない真っ赤なボディコン。短めの裾から伸びる白くて長い足には銀のサンダル、かき上げたパッツンヘアーが縁取る顔には派手メイク、 そしてショッキングピンクのポーチを揺らすむき出しの二の腕はムッキムキ……女装似合ってるんだから、せめて半袖着ろよテツぅ。

「オネーちゃあん、一緒に飲も〜」とまとわりつくジャガイモ顔のエイリアンを「あ・と・で」指先一つで軽くいなし、濃い化粧と女じゃあり得ない肩幅のギャップをモロに受けて倒れかけてるセンの隣へ。 ネックレスとバッグを無断で拝借されたウメコが抗議する横で 「俺は面が割れてるんだから仕方ないんですよ」と女装の言い訳をするテツ。お前大丈夫かよと(多分アタマの中身を)聞かれて「いざとなったらこれで」赤いニットのワンピを少しめくるとフトモモに黒バンドでSPシューターが……って無駄毛処理までやった役者魂に乾杯!

あそっか、ウメコが頼子ならテツは後から来た女装囮捜査官・葵ちゃんポジションか……と言うことは、 猪突猛進のバンが辻本夏実、メカに強い相棒ホージーは小早川美幸、ボスが課長ならセンが東海林巡査長で、老成気味のジャスミンは若い娘の皮をかぶった徳野さん、スワンは和尚+大丸なのか横手美智子女史ぃ〜(あ……意外とハマってんな、性別はともかくとして)

本日のメイーンエベントっ 無制限一本勝負を行います。
2001戦無敗の男、鋼鉄のチャンピオン・ジーバーーー!
今度は果たして、何分何発喰らうまで立っていられるのか、
再挑戦者、ストロングぅ・ホージーーー!
リングアナ(吉永孝宏)の声が響き、興奮と声援とブーイングが高まる店内にゴングが鳴り響きました。

「今日は完全に叩き潰しちまうぜ」殺る気まんまんのジーバに対して、 「ダーデンは来ているのか……そうか、やっと会えるな 早く始めようぜ」ホージーは眼前の対戦相手よりその後を見据えての余裕の微笑み。 そして試合展開は事前のアナウンスとは裏腹に、ジーバの攻撃をガードしかわすホージーが的確にパンチを入れてゆく、ワンサイドゲーム。 「やったv」ってなりきってるのはいいけど、テツの腕……激しく衣装と仕草に合いません。 「自分の欠点もわからないやつに勝ち目は無い」いや、まったくホージーの言うとおり……て女装もだけど格闘もね。

ジーバの右フックをかわし、がら空きのボディーとアゴにパンチを叩き込み、前回とは逆に相手を見事ダウンさせるホージー。 これには「ワン、ツー」と普段クールなジャスミンもバンと、ハイタッチしながら興奮を分かち合い、 ウメコとセンも踊って大喜び。テツは例の異星人とのハイタッチを寸前でよけて……どっちの操が守られたのやら。

「ぶちのめしてやるぅ」なんとジーバはメガゲストリンのカプセルをてのひら一杯貪って、筋肉どころか全身トゲトゲの異様な姿にパワーアップ。 メガゲストリンは心だけでなく肉体の一部に不可逆な異変をもたらすようです(地球人が飲むと戸愚呂弟みたいになったりして)。 そのパワーはホージーのガードを無視してダメージを与えるむちゃくちゃぶり。 同僚が殴られる様にセンとウメコのポッキーを食べる手が止まり、テツは(不気味に)身をすくめ、 傷だらけの相棒を見つめ食いしばった歯の透き間から押し出す「ドーピングまでして勝ちてぇかよ、卑怯者!」というバンの非難はジーバコールにかき消されます。

紙一重で避けたはずが腕のトゲでダメージを受け、仲間の足元に転がった後、その目の前で頭つかまれ投げ飛ばされるホージー。 思わず助けにいこうとするテツを止めたのは、いつもは考え無しの猪突猛進なバンでした。 「大丈夫だ、相棒は絶対に立つ、必ずやってくれる」その言葉どおり、不屈の闘志で立ち上がったホージーは、大技をかわした直後にミドルパンチをボディーに入れ、よろめいたジーバをアッパで殴り飛ばすコンボを、再び決めはじめます。

それを見ながらバンが信頼の根拠を語り始めます。
ボスから聞いた話だけどな、元から射撃がうまかったわけじゃないんだ。どんだけ疲れてても腹減ってても風邪引いてても 相棒だけは一日千発の射撃訓練を絶対に欠かさない、だから今の相棒があるんだ「相棒は天才なんだよ、努力のな」もの凄くいい事言っちゃってるバン、もしかして、充満する煙でラリってたりする?

「言っただろ、お前に勝ち目はないってな」ランニングシャツを破って脱ぎ捨てたホージーは「一発狙いの大振りが命とりだ! そしてもう一つ教えてやる 俺はシブといんだ。宇宙で一番なっ」 サンドバック状態となったジーバをジャブから繋がるボディーとアッパーでKO。2階席の観客も総立ちとなり全員でカウント開始……そして10カウント目 「ホージーかっこい〜」なんて黄色い声が飛び交う中、エイドリアーンな「うぉー」で新チャンプは観客に応えます。「努力の……天才」見つめるテツは、デカレンジャーたちから、また一つ掴んだものがあったようです。

「ダーデン様がお会いになります」ボディーガードに先導されてVIPルームに通されたホージーは、ツンツン頭に夜会服のアリエナイザーと対面しました。 「私がダーデンだ、新チャンプを歓迎する」 差し出された右手を無感動に握り返すホージーは「見事な試合だった。地球のような片田舎で君のようなファイターに出会えて光栄だ」 そんな賞賛にも、ファンからの試合リクエストやオッズのデータを見せられても、ニコリともしません。 「君ならジーバ以上のスターファイターになれる、どうだ私と組まないか。勝ち続けるのは気持ちがいいもんだぞ」そこまで聞いてやっと皮肉そうな笑みを浮かべるホージー 「メガゲストリンを飲んでか、悪魔の誘いだな」怪訝な顔をするダーデンの前でSPライセンス掲げてチェンジする、その右手に想い出のブレスレット……ちゃんとしてたんだねぇ。

迫るボディーガードを素早く裏拳で倒し、返す手でもう一人のボディーに一発。 「タイラー星人ダーデン、もう逃げられないぞ」逃げ出すウェブ放送のオペレーターたちと入れ替わりに残る5人もチェンジしてなだれ込んできました。 「スペシャルポリスだったのか。はっ」ってマントから煙幕出して逃げるダーデン……どんな夜会服だか(一着でロンドンの霧まで再現かぁ)

ここで宇宙警察はダーデンの姿を見失っているんだから、普通に逃げりゃいいものを、怪重機アルティメットイビルを持ち出すから、居場所がビル街の中心とバレちゃいました。 まぁ、これは惑星間通信を一時妨害しておいて、 その間にデカレンジャーたちに押収されたデータ類を、デカベースやロボをはじめとするハードごと、地球署の情報システムを潰して隠滅しないと立場がヤバかったからと脳内補完しておこうっと(あ、時空を超えてるっぽい宇宙最高裁との通信は別格と言うことで……)。

羽耳メカニックのスワンさん(チーニョ星人 白鳥スワン)の見せ場、メカの発進シーンをはしょってデカレンジャーロボとデカバイクロボが揃い踏み。 「そのデカイ面、貸してもらうぜ」と怪重機ごとダーデンを確保に向かいますが、パンチをさっとかわし背後に回るアルティメットイビルは激っパヤ系。両腕をさっと横にするだけで予備動作もなくスイスイ死角へ移動です。 「わが怪重機アルティメットイビルの敵ではないな」

デカい口叩きやがってと悔しがるレッドに代わって、 俺が相手だとデカバイクロボが必殺技を繰り出すも、ソードトルネードも当たらなければどうってことないと言わんばかりの分身移動。 挙句に額からの電撃で反撃されちゃってます。挟み撃ちを狙ってのWアタックは避けられて、警察ロボ同士のクロスカウンターに終わり、 倒れたロボの間では「お前のせいだ」とブレイクとレッドで責任のなすりあい。不毛な言い合いを止めたのはもろちん実質リーダーのブルー。

「違う、怪重機の速さが俺たちを上回ってるんだ」的確な分析でケンカを止め、ならばと機動力を生かしたバイクアタックを試みますが、 速くても直線的な動きのライディングデカレンジャーロボはやっぱり苦戦。「ほっほっほっ、遅い」笑いながらシグナルキャノンをかわされちゃどうしようもありません。 「敵の速さは圧倒的だよ」「このままでは勝ち目は、ない」頭脳派のグリーンとイエローが勝ちをあきらめかけた時

「こんなこともあろうかと、改良を加えておいたわ、みんな超特捜合体よ」なんとスワンさんが真田(宇宙戦艦ヤマトかよ)な発言。ここに見せ場がありましたか。 ブレイクとピンクが首かしげている間に「とにかくいくぜ」レッドは指ポキポキで大乗り気。 OPテーマ2番を背景に6分割画面で『超特捜合体スーパーデカレンジャーロボ』となってしまいました。 頭が筒っぽくてシューティアに見えて……到底速そうには思えないんですが 「こーんなことができるんだ、すごい」 「スワンさんの辞書に不可能と言う文字は無し」ピンクとイエローが手放しで大喜び。

スーパーデカレンジャーロボはバーニア噴射によって超高速度で移動する事が可能になるのだbyナレーター
「移動速度は当署比380%アップ、パンチの衝撃度は400%アップよ」とあり得ない数値を言い出すスワンさん。ま、使ってる辞書は不可能が載ってない不良品でも、それでファンタジーな改良が出来るなら、いっかぁ。 「よーし、これならいける」ブルーは大乗り気で 「ハイパーブースター、オン」ポーズ付きでポチットな。後背部に移動したお陰で、左右バラバラ広角度で自由に動くようになったバーニア吹いて怪重機の攻撃を空へと避け、見失っておたついてる横を高速で走りぬけながら一撃、さらに振り向いて素早くパンチと、今度は攻守入れ換えてのヒット&アウェー戦法です。

「タイラー星人ダーデン 賭博場開張図利罪 薬物密売罪 および それにまつわる大量の殺人罪により、ジャッジメント」 今週主役の(でも美味しいところをバンに幾つか取られた)ホージーが宇宙最高裁に依頼して出た判決はデリート許可。 バーニア噴射の勢いを利用、連続して叩きつけるパンチは一秒間に80発、厚さ10mの鉄板をも打ち抜くbyナレーターというわけで、 薬物強化のパンチで荒稼ぎしていたダーデンは、ガトリングパンチなる青いソニックブームをまとったパンチの連打で、爆発した怪重機とともに炎の中へ消えました。 「これにて一件コンプリート」『スーパークールに』「パーフェクト!」怪しい発音のテツに最後の一言を奪われ「おいっ」微妙に関西人らしいブルーのつっこみで事件は幕を閉じました。いや……

「イリーガルマッチ関係者50人を逮捕、顧客リストも押収した。最終的には数百人単位の摘発になるだろう」 デカルームで6人に通知するボスの言葉からすると世間的にも裁判所的にも事件はまだまだこれからって感じです。 「おっ手柄だな、相棒」ジャブを見舞って喜ぶバン「痛かったか?」って聞く前に「相棒って呼ぶな」が無いことに疑問を抱かんか〜 「別に どうってことはない」ってホージーを「だよな」で済ますんじゃない。精密検査しろ、絶対に脳に来てるって。相棒を訂正させないホージーはホージーじゃないぞぉ。

「ホージーはジーバを倒した」「経験値が上がった、左アッパーを覚えた!」センとジャスミンのドラクエトークからすると、ホージーは別の職についてその気持ちになりきってるって可能性もアリですかねぇ。 「やっぱりすごいね」ウメコの賞賛に大きく頷くバンの横で、「この前は、嫉妬とか言ってすみませんでした」テツは頭かきかき。「別に、気にしてない」アバンタイトルのセリフを立場変えて返すホージー。 「ホージーさんのやせ我慢っぷり、見習わせていただきます」って、努力ではなく、それをラーニングしたのか、テツ……

バンのジャブに続いてテツとウメコも手荒な祝福。ジャスミンはヘッドロックしてくる上に、テツとタッチしてなんとセンちゃんまで参加です。 どんどんジャブの数が増え、チョキで対抗したものの石には勝てず、ついにダウンし椅子につっぷするホージー(チョップで追い討ちのセン、ひでぇ)。
「勝ったぞー」バンの音頭で5人で万歳して引き……これでホージーの脳みその具合、治ってるといいんだけど。来週さらにフレンドリーになってたらどうしよう。

男はいつでも孤独な戦士、熱い思いをクールなフェイスに隠して戦う。だけど解ってくれる仲間がいる。 負けるなデカレンジャー、戦え特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター

エンディングミニコーナー 今週はスーパーデカレンジャーロボ紹介編
なんと潜入時の変装衣装で解説です。 「デカレンジャーロボと」と白い服のバン、「デカバイクロボが」赤いワンピのテツ。その肩に手を置き「超特捜合体」ってホージー、二人をくっつけるんじゃないっ。 『スーパーデカレンジャーロボ』みんなが声を揃えた後、 センとウメコが「パワーもスーパー」「スピードも、スーパー!」と、ノリノリで続け、 ジャスミンがピッと指を立て「スーパーなのはいいことだ」死語のパロディでオチなんだけど、のっけのテツ子さんのインパクトには、勝ててねえ……

次回予告 エピソード.27『ファンキー・プリズナー』
ジャスミン主役回はどうやら48時間ネタ?  エディー・マーフィーならぬ、ヤツデンワニな声のアリエナイザーとタッグを組んだ漫才コンビな捜査の行方は、迷走台風より複雑怪奇。 で、EDの方は3回目の「girls in trouble! DEKARANGER」を期待しても、いい?

今週の仮面ライダー剣・28話
こちとら関西圏在住なモンで、ライダー見るのも久しぶり。ストーリーを忘れかけてましたが、カテゴリーエースが宿るベルトに心を乗っ取られかけた仮面ライダーレンゲル(上城睦月・高校生)を正気に戻そうと、 タランチュラアンデッドことチベット帰りの嶋昇が、橋の下で戦ってたんですねぇ……半月も。(関東だと一週間かな)

怪人態の不気味さと言動の穏やかさのミスマッチぶりが、なんだかキュートなタランチュラは、手加減ってものを知らないレンゲルに杖でドツかれまくり。 割って入った仮面ライダーブレイド(剣崎一真・主役)も容赦なく杖でドカバキやられてます。でもブレイドは嶋ほど平和主義者じゃないわけで、とっとと 現在オモチャ売出し中のアブゾーバーにQカードセットしてJをラウズ。ジャックフォームとなってレンゲルの横面張ってあっさり強制変身解除させちゃいました。紫の露光っぽい効果で変身畳を示すのがなかなか芸コマ〜

「自分の心を制御できない人間にライダーをやる資格は無い」ベルトを返すよう要求するブレイドを止めたのは、人間態になった嶋昇。きっとスパイダーアンデッドの思念に操られてベルト持ち出した白井虎太郎のキャベツUFOっぷりを烏丸署長から聞いてたんでしょうなぁ。
ベルトを手にしたまま睦月はふらふらと家に帰って「悔しくないのか、それでも最強のライダーか」なんて蜘蛛電波にさらされながら自室に引きこもり。

そうやって人格を破壊されていく睦月の姿を黙って見ていられないと言う嶋昇は、居候先の白井農場に戻って大家の虎太郎(ジャーナリストの卵)をはじめ広瀬栞(オペレーター・多分ヒロイン)や剣崎に、 レンゲルにわざと封印されてカテゴリーエースを抑えるなんて一か八かの賭けはやめてくれと寄ってたかって小言を言われて、聖中央病院の橘(仮面ライダーギャレン)の病室へ高飛び……もとい情報収集に向かいました(けど、アレルギーの人もいるんだから病院に鳥篭を持ち込むのはどうだろうねぇ、ナチュラル?)。
「そんな顔をしているとここ(眉間に)しわがよって美人が台無しだぞ」なんてすごい捨てゼリフを栞ちゃんに残して。(剣崎ィ〜「え、美人ってどこに」は無ぇだろう)

睦月の両親以外の係累としてバスケ部とガールフレンドの存在を嶋が橘から聞いた直後に、今週のザコ・ペッカーアンデッド(声 塩野勝美)が病院の緑地帯に出現。 さらにタイムリーな事に、睦月に頼まれて橘のお見舞いに来た望美が花持って通りかかり「きゃー」としっかりヒロインの役も果たしてます。だから栞ちゃんは今までどおり眉間にシワでかまわないぞ。

「私が行く、君は無理をするな」携帯アンデッドサーチャーからのアラームにベッドから出ようとする橘を止め、望美の危機に駆けつけたタランチュラは風を巻いた掌底でペッカーをぶっとばします。 そっか〜、先週ってテツに対抗して嶋のストームフィスト大活躍編だったのかぁ。さらに睦月が巻き込まれている事態をカノジョには知らせまいと、風を使ってアンデッドを見た記憶を吸い取り日射病で倒れたと偽って……ペッカーが踏んだ花まで治したりしましたか嶋さん。何でもありの風ですなぁ。

望美からの携帯で山門前に呼び出された睦月は、美人局(つつもたせ)よろしく現れた嶋の姿にブッチョウ面。 決着つけたいだの、強くなれって声が聞こえるだのと危ない睦月は、望美の心の声を風にしたという嶋のウインドメッセージサービスにもっと不機嫌になって駆け去っちゃいました。 そりゃフツーの高校生が『睦月好きだよ、大好きだよ 昔の私の知ってる睦月に戻って、お願い』……彼女のセキララな本心聞かされちゃあ死ぬほど恥ずかしいわな。そのあたりの機微がわからないあたり、悟りきった風格の嶋さんも所詮はアンデッドって事か。

「彼は頑張ってくれるかね、ナチュラル」若いカップルが走り去った境内でカナリアに話しかけていた嶋は「もうちょっとゆっくりしてったらどうだ、ジョーカー」と、 立ち聞きしていた物影から立ち去ろうとしていた、相川始(仮面ライダーカリス・住み込みウェイター兼カメラマンの卵?)を呼び止めます。

ジョーカーと呼ばれて顔をしかめ、心配してないと言い張る始に「だろうね、君にはどんな者にも負けないという自信がある、なぜなら君自身の存在が最後の切り札だからね」と意味深発言、 さらにカテゴリー2との融合で人間と同化し愛し始めてるだの、案外気持ちのよいものだろうなどとハカランダのことを持ち出しての始分析を押し付け、ついでにカナリアのナチュラルまで押し付けちゃったもようです。 「人を大切に思う気持ちに触れるとたまらなくなるんだ なんとかしてやりたい、救いたいって。このお節介が私の弱点なんだよな、ナチュラル」

居候中の飲食店にカナリアを持ち込むのは迷惑と、始は押し付けられたナチュラルを籠ごと白井農場に届けにきました。 白井家の庭では嶋の歓迎会を兼ねたバーベキューの準備が着々と進行中。そのアットホームぶりに、 こうしている間も生き残りをかけてアンデッドは戦っているのに人間なんて「気楽なものだ」とチクっと始がイヤミ言ったら 「ナチャラルぅ、このお兄さん怖かっただろ、もう大丈夫だからね」とイヤミで返す大人気ない虎太郎。それに苦笑できる始は今やみゆき以上に人の心の機微がわかってる……かも。

一方「時間が無いんです」と看護婦(三原伊織奈さん?)を振り切って自主退院を強行した橘は、木の下に佇んで、望美と一緒に睦月の家をストーキーング……いや張り込みです。 望美に聞かれて、今の睦月は昔の俺のように自分をコントロールできない状態だが、必ず救ってみせる……なんて誓ってるのに 何に巻き込まれているかは「知らないほうがいい……あいつの唯一心を許せる場所であってほしいんだ」とはぐらかし「ここは任してくれないか」とうっかり妙な事口走ったり都合の悪いモノを見られないうちにと望美を帰らせます(大人ってズルぅい)。

「本当に、勝てるのか、俺はどうしたらいいんだ」カノジョからの携帯も着信拒否して、嶋に言われた事を思い出しながらうろうろしていた睦月は、 結局邪悪な声に負けカテゴリーキング=嶋と戦うため外へ出て……橋の上で橘に呼び止められました。 「彼に会うのはよせ」頭に痛々しくも包帯の先輩ライダーに忠告されても「今度こそ、カテゴリーキングを」とドスの効いた梁田声で返事する睦月は、 たまたま岸辺でペッカーが釣り人を襲っているのを潮時と「ザコの相手は任せた」と言い捨てて歩き去っちゃいました。

今週のクライマックスバトル1
一般人が襲われているのに知らん振りするわけにも行かず、橘は歩道橋から怪鳥跳び変身。 ペッカーともみ合ったままモノレール下へともつれ込んでバトルに突入。怪我した頭の痛みに射撃への集中力もままならないまま、かすみ目とフラつきに耐えつつ、剣崎の救援を断って「睦月を、嶋さんを頼む、二人を止めてくれ」そう通信しての孤独なバトル。 しかし相手にマトリックス避けとかされて金網に叩きつけられピンチです。 「こんなところで、モタモタしているヒマは無い!」思いを強さに変える男橘は、一発逆転の0距離射撃。 そして連射で距離を取った後、銃で牽制しながらカード3枚ラウズしてのトリプルコンボ・バーニングディバイドでペッカーを封印(しかしダイヤの4だなんて公式見ないとわかんないぞ)、川原へ急ぎます。「ダメだ嶋さん、早まった真似をしちゃ」

今週のクライマックスバトル2
「来たな、カテゴリーエース」アバンタイトルと同じ約束の川原へきた睦月はすっかり乗っ取られ状態。 嶋の望美の心の声入りの風(キスでもしそうな顔のドアップ動画つき)を喰らっても、今回は照れて逃げたりせず、レンゲルに変身してドツきに来ます。 「そうか、少し痛めつけてからでないと風の声が聞こえないようだね」嶋も変身し、駆け寄る両者が戦い始めた時、 遠く離れたナチュラルはアンデットサーチャーより早く騒いで……門前のカナリア、習わぬテレパシーを読むって新たなことわざが出来そうな勘の良さを発揮です。

カナリアに少し遅れて反応するアンデッドサーチャー。南西とバトル位置を特定した栞の指示で、川原に駆けつけたブレイドが、レンゲルを羽交い絞めにしましたが「邪魔をするな、このチャンスを逃すわけにはいかないんだ」なんと背後から撃ってきたのはタランチュラ……飛び道具なんてあったっけ?  ま、それはともかく互角のバトルを展開しますが、白井農場ではナチュラルが逃げたりして不吉な気配、濃厚です。

倒れたところで再び声のメッセージ入り風で包まれるレンゲル。一度正気を取り戻しかけた後、タランチュラとブレイドに杖を振り回す様は死に物狂い。 バイトとブリザードをラウズして2枚コンボでブリザートフラッシュのカニバサミジャンプ中……「望美」一瞬睦月の意識を取り戻したのを見定めて「今だ」みずからキックに当たりにいくタランチュラ。 人間態と怪人態が不安定となる程ダメージを受けベルトのバックルが開いた状態で「私を封印しろ、チャンスを逃すな、世の中を平和にしたいんだろ、正義の為に戦いたいんだろ! ……封印しろ、早く!」 強く促す嶋の声に応じてカードを投げるレンゲル。

笑顔を残して嶋がクラブのK(EVOLUTION)のカードに封印された後に到着したギャレンは、心ここにあらずといった感じのレンゲルとうつむくブレイドの様子にバトルの結果を悟り 「睦月、そのカードを渡せ」手を伸ばしますが睦月が手でとどめ……真昼の川原を夢遊病者のように歩き去るレンゲルの後姿で(一週遅れの)引き。
ラストカットのカードは当然クラブのK……ギャレンと封印されたダイヤの4……可哀想。

予告……ウェンディーヌ姐さん?! っていうかギャグ編っすか? さらにバンの二面性演技に対抗するがごとく三上了なる軽い人物と始の入れ替わりネタ(=一人二役)炸裂とは恐れ入りました。 最近カリス活躍してなかったけどコミカル演技で埋め合わせとは……まぁ、その、なんだ。役者さんが関西人でたこ焼きと関西弁に違和感無いのが救い……かな。

さて、一週遅れで始まった劇場版のプレストーリー「ニュージェネレーション」
『仮面ライダーと言う名の仮面』なんて虎太郎の本が2千万部売れて平積みになってるありえない未来のとある会社で…… プランナー志望で転属願いを出していたOL三輪夏美が「変身」と呟いて、出世なんか無理とのたまい移動願いを握りつぶしお茶汲み命じる上司に、合成バリバリのドロップキック&一本背負い(谷選手の金の後だとムダに感慨深い……)食らわして、辞表を封印カードみたいにペラっと落としタンカ切って辞職。

「あたしはもっとピカピカに輝くの、新しい人生の始まりだv」なんて公園の森歩いてたらクマさんではなくピーコックアンデッドに出会ってあらビックリ、貝殻のイヤリングの代わりに何を貰ったか、マジにライダーに変身しちゃったかも〜
って、こっちもギャグ仕立てですかい?


8月14日
アテネ五輪開幕のカウントダウンがNHKで始まった昨日5時頃の臨時ニュースのテロップ。テロか事故かとドキドキしたら、巨人の渡辺オーナーのスカウト裏金引責辞任と人命に関わらないニュースで胸を撫で下ろしました。

選手のストで世論的に渡辺恒雄主筆率いる読売新聞が完全悪役化するのを避けたのかも、なんて妄想はおいといて、確かにスカウト時の裏金は球団経営の健全化の足を引っぱる一因だけど、 引責辞任するなら球界全体の不透明性を明るみに出し、健全な市民球団化への礎石となっていただきたかったです。
それに主筆まで辞任するんじゃないから、きっと姑みたいに口出してくるんだろうなあ……今までみたいに裏のほうから。

ところで……阪神の久万オーナーのご発言ですが、 映画『グラディエーター』じゃないけれど選手は球児と庶民の夢を味方につけているというのに……バファローズファンとブルーウェーブファン=大阪と神戸の人間を敵に回したら、阪神電鉄と阪神デパートは……まじにヤバくねぇ?
それと、久万さん。維持費と称する数十億の内訳を一円に至るまでキッチリ出してみ?  出せたらお爺ちゃんの言う事、ちゃあんと聞いてあげるからさ。なんなら渡辺氏に続いて引責辞任いっとく?

とまぁ、野球に興味の無い人にはつまんない話はこの位にして、先日着た面白いスパムメールのお話でもしましょうか。

【メールもらったので返信しました】
私のパソコンに件名も本文も書いていないメールが来たので
とりあえず返信してみました。どちら様でしょうか?
私は山本と申します。間違いだったらごめんなさい

返信して日記のネタが無いときの連載コンテンツにでもしようかと思いましたが、Googleかけると既にネタにしていらっしゃる所もあるので、やめました。 最初の6通くらいは『* なに?』とか『*返事が ない。ただの しかばねのようだ。』と返信してもテンプレで熱烈なのが返って来るらしいので、色んなRPGネタと絡めると笑えそうなんですが。

ちなみに、山本さんはかなり進化したタイプで、7月の頃はフルネームで女性と明記されたかなりマヌケなシロモノだったようです。そろそろ次の進化が見られる頃、ですかねぇ。


8月13日
150%の新幹線や35Kmの渋滞などという凄まじき帰省ラッシュのピークを乗り越え、故郷でゴロゴロ(婚家だとピリピリ?)しながら、あの世からの里帰り中のご先祖様だけでなく不死身のジェイソンまでもが徘徊する、13日の金曜日を迎えておられる方は……多いんでしょうか。

ところで、お隣の国 韓国では首都移転が着々と進行中。そして世論を巻き込み与党と野党でケンケンがくがく大議論中ってんだから、狭い日本でのお盆国内大移動なんか、まだまだ可愛いものです。 いざ移転となったら韓国に建設業界からの景気のビッグウェーブが巻き起こるのか、ノイスバンシュタイン城建築みたいに新首都建設が、昇り調子の韓国経済に水を差す、傾国の美女となってしまうのか。公約をなかったことにする日本の政治家もなんですが、公約を忠実に実行しようとするのもなんだかねぇ。

首都を動かしたがるのは新たな時代を切り開こうとする天下人の習性。過去からのシガラミが口やかましい親よりウゼーのは、1000年王城を誇るステレオタイプな京都人を思い浮かべれば、信長の気持ちもマル解りだったりいたしますが、600年も首都やってるソウルがやっと限界に近いなら、たかだか400年のお江戸はもうしばらく大丈夫。 つまり8月中旬の首都圏付近の大渋滞もあと百年は……ふぅ。


8月12日
1分に1度は全国各地で『願い事の早口大会』が……いや、夜の半球全体で『願い事の早口大会』が開催されちゃうかもしれない、ペルセウス座流星群の極大出現日がやってまいりました。 (まぁ、早めの日記だけど11日の未明にだって流れてるからカンベンを)

オリンピックでの日本人選手金メダル獲得を願うもよし、故郷の高校が甲子園で勝ち抜くよう願うもよし、年金破綻を遅らせるためにも社会保険庁の無駄遣いが一円でも減ることを願ってもいいし、 プロ野球の未来を願うのもまたよし。だけどお願いする相手は流れ星より先にテルテル坊主かもしれません。台風13号に集中豪雨とおちおち星を見ていられない空模様だもんなぁ。

降るときは思いっきり降らせるのが夏の入道雲。インディペンデンスディみたいなカナテコ雲を睨んだところで星は出てきてくれません。ウェザーニュースが月額105円で携帯向けに詳細な天気情報を発信しているらしいですが、 お盆時期には晴れ間を求めて車で移動するのも一苦労。渋滞に巻き込まれるのがオチ…… スイフト・タットル彗星の置き土産を楽しむためには眠気とのバトルに勝つ昼寝の励行も大事ですが、お天気運の強さがまず試されそうです。


8月11日
ダイエーがロッテとの合併を正式に断ったというニュースにはホッとしましたが、 近鉄とオリックスの合併調印にはがっくり。 そして手元に届いた、大阪近鉄バファローズファンクラブ事務局からのダイレクトメールに収まっていた、ペラい紙切れの文章を読むと……もうなんと申し上げてよいやら。

“ファンの皆様のため”と言い、ライブドアの買収を“保証のない形での買収”と名前すら出さず無視を決め込み、新チーム応援を依頼する、この紙切れの裏に、 原爆開発者への抗議文の裏にあえて反論を書いて送り返したアインシュタインを見習って、墨跡もくっきり『不承知』と書いて送り返すのが、正しいファンクラブメンバーの筋というものかと……

こんな事ならオリックスのファンクラブにも入っとくんだったなぁ。きっと同様の文面のダイレクトメールが送られてきているに違いないと思うのですが……どうでしょう?


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