一言半日記 2005 7_11〜7_20


セーブデータのロード 前の日記へ
最新のデータのロード
セーブデータのロード 前の日記へ
ひとつ前の日記へ つぎの日記
おしながき(『手書き攻略本』トップページ)に戻る リンクのページへ
ご注意 ヤフーニュースへの文中リンクはクリックすると新しいウィンドウが開きます。
21日の10時になったら吉野家へ  大ヒットの後は初心に戻って  電話帳のような本と活性酸素  マジレンジャー ステージ.18 仮面ライダー響鬼・二十之巻  ウルトラマンマックス第3話  さようなら火サス  『仮面ライダー THE FIRST』製作発表  ビミョー?  夏の鳥インフルエンザ  『タイガー&ドラゴン』三枚起請
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。
7月20日
いよいよ夏休み開始。ついでにあちこちで梅雨明けと、夏本番がやってまいりました〜。
ああ、イヤだなぁ。しばらくは某巨大掲示板をはじめとする無記名系掲示板に、無意味なレスやアスキーアート、下品なイタズラ書き込みが増えて、タナ落ちしたスイカ並にスカスカでボヤけた内容になっちゃうのかぁ。

でもいい事もございます。何より明日21日の10時から吉野家が大半のメニューを50円引き。私か大好きな豚並盛りにいたっては、250円ですよ、250円!  これはもう、ブタミンパワー(ビタミンB)とゴボウとタマネギで夏バテを乗り切れという、西武の堤会長からのご託宣でございますね。

ちなみに、4杯食べると吉ブー夏コレをプレゼントってのもやるらしい。4種類のうち一個とのことで、 全種類集めるのに16杯って計算ですが、これは正直どうでもいいかな。 むしろ、100円引き券の方が……ちなみに50円引き(豚丼は70円引き)は一週間限定ですが、吉ブー引換券は8/17まで配るらしいですぜ。


7月19日
処女作が最高傑作ってのはママある事ではございますが、世界で一番売れてるって気がする「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリング女史も、処女作からの一連のシリーズの終わりが見えてくると、やはり不安になるもんなんですねぇ。

数日前、6巻目発売日にイギリスで放映されたインタビューの話が記事になってましたが、シリーズ終了後は別名で執筆するかもってのは、 新サイトを新ハンドルネームでイチから組み上げるようなワクワクがありそうです。 マンネリってのは、エンターテインメント最大の敵だもんね。

映画やゲームも第一作目が一番面白かった、なんてのはフツーだし、その続編を望まれて作っても同じレベルのオモシロさでは“遺産の食い潰し”なんて謗りを受けちゃいます。 でも小説と違って制作費がかかるゲームや映画はスポンサーの不安を取り除く為に、過去の名声を利用するのは必要悪。そう思えば、色々なコトが許せそうな気がしてまいりますです、ハイ。


7月18日
おとつい公開された『姑獲鳥の夏』って映画のCMをぼーっと見てて、“超絶ミステリー”を“饒舌ミステリー”と聞き違えてしまいました。 だって原作じゃあ、変な探偵やら拝み屋やら小説家やらが、独特の見解やウンチクや自省やらを、滅多矢鱈としゃべりまくるんだもん。おかげで本は電話帳並の分厚さに……。

分厚いといえば、ハリーポッターの最新作(英語版)も16日に全世界で発売でしたか。上下巻に分かれた炎のゴブレットあたりから休んでますが、そろそろ追いかけたほうがいいのかな。 ゆったり夏休みを楽しめる状況でないと、さすがに辞書を片手に原書でおっかけるワケにはいきませんが。

さて、夏の空気を思いっきり吸い込んで、思いっきり若さを満喫できそうなニュースがありました。 ビタミンCだのβカロチンだので美白なのは全て活性酸素を退治してくれるから。なのに老化と活性酸素は無関係ですとぉ。 シワや記憶力低下にも関係なかったりするんでしょうか。かえって不安になるので、至急、新しい悪役の補充を頼みます。


7月17日
え゛、ゾロリの提供前に、響鬼の番宣をやってるー!?
『ドラえもん』の番宣だったハズなのに、ABCテレビ内部で何が起きてるんだろう……。裏の『エウレカセブン』のOP・EDも変わってるし、マジレンのOPまでが新撮たっぷり。いやぁ、びつくりしたぜ〜。 ってなわけで、行ってみようか特撮感想日記〜

魔法戦隊マジレンジャー ステージ21『魔法特急でいこう〜ゴー・ゴー・ゴルディーロ〜』
白い柱が立っててスモークふわふわという、悪の本拠にありがちな異空間で、マジシャイン(通称・ヒカル 演・市川洋介)の魔法指導を受けてる、マジレンジャーから今週は始まりました。 今の課題は飛び回るホウキに向かって「ジンガ」と魔力を飛ばし、柄にリボンを結びつけること。コツは想像力?

「よし、ホウキを見てみよう」マジシャインが指パッチンで戻す、5人のマイホウキ。 その結果は……「魁は合格だね」「よっしゃー、ニヒ」大喜びの末っ子・マジレッド(演 橋本淳)。 「やーん、芳香のヘーン」だらしない蝶結びになったリボンを弾く長女・マジピンク(演 別府あゆみ)。 「ちっ、ちょっと焦っちまった」単なるカタ結びで、バツ悪そうに背を向ける次男・マジイエロー(演 松本寛也) 「んー、少し小さいかな」小降りな蝶結びに首をかしげる次女・マジブルー(演 甲斐麻美)。

だけど長男・マジグリーン(演 伊藤友樹)こと蒔人だけは、「ジンガ、ジンガ!」課題がこなせず魔法を無駄撃ちするばかり。 「貸してごらん。こういう風にするんだ」マジスティックを借りたマジシャインは、追尾する緑の光を放って見事リボンを蝶結び。 「これはね、魔法のセンスを磨く君臨だ。反射神経とイメージ力が大事なんだ」練習すれば上手くなると慰めますが、長男はショボーン。 妹と弟たちは目キラキラでマジシャインを褒め称えます。

「みんなミナ様〜、そろそろ休憩なさったらいかがでござりますですかぁ」マンドラ坊や(声 比嘉久美子)に続いて、手踊り人形なマスコットの座を争う スモーキー(声 草尾毅)が「休憩なさってぇ〜」とお茶のお誘いを合図に、魔法教室は休み時間に。「ゴルド」の一言でホウキを壁際に戻し、異空間から魔法の部屋に変身解除状態で戻る、家庭教師と小津兄弟。 さっそく生徒から先生に質問が集中する訳ですが、お兄ちゃんを押しのけるのはどうかと思うよ、魁ちん。 「マジトピアノ話とか聞きたい〜」な芳香を手始めに皆の尊敬と関心を一身に受けるヒカルの影で、蒔人ちんはガックリと床に体育座り。

ここでOP突入ですが、ヒカル登場カットが蒔人のあとに続いたり、敵方が新キャラミーメイにさし換わったり、新ロボが入るのは予想の範囲内ですが、メインキャストのアップも新しく録り直されてます。 みんな表情から固さが取れて、ヒーローらしくなって、以前の2割り増し程、輝いてみえるぞ〜い。

1人でケルベロスをやっつけたってヒカル先生の武勇談に、紅茶とケーキとツバを飛ばしそうな勢いで興奮する魁。大阪のおばちゃんみたいに手近な肩を叩くもんだから、衝撃で翼はケーキを喉に詰らせて目を白黒。 「きゃ〜、かっこいい〜」芳香も大阪のおばちゃん体質らしくマンドラ坊やをバシバシ。そっと席を外した蒔人を追って鉢植え君も逃げ出します。 ちなみに、カエルのヒカル君だった頃に屈折した事情を抱えてしまった麗は渋い顔。

昔、偽剣崎が睦月に向かって倒した気がする、壁際のオブジェを見つめ、今回の主役・蒔人は深〜い溜息です。 心配して声をかけるマンドラ坊やに「何でもないさ」と作り笑顔を向けたら「さっきの授業でござりますですか?」 気にすること無い、そのうち上手くなると傷口えぐる慰めを貰った蒔人ちんは「そのうち?」やるせない眼で、マジシャインが結んだ緑のリボンを振り返ります。そんな様子を静かに見つめ何か企んでいるヒカル先生。 ちなみに、魁と芳香はチョコレートケーキの取り合いに夢中で、年長者2人の変調にゃ、さ〜っぱり気づいちゃおりません。

さて、地底冥府インフェルシアでは「ドーザ・メー・メジュラ」魔導神官メーミィ(声 高戸靖広)が、新たな冥獣人を復活させてましたとさ。 「本能のクラッシャー、冥獣人ベヒモスのベルダン様を呼んだかぁ」銀の杭とハンマーを持ったマッスル系、ちなみに声は梁田清之……タウザント様かぁ。 力を見せてみろと言われてオーバーアクションで答えます「ベヒ〜、地上にあるツボにコイツをぶち込んでやる。そうすりゃ人間ドモはポップコーンみてぇにポンポン弾け飛ぶってぇ、寸法だ」

「ポップコーン」「ポンポンぱちぱちぃ」メーミィの横で浮かれるパンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)とゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)『みたいかもー』ってそんな、ガン種のサイクロプスじゃないんだから。 っていうか、地面のツボって言うからには、むしろ『忍者飛翔』(著 和田慎二)のね太郎か、『らんま1/2』(著 高橋留美子)の良牙が使う爆砕点穴みたいなものでは? 要は、大地震を起す東雲の大ナマズ作戦ってコトっすね。

そんなコトは知らないマジレンジャーサイドでは「課外授業だ」遠くに出かけようと、ドコでもドア(観音開きタイプ)の前に立つヒカル先生。 魔力の弱い5人では思ったところに繋がらないドアも「チェック、マジチケット。ゴー・ゴル・ゴルド」ヒカル先生が魔法のキップを改札し、呪文と共に開ければ、ヨーロッパ風のクラシカルな駅の0番戦のホームへダイレクトに繋がります。 「白線の内側に下がってお待ちください〜」ってスモーキーのアナウンスと共に停車する、魔法特急トラベリオンエキスプレス(見た目は青と金色の巨大蒸気機関車)。いや〜、9と3/4番線じゃなくてホッとした。ロシアのコントラバス少女タニア・グロッターと50歩100歩のマジレンジャーだからさ。

サイズ的には擬人化ネコが出てくる劇場版アニメの『銀河鉄道の夜』みたいな機関車と客車だけど、中は普通サイズのトラベリオンエキスプレス。 謎の路線図やすりガラスの扉、木の座席が素敵です。ノリノリで乗り込む4人とマンドラ坊やから、数歩離れて乗り込む蒔人の気分にはおかまいなし。 「マジコークスをこんにゃろめっと」釜焚き役はスモーキーが勤め「マジスチームプレッシャーよし、シグナルエネルギーよし、前方よし。トラベリオンエキスプレス出発進行」指差し確認のマジシャインの手で力強く走り出すトラベリオンエキスプレス。

「しかし参ったなぁ、何だよ課外授業って。ヒカル先生、俺たちを子供扱いかよ」言葉とは裏腹にワクワクしまくってる魁。「あのねぇみんな、遠足じゃねーんだぞ」たしなめつつ芳香と一緒にトランプには参加する翼。 謎の路線を行く車窓を見つめるばかりで無口な蒔人をチラ見してるのは麗ちゃんだけ「どうしたの、お兄ちゃん。元気ないよ」。 その様子に気づいた魁が余計なコトを口走っちゃいます「さては、ヒカル先生登場、アニキの威厳台無し〜で、ガックリ来ちゃったとか〜」「……バカ」翼に叩かれ「図星だったの?」気づいても罪悪感が微塵も無い魁ちん、いやぁ、末っ子だなぁ。 「……威厳、台無し……か」蒔人はますます落ち込むけど、その頼りない脱力した表情が、役者年令の20歳そのもので、ちょっとビックリ。そうか、いつもは演技と顔の筋肉を総動員して25歳に見せてたのか〜。

「見て」「到着か?」スバル星団みたいな光の1つを列車がくぐると……そこは原始時代だったぁ。虹色の線路を空から地上へと渡し、トラベリオンエキスプレスが停車した、ヤシの木と火山が特徴的なハワイ風味の原始時代の正体は「ここはマルデヨーナ世界さ」魔法で別の次元に作り出した世界でした。 「ルーマ・ゴルディオ」の一言で5人から現代風の衣装とマージフォン(=魔法)を取り上げ、毛皮にサンダルという『原始少年リュウ』みたいな衣装を与えるヒカル先生。 「君達にはしばらくこの世界で暮らしてもらうよ」魔法は使う人によって強くも弱くもなる「使う人自身が問われるんだ。だからこの世界でキミ達の本来持つ力『自分力』を鍛えて欲しい」 それはいいけど、ヒョウ柄ビキニにピンクの花一輪って芳香の衣装は、ヒカル先生のシュミなんだろうか。麗の露出度が低いって点も、ついつい深読みしたくなるところです。

いつまでと聞かれ、帰りのマジチケットを取り出すヒカル先生「見つけるまで!」なんと遠くへ投げちゃいました。 「じゃ、課外授業開始。頑張ってね、お兄ちゃん」マンドラ坊やを抱いたまま無言の長兄に微笑みかけて、トラベリオンエキスプレスと共に爽やかに去っていくヒカル君。 「こんばんお風呂、どうするぅ〜?」「コンビニもファミレスもないよ」ぼやきながらも、マジチケットが飛んでった森を散策する5兄弟。 しかしリーダー不在で行く道に迷い、次男と三男の間でお決まりのケンカが始まります。マンドラ坊やと芳香に「お兄ちゃんが決めて」と頼まれても「いや、俺はセンスないし、みんなの決定に従うよ」自信喪失中の蒔人は力なく笑うだけ。 「何だよ、アニキは頼りになんねーな」翼の言葉にも無反応。

同じくイラだった魁が、遠足だと思ってたのに「つまんねーの」と石を投げたら……妙に精巧な毛むくじゃらの頭にゴツン。 森から出てきたのは「マンモスーっ」牙の形は成獣っぽいのに小降りなゾウサイズなのは、マルデヨーナ世界の仕様かな。 ともかく慌てて逃げ出す5兄弟。黒腰巻の魁の逃げっぷりがマンガのようで、楽しいっす。

その頃「地面のツボは、ここだぁ」どこぞのビジネスパークに杭を打ち込むベルダン。だけど割れたのは敷石だけ。 「外れちゃったみたいね」妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)に呆れられて、慌てて四つんばいになってツボ探し。 二発目を打とうとしたら「そこまてだ」空飛ぶジュウタンに乗ってヒカル先生到着です。光を引いて不安定そうに乗る姿は、トラパーが乱れてる時のLFOにさも似たり。 「ありがとう、カーペット。また頼むよ」話しかけられて照れるジュウタンは、二次元ながら妙な可愛げが……で、そのキュルキュルって声は衣擦れかな。

「お前は」バンキュリアに問われて天空変身マジシャイン。「ベルダン叩きつぶしちゃいな」下がるバンキュリア。 「言われなくても」ハンマー構えるベルダンだけど「さぁ、おいで闘牛君」マジシャインがヒラヒラさせるマントを見たとたん、猪突猛進。 「赤マント見るとなぜか燃えるぅ、ベヒーブゥ」えー、ベヒモスってそんなモンスターだっけか? 避けられたあと、足元をハンマーで薙げば、高く飛び上がり「ここだよ」と頭の上に乗るマジシャイン。 おバカなベルダンが頭の上のキンキラを叩こうとして自分の頭をハンマーで殴り、パワーファイター系では相手にならないって所を視聴者にアピール後「マジランプバスター」。でもココで100発100中の銃が出たんじゃ、色々と都合が……

ってな所にお助けキャラが出現です。足元に弾ける魔導力。未知の敵とマジシャインはフェイスなジョン・ウーごっこ(……)。相手は薄紫色に染まりしヘルファングを手にした紫の騎士。 「誰だ」「闇に生まれ闇に帰す、魔導騎士ウルザード」磯部勉さん、ハン・ソロや悪徳代官もいいけど、今は一番ウルザードがハマってますなぁ。 「黒の魔法使いか」互いの必殺武器を向け合う緊張関係に、茶々入れるのは女の役目「ちょっと、何やってたのよ」バンキュリアの質問に、死合中なのにキッチリ答えるウルザード。 「このブランケンの形見を、新しい我が剣として練成していた」魔法の気配に出てきてみれば、地上にいたのは天空聖者。 「この迫力、並みの魔導師ではないな」しかし男の質問には無言のウルザード。バンキュリアたちが「じゃあ私達はこのスキに行こっか」と退場したあとは、質問するのはウルザード、答えるのはマジシャインonlyになっちゃいました。

五色の魔法使いの行方を聞かれ「出かけているよ、課外授業ってヤツでね」素直に答えるマジシャイン。 「天空聖者がヤツ等に何を教え込もうというのだ。もしあの未熟者ドモに学ぶことがあるとすれば、それは闇の力だ」おおっと教育方針でぶつかりあいです。 夏期ドラマは学校モノが旬だもんなぁ。でも教え子がいないのに先生が2人いても滑稽です。 「貴様ともいつかは戦う日が来よう」とっととテレポのウルザード。「黒の魔法使い、お前の思うようにはさせない」マジシャインも転送先をトレースしてまで追うつもりはなく、Aパートの戦闘はお開きです。

さて、溶岩が固まった黒いゴツゴツに緑が点在する、荒地をゆく5色の魔法使いたち。マルデヨーナ世界では、あっというまに時間が流れ、 「ダイエット〜、ダイエット〜、原始時代でダイエット〜」ムードメーカー芳香のポジティブシンキングもそろそろ限界。 「何時か帰れるのかなぁ、今日で何日目だっけ」「五日」「ふっ、つまんねーシャレ」洒落じゃない突っかかってくんなガキ、ケンカ売ってのか……なんてやり取りに、当の翼と魁もそろそろうんざり。 「あーん、蒔人ちん。みんながハラペリのあまり嫌ーな空気になっているでござりますです」粘り強く長兄に盛り上げてもらおうとする鉢植えだけど 「ダメだ、俺なんか」ヘボだしダサいし、ヒカル先生みたいにはいかないって後ろ向き発言にムキー。大地の魔法使いの心得まで忘れてしまった蒔人に、甘ちょろいと怒鳴るけど効果なし。

そんな時、ずっと我慢してた麗が不意にパタっとな。額に手を当ててみて熱に驚く芳香たち。救急車だの携帯だの「公衆電話」「あるわけねーだろ。つーか救急車が来るわけねーだろ」麗ちゃんが死んじゃう〜っと一気にパニック。 温める為に火を起せと騒いで、マージフォンがなければ役立たずな魁と翼が、またもケンカに突入。鍛え抜いてる30分後の番組も、アイテム無しに雷落としたり炎まとったりは無理なお話。

「落ち着けーっ!」麗の危機に文字通り立ち上がる蒔人兄ちゃん。 「翼と魁は木の実を取って来い。芳香は水汲みだ。マンドラは木の葉を集めてくれ」と的確な指示。麗をお姫様ダッコして洞窟へ寝かせます。 木の棒とヒモでまずは火を起して麗を温め、水汲みを手だけでモタモタやってる長女に「そんなんじゃダメだ芳香、これを使え」妙に作り物臭いバナナの葉で作った簡易バケツを渡します(昔、蒔人チンの歌に怒ってバシバシしてた葉のよーな?)。

「センスがなくても、ダサくても、それでも俺は俺だ。小津蒔人だ。兄ちゃんだー」その決意はいいけど、「あーあ、あ〜。トリャっ」とターザンごっこで果樹に蹴りってのは、ダサいを通り越して別の領域に入ってます。 っていうか、よく見たら魁と翼が「だめだ、登れーよ」と根元でへたってるその木は、どう見ても……えと、杉に食える実は生りません。せめて松にしようよ、マツカサの間に挟まってる松のタネなら食えるからさぁ。

「どうだ特製アニキスープは、元気が出るだろ」「ありがとうお兄ちゃん」ヤシの器のスープを飲んで笑顔の麗ちゃん、もう回復したみたいです。どうやら梅雨明け時期に頻発する日射病だった模様です。 焚き火を囲み「やっぱり私たちのお兄ちゃんだワ」「これこそ、ザ・アニキ、だよなあ」ヒカルに心酔していた暖色コンビが、再びアニキ敬愛モードに戻った直後、洞窟の外から咆哮が。 「マンモスだぁ」「こっちへ来る、みんなバリケードだ」と石積み大会に突入(お兄ちゃん、その石は人間の限界超えてますぜ?)。 なんとか洞窟の入口を塞ぎ「みんな、あとは下がって息を殺せ」通り過ぎるのを待ってたら、何が欲しいのか石を崩して突撃開始するマンモス君。

弟妹たちの危機に、思わず前へ出る蒔人チン。マンモスを睨みつけて「うぉーーー!」後じさりするマンモス 「気合だけでマンモスを止めた」さらに背を向け、乗るように尻尾でボディーランゲージ「マンモスがお兄ちゃんの方が上だって認めたんだ」 「すごい、お兄ちゃん」「見直したぜアニキ」「ザ・スーパーアニキだな」アニキコールの中、マンモスにまたがってドラミング(胸叩き)してた蒔人が、マンモスの後ろ頭で、帰りのマジチケット発見。 「みんな、帰るぞ!」『おー』いやぁ、めでたし、めでたし。

あ、現実世界での決着がついてませんでした。 「今度は間違えんぞ。ここがツボじゃー! さっきは仕留め損なったが、今度こそ〜」なんてもったいぶってるベルダンを、 マジランプバスターで狙撃するマジシャイン「また来ると思ったよ」ずーっと変身したまま張ってたのかぁ。キンキラで目立つから、警察の職質や、通行人の目が大変だったろうなぁ。

それにもう49分だから、上空からは汽笛が響き「旦那、ヤツ等戻ってきやしたぜ」「ちょうど5時間、向こうで5日の計算だね」、4車線道路を光の線路に変えて魔法特急トラベリオンエキスプレス到着〜。 今まで、ロボバトルの被害とか心配だったけど、車だらけの道路を線路に変えちゃう魔法の力で、街の一部分だけ、別のものと一時交換して、戦闘後に戻しているとすれば、敵の攻撃以外で被害は出てないのかも〜。 いや、やっぱ無理か。

元気だけど垢染みた原始時代ルックの5人に「お帰り、ルルド」で服と装備を戻し「課題をクリアしたようだね。やっぱり自分力なら蒔人、キミが一番だ」課外授業の真意を告げるマジシャイン。 マジレンジャーの要・蒔人ならみんなをまとめて帰ってくる、と指差され「まさか俺にそのことを気付かせるために課外授業を、ヒカル先生」ついに長男もサンジェルのト・リ・コ。

「見ててください」蒔人中央で変身した直後「新しい魔法だ」「キミの自分を見つめなおす勇気に魔法が応えたんだ」。というわけでマジ・マージ。 マッスルボディーになるマジグリーン。これはバイキルトというかギガースというか、明日辺り筋肉痛に悩みそうな肉体強化魔法ですなぁ。 響鬼紅といいプリキュアといい、パワーアップ日和ですなぁ。でもバトル方法はかなり違います。「ムキムキじゃーん」とまとわりついて筋肉ぺたぺた触る4人を抱え上げ「マジカルパワーエアリアル」と投げつけて、ドカバキボコ。 ノックアウトしたベルダンを今度は4人が抱え上げマジグリーンに向かってポイッ。長兄はカウンターパンチでクルクル回転させたベルダンを火花散るぶん殴り〜。

だけど、ここで爆発しては長兄の顔は立ってもスポンサーへの義理が立ちません。 メーミィの魔導陣に包まれたベルダンはお約束の巨大化「お前ら全員、踏み潰してペチャンコにしてやる」。 待ってましたと巨大列車の運転席に納まるマジシャイン「キミたち、次は先生の番だ。そこで見ていたまえ」チケットを改札し「魔法変形、ゴー・ゴー・ゴルディーロ」 挿入歌をBGMにロボに変形する巨大機関車と客車「連結完了、魔法鉄神トラベリオン」去年だかの列車戦隊が来るって噂、こう結実しましたかぁ。新マシン登場回だからか、街のミニチュアセットも凝りまくってます。

「ヒカル先生ったらどこまでやるのォv」再びマジシャインにゾッコンのマジピンクとは対照的に、「鉄くずにしてやるぜ」口から赤い雷撃を吐くベルダン。 しかし落雷の煙の中から無傷で現れるトラベリオン。組み付いてぶん殴り「トラベリオン・スチームバズーカ」頭から噴出す蒸気でまずは熱攻撃(発射ポーズは何気に召喚獣アレキサンダーinファイナルファンタジー9)。 「リモートライナー」なる膝から発進する2つのミニ列車が、ファンネルのように飛び回って、線路で敵をグルグル巻きにして拘束。 「とどめだ、デストラクションファイヤー」なんと機関車のノーズを開いて火炎放射後、火ごと敵を釜の中へ吸い込んで焼殺「チェックメイト。今日の授業はこれまで」最後に6方向に蒸気噴出すのはカッコいいけど、今もの凄くエグい技を見たような気が……

「これからも、俺やみんなに魔法を教えてもらえますか?」対抗意識や劣等感を忘れ果て、すっかり素直になった蒔人兄ちゃん。やっぱ飢餓と寝不足ってマインドコントロールのキモなんだねぇ……。 「もちろん、僕もキミたちのお父さん“ブレイジェル”から色んなことを教えてもらったんだ。だから僕の学んだことを、今度はキミたちに伝えていく。それがぼくの使命だと思ってる」我が言葉は父の言葉って権威づけもして怠りなく、バッチリかと思ったら……

「あらー、ちょっと蒔人くんじゃない。今日の配達まだなんだけどォ」脅威の棒読みメガネ美人・池田江里子さん(福岡サヤカ)さんが、ぶりっこ怒りしながら登場。 課外授業だったとシドロモドロの恋人から、背の高〜い黄色い衣装のイケメンに目を移し「あら、こちらの方は?」先生というか何と言うか、なんてもたついてる間に 「ヒカルです、よろしく」髪かき上げるヒカルにベタつく江里子さん「んまぁ〜、うちのカフェにいらしてくださいよ、センセv 丁寧に愛情込めて珈琲淹れますワ、今からどう?」 「それは嬉しいな」まんざらでもないヒカル先生。ということで恐るべきボー読みカップルがここに爆誕。

「なんだと……え゛り゛ござーん」色恋の前には5日程度の洗脳などペペペのペ「待て、さっきのナシ、先生ナシ」師弟関係は一気に破談。愛はまことに偉大です。 だけど女の打算は、愛より強し「蒔人くんどいて」もはやオトコ乗り換えモードの喫茶店の美人オーナーさん。 「江里子さん、江里子さんってば!」失くしそうな愛を前におろおろする、蒔人兄ちゃんで今回は引き。

今回の呪文紹介コーナー 『ゴー・ゴー・ゴルディーロ』
「今回の呪文は『ゴー・ゴー・ゴルディーロ』魔法特急トラベリオンエクスプレスが魔法鉄神トラベリオンになる呪文でござりますですぅ」 今日のマンドラ坊やは魔法特急の運転席で解説です。そこにはスモーキーも「燃えてきたぁ、いつでもOKだぜぇ」「え、あ、ちょっと」魔道書を手に解説してる鉢植えを、スコップに乗せて火の中へポイッ 「僕ちんは、アノ、冥獣人じゃないでござりますですぅ」さようならマンドラ坊や。でもご安心を、鉢植えは煙突から煤まみれで脱出成功「ゲホ」。なーるほど、死なせちゃいけない強敵は、煙突から脱出して来るってワケですな。 しかし7/23発売のトラベリオンCMの直後にタイミングのよい紹介コーナーでしたなぁ。

次回予告 ステージ22『京都でデート?〜ルーマ・ゴルド〜』
2人きりで京都へ行って、お母さんとの思い出の神社を探す芳香ちゃん。恒例の太秦映画村タイアップ回でございます。 しかし31日は世界水泳。ってことは「敵は本丸にあり、姫を救え!」なニンジャ扮装回は、1話限りの儚い夢。こうなったら、目を皿のようにしてトコトン楽しもうじゃ、あ〜りませんか。 でも、一番の注目はピンクと紫のクノイチ衣装のナイとメア。麗ちゃんみたいな生フトモモかどうかが、キモですなぁ。

仮面ライダー響鬼・二十四之巻『燃える紅』
「一緒にいるトドロキさんは太鼓を叩くのが疑問のようです。僕もブラバンで希望が通らず……」
天音ちゃん(梶原ひかり…佐藤恵里花役)と一緒に阿久津真矢にイビられてらっしゃい! と甘えた2人に喝を入れたくなるけれど、“喝”は裏番組のウリだからガマン我慢。 夏休み前のテコ入れ回。別名、DX音撃弦セット販促回でございます。ちなみにOPはサキソフォンメイン。一応“紅”が主役だしね。

「よせ轟鬼、あいつはドロタボウだ」
先週の引き、田んぼの擬人化というか、火炎土器模様の等身大の敵と対峙する響鬼(細川茂樹)と轟鬼(川口真五)。 先輩が止めるのも聞かず轟鬼が烈雷刺したらば、泥の一塊が背中から飛び、新たなドロタボウが生まれちゃいました。 対抗するため、赤いオーラをまとう響鬼だけど、変わったのは二の腕から先だけ。火属性の音撃棒も効かず、爆裂強打の型で倒せたのは分身のドロタボウだけ。本体は逃げちゃいましたとさ。

その頃、威吹鬼(演 渋江譲二)は、弟子の天美あきら(演 秋山奈々)をバイクの後ろに乗せて、イッタンモメンと戦闘中。 ディスクアニマル(音式神)アカネタカを使って音撃可能な道沿いコースに誘導しつつ、音撃管・烈風で見事撃破したあとは「本部に連絡したら、ヒビキさんたちに合流しようか」。 どうやら鬼3人が揃い踏み。さすが夏休み前のテコ入れ回。

さて、甘味処『たちばな』でバイトしてる、主人公と言うか視点人物の安達明日夢(演 栩原楽人)は、伝票にドラムの絵を描いちゃうほど、ブラスバンド部の今のパートに不満があるご様子。 ヒビキさんに「明日のブラバン頑張れよ」と電話で励まされても、ホントの笑顔になれません。 OJTリーダーの立花日菜佳(神戸みゆき)は、見かねてバイト君にカウンセリング。 ドラムを好きな理由が、カッコイイと思ったのと、子供の頃に離婚した父親が教えてくれたからってのを聞いて、長い歴史があるのに「いきなりホイッスルは辛いよね」と優しく悩みを受け止めます。

しかーし、その後は激しく形態模写を取り入れて、烈風や烈雷の音撃ぶちかまし、ヒビキさんが太鼓の練習以外のことをやらされた話をいたします。 「回り道が役に立つ事も、もしかしたらあるのかなーって事なんですかね」 しかし、口トランペットに口エレキなのに、耳押さえるほど喧しいってのが凄いっス。実は日菜佳ちゃん、音撃武器なしで清めの音を放てる、名人の域だったりしてね。 さすがは妖怪退治NPO法人『猛士』の関東支部事務局長の娘だなぁ。

「すいませんオヤッサン、分裂はもう始まっちゃってるんですけど」
もうあと一歩でヒートアップのヒビキさんは、立花勢知郎(下條アトム)に現状のことを報告後、日曜朝には良く見る滝で、水面に音撃棒を振り下ろして水面爆発させたり、滝の水を叩いたり、 森で宙返りしたり跳んだり、夏のパワーアップに向けて修行中です。そんな中でも、得意ジャンル以外の敵と初バトルとなった恋人・トドロキ君を案じる、日菜佳ちゃんへのフォローは忘れません。 「今ね落ち込み中……落ち込むヤツはさ、成長するんだよ」

「日菜佳的ツボなのかなーって思っただけだから」そんな動揺して尻餅つかなくても……
さて、明日夢に妹がアドバイスしてる頃、轟鬼用の青い音撃棒と音撃鼓を届けた姉の立花香須実(蒲生麻由)は、義弟候補のカウンセリングをしてました。 弦に拘ったせいで失敗したのを取り返さなきゃと焦るトドロキから「何で俺が太鼓やんなきゃなんないんだって思ってます」 “俺流でいけ”だとか“戸田山は戸田山なんだから”って言葉を否定された気がするってホンネを聞きだします。

コダワリが無いほうが変だとフォローし、警察官時代に「メーン」な剣道が得意だったとか、初めて見た音撃が斬鬼さんの音撃斬だったという心情も考慮しつつ…… 先々代斬鬼さんに響鬼さんが弦を習った時、同じように反発したって昔話の最後に 「ずいぶんたってからヒビキさん気づいたんだって、自分がやりたくないことも案外どこかで役に立つって事があるみたいだって」
ココの演出、日菜佳の音撃パフォーマンスに明日夢が耳をふさいでたら、トドロキもツーンって後遺症に耳をトントンしてたり、 日菜佳がお茶飲んでたら、トドロキがお茶のみ終ったりと、若い新人2人とアドバイザー姉妹の妙なシンクロが大変楽しゅうございました。

しかし、「部長さん来た?」の一言で明日夢のバイト先をバラしたと判明した持田ひとみ(森絵梨佳)が『たちばな』へフォローに来たときに、 香須実たちと合流した、同じくクラスメイトのあきらから、明日のブラバン&チアの応援行けなくなったって電話がある、なーんてシンクロはハラハラもの。 気を効かせた日菜佳ちゃんがコソっと携帯渡したのに「ちょうど持田も来てるからさ、伝えとくよ」の一言で台無しにした挙句、 「特に俺に用ってワケじゃないからさ」と、そんなら何で店の電話にあきらはかけないんだって、突っ込みいれたくなるマズいフォローの明日夢にゃあ、視聴者だってイライラやきもき、やれやれです。

「増えろ増えろ どんどん増えろ 増えたらみんなで里襲おv」 生き残った童子(村田充)のダンスがス・テ・キ。白い謎男が関与して棚田いっぱいに泥の手が出て「増えたv」ってあたり、何気にドラクエVの大量レベルアップ技・マドハンド倒してLv99を思い出したりして。 ただ、DAセイジガエルは握り砕いたけど、アサギワシは取り逃がし……「おい、俺たちも混ぜてくれよ」「あんたらお前鬼だろ?」って展開に。

「名付けて『太鼓祭』で決めていこうぜ」
紅登板の第一戦、しっかり決めていくからさ、スゲーとかいって腰抜かすなよ
オモチャの販促の為にも三色の太鼓用意して「よし、暴れるぜぇ」と3人並んでの出撃&変身。大量のドロタボウと乱戦です。 轟鬼は森で怪童子を雷属性のパンチで倒した後、ドロタボウ攻略に向かいますが、白い弱い音波で倒せません。でも「腰がひけちゃってるんだよ」ってヒビキのアドバイスを思い出した後は、 緑の音の輪が広がる音撃出して、見事一体目を撃破。訓練時、吊り橋で音撃棒を使った掛かり稽古の相手してた威吹鬼は青い音撃鼓で余裕のバトル。

響鬼さんは慣れた感じでバトルを展開後、惑星カダに良く似た景観の洞窟にドロタボウを誘導し、火弾で牽制したり威吹鬼と轟鬼のフォローを受けながら、8時23分、赤い気をまとって『響鬼・紅』にバージョンアップ。 目の辺りがサングラスっぽい炎が映える真っ赤なスーツは夏季限定。一打ちすれば音撃鼓なしに灼熱真紅の型なる技を発動する、手間要らずなパワーアップ形態です。 あっという間にドロタボウの群れを片付け
「お疲れ様です」「やったっスよ」「だろ? だから、先輩のいう事は聞いとけっつっんだよ」 伸びする3人の鬼で今週は引き。でも個人的に、展開した音撃鼓を腹につけた等身大の敵って図が楽しかったから、アッサリ敵を倒しすぎる響鬼紅は……ま、いっか。

次回予告 二十五之巻『走る紺碧』
水着回がやってまいりました〜。セパレートにビキニに……え゛、ヒビキさんのは鮫皮を模した全身を覆う競泳用?! バラエティに飛んだプール祭の影で、裁鬼さんがやられたり、響鬼さんがやたらデカいバイクに乗って出撃したりと盛りたくさん。 いやぁ、来週もアツくなりそうです。


7月16日
潜伏期間の長さも怖いけど、古い建物の建材として壁紙の裏に埋もれているかもしれない怖さが肺に染みる、アスベストの公害認定に沸く昨今。 まだ埋もれてた怪獣が復活するほうがマシですかねぇ。ほいじゃ、いってみようか、特撮感想日記〜

ウルトラマンマックス 第3話『勇士の証明』
今回は音速で飛ぶレギーラと、ダッシュバード&ダッシュバザーの空中戦に大興奮。7:37分近辺をスローorコマ送りするだけで、ご飯3杯はイケますぜ。 「ミニチュアをテグスで吊って直線的に動かしてくんなきゃヤダヤダ〜、だって動体視力が老化してるんだも〜ん」と泣き騒ぐ御老人方には悪いけど、ビデオやHDDレコーダーっつう文明の利器があればこそ、って21世紀流の特撮鑑賞もタマにはいいもんだよぉ〜。

お話のほうは……古代怪鳥レギーラ登場。中米にある鳥のレリーフがついた遺跡を壊し、滑稽なくらい小さい翼で飛び立つレギーラ(ドラえもんのタケコプターフィールドでも張ってるのカナ〜?)から始まりです。 羽ばたいてますが、ジェット噴射か未知の推進器官が別に体内にありそう。それより現場が中南米なら北米のUDFからアメリカンなDASHが出るとか、国連が作った組織って背景がうかがえる気遣いが欲しかったなぁ。 映像が無理なら、ハワイ付近まで追っかけたけど燃料切れで引き返した、あとは日本支部にバトンタッチみたいなコトをエリー(満島ひかり)に報告させれば済むんだからさ。

偉いさん達に怪獣やDASHの活躍を報告してるヨシナガ教授(桜井浩子)の画像と音声を傍聴してた時、 「ウルトラマンマックスも、見方を変えればもの凄い能力を持ったエイリアンの1人でしかありません」出来るだけデータ収集するべきだという、要注意人物みたいな言われ様にプッツンして、モニターのスイッチ切ったトウマ・カイト(青山草太)。 出撃後もマックスが勇士で人類の味方だと証明しようと無駄にハッスル。1人ダッシュバード1号に乗って単独行動です。

「ウルトラマンマックスがただのエイリアンではなく、人類を守る勇士である事を証明するチャンスなんだ」佐野史郎のマックススパークの解説解説後、神として崇められてた怪鳥に戦いを挑むカイトですが、 当然ながら「くそ、どうして。なぜだ、なぜ輝いてくれないんだ」という展開に。まぁ、そんなヘタれ主人公描写は早送り。大事なのは空中戦です。 洋上だからレギーラが加速するたびに白く水蒸気が凝固して、それをパッと後方に置き去るんスよ! ダッシュ機も同じように翼の先に細い雲を引くんスよ! それが青い空に映えるったらありゃしない。 トドメにスターウォーズみたいなパースつけたレギーラの腹の下をくぐり、機体を縦にして足の透き間を抜けるダッシュバード1。一瞬だけどミレニアム・ファルコンよりカッコよかったなぁ。

結果、カイトは反転してきたレギーラの光線喰らって海に落ちて、ダッシュバード2号機に助けられ病院送りになっちゃうんだけどね。またその時、海に沈むダッシュバード1からの泡の表現が素晴らし……え、戦闘機のCG描写の話はもういいって?  失礼いたしました。えと、海底を思わせる心象風景の中でウルトラマンになれなかった理由に悩み「マックス、俺とキミとは一身同体のはずじゃなかったのか」遠くに見えるマックスに語りかけるサムライボーイ・カイト。 これはDXなりきり(オモチャ)の限界を教えるシーンとも思われますが、なかなか切のうございました。

「あんたが何をしたかったか当てようか?
自分が無茶をやればウルトラマンマックスが助けに来てくれる……図星ね」
病室でヒジカタ・シゲル隊長(宍戸開)とコイシカワ・ミズキ隊員(長谷部瞳)から忠告という名の苦い見舞いを受ける、軽い全身打撲で済んだカイト君(悪運だけは一人前)。 カイトと一緒に戦いたくない、マックスは味方だと信じるが頼ろうとは思ってないとか言って病室を出るミズキ隊員(でも廊下で耳がダンボ〜)。 「俺たちは何の為に戦ってるんだ? 凶悪な怪獣たちと」基本的な質問をして、人類と地球の平和を守るためってのを証明することは必要なのか「そのことに証は必要か?」と、 問い返しダッシュの証であるバッジを預かっていく隊長さん。
「あいつはきっと答を見つけるよ、自分自身で」「だといいけど」「ま、信じてやろうじゃないか」

作戦室では、 ショーン・ホワイト(ショーン・ニコルス)がバッドにブルーなサムライボーイ・カイトを案じ、「ショーン、出来るならば私が解析に苦労する言葉は謹んでくれない?」なんて文句言うエリーが、「アイツなら大丈夫さ」と楽観的なコバ・ケンジロウ隊員に(小川信行)、 精神的ダメージ等の数値的分析をしてみせて「こういう事は数値でははじき出せないものなの」なんて言われて目をパチパチ。 解析不能のヒューマンハートねぇ。カウンセラーや心理学者の意見も聞いてみたいところです。

「俺はバカだ、マックスはそんな事、望んではいなかった」
公園の噴水前で、マックスやミズキ隊員そして隊長の言葉を思い出し、反省モードのカイト君。 「泣かないで」女の子(鎗田千裕)が差し出すキャンデー受け取り「俺に? うん ありがと」やっと周りが見え始めます。 そこには公園に集う子供に老人にカップルと和やかな幸せの風景が(カンフーの人はもしかしてスーアクさん?)。 「俺たちが守らなくてはならないもの、それは勇姿としての証明なんかじゃない」というわけでカイト復活。その間に入ったDXマックススパークのCM……エリーちゃんが出演とは、ツボを知ってるなぁバンダイさん。 っていうか光センサーって……『ボクらの太陽』の権利関係でコナミに何か言われそうな変身玩具ですなぁ。

さて、サイパンを飛び立ち、北上して関東直撃と台風みたいなコースをとるレギーラを迎え撃つため、ダッシュバード1とダッシュバード2が基地から飛び立ちミサイル発射。 「エリアJK-928にターゲット着陸」風力発電施設のある埋立地に追い込みます。痛みでキレたのか羽をバタつかせ地上施設やトラックを吹き飛ばすレギーラ。方向転換して強風に耐えてた発電用プロペラが、ついに折れ飛ぶ描写は芸細です。 光線のお返しにビリビリ光線撃たれて「あんなヘナチョコ光線にやられるかってんだ」言ってるソバから、Uターンしてきたビリビリにやられて落ちるコバ&ショーン組もオチャメ。

てっきり吸気孔だと思ってた胸のフジツボから、マンモスの牙みたいなのを出して、墜落した機体を挟もうとするレギーラ。 そこへかけつける初登場のアルファロメオ、もといダッシュアルファ。おお、外車だイタ車だ、交換パーツとか大変そう。ベンツが車両提供した仮面ライダーアギトのGトレーラーをフト思い出したりして。

一度車を下りたカイト隊員はキャンデー食って気合入れて、自動車からミサイル2機を発射です。そんな武器が入ってるんじゃ、気軽にエンジンルームも覗けない車ですなぁ。 ミサイルで気を引いたあとは、コバ&ショーンの機体から目をそらす為、猛スピードで派手に走り出すダッシュアルファ。 セメント爆発の間を疾走し、ドリフトターンする様はさすがです。ただ、引き離しすぎたせいか光線ではなく翼バタバタ強風攻撃に切り替えるレギーラ。ダッシュアルファは空中へポーン……こりゃ初出動で廃車かな。

「マックス!」風に飛ばされてる最中、マックススパークの輝きを感じて変身するカイト。ここからはウルトラマンマックスとしての戦いとなりますが、 マトリックスみたいにジャンプしたまま空中浮遊、カサ状回転バリアは……笑っていいのかなぁ。吹き飛ばし攻撃は後転でショックを和らげ倒立復活。 キョンシージャンプで近づいたレギーラのハサミ攻撃は、突起掴んで腹蹴ってボキっともぎ取り。時間は既に55分。左手を掲げて光集めてマクシウムカノンでトドメかと思ったら、今回はもうひと波乱ありました。

ビリビリホーミング光線に巻かれて光線ワザを封じられるウルトラマンマックス。カラータイマーの点滅と佐野史郎の 「ウルトラマンマックスは地球上では3分間しか戦えない、負けるなウルトラマンマックス」ってナレーションが盛り上げる中、 マクシウムソード(頭の角飾り)を自分の体にそって放って、ビリビリ光線を切り払います。 トドメはマクシウムソードを逆手に持って居合いの要領でレギーラをズンばらりん(画面上は切れてません)。 頭飾りにマクシウムソードを戻し“またツマランものを斬ってしまった”と13代石川五右衛門の声が聞こえそうなタイミングで、飛んで逃げようとしてたレギーラが爆発。 うーん、むしろ北斗の拳かな、この妙な間は。

頼らないとか言っといて、上空で見物してた言行不一致なミズキ隊員も笑顔となり、地上ではコバとショーンがハイタッチ。基地ではガッツポーズの隊長の横でエリーがバブルヘッド人形のように首ゆらゆら。 ウルトラマンが薄い雲を裂いて飛び立った後は、基地でのコミカルエンディングでございます。

「皆さんすみませんでした。反省してます」素直な新入隊員の態度に、結果的に助けられた、チームには必要だ、頼りにしてると褒めモードの野郎ドモ。 気を良くして「やっぱ、そうっスよね」なんてやっちゃって、「調子に乗らない」とミズキ隊員がクギをグサっ。 「カイト、これ返すぞ」オシオキ代わりに隊長が投げたバッジを、取りそこなってお手玉するカイトで今週は引き。 番組の方も少しずつ調子が出てきた……かもね。

次回予告『無限の侵略者』究極の侵略宇宙人、スラン星人登場。
宇宙人に掴まった、カイトとミズキの脱出劇と、分身の術で翻弄する宇宙人が楽しみ……というのが視聴者サイドの期待。 車両提供スポンサーの期待は「これでアルファロメオの売り上げ、上がんないかなぁ?」って感じっスかねぃ。

『マックスボックス』今回はプレゼント告知でした。
「きみの住所 氏名・年令 電話番号 番組の感想」を書いた葉書を 460-8405 CBCテレビ「ウルトラマンマックス」プレゼント係 御中 へ送ると、運が良ければDXマックススパークかダッシュライザーが当たるらしいぞ。 どっちが当たるかは、お任せで(…)。 ちなみに、ウルトラマンネクストとウルトラマンネクサスVolume7のDVD発売日の消印有効ネ!


7月15日
直木賞と芥川賞が決まりましたか。
芥川賞が中村文則氏の「土の中の子供」、直木賞が朱川湊人氏の「花まんま」。まぁ、気が向いたら読んでみますかねぇ。 最近、直木も芥川も、そんなにありがたい賞と思えなくなってきてるけど。

そうそう、テレビでも昔は視聴率のドル箱だった定番番組が終わりを迎えるようです。あの 火曜サスペンス劇場が9月末の番組改編でさようならと、なっちゃうそうで。 刑事ドラマが流行らなくなってきたご時世に、よく頑張ったとまずは拍手でございます。土ワイや金曜エンタのように、これからはサスペンスの名を外し色んなドラマやスペシャル番組タイムになるのかな。こうなると残された月ミスがちと哀れ。

思えば最近、裏のドラマばかり見てたもんなぁ。離婚弁護士IIに曲がり角の彼女。海猿にがんばっていきまっしょいと、良作がめじろ押しだったから……新聞のラテ欄の配役順で見ずに犯人がわかっちゃうほどに伝統なシリーズ。 伝統だと思われた瞬間、それはマニアのものとなり普通の人は見なくなっちゃうんだよねぇ。実際のナカミは斬新な作品が多かったと思うよ、うん。最近は見てなかったけどね(汗)。


7月14日
6月9日にも書いた気がするけれど、11月公開予定の『仮面ライダー THE FIRST』の製作発表が12日にあったようです。 撮影はとっくに済んでるから、あとはCG処理と映画に命を吹き込む編集作業……どうかここで、失敗しませんように。

毎日新聞の紹介記事がやたら詳しいのは、初期のライダーを最初に放映したのが毎日放送って恩義のせいでしょうか。 そしてショッカーの幹部にISSA氏ってのは、OPテーマ歌ってた仮面ライダー555の頃から出たい出たいと言いまくってたコトだし、念願かなって良かったねと、素直に祝っておきましょう。

ただ、CGで死神博士を無理やり復活させるのは、なんだかなぁ。『オペレッタ狸御殿』の美空ひばりデジタル出演は成功したようですが、歌と言う付属物なくしての天本英世デジタル出演は、吉なんだか凶なんだか。


7月13日
「性格はもっと“ビミョー”!」とかオダギリ氏が叫んでるライフカードのCMが、流行らせた訳ぢゃなかろうが、最近良く使ってるのがビミョーって婉曲表現。基本的には良くない意味で……反対語というかホメ言葉は“ヤベー”とか“キてる”なのかな。

最初にツボに来た“ビミョー”が主役のCMは確か……お見合いしてたら携帯電話がかかってきて、男性側が気を聞かせて「どうぞ」って促したら、携帯に出た女性が当の本人目の前にして、見合い相手のルックスを“ビミョー”って評価するシチュでしたっけか。

『タイガー&ドラゴン』ってドラマの『茶の湯』じゃないけど、正直“ビミョー”な最近のホメ言葉事情。ただ出来ればホメ言葉の種類は豊富にしといたほうが、世渡りの役には立ちそうです。あと、誰かとケンカする時の為に、上手〜い罵詈雑言も段階ごとに整理して覚えておくとイイかもよ。


7月12日
ガソリンの値段はまた上がったのに、一時高値をマークした鶏のタマゴはダダ下がり。 これも鶏インフルエンザのせいですが、夏風邪ってのはまた、しつこいやね。

特に寒暖の差が激しい梅雨の終盤は要注意。うっかり布団を蹴って寝た日には、頭痛に悪寒に咳に鼻水。 一番安価で美味しい薬=ミカンが無いから、スイカやグァバやオーストラリア産のキゥイなんかでビタミンCと水分と糖分とって、寝汗をかきかき早寝しちゃうしかございません。人間を殺処分てワケにいかんしね。

鶏の中で感染を繰り返し、変異するのが怖いがゆえの殺処分。元々風邪とかインフルエンザのウィルスは紫外線や梅雨時の湿気には弱いもの。 タマゴやササミスープから感染するコトはないはずなので、夏風邪の方々は、お安い鳥肉と玉子酒で、ゆったり養生いたしましょうか。


7月11日
春期ドラマで最高の視聴率をマークし、若い世代の支持が高かった『タイガー&ドラゴン』のパイロット。 新春に放映された2時間スペシャルを、やっとDVDで見る事が出来ました。

小虎と師匠、そして竜二との出会いってこうだったのかぁ。あと、リンゴにTのタトゥーの意外な理由に大爆笑。 これは必見ですぜ、お客さん。後々の連ドラことを思いながら見ると、あの若が『子は鎹』じゃ……とか、このチンピラが『粗忽長屋』で……だの、それでバスガイド……と、見所と笑いどころが一杯。

『三枚起請』ならぬ『五枚起請』で演じちゃった経緯も、第一話の『芝浜』騒動に繋がる伏線も引かれまくりでございました。 竜二だけは逆だったんスね、お付き合いとタトゥーの順番v なるほろ、なるほろ。


最新のデータのロード
セーブデータのロード 前の日記へ
ひとつ前の日記へ つぎの日記
おしながき(『手書き攻略本』トップページ)に戻る リンクのページへ