一言半日記 2005 7_21〜7_31

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 今度はホントに10番惑星?  ウルトラマンマックス 第5話  ご当地ナンバーが18件+  土用の丑の日  『実録鬼嫁日記』ドラマ化  電気仕掛けでワインを熟成  ディスカバリー打ち上げ  魔法戦隊マジレンジャー ステージ22 仮面ライダー響鬼・二十一之巻  ウルトラマンマックス 第4話  『ULTRAMAN』のDVD販売&レンタル開始  夏休みの日記ブログってアリ?
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。
7月31日
セドナは小さくて軌道も斜めだからと、惑星の仲間に入れられず、同じ理由で冥王星も、天文学者に言わせれば惑星じゃないなんて話があって、手持ちの惑星が8個になりかけてた、我等が太陽に朗報です。

そりゃもう、新聞トップを飾りますとも10番惑星発見ですよ。どう名前つくかはわかりませんが、45度ほど傾いた軌道を560年周期で回る、肉眼では絶対見る事が出来ない18.5等星。 冥王星より大きいから、正式に惑星と呼ばれる見込みだそうで、良かった良かった。

というわけで、新たなセーラー戦士の名前ともなる、新惑星の名称に注目したい所です。2003UB313のままでは味気ないしね。 でもって、和名があるのかどうかにも大注目。75年ぶりだから前例なんか失われてて、テンヤワンヤの予感です。


7月30日
公式サイトにある、MAXブログ【1/25 特撮班の部屋】ってコーナーにはトラバ機能がついてんだけど、公式とは思えないトラバ数の少なさ(30日現在で1件)に……お客が一組しかいない回転寿司屋に入っちゃったような冷や汗が〜。 50個以上TBあったら“赤信号、みんなで渡れば怖くない”系の勇気が出るんだけどなぁ……というわけで、いってみようか特撮感想日記〜。

ウルトラマンマックス 第5話『出現、怪獣島!』
もやもや〜とした霧の中から閃光現象と共に出現する孤島。早速調査に向かうダッシュ。 ブリガドーンとか書きたくなりますが、植生がメチャクチャで加熱すると爆発する地球外の岩で地面が出来てるとか、水上に浮いてるとか、航行してるとか、これはもうNHKアニメふしぎの海のナディア・無人島編、その正体はレッドノアと解釈して宜しいか?(え゛、そのまた元ネタは多々良島だって? 気にしない気にしない)  しかし、“太平洋上…日本時間 8月20日 06:34”て……折角の朝の番組で、画面端に入る時刻表示をネタに使わずして何とする! と、思っちゃうのはデカレンジャーの見すぎかなぁ。

サブジェクトファントムと呼ばれる島へ降り立った4人ですが、 「モンスタースキャナに反応ありません」って事で、古代のレリーフを撮影して、ある程度サンプルを集めた所で、 コバ・ケンジロウ隊員(小川信行)とショーン・ホワイト隊員(ショーン・ニコルス)はベースへご帰還。 結果、トウマ・カイト隊員(青山草太)とコイシカワ・ミズキ隊員(長谷部瞳)が二人っきり。 少子化対策の部隊内お見合いシステムなのかも知りませんが、万が一の時は、この無人島でアダムとイブになれとおっしゃるのですか、ヒジカタ・シゲル隊長(宍戸開)。

案の定、空の色が変わってダッシュパッドは通信不能(電波障害に弱い通信機?)、信号弾で連絡取る事態となりました。さらに「きゅい〜」とピグモン(高津房代…ウルトラマンボーイ?)登場。 でも可愛さではやっぱり、ランマルやピカチューには勝てず、ダッシュライザーを向けるミズキ達。しかし何を思ったか「怯えているんだ」と、カイト隊員は……ほら、怖くないとチューブ式非常食で餌付けです。 今時の宇宙食はラーメンだってあるのに、ダッシュのレーションときたら60年代風味……いやいや、これは純粋なブドウ糖+多糖類か何かで、犬猫にとってのネギやチョコみたいに、毒になる要素が入ってない、炭素系生命体に優しい携帯食料、と解釈しておこう。

電脳珍獣ピグモン 装甲怪獣レッドキング 両棲怪獣サラマドン 飛膜怪獣パラグラー登場 そんな、ゴチャゴチャ画面に出たら、一時停止しないと、書ききれませーん。 というわけでOPテーマ突入、そしてCMなんですが……7/30になっても発売中に変わってないあたりに、なんともいえない不安感が漂います。テロップ差し替えバージョンも作れないほど、バンダイのウルトラ関連の予算は削られてるんだろうか〜。 そんなん、元はといえばチェスターをガンプラ世代が堂々と買えるリアルなデザインにできなかったバンダイが……ゲフンゲフン、なんでもないです。

「天然エネルギーとして利用できるわ」ヨシナガ・ユカリ博士(桜井浩子)が石の爆発実験するのを、側で見てるトミオカ長官(黒部進…今回は動きと台詞少なかったな)。 アトランティスやレムリアといった高度な文明が残した遺跡のレリーフも、アンドロイドオペレーター・エリー(満島ひかり)にかかればアッサリ解読。 「空よりの叡智 授けしもの、ピグモン。彼のもの この地に宿り、災いの神 しずめん。ピグモン倒れし時 災いの神 目覚め 大地はおごれる民に 牙をむかん」 こんな予言が出たらピグモンが犠牲になるのは半ば運命。再登場しても儚い命か。ピグモンよ、さようなら〜

そんな宿命もつピグモンの餌付けに成功したカイトが、包み紙をリングにして、等身大怪獣とラブラブな友好の徴イベントしてた時、島にヘリコプターがやってきました。 偽ハリソン・フォード風の考古学者、進藤貢(螢雪次郎)は「幻の島だ、見つけた。とうとう見つけたぞ」マット画のピラミッド前で大はしゃぎ。 サファリルックにライフル片手の新見健児(奈良坂篤)は、怪獣と人間が一緒に生きてた頃のピグモン像を鼻で笑ってたりして、狙いは怪獣ハンティング? ちなみに、お二人の出演作品を検索すると明日夢ママ同様、気マズ〜くなりますので、ご注意。

考古学界に革命を起そうと、超古代文明のカギとなるピグモン捕獲に乗り出した2人が目撃したのは、後ろ足だけが妙に太くて長い巨大サンショウウオ、サラマドン。 だけどカイトやミズキも見上げる前で、ピグモンが手を回して電波会話。サラマドンにはひとまずお帰りいただきました。 「怪獣が怪獣を鎮める?」なんて驚いているダッシュ隊員を排除して、ピグモン奪取作戦を開始する進藤貢と新見健児。 銃床ではたかれて気絶するカイト隊員はともかく、ダッシュライザーの安全装置はずそうとして、足踏み外してフクラハギに小枝刺しちゃうミズキ隊員……頼りねー。

「ピグモンは貰っていくぞ」足が生えた赤いコロッケみたいなピグモンの背中に向かってライフル撃つ新見健児「心配するな、麻酔弾だ」ああ、ネクサスEp.17の悪夢が蘇るお言葉。 今回は本当に生きてたけど、麻酔打つときは相手の体重とか体質とか考えて撃たないと、マジに死ぬよ〜。 それと、意識取り戻したカイトによる、ミズキ隊員の応急手当もチト……ためらいもなく枝抜いたり、消毒とかしない素人手当ぶりを見て「行って、カイト隊員」。 救護のプロとしては、遠まわしに“後は自分でやる、その方がマシ”と不器用な好意をお断り?

さて、枝で作った簡易タンカでピグモン運んでた探険家コンビは、サラマドンが出てきて仲間割れ。「捨てていこう」と現実的提案しても、考古学浪漫に夢中の進藤は聞く耳もたず、新見は1人ヘリに向かってスタコラサ。 追いついたカイトがタンカを手放させ、ピグモンは返すと叫んだら、電波会話で一度は落ち着いたサラマドン。 だけど運悪く、新見が操縦するヘリがそこへ。爆音に驚いて、尻尾のトゲ発射するサラマドン。ああ、サファリルックのおじさんサヨウナラ。 しかも折れ飛んだローターがピラミッド前のピグモン像を直撃。ブラックホーク・ダウンよりマズイ事態を引き起こします。

空が黄色く輝いて、地面の下から災いの神(?)レッドキング出現。 相変わらず大きいクリーム色の怪獣です。そっか、レッドキングって実入りが薄いトウモロコシに似てたんだなぁ。朝食前に見てたせいか、ハニーバンタムみたいで甘そうに見えます。 レッドキングとサラマドン(戦闘時は2本足)がバトル開始。島そのものがどうにかなりそうな事態に、ダッシュバード1での避難を提案しますが「飛ばないんだよ、あんたたちの飛行機は」追っ手がかからないよう新見が壊したって、ヲィヲィヲィ。 そんな要らん事しいの民間人と隊員2名を救出するため、ダッシュマザー出動。ダッシュバード2も発進です。

「奢れる民とはつまり、私たち現代人かしら」ヨシナガ教授、それも凄い解釈かと。
18ノットで北西へ進路を取る島は16時間後には房総半島を直撃って……台風みたいな爆弾岩(アイランドサイズ)ですなぁ。 その爆発する島の岩を大量に飲みこんで、炎の代わりに吐き出すレッドキングは、ヘタに攻撃すると大爆発の危険があるそうな。 地上にいるミズキやカイト達もお陀仏となれば「ミサイルは使用するな、フォーメーションはデータ3で」レーザーで首の急所を狙う作戦に出るダッシュバード2とダッシュマザー。 まぁ、例によってダッシュバード2は岩が翼を掠めて故障、今回は緊急空中収容の憂き目に……ショーンとコバ、あれでよくムチ打ちにならんかったなぁ。

電磁波防御システムで通信は確保できたけど、脱出の道のりはまだまだ遠い。 壊れていてもダッシュバード1の近くにいれば救助が来ると、進藤貢を先に行かせ、怪我してるミズキ隊員を探しに行くカイト。 爆発岩攻撃でサラマドンを倒した後、嬉しいのか尻尾振り回して、弾みで岩をミズキ隊員の側に落すレッドキング。 痛む足で岩を避けるのに必死のミズキ隊員が、自分に気づいてないのをいい事に、よくわかんないけど変身するカイト。 というわけで、かなりギリギリにウルトラマンマックス登場です。

側転で吐岩を避けたのは良かったけど、頭突き喰らって蹴られて、見上げるサイズのレッドキングにかなり苦戦のウルトラマンマックス。 リメイクされてもレッドキングのバカ力っぷりは健在。ただし、頭の軽さも健在で、自分が爆発吐岩してあけたクレーターにけつまずいて、バタッと倒れちゃいました。 ちょびっと卑怯な気もするけれど、カラータイマーも点滅してるし、うつぶせでジタバタしてるレッドキングにマクシウムソード(アイスラッガー)放つマックス。 マクシウムソードは、なんと地面にもぐって下から怪獣をズンバラリン。そのまま地割れに飲み込まれ、爆発するレッドキング。 切断系武器を使いながら、放送の自主コードを回避する、絶対切れたところが見えない“状況”を作るスタッフに拍手です。

しかーし、今回はまだ続きがありました。一斉に飛び立つ鳥。巻き起こる突風で顕になる新たなレリーフ。 なんと紫の皮膜伸ばして空飛びそうな、パラグラーとかいう怪獣が出てきてさあ大変。 カラータイマー点滅したまま、続きは次回予告?! なんとマックス初の前後編。夏の低視聴率対策は、怪獣もりだくさんとコレでしたかぁ。

次回予告『爆撃5秒前』。
バイバイするピグモンに、切なさ一杯のお話になりそうですが……。レッドキングはしつこく復活しそうだし、ミサイルが島に向かって発射されるみたいだし、もしかするとオマージュ込めて、あの莫迦怪獣がミサイル飲み込んじゃうかもしれません。 その場合、レッドキングを切断せずにどう凌ぐか、スタッフの工夫に刮目です。

『マックスボックス』今回はピグモンとレッドキング。
エレキングに続いて、39年前の初登場時との違いと言われましてもぉ……現代人の体格の変化に合わせて、少々足が長くなった、とかですか?


7月29日
楽天の個人情報漏洩話には、ドキーンとしました。買い物はしてないけど、サイトのスペース借りる時に、一応登録してあるからねぇ。 元はトリポッドで借りたハズだったのに、合併吸収の末に気がつけばインフォシークに……とほほーい。

そんな流転激しいネットと違って、地図上の地方自治体名は変わらないと思ってたら、こっちも市町村合併でガバガバ変わっちゃってる、このご時世。 なんと、車のナンバーについてる地方自治体名も、いろいろ追加があるそうな。 以前から話題のご当地ナンバーが18件、今日新たに認められるそうで。

ちなみに…… 仙台 会津 つくば 那須 高崎 柏 成田 川越 金沢 諏訪 伊豆 岡崎 豊田 一宮 鈴鹿 堺 倉敷 下関 の18件。 いやぁ、町おこしの為に申請するだけあって、それぞれ情緒を感じる地名っスねぇ。


7月28日
全品50円引き、豚丼は250円という夢のような吉野屋ウィークがすぎ、少し財布に余裕が出来た所で、今日のよき日を迎えることが出来ました。 そう、今日は土用の丑の日。平賀源内のコピーに乗せられて全国でウナギを食う日でございます。

とはいえ、うな重もうな丼もお高いもの。手が届くのは中国で養殖されたウナギの蒲焼。スーパーでのお値段800円。 7色の川として話題になってる中華の国の水質汚染は怖いけど、国内産のウナギは高すぎるからなあ。

せめてモニターに映ったうな重・並をどうぞ〜 ウナギは一応、国内産でございます。 それにしても、パソコンの画像フォルダや脳内フォルダを、ずうっと過去に遡ってチェックしても、『上』という文字が出てこない悲しさよ……。


7月27日
『がんばっていきまっしょい』のあと番組が『実録鬼嫁日記』に決まったようです。 フジのネット発好きぶりが、何となく嬉しかったりして。『電車男』に続くヒットになるといいんだけどなぁ。 そしたらば、他のアレとかコレとかも、ドラマ化されたりアニメ化されたり、しそうじゃないですか。

『実録鬼嫁日記』の二匹目のドジョウを狙おうと、ブログを始める人が増えたなら、中にはオモロいのが幾つか出てくるはず。 元々書いてた人も、話題のチョイスや文章力がレベルアップして、面白ブログに化けるかもしれないしね。 そうなれば、パソコンの前にいる時間が長くなる人が増えるわけで、周辺機器も実用一辺倒から遊び心が感じられるモノが受けるかも。

でも、始めに笑いありきの「ケーブルga ナポリタン」2万4800円を買う人は、果たして何人いるだろうか。 宙に浮いたフォークが、ネットから心を引き剥がし、インベーダーゲームの幻聴とケチャップの幻臭をかもしだしそうなUSBケーブル。 売り上げより、ガラスケースがないパソコン脇って環境からくる宿命=ホコリによる外観の劣化が心配です。


7月26日
台風7号が通り過ぎるのを、じっと待つしかない今日。地震に台風とは東京方面は大変だぁ。せめて雷による火事被害はありませんように。 地震カミナリ火事オヤジって怖い物4種をコンプリートしたところで、何も賞品出ないしね。

さて、人為的なエラーで一時延期となったスペースシャトルの打ち上げ。 ディスカバリーは今夜、打ち上げです。原因を究明しないままというのがドキドキですが、 カウントダウンが始まった今となっては、野口聡一飛行士をはじめとする乗組員と船の無事を祈るばかり。

莫大なお金と巨大な組織が生み出すパワーも、自然災害と同じく、人間には抗い難いモノなのかぁ。 郵政民営化で偉い先生方もモメてるしね。思えば、一番身近にある自然って、人間そのものだったりするもんね。


7月25日
少し前に、電気仕掛けでワインを熟成させる技術が、実用化されたってお話がありました。 酒は“下り物”=京都から舟に揺られてきた日本酒が美味しいといわれたり、ビンテージワインが珍重されるのは、アルコールの周りを水分子が包んでまろやかにするためだそうで。

その状態を数秒間の通電で作り出そうってんだから画期的。熟成用の倉庫と時間と人件費が浮いて、美味しいワインがお手ごろ値段で手に入りそうな予感です。 こうなったら宴会じゃあ。キューピーが売り出すというお手ごろ値段で食べっきりおつまみの発売はまだかいな。

とはいえ、夏はワインより、ビールや酎ハイにどうしても手が伸びちゃいます。ジョッキを冷凍庫に放り込み、キーンと冷やして霜ビッシリ状態にして、トポポッと注げば発泡酒や第三のビールだって極上酒。 ビンテージっぽい味のワインじゃ、こんな荒っぽい飲み方は、もったいなくって出来ません。


7月24日
かなしいお知らせは『世界水泳』のせいで、来週のスーパーヒーロータイムがお休みって事だけかと思ってたら、マジトピアの重鎮役に決まってたハズの岡田真澄氏が某大物女優に交代しちゃったって話に驚き、 理由が食道がん治療の為と知って、思わず快癒を祈っちゃったこの週末。 命の力を信じて、勇気を奮い立たせていってみようか、特撮感想日記〜

魔法戦隊マジレンジャー ステージ22『京都でデート〜ルーマ・ゴルド〜』
スーパーヒーロータイムのロゴもないまま、魔法の部屋で“通信簿”らしきものをつけてるヒカル先生(マジシャイン 演・市川洋介)から、夏休み最初のマジレンジャーは始まりました。 これからの一ヵ月半、土日早朝の番組にとっては視聴率の真冬。まだ生活リズムが狂ってない今のうちに、面白いエピソードで視聴者のハートをがっちり掴まねばなりません。 まずは身近だけど縁遠い“通信簿”の製作過程を映像化して、子供たちの興味をクギづけに……って、幼稚園や保育園に通信簿ってあったかな。

早朝らしくマンドラ坊や(声・比嘉久美子)がイビキに近い寝息を立て、 スモーキー(声・草尾毅)が鼻提灯をふくらましてる側で、ヒカル先生は「蒔人はやはり熱い男だったな」独り言いいながら○印。マジトピア式成績表は、甲乙でも1〜5でもなく、がんばりましょうでもなく、各人の資質を○△×で表わすシンプル表示。 「翼はどうだろう、ちょっと皮肉屋かな。魁は突っ走りタイプ。麗は可愛いけど気が強そうだ」ってヲィヲィ、マジトピア式成績表は女性の容姿も評価するんですかい? それとも容姿を魔法でイジるのはマジトピアの常識で、美人度と魔力は正比例。 実はヒカル先生のツラや身長も、魔法の産物だったりして。

「芳香は、うーん?」魔法に頼らぬ天然美人の長女の成績に頭ひねるヒカル先生。しかし成績表の写真で、舌出して振り向きざまピースとは、ダテにモデルしてないな芳香ねえちゃん。 「ヒカルせんせーv、っはよ〜」そこへ本物の芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)登場。「今日ヒマだよね、付き合ってv」腕を引っぱり誘う先は、東映が夏休みの売り上げを期待する某テーマパークのある…… 「一緒に京都行きましょ、京都。舞子さんがいて古〜い建物があって、美味しい物がい〜っぱいあるんですよ♪ ハーリアーップ!」

「あの子は自分の事しか考えてないな。協調性×」なんて成績表つけてる途中で、強引に引っぱられ、空飛ぶジュウタンで京都へ向かうハメになった、ヒカル先生。 ンなこと無いって、芳香ちゃんは色々考えてるって、製作会社の関連施設の売り上げとか……なんて囁きが全国から聞こえる中「やっほ〜」長女の満面の笑顔でOP突入です。

地底冥府インフェルシアでは魔導神官メーミィ(声 高戸靖広)が、扇に新ロボ・トラベリオンを映してご立腹 「何度見ても不愉快!」なら見なきゃ良いのにと思ったら、今度は壁に向かってお喋り開始です 「いいこと? お前を呼んだのはマジシャインから、あのトラベリオンのチケットを奪うため」。 その様子に「独り言?」「危ない人?」パンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)とゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)が、首をかしげてますが、メーミィの作戦説明はますますヒートアップ 「チケットさえあれば、我の魔法力で魔法鉄神を操れる。天空聖界の武器で、地上界を破壊しつくしてやるのよ!」そんな、前シリーズの最終回(前後編)みたいな作戦を、シリーズ半ばで立案されたら、色々困っちゃう〜。

ついに上司の正気度チェックに乗り出すナイとメア『あのぉ、誰もいないんですけど?』。 莫迦なバンパイアコンビを、干からびたハナで笑うミイラ幹部「姿を見せておやり」。 ペラッと壁の一部がめくれ「影をお呼びか」ここでビビっと来た人は筋金入りの東映特撮ファンだったりするのかな。 全身黒いし羽もあるからカラス天狗っぽくも見えますが「人を忍び世を忍ぶ、影の冥獣人ニンジャ キリカゲ(声 土田大)よ」なにやらハリケンジャーみたいな枕詞で紹介し、出撃を命じるメーミィ「宜しく頼みます」「御意」 っていうか、西洋ファンタジーじゃニンジャはモンスター扱でござりますですか〜。

京都タワー、嵐山、清水寺、先斗町と“いかにも”な映像のあと、「きゃー舞子さん可愛い〜♪ すいませーん写真お願いしまーす!」ヒカル先生を無理やり両手の花状態にて、携帯で写真を撮る芳香ちゃんにお話はズームイン。 外国人が喜びそうな京都イベントですが、予備知識が無いヒカル先生はムスッ 「そんな事より芳香、いい加減教えてくれないかな」 人力車にヨーロッパからの団体客、おみやげ物屋とポイントを漏らさず写真に収めつつ、長女が語り始めたそのワケは……「実はどうしてもお参りしたい所があるの」 一度来ただけで記憶はおぼろげ、お寺だか神社だかも解らないその場所を「先生の魔法であたしの記憶をぎゅ〜と探りだして。ね?」。

「そんな事でココまで連れてくるかなぁ」思いやりに×つけながら溜息のヒカル先生「でもま、来たからにはしょうがない」覚悟を決めて、人の頭から光が洩れてる絵柄のチケットを改札し「記憶よ、我に移れ。ルーマ・ゴルド」額と額をごっつんこ。 「うーん、何箇所かあるな。順番に行く?」というわけで京都観光再開です。 伏見稲荷の鳥居のトンネルにヒカル先生は感嘆してますが、芳香はピンと来ない様子「すいません、冷やし飴2つくださーい」お参りではなく甘味に走っちゃいました。 「ヒカル先生、早く早くv」そんな芳香の行き当たりばったりぶりにヒカル先生は「はぁ?」

「八坂神社、道明寺、宇治神社。うーん、どうも近くで湯豆腐食べた様な気がする」思い出す為に湯豆腐を食べようと誘う芳香のマジメ度を疑ったヒカル先生は、再び例のチケットで記憶をチェック。 再び額と額をごっつんこ。その様子を水晶球で見てたのが次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)「あー、ヒカル先生が京都で芳香ちゃんにキスしてるぅ〜」しかも絶好の誤解角度でしたとさ。 「アリかよ……いいのか蒔人兄ちゃん」魁(マジレッド 演・橋本淳)に振られて長男・蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)はシドロモドロ「む、し、しかし恋愛は自由だし」。 「にゃはははは、旦那もスミに置けないニャあ」スモーキーが笑う側で「ふ、不謹慎でござりますですぅ」マンドラ坊やはワナワナ状態。

「待てよ、芳ねえから誘った可能性も充分にあるんじゃ……」即断をさけた翼(マジイエロー 演・松本寛也)を「違うっ」の一言で黙らせる麗ちゃん。 「絶対アイツよ、こうなったらぁ……私たちも京都へ急行!」そりゃ、半ばだましてファーストキスを奪った、麗にとっては調子のいい尻軽男というかセクハラ教師。姉をそいつの毒牙から守りたいのはわかるけど、 昼間っからスカイホーキーで東海道本線沿いに飛行ってのは、一応世間には秘密の魔法戦士としてはいかがかと。嫉妬混ざってませんか〜。 っていうか、スカイホーキーは新幹線より早かったのネ。

さて、芳香は人力車を途中下車。ヒカル先生の手を引いて機関車の博物館(嵯峨野観光鉄道)へGo! ここは記憶にない場所だと渋ってたヒカル先生ですがD-51を見ればもう夢中。 「この黒光り、ダイナミックな車体、素晴らしい」誘われるまま館内へ「はー、僕の魔法特急に勝るとも劣らない力強さと美しさだ」 舞子さんにはピンと来なくてロリ……ゲフン、女好き疑惑は解消しましたが、蒸気機関車を見たときのこの興奮ぶり……ヒカル先生、真性の鉄道ヲタクですな?

嬉しそうなヒカル先生を見て「でしょ〜、通りすがりに見て良さげかな〜と思って」得意満面の芳香ちゃん。 ところが「それがいけないんだ」突然機嫌が悪くなるヒカル先生。 神社だか寺を探しに来たのに「集中力はないし、自分勝手に好きな所に行くし……大切なのは集中力だ。もっと集中したまえ。マジメにやらないなら、もうトラベリオンで帰るよ」 ったく、ヒカル先生ってば〜、自分勝手に好きな所って、蒸気機関車の博物館が好きなのは鉄道マニアだけですぜ。 当然キョトンとする芳香ちゃん。そっか、芳香ちゃんの今までの男性遍歴にヲタクはいなかったか。一つ勉強になったね、ヲタクという人種は好きなものに遭遇すると空気が読めなくなるんだよ。

本気で帰ろうとチケットを出した瞬間、攻撃を受ける2人。 「誰だ」と尋ねれば、赤いグルグルに白抜きシルエットという某仮面の忍者赤影パロディかまして「キリカゲ参上」見上げれば車輪のオブジェの上に銀の影。 「キサマの特急券、頂戴いたす」「トラベリオンが目当てか」「いかにもっ」って、忍者刀を両手に構える様はキマってますが、作戦はグダグダ。 忍者ならわざわざ威嚇射撃などせず、影となってこっそり近づき、キップを盗れば良かったのに。それともコレが赤影クオリティというヤツか。

当然2分割画面で変身するマジピンクとマジシャイン。空中でのぶつかり合いが互角なのは、レンジャーも忍者の近似職だからかな。 一通り剣を交えD-51の側に下りるキリカゲとマジピンク&マジシャイン。 「私に任せて」ここでピンクが先生の注意も聞かず、扇風機に変身して「ピンクストーム」。当然のごとく変わり身の術を使われます。 倒したはずが落ちていたのは藁人形。驚いてピンクに隙が出来た時、背後からキリカゲが不意打ち食らわせ、芳香ちゃんは変身解除。

「言っただろ、大切なのは集中力。どんな時でも集中して考えれば必ず打開策は見つかるよ。見てて」というわけで、次は先生の出番です。 ゴー・ルルドで召喚されたスモーキーは「ごめんやすぅ〜」と京都風に挨拶しながらマジランプバスターに変形。 じっと集中するマジシャインは、見事隠れ身の術を見破ってキリカゲをパキューン。 落っこちてきたキリカゲに「どうしてチケットを狙ったか、聞かせてもらおうか」なぜか変身解いた状態で尋問です。 そのせいで戦闘中だと判断できなかった麗ちゃんが、芳香とヒカル先生の姿だけみて「あ、いた。この不届き者、女性の敵、天誅キーック!」と見事な、おっぴろげ飛び蹴りを……あ、朝の番組なので当然スカートの中は黒スパッツ。 とび蹴りも当たってませんのでご心配なく〜。

「麗、何なんだいきなり」驚いたヒカル先生が銃口をそらした瞬間「スキあり!」芳香を人質にするキリカゲ。 さらに背後から出現した魔導陣からメーミィの手が伸びて、キリカゲごと芳香ちゃんをさらってしまいました。 「桃色ちゃんを取り戻したければ、忍び城にいらっしゃい。トラベリオンチケットと引き換えよ」慌てる小津兄弟の中で、1人冷静なヒカル先生によれば、チラッと見えた城は彦根城ではなく メーミィが作ったマルデヨーナ世界「トラベリオンで行くしかない」場所だそうで。映画村とワープステーション江戸をカットで繋いて作ったワケではないのね。

「さあ、どう出る。5色の魔法使い達よ」魔導陣の上でハンマー振るいながら、実況解説している魔導騎士ウルザード(演・磯部勉)。 聖剣伝説シリーズじゃないんだから、数回トンカンしただけで、曲刀が直刀になるなんて有り得ねー。それとも、ハンマーの形をした術具を触媒に、剣を練成したって事なのかな。 「あの中では、貴様たちの思うようにはいかんぞ」完成した剣を握り締めてシブく決めてるウルザードですが、冥獣帝ン・マ様の牙をそんなに変形させちゃって良いんだろうか。復活後、めちゃくちゃ噛み合わせが悪くなりそうだけど?

さて、トラベリオンの客車で芳香ちゃんを連れ出した理由を麗に詰問されるヒカル先生 「勘違いしないで、芳香が僕を強引に連れ出したんだ」。 お参りしたいと言ってたが最初から最後まで彼女は自分の事しか考えてなかったってヒカル発言に、首をかしげる魁ちん 「お参り? 姉ちゃん、そんなの全然興味ないのに。何で?」その疑問に反応したのは、さっきまで怒りまくってた麗ちゃん。 「そうだ、そうよ。ちょうど一年前、みんなで京都旅行に来たよね」 ここからは回想シーンに突入です。映画村になだれこむ小津兄弟は、いまでは珍しい私服姿。それに、なーんと小津深雪(マジマザー 演・渡辺梓)もいるじゃ、あーりませんか。

「ああ、思い出した。行った行った。行ったよな、チィ兄」挿入されるかちん太との記念撮影「ああ、色んなトコ回って、旨いもん食って最高に楽しかったよな」緋毛氈に腰をすえ湯豆腐突付く姿は、まさに小津家恒例我慢大会in京都。某ライダーの真冬の冷汁に勝るとも劣らない奇観です。 せめて京都の夏らしく川床ってワケには……。やがて話は核心へ「実はあの日の明け方、みんなが寝ている間に、お母さんそっと1人で起きて出かけていったの」起した芳香と一緒に麗ちゃんが尾行してみると「行き先は南禅寺だった」

そこで何かのお祈りを終えたお母さんは、最初は困った顔をしてたけど私たちに秘密を教えてくれた。 「あのね、毎年この日にこのお寺である事をするとね、家族が一致団結できるのよ」 それは、鼻の頭をチョンと触ってからお祈りして最後に頭をフワっと抑える儀式。「お母さんが決めたんだけどね」。 えー&ガクっ「意味あるのぉ?」な姉妹たちに深雪ママは微笑んで「あるのよ。だってお母さんがそう信じてるんだから」力強く肯定。 誰かに言うと効き目がなくなる気がして内緒にしてたんだけど「実は、コレとこれはお父さんがお母さんにしてくれたことなの」

「ここでプロポーズしてくれた時にね」しかし、深雪ママが懐かしそうに見上げるのは木曜日の京都枠ではおなじみのロケ地“水路閣”。 むしろ初恋の人が目の前で血を流してた記憶とか蘇りませんかマジマザー(おみやさん ファイルNo.5「無法松の一生」)。 それはともかく 「だから、何かある気がして。お母さん毎年祈ろうって決めたの。家族みんなが次の一年も無事に過ごせて、力を合わせて1つになれますようにって」散々惚気たおわびに娘2人を、ふわっと抱きしめる深雪ママで麗の回想は終了。「芳香ちゃん、その想いを、引き継ごうとしたのよ」

「家族みんなの為に……自分の事しか考えていないワケじゃなかったんだ」魁から芳香は機関車に興味が無いと聞いて、 やっと目が覚める鉄道ヲタク「じゃあ、あの時も僕の為に」うつむくヒカル先生の耳に響くスモーキーの車内放送 「ニャがらくのご乗車、お疲れ様でした〜、間もなく忍び城前〜 忍び城前〜 終点だぜコンニャロメー」いよいよ映画村を十二分に活用したクライマックスでございます。あ、でも、その前にCMね。

というわけで(?)、CMを抜けるとそこは江戸時代でしたとさ。背の低い瓦屋根の路地を蒸気機関車が走る図は『ねじ式』のようにシュールです。 さらに「なーんでこんな格好に?」「メーミィのふざけた演出だ」「ゾビルまで忍者か」という不条理展開に以降。 何が不条理って、4色のマフラーひるがえす忍者姿の小津兄弟と、キンキラ若殿姿のヒカル先生が変身できなかった事じゃありません。 仕方なく素で戦い始めた5人に刀や忍者の7ツ道具が支給されている事が、めっちゃ不条理。何がしたいんだメーミィ。トラベリオンを操るチケットが欲しいんじゃなかったんかい。

ってなツッコミがバカバカしくなるのが「見ろ、素直に特急券を渡せばよいものを。魔法が使えぬ貴様等など赤子同然だ」と、お姫様姿で人質になってる芳香ちゃんの目の前で、 キリカゲが振りまくる緑のデンデン太鼓。「みんな、ごめんね。私の為に」額を出したら少し大人びた芳香ちゃんがナカナカ……じゃなくて、アカラサマすぎるぞデンデン太鼓。

もちろんメゲない小津兄弟「こうなりゃ変身できなくても、やるしかネー」屋根の上でゾビル忍者と対峙する翼チン。 見てるこっちがハラハラですが、なんとか忍者刀ふるってゾビルを下へ落とします。 「そうさ、先生もいるし」魁はロープにつかまりターザンの要領で地上のゾビルたちをなぎ倒し、トドメは手裏剣(なんと100発100中)。 普段の得物から考えると、攻撃方法が入れ違ってる気もしますが、今回は映画村祭りだし、ま、いっか。映画村お約束の、高いハシゴからのゾビル忍者ハイフォールも見れたしね。

「5人の力があれば」撒き菱を投げる麗ちゃん。踏むと爆発するなんて地雷みたいです。おーい、日本はオタワ条約に批准してるぞ。ンなもの支給するなよメーミィ(ほんと悪趣味)。 「兄弟プラス1のパワーで、絶対に芳香を取り戻すぞ!」蒔人は茶セン頭をなびかせて怪力生かしてゾビルの首をゴキッ。 さらに肩に抱え上げてぐるぐるポイッ。最後はゾビル集団に向けて煙球……いや、銀星(花火)。髪型といいノリは沈黙のスティーブン・セガール。 ヒカルは太鼓橋の上で、せまりくるゾビルをバッタバッタと斬り倒し、ちょっぴりマッスルで強そうな忍者ゾビルを見事水落に。殺陣の相手ゾビルはそれぞれの変身後の中の人って話、マジだったのか。

「みんな、3方に分かれて攻め込むんだ」「よっしゃー、一気に行こうぜ」ヒカル先生の作戦指示と魁のハッパでファイトー オー! 蒔人にいちゃんがパーではなくコブシを重ねるあたり、“プラス1”と言っちゃうヒカル先生へのワダカマリが表現されてて芸コマです。

フトモモが眩しい麗&翼チームの前に立ちはだかったのは魔化魍サイズの食用ガエル。 「ぎゃー、カエルぅー」「おい、麗ネェ、こんな所で固まるなよ」と2人は立ち往生。こんなところで、幼い時の魁から受けたトラウマを、変な方向に進化させたヒカル先生の悪影響が出るとはねぇ。 しかし、カラアゲにしたら何人前だろう……ぢゃなくて、忍法巨大ガマって看板に偽りあるぞキリカゲ。 いや、火を吹いたりカエル落し(クロノトリガー風)は、問題ないんだけどね。

「一気に忍び城へ突入だぁ!」な熱血ストレートコンビの前に立ちはだかったのは、巨大ポーチと巨大手踊り人形。 黒くて紫の火を吹くそれらは、高笑いするナイとメアの幻術でしたとさ。 「飛んで火にいる夏の虫」「あたしらがメロメロにしてあげるv」っていうか、赤紫とスミレ色のくのいちスタイルがベリーキュートでございます。 なのに太ももチラりに対する、蒔人と魁の反応ときたら「そんな色仕掛けに乗るか! 俺には江里子さんがいるんだ!」 「そうだ、俺には山崎さんが!」

当てが外れたナイとメアは「もう、なんでぇ」「鼻の下伸ばしたスキに攻撃しようとしたものを!」背中合わせてクルクル回転、妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)に戻って「覚悟おし」と花火ドカーン。 つまり、消去法で芳香の元へたどり着くのはヒカル先生か。さては教え子をオトリにしたな。

さて芳香ちゃんも、大人しいお姫様のままではありません「程なく、仲間たちはいなくなる。首尾よく特急券を手に入れたら、そなたもあの世に送ってやる」アゴを掴んでシブく脅すキリカゲが、 似合わぬデンデン太鼓を振ってる違和感に、集中して考えてやっと気づきます。
「もしかして」
縛られたまま立ち上がって体当たり。マヌケなキリカゲが手放したデンデン太鼓を口でキャッチ。

「返せ、もはや逃げ場は無いぞ、観念せい!」少し焦って芳香に刃を向けてたら、「そうはいかないよ」消防車のサイレンとセスナのエンジン音と共にマジシャインのマークつき凧に乗って飛び込んでくるヒカル先生。 この短期間で魔法も無しによく作れたもんです……まさか、これもメーミィの悪趣味? もしかしてメーミィって赤影ヲタク? それも作戦の目的をも見失うほどの?

「助けに来たよ、お姫様」「ふぇんふぇい(先生)!」というわけで、チャンバラの末、アッサリ天守閣から落ちるキリカゲ。 ヒカルに縄を切ってもらった芳香は、早速緑のデンデン太鼓を床に叩きつけて踏みっ「これで変身できるわ」。 ためしにマジシャインになってみて「驚いた。どういう事だい?」尋ねる先生に、これが変身妨害アイテムだった「集中して考えたら、打開策が見つかったの」と誇らしげに語る芳香 「見直したよ」「見直されちゃったv」。しかし何気にピンクのライト浴びながら「みんな変身できるよ。してシテv」ってのは微妙にエッチぃよ芳香ねぇちゃん。

『え、マジ?』「マジ!」というわけで時代劇コスプレで魔法変身。 まずは、マジレッドがゴムゴムのガトリングみたいなマジパンチで、バンキュリアをいい位置にトス。 「んー、マッスル。九回裏ツーアウトからの逆転満塁ホームランだー」っとマジグリーンがブッ飛ばして、バンキュリア様はキラーンと青空の彼方へ。

「行くぞ、麗ネェ」「一気にね」食用ガエルみたいな外見で、食用ガエルみたいに鳴く、巨大ガマの火をさらっと避けて、 マジイエローは「マジスティックボーガン、イエローサンダー」でビーリビリ。 スタンがかかったカエルに「迸る水よ、ジー・マジカ、ブルースプラッシュ」と水かけるマジブルー。カエルの面にション……かと思いきや、水圧に負けて吹っ飛ぶ巨大ガエル。 「いったい、どうすんのよ」「どうすんのよー」バンキュリアはナイとメアに分離して戻ってこられましたが、カエルは戻れなかったようで、合掌。

「ここは一旦、退却を」ナイとメアと共に逃げようとしたキリカゲだけど「そーは、させないんだからっ」、その前に立ちはだかり名乗りとポーズを決める5人プラス1。 『あふれる勇気を魔法に変える、魔法戦隊マジレンジャー』一緒に名のってヒカル先生も正式6人目ポジションです。 『キリカゲ、後は任せたわよ』印を結んでとっととインフェルシアに帰るナイとメア。 残されたキリカゲは、芳香がみんなの為にふるった勇気に応えて、与えられた新しい魔法『マージ・ジルマ・マジーロ、マジカルタワー』の実験台に……。それは、緑黄赤青桃の順に肩に乗って人間トーテムポール状態になった後、 五重塔と鐘の音を背景に変身魔法使ったピンクの「成敗」の一言と共に、場面は月にススキの花札背景の日本刀のアップに。そしてターゲットを巨大な刀でナマス斬り。

一度爆発してますが、なんとか急所は外したらしく、飛ばされるキリカゲ。落着地点はお白州? 同時期に撮影してた大岡越前のセットかと思ったら微妙に違ってて、やや残念。 そこへ出てきたのはお奉行姿のスモーキー「魔法鉄神トラベリオン様、おニャ〜りぃー」例の太鼓の音と共に屋根越しに顔を出すトラベリオン。 敵が巨大化するより先に出てくる正義のロボ……こらこら、専守防衛ぢゃないのかよ。

もちろん、人間サイズの敵に正義のロボが鉄拳振るうワケにはいきません。 「えーい、小癪なぁ、忍法巨大身の術〜」で大きくなり、忍者刀を振るうキリカゲ。前景の江戸時代風ミニチュアも映画村提供でしょうか。 「ムダだ、そんなものは効かないよ」身軽な攻撃を問答無用の装甲で弾くトラベリオン。重いパンチをふるった後、ヒカル先生はどこで覚えたのか時代劇風に啖呵切ります。 「影の冥獣人ニンジャ、キリカゲ。その方の犯せし悪行の数々、許しがたい。よって……リモートライナーGO!」 グルグルに縛り上げた後はデストラクションファイアーで火あぶりの刑「これにて一件落着」しかし、西洋風ファンタジーに時代劇台詞、はっ、ヒカル先生が見てたテレビは『今日からマ王』か!(注 他局です)

「お母さん、今年もちゃんと続けたよ」最後は5人プラス1による南禅寺でのお参り。教えを実践で生かした芳香にヒカル先生も「よく出来ました、花丸だよ」。 ただ、麗だけはムッ「1つだけ文句。芳香ちゃん、どうして私に聞かなかったのよ。私なら場所はバッチリ覚えてたのに」。 人知れずお祈りを続けてきたお母さんの気持を大切にしたかったんだと、やっと空気読めるようになったヒカル先生が解説しますが、 「それもあるけどぉ、ヒカル先生とのデートもいいかな〜と思って」腕にしがみ付いて見せて、兄弟たちに脱力引き起こす芳香ちゃん。 でも蒔人兄ちゃん、地面に腹ばいはズッコケすぎです。

「よし、京都めぐりだ!」呆れてた4人が、なんとか気を取り直し、階段駆け下りる中、芳香にしがみ付かれたままのヒカル先生は深〜く溜息。 「ハナ丸は褒めすぎかも」。というわけで○2個 △5個 ×4個って、書き掛けの成績表の空欄にドーンとのさばる赤い花丸と、 顔写真蘭でデレっと微笑む芳香で、今週は引きっ。

今回の呪文紹介コーナー 『ルーマ・ゴルド』
「今日の呪文は『ルーマ・ゴルド』」魔法部屋で居残るマンドラ坊やのマトモな出番がやっと参りました。 本を手にマジメに解説「なくなった記憶を見つけ出す魔法でござりますです。いやー1人で留守番は寂しいけど、ミナミナ様が今ごろ頑張って戦っているかと思うと……うわあ」 歓声に振り向けば、メンメの鏡に写る映画村。レトロな路面電車にはしゃいで乗り込み、近場の人に記念撮影頼む6人(嬉々として運転席に収まるヒカル先生……まさに鉄チャン)。 「遊んでいる〜、あー、僕チンも京都へ行きたいでございりますです〜」大泣きするマンドラ坊やを鏡越しに嘲笑うスモーキー……あんたはオニや〜 っていうかマジマザーも行ったんだよな、京都。そう思うとマンドラ坊やの哀れ度は120%増し〜。

次回予告 ステージ23『禁断の魔法〜ロージ・マネージ・マジ・ママルジ〜』
逆から読むとジルマ・マジ・マジーネ・マジーロ。次回は黄色い兄ちゃんの主役回。ヒカル先生が止めるのも聞かず、友人の為に逆読み呪文を使っちゃうみたいです。 そのシッペ返しは、『5年3組魔法組』程度なのか『おジャ魔女どれみ』並みのヤバーいものなのか、ドッキドキ。 唯一の薬師というか解呪系のスキルを持つちぃ兄ちゃんが、もし眠りっぱなしになったら、誰も起せませんもんね。

さて、スーパーヒーロータイムが無かった理由は予告後のプレゼント告知のためでした。
「いよいよ発売される魔法戦隊マジレンジャーのDVD第1巻」口火を切った魁に続いて、ポスターの影から顔出す長男「なんと30名様にドーンとプレゼントー!」。 このままではムサ苦しいと姉妹登場「必要事項をハガキに書いて、こちらまで送ってねー」「ホームページや携帯サイトからでも」『OKでーすv』。 ラストをしめるのは次回主役の翼チン「どんどん応募してくれよな」最後は全員で『待ってるよ〜』ああ、もうDVDが発売される季節か……夏が来てしまったんだなぁ。甲子園はセーフの戦隊なのに……おのれ世界水泳め!

仮面ライダー響鬼・二十五之巻『走る紺碧』
「夏に備えて、紅の戦士になったヒビキさんも、色んな経験を積んで強くなった事を知って、僕も鍛えていこうと思ってます」 伴奏はトランペットで、前半は木琴メイン、後半はサキソフォンという今回のOP。色々撮影済んで、やっと響鬼さん単独メイン回って感じです。 ところで、ゲストの裁鬼さんのBGMは木琴と言う解釈でいいのかな。あと、8/6発売の『音撃バトル仮面ライダー響鬼』……よもや空気太鼓な剣心ドラゴンクエスト式で来るとはベックリです。 この手の玩具は、太鼓の達人『音撃鼓』バージョンだと思ってたさ。

「北京には間に合うな」マジっすか響鬼さん
Aパートは世界水泳とのタイアップというか、競泳用水着で鍛えまくってるヒビキ(細川茂樹)さんから始まりました。 付き合ってるのは「2分10秒です。北島康介選手に頭1つって感じですかね」Tシャツ姿でストップウォッチ担当のイブキ(渋江譲二)と、茶と黒のボーダーなビキニ着た立花香須実(演 蒲生麻由)ちゃん。 ただ男同士でアイコンタクトしつつ口にする“あいつ”に関しては香須実ちゃんには、ナ・イ・ショ。「もしかして、アタシおじゃま?」ムクれて泳ぎ始める香須実の横で、手足に重りつけて泳ぎ始めヒビキさん。 『たちばな』からの連絡来るまで、夏の為のマル秘トレーニング・水の申し子編は続きました。

「とりあえず300m10本からいくッスよ」「え゛、3キロぉ〜」
一方、安達郁子(水木薫)&明日夢(栩原楽人)親子と、持田ひとみ(森絵梨佳)とトドロキこと戸田山登己蔵(川口真五)の親戚コンビ、紀子と克典みたいに登己蔵とアベックな立花日菜佳(演 神戸みゆき)は、広い遊戯用プールに来てました。 ただ、トドロキの回り見えてないっぷりは相変わらず。流れるプールを逆泳ぎしたり、安達家の弁当をバクバク食いまくったりして日菜佳も呆れ顔。お茶買いに席を外した明日夢との、進展具合をからかわれた従妹に「ひとみ、なんで赤くなってんだ。熱でもあんのか」とデリカシーの無い発言して、 郁子や日菜佳に、視線で吊るし上げ喰らってましたとさ。

恥ずかしさのあまり、逃げ出したもっちーが、積まれてた浮輪をひっくり返してオロオロしてた所へ、「大丈夫?」新キャラ・津村努(渋谷謙人)が登場。 「いや、俺に謝られても。とりあえずこれ、積ンどく?」浮輪を積み直しを手伝ってくれた気さくな若者は、茶髪で現在フリーター。でも、名前といい去り際のポーズ(直後に苦虫噛み潰した顔)といい柴又に昔出入りしてた過去といい、鬼っぽいというかトドロキの修行仲間って感じです。

「今日はお店の方達は?」「皆さん出てまして……それで私が代わりに」
みんなに胸……もとい、水着でのトレーニング姿をもっとも期待されていた天美あきら(秋山奈々)が、今回プールに来てない理由。 なんと猛士関東支部こと甘味処『たちばな』の店番でした。お師匠さん(二宮弘子)にお団子の包みを渡しつつ、その辺を説明。 ついでに事務長で店長の立花勢知郎(下條アトム)との会話から、父ちゃんがかつてカッパと戦った事のある、鬼だと判明です。 威吹鬼同様、代々鬼の家系だったのか、あきらちゃん。

さて、最高齢の現役鬼・裁鬼さん。声が助監督さんなせいかヤラレ役イメージがありますが、カッパの姫&童子を画面に映す前に倒してくれたニクい方でございます。 ただ、緑の等身大カッパな魔化魍には、草むらから変な粘液飛ばされて、腕の動きを鈍らされて大苦戦。 水中に引きこまれ、今回も音撃するヒマもなくやられちゃいました。サポートのイシワリ君も病院の手配等々、慣れたくなくても慣れちゃってるんだろうなぁ。

『たちばな』からの連絡で、香須実さん置いて“凱火”なる紺色のデカバイク(ナンバーは奈良C は 81-02…やい鬼?)を駆り、現場へ向かうヒビキさん。 主人公がまたがるバイクを欲しがる仮面ライダーファンがいるって噂は聞きますが、日本に似合わぬ1500cc、普通車並み価格のワルキューレに、その法則は当てはまるんだろうか。 鈴鹿8耐前にバイク回ってのは半ば恒例行事だけど、ホンダの営業部さん、ホントにワルキューレで良かったんですかい。

「もしかして、その理由って喉ですか?」
ロンドン橋落ちたの節で「鍛えて倒す〜、魔化魍倒す〜、苦手な奴も 相手ーするぜっ」なんて謡ってるヒビキさん。芥川龍之介の命日に合わせたかのような今回の敵・河童は、なにやら1人で戦いたい事情がある敵。 お皿が無い代わりに、にゅるっと首が抜けて新しいカッパに成長したり、首が抜けたあとに新しい首が生えたりと、両生類と言うより緑のプラナリアみたいな水の魔化魍。 裁鬼があらかじめ放っておいた音式神(ディスクアニマル)に案内されて川辺に到着し、アカネタカが粘液にやられるの見て、鬼に変身。 一匹を羽交い絞めにしてオカに引きずり出したら、もう一匹出現。というわけで夏限定の響鬼紅、またも活躍です。

「どうした、あ?」ちょっぴりヤっちゃん風味だ、今週の響鬼さん(汗)
カッパAとBをサンドバック状態。灼熱真紅の型で2発ずつ打ち込んで、トドメ刺せたと思ったら、浄化前に分裂。生まれたカッパCは逃走です。 「変な声しやがって」ボヤはながら山中を追跡後、スポンサーの顔を立てるためにもバイクで道沿いに追跡。ダム湖のほとりから鉄橋へと、キョンシー跳びで逃げる河童を追い詰めます。 不意に方向転換して響鬼の背中を押し、バイクのクラッシュ狙うカッパ君。でも大人の事情かブレーキングの上達か、「…出来た」なんと響鬼さんは奇跡の無傷停車です。

「鍛えた甲斐を見せてやるぜ」最後は湖の中まで追っかけてった響鬼さんが、両腕についた速乾性で水吸収力が高そうな粘液の重さに耐え、なんとかパンチで陸までぶっ飛ばし、火弾で牽制。 上空へ逃げたカッパに空中で蹴りいれて、おちていく途中で『灼熱真紅の型』でトドメでしたとさ。それにしても橋の欄干から応援するDA3匹、リョクオオザル、キアカジシ、アサギワシは、可愛いなぁ。

「これからが、なぁ……もうヤダやだ」顔だけ変身解除して、腕についた塊を不快そうに見るヒビキさん。 鬼爪でガリガリすると白いガスが噴き出してゲフンゴフン。もの凄く臭いとか、ヤバい毒ガスかと思ったら……

「例の攻撃を受けずに戦えてますかねぇ」もう受けちゃってるよ、ヒビキさん
どんな厄介な事があったとしても、たとえカッコ悪い思いをしても、戦わなくちゃなら無いのが鬼ってもんだからね。 「でもイブキさんはそんな事にはならないですよね……だってカッコ悪いイブキさんはイブキさんらしくないと思うんで」 なんて地下での勢知郎とイブキ師弟の会話を知らない(あえてヒビキがゴマかしてた)、香須実が電話を取ってみると、ボイスチェンジャーというかパーティー用のヘリウムガスを深く吸い込んでしゃべってるような怪しい声が。

最初は他人のフリしてたけど、イタ電と思い込んでどうしても勢知郎に繋いでくれない香須実に焦れて「アノネ、河童ノがすヲ吸ウト、コウイウ声ニ、ナッチャウンダヨー」公衆電話でポロっと漏らすヒビキさんで今週は引きっ。 声が変化するだけで済んで、ホッとしましたが……何分、いや何時間くらいアヒル声なんですかねぇ。

次回予告 二十六之巻『刻まれる日々』
「黒い姿の者から作られる大きい魔化魍と、白い姿の者から作られる小さい魔化魍がいるわけよ」って興味深い発言や、 クッション使った明日夢のドラム練習に、イブキと香須実の買出しと、甲子園回=8/7には見られない可能性が高い関西の民としては目の毒な予告です。 でも「新たなる子猫の誕生〜」な化け猫が可愛くなくて、化け猫の姫が猫耳じゃないって点はホッと……。

さてプレゼント告知の方は
「ヒビキさん、8月5日に仮面ライダー響鬼のDVDが発売されるの知ってました」プールサイドに駆け込むトドロキを、肩に黒タオルのヒビキさんが待ち受けてて 「知ってるよ、これだろ。そこで今日はね1話から4話まで収録のVol.1を抽選で30名様にプレゼントします」 横でポスター抱えてたイブキが「番組の感想書いてご覧の宛先まで送ってください」オチは一番若いトドロキがプールに落ちながら「ご応募待ってまーす!」ドボン。 派手に水しぶき上げちゃって、やっぱトドロキは周りが見えてないねぇ。ヒカル先生が通信簿つけたら×だらけだゾ。


7月23日
昨日DVDで見た、ウルトラマン・ネクストの印象が強すぎて、マックスがデカレンジャーの焼き直しや、ふしぎの海のナディアへのオマージュに見えちゃう土曜朝だけど、そういう楽しみ方もアリと納得しつつ、いってみようか特撮感想日記〜

ウルトラマンマックス 第4話『無限の侵略者』
味の素スタ……いや、どこかで見たようなサッカー競技場で起きた、原因不明の停電から今回のウルトラマンマックスは始まりました。 パソコンのキーボードを一本指で操作しながら事態の収拾を図ってた作業員達(井上智之 小豆畑雅一)の努力も空しく、UFOらしきモノに融合されちゃう競技場。 さらに「仲間が変な光線で」「落ち着いてください、特に何も」なだめようとした警備員の目の前で光に分解する作業員。 不可能犯罪の目撃者だった警備員も、加速装置使ってるようなアリエナイザーの手にかかって分解されちゃいましたとさ。

OP直後にバーンとでた文字では、高速宇宙人スラン星人登場と、なってますが、ノリは日曜日よりの使者。 マジョーラカラーの防具をつけ、触角生やして顔に光るギミックをつけたアリエナイザー(違っ)でございます。 色は響鬼さんですが行動パターンは“パラッパラッ、パッパラ”……あ、侵略作戦がパラッパラでまとまりなく、オツムの中身がパッパラってだけで、威吹鬼さんの仕事ぶりや知能程度とは無関係ですよ?

とはいえ、1年間主役張ってる響鬼さんと違って、9ヶ月の番組の、それもヘタすりゃ1話限りのゲストに、 全身マジョーラなんて、スモーキーに頼んだって“無理っ”。 体の大半はボラペーノみたいな戦闘員風味の黒ずくめでございます。 お陰でアクターさんの身軽さが100%発揮され、その格闘シーンはオリンピックの体操競技のような素晴らしさ。その点、厚いウエットスーツ仕立で巨大感を要求されるウルトラマンは少々不利。 というわけで4話目にして『ホントにマックススピードなのか?』疑惑が勃発です。

「人間とは不便なものね」食べる喜びも朝寝の楽しみも知らない、アンドロイド・オペレーターのエリー(満島ひかり)は、今夜もココを相手にコンソール前で不寝番。 JT-365で一時感知され、すぐに消失したエイリアン反応も漏らさずチェック。エマージェンシーコールで隊員たちを起こします。 あくびをこらえるヒジカタ・シゲル隊長(宍戸開)。厳しい顔で上着を羽織るコイシカワ・ミズキ隊員(長谷部瞳)。 コバ・ケンジロウ隊員(小川信行)はナイトキャップをさり気無く外し、ショーン・ホワイト隊員(ショーン・ニコルス)はヘッドランプを外し、主人公のトウマ・カイト隊員(青山草太)は、パーフェクトかと思いきや、下がパジャマだとショーンに指摘され、慌てて駆け戻り、ズボンを替えて締まる寸前のドアを潜り抜け、ミッションルームに飛び込み……セーフのジェスチャー。 事件はサッカー場で起きてますが、マックスの世界でも野球は盛んなようです。

エリーによれば「トラブル発生率、99.95%」なミズキ隊員とカイト隊員が調査を命じられ、もしかしたら壊すかも知れないダッシュアルファで夜明けのスタジアムへGO!  えっと、ショーン隊員が残されたのは、オールナイトで最新メカの開発してたってぇ、自己管理のダメさが原因と思われますが、 オリンピックで射撃の金メダルを取る夢を見てたコバちゃんが外されたのは、なぜだろう。 つーか、せっかくの2丁拳銃で、デカレッドばりのジュー・クンドー……もとい、ガン・カタへのオマージュを披露する日は、いつ来るのさ。 それこそ、悪い宇宙人が無限に湧く場面でないと魅せにくい特技なんだけどなぁ。 それと、『だぁ!だぁ!だぁ!』のママンが開発したようなエイリアン探知装置に対宇宙監視衛星と超科学を持ってるUDF、いっそ惑星バリアも作っちゃえばいいのにィ。

さて、スタジアムの駐車場でミズキ隊員に会ったスラン星人(相馬絢也)は、 警備員(小倉直紀)に化けて、2人の質問を「何も」の一言でゴマかしたのに、他を当たってみると車に戻った2人を異様なスピードで翻弄。 宇宙人が競技場を乗っ取ったことをバラしちゃいます。秘密にしておけば、お客を洗脳するとか空気感染するウィルスを撒くとか、色々作戦もとりやすかったろうに。 まぁ、侵略の為の下調べがまだで、容姿と言語くらいしか地球人の情報を知らず、やってきた治安維持要員(カイト達)で戦闘能力を調べたって可能性もあるけどネ。 しかし、某アルビノジョーカー(あるいはザ・ワン・イドロビア?)みたいに、上に張り付いてる時の警備員さんは怖かったっス。

姿が警備員であろうとも疑わしきは撃っちゃうカイト隊員。しかし壁走りまでしてのける警備員さんには当たらず、スラン星人が正体現した後は、バリアーで防がれてどうにもこうにも。 ダッシュアルファに戻り(もちろんシートベルトはシッカリ締めて)ビーム攻撃かましますが、“当たらなければどうという事はない”状態。市街地でミサイル撃つわけにもいかず片輪走行で相手の攻撃を避けるのがやっとです。 結局、UDF支部への連絡を最後に超音波兵器みたいなのを喰らって2人は気絶し。人質ごとダッシュアルファを取り込んだ競技場は、空飛ぶ円盤に変形して飛び立っちゃいました。ここまでスラン星人が舐めた行動とるのは、ファーストコンタクトの専門家でなければならないはずの精鋭ダッシュが、キチンと対処しなかったせいかもよ。

ダッシュマザーが発進し、ふしぎの海のナディア『宇宙へ…』みたいな雰囲気でスラン星の宇宙船に対峙したり、カイトが倒れてる床が透けてて、下に街やダッシュマザーが見えるシーンはワックワク。 これはもう、バリヤーVSバリヤー、そしてホーミングレーザーの撃ちあいが……と、思ったら今回の空中戦は先週に比べて少々パワーダウン。まぁ、毎回アレやってたら制作費もたないしね。 ところで2人のバイタルサインって、隊員服は今回もセンサーと発信機つきかぁ。

「だまされないで、私はもっと可愛いわよ」
怪しい微笑み浮かべてカイトに銃口向けるミズキ隊員A。あとから出てきて、ミズキ隊員Aの銃を打ち落とすミズキ隊員B。 すみません、しゃべらないミズキ隊員Aの方が可愛く……いや、本物に見えましたです。よく考えたら疑わしいほうが本物なんて王道展開してるほど、時間はなかったですな。

「地球は美しい星だ。だから我等スラン星人の第二の故郷とする事に決めた」
我々なら大地や空の悲鳴を止める事が出来ると、とってつけたような侵略理由を告げるスラン星人。 過ぎた文明のせいで地球自体が病に陥ってはいるけれど、人間はやがて過ちに気づけると反論するカイト。 元々論理のバックボーンが弱かったのか、地球式ディベートに慣れてなかったのか、スラン星人が地球人より優れている証明として、ダッシュマザーにビーム発射するスラン星人。 大地や空の悲鳴を止めたいんじゃないのかスラン星人。体力や軍事力の自慢をしにきただけなのかスラン星人。まだ原油が欲しいってな経済的理由や、選挙が近いって方が説得力あるぞい。

撃たれたら反撃するのが世の習い。「仲間がいるのに攻撃とは、見殺しか」反撃は予想してなかったらしく慌てるスラン星人。 ダッシュマザーの攻撃ポイントがビーム発射口に限られてるあたり、一応人間の盾は効いてます。とはいえ、N-ノーチラスに主砲撃たせて事態打開を計ったエレクトラさんや、アバレンジャー最終回、ドリルブッ刺してマホロとアバレイエローとブラックを救出すんのと、50歩100歩な無茶やってるのは確か。

「脱出のチャンスをつくってやるんだ」と隊長さんは攻撃理由を説明し、隊長は俺たちを信じているからだとカイトはスラン星人に向かって弁護してますが、「お前たちならやれると信じていたぞ」ってのは、戦隊にありがちのメインメンバーは絶対死なない法則だったりしますか、隊長さん。 ウルトラマンを身に宿した隊員のカテゴリーは、死に易い6人目って気がするのですが。ともかく唖然としちゃったスラン星人をほったらかし、ダッシュアルファに乗って空中へ脱出する、ミズキとカイト。あ、レバーを引いて、地上ギリギリで空中モードになるのはカッコ良かったかな。

ダッシュアルファが脱出する際、さり気無く山の造成地=ウルトラ広場(巨大戦を展開する場所)を見せておくのはいい配慮。 ただ、空飛ぶ円盤の落下場所が市街地に近すぎたのはちょっと……。お陰で落着地点から巨大化脱出したスラン星人の八つ当たりで、新築らしき家々が炎上。入ってる火災保険が宇宙人の攻撃は免責だったりしたら悲しい事態になってます。

これ以上、ふもとの街に近づけるなと隊長が叱咤激励したところで、元々飛ぶようには設計されてないアルファロメオは空ではドン亀なのか、あっさり撃墜。でんぐり返り落下してミズキ隊員は気絶。 ショーンとコバが乗るダッシュバード2も、エリーの先読み分析で、ゴッチューならぬ「ガッチャー」と一矢は報いたものの、毎週のお約束で墜落。 さすがは円盤の運転も火器管制も、作戦立案も宣戦布告も1人でこなしていたマルチな侵略者さん、巨大化してもスピードと戦闘力は落ちません。

しかーし、この星にはM78星雲の方向から来た、お節介な巨人が常駐してます。ミズキ隊員を草原に寝かせたあと、カイトは変身。 ショック和らげる為か、逆円盤投げのようにクルクル回転しながらダッシュバード2を受け止めて地上に下ろし、巨大戦開始。 連続でトンボ切ったり、ムーンサルトな技を決めたり、空中かかと落しといった身軽な戦闘を展開後、分身の術のような高速回転をはじめるスラン星人に、殴る蹴るの暴行受け、ビームをアチコチから撃たれ、カラータイマー点滅です。

ヘタりこんだ後、地面を見つめているから影でも見定めているのかと思ったら、マクシウムソード(いわゆるアイスラッガー)で全ての分身を切り払うという、ジュウタン爆撃みたいな技で危機脱出。 そして唐突に光を集め始め、振り向いてマクシウムカノン(いわゆるスペシウム光線)発射。スラン星人の爆死を見届け、助走つけて空の彼方へ飛び去るマックス。 影で潜伏先を見つけたのか、風に舞うホコリの動きで変装用の光学迷彩を見切ったのか、武道家のように心眼で気配を悟ったのか……スラン星人の居場所を察知した方法を、視聴者の想像に委ねるとは、さすがマックスです。

引きのコントは意識を取り戻したばかりで、フラフラのミズキ隊員に親切で肩を貸してたら、他のメンバーと合流した直後「1人で大丈夫よ、大丈夫なんだから」と払いのけられるという、ツンデレ・イベントに出合ってワケワカメなカイト隊員でございましたとさ。 ところで、特別に淹れてくれる美味しい珈琲(それもアイス?)は、夜明けのコーヒーってオヤジ発想の産物ですかい?

次回予告『出現、怪獣島!』。
伝説の怪獣島のシンボルが、なぜピグモンなのかは置いといて、レッドキングをはじめとして4大怪獣の大激突との事です。 もしかして、3話ごとに寝起きコントを入れ、似たような頻度で懐かしの怪獣ネタを入れるのがマックスクオリティなかもね。とりあえず怪獣同士のプロレスで、ン十年前は子供だった人たちは大喜び。個人的にはダッシュバードが気持ちよくかっ飛んでたので、満足かな。

『マックスボックス』今回は怪獣デザインコンテストのお知らせ。
応募しめきりまであとわずか(残り8日)。キミが考えた怪獣の絵・名前・特徴をハガキに描いて “108-8799 東京都高輪郵便局 私書箱11号『ウルトラマンマックス 怪獣デザインコンテスト』係 御中” 住所 氏名 年令 性別 電話番号も忘れずに……ってコトは、個人情報保護法の影響で、子供たちが送ったハガキのうち採用されなかった分は、焼却かシュレッダー処分ですなぁ。 しかし直後のCMが胸の谷間アップなトリンプのXグラマーって……あの、関西だけでしょうか。


7月22日
人民元切り上げの影響とか、ロンドンのテロとか、サンヨーオールスターといった、世間の話題に背を向けて……今日の私の関心事といえば、去年の冬に劇場版公開された別所哲也(通称ハムの人)が主演する大人の為のウルトラマン映画、『ULTRAMAN』のDVD販売&レンタル開始日ってコトでございます。

既に昨日の夜、大型量販店やレンタル店の棚に、フライングで並んでるのを見ちゃいましたが、同時に通販の発送しちゃったよメールも着たから今日まで私はお預け状態。 お陰で某イギリスの大ヒット魔法少年シリーズ物の最新作『混血のプリンス』以上に、昨日のネットは危険地帯でございました。 そりゃもう、メイキングや封入物のネタバレが……

よーし私も、1800円で買ってきた『ULTRAMAN NEXUS THE DUNAMIST』のネタばれ、しちゃうぞぉ〜。 実は瑞生が強かったのは武家の家柄(古武術の英才教育?)で、詩織 -メモリーズ- にはイカ先生というかシンジョウ隊員・影丸茂樹がっ! ところで尾白が17歳ってのは誤植やろ。 あと、保呂草さんが林康文になってるのはウルトラ用芸名ですかい?(仮面ライダーでは林泰文で怪人演ってるから、特撮履歴を消す為とも思えんがなぁ)


7月21日
夏休みの日記を、後でまとめて書こうとすると、天気のコトやら大きなニュースを書き漏らしてしまって、全てが創作になっちゃったりするのは、良くある話し……って、え? 普通はそんな事無いって? まぁ、その、今日から毎日コツコツと書けばいい話なんだけどネ。

夏休みの日記って、読者が3人しかいないんだよなぁ。書いた本人と、“仕事”として義務で読んでくれる先生、あとは家の恥部をさらさないよう希に片親が検閲目的で目を通すくらい。それも読みたくて読んでくれる人じゃないから、書く張り合いってモンがありません。

いっそ日記をブログとして書いてみるってのは、どうでしょうか。義務教育じゃ無理だけど高校生ブログコンテストなんてのも、あるらしいッスよ。 他人が読んで楽しめる文章を書いたり、写真や絵で楽しませようって心構えは、宿題として日記書くより、人生の役に立つはず。 個人的な事は書けないけど、先生や親も監視目的だけに日記読むのは辛かろうしね。


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