一言半日記 2004 8_21〜8_31


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夏が終わり、普段が帰ってくる  リスク管理、9/1は車に注意  デカレンジャー.28  バファローズの応援歌CD  ピーピングワーム?  仮面ライダー剣 第30話  入手困難『チキンラーメン付きどんぶり』  『虹のかなた』と 川合俊一氏の入院  今年はワインの当たり年貧乏?  デカレンジャー.27 仮面ライダー剣 第29話  ミスとドラゴン?
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。


8月31日
昨日から、小堺一機さんが『ごきげんよう』に復帰。アテネ特集のせいで7時35分前後にズレていた、 『めざましテレビ』のミニコーナー『トロと旅する』も、以前の7時29分前後に戻って、テレビはすっかり“普段”を取り戻しました。

泣いても笑っても今日で8月は終わり。猛暑に浮かれ、スポーツの祭典で盛り上がったバカンスシーズンは台風に吹きさらわれて、気がつけば梨は旨いわ新米は並んでるわと、すっかり地に足の着いた秋になっちゃいました(せっかくの秋の味覚に台風被害がありませんように)。
で、夏休みの終わりと共に、ネットに散らばる無記名掲示板が落ち着きを取り戻すのはありがたいのですが、一部サイトでは更新が滞っちゃうのが寂しい限り。学業と両立しなきゃならない管理人さんは大変です。

秋の夜長は徹夜向きの季節ですが、学校があるのにサイト更新で夜更かしなんぞしてたら体育の時間に息切れ必至。 成長ホルモンも足りなくなって、身長が伸び悩んだりニキビが出来たり、頭が悪くなったり、ロクな事はありません。
そりゃもう、体験者が言うんだから間違いない。


8月30日
迫る台風関連の臨時ニュースかと思ったら……繰上げ金のニュースだった昨夜。
1位が失格になって貰っても、金は金……「でもなぁ」と、ついベン・ジョンソン選手を思い出し、複雑な感慨を抱いてしまいます。 ああ、ネットにぶつけた1投が室伏選手のベストで83m19cmを超えていたら、誰も困らなかったんですかねぇ。

もちろん、スポーツに“たられば”はございません。体力や気力だけでなく運にも左右されるスポーツは、先がわからないから面白い。 でもあらかじめ不利が判っているならば、リスクを減らすよう努力するのも大事な作戦のひとつ。 9/1からのガソリン値上げで、現在リッターあたり111〜116円だったのが、ついに120円台になっちゃうならば、今日明日のうちにマイカーの、 タンクを満杯にしとくのはセコいけれどお財布ダメージを減らす大事なリスク管理の一つです。

ただ、心配なのは事故のときです。缶ジュース1本分をケチったばかりに、事故が大きくなる可能性もあるんですよねぇ。 9月11日のテロでは燃料満タンの旅客機がミサイル代わりに使われました。9月1日に道行く車のほとんどは、極論すれば走る火炎瓶です。 ドライバーの方が気をつけるのは当然として、歩行者も自転車も、猫も犬も鹿もイノシシも、できるだけ車を刺激しない様に、ムチャは厳禁。気をつけて参りましょ〜。


8月29日
アテネ五輪最終日、今夜で夜更かしも終わりかな? だけど日曜の朝だけは、スポーツ観戦に背を向けて、台風にだけは注意しつつ、いってみようか特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.28『アリエナイザー・リターンズ』
「たすけてー」書類が舞い散る事務室で、モニターの中から救いを求めるOLの声で今週は始まりました。アテネ五輪ダイジェストのせいでライダー以降が潰れちゃうから今週もスーパーヒーロータイムの括りは無し……SHTが復活した時は新ロゴや新バンクになってたりして。

「ポイント039のオフィス街で人間がデジタル化して取り込まれるという事件が発生した」デカルームにボス(アヌビス星人 ドギー・クルーガー)の声が響き、デスク前に黒制服の部下5人と白制服の本部からの研修生1人が集合です。 「それってどっかで聞いたような」バン(赤座伴番・デカレッド)が記憶を探リ始めた直後に 「ケバキーア」あっさり答えるホージー(戸増宝児・デカブルー)、さすがは努力の天才です(というかEp.03で煮え湯を飲まされた相手だから忘れたくても忘れられないか)。 「うむ、ソックリ同じ手口だ」頷くボスの言葉に首をかしげるのは小柄なウメコ(胡堂小梅・デカピンク) 「ケバキーアはデリートしたはずなのに」 身長差と慎重さでウメコとは好対照のセンちゃん(江成仙一・デカグリーン)は「同じリコモ星人の仕業か」と常識的な発言です。

「次に狙われそうな場所、ネットから特定してみます」 ホージーのネットサーチ(って何?)で容疑者のデジタル情報から割り出した次の出現場所……集合住宅の一角にマシンドーベルマンで乗り付けた、 バンとテツ(姶良鉄幹・デカブレイク)。車から降りた直後に聞こえた女性の悲鳴に猛ダッシュ。 そしてダイニングテーブルに置かれたパソコンモニターに女性(辻しのぶ)を引き込む金色頭のリコモ星人ケバキーアを発見です。 「ママー」親に駆け寄る子供(牧野晴)を抱きとめて、モニターから伸びてくる魔手から守るバン。

一方テツは「逃げて、ケンタ! 逃げて」モニターの中から我が子を案じる女性の姿に、炎の中で微笑む女性(松永香織)の顔を重ね、 「キサマっ」闇雲にケバキーアの腕を掴み、左手のインターフェースが発する電撃に弾かれてます。 さらに冷静さを失ってSPシューター向けるテツ 「落ち着けって、なにやってんだ!」バンが跳びついて銃を収めさせる前から、モニターは無人で砂の嵐。 「だいじょぶっ、ママはデカレンジャーが必ず助け出す、だから信じて待ってて」涙ぐむケンタ少年の前にしゃがみこみ、 なぐさめるバンの様子を無言で見詰めるテツからは、いつもの素直さや快活さが消えてます。

マシンドーベルマンに戻ってもうつむきっぱなしのテツに、バンは心配気に声をかけます。 「さっきはどした? テツらしくねーじゃん」 「すみません」沈んだ声で被害者に母親の記憶を重ねていたことを告白するテツ。 「そっか……お前のご両親、アリエナイザー犯罪に巻き込まれて亡くなったんだよな」バンの説明的台詞を補足するように、 幼くて何も覚えていないが、炎の中で微笑んでいる母の顔だけ思い出すと、伏線引きな回想に浸るテツ。

だけど事件は感傷に浸るヒマもなく起きちゃいます。 「次にケバキーアが現れるのは、このポイントのどこかだ」残るデカレンジャー4人がやってきたのは、Ep.5発端の高級マンション前。 なんとサイみたいな角ミサイルでビルが破壊されるのを目撃です。 ウメコが振り返ってみれば堅いのが自慢のアリエナイザー・アンリ星人ベイルドンの仕業。 最近お座敷がかからないロボット警察犬マーフィーK9と共に事件解決に頑張ったウメコは、あの世から戻ってきた強敵にビックリです。 全員で逃げるベイルドンにSPシューター撃ってますが、その程度の火力じゃかすり傷もつかないんじゃあ?

おびき出されるように4人はEp.06のスタジアム前まで追跡し、そこでテツ&バンと合流します。 2人目の再生アリエナイザー出現に何がなんだかわからない一同。一人冷静なセンちゃんが、いち早く敵の存在に気づきました。 「よけろ」散った6人がいた場所を、アスファルトごとえぐったのは、ダイヤモンド粉を入れてもらえず某トリビア番組で日本刀に負けさせられた高圧水流カッター。 「今度はカーサスだ」見上げれば植物タイプの女性型宇宙人が逃げていくところでした。「一体どういいうこと?」もっともなウメコの疑問に 「捕まえて確かめるまでだ」バンはチェンジして屋上までハイジャンプ、猪突猛進男らしい回答です。

しかし屋上は無人。警戒する6人のうちデカイエロー(ジャスミン・礼紋茉莉花)は、サラリーマンのリアルフィギュアに気づいて拾い上げます。 「まさか、ダゴネール?!」Ep.07の人間フィギュアを思い出した直後、「ふわか、ふわか」と物影から逃げていくクオーター星人ダゴネールを見てしまいます。 「気をつけろ、ヤツはこの下だ」6人は一万七百八歳のお金持ちなのに子供っぽいオタクなダゴネールが降りた階段を、銃を構えながらゆっくり降りていきます。 「いくぞ」実質リーダーのブルーの指示で突入した先には……

カラフルな布のオブジェはあっても寒々とした、コンクリート打ちっ放しの部屋。 ガランとした薄暗い室内に置かれた唯一の家具、4人掛けのテーブルには、ケバキーアのお家と同じ製品らしきノートパソコン、 ベイルドンが捜し求めていた人間ガソリン化用の赤い薬、 リドミハ星から来た被害者加害者姉妹が好きだった好物の野菜ピラフが置かれ、 フィギュアケース代わりの風船がフワフワ…… 「誰もいない」人が隠れられそうな場所を手分けして調べた後、チェンジを解いて、それぞれ捜査用手袋はめて関わりの深い遺留品のチェックです。 「ここは4人のアジトなのか?」

余ったテツが凍りついたように見つめているのは、変質的なまでに壁一面に張られた宇宙共通文字の新聞、そしてスクラップブックと同じニュース画像を流し続けるモニター。 全て、一人のアリエナイザーが逮捕された記事やニュースばかり 「テツ、コイツの事、何か知ってるのか」同じく手持ち無沙汰のバンの質問にテツの顔はまた沈みモードです。 「ええ、スペキオン星人ジェニオ。2年前オレが逮捕したアリエナイザーです」 一瞬、そいつが再生怪人の仕掛け人かと思いましたが、 現在アルカポの特殊独房に収監中で、今度の事件は起こせそうにありません。

デカルームに戻った一同はボスからジェニオの情報を通達されてます。ただし、テツだけは自分の席で物思いモードどっぷり。 鏡の中に人間を閉じ込めて 生きたままポートレートにしてしまう、ジェニオの犠牲者は既に数千人。 「そんな凶悪なヤツがなぜデリートされないんです?」ジャスミンの疑問に、 ジェニオの特殊能力は宇宙警察の科学力をしてもいまだ解析できていない、 デリートしたら被害者を助ける事は出来ない……そう答えるボス。2年前の神崎士郎か香川教授の出番かも。

4人との関係は……「自らの犯罪を芸術とうそぶく天才だ、尊敬しているアリエナイザーも多い」 つまりハッキリしないようです。  「そんなヤツ、捕まえたんだ。スゲーじゃないかテツ」犯罪のカリスマを逮捕した特キョウに、いつもの調子で話しかけたバンでしたが 「ナンセンス」テツは暗い顔で手を払いのけちゃいます。 「なんだアイツ」ムッとしたバンに簡潔に答えたのはボス「ジェニオは、テツの両親の命を奪った犯人だ」 驚いた一同がテツを見たときには、ボスの言葉も聞こえてない様子で白制服がデカルームを出て行くところでした。 締まる自動ドアから一瞬見えた横顔が、苦しげです。

デカベースの屋上に佇み、瞬く町の光を前にしているテツですが、見ているのは過去の記憶、炎の中で微笑み何か言ってる母の顔です。 「テツ、ボスから聞いた。さっきは悪かったな」同僚代表で来たらしいバンに、 「先輩、オレ、ジェニオに会いに行こうと思うんです」犯罪の天才でアリエナイザーに顔が広いヤツならきっと今度の事件の真相を推理できると、思い切ったアイデアを口にするテツ。 ノリは踊る大捜査線ムービー1? 「親の仇のジェニオに頼むのか」驚きを隠せないバンですが、 「ケバキーアに連れ去られる母親の姿を見たとき、あの子を俺みたいにしたくは無いと思ったんです」そんな決意を語られては、Ep1で子供の為に暴走した火の玉ルーキーは賛成するより他はありません 「そっか……頼んだぞ、テツ」

監獄衛星アルカポへとデカバイクを飛ばすテツ「母さんはどうして炎の中で微笑みかけていたのか、何を語りかけていたのか、全てを思い出したい。 ジェニオと会えば何かわかるかも知れない」それは良いのですが、『プラネテス』で無音の宇宙に慣れてると響き渡るサイレンがとっても違和感。まぁ、電波か光を解りやすいよう音訳したものと思っておきましょう。

アルカポの奥、なんだか地下っぽいゲート前で身分証にもなるブレスロットルをテツがかざすと、黒く重い扉が開きました。 「特キョウさんね。ご存知でしょうが、ジェニオは光を反射するものなら、そこに入り込んで逃げ出すことが……」「知ってる」 看守(清家利一)の言葉をさえぎり、差し出されたトレイにブレスロットルやSPシューターといった金属物質を使った武器を置き、 反射物と言うことで、バッチや制服のジッパーやベルトのバックルに黒いテープを貼ってもらった後 「では、これで瞳を隠してください」つや消しの黒いサングラスを渡されるという厳重な準備を経てから、 なぜか地球語と言うかアラビア数字の暗証番号を入力し、テツは自分が逮捕した親の仇の待つ独房へ。

牢の真ん中に本と手紙を置いた机を置き、肘をついて組んだ手に額を埋める黒囚人服のスペキオン星人ジェニオ(声 野田圭一)。その知的な雰囲気は、ほとんど『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター教授。 「おやおや、珍しい訪問者だな」口調もまさにレクターコピー、石田太郎じゃなくても渋さに遜色ありません。 「お前に頼みがあってきた」冷静さを保つテツに 「被害者を開放しろと言うのならお断りだ。自分の芸術作品を壊すようなマネは出来ない」淡々と返すジェニオ。

「デリートしたはずのアリエナイザーが4人も蘇り、犯罪をおかしている。 そのアジトにはお前の資料があった。あの4人とお前は何か関係があるのか」 そのアリエナイザーの名前も告げず質問しちゃうテツに、本気で推理をさせる気があるのかちょっと疑問ですが、 「答えてやっても良いが、その前に、君も私の質問に答えるがいい」条件出してくるジェニオは自信ありげ。きっと今までも色んな推理と引き換えにちょっとずつ独房を居心地よくしてきたんだろうなぁ。

「15年前、両親の最期は覚えているか?」 羊の子を抱えて家出したクラリスをからかうレクターのようなイジワルな質問に、沈黙するテツ。 「君が答えないなら、私も答えないよ」顔を伏せるジェニオをサングラス越しに見つめ、テツは重い口を開きます。 あの頃はまだ幼かった。後になって人づてに聞いたことしか知らない。 ただ、炎に包まれた母親が微笑む顔だけを覚えている。 「でも、その時、なんと言っていたのかは……」淡々とした声の中に苦しさともどかしさを滲ませるテツ。

「嫌な質問によく答えた」
立ち上がったジェニオはテツに手紙の束を見せ「私へのファンレターだよ」 見事な事件を起し、私に認めてもらいたい……そんな目的で犯罪を犯す奴もいると、 黒封筒に白い文字の手紙を抜いて、送り主の名を示します。 「パウチ星人ボラペーノ……一個の細胞さえあれば、どんなアリエナイザーにも変身できる能力がある」 デリートされたアリエナイザーの細胞は、完全に抹消されているはずとの教科書どおりのテツの言葉に 背を向けたジェニオは一言「完全と言う言葉は神にしか使えないものだよ」今、宇宙最高裁判所に神懸りフラグが立った気が……。

「タダのマニアが今では立派な犯罪者になっている。宇宙警察も気づいていないが、既にいくつかの惑星で数千人を殺害しているようだ」 カーサスの件といい宇宙警察はかなりザルっポイです。神がかり的裁判所とがキッパリ分れているあたり、取り締まりすぎなくてちょうどいいのかも。 そんなザル警察のエリートがボラペーノの次の犯罪の推理を頼んでも、ジェニオは取り合ってくれません。 「それぐらい自分で考えるものだ、坊や?」

その頃、地球では死の商人アブレラさんが商談中。相手は 逆光のウルトラマンみたいにスリムな腰に手を当ててる、真っ黒な全身タイツアリエナイザー。まるで名探偵コナンの犯人確定前容疑者のようです。 「リクエストのあったアリエナイザーの契約書だ」共通文字が印字された透明下敷き状の書類の右下を見せるアブレラ。 「奴らの血判が残っている」どうやら鉄分でガス交換する異星人のようで赤い血痕がバッチリ残ってます。 「ここから、細胞を採取できるはずだ。お望みの怪重機も再現して準備してある」金さえ出せば色んなリクエストに答えてくれるマメさが素敵なアブレラさんですが、死んだ顧客のプライバシーまでは守ってくれない様です。

「あっ」ジェニオの課題を考え続けていたテツは不意に近くの通信機に駆け寄りました「地球署にコレクトしてくれ」
「ボス、わかりました。犯人は複数犯ではなく単独犯です。 パウチ星人ボラペーノ。犯行を模倣して喜びを覚えるタイプです」マスターライセンスから聞こえてきたテツの報告を要約した 「コピーキャット、模倣犯か」ってボスの発言で、羊たちの沈黙+レッド・ドラゴンに映画『コピーキャット』まで混ざりこんでまいりました。 最近の犯罪データの順番どおりに犯罪を起こしているはず、というテツの推理通りなら…… 「緊急手配、真犯人はパウチ星人ボラペーノ。次はおそらくザムザ星人シェイクになりすますっ」

「じゃ、きっとマイラさんに会いに行くはずだ!」マシンドーベルマンを駆るバンは、パトライトとサイレンのスイッチオン。 Ep.10で恋して“お友達でいましょう”されたザムザ星人の女性を案じてアクセル全開 「マイラさんはまだ、あの時のマンションにいるっ」「なぜ知ってる?」呆れるジャスミンを振り回すドリフトターンをやってのけます。10月に復活予定の『西武警察』の番宣だったり、します?

一方「見事な推理だったねぇ」アルカポではテツがジェニオ先生にお褒めの言葉を貰ってました。 用は済んだと背を向けるテツ。しかし心の一番弱いところへ爪を立てるジェニオの言葉に足が止まります。 「あそーだ、母親の言葉を思い出せないと言っていたねぇ。知りたくないかい? 坊や。ママの最後を」 悪魔のワナにかかっちゃった気がする中CM入り。Bパート開始前のアイキャッチは初のデカブレイク・光速拳バージョン。いつかデカマスターとスワンさんのコンビアイキャッチとか、作って欲しいものです。

さて、「マイラさんには、手を出させない!」マンション前で気張るバンは、 合流したウメコたちに「まだあの人の事あきらめてなかったの」なんて呆れられ「いや、俺は友達として……」Ep.9が懐かしいキョドリ顔、再びです。 「未練タラタラ」ジャスミンのコメントに、隠れナンパのセンは頭をかきかき同情し、ホージーは目をそらして相棒じゃないふり。
そんな仲間達にバンが抗弁する直前、殺気と共に緑の稲妻が襲ってきます。とっさにデカビーグルを盾にして避けた一同の頭上を、 マント翻し空中抱え込み前転で超えていったのは、ボスの通達どおりシェイク姿のアリエナイザーでした。強敵の登場に、デカレンジャーたちはチェンジして追跡開始です。

シェイクコピーを追ってデカレンジャーがやって来たのは、 ミサイルの信管をマイラが隠しに来たいつかの資材置き場です。「このコピー野郎、お前の正体はわかってるんだ」 剣とディーマグナムのジョン・ウーごっこは、飛び道具のデカレッドの勝ち。 剣を撃ち落されたシェイクコピーは、 ピンクとイエローのダブルキックを受けて体勢を崩し、ブルーとグリーンのディーロッドの突きで吹っ飛ばされ、 仲間4人の人間トランポリンで空高く舞ったレッドの『ムーンサルトショット』をモロに受けちゃいました。 残存細胞からは、マントの万能防御力活用法までは、読取れなかったのか……いや、カバーできない頭上を見抜いたデカレンチームのコンビ攻撃が決まったと解釈するべきかな。

「観念して正体を現しやがれ!」レッドの言葉に 「ならば、見せてあげるよ〜ん」不意にシェイクコピーの声と態度は軽くなり、キューティーハニー……もとい多羅尾伴内な長い名乗り開始です。 「ある時はザムザ星人シェイク、ある時はダゴネール、またある時はリドミハ星人カーサス、そしてまたベイルドン、そしてリコモ星人ケバキーア」 この場合、手を出さないのがお約束、決してデカレンジャー達が職務怠慢な訳では無い、ハズ。「そんなニセモノの顔を見たいんじゃねぇ」短気なレッドはキレてますがディーマグナムを撃ったりはいたしません、 せいぜい銃把で殴りかかるだけ。そんなお約束違反の攻撃を不定形の黒アメーバーになってかわし、影のように距離を取った後、やっと決めゼリフが終わります。

「しかしてその実体は、パウチ星人ボラペーノ(声 阪口侯一)♪」 全身タイツにスライムみたいな赤い口、そして銀の円盤があちこちに……ええっと、こんな時は“これはいいモーションキャプチャースーツですね”がお約束コメント? 「お前、顔ねーでねーの」呆れるデカイエローに続く「どうりでコピーに走ったわけだ」ってデカピンクのコメントも、驚いたり怖がったりと言うより、拍子抜けしてる雰囲気です。

「どうだい、ボクの犯罪ショー、素晴らしかっただろう?」白けているデカレンジャー達に得意げに胸を張るボラペーノは 「言語道断」と怒るレッドを宇宙警察レベルの頭脳じゃ理解できねーかとせせら笑います。 「でもきっと崇拝するジェニオ様なら、喜んでくださるに違いないっ、きゃはっ」そんな理由で事件を起したのか「ふざけるな」と突っ込むブルーを側転でかわし、他のメンバーの攻撃も避けつつ、まずは青いスナイパーをキックで撃沈。 力自慢のはずのグリーンを振り回し、まわし蹴りのお株を奪って体術のキレを見せ付け、強いのかなっと思いきや、不意を突いた火の玉レッドのキックには蹴り飛ばされてます。

しかーし素早く起き上がるボラペーノ。オリジナリティは低くてもHPは高そうです。 ディーアームズ構えて確保に来るブルーとグリーンに、やられつつも後ろに避け、 イエローとピンクのディースティックはバク転で避ける身軽ぶり……とおもいきや、突きはシッカリ受けてます。いや5対1で頑張ってるんだから強さ的にはデカマスタークラスかな。 「やっぱ、強いねー」ダメージ受けたところをなでて立ち上がり、 でも君達の弱点は調査済みだと一休さんみたいに両ひとさし指をペロッと舐めて、頭を指でくるくる(実はジェニオの声の新右エ門さん繋がり?) 「宇宙最強のアリエナイザー、リバーシア星人ブリッツよ」秘密兵器に変身です。

しかし“香典代わり”なんて失礼な挨拶と共に代金を貰わずにドロイド(戦闘員)をヘルズ兄弟の城に置いて行ったアブレラが、血判つきの契約書なんていつ取り交わしたのやら……実はバーツロイド起動の為には、血判から作ったDNAキーが必要とか言って後で郵送してもらったとか?

さて、ブリッツコピーが放つショットガンで撃たれて倒れる5人。 「手も足も出ないだろ」得意の絶頂に「それはどうかな」なんて水かけられて、ブリッツコピーは最大の大技・雷の魔方陣を作りあげます。 電撃の網に5人を捕らえて「とどめだ」雷型の剣を構えましたが……「同じ手は通用しないぜ」地面に輝く魔方陣を攻撃して術を破壊し自由になったレッドたちに、招雷の剣を弾かれちゃいました。

しょうがなくショットガンを撃つブリッツコピー。そのナパーム嵐の中を駆け抜けた5人はまたまたコンビ攻撃。 「フォーメーションF7」『了解』レッドの指示で ジャンプしてのレッドの二丁拳銃で先制し、その肩を踏み台にブルーとグリーンの落差を利用したWロッド攻撃。 水平方向からはピンクとイエローのWキック。ブリッツコピーを蹴った反動で、女性二人は並んでいた男性3人の肩に乗ってのヤグラ陣を組みます。

「デカタワー、パワーシュート」銃を立体的に撃つとどんな効果があるのか、よくわかりませんが、 五色のビームとナパームの火柱の中で、パチ物ブリッツの姿は元のノッペラボウに戻っちゃいました。某ライダーベルトのようにダメージ肩代わり機能が全ての変身には備わっているようです(微妙に召喚魔法?)。

「なぜだ、資料によるとお前らだけではブリッツには勝てなかったはずなのにぃ」頭をこするボラペーノに向かって5人は勝てた理由を口々に説明です。 「おまえさんのコピー完全さ。でもデカレンジャーは進化してるんだ」グリーンに続くのはイエローとピンク 「ブリッツだろうが負けやしない」「正義は絶対勝つんだからね」最後はブルーがクールに締めます。「ショーもそろそろ幕らしいな」 だけど口も態度も身のこなしも軽いボラペーノは「カーテンコールだよぉ」レッドの頭を馬跳びの要領で超え、 なんと爆走してくる復元したゴッドパウンダーのコクピットに収まっちゃいました。

特別仕様の怪重機まで用意した模倣犯ぶりに「さすがコピーキャット、マニア的には尊敬しちゃうなぁ」フィギュアオタク以外にも色々趣味がありそうなグリーンはアゴをなでなで。「褒めてる場合じゃないよっ」 「あ、そっか」感心しきりのグリーンにレッドは突っ込みをいれ、スワンさんにデカマシンの出動要請です。 「ロジャー、みんな頑張ってぇ。デカマシン発進」羽耳メカニックのスワンさん(チーニョ星人 白鳥スワン)の横で、クンクン鳴いてるのはこの夏初めてのマーフィー。 思えばスワンさんの出番も少な目だけど、ロボット警察犬マーフィーことディーバズーカの元は最近、活躍してなかったもんなぁ、オモチャのCM以外では。等身大アリエナイザーのデリートがめっきり少なかったせいだけど。

「ゴッドパウンダーに勝てると思っているのかぁ」 自信満々のボラペーノは重いパンチで資料どおりデカレンジャーロボをよろめかせます。でも、大パンチのチャンスと振りかぶった時、 「な〜んてな」くるっと身をかわされ威力を失ったパンチを掴まれての背負い投げっ 「うそぉー」地面に叩きつけられたゴッドパウンダーに「俺たちは進化してるって言ったろ」得意げに言い放つレッド、成長したなぁ。 で、ゴッドパウンダータックルはジャンプでかわし、起き上がったとこを蹴って、なんと怪重機のハイフォール披露……って一体どこに落ちてるんだか、市街戦なのに。 さらにその手を取って「ジャスティスホールド」なんでまたロボ戦で腕ひしぎ? 柔道とか女子レスリングでメダルラッシュになるのを見越してのアクションか、この後のアテネ五輪ハイライトの劇中番宣かな。

ボラペーノが動かない操縦桿にしがみ付いている間に、ゴッドパウンダーの右アクチュエーターに限界が来たらしく怪重機とコクピットに溢れる稲妻 「え、なにこれ、わーまずいまずい」超伝導によるリニア関節駆動システムあたりが壊れたゆえの放電現象ですかねぇ?

「パウチ星人ボラペーノ、様々な凶悪犯に変身し、コピー犯罪を犯した罪でジャッジメント」 必殺の右パンチを封じられ「どっちだろ、どっちだろぉー」コクピットでビビるボラペーノと、きょろきょろしてるだけのゴッドパウンダーの落差が絶妙です(関節がバカになって首しか動かなかった……のかな)。 そしてレッドの依頼で宇宙最高裁判所が出した判決はデリート許可。「あ、がっくし」最後まで軽かったボラペーノはゴッドパウンダーごと炎の中に消えました。 しかし、5人カウントダウン手続きしてのシグナルキャノンでのストライクアウトって久しぶり。

モニター内から母親が戻り、Aパートでのバンの約束が守られて喜ぶケンタ。それはいいけど 「みんな、事件の被害者たちが次々復活してるわ」なんでドキーの手を強引に掴んで通信してますか、スワンさん。 というか、被害者が戻るかどうか考慮して宇宙最高裁判所のデリート許可不許可は出てたんですねぇ(もしくは警察が戻してたのか)。 「よっしゃー、これにて一件コンプリート。やったぜ、テツ」レッドがデカレンジャーロボをサムズアップさせ、地球の事件は解決しましたが……

アルカポ出張中のテツはジェニオの昔話にすっかり聞き入ってました。 「あの日、私は地球で芸術即品の素材を捜していたのだが、ちょっとしたミスから宇宙警察に追われてしまった。その行く手に邪魔になった車がいたので、吹っ飛ばした」 満月から始まったジェニオの回想は、夜道に飛び出した所にせまる乗用車、そして気弾で横転しするシーンに繋がりますが、再生アリエナイザーと再生怪重機で浮いた予算をこれに回したらしく映画並みのド迫力です。 「それが坊やとパパとママを乗せた車だった」

運転していたテツの父親(吉田勢生)はピクリとも動かず、その額と口元には血がにじみ、 比較的原型をとどめている後部座席から、幼い鉄幹(小室優太)を外へ逃がす母親も下半身の自由が効かないらしく、そのこめかみにはやはり血が……。 「あの時、既に瀕死の重傷で目が見えなくなっていたのだろう、坊やのママは私を救助に来た人間だとでも思ったのか、坊やを助けてくれるよう懇願したのだ。 私は思わず坊やを抱き上げてしまった」

洩れたガソリンに引火し、呼び合う親子を炎が引き離します。 「炎に包まれていく坊やのママの美しい姿に目を奪われていたからだろうか……そして坊やのママは炎の中に消えていった」 子供を抱いたままジェニオが数歩下がったところで車は爆発。呆然と両親がいた辺りの炎見つめる幼いテツを下ろしジェニオは立ち去り、回想は終了。

「それが私が知っている全ての事だ」昔話を聞き終わったテツはふらふらと柱に背を預けます。 「思い出した」テツはいつしか状況を忘れ、封じ込めていた記憶の中に没入。 「ありがとう鉄幹。あなたが生まれてくれて、お母さん本当に幸せだった。 貴方の事を愛してるわ、これからも永遠に」亡き母の最期の言葉をハッキリ思い出し 「かあさん……」呟くサングラスの下から一筋の涙がこぼれ、床に落ちる直前に映ったジェニオの顔が、含み笑いでゆがみます

「しまったっ」テツが我か返った時には、独房の中は空っぽ。 「また地球で合おう、坊や」どっから響いてるのかわかんない笑い声を残して、ジェニオは神崎士郎のように姿を消し、 テツは握り締めたつや消しサングラスを床に叩きつけ……なんだかディメンジョンホールみたいな背景に浮かぶ大ボス然としたジェニオの顔と、居並ぶテツと5人の仲間たちの図で今週は引き。
「こんなこともあろうかと」とか言いつつ、怪しいカードデッキやライドシューターを、スワンさんが出してきそうでドッキドキ。

超凶悪な特殊能力を持つアリエナイザー・ジェニオが、テツを利用して宇宙牢獄から逃亡してしまった、 どうするデカブレイク、どうする特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター

エンディングミニコーナー 今週はデカベースロボ・コクピットでのクイズ大会編
「では問題です、ボラペーノがコピーしたアリエナイザーは何人でしょう」問題を出すスワンさんの横には真っ赤な蝶ネクタイのマーフィーが、助手然と控えて出演シーン稼ぎしてます。 そして各操縦席には回答用のボタンが(こんなこともあろうかと?)設置されてる辺り芸コマです。 「んー」天然系ウメコは悩むだけ。「ドン・モヤイダでしょ、ってドン・モヤイダ出てねーっ」指折った手で頭抱えるバンも正解は無理そうです。

冷静に数えるセン。うなづくジャスミン。だけど知性派2人より早く、ボタン押して犬マークの回答権表示を立てたのはホージー 「ケバキーア、ベイルドン、カーサス、ダゴネール、シェイク、ブリッツで6人」 ボタン押すのも早ければ、回答も凄い早口です。「ピンポン」にっこりスワンさんと同時に「ずるーい」と指差すウメコは意味不明。 「アリエナイザー祭ね」結局、ジャスミンのコメントが本編含めての締めとなりました。

次回予告 エピソード.29ミラーリベンジャー
「無人のマシンブルが発見された。ホージーとジャスミンも行方不明だ」ボスの言葉とその後のカットを見ると、 テツとバン2人で、もめたり助け合ったりしながら鏡の世界に囚われた仲間救出に頑張るお話のようです。 暴れ馬みたいなデカバイクロボに手を焼くデカレッドと、最後のウルトラタロウポーズのデカブレイクが勝利のカギかな。


8月28日
球場の外から5球団2リーグ制なんて放言する主筆様ですが「セからパへ行くのはどの球団かのぉ(悪魔笑い)」てな感じで、見当ハズレの圧力かけて、何かワガママ通すつもりなんじゃないかと、勘ぐっちゃいそうです。
そして東京地裁への合併差し止め等の申し立ての同日に、渦中の近鉄はオリックスと正式調印したとかなんとか……9/8のオーナー会議へカウントダウン開始みたいですが、たとえ法的には問題なくても収益の点で大問題のはず……。

どうも経営者の方々の視線が浮世離れした方に向いてる気がしてなりません。 ネクタイ外して球団のTシャツ着て、外野席で“下々”に混じって応援して“現場の空気”に触れて、名君ならぬ名経営者に生まれ変わる、『王子とこじき』や『水戸黄門』テイストの燃える奇跡が起こってくれませんかねぇ。

ちなみに昨夜は大阪ドームに行って、署名したり(スターティングメンバーなのに練習の合間に署名集めて握手してくれた3選手……その手のミサンガにぐっと来ました)弁当食ったり“選手・ファンを無視した合併は許せない”等の垂れ幕を眺めたりしてて、この日記のUpがおくれたワケですが、 ショップで買った応援歌CD、燃えますねぇ。ドライブ中はブラックブラックより目が覚めました、笑えて(をぅぃ)。
そしてホームとビジター両応援団で歌う『白いボールのファンタジー』
哀しみをこらえて歌う日が来ませんように。嬉し涙で歌える日がきますように。


8月27日
映画『2001年宇宙の旅』では、監視カメラで乗組員の企みを知るAIコンピューターが出てきましたが、世の中にはもっとすごいプログラムと言うか 感染するとWeb カメラを勝手に操るワームがあるそうで……開発者が産業スパイってんならまだ前向きですが、単なる覗きが趣味って可能性も……他人の私生活情報にやたら興味もつ生き物だもんなぁ、人間って。

まぁ、私生活に限らすあらゆるものをリアルタイムで見たいって欲望は古来からありました。魔法の鏡や水晶玉に千里眼。ドラえもんの秘密道具も覗き見系がいくつもあります。 人は知りたがりで、知るとますます興味を抱き……そうそう「口止め料?」なんて思わず勘ぐっちゃうほど他局でも流れてる讀賣新聞の大々的CM。 「知れば知るほど スポーツはおもしろくなる」ってコピーは良いですなぁ。

きっとこれは密室で色々やってんのがプロ野球をつまらなくしてる原因だから、全部知ってもらって面白くしちゃおう、トレードにまつわる裏金もファンの皆さんに知ってもらって膿を出せば、プロ野球はもっと面白くなる「ワシのシカバネをこえてけぇ〜」という主筆様からの電波通信って解釈は……ダメ?

話戻して、ピービング目的のワームの存在を知って、最初に思い出したのがハリケンジャーやアバレンジャーの敵探知システム。「なぜ被害者宅が映ってるんだー」とか突っ込んでましたが、このワームを有効利用してる設定と解釈しておきます。


8月26日
オリンピックも気になるけれど、大型だの猛烈だのと色々称号がつきだした台風16の動きも気になります。だけど昨日の関西は、タコ焼きとタイ焼きの売り上げ対決にクギづけだぁ。いってみようか特撮感想日記ぃ〜(仮面ライダー剣だけね)

8/25の仮面ライダー剣・30話
ソフトフォーカスふわふわの29話あらすじから今回は始まりました。関西弁と標準語を使い分ける森本亮治氏の一人二役、入れ替わった始(はじめ)と了(りょう)の運命やいかに……しかし、最近の合成技術はすごいなぁ。 吹き替えシーン直後にブルーバック合成シーンにいっても、違和感無いもんなぁ。

さて、桟橋での平行バトル。仮面ライダーギャレン(橘朔也)VSサーペントアンデッド(あずみ) そして 仮面ライダーブレイド(剣崎一真)VSトータスアンデッドのどつき合いバトルと、その近くでヘタれこんでる始(実は三上了)と、なぜ相川始が仮面ライダーカリスに変身しないのか、買い物袋片手に首をかしげる白井虎太郎という図から、今週の物語は開始です。

パニックの始(?)はブレイドの足にすがりついたりして、文字通りの足手まといやってます(それで倒れる主役ライダー……強いんだか弱いんだか)。 アンデッドに空気扱いされてる虎太郎は、一般人でありながら、叫ぼうが目立とうがある意味一番安全圏。一番ピンチなのは不死身でもないのにアンデッドに狙われている始(?)ですが、幸いにもサーペントは「違う、ヤツはジョーカーじゃない」とトータス率いて撤退してくれました。ところでテレパシーや気や波動ではなく、アンデッドも目で戦う相手を探すのはギャグ編だけの特別ルールでしょうか。

一方、寄席からでてきた鯛焼きグループ“ほへと組”の白ジャンパーカルテットは、全力疾走中の紋付きハカマ姿の了(記憶喪失中の始)に跳ね飛ばされ、さらに縁日のライバル、たこ焼きの“いろは組”のカシラが紋付きハカマで追いかけ、青ハッピに補助されて自分とこの跡取り娘が文金高島田でそれを追う、謎のコスプレマラソン部隊に遭遇。先程までバトルが展開されていた桟橋と艀まで成り行きで追っかけましたが……既に祭りの後。 ライダーも海蛇も亀も買い物男もいやしません。

ところで、新オープニングテーマと3ndエンディングテーマ(歌 森本亮治……なんだかなぁ)のCMが先行して流れてましたが……放送では9/5から登場でしょうか。まさにエイベックス商法ですなぁ……EDはCCCDだから買う気ないけど。

結婚式からの逃走は跡目を継ぎたくないせいかと蛸三朗が了(?)を問い詰めてたら、追ってきた鯛次郎に未知がタンカ切り、いつしか跡目や結婚はふっとんで、 「このタコッ!」『タコっ』「このタイっ!」『タイっ……親分ワルグチになってやせん』と両グループとも子分巻き込んでの怒鳴りあいになってしまいました。“アホくさ”な言い合いを止めたのは「絶対帰らへん、了との仲を認めてくれるまでなっ」娘未知の宣言……で気絶した鯛次郎。 「覚えてやがれっ」捨てゼリフの子分たちに担がれてタイ焼き屋の大将、退散です。

その夜、虎太郎はラドリオなる喫茶店に始(?)を呼び出しカウンセリングです。 このお店……売上金がなくなって無愛想なウェイターが濡れ衣被って辞めたり、イカ怪人に襲われて前の経営者が灰になったりとイワクつきの物件ですが、誰が買い取ったものやら……もちろん、 去年、ライダーとヒロインとヒロインBと裏主人公と蛇怪人候補が集結した因果の特異点は健在で、虎太郎と始(?)のカウンセリング席の横では、了(?)と未知のカップルが愛の有無について深刻な話し合い中。

「うちのこと、愛してる?」って聞いても「わからない……」な了(?)にショックを受ける未知。人のカノジョを泣かせたと怒った始(?)はメニューの影からこっそり「愛してるよ」とフォロー。 なんとかもう一人の自分とカノジョの仲を修復しホッとしてたら、人や動物に優しくなった結果、戦いたく無い気持ちになったと決め付けた虎太郎から爆弾発言。 君はアンデッドだから戦う時は戦えだの、人間じゃないだの言われて、入れ替わったソックリさん人生の常識ハズレのヘビーさと、怪物に狙われている男を大事なカノジョの側に置いちゃったヤバさに、始(?)は後悔のドツボで半ベソです。

白井農場で土下座して、三上了の名と身の上をバラしても信じてもらえず気絶する始な了。ちなみに、相川始本来の居候先カフェレストラン・ハカランダでは、カンバン小学生栗原天音が“今の始さん”なら二度と帰ってくるな路線を固めてます。 一方、しばらく家出していた若(了な始)のたこ焼きを子分たちは疑わずに食べてますが、同棲(?)して食べ慣れてた未知だけは、料理アニメ風に作られたタコ焼きの味から別人だと気づいたみたいです。

「お遊びはもう終わりっ、俺は元の三上了にもどる」と、了な始を運命の橋に呼び出した始な了。でも了な始は「俺は忌み嫌われていた。死神、53番目」なんてぼそほぞ呟いてて会話が成立しないし、後をつけてきた未知に立ち聞きされるわ「こっちの了ほうがずっと素敵や」とフラれるわ、高笑い女・あずみは、煙やナーガみたいにわざわざ高い所に上って「見つけたぞジョーカー」なんて笑ってるしで、コメディ……もとい苦難はまだまだ続きます。

“いろは組”では未知が連れ帰った了と、ついて来た了を見て、蛸三朗が目を白黒。 分裂増殖した息子を前に、未知と息子Bからの情報と“目”を頼りに蛸三朗が出した結論は……了な始にビシィ「俺の息子はお前だっ」
抗弁の機会は、“ほへと組”からの「果たし状」に押し流され、子供の頃の魚釣りの思いでもうっちゃりと共に投げ捨てられ、腰骨が折れたズレたと擬傷での抵抗も空しく、本物の了は子分たちの手で外へ放り出されてしまいました。 「こうなったら、必ず俺は俺の人生取り戻してやるぅ」

CMあけBパート、いきなりチベットにいる烏丸所長からの小包で届いたギャレンのラウザーアブゾーバー(パワーアップアイテム)は、今週最大の爆笑ポイントでしょうか。 書留ならまだしも普通小包とは……やっぱり所長って橘さんの事、嫌ってそう。正確には脚本家さんが“パワーアップアイテム出せ”ってバンダイからの要求を、実に事務的にこなしただけかな……ああ、去年のブラスターフォームの悪夢再びとなりませんように。

それと「クイーンを封印して最強のコンビになりましょう!」な剣崎や、高笑いアンデッドを「ちょうどいい」なんて言うヒロイン栞ちゃん(オペレーター)。戦いの目的が人々を守るためって点を完全に忘れてそうです。 あと、取ってつけたように行方不明高校生・上城睦月(仮面ライダーレンゲル)を心配しないよ〜に。で、睦月が歩いてる水銀灯に照らされた道はアブレラさんが時々商談してたりする道かな。

さて、“いろは組”と“ほへと組”の決闘。今日一日でどちらが多く売れるか対決は休日の河岸公園みたいな所で行われていました。 蛸三朗に『切り札』と言われて嶋さんを思い出す了な始。そしてほへと組の代表選手は、タイ焼き名人要請ギブス改造版『タイ焼き名人アルティメットフォーム』装備の了(本物)。かえって肩の動きを阻害している気がしますが、 美味けりゃいいのよ絵的に美味けりゃ……で無問題かな。

「俺は取り戻すんだ、そいつに勝って俺の人生を」それは良いけど、了って未知が呼ぶまで本気で始を了と思いこんでいた蛸三朗。一人二役話とはいえあんまりな……てっきり未知の意を汲んで、千尋の谷に仔を落すライオン親父かと思ってたのに。番組見てる子供たちが親子不信になりませんよーに。

さて、注文をさばくためスピードアップを図る了(本物)は「アルティメットフォーム、スペシャルターボっ」とバイザー下ろし腹部のスイッチをオン。人間離れしたスピードでタイ焼きを仕上げますが、火加減は大丈夫でしょうか(外は黒こげ中は生……とか)。 一方マイペースの了な始の前には、高笑い女出現「いつからたこ焼き屋になった? ジョーカー」サーペントの正体現してたこ焼き屋を投げ飛ばしてますが、まじめに列に並んでいた様を想像するとかなり可笑しいです。

逃げ惑う人々、腰を抜かすいろは組とほへと組。「なにすんや、化物ぉ」なんと未知は果敢に突っ込み、サーペントに叩かれて倒れちゃいました。ヘルメット投げ捨て慌てて駆け寄る了(本物)。 了な始は壁に叩きつけられ首絞められて以前サーペントに同じ事されたのを思い出し「そうだ、俺は53番目の存在」ついでになぜか、天音ちゃんの顔と声まで思い出すロリ属性も発現し、ともかく記憶を完全回復。人間態で怪人を蹴り飛ばして仮面ライダーカリスに変身。

両者の戦いを呆然と眺める一同。その中で「あの化物やろー、許せんっ」なんと了はタイ焼きの鉄板片手に特攻です「喰らえー、未知のカタキぃ」 カリスを追い詰めていた油断のせいか、路傍の石扱いだった人間の一撃喰らったサーペントの顔面はおサルのように真っ赤になって、クッキリとタイ焼きの跡が……ラーメンひっかぶってオタオタしてたシールドボーダーに劣るとも勝らない迷シーンを披露してしまいました。

死んだふりしてた未知は、了の活躍に大感激してハグハグ。「さすがオイラの息子だぜ」「いや、ワシの(義理)息子v」何だか盛り上がって結婚承認しちゃった両家は、一丸となってカリスを応援。 3枚コンボのスピンニングダンスが決まると、大拍手。いつしかノリはヒーローショー?(まぁ、今回のスピニングダンスはそこそこ見応えありですが……)

一方、戦いの場へ駆けつけようとバイク走らせていたギャレンとブレイドは、足止めに来たトータスアンデッド相手に、どこぞの競技場周りの道路で苦戦中。WベスタにダイヤのQを封印した始は青ハッピ姿でやってきて「受け取れ」とカードをギャレンに譲渡……て、そんなこと出来たんだ。 ともかくも、アブゾーバーセットしたギャレンは、伊坂ことピーコックのカードを初めて劇中でラウズ。クジャクの羽をイメージしたらしい後光なキラキラフォームになって、3枚コンボ・バーニングショットでトータスを封印(ダイヤの7 ROCK)。そしてハッピとシャツの交換に戻る始が、 パワーアップ用Qを渡した理由を「そうだ、お前たちが強くなれば、おまえたちと戦うことで、俺ももっと強くなれる」とかなんとか呟いてますが……記憶喪失が治っても独り言癖は残っちゃったかも。

その夜、ハカランダでは、姪にイヤミ言われながら姉の店でノートパソコン広げて虎太郎が長居してました。 帰宅した始に、友達なら「ちょっと肩揉んでくれないかな」なんて図々しい事いって、生意気であつかましい天音の血縁者っぷりを見せ付けたらば、「断る、自分で揉め、俺に友達はいない」なんて断られちゃって大ショック。 一方天音はデレーっと始に張り付いてます。ところで、夏風邪か……声変わりでもしましたか、天音ちゃん。

後日談
“いろはにほへと組”の看板がかかった黒塀屋敷では、蛸三朗と鯛次郎が高砂を踊り、にやけた了と嬉しそうな未知の結婚式が執り行われ……それを外から聞いていた始がバイクで走り去って今回は引き。
ラストカットはダイヤのクイーンのカードでした。 トータスのカードが出るのは何時の日ですかねぇ。

次回予告
嶋さんの犠牲も空しく蜘蛛アンデッドの意識に乗っ取られたらしい睦月。警察の介入(?)。そして「封印したどのアンデッドもそのままジョーカーの力となる」と言うことで最悪の敵になるかも知れないカリス……ギャグ編を乗り越えて、やっと物語が動き始めました。残り20話(実質7時間20分)で53の生物種の繁栄を賭けた戦いと人類の行く末にどう決着がつくのか、着かないのか(え゛)いやぁ、楽しみに……え!?

来週の「仮面ライダー剣」はおやすみします 次回は9月5日(日)あさ8:00から お送りします ABC
オリンピックハイライトの、ばかやろーぉ。

あ、劇場版のプレストーリー「ニュージェネレーション」その3、忘れてた。
逃げるOL三輪夏美は鉄パイプをどこかから取り出し、ウェイター禍木慎に渡して戦わせるも、ピーコックに一撃で撃退されちゃって、なぜか神社の怪談を駆け上がります……なにゆえ、ひと気の無いほうへ? それとも妖怪変化の類なら神域が守ってくれるという発想でしょうか「神様助けてぇ」とか言ってるし。

祈りが通じたか、石段途中で気配に振り返ったピーコックは爆発。救い主は神様ではなく赤い顔の仮面ライダー「何がどうなってんのよぉ」半泣きの夏実と慎に、エース(Wベスタのチェンジカード)を投げ渡して変身をといた姿は……優男風味の志村純一。 喋ると印象が違うらしいですが、関西じゃ『最強対決! 仮面ライダー剣vs特捜戦隊デカレンジャー』が映らないから制作発表の短い映像でしか……ちっ。


8月25日
本日は『チキンラーメン』のお誕生日。16日発売されたはずの50万個限定の『チキンラーメン付きどんぶり』……発売後10日近く経ちますが発見できませんでした。 いやぁ、同じく限定品だった『ペプシブルー』より、もっと入手難易度が高いと知ってたら、お盆なんかうっちゃらかしてコンビニのハシゴをしたものを。

セブンイレブン巡りする時間が無い場合、残る手段といえば……日清さんのご好意の2000名様プレゼントに賭けるのみっ!  まぁ、当たらなかったら100均ショップか台所雑貨の店で近い器を探します。だって、ヤフーオークションは高すぎっ。……吉野屋の牛丼三食付ドンブリなら1000円台は惜しくないけどねぇ。

さて、チキンラーメンを生んだ関西での本日2つ目のイベントといえば、3日遅れの仮面ライダーブレイド30話、10時30分という微妙すぎる時間の放映でしょうか。 感想のほうは……明日の分の日記としてUPさせていただきます。


8月24日
国内民族大移動の大嵐が過ぎ去った“親元”や“実家”の経済状況が、心配になる発表がありました。 お盆期間に国産牛肉最高値をマークだそうで。 シャブシャブやステーキや焼肉……とうちゃん、かあちゃん、無理させてごめんよ〜。ま、この日記を毎日更新出来てる時点で里帰りもご馳走も無関係なさびしい8月だったのは明々白々ですが。

そんな孤独な夏休みを支えるのはテレビです。昼ドラです。ベッタベタのお涙ちょうだいです。大映ドラマを思わせる『虹のかなた』でのヒロインちひろのイジメられっぷりに釘付けです。 見始めた元々の動機はオルガ(ガンダムSEED)の声優で元ライダーの甘栗巨人な俳優目当てでしたが、オヒョイさんのタップダンスにノックアウト。まあ、26日からは元仮面ライダーナイトも憎まれ役で出るけどヒロインが子役じゃなくなっちゃうのが残念。ビデオ予約やめよっかな……べ、別にロリ属性は無いよ。

で、夏休みの午前中の楽しみはアニメの再放送。でも極マレに再現ドラマがエグい『こたえてちょーだい!』も……そのメインをつとめる 川合俊一氏が入院していたとは。小堺氏よりは安心な病状らしいですが……何だか司会者の不調、多いですねぇ。 今年の夏は暑すぎました。明日はわが身……かも(気をつけよっと)。


8月23日
キン金きらきらなアテネからの吉報に、ビールやチューハイで乾杯するのもいいけれど……エーゲ海にはやっぱりワイン。せめて舌と気分だけでもギリシャの香りに酔いたいものです。

ただ、去年は天候不順でブドウは不作。猛暑で欧州のワインはムダに甘くなりすぎビンテージなんてトンでもはっぷん。だからこそ若いワインが飲み頃ともいえますが……今年の日本は猛暑でもヨーロッパはブドウに優しい上天気。 おかげでフランスではブドウが豊作過ぎてワインのダブりに今から悩んでるそうな。 不作なら不作で頭が痛く、豊作なら豊作で悩みが尽きないワイン作り。生物相手の産業は人間の思い通りには参りません。

でも飲む側にとってワインがタップリ作られるのは、舌にもサイフにも嬉しい限り。 もしかして“当たり年”ってヤツ?(数撃ちゃ、もとい数醸せば当たるってコトワザは……ないか)いやぁ、次のオリンピックでの祝杯が楽しみです。
ところで、“きらきら”を変換すると“☆ミ”や“☆彡”が出てくることを、さっき初めて知りました。微妙に脱力……


8月22日
関西の夏を熱くする 甲子園のフィナーレの朝は、ニャンチュウ声に懐かしさ大爆発。アクターさんがデカブルーと一人二役なのかどうかは、通なら解る?  いってみよーか、特撮感想日記〜(北海道に優勝旗かぁ……センちゃん大喜びかな)

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.27『ファンキー・プリズナー』
サトヱ記念21世紀美術館には鑑定団でよく見るアンティークな展示物がいっぱい。休館日の静かな館内を警備しているガードマンを不意に襲ったのは、 バリゲ星人ミリバル(声も人間態も内臓も 大林勝)です。 「いいお宝がざくざくあるじゃねーか、デモニッシュタイフーン!」 皮膚病のペットがするカラーみたいなのをグルグル回して、美術を屋根ごと竜巻で巻き上げます。ルパン三世なら掃除機とか使うのになぁ。 空から落したら瑕モノになって価値下がりそうだし、何より宝物を拾い集めるのは腰に来て大変そう。「大量大漁……どっしり、ざっくり……ぎっしり んーヨイショ。ちょろいぜ」 でもミリバルは満足そう。

二つの手提げトランクに目ぼしい宝物を詰め込んで両手のふさがったミリバルを銃撃したのは、マシンボクサーに乗ったテツ(姶良鉄幹・デカブレイク)「そこまでだ、アリエナイザー」いやぁ、一輪バイクって空飛べたんですねぇ。 さらに残る5人も駆けつけて、実質リーダーのホージー(戸増宝児・デカブルー)の掛け声で6人同時のチェンジです。

「なろーぉ、この星のデカレンジャーか」首飾りがはみ出たトランク置いて戦闘体勢のミリバルに、最初に突っ込むのはもちろんデカレッド(バン・赤座伴番) 「いくぞテツ」「ロジャー」タッグを組むのはエリートで新人のデカブレイク。 紅白コンビは蹴りとパンチの時間差攻撃仕掛けますが「ミリバルだ、よーくおぼえとけ」犯人の名乗りのついでの攻撃で返り討ちになりました。

接近戦は不利だと狙撃が得意なデカブルーがディースナイパーで撃ったらば、渦巻きでリフレクされた上、“台風の目からビーム”(仮名)で助けに来た5人も吹っ飛んでます。 「へっ、温帯低気圧並の弱さだなぁ」モンスーン気候を舐めるなよ〜と言い返したい憎まれ口叩くミリバルに、 「なんだと!」レッドが叫び返したら「ツイスターアターック」なる高速回転体当たり技でツッこみ入って、派手に蹴散らされるデカレンジャーたち。 で、どこらへんがツイスター?(単に洋画に絡めたかっただけ?)

「トドメだ、デモニッシュタイフーン……タイ……あれ?」首を回そうとしてうまくゆかず「今日のところはかんべんしてやるぜ」捨てゼリフ残して荷物抱えるミリバル。 倒れ伏した6色の宇宙刑事の中で、とっさに反撃出来たのは努力の天才ブルーです。しかしかわされ頭部の装飾品を一つ撃ち落しただけ。 「けっ、そんな安モンくれてやる」赤いつむじ風となって去っていくミリバルを睨み、本日の主役デカイエロー(ジャスミン・礼紋茉莉花)がブレスレットらしきものを手に取りました。 「地球外宝物?」

デカルームの中央に脱獄犯で連続強盗犯のミリバルの3D画像が表示され、ジャスミンが資料を読み上げてます。 竜巻で建物を破壊して金銀財宝を強奪する荒っぽい手口。48の惑星で多くの犠牲者が……いやぁ、アバンタイトルの美術館(実在)、休館日でほんとに良かった。 羽耳メカニック・スワンさん(チーニョ星人・白鳥スワン)が補足説明「ミリバルが起こす竜巻は900ヘクトパスカル、超大型台風並みの威力よ」うつむくホージー「デンジャラス」

ここで、宿題もせずにうっかりこのページを読んでる学童のみなさんへ補足説明。 全体的なエネルギー量は台風のほうが凄くても、掃除機でノズルを細くすると強力に吸い込むのと同じで、被害や気圧の差では細い竜巻の方が上だと頭の片隅に置いときましょう、スワンさんは宇宙人だから妙な物言いになってますが、竜巻やトルネードは台風より怖いのです。 ついでに、ミリバールからヘクトパスカルに変わったのは1992年12月1日。どっちにしろ、数字が小さい方が強いってことも(朝日公式のジャッジメントリスト、いつ訂正入るかな♪)。

「だが救いはある」ボス(アヌビス星人・地球署署長ドギー・クルーガー)が本部からのデータを通知。ミリバルは巨大竜巻を一度起こすと30時間は力が使えなくなるそうで…… 「じゃあ、今のうちに絶対何とかしなきゃ」ウメコ(胡堂小梅・デカピンク)は張り切りますが、潜伏先の手がかりがなさすぎるとセンちゃん(江成仙一・デカグリーン)は浮かない顔。

ここでジャスミンの出番です。「あたし、やってみる」遺留品のブレスレットを、手袋外して握り締めてのサイコメトリー。 「真似できない捜査ですね、あれだけは」テツの私語を「シッ」とセンちゃんが黙らせ、沈黙の捜査会議はジャスミン一人に賭ける事に……そして見たのは、「ありがとよ、アニキ」酒場で遺留品の腕輪を仲間に貰って喜ぶミリバル。 「見えた、かなり関係の深い人物」だけど、そんな想い出の品を“安モン”と言い放った犯人の荒みっぷりが気になります。

ワンデ星人ニワンデ(電話に出んわ?)のデータをホージーが読み上げます。 41の惑星における121の窃盗の罪で監獄衛星アルカポ(アルカトラズ+収監されてたアルカポネ?)で服役中……昔の仲間なら潜伏中のミリバルの行動パターンのヒントが掴めるかもとアッシー君なテツが駆るデカバイクでジャスミンは面会に向かいます。 ここらへんで残り何時間とか表示されてるとステキでしたが、そういうオマージュは今回無しかぁ。

「ニワンデ……あ、377ブロックですね」7時37分(実時間)に異星人の看守の案内で到着したジャスミンとテツは突然伸びてくる光る触手を叩いたりしながら、紫のトサカのニワトリみたいなニワンデ(声 津久井教生)の独房へやってきました。 囚人服で腕立て伏せ中のニワンデに自己紹介し、ミリバルの事をジャスミンは訊きますが、一瞬ピクっとしただけで腕立て伏せを続ける様子に溜息。 「おい、こっちを向いたらどうだ」コワモテ役をテツが買って出て、ホトケ役をジャスミンが演じて揺さぶりますが無反応。 脱獄したミリバルは数え切れない凶悪事件を起し地球に潜伏している「何でもいいから手がかりが欲しいの」そう正直にジャスミンが言った瞬間…… 「4321、チャンピオーン!!。終了っ」いきなり腕立て伏せを切り上げ、明るく万歳してスキップしてくるニワンデ「おまたせ〜v」

「マリカちぁ〜んって言ったっけ? ん〜可愛いじゃあん、ヨダレでちゃう〜」懐かしい事いってくれますが、ヤツデンワニと違ってダラダラギミックはなさそうです(1話限りのゲストだもんなぁ……)。 お近づきのチューを求めるニワンデを一喝して牢へ押し戻すテツはエスパー能力での読心を提案。 「ちょっと失礼」ジャスミンは早速手に触れますが、ほっぺたすりすりベロリンチョなスキンシップ攻撃に……キレたのはなぜかテツ。 ジャスミンが止めなきゃ危うく名古屋刑務所な不祥事でした。

「変 この人、全く心が読めない」だからお互いの理解の為にチューをと元々尖っているクチバシを突き出してくるニワンデに、 「もうえーっちゅーの」ダジャレで返しながら背を向けるジャスミン。何も考えてないから心が読めないんだムダ骨だったとテツも背を向けます。 「ちょーっと待ってぇ。ここから出して、地・球・に、連れてって〜v」慌ててふざけて呼び止めるニワンデは“マリカちゃあんの為”ならアイツの居場所を探し当てるとノリノリで請け負います。 捜査協力の条件はジャスミンと二人っきりになる事「だって、ボンキュッボンだしぃ」どう見ても卵生なニワンデがボインに惹かれる理由……謎過ぎる。

警察官が服役中の囚人と捜査活動なんて「ふざけるな」怒鳴るテツの横でジャスミンは人差し指を立てます「いいかも、それしかないなら、やるしかない」 やったー、喜ぶニワンデが「いそいそとぉ」荷物をまとめる様子を溜息混じりに見つめるテツは、デカバイクだけでなくマシンドーベルマン(パトカー)の後部座席にも陣取ります。 「シートベルトは忘れずにぃ」助手席に座ったニワンデはテツを振り返って、約束違う「ひーどーいー」と大騒ぎ。テツはニワンデの減らず口にいちいち突っ込み入れて、忙しそう。

ミリバルの立ち回り先を訊くジャスミン。 「その前に、シャバに出たんだからちょっとだけデートしようよ〜」ムーディーな店で恋を語りたいだのと寝言のたまうニワンデ。テツの言葉は馬耳東風。 ジャスミンは無言で急ブレーキ。車から降りて歩き出しSPライセンスを開いて50mと表示されたオレンジ警告を確認します。 さらに一歩進んだ瞬間、ニワンデの首輪からビリビリ電撃。なんと逃走防止用に50m離れると電撃モードになる首輪だそうで「やっだ、うっそぉ〜」

「ふざけると、今の再び」淡々とした脅しに「やめて、マリカちゃぁ〜ん」拝みモードのニワンデは、心当たりの場所へ行けと命じられ「了解と書いてラジャ〜」と敬礼です。 ちなみに、ミリバルはぐるぐる回転するものが大好き「俺のデカとしてのカンが、そこが近いといってるぜ」サングラスで大門ゴッコして「誰がデカだよ!」テツに突っ込まれた瞬間「あそこだ」と指し示したのは大阪回転寿司スシロー(和光白子店……埼玉にもあったんだねぇ、大阪って冠が関東店らしいなぁ)。

「回ってる回ってる」卵にタコにマグロにイカ、赤阪尊子女史並に皿を積み上げお茶を啜る異星人とその横で文句言ってる宇宙警察ペアに、騒がないお客と店員はキモが据わってます。 「ここにはいない〜 残念だな、他を当たろう」散々食べてこの言い草に「だったら食べるな」ジャスミンに突っ込まれ、ボヨヨヨヨンと揺れるニワンデ。 ちなみにスシローのオススメは、かに本身の軍艦だ。100円均一寿司では一番美味しいカニなんだ。 少々くら寿司のビッくらポンに押され気味でも、ネタとデザート的に私は断然スシロー派だ〜 あ……話戻します。

縁日に行っては、回転という大義名分で綿菓子やカキ氷に寄っていくニワンデを屋台から引き剥がし、 コインランドリーで乾燥機を見つめ、ついには目を回して「こけこっこ〜」と倒れるニワンデと共に、首を振るジャスミンとテツ「だめだこりゃ」って付き合いいいねぇ。 ニワンデの心の赴くままとはいえ「でっけぇ」風力発電のブレードが一番近いような(ロケ地的には遠いような……)。 さすがに呆れて本当にアテになるのかと疑うテツ。「マリカちゃんは信じてくれるよね」拝むニワンデですが「限界近し」なんて頼みのジャスミンに言われて頭抱えます。

そんな捜査活動の終着点は遊園地。目をつけたのはスクリューコースターではなく「コケコケ、あれコケ。回転しながら回ってるぅ、あれこそ間違いないの」高架コースをクルクル巡るマッドマウス。 しかし既にジャスミンとテツは本気にしてません。しかーし「あ、あの人また乗ってる」「凄いよねー、あんなに興奮しちゃって」女子高生が感心して指差す先で、 黒シャツでトレッドヘアな妙な男が異様に盛り上がりまくり。 「もう一回だ」と安全バーにしがみついて係員のオネーサンに駄々こねてました。そしてニワンデの顔見たとたん「アニキっ」 ものすごい勢いで逃げ出します。「うそぉー」ってニワンデ……ミリバルの回転好きってフカシだったんかい。

「兄貴が出た、兄貴が出た」オオカミ少年のように叫びながら逃げるミリバル人間態(地球潜伏用の偽態?)。 追跡するニワンデ。それをさらに追跡するジャスミンとテツ……はカップルに引っ掛かって出遅れました。どうでもいいけど柵をひらりと越える大林さんスゲ(マッハ!!!!!!!!ってこんなシーンだらけなんかなぁ、見たいなぁ) 地下駐車場まで逃げてきて派手にスッ転び「なんでアニキがいるんだよぉ」パニックのまんま外へ出たら、オバケより怖いアニキが待ち伏せてました。マジで行動パターンはお見通しだったのねん。

「ミリバル、なぜ脱獄なんかした」警察が凶悪犯扱いしているのは本当かと問い質す、サングラス取ったニワンデは、マジな演技のエディー・マーフィーよりカッコよく見えたりして、頭はサザエさんみたいだけど。 そこで開き直っちゃうミリバル「そりゃそうだろうなぁ、あんだけ大量殺人したらなぁ」でも声の震えっぷりと裏返り方がチンピラです。 さらにミリバルの姿に戻り逆ギレです。「俺をこの道に引きずり込んだのは、あんただろ」

「だが、俺たちには美学があったはずだ、それをお前は捨てたのか、宇宙盗賊としての誇りを」なおも説得を続けるニワンデを目を細めて睨むミリバル 「もう説教はたくさんだ、人がどうなろうと俺さえ儲かりゃ、それでいいんだよっ」なんとビーム撃ってきちゃいました。金色の円形バリアで防ぐニワンデでしたが「消えちまえ」ミリバルが起こした強風には対抗できず、壁に叩きつけられうずくまります。

高笑いするミリバルの足元にテツのSPシューターが炸裂しました。牽制するテツの後ろでニワンデを助けおこすジャスミン。 「邪魔しやがって」逃走するミリバルをチェンジして追って行くデカブレイク。やっと本当に二人っきりになり「マリカちゃぁ〜ん」おどけて見せるニワンデの手をそっと裏返し、さっきのビームの火傷を診るジャスミン「大丈夫?」 その裏表のなさにニワンデはうつむいてマジな地声モードになりました。「もう芝居はやめよう」

煌くオブジェの光の中で、オルフェノクの王が出たり仮面ライダーシザースが食われたりと、日曜朝はロクな事が無い海辺の公園で、ベンチに座ったニワンデは、横に座ったジャスミンに打ち明け話開始です。 「何かの間違いだと信じてた、出来心で脱走はしたが凶悪犯なんかにはなってないと」 だから心にバリアーを張って真意を隠し、芝居でジャスミンたちを油断させ、警察の目を盗んで出頭するよう説得するつもりだった。

人を絶対傷つけないのがポリシーの義賊を気取って、あくどい手段で私腹を肥やしたヤツ等から奪った財産を「俺たちのような孤児たちに分けてやっていた」……そんなストリートチルドレンにチャンベーナやイリーガルマッチ会場にいたネコ型の宇宙人が……やっぱり故郷を滅ぼされた流浪の民? チャンベーナで結婚式挙げてた人々は宇宙警察保護下で安定した暮らしをしている恵まれた一握りだったのかも……

さて回想に話戻して……破壊担当がミリバル、その被害が人に及ばぬようバリアでサポートしていたのがニワンデ。 しかしミリバルはルールを破って殺す必要の無い警備員を殺し、現場で言い争ってるうちに警察に見つかり、罪を償うため一緒に逮捕されたはずが…… 「300年間刑務所で罪を償わせるつもりだったんだ。脱走してまた罪を重ねてたなんて。あいつを拾って仲間にしてた俺の責任だ」

撃たれた手に巻かれたハンカチをニワンデがジッと見つめた時、ジャスミンのSPライセンスにボスから通信が入りました。 「テツがポイント359にヤツを追い詰めた。バンたちと合流して急行してくれ」 「ロジャー」ジャスミンはそのままSPライセンスを操作し首輪の電源を切ります。 「ここで待ってて」協力させてくれと頼むニワンデの「ほっといたら、逃げるかもしれないぜ」って軽い脅迫にも屈せず「貴方はそんな人じゃない」信頼に満ちた眼差しという手錠でしっかり拘束し、チェンジして駆け去ります。だけど見送るニワンデは何か決心してるたたずまい。

ポイント359では、アーナロイド(戦闘員梅)を相手にレッドたちが大立ち回り中。なんかピンクの体のキレが異常にいいです。で、メカ人間はあの宝物と物々交換でもしたのでしょうか。アブレラさんって盗品の販売ルートも持ってたんですねぇ。 そしてデカブレイクはミリバルとタイマン中です。 「正拳アクセルブロー・高速ライトニングフィスト!」発売したてのオモチャのCMも兼ねてペガサス流星拳みたいな空気パンチで、 ミリバルが倒れたところへ「遅れてゴメン」イエローが合流です。「いえ、もう少しで片付くところですから」自信満々のデカブレイクですが、時間はまだ7時49分。案の定……

「生憎だな、ようやく完璧に回復したぜ。今度はこっちがいい様にいたぶらせてもらう番だ」 フィギュア選手のように回転し、ツイスターアタックしてくるミリバル。 その速さと回転力にまたまた吹っ飛ばされるデカレンジャーたち。一度見た技を喰らわないのがプロのハズですが、 「前より断然強くなってる」らしいです。前回は強盗の直後でヘタってただけか…… さらにデモ二ッシュタイフーンに巻き込まれて6人ともハイフォール。デカスーツの限界を超えたダメージ受けてチェンジが解けて大ピンチ。

アバレンジャーも終盤転げてた伝統の場所で「負けるわけには……」身を起こそうとするジャスミンの前に立つミリバル 「トドメだ タイラントハリケーン」……サイクロンはどうしたと訊きたいところですが、昔ヒーローのマシン名だったから敵の技としてはNGかな。 で、タイラントハリケーンなる技は、ジャスミンを庇うように現れたニワンデが、バリアでミリバルごと包み込んで無効化されちゃいました。

「しばらくは、動けない」
何でと驚くテツのベルトからSPシューターを抜いたニワンデは、昔の仲間に銃口を向けます。 「だめっ」なんと身を盾にしてミリバルを……というよりニワンデが殺人を犯すのを防ぐジャスミン。 撃たれた腕をなおも広げ「退いてくれ、どけ」SPシューターを向けるニワンデを説得です。 「だめよ、あいつを倒して自分も死のうなんて」心のバリアは解いてないのになぜ分ったとうつむくニワンデに 貴方を見ていればそれくらい解る「貴方は本当は良い人よ。正しいやり方で孤児たちの為になる事をして欲しいの。だから、罪を重ねないで」 ゆっくりと近づき、SPシューターを包み込むように受け取るジャスミン。

「すまない、マリカ」 ニワンデががっくり膝をついた時、背後で上がる唸り声。 「甘いな兄貴、バカなやり取りしている間にバリアーが破れそうだぜ」 なんとミリバルは全ての竜巻エネルギーを体内に取り込み大型竜巻=巨大化して強引にバリアから脱出しちゃいました。 一同を踏みに来るミリバルを避け「スワンさん、デカマシンを」SPライセンスで救援求めるジャスミン「ロジャv」緊迫感の糸を切るスワンさんの微笑に萌える。

『エマージェンシー!』6人一列に駆けてのチェンジ後、デカマシンに乗り込み色々端折って『ライデイングデカレンジャーロボ』で街を疾走。 そんなバイクで俺に勝てるかと撃ってくるミリバルのビームを避けてシグナルキャノンで怯ませ、流れるように「超特捜合体よ」 あっという間に現在の最強形態になりました。スーパーデカレンジャーロボは今回は移動にバーニア吹かせず普通に殴り合い。 「バリゲ星人ミリバル、48の惑星における窃盗と大量殺人の罪でジャッジメンっ」イエローの依頼で宇宙最高裁判所が出した判決はデリート許可。 目を見開いたミリバルはガトリングパンチで爆炎の中に消えました。

「これにて1件コンプリート。罪を生まないのもまた使命」青空に立つスーパーデカレンジャーロボを見上げ「ありがとう、マリカ」呟くニワンデは デカバイクでテツが監獄衛星に送還。その報告をデカルームでした直後「ジャスミン、その腕はどうした」 ボスに腕をつった三角巾を見咎められ微妙な空気が流れます。ニワンデだけでなく銃を取られたテツもピンチです。

「すいません、ちょっとドジしちゃって、ディーショットが暴発して……」「暴発?」首をかしげるボスとの見つめあいと言動が、何となく仲間由紀恵なジャスミン。 一声唸った後「そうか」全てを飲み込んだように腕組みして目をそらすボスの 「ニワンデについては、マジメに服役していれば近い将来刑務所を出られるだろう」って言葉にホッとする一同。

ジャスミンの捨て身のガンバリによって、一人の受刑者が犯罪を重ねずに済んだ。 これからも頼むぞデカレンジャー、戦え特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター

そしてラストカットは、ニワンデの変な人ぶりを聞く興味津々ウメコに「こういうやつよ」と首を回し始めるジャスミンを見習って、 6色の連獅子大会で引きっ。素直に回すテツとバン、ふざけて回すセンとウメコ、釣られて回すホージーと呆れてデスクに戻るボスの周りの空気、可笑しすぎ。

三度目の『girls in trouble! DEKARANGER』と共に流れるエンディングミニコーナー 今週は出番争奪(?)編
「ボス、今日はありがとうございまし……た?」色んなニュアンス含んだジャスミンのお礼を中断させたのは、なだれ込んできたバンたち 「もういいだろ、ジャスミン。今回俺たちの出番少なすぎ」ジャスミンをおしのけ「ボスもちゃんと言ってくださいよ」 「そうだ、そうだ」とホージーはカメラ目線でサムズアップ。 「わー、イェイ」とセンとウメコはピースです。その横には手を振るスワンさん。 さらに合掌ジャスミンがセンター取れば、ライバル心むき出してその位置を奪いにかかるホージー。 あとは早回しでの新人芸人みたいなアップ争奪戦「カメラは俺のもんだ」なんてメタファンタジーギャグも飛び出し「スーパークール」 決めたのに顔が切れてるホージーとかコマ送りにすると楽しさ2倍!

次回予告 エピソード.28アリエナイザー・リターンズ
本部から来た世間知らずの研修生に絡めてのデカレンジャー5人の掘り下げ話は今週で一段落。 ついにテツ本人の過去に絡む話が始まりました。クローンな再生アリエナイザー大量出現、「完全と言う言葉は神にしか使えないものだよ」その黒幕はテツの親の仇…… あんな爆発じゃ飛び散った細胞なんて一杯残ってそうですが、一応完全消去されてるハズらしいです。そんな謎より科学忍法竜巻ファイター・フォーメーションの5人がもの凄く気になったりするんですが……何をしたいの?

さてこちらは甲子園のせいで関西ネタなのに一週遅れのブレイドお笑い編に脱力です。23日からの『最強対決! 仮面ライダー剣vs特捜戦隊デカレンジャー』も映らない関西だもんなぁ。「結婚して4年、目下26歳です」な美紀ちゃんメール(別の名前パターンもあり)すらも一週間遅れの関西だモンなぁ←関係ありません。

今週の仮面ライダー剣・29話
以前睦月が襲われていたドブに近い川で、なにしてたか良く分らない作業員2名を襲う、トータスアンデッド(声 塩野勝美)から今週は始まりました。 それをシャンブロウ(C・L・ムーアのSF小説)みたいに触手めいた髪を伸ばして邪魔したのは、高笑い美女あずみ。演じるのは福澄美緒……ギルスの元カノでハリケンジャーの敵幹部ウェンディーヌ姐さん。相変わらず色っぽいけどスゲー役です。 「一緒に来い、私に力を貸してもらおう」亀怪人を手なづけていずこかへ……

さて、仮面ライダーブレイドこと剣崎一真と仮面ライダーギャレンこと橘朔也、そしてオペレーターでヒロインの広瀬栞が居候している白井農場では、 家主でルポライターの卵・白井虎太郎がカナリアのナチュラル探しに大童。 つき合わされてるのは虎太郎の姪・栗原天音と、栗原家の住居兼店舗・カフェレストラン『ハカランダ』の住み込みウェイター相川始(仮面ライダーカリス)です。

「ナチュラル野鳥じゃないんだ」外では生きていけないと案じる虎太郎に比べて始はクール。 嶋さんに育てろと任されたのはお前だろうと、虎太郎が怒っても、人間や動物を思いやる気持ちが足りないとなじっても、無視してバイクで走り去っちゃいます。 で、反応したのは天音ちゃん「言いすぎだよ、虎太郎」叔父を突き飛ばし始に謝れとカンカン。

そんな微笑ましい(?)庭のコメディを見物しながら栞は浮かない顔。いつ嶋ことタランチュラアンデッドが仮面ライダーレンゲル(上城睦月)に自ら封印された事を白井君に告げようか悩んでます。 嶋が身を犠牲にして正気に戻そうとした高校生ライダーは家にも帰らずガールフレンドにも連絡せず、夜の街を徘徊してたりと行方知れず。無駄死にという言葉が空中にふよふよ浮いてそうな重苦しい空気……でも、ギャグの種は悲劇を苗床に確実に育っておりました。

「見つけたぞカリス。いや、ジョーカー」夜の街でバイク転がす始の前に現れたのは睦月ではなくあずみ。 「またその名か」うんざりしたような始に向かって高笑いしながらサーペントアンデッドの本性を表わし「生かしておくわけには行かない」チェンジしたカリスと戦い始めます。 なんか蹴り主体だったりして“らしさ”が生かしきれてませんが……ま、いっか。

戦いに夢中になってたらトータスに背後から組みつかれてカリスピンチ。高笑いサーペントのムチの一撃喰らって後頭部をしこたま歩道橋の支柱にぶつけちゃいました。 霞む視界に迫るサーペンとのドーラン顔。「我々の戦いに勝ち残った者は全てが手に入れられる。だが、貴様が勝ち残れば全ては滅ぶ!」 何か意味深な事言うサーペントに吊るし上げられ、トータスにトドメ刺されようとしたカリスを救ったのはギャレンの銃撃。

「始!」駆けつけたブレイドとギャレンが戦いに加わり、目当てのカリスはフラフラと戦線離脱。目標を失い戦況も不利となり、「引けっ」サーペントはギャレンをブッ飛ばしたトータスと共に退散しちゃいました。 さて一夜明けたハカランダでも白井農場でも、一晩帰らなかった始(+睦月)を案じてます。その同じ空の下。とある神社の境内で派手なシャツ着てたこ焼き屋台で頑張る若者一名。 美人のお客さんにはタダで1舟サービスしちゃうナンパ男の顔は、始にクリソツ。

「ついでに俺も持ってってぇ〜」女性客の手を取る不届きなたこ焼き屋に天誅! 「こらぁ、タコ!」若い女性の声と共に茹でダコが顔面に命中! 投げたのは短パン娘・未知(北浦実千枝)。 「なにやッとん、あんた」ズイズイ詰め寄る迫力と「隅田川に放り込んだる」というオシオキにビビり、たこ焼き屋はミリバル以上にズッコケ逃走一目散。 「ドアホー!」ギャートルズみたいに物理ダメージもありそうな叫びに身をすくめ、手水舎の水をガブガブ。落ち着いたところで背後の気配に振り返れば……暫く会わん方がいい“怖い女”、ではなくドッペルゲンガー現象にパチクリ。

「えー!?」顔を洗い目を覚ましたつもりで再度振り返り、現実だと悟って尻餅ぺったん 「何だお前、なにモンなんだ?」分らない、思い出せないと呟くソックリさんをとりあえずアパートに連れ帰り、鏡見てソックリぶりを再確認するたこ焼き屋。 特撮らしい……というか合成技術の試される図です。 「記憶喪失ってヤツだな、そんな人間初めて見たぜ」もう一人の自分の前で寝っ転がるタコ焼き屋。しかし一人芝居な二人の図は激しいノックによって運命的終わりを告げました。

「了っ、おいこら、了!」怖ぇえ女から逃げようと「後は頼んだぜ」窓の外に張り付くタコ焼き屋。 残された始@記憶喪失は、浮気者と怒る未知の投げるタコを「覚えてないんだ」と言いつつ二匹とも的確にキャッチ。「やるやないか」なんか気にいられちゃってます。 「返して、タコ」タコを回収した未知に地味な服「ダサっ」と評されながらやっと事情説明できるかと思ったら……

「お嬢さん!」ベッタベタにもアパートに第三勢力乱入。未知は“始@記憶喪失・仮称は了”をせんべい布団の下に隠し、 妙なトリオを迎えます。バナナ入りたい焼きなる精魂込めて開発した新製品(ちなみに大ヒット中)の試食を強要する『ほへと組』の白ジャンパートリオ。 その目的はオトコにウツツを抜かしている跡取り娘の連れ戻しの模様。

「あんな親父のもとへ誰が帰るかい!」立て板に水のように、幼い頃からの鯛焼き特訓の苦労をグチる未知。その苦労話の白眉は『タイヤキ名人養成ギブス』……星一徹が特許権侵害で怒鳴り込んできそうなスーツを作った美術スタッフと、玉の汗で演じる子役さん、グッジョブ b(^o^) もしかすると『らんま2/1』の右京が近いかな。

「ウチはもう、親父の言うとおりにはならん。自分の意志で生きるんや!」 宣言した未知を力尽くで家へ連れ戻そうとした時「よせ」ヒーロー登場(……ふとんの下から)。 「いろは組みの若造っ、よくもお嬢さんをたぶらかしたな」その“いろは組みの若造”が窓の外で震えてる間に、 立ち回り終了。三人組はのされて逃げ帰り「あんた凄いやん、かっこいー、惚れ直したわ」未知はベッタリ。

未知のスキを見てひと気の無い橋の上に始@記憶喪失を呼び出した了は、お前は俺より俺に向いていると、衣装と名前と人生の取りかえっこを提案です。 「お前は俺になる、俺はお前になる」跡継ぎの重圧と気の強いカノジョと共に名前を押し付け 「今からお前は三上了だ、よろしく」始の衣装で歩き出した元了でしたが「で、おれは一体誰なんだ」と困惑です。

「始さーん、どこいってたの?」そこへ相川始の重要なアイデンティティー栗原天音登場。 元了の始は、元始の了をジェスチャーでアパートに戻らせ、しゃべりまくりながら手を引く天音に導かれるままに白井農場へ。これにてギャグ編の入れ替わり、完了。

天音に連れて来られた始(?)は、嶋さんを封印しても蜘蛛の心に操られているなら「もう睦月は二度と自分を取り戻す事は出来ないかもな」シリアスなままの白井農場の空気を、 「あ、始めまして」の一言で一撃粉砕。固まる3人を見て「の、様な気がしたのはなぜかなぁ」おどけてごまかす始(?)は、 剣崎に高熱を心配され、謝れと詰め寄られる虎太郎に助け舟出すつもりで放った 「細かい事気にしなくて、いいっスよ」発言で、重力加速度にまで影響与えるパワーを見せ付けます。 「俺はタダ、皆さんと仲良くやりたいだけで、よろしくおねがいしまっす♪」 これが素の森本亮治なら、素面役者さんの握手会時の小さいお友達の混乱ぶりが目に浮かぶ……。

2年前、見合いの会場ともなった黒塀の『いろは組』のお屋敷では、神棚に拍手うってた青ハッピの蛸三郎(諏訪太朗…横ポンさん久しぶり〜)が、 キセル咥えながら一人息子の写真見て嘆いてます。「お前ともあろうモンがあんな娘にだまされおって」。 一方ビルの一隅に構えるほへと組の豪華なオフィスでは、葉巻をクリスタルガラスの灰皿で消す鯛次郎(永田耕一)が一人娘の写真見つめてやっぱり嘆いてます。 「未知、お前はだまされとるんや。いろは組の若造にっ」

さて、神田川がBGMに流れてきそうなアパートでは甲斐甲斐しく洗濯物干しする未知が、派手になった了(?)の衣装を褒め、ついでに逃げなくなった事も褒めてます「あんた何時から強くなったん、それともアレかまぐれか?」 しかし了(?)は見慣れないたこ焼きの道具をシゲシゲ。 そんな了(?)に付いてってあげるから組にもどって一緒になろうと未知は大胆にもプロポーズ。ロミオとジュリエットより大人の未知は恋はカスガイと、昔は仲良かったのにたこ焼きとタイヤキ、どっちが旨いかでケンカした両家を和解させる婚姻を神父に成り代わって推進です。 「ああ、帰ろう。俺の家に」自分の事がもっと知りたいんだと、あんまり正気でない了(?)の言葉を結婚承諾と受け取って「ほんまにええの!」未知は有頂天。

でも「ジョーカー、必ず探し出してみせる」スクランブル交差点で高笑い……レールカメラがあるアップはともかく、引いた絵はマジ“この人大丈夫?”視線に晒されて演技を続けるあずみことサーペントよりは、冷静です。 そして、白井農場の台所で鼻歌まじりにたこ焼きを作る始(?)の素性を疑わない剣崎たちよりも多分……冷静なんじゃないかなぁ。 さすがに、なぜ作っているのかは疑問符みたいですが「そんな細かい事どうだっていいじゃないですか、 いっちょ上がり」差し出されたたこ焼きの旨さに剣崎たちは沈黙です。で、細かいことですがたこ焼き器はどこから持ってきたのやら?

「たこ焼きには、たこ焼き独特の妙味と風味があるんですよ。伝統の技法をキッチリ守ることに寄って、こういった味わいが出せるんです」 得々と語る始(?)に耐えられず、天音はダイニングテーブルでそっぽ向いてます。 「お代わりどうぞ」栞に2皿目を差し出し「ついでに俺もどうぞ」キス体勢に入ったところで剣崎たちのツッコミ入り『調子に乗るな!』 あまりの軟派ぶりに倒れる天音と同時に、剣崎ツッコミ受けた始(?)もドサっ。いやぁ、栞ちゃんのツッコミでなくて良かった。生身の人間がンなもの受けたら病院行き……ゲフゲフ、なんれもない。

「いくら何でも変わりすぎだ」常識的コメントの剣崎でしたが、 大家の虎太郎に「ボクの説教が効いたんだよ」なんて嬉しそうに語られちゃあ沈黙するよりありません。逆らったら最後、兵糧攻めか野宿だもんなぁ。

さて、いろは組ではほへと組に対抗してのイチゴたこ焼きの試作品を、蛸三朗が割ってみて、そのあまりの情けなさに怒鳴りまくり。 独特の妙味と風味とかのたまってたら、なんと一人息子・了(?)が帰ってきました。 未知連れの了(?)を叱りかける蛸三朗でしたが「ちょうど良かったぜ、今日この時をもっていろは組は解散する」 三箇条の額を投げ気弱発言「おいらも歳だしな、了、おめーが跡目を継いでくれりゃまだ勝ち残れるかも知れねーがな」 押してもダメなら引いてみろ作戦でしょうか。

了(?)はサーペントに言われた“勝ち残った者が全てを手に入れられる”を思い出し、 「勝ち残らなければならない……」深刻に呟きます。「組を継いでくれんのか?」思わぬ息子(?)の決意に舎弟と抱きあい喜ぶ蛸三朗。 さらに「ホンマに生まれ変わったんやなぁ、うち一生ついていくわ」と抱きつく未知が、 了(?)を男らしくしたのは自分の手柄、二人が夫婦になったらいろは組も安泰「うち、バンバン子供生むさかいな」と結婚の許しを強引に勝ち取ります。

「そうと決まれば祝い事や〜」と言うわけで、なし崩しに文金高島田と紋付きハカマで金屏風前に鎮座する未知と了(?)。 蛸三朗は『高砂』謡って舞って、舎弟たちも嬉し泣き。しかしその祝いの席上で何か感じて飛び出す了(?)。

実はその頃、説教効果に絶大な自信を深めた虎太郎と一緒に夕食の買い物に出かけていた、 今なら友達になれそうな男・始(?)は、帰り道でトータスアンデッドと高笑いあずみに襲われて、買い物袋放り出し桟橋へと逃げまくってました。 情けなく逃げ出す始(?)を見て、虎太郎は一年前の啓太郎を思わせる携帯エマージェンシーコールで剣崎と橘を呼びます。

絶好のタイミングでトータスと始(?)の間に割って入るブレイド。そして少し遅れて駆けつけたギャレンはサーペントアンデッドを見て、 「あいつはカテゴリークイーン」次回お披露目のJフォームのために突撃。 目の前で展開される非常識な戦いに裏返った声で「うわー」な始(?)のアップで、今週は引き……て、ちょっと待てい。
ラストカットのクローバーの9『SMOG』って今回の話と何の関係が?  薄利多売の100円イカ焼き屋は出とらんぞ。アシハポーンが出たならアシジュポーンが出るのは宿命だとでもおっしゃるか。

自壊……もとい次回予告
「アルティメットフォーム!」ってまだ続くか、ギャグ編よ。まぁ、 リナ・インバース抜きで高笑いする実写版サーペント・ナーガ、ピン勝負は楽しげなので、いっそドラグスレイブの一つでもブチかましてください。 ついでにシリアス展開のセーラームーンで浮いてるカラオケコンビ、亀大好き元基くんと牛ツノ買って恋に暴走する一鍬なネフリン、混ぜちゃってOKです。

劇場版のプレストーリー「ニュージェネレーション」その2
添野刑事引退パーティもやってた気がする喫茶店で、騒ぐ連中のテーブルに乱暴にお冷を置き、態度の悪さを指摘されガンつけられてるのは、 ウェイター禍木慎(杉浦太雄)。頭下げろと水かけられて「かしこまりました」なんと頭突きでノックアウト。 そのキレた接客に、周囲の客たちは拍手喝さいを送り、店長は解雇で報いたようです。 「また首か、ついてねーなー」そんなバイト暦500以上かもしれない禍木は、歩道橋上で「たすけてくださーい」とのたまう女に出会い、その後ろからはピーコックアンデッド。 そのまま逃げ出す二人を見守る謎のライダーよりも、注目なのは……

次回の「仮面ライダー剣」は8月25日(水)午前10:30から お送りします ABC
忘れないうちに「8/24(火)あさ10時から」なプリキュアも一緒に今から予約せねばっ


8月21日
霧吹く消防スクーター『ミストドラゴン』(MistDragon 日本機械工業(株)を検索しようとして、“ミスとドラゴン”という謎の単語を入力し、ファイナルファンタジー4のページを引っ掛け「私だけじゃなかったんだ♪」と安心したのはここだけのヒミツ。

FF4のミストドラゴンは最初に戦う中ボスであるにもかかわらず、直後に召喚士の村で起きる強烈な火災イベントとあいまって、優しく頼もしい守護神のイメージ。 あとで、もう一人のヒロイン・リディアと共に味方になってくれた時は、心強くてありがたくて涙が……霧のブレスという攻撃も、儚いイメージのわりにそこそこ使えました。

世界初の二輪消防車両『ミストドラゴン』の現着の早さと、60リットルの水を霧にして噴出す、竜吐水めいた機能。車両火災2台分って事は、多分ボヤ以外は完全消火は無理で延焼を防ぐお湿り程度。 でも、現場に火事の専門家が来てくれた安心感は確実に被害を食い止めそうです。 火事場で一番怖いのはパニックを起こしてマトモな判断力を失う事だもんなぁ。
ところで紹介ページのモデルの衣装が、なんとなく戦隊ヒーローっぽいのは仕様でしょうか。


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