一言半日記 2002 12/1〜12/10


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ノーベル賞とボーナスの日  葉書の葉の字はタラヨウ  ハリケンジャー仮面ライダー龍騎  グラコロバーカー  ヒット商品番付  ブックオフでも図書券が?  流行語大賞  燃料電池自動車  服の白いは七難隠す  ハリケンジャー仮面ライダー龍騎

上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです


12月10日
今日はノーベル賞の受賞式典の日ですね。
午後4時半から開催されますが、スウェーデンとの時差の関係で日本時間では日付の変わった夜中の12時半。 深夜に主に活動するネットの住人としては感覚的には今日、かな?
島津製作所の田中耕一氏と小柴昌俊東大名誉教授、時差と式典の過密スケジュールお疲れ様です。

でも、日本のサラリーマンにとって今日は、ノーベル賞以上に嬉しい日。
そう、ボーナスの支給日です!!
大多数のサラリーマンと公務員が現金自動支払機の前にずらりと並び、家ではステーキやエビフライやカニなんて御馳走が用意され、 ファミレスやお寿司屋さんやファミリー居酒屋に焼肉店等々も大にぎわい。

でも、もらえる人は幸いなのかもしれません。日本経済まだまだ暗いですからね。

支給された人の中には、当日にヤバイお店に行って全額巻き上げられる人やら、銀行前に待ち伏せした引ったくりにカバンごと盗られる方もいるかもしれません。 くれぐれもお気をつけ下さいませ。(本日から正月にかけてパチンコ屋のクギも辛くなりますしね)

さて、島津製作所のボーナスも今日なのかなぁ。小柴名誉教授にもボーナスは支給されるのかな。(非常勤講師扱いだともらえない……のかな15日の年金支給日がむしろ……) ストックホルムじゃ通帳記帳が大変そうです。


12月9日
まっ白な雪の映像を見ると、手付かずのままパソコンの横に置いてあるまっ白な年賀葉書を思い出して、ドッキーン。
ともかく関東方面の方々、雪の中の通勤通学、ご苦労様でございます。
こんな日は、郵便屋さんも大変……と思ったら、 雨具の下に一年前の年賀状が116通なんてお話が……ほんと、年賀状は出す人も配達する人も大変ですねぇ。

昔は封書だった年賀状はお年始のごあいさつの代わりです。
お年始まわりのごあいさつには、子供へのお年玉がつき物と言うことで、お年玉つき年賀葉書なんてのが売り出され、それで年賀状を書くのが一般的となってますが、 本来の意味からすればメールで出しても、ウェブ上に「あけまして おめでとうございます」ページを作って、そのアドレスをお知らせしたってかまいません。
全ては葉書なんてモノがあるから……

さて、ポストカードを『葉書』と命名したのは 日本の近代郵便制度の父、前島密。語源は戦国時代、武将が通信文を“葉っぱに”通信文を“書いた”故事から来ているようです。 多羅葉(たらよう 別名ジカキシバ)という、尖ったもので葉に字を書くと黒く変色するその木は郵便局にはよく植えられてるものらしく、検索すると郵便局のホームページがわんさかと引っ掛かります。(宛名シールを貼れば郵便として本物の葉っぱの『葉書』も出せますが……定形外料金を取られます)
タラとはインドで経文を書くのに使われていた多羅樹(たらじゅ=タリポットヤシ)から取られた仏教用語。多羅葉で検索すると郵便局以外に寺のホームページもぞろぞろ引っ掛かるのはそういう訳なんですねぇ。

ヤシの葉に書いた字に墨や染料をすり込んで乾燥させたバイラーン文書が、中国で発明された紙に取って代わられて幾星霜。 インクジェット紙になってしまっても『葉』の字が残る事にロマンは感じる……けど、年賀状書くのって面倒くさい。 友人用 同僚用 親戚兼目上用+賀状ありがとう……と裏のデータは作ったんだけど、表書きの入力が……全ては昨年末の初期化騒動が……システムファイル破損のせいじゃぁ〜


12月8日
前線が停滞するさむーい日曜日。
こんな時はまだ暖かかった頃に撮影された特撮番組を見るのが一番。
テレビをつければ、水も温そうな海岸が……

忍風戦隊ハリケンジャー 巻之四十二『鎧と怒りの矢』
虫兄弟(ゴウライジャー)と信号トリオ(忍風戦隊ハリケンジャー)の計五人はなぜか海岸で会議中。 議題はもちろん、先週サンダールが封印の石に怒りエネルギーを集めて生み出した『怒りの矢のメダル』とは何なのか、です。
メダルと言えばシノビメダル、まさかと思いつつも『アレの出現』のためのメダルではないかと推測するものの、 確かな事を知っていそうなのは『御前』とか言うヤツだけ。話を聞こうにも居場所も分からない『御前』様。ハムスター館長もおぼろさんも教えてくれない以上、 切り崩すべきは(?)カタカナ散りばめて語るに落ちそうなシュリケンジャー? しかし、 オトリの件から仲間として信頼はしていますが、相変わらず何も教えてくれないのを水臭いと言う鷹介。
その時岩陰に人の気配が……
「誰だ」
「困るなあ大声出すから魚が逃げちゃったじゃないか」
釣竿とクーラーを手に出てきたのは浜田三平(能見達也氏=ダイレンジャーでシシレンジャーの天幻星 大五役)でした。

宇宙忍群ジャカンジャ本部センティピードでは暗黒七本槍(幹部)たちも視聴者への解説をかねた会議中。 それにしても正義側も悪側もスタンディングミーティングで手早く済んで実に効率の良い会議です。
まずは首領タウザント様が『アレ』について語られます。
「嘆きの弓と怒りの矢、1つになりて大いなる力とならん」
しかしメダルから矢にする方法も謎なら、嘆きの弓の入手法も謎というわけでサンダールは手詰まり中。その解明に名乗りを上げ、怒りの矢のメダルを掴んだのはサーガインです。 適役との首領タウザント様の御意に後押しされます。天才科学者だからなと言うサンダールのお世辞は「見え透いた事を」と一刀両断。ボキ達の手柄を横取りするなとのサタラクラの文句も退けます。けれどウェンディーヌには危機感を煽られ「遅れを取るサーガインではない」と強気ですが、窓際ムードです。やばいです。
タウザント様が怒りの矢がメダルになっているなら嘆きの弓もメダルになっているはず「サンダール、何としても嘆きの弓のメダルを手に入れるのだ」なんて命じていた頃、別室で『怒りの矢』のメダルを分析器にセットしたサーガインは画面に表示された6枚のシノビメダルに注目してました。

さて、海岸では
「きっと、話したくても話せない事情ってのがあるのさ、板ばさみってやつさ」
君たちの仲間の話を立ち聞きした、と言う見ず知らずの釣り人浜ちゃんに、鷹介が、なぜか相談持ちかけ中です。
「隠し事なしで何でも話せるのが仲間じゃないですか、違いますか?」
と鷹介に詰め寄られ、空を見つめた釣り人浜ちゃんは
「さてと、ここはもう魚が逃げてしまったからね。別のスポットを探すとするよ。グッバイマイフレンズ」と白い釣竿片手に去ってしまいました。
「一体なんだったんだ、あの変なオヤジ」吼太よ、戦闘時の慎重な注意力は変身時のみですかい (マイフレンズに気づかない事より、33歳をオヤジと呼ぶことのほうが由々しき事態かな。コアなファン層がどの年代か分かっているのかねチミィ……)
そんなイエローに天誅……じゃない、電撃とサタラクラの「みーつけたっと」という明るい声が降り注ぎます。
「嘆きの弓のメダル、ちょーだい」何とも能天気で意味不明な要求。そして怒りの矢のメダルと対になる嘆きの弓のメダルはこの星にある、そんなの持っていそうなのはあんたたちしかいない等など、サンダールが「しゃべりすぎだぞ」と怒るほどにペラペラペラ。

その頃、釣りキチ浜田三平は「仲間だから話して欲しい、か」と緑のボールに嵌ったシノビメダルと岩だらけの島を見つめていました。

さて、爆炎の中で名乗りも無く変身した戦隊五人VSサンダール&サタラクラの土日コンビの戦いがどうなったかと言うと……
信号トリオがサンダールに挑んだものの通常攻撃は歯が立たず、決め技のトリプルガジェットは発動前にサメシュリケンで先制されて自在縄のエジキ。 虫兄弟もサタラクラに挑みますが、スタッグブレイカーもいかづち丸十字の型も効かないばかりか、空飛ぶ生首のれろれろ攻撃という幻術にかかってしまいます。
いやあ大ピンチ。その時サタラクラの口に突然ルアー?!

「デッかい魚が連れたぜベイベー」
現れたのはもちろん釣り人浜ちゃん。崖から戦場へ飛び降り印籠のように「控えおろう」と取り出したボールで天空シノビチェンジ。シュリケンジャーの参戦です。 
「ソーリー……ユーたちの気持ちを知りたかったんだ」と釣り人に変装して座り聞きしていた理由を明かしたシュリケンジャーに「気持ちを知りたいのは、おれのたちの方だ」と文句言いつつも仲良しさんの六人で反撃開始です。
でも、『ミラクル千本ノック』は、秘打白鳥の湖……じゃない『千本ノック返し』で返され、ビクトリーガジェットのエネルギー弾も土日コンビは手で押し返すしで、またまた大ピンチ。(残る攻撃手段ニンジャミセン?)
しかーし、その時大地が振動。

現れたのは巨大クグツ『メカタガメマークIII 』に乗ったサーガインでした。
文句を言う土日コンビに、やるべき事をしているだけと自信満々のサーガインは、余裕シャクシャクで旋風神、轟雷神、天空神の三体のシノビマシン(今回も三分割画面のハイスピード発進合体)と対峙します。 『スターダストカッター』に『カブトスピアー』『暴れゴマ』の究極奥義三連発にも無傷な『メカタガメマークIII 』は防御9攻撃1のアンバラスパワー配分の巨大ロボ。 しかもバーコードを読取るレジのように、胸部から赤いサーチビームを出して、カラクリボールのデータを取り込む特殊機能つきです。
追い詰められた旋風神の危機を「ミーのフォローがないとダメみたいね」と天空神が救い、「そういうシュリケンジャーも注意が足りないな」と無防備に敵に背中を向ける天空神を轟雷神が轟雷キャノンでフォローと微笑ましい助け合いの後、 ついに三神合体のカラクリボールを繰り出し天雷旋風神の登場。
しかーし、その合体用の三つのカラクリボールをサーチしてCD満杯にデータを集めたサーガインは「本当のショーはこれからだ」とアルテマソーンで破壊される『メカタガメマークIII 』から大笑いで脱出です。

ジャカンジャを撃退して一息ついた後、山積みの謎の答えを得る為に、「いいんだ……なぜなら ユゥたちは仲間だからさ」とのシュリケンジャーの案内で『御前』に会いに行く戦隊御一行。

コクピットに六人ギッチリの天空神が下りたのは、浜ちゃんが眺めていた岩の島。
「俺もトイレ行きたくなって来た」などと言い出す鷹介を「ガキかお前は、来る前に済ませて来い」と一甲がどやつしし、 シメナワがかかった大きな洞窟の中へはいった一同。笙の音に導かれて進んだ闇の先に、光に満ちた御簾がありました。
「御前様、失礼いたします」
御簾を巻き上げるとそこには、熊のヌイグルミ?! 実はホーカ人?
それはともかく、動かぬテディベアのひざに置かれた巻物にはたった一言『未熟者め』

ハリケンジャーの秘密基地では、ハムスター館長が『御前様』のお叱り電話を受け、おぼろさんはマグカップを手にほのぼの〜。 そんな安らぎの時を終わらせたのは、サーガインが全てをかけた巨大カラクリ『ガインガイン』でした。
変身も乗り込みも合体もなく「了解」の一言でロボットバトル突入です。

『ガインガイン』のパワーも装甲も『天雷旋風神』と互角、ロケットパンチならぬ『ガンガンパンチ』なんて飛び道具も持ってます。(即座に次の手が出てくる便利ぶり) パンチをジャンプで避けて、カラクリ剣技天雷疾風斬を繰り出しますが装甲に弾かれノーダメージ。
さらに『怒りの矢のメダル』をサーガインがセットしてレバーをスロットマシンのように下げると、 灰色マーブルのカラクリボールが出現。
得々としてメダルから物質を生み出すシノビメダルシステムの解析を語り『メカタガメマークIII 』がデータ奪い用メカだと明かしたサーガインは、 「人の真似ばっかりしやがって」との抗議にも「偉大なる発明はつねに人のマネから始まるのだ」と胸を張ります。
『暗黒を司る怒りの矢』を生み出したサーガインに、フラビージョは100点満点の評価を下すわ、慇懃無礼なサンダールも「やるではないかサーガイン」と感服し、「でかしたぞサーガイン」とタウザント様からもおほめの言葉で、この世の春です、絶頂です。 まるで、この前、逝ってしまったマンマルバのように……

『怒りの矢』を剣のように構えた『ガインガイン』は、天雷旋風神の鉄壁の防御技『ダブルクロスフォーメーション』も切り裂く暗黒究極奥義「ざんりゅう斬り」を放ちます。 月を背に立つ『ガインガイン』から繰り出される無数の鋭い銀光。
「天来旋風神が落ちるとは」
「みんなぁー!」
ハムスター館長とおぼろさんが悲痛な声を上げますが、コクピットの六人は呻くばかりで戦闘不能。
コクピットに切っ先を向けたサーガインが「トドメだ。くたばれっ!」と叫び、白黒集中線の巨大カラクリ対決決着寸前の図で、つづく。

巻之四十三『超合体と大激突』
地球を守ろうと決意を語る戦士たちより、気になるのは煙吹いてるサーガインのカラクリボディとサンダールのこのセリフ。
「残念だよ、サーガイン」

白黒っぽい止め絵の引きはカッコイイけど、オープニング前からお話が始まるあたりといい、ハリケンジャーがだんだん龍騎化しているなぁ……で、本家本元の今週の仮面ライダーはと言うと、

仮面ライダー龍騎第44話『ガラスの幸福』
ミラーワールド内の森の川辺でモンスターに守られているヒロイン神崎優衣がまとうのは金色の不思議な光。 「今ならまだ間に合う。帰るんだ現実の世界へ」と促す、優衣の兄、神崎士郎も同じ色の光を帯びていた。
「私はここにいる」と士郎の言葉に逆らう優衣に呼応するように、兄妹各々の支配下にあるモンスターが争いあう。 だが、不意に意識を失う優衣。同時に、優衣をガードしていたモンスターたちも争い始め、士郎は妹のそばへと近づく事が出来た。

優衣を探していた仮面ライダー龍騎(城戸真司)は森の中の道に横たわる優衣を発見した。(よくライドシューターで轢かなかったな……)
龍騎が現実世界に連れ戻した優衣は、真司の声で意識を取り戻すが、なぜこんな所にいるのかといぶかるだけで、ミラーワールドでの出来事を覚えていなかった。

父が死んだという連絡を受けた佐野満(仮面ライダーインぺラー)は、自分の安アパートに保護(?)している東條悟(仮面ライダータイガ)に 「おれちょっと出かけてくる」と言い置いて出て行った。残された東條は、文鳥が囀る中起きだすと、ミラーワールドへの入り口となり得る部屋の中にある反射物を忌避するように、テレビ画面を布団で覆い、カーテンを閉め、鏡をこぶしで叩き割る。

カフェ花鶏に戻った優衣は熱心に店のガラス戸を磨いていた。 そんな優衣がモンスターを操っていた事を、教えるべきではないかと言う真司だが、今の段階では動揺するだけと秋山蓮(仮面ライダーナイト)は止める。
シャボン玉飛ばしつつ投げやりに歌う神崎沙奈子(優衣の叔母でカフェのオーナーで真司と蓮の大家兼雇い主)に、戸にかけられた札が『Closed』のままである事を問い質すと、 「休みなのよ、永遠にね」もう、どうだっていいわこんな店、疲れたのよ……とぼやきだす。
真司君も蓮ちゃんも全然手伝ってくれないし、優衣は無断外泊するしと愚痴る沙奈子に「今度こそ頑張りますから、マジで。おばさんの言う事なら、なんでも聞きます」と言う真司。
「本当に何でも言うこと聞くんだねえ?」沙奈子はふいにニタァ〜と笑った。(おジャ魔女どれみが直後にあるからって魔女化しなくても……)

街を見下ろす高層ビルの広い会議室で、佐野満は父に仕えていた重役達に取り囲まれていた。跡目を継ぐように遺言した満の父親は一代で大会社を作った創業者。(社長で成り上がりで金持ちの高見沢逸郎=仮面ライダーベルデ、キャラ被りにより消えたかな) 二年前に満を勘当したのも社会の荒波にもまれる事で成長させようという親子心と言う重役たちに、先代の血が流れているんだから出来ますよとおだてられた満は「俺が社長」と呟いて笑みを浮かべた。

ガラスの中に実在するモンスターの写真をネットニュースに流したOREジャーナルには、読者からの罵詈雑言と購読契約の破棄の電話がひっきりにしにかかっていた。
「編集長、当てが外れましたね」読者の情報が集まるものとの目論みが上手く行かなかった桃井令子と大久保編集長が電話応対に追われる同じ事務所の中で、 システムオペレーターの島田と新人記者のめぐみの天然コンビは、ガラスの置物をずらりと並べ、捕虫網を手にモンスターを待ち伏せしていた。互いに網の掛け合いに発展する様を見て「勝手にやってろ」と呆れる大久保。 (一時止まった電話のベルは天使でも通ったかな?)

中華料理店で、重役たちと夕食をとる佐野は、葬儀の事や社長就任に反対する勢力の兼をすべて任せて、料理の折を手に夜の安アパートへと戻った。(八宝菜に酢豚にマーボーナスと、安そうな料理ばかりに見えたが、喪中につき肉に見えて大豆な精進料理だったりして?)
暗い中、電気もつけず部屋の反射物を覆って布団にもぐっていた東條に、「これ、残り物だけど食べてよ」と食事を勧めた佐野は「英雄になって、どうするわけ?」と聞く。
「そうすれば、みんなが好きになってくれるかもしれない」
と答えた東條に「けっこうおたくも苦労したんだ」とあいづちを打った後、 「でも、ライダーの戦いが終わる前に願いがかなってしまったら?」と疑問を呈する。「意味が無い……ライダーでいたってしょうがない」と言い出す佐野を東條は無言で見詰めていた。

翌朝、髪を整えスーツに身を包み、念願の銀の高級車を乗り回して出社した佐野は、並んで出迎える重役の一人のポケットに万札を押し込みながら「君、手が空いたときに車のウインドウ……磨いておいてくれるか」と得意の絶頂。
ガラスの中から現れた士郎に、カードデッキを返そうとする佐野だが、「一度ライダーになったものは最後までライダーでありつづける。それがおきてだ」と士郎は受け取らない。
佐野はカードデッキを投げ捨てるが 「戦わないのはお前の自由だ。だがそれが何を意味するか、お前も判っているはずだな」との士郎の言葉に呼応するように現れたガラスの中のモンスター(あれ、手放しているのになぜ感じる?)に気づき、慌ててカードデッキを拾う事になる。
「戦え。そして生き残れ。そうすればお前はライダーを辞めることが出来る……」

フリフリのエプロンドレスに身を包んだ優衣がカフェ花鶏の扉を開き伸びをした瞬間、怒涛のように押し寄せる子供達とお客さんの集団(“サッカー帰りの親子連れ”の予約なんて入れたのか沙奈子さん)。 店内混乱の中、子供を落ち着かせようと走りまわるウェイトレス優衣。ウェイターの蓮と真司もトレイを手にキリキリ舞い。 「そうね、一番高いの持ってきて」とふざけたオーダーの男性客が最初佐野だと気づかないほど真司は注文取りに奔走していた。

「何だって、俺たちを雇いたい?」
店の外へ佐野を連れ出した真司と蓮はブリーフケース1つ分の契約金を提示される。(4束×7山で2800万くらい?) 「金で仲間が買えると思ったら大間違いだ……なぁ蓮」と真司はけんもほろろだが、蓮は黙って契約金を見つめる。(恋人小川恵里の入院費が嵩んでいるのかなぁ?) 結局真司の剣幕に追い返された佐野は「バカだねあんたら」と捨てセリフを残し立ち去った。

「ではこの私を雇いたい、そうおっしゃるわけですね?」
北岡秀一弁護士(仮面ライダーゾルダ)は、助手の吾郎ちゃんに「コーヒーお出しして」とうながし、手の平をかえしたような態度で佐野に接する。だが、あの金は前金として受け取っておきますが正式な雇用は契約書を交わしてそれからということで……と即答を避ける北岡。 「ああ、それでいいよ」と帰った佐野を最敬礼で見送った後、北岡はため息をつく。
「いいんですか、先生あんなヤツと組んで」
「心配ないよ吾郎ちゃん、言ったでしょ。まず契約書を作るって……時間がかかるんだよね、そういうのって。一年先か二年先か」
「先生……ステキです」

そんな北岡達の会話を聞いてはいないが、「どうも、うさんくさいんだよな、あの弁護士」と感じた佐野は「やっぱ俺にはあいつしかいないのかな ちょっと頼りないけど」
と、弁当を手にアパートに立ち寄り、いっぱい食べて早く元気になってよと東條を励ます。そして 「なぁちょっと聞きたいんだけど おたく俺のことどう思ってるわけ」と聞く。
「感謝してるよ、香川先生以外でこんなにやさしくしてくれたのは君が初めてだし」との答えに喜び、 東條のためにお茶を淹れつつ「友達だよな、俺たち」と確認する佐野。
東條はこくりとうなづくのだった。

父の友人の娘、百合絵との見合いに佐野はセーター着て臨んでいた。
後は若い者二人に任せて……という展開か、後見人の重役と百合絵の父は帰り、二人きりとなった佐野は移動販売のコーヒーを甲斐甲斐しくおごり、 「これからも時々、会ってもらえませんか?」と交際を申しこむ。
うなづく百合絵。水辺の遊歩道を二人で歩く佐野は喜びの中で「俺は勝つ、必ず俺の人生を守ってみせる」と決意を固めていた。
だが、通りすがりの車の反射面から黒いツノ状の武器(オメガゼール?)が飛び出してくる。咄嗟に百合絵をかばった佐野は走り去る車に向かって変身しミラーワールドへと飛び込む。「佐野さん!!」と叫ぶ百合絵を残して……

スクーターで川べりを走っていた真司もマガゼールに襲われ、龍騎に変身してミラーワールドの戦いへとおもむく。
「わかってるよ、腹が減ってるんだろ。いますぐ満腹にしてやるから」インペラーは背後に従えたガセール系モンスター達をなだめながら、龍騎の戦いを見物していた。
ファイナルベントでマガゼールを撃破した龍騎は、直後にインぺラーに襲われる。ストライクベントで対抗するが、 タイガの助けを得たインペラーとの二人がかりの攻撃に追い詰められる龍騎。
「悪いな、負けるわけにはいかないんだよ」
と、なりふり構わず龍騎を攻撃するインペラーを少し離れて見ていたタイガは、デストワイルダーを召喚、インペラーを攻撃させる。
デストワイルダーの爪に引きずられてきたインペラーに「ねえ」と手甲の爪を突きたてるタイガ
「ごめん、君は大事な人だから……君を倒せば僕はもっと強くなれるかもしれない」
絶対絶命の危機を「おい、やめろ」と、救ったのはお人よしの龍騎だった。
龍騎に逃げろと促され「何だよあいつ、何考えてるんだよ」と川原を這うインペラーの目の前に、 仮面ライダー王蛇(浅倉威) が笑いながら現れる。
そのファイナルベントに蹴り飛ばされ、叩きつけられたインぺラーのカードデッキが割れた。

変身が解け、土手に不法投棄された粗大ゴミの中の姿見に向かって叫ぶ佐野。垣間見える現実世界には、降りだした雨の中で消えた佐野を探しあぐねて、欄干にもたれる百合絵の姿があった。
「百合絵さん、百合絵さん、出してくれ……俺は帰らなくちゃいけないんだ、俺の世界に」
姿見が割れ、そのカケラを手に百合絵の名を呼ぶ佐野の身体が分解を始める。
「なんでこうなるんだよ。俺は、俺は……幸せになりたかっただけなのに」

飼い主を失った文鳥が、カゴの中で眠る無人のアパートの部屋に夕暮れが訪れて……引き

次回、「消えちゃうよ 20回目の誕生日か来たら消えちゃうよ」
と劇場版龍騎を思わせる女の子と士郎の目的よりも、佐野が変身するところを見てしまった百合絵よりも、 トラブルメーカーな女性秘書二人(島田とめぐみ)を両手に抱えてしまった北岡先生が気になります。
あと、DVDのCMでシャボン玉しているリリカルな蓮……もしかして、沙奈子さんと間接キッス? (ヒュ〜 ヒュ〜)


12月7日
ごめんなさぁい、最近ずっと朝マックばかり食ってましたぁ。
それでマクドナルドの利益が91%減に!?

マクドナルドのお客全員がハッシュドポテトが好きで、360円のリーズナブル値段に惹かれていて、カロリーが低い点でも「やっぱりマクドナルドは朝マックだな〜 特にエッグマックマフィンてお得だし〜」などと私のような偏った考え方をしているとは思えません。
やはり値上げがいかんかったかな?
ランチのお客が68円の安売りカップ麺や、280円の牛丼に流れちゃったのかなぁ。
マッチョイスとかメニューを工夫してがんばってるのにねぇ。

という訳で、単品220円のグラタンコロッケバーガーでマックチョイスして来ました〜
マックチョイス……ポテトの代わりに選んだサイドメニューはプチパンケーキ。
コーンポタージュをドリンクに選んだので今回クラムチャウダーは割愛です。
朱色のチェック柄に茶の線画のグラコロバーカーの絵と手書きめいた『グラタンコロッケバーガー』、 そしてマクドナルドのマークとともに「中身はお熱いのでご注意ください。」の一文が優しさを感じさせる包み紙を開けば、蒸されてホコホコしっとりのプレーンなパンとこぼれる千切りキャベツ。 かじればもちろん、サクサク衣が割れて飛び出すホワイトソースと海老。中へと食べすすめば衣にかかったソースがもう一味を加え、千切りキャベツに絡むマヨネーズもグラコロのクリーミー度をアップして、最後まで飽きさせません。 ただ、ボリュームたっぷり感があるので二個は食えません。(単に歳かな)
と言うわけで、デザート(?)のプチパンケーキです。
ビッグマックのケースを平たくしたような紙パックを開けると7つの小さなホットケーキがずらりと二列。ソースはコンビニのお好み焼きのような二つ折りタイプ。ケーキに向けてパキッと割ってしぼり出します。 オママゴトのような付属のプラスチックフォークにちょうど見合う直径3cm(1インチとか一寸か)のホットケーキは一口サイズでホッとする甘さと温かさが口に広がります。
おいしゅうございました。
次はマックシェイカーサラダにチャレンジしたいものですが、冬にサラダは腹が冷えそう…… +150円でマックデリシャススープと合わせるべきですかねぇ。


12月6日
ヒット商品番付の東の横綱は「ハリー・ポッター」だとSMBCコンサルティングさんが言ってます。
西の横綱は「FIFAワールドカップ」……確かに売れましたもんねぇ。

イギリスのファンタジーに、同じくイギリス起源とも言われるサッカー。
ハワイやモンゴルの力士はまだしも、地球の裏側出身の張蛍山や薩火乃海に横綱を取られるのも何だかなあ。同じ島国の民としての同族嫌悪もあったりして癪です。
何とか、日本の商品をあちらのヒット商品リーグのチャンピオンに出来ないものか……。 えっと可能性としては、ゲームボーイアドバンスとPS2かな。

いやいや、もっと文化的な…… 例えば創刊号売り切れの英語版「少年ジャンプ」とかアニメ映画賞を取った「千と千尋の神隠し」。 マニア受けするマンガと知識人受けする宮崎アニメで、まずは全米制覇。そしてヨーロッパの心をギュッと掌握したのち、ドーバーを渡ってイギリスに攻め込んでいただきたいものです。
そして労働者層のジャンプ派と、上流階級のジブリ派の階級闘争代激化〜  剣線を挟んで、ドラゴンボールとラピュタはどちらが壮大かとの議論が白熱!! ……なんてね。

それはさておき、ヒット番付商品で、私が今年お金を注ぎ込んでしまったのは、「“玩具菓子”戦争」関連。 前頭とはいえ、あなどれぬ。


12月5日
とある紙切れの扱いで、一月から揉めていた裁判に和解が成立したようです。
それは図書券。

古本の大手チェーン、ブックオフでは図書券を初めとする金券をでも本が換えたりするのですが、日本図書普及(株 が、加盟店でもないのにそれはダメだろうとかいってたわけです。
実は本屋業界がBOOK OFFに嫌がらせしてるんだろう、なーんて推測も飛び交いつつ、最高裁にまでもつれ込んだこの度の裁判。 和解内容は、加盟店ではないので店内に『図書券が使えます』という表示はするな、でも本は売って宜しいという、ブックオフの勝利(かな)。
『お売りください』の看板の横に『図書券つかえます』と垂れ幕に書いて『店外ならOK?』てのはダメだろうなぁ。

ブックオフの良い点は古い本がやたらと安い事ですねぇ。
特に、古いゲームの攻略本やノベライズ、設定資料集を探すのには重宝します。
普通の本屋さんでは三ヶ月、いや一月で返本されるそれらの本が手に入るのは古本屋さんならでは。 この前の日曜にもプリンセスメーカーのノベライズを買ってきました。使えると知っていたら図書券で買うんだったかな。

加盟料を取る日本図書普及(株 や贈答用の図書券を大量販売するギフトショップ等々はまだしも、町の本屋さんは図書券って嬉しいんでしょうか。 仕入れ値が安く利益率の高いブックオフでならともかく、私は普通の本屋さんで図書券を使うのがチト申し訳なく……


12月4日
2002年の流行語大賞は「タマちゃん」と「W杯(中津江村)」に決まったみたいですね。
そして特別賞『ゴジラ・松井』。

『現代用語の基礎知識』のハガキから選ばれて、選者に検討されて決まったのがこの二つ+1
え〜、それで本当にいいのぉ?
ハガキによるアンケートベスト10以内の言葉は……貸し剥がし、ダブル受賞、ベッカム様、声に出して読みたい日本語、真珠夫人、内部告発、貸し剥がし、ムネオハウス、拉致
ないなぁ、香りダイエット、Xbox、2Ch(ネコの画像)、ゲーム脳、GeForce3(WIN版FF11のハードル)、59円(ハンバーガー)、『きのこの唄』、合併(スクウェア・エニックス) といった、耳に馴染んだ流行語。
……え、そんな変な言葉が耳に馴染んでいるのは私だけ? 単なるマイブーム単語?
ガーン

まぁ、2002年流行語小賞(マイブーム編)をあれこれ考えるのは年末の息抜きとして楽しいのですが、掃除や年賀状書きの手が止まってしまうのが問題?


12月3日
究極のエコカーとも言われる燃料電池自動車が政府の公用車としてお目見えしましたね。
水素と空中の酸素を化学反応させて電気を生み出し、排出されるのは水だけ。二酸化炭素を出さなず地球温暖化に待ったをかけそうな夢の車ですが、そのお値段は一億円はくだらないそうな。
ホンダは何にも言わないけれど、ため息ものの豪華マンションと同額だそうです。

燃料電池自動車は数千万のスーパーカー以上の超高級車。
まさに車のプラチナクラス。
というか、電池の触媒にマジでプラチナ使ってます。
産業廃棄物(パソコンや携帯電話)から金が取れるのは、ゲームのアトリエシリーズでも良く知られた事実ですが、 未来の産業廃棄物からはプラチナが取れるようになるかも知れません。
いやプラチナの代用品が作られないと、普及は無理かな。

シマ模様の浮き出る背広で自転車に乗ってた時と同様、小泉首相はやたらと嬉しそうですが、プラチナの乗り心地って、どんな感じですかね。
私は、顔がピクピク手はこわばって足も引きつり、真っ直ぐ走る自信がございません。


12月2日
人生ってのは出会いですねぇ。
とくに親や小学校の教師なんてのは、本人が選べないから始末におえません。
理科が得意じゃない女の子増殖の原因は親や教師のせいなんて調査報告を東京学芸大教授の村松泰子先生のグループが出したそうです。

「えー、私、そういうの、よく分かんないしぃ〜」と科学技術系ではカマトトぶる理科嫌い少女の方が可愛いなんて思ってる方々。
それは違うぞ〜
間違った認識だ〜
白衣に身を包んだスレンダーボディ、メガネの奥に光る知性と魅力。
そう、『服の白いは七難隠す』という慣用句を“今”作りました。
いや、昔から言うのは『肌の白いは七難隠す』なんですけどね。
天然ラフ版のごとき美白肌のまぶしさは、顔の造作やボディラインの崩れ、性格ブスをも見えにくくする光学迷彩の一種なり、という慣用句です。
え〜私って地黒だし〜 白がキレイって人種差別っぽくない? て思った方、だからこそ理系美人なのですよ。
白い肌の代わりに白衣を着れば万事解決。白衣がラフ版のごとき輝きで、貴女の欠点を全て隠してくれましょう。

なにより大多数の日本人の肌には白い服が良く似あいます。さあ目指すは白衣でメガネの理系美女。
トリックでは貧乳マジシャン呼ばわりされた仲間由紀恵も、ナイトホスピタルではスレンダー美人に見えるじゃないですか。
ところで『ごくせん』ではメガネ先生だったのに、今回はメガネじゃない……さみしい。


12月1日
師走の初日は日曜日。あわただしい中にも心に余裕と青空を。
この前の『おどる!さんま御殿!!』で、仮面ライダーをバッタ13人と言う明石家さんまに対して、 「今度の仮面ライダーは龍なんです」と健気に爽やかに訴えていた萩野崇氏は少々余裕を欠いてましたねぇ。キャップつき変身セットの売り上げのためにも「でも僕はキングコブラです」とアピールせねば。
でも、まずは……

忍風戦隊ハリケンジャー 巻之四十一『メダルと漫才
宇宙忍群ジャカンジャ本部センティピードの廊下で暗黒七本槍(幹部)七の槍サンダールを待ち伏せする六の槍サタラクラの怪しい挙動から日曜の朝は始まりました。
「タナから豆もち、だはははは」と本に夢中のふりをしてサンダールにぶつかります。
めんごめんごと笑って背を向けるサタラクラの肩をがしっとつかみ「何のマネだ」と石を奪い返すサンダールが そして“封印の石”の本当の姿を見たいなら、協力するのだな……なんてサタラクラを味方に引き入れての始まりです。

信号トリオ(ハリケンジャー)の地下基地では、トライコンドルは私一人で開発するっと、おぼろさんがピリピリピリ、シュリケンジャーに八つ当たり中です。 鷹介(ハリケンレッド)のとりなしにも耳を貸しません。ハムスター館長は嘆きますが先週のオトリ作戦がありましたからねぇ。
ともかく、御前様の正体に関して口止めされているのもお怒りの元のようです。

そんな殺伐とした雰囲気を和らげる吼太(ハリケンイエロー)は今日基地にいません。
吼太の妹で看護婦でアフリカへボランティアに行っている鳴子(めいこ)がビザの切り替えで帰国中、と言うわけで、 お兄ちゃんは印鑑と通帳をもって待ち合わせ場所の喫茶店へ急いでいました。
しかし、運悪く漫才忍者ツッコ・ミーナに遭遇して緊急連絡と同時にシノビチェンジしてバトル開始。
全員集合したところで「地球のもずく」という謎の発言をするツッコ・ミーナ。どこからかドンブリいっぱいのモズクを出しつつ、藻屑(もくず)のいい間違いと寒いギャグです。 (『さぁんぺぇいですっ』をまねた名乗りの方が寒かったよ……)とつぜん吹く寒い風に信号トリオと虫兄弟(ゴーライジャー)が身をすくめて二の腕をこすっていると突然体が滑った上に、 転んだ五人に飛んで来た枯れ葉が当たって小爆発?!
追い討ちに『土管がドカーン』で降ってくる、巨大土管に押しつぶされた時でした。
なんと約束の10時になっても現れない『お兄ちゃん』と『不信な物音と悲鳴』にレモンティーをのんでいた鳴子ちゃんが様子を見に来てしまったのです。
「もしかして忍者?」(あの派手な衣装見てそう思うとはタダ者じゃねぇな)
ナーンを手に「何ですなぁ」のギャグで天から降ってきたタライに倒れつつも、ふざけていても攻撃力はあると目立ち発言のイエロー。
ならば真っ向から力と力の勝負だっ、と虫兄弟が挑みますが「いやんマッコウクジラ」でタライの連撃。 そのダメージで虫兄弟は変身が解けてしまいます。
鳴子ちゃんに二人の正体がバレちゃった。しかも、ツッコ・ミーナはトドメのギャグの構えで大ピンチ。
しかし第一ステージそこまでとサタラクラの指令で「さいならならんら〜」とツッコ・ミーナは撤退します。

さて、急いで喫茶店に戻った鳴子はまだお兄ちゃんが来ていない事にお怒りです。
虫兄弟のダメージが気になりつつも 「オレ達なら大丈夫だ」と言われてやっと喫茶店に駆けつけた吼太ですが、通帳と印鑑を渡す前に「ちょっときて」と有無を言わさず妹に連されだされました。 外に出た鳴子が指差す先には虫兄弟。
「あの二人忍者なの。さっきまで鎧着て怪人と戦ってたのよ」正体を確かめるんだと話しかけちゃう鳴子ちゃん。 「これで忍者に変身するんですか」と腕のゴウライチェンジャーに触ります。
当然のように吼太に抗議する虫兄弟。 おかげで「お兄ちゃん知り合いなの?」とさらなる危機です。
初対面とバレバレのウソついて、「あ、UFO」と鳴子の気をそらして虫兄弟に姿を消してもらいますが、 鳴子の不信の目は吼太の左腕についたハリケンジャイロに向いちゃいます。ああ、秘密漏洩のドツボへ一直線。
兄妹そろって神社におまいりし、池にかかった赤い橋の上でやっと印鑑通帳を渡し、危ない事してない? と心配する鳴子から逃げるように、 出発前に連絡するんだぞ〜と走り去る、吼太。

「はぐらかして分かれた」と基地でハムスター館長に報告する吼太。だけど、ちっともはぐらかせておりません。 肉親にも秘密は厳守の正義の味方はつらいですねぇ。実は素質より肉親が少ないってのがハリケンジャーの条件だったりして。
そのハムスター館長の娘おぼろさんは「あーややこしいっ、うまいこいかん!!」とトライコンドルの改良がうまく行かなくてパソコンの前であがいてます……母親は生きていたとしても秘密厳守で出てこないのかな?

センティピードでは「どうしてゴーライジャーにトドメを刺さなかったの?」とウェンディーヌやフラビージョに非難され、 「ハリケンジャーたちを倒し、地球を腐らせる以外の目的があるのか」とサーガインに詰め寄られたサタラクラがサンダールの後ろに隠れます。 例の“封印の石”を出し「黙ってみておれ」とのサンダールの尻馬にのって得意そうなサタラクラ。その調子の良さのままに野外劇場へ出撃です。

ステージに『爆笑サターズ トークライブ』との看板掲げたツッコ・ミーナとサタラクラの前に立つ観客は正義の五人集。山田奈緒子(トリック)のマジックショーより閑散……
いやいや、 なぜか通りかかる鳴子ちゃんが物陰にかくれて見物だから6人。あとはセンティピードと秘密基地で見ているおぼろさんたちと……サンダール。奈緒子のショーより見物人は多いかな。
それに応える様に、久しぶりの少々ロングバージョンでイエローが五人の中央と言う肉親プレゼン用の名乗りシーンからバトル開始です。
相変わらずの寒いギャグはサタラクラも加わってパワーアップ。 苦戦するなかサタラクラの広範囲電撃まで炸裂です。お兄ちゃんの左腕にあったハリケンジャイロがイエローのとソックリと気づいた鳴子ちゃんのそばにもピッシャン。
「ここは危険だ、早く避難するんだ」と吼太は叫びますが、お兄ちゃんなんでしょ? と鳴子はイエローから離れません。
そこへもう一人のお兄ちゃん登場!?
「何クレイジーなこといってるんだ ベイベー」と怪しいカタカナまじりで吼太=イエロー説を否定しますが説得力はナッシング。 背中を差し出しても鳴子は応じません。
そこへサタラクラの第二撃。イエローは身を挺して妹を守ります。
その姿に鳴子は頷いて、もう一人の吼太の背につかまり、 戦いに赴くハリケンイエローの姿を目に焼き付けるように、何度も振り返りながら戦場を後にしました。

戦意をあらたに「力と力で対決だ」お笑いコンビに立ち向かう五人は怒りに燃えます。
その様子を観客席の最上部から見下ろすサンダールは“封印の石”を掲げて、また怒りエネルギーを吸い取り「あと少しだ」とニンマリ。
五人はサンダールの存在に気づきますが目の前の寒いお笑いトリオを片付けないと探すことも出来ません。 そこへもう一人の吼太が戻ってきて、鳴子を安全な場所に連れ出した事を告げます。
「サンキュー俺」
そしてもう一人の吼太はシュリケンジャーに天空シノビチェンジ。やっと6人揃いました。
さらに、妹の無事に安心した慎重派の吼太は、ついにツッコ・ミーナの秘密に気づきます。 ひじきとエジキのギャグの直後、サタラクラに入れたツッ込みの手の先がピカっ。
『手の先から破壊エネルギー』!?
すかさずガンモードでツッコ・ミーナの指先を撃ち、つづけてクエイクハンマーによる100連打(実際は10発以下)に一本足の869号で殴り飛ばします。
観客席まで吹っ飛んだツッコ・ミーナに五重連ビクトリーガジェットが放たれ、直前に青い光を放出してトークライブは終了となってしまいました。合掌。
ツッコ・ミーナの断末魔の怒りのエネルギーを吸い取った“封印の石”がついに本当の姿を現します。
それは『怒りの矢のメダル』
まさかとビビるハムスター館長。
「でかしたぞ、サンダール」と、あれがうまれる最終段階に入ったと重々しく告げるタウザント様。
余計に謎が深まりました……実は悪のシノビメダル?

それはともかく、お約束のデッ仮面で巨大化するなり、アイーンとやってみせたツッコ・ミーナ……あまりにパロディが多すぎてオリジナルギャグが何か判りません。
戻ってきた鳴子(ちっとも安全ちゃうやんか〜)の見守る中、シノビマシンが発進。今回は乗り込みシーンはありましたが、合体変形は三分割画面で済ませ、早々に修理改修が終わったトライコンドルの発進です。 絶縁シールドを「私一人の力」で施したと得意げなおぼろさんがモニターを見つめる中、 銀河超越三神合体完全版やで〜と、『天雷旋風神』推参。
「きなさい」「やめなさい」「んなあほな」とのツッコ・ミーナの三連続突込み攻撃も「それがどうした」とイエローの放つ宇宙最強のセリフでチャラ。 絶対究極奥義アルテマソーンでツッコ・ミーナはお星様になりました。

飛行場のロビーで鳴子ちゃんのお見送りをする吼太は「またな、風邪引くなよ。生水飲むなよ……がんばれよ鳴子」と兄らしい言葉をかけます。応えて鳴子曰く
「お兄ちゃんもカッコよかったよ。お兄ちゃんらしく飛んだ姿、鳴子はしかと見届ける事が出来ました。 がんばってね、ハリケンジャー。ニセ物さんにもよろしく」そりゃバレバレですって。
記憶消去によってハリケンジャーの秘密を守り、社会を混乱から守る黒子ロボは、レッドとブルーが阻止、 にこやかにエスカレーターに消える鳴子を見送る吼太で、つづく

これで、くま……じゃない大将の奥さんを含めて一般人で秘密を知ってる第二号誕生?

次回、巻之四十二『鎧と怒りの矢』
怒りの矢のメダルの秘密に、光が薄れてきた御前様。そして仲間だから話して欲しいんだ。と詰め寄られるシュリケンジャーと来週は謎解きオンパレード……だといいなぁ。 個人的に、御前様はタウザント様の同族の宇宙人ってのに一票です。

テレビ本編では出るかどうか危うい(スペシャルや映画だけとの噂も高い)、ベルテにファムなど四体のライダーが大盤振る舞いの画像に驚きつつ……

仮面ライダー龍騎第43話『英雄は戦う』
先週ラストの衝撃シーン。ヒロイン神崎優衣がモンスターをあやつり、仮面ライダーインぺラー(佐野満)とオルタナティブ・ゼロ(香川英行)を攻撃させるところから始まる。 優衣の心象風景に無数に舞い散る黒い羽とともに響くモンスターの名前……仮面ライダー龍騎(城戸真司)が呼びかけても心のうちばかり見つめる優衣は視線すら向けない。 そして龍騎にもモンスターたちは襲い掛かる。
「優衣ちゃん!!」と叫ぶ龍騎の声も空しく、優衣は目を閉じて立ち去る……

カフェ花鶏に駆け戻ってきた真司は、ショートカットの女性客をつかまえては優衣と勘違いする混乱っぷり。 見かねて部屋に連れ込むウェイターの秋山蓮(仮面ライダーナイト)。
今日は家にいて店を手伝ってくれという大家でオーナーで雇い主の神崎沙奈子の言葉が耳に入らない二人は、 ミラーワールドへ優衣を探すために飛び出してゆく。
ウェイトレス優衣は行方不明。フルタイムのウェイター蓮にパートタイムの真司も職場放棄してしまったカフェ花鶏は外国人観光客集団でなぜか大にぎわい。 言葉の壁と忙しさからついに床にへたり込み「こんな店もうやめだあ」と沙奈子は切れてしまう(しかし添乗員は何を考えて団体さんを花鶏に導いたのやら……紅茶がのみたかったのかな?)

桜田門の石垣の前で東條悟(仮面ライダータイガ)は佐野に話しかけられる。
「やってくれるよなおたく」まさか香川教授をやっちゃうなんて、頭のいい人は違うねぇ、何考えてんの、と皮肉まじりの佐野は亡き香川教授との傭兵契約がまだ生きているかどうか確認する。 「僕は英雄になるんだ、僕一人の力で勝ち残って」と断り冷笑する東條に「おたく目が死んでるよ」と佐野は言い返し背を向けた。
しかし駐車場で客が散らばらせたチップの数千円を拾いながら「嫌、こんな生活。うちに帰りたいな……でもそうもいかないし」(家出中?) とぼやく佐野は「あ、そうだ」と何かを思いつく。

ミラーワールドで優衣を探したものの見つけられずに花鶏にもどった真司は、佐野の姿をみて驚く。
「確か、飲み食い自由でしたよね、また先輩のところに……」と図々しく言い出す佐野を今度こそは信用せず前回の蓮以上の剣幕でたたき出す真司。
「やっぱりダメか。ごめんなさい、本当にごめんなさい」と、犬にまで吼えられながら佐野は立ち去る。

佐野の次の売り込み先は北岡秀一弁護士(仮面ライダーゾルダ)。
名刺を差し出された北岡は「新人ライダーの一人ね」と佐野を評し、 佐野の定番のヨイショを「確かに、金持ちで天才でカッコいいけどそれが何か」と真顔でさらりと受け流す。お茶を持ってきた吾郎ちゃんに、 「もうすぐ帰るから」とお茶を下げさせた上、ライダー同士つるむのは好きじゃない「取り入ろうとしてもムダだから」と宣告する北岡。
さすがに諦めた佐野だが、せめてもと他のライダーの紹介と紹介状を要求する。
佐野が紹介状を手に立ち去った後、
「しかしあれでライダーだってさあ、最近の若いヤツは何考えてんのかね。世も末だよ」とぼやく北岡に
「まったくです」と同意する吾郎ちゃん。

ラーメン屋の屋台で、東條悟が持っていたドンブリを奪う浅倉威(仮面ライダー王蛇)。 指名手配の脱獄犯浅倉威は、食後の運動と東條を地下道のカーブミラーからミラーワールドへの対決へと誘う。
青い光の中、ミラーワールドにおもむいた二人のバトルは王蛇優勢で進む。 戦局を打開しようとタイガがアドベントカードで呼び出したデストワイルダーは、王蛇が同じく呼び出したメタルゲラスに押えられてしまう。
その様子をカーブミラー(あれ? ミラーワールドの鏡面って現実世界が見えるんじゃなくてミラーワールドが映るのか)で見つめる仮面ライダーインペラーはあたらな契約相手と思っている王蛇の強さに満足する。
タイガの持つ切り札、フリーズベントはベノスネイカーに効くが王蛇はもう一体の契約モンスター・エビルバイダーでのファイナルベントを発動させる。 ジャンプして直撃は避けたもののダメージを受けるタイガ。
「どうしたその程度か、英雄だろ、お前。何だ逃げるのか……もっと俺を楽しませろ」
追ってくる王蛇から現実世界へと東條は逃れる。

しつこく東條を探す浅倉から逃れるために、橋の手すりに登り自ら川に転落した東條は、橋げたに背を預けながら「今日は調子が悪かったかな」と笑みを浮かべるのだった。

東條を見失い荒れる浅倉に「すいません先輩」と話しかける佐野。もちろんゴマすりは通じず、名刺も捨てられてしまう。
慌てて“北岡先生の紹介状”を差し出し、浅倉の肩を揉み、先輩をテレビで見た事がある、もしかして芸能人? などとはじめた佐野。
だが、浅倉が見せた“紹介状”の中身は「まぬけ」の三文字。
「舐めてるのか?」とすごまれて、佐野は本日二回目の謝りながらの逃走となった。

翌日、清明院大学のベンチでカフカの『変身』を読んでいた東條は北岡に話しかけられる。夢があった大学時代を懐かしむような事を言った直後、 「無理な夢はみないほうがいい」と哂う北岡。本に緑の羽のしおりを挟み、立ち上がった東條とともにガラスの前に立つ。
女の人を襲ったからと怒って戦うあなたはやはり英雄にはなれない、と言う東條。
「令子さんの事は関係ないよ、これは俺自身の問題だから……それに、英雄になりたいなんて思ってないしな」と北岡は東條の価値観を冷笑してガラス前で変身する。

同じ頃、優衣を探す龍騎とナイトは香川のパートナーモンスターだったサイコローグに襲われていた。龍騎のストライクベントとナイトのファイナルベントで片付けたが、依然優衣は見つからない。
龍騎は山の中にまで捜索範囲を広げるのだった。

タイガVSゾルダの戦いは、銃弾をオノで防ぎつつ接近するタイガという図式になっていた。しかし追い詰められたのはタイガ。
巨大なランチャーを向けるゾルダに「よせ」とタイガは焦る。
「英雄なんだろお前」と冷たく言うゾルダが言った時、王蛇が乱入しゾルダを斬りつけ、さらにタイガに襲い掛かる。
「昨日の続きだ」と王蛇がタイガを一方的に攻撃している様子を見ながら、ゾルダは離れた所でマグナギガを呼び出し、「二人仲良くあの世に行きなよ」とファイナルベントを発動する。
エンドオブワールドの直前に戦いを止めて逃げようとしたものの、タイガも王蛇もダメージを受け現実世界へと戻る。
壊れたように笑いながら去る東條を見送る浅倉と北岡。
「所詮ヤツは小物だ」「そういうことだな」
「やるか」と嬉しそうに戦いを促す浅倉の右手には血が滴っていた。
「じゃあま、やりますか」とカードデッキを出しかけた北岡だが、ふたたびデッキを内ポケットに戻す。その視線の先では浅倉が気を失っていた。

逃げ出した東條は道路で倒れてしまう。
「あらあら、ずいぶんやられちゃったみたいだけど、大丈夫?」と見下ろす佐野の軽い声を最後に東條の意識は途切れた。

安アパートの一室に敷かれたふとんの中で目を覚ました東條の目に映ったのは、カゴに入った文鳥に西洋鎧のミニチュア、揃っていないふすま。雑然とした見知らぬ部屋の主は片隅であぐらをかく佐野だった。 治るまで俺が面倒見るから、もちろん見返りは貰うという佐野は「あんた一人じゃ何にも出来ない」と、再びインぺラーとしての戦力の売込みをはじめる。
さらに部屋を見回し、最初からこんな生活をしていたわけじゃない、と貧乏生活に事情があることを臭わせた佐野の携帯電話が鳴り出す。
「もしもし……あ、そう」電話を切った佐野に、どうかしたのと東條が聞けば、
「おやじが死んだってさ」そっけなく佐野は答えた。

優衣はミラーワールド内の清流のほとりにいた。
そこへ現れた神崎士郎は「ここはお前がいるべき場所ではない」と優衣に現実世界への帰還を促す。 それを拒否するように現れる無数のモンスター。
優衣と同じく金色の光をまとった士郎の視線に後じさりするモンスターたち。
その様子に視線をさまよわせる優衣の表情で……引き。

次回は、北岡に提示されるブリーフケース1つ分の札束に、負けるわけに行かないと佐野と手を組む東條。 それはともかく、優衣ちゃんは「私はここにいる」と兄に対して二度目の反抗期のようです。

ところで、花鶏で佐野が勝手にやってた時、他に客も沙奈子もいなかったようですが……本気で店を辞めて出て行ったんでしょうか? カギもかけずに…… 
沙奈子おばさん、カムバーックッ!! (戻ってくれないと真司は再びホームレス)


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