一言半日記 2005 2_21〜2_28

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 新しい気象衛星○○○○?  マジレンジャー ステージ.3 仮面ライダー響鬼・五之巻  ウルトラマンネクサスEp21  舌禍で話題の元作家知事がいる  東京だからバーガーバーは…  携帯ゲーム機にはドット欠けはつきもの?  個人情報と刃物  カセットってフランス語だったのか
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2月28日
通信系統になんかあって打ち上げが遅れていたH2Aロケット、打ち上げ成功してたんですねぇ。 最近ミスって爆発するわ、有人飛行じゃ中国に先を越されるわと、不景気な話題ばかりだった日本の宇宙産業も、やっと汚名返上。JAXAに代わり打ち上げをした「ロケットシステム」えらいって書いとくべきかな。

真に名誉挽回となったのかがわかる3月8日に、 気象衛星ひまわりの後継機(MTSAT−1R)の正式な愛称が決まると思われます。 お役所っぽく“前例”に従ってひまわり6号になるのか、はたまた別の名前なのか。打ち上げた半島の名から取った「おおすみ」以来の伝統として、“ひらがな”なのは確実だけど。

スタジアムの命名権みたいに、年単位で企業に売ったりは出来ないのかなぁ。NHKまでもが天気予報で、全国的に商品名や企業名を毎日言うんですよ? 赤字解消に結構貢献しそうなんだけどなぁ。 予算不足を自力カバーする気骨と自由の宇宙開発って、ステキだと思うんだけどなぁ。


2月27日
今年はオリンピックの無い年だから、2月は明日でもう終わり。北半球なら寒さ厳しい時期だけど、OPロケのニュージーランドじゃ夏も佳境だったりするのかなぁ。 それじゃ行ってみよ〜 南半球だの海辺だのと季節感無視の、スーパーミュージカルアワ〜

魔法戦隊マジレンジャー ステージ3『魔竜に乗れ〜マージ・ジルマ・ジンガ〜』
早朝の森をジョギング中の青年が、ムチの音に驚き立ち止まります。ヤンクミが流行らせたっぽい赤いジャージの足元を、赤いムチが叩いた直後……地下から出てきた巨大イソギンチャクがパっクンむしゃむしゃ。 ジョギングシューズだけが土中からポイッ。こ、怖いアバンタイトルです。一瞬、24時間ばかりタイムスリップしたかと思いましたよ。ネクサスのバグバズンVSらんまる(犬)に、こんなシーンあったよね?

しかし3週間も引っぱった“マンドラ坊や”を、OPでバラしますか〜。いや、テロップチェックしている方が悪いのか。 役名のない前田輝はAパートで襲われてた子役さんだよねぇ。須永千重・榎本由希・辻しのぶ(デカのEp28)のお3方は、スーパーで“何人も行方不明者が出た化物が棲む森”ってウワサ話してた主婦だし……アバンタイトルの青年と、Bパートの赤リュックの女性は、スーツアクターさんの顔出し演技だったのかなぁ。

ともかく……水色のジャケット着たまま買い出しにきた次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)が、森の不気味なウワサをゲット。 食料品をしまった後、階段上り口の壁から魔法の部屋の暖炉前へ抜けたら……ハチマキにサッシ用ブラシを刺した長男・蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)と鉢合わせ。 胸VS胸板に抗議する間もなく、「ほうら、はいコレ」と腰に掃除の7つ道具な蒔人に、緑のバケツと雑巾渡される麗。もちろん聞き込んだ噂話をするヒマはありません。 「何やってんの」当然の疑問に「大掃除!」と胸張って応える蒔人によれば、お母さんが使っていた魔法部屋の秘密探しも兼ねてるようです。初七日は彼らが仏教徒かどうか解らないので詮索はパス。まぁ……遺産手続きは済んだっぽいねぇ。

羽ばたいて逃げたがる本を捕まえ、ホコリを拭いてた長女・芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)に 「あ、麗ちゃん、チョトそのドア開けてみて」と頼まれ素直に開ける麗。波の音と共に海水かぶってビッショビショ。 さっきは凄く暑いところに繋がっていた。開けるたびに変な所へ繋がってる(ハウル?)と、後から教える芳香ちゃん。 扉を閉めたら濡れたはずの服は乾いてて、致命的ダメージ等は無さそうですが、何気にヒドいお姉ちゃんです。 ……実際の撮影では冬のド最中に濡れネズミ。水の魔法使いは辛いねぇ。

次男・翼(マジイエロー 演・松本寛也)は、雑巾片手にヘッドホンしたまま鏡で髪を整えてます。 ゴミかご押してる蒔人に、こっちを手伝えと声かけられても気づきません。て……近づいても鏡に映らない蒔人は無自覚なヴァンパイアかい?  勝手に動き出した鏡像がジェスチャーで、ヘッドホン外せと警告してますが間に合わず「コラ、翼。聞いてんのかー!!」蒔人のカミナリが雷の魔法使いにピッシャーン。 サボってんじゃないぞーと立ち去る兄ちゃんを見送る顔も、指差して本体を笑う鏡像も……やっぱ、波多陽区のイトコに見えるなぁ。

ステンドグラス磨きをサボって兄に叱られてた三男・魁(マジレッド 演・橋本淳)は、 懲りずにハッパがポリポリと蕾を掻いてる謎の植木に興味津々近づきます。 「なんだこれ」と引き抜いたらば、顔のある人型ダイコン。 しかも目を開くなり画面が揺れるほどの悲鳴を上げます。ヘッドホンして鏡拭いてた翼をのぞいて、バタバタ倒れる小津兄弟。 特にゴミカゴに上半身つっこみ、そのまま滑ってのける蒔人……体張ってますなぁ、マジに。

「え…どしたの、みんな」首をかしげる翼以外は耳を押さえて植木鉢の前へ。 「いやいやいやいや…失礼しましたでございますです」 引き抜かれると悲しくて悲鳴を上げると、まず言い訳から入る鉢植え君(声 比嘉久美子)。 その声を聞くと普通は生きていられないのに「さすがマジレンジャーの皆々様、いやいや〜」とゴマスリと注意事項を同時に語り「ボクちん、マンドラ坊やでございますです」と3週目にして自己紹介。

ここまでやるなら、絞首刑になった罪人の最後の○○がどーのとか、新月の夜に身代わりの犬にひっこ抜かせるとか、 ワインで沐浴させて絹の服着せるとか、予言をするとか、1枚の金貨を2枚に増やすとか……そっか、女手一つで5兄弟を育てた深雪ママ(マジマザー)は、マンドラ坊やを使ったニュージーランド金貨増殖で養ってたのか〜  もし万が一、採取方法が『魔物語 愛しのベティ 』方法だったら……ああ、妄想が止まりまへ〜ん。

お世話になったお母様の遺言で、 マジトピアの事を色々教えて差し上げるよう、申し付かってたハズのマンドラ坊や。 今日まで沈黙していた理由は「僕ちん、気まぐれなんでござりますです」いや、多分ケロちゃん(CCさくら)と同じで寝ぼすけ恋ナスだな、絶対。 そんな001みたいなマンドラ坊やに、何を教えてくれるんだと詰め寄る蒔人。 「まずはお近づきのシルシに、一曲でございますです」応えて鉢ごと動き出し、 蓄音機を動員する鉢植えによるミュージカルショー開始。驚いてる4人の中で、魁だけは最初からニッコニコ。一番近くでマンドラゴラの絶叫聞いちゃったからなぁ……脳が少々おかしくなったんだね。

マンドラ坊や歌の内容は、昔マジトピアを築き上げた5人の偉大な魔法使いの伝説。
大地のように揺ぎ無く皆を支える寛容の色「緑の魔法使い♪」と蒔人のペンダントを光らせウィンクしてみせるマンドラ坊や……演出的には一番地味です。

風の様に爽やかに夢を運ぶ希望の色……ってな意味の英文を、芳香の周りに羽ペン浮かべて光で書いたあと「桃色の魔法使い♪」とペンダントを光らせる際、芳香ちゃんの胸を覗いている様に見えるのは、心が汚れた大きいお友達だけではない、と思ふ……。

水の様に清らかに癒しを与える慈愛の色「青の魔法使い♪」 麗ちゃんの手を取って周囲を水色のキラメキで少女漫画演出しながらクルクル踊るマンドラ坊や。くぉの〜、腕に飛び込んで胸に頬ずりとはっ……正直言って羨ましい(手踊り人形を操作してる人がネ)。

稲妻の様に閃いて知恵を授ける叡智の色「黄色の魔法使い♪」 シャンデリアにひらりと乗って葉っぱ振ってバンジ〜 テーブルスレスレで本を躍らせるマンドラ坊や……男には接触しないんだなぁ(股間には何もついてないクセに、やっぱオスだねぇ)

炎の様に元気良く心を燃やす情熱の色「赤の魔法使い♪」 火の灯ったキャンドルと一緒にクネクネ踊り、炎でボン(マグネシウムだ!)黒コゲになったあとプルプルと煤を落したマンドラ坊やは、蜀台と本を連れてテーブルを練り歩きながら 「先陣切って突っ走る勇猛果敢な赤い色、青黄桃と続き出て〜“最後に控えし緑色”」と他の4本のバナー(旗)を飛ばしたりしてるのに、緑だけは指差すだけ。 5人がそれぞれ勇気をもって役割を果たせば出来ない事など何もないっ! と本や場なーを片した後、4人は「なんかカッコイー」と拍手して喜んでますが、長兄は首傾げてます。

歌い終えて、馬車と馬で雲上を駆けるフレスコ画を示したマンドラ坊やに蒔人は詰め寄り「ちょっと待て。おい、兄ちゃんは何だっけ?!」 マンドラ坊やは“最後に控えし緑色”を繰り返し「ずるいぞ魁! 何で長男の兄ちゃんが最後で末っ子のお前が先頭なんだよ!」と蒔人の不満は末弟へ。 売り言葉に買い言葉「蒔人ニイちゃんは、さ・い・ご。びり、ドンケツ」 調子に乗った魁は「マジレンジャーの隊長は俺って事だな」と腕組み。これは……メインターゲット層の『弟妹がやってきてピーンチ、そして赤ちゃん返り』ってなお悩みにジャストフィットなテーマ……かな。

両親に代わり長男として皆を引っ張っていく責任があるとアピールする蒔人ですが、 4人に熱意は伝わりません。間が悪い事に麗たちのマージフォンにインフェルシアからの侵入反応が。 「よーし」気合入れた直後に「行くぜみんな!」と魁に号令を取られる蒔人「おい、ちょっと待て!」リーダー談義が決着する前に出撃。指揮系統の乱れから起きる、先の波乱が目に浮かぶ〜

ムチの音に追われて逃げているのはランドセルの小学生。森に入った動機は肝試しですかねぇ。 踊る朽葉と土煙が迫り、盛り上がる地面に足を取られた時「危ない!」フードつき黒マントの蒔人が小学生を横抱きにしてゴロゴロ。地面から顔を出したイソギンチャクみたいな冥獣は空振りのまま再び地底へ。 そして驚く5人の前に赤ムチ持った口を効ける小隊長クラスの戦闘員が出てきます。いきなり要救助者より敵に意識がいっちゃう蒔人に代わり「早く逃げて」と麗が小学生を避難誘導。 しかもタイミングを逃しているうちに「魔法変身だ!」と魁が変身指示。イイとこ取られまくりの蒔人兄ちゃんは目をむきながら、なんとか黒マントをバサっと脱ぎ捨て、中央へ。

「邪魔をするな!」5分割変身に短縮名乗りのマジレンジャーに対抗するため「ゾビルー!」と手下を呼び出す小隊長。 「あのゴッツイのがボスだ!」得々と指差すマジグリーンに「見りゃ解るよ」と冷静突っ込みのマジイエロー。 「いいか、あのボスは兄ちゃんが倒す。お前たちは」と役割分担中に、マジスティックソード構えたマジレッドは小隊長にむかって突撃してます。 「ちょっと待てー」遅れて後を追うマジグリーン。もう戦列メタメタ。ブンターにクズども呼ばわりされても文句言えないな〜、こりゃ。

戦術ではダメでもチャンバラは上手いマジレッド、槍対剣のバトルは魅せますねぇ。混戦の中、蹴りがきれいに決まるマジイエロー、動いてる間はナニも気になりません。 投げ技でがんばるマジピンク(今日は変身なかったね)。マジブルーも体さばきと素手でバトル。グリーンもなぜか蹴り主体。ザコ戦闘員相手ではねマジスティックを変化させる魔力が惜しいって事ですかい?

さて、リーチの差か、いつしかマジレッドは追い詰められ、次のひと突きでお星様なピンチを迎えます。 そこへマジスティックアックスを手に、小隊長の左肩に一撃食らわすグリーン乱入。 しかしカッコよかったのはココまで「兄ちゃんの言う事を聞け! お前の敵はあっちだろ」助け起すというより襟元掴んで説教モードのマジグリーン。 「兄ちゃんこそ下がってろ、“最後に控えし緑色”なんだろ」無視して前へ出るレッド。 「弟のクセに生意気だー」「んあー、何だよ!」肩の小突きあいから額の突合せへとエスカレートする兄弟ゲンカ。 「あー、戦闘中にケンカしてるー」お母さんにでも言いつけそうなピンクの言葉で事態に気づき「なにやってんだ、2人とも!」怒鳴るイエロー(実質リーダー?)。

その間にゾビル(手下)を回りに集める小隊長。一斉に突撃とか、投げ斧でもするのかと思ったら……ポンポンと部下を投げて足場にし、そこからジャンプ攻撃て……あかん、この小隊長、堤会長並のアホや。 もっともアホぶりでは小隊長に勝るとも劣らないマジグリーン。「魁、お前の肩貸せ」レッドの肩に登ってジャンプ攻撃で対抗……する前に、 「何すんだよっ」と払い落とされ地面に倒れ、小隊長にクリティカルヒット喰らいそうになっちゃいます。 「マジスティックボウガン!」危機を救ったのはイエロー。カウンターで利き腕の肩に矢を受けた小隊長は実質戦闘不能。 後方のザコを片付けた4人がグリーンの周囲に陣を敷き、不利を悟ったインフェルシア勢は退却しました。

深追いするレッドに引きずられるように追撃開始する4人から外れて、木陰から見ている小学生のフォローに回るのは癒しの色ことマジブルー。 「マジーネ」と変身解いて「もう大丈夫だよ」……え、いいの? 響鬼といい今年のヒーローは少年へのガードが甘いなぁ。まぁ、駆けつけた時、すでに変身を見られてるけどさ〜。
「おねえちゃんたち魔法使いなの?」と聞く少年の唇に、そっと人差し指当てて「秘密だよ」と眩しい笑顔の麗ちゃん。 こりゃMPのピッカリ携帯より強力だわ……。

「んあー、見失ったぜ!」一方、追撃していた4人は森でキョロキョロ。落胆しながら「マジーネ」と変身解除。 その直後「魁っ! なんで兄ちゃんに言われた通りにしないんだ!」突然始まる蒔人の鉄拳制裁。もちろん大人しく殴られたままの魁じゃありません。たちまち2人は取っ組み合いの大ゲンカ。 仲裁しようとした芳香は振り払われて「どうしよう翼ちゃん」とオロオロですが、「ほっとけよ、芳姉」アホらし、先帰ってるぜと次男はご帰宅。 ケンカしていた2人は 「兄ちゃん兄ちゃんって、煩いんだよっ。長男だからってエラそうに命令すんなっ」 「待て、魁。兄ちゃんはなっ……んあーっ、もう。勝手にしろ」 捨てゼリフと共に真反対へと歩き出しちゃいます。うーん、家は同じなのにどこへ?

さて、地底冥府インフェルシアでは、ゾビル部屋で命がけのケンカが起きてました。 肩を怪我して戻った小隊長に襲い掛かり「よこせー」と奪ったムチを振るう別の小隊長。 なんと怪我した同僚を下へ蹴り落しちゃいます。そこには朝からパンク少女幹部・ナイ(演・ほらん千秋)とゴスロリ少女幹部・メア(演・北神朋美)が〜 日曜朝から目の保養v 「手負いのハイゾビルなんて用無しよ」「ようなしよ〜」とにかく可愛い2人の頭の上に落ちなくて良かった〜  2人に『えいっ』と蹴られたハイゾビルは転がって、 凱力大将ブランケン(声 江川央生)の前へ。

「えーい、弱き者は屍となり、より強き者、より残忍な者だけが生き残る。それがインフェルシアの掟だ!」 怪我したハイゾビルのハラに大剣ぶっさし、頭の上へと高々とさし上げ、青い鬼火で焼き尽くしながらた演説ぶちかますブランケン。 顔を見合わせてくすくす笑いで賛同するナイとメアが、もうラブリーで……あ、話がズレた。 「力こそ全て」と呟く魔導騎士ウルザード(演・磯部勉)に「お前の魔導陣で、あのハイゾビルを忌々しい地上へ送り込め!」と命じるブランケン。 「わかっている」上を見上げるウルザード……雪の結晶が刺さったわき腹はもう完治したのかな。

CM明けは緑のアイキャッチ。Bパートは畑を耕す蒔人兄ちゃんから開始です 「俺は母さんに誓ったんだ。長男の俺が皆を引っぱっていくって」 しかし腹立ち紛れにふるう鍬は変な角度で土に刺さり、力任せに抜いたら柄だけがスッポーン。そのまま大地に転がり、青空を切なく見上げるお兄ちゃん。 いやぁ、牛マークの農作業用エプロンもスゴイが案外広い農園の名が『アニキ農場』(模型の野菜でデコレーション看板)ってのはどうかと……小津農場じゃ、都合悪いのかな? 

「なのになぜ、兄ちゃんについてこないんだ」溜息ついてる蒔人を「イチゴ食べる?」と笑顔で覗き込むのはカゴを手にした芳香ちゃん。 どこからイチゴをと聞かれて「そこに生ってたの」と指差したのはアニキ農園の一角。丹精込めたイチゴを勝手に収穫されて文句言いたげな蒔人兄ちゃん。それよりこの時期の路地物イチゴでこの赤さって点に一コト言いたいぞ、視聴者は。  これはもう目に見えない魔法温室が冷たい風を遮断し霜を防ぎ、地熱と日光を集約させ、ナメクジとアリをカラスを寄せ付けない結界を張ってると思うしか……便利だなぁ、魔法って。

魁は左頬をなでながら「蒔人兄ちゃん……イヤっつー程殴りやがって」森の一角に広がった池の淵を散策中、 ハイカーの悲鳴を聞きつけて駆け出します。 新任のハイゾビル(小隊長)とゾビルご一行に追われていた赤いリュックのお姉さんを、背中に庇って逃がした魁は「勇猛果敢と謳われた赤の魔法使いの力、見せてやる」と走りながら変身(マジスティックソード装備済み)。 しかし赤いムチが振られると同時に、レッドの背後に大きく育ったイソギンチャク……いや、ウミユリ状の怪物がこんにちは。 ぐぐーっと降りてくる怪物の口を見上げて「うわわわわっ」えーっと、第2話に続いて食われちゃったかな?

その頃「あーむっ このイチゴ甘ーい」と赤い実食べてる芳香ちゃん。朝からイチゴを食べる妙齢の女性の唇のアップを見せるとは、やりおるの〜(いや、心清らかなれば、こ、この程度の暗喩など恐れるに足りずぅ〜)。 勝手に摘んで食べるなと渋い顔の蒔人ですが、出来を褒められれば思わず顔がほころびます。 「まぁな、去年は失敗したけど…今年は土変えたからな」畑の土が良くなきゃ美味しく出来ない 「なんたってイチゴはわがままだからな。兄ちゃんがちゃんと手をかけて育ててやらないと、ちゃんと赤くはならないんだ」と愛しげにイチゴを見つめます。

「ふーん、なんか魁ちゃんみたいだね」何気ない芳香の一言に、自分の役割を悟る兄。 そうか、アイツはワガママなイチゴなんだ。真っ赤に育てるのが畑の役目、兄ちゃんとしての俺の役目。 「そういう事なんだよ芳香、あはははは」突然ハイになるのはいいけれど、 ヘタごと食うなよ蒔人兄ちゃん、いくら無農薬でも喉に引っ掛かるだろうに。そんなイチゴ狩り風景を邪魔する、マージフォンの緊急コール。

駆けつけてみれば、まだ食べられてなかったマジレッドですが、大きい相手に大苦戦。剣を飛ばされ絶体絶命。 そこへアックス振りかぶって飛び込むマジグリーン。冥獣を退散させると、爽やかにレッドを助け起します。 「ほっとけよ、アニキ面はもういいよっ」拗ねたレッドに手を払われても 「あっはっはっはっ、まァそう言うな」と肩をポン「行くぞ、魁」 「なんだよ、また俺に踏み台になれって言うのかよ」文句タラタラの弟に 「そうじゃない」と爽やかに指を振って見せ、肩をガシっ「お前は真っ赤な苺だ! そして兄ちゃんは畑だぁー」 完全にイっちゃったテンションで「だいちのようにぃゆるぎなくぅ〜」 調子っぱずれに歌いながらアックス揮う狂戦士っぷりな『いつも張り切ってるお兄ちゃん』……張り切りすぎ。

さて、今度のハイゾビルは部下を信用するお利口さん。ほえ声ひとつでゾビルピラミッドを作らせて、前回のハイゾビルとは比べ物にならないジャンプ攻撃を仕掛けてきます。 「なんのー。魁、兄ちゃんを踏み台にしろー!」さぁ、来い! とマジグリーンはピンクが変身したボールを飛ばす要領で、アックスに乗せたレッドを空高く投げ上げます。 壮絶な空中戦は剣の間合に飛び込んだレッドが、両足キックでフィニッシュ。 「やったな魁!」屈託なく弟を褒めるマジグリーンと拳で挨拶。 「出来の悪い弟を一人前のイチゴにするために大地に徹する、それって勇気だよね?」いや、芳香姉ちゃん、それ違うと思う。

「イェイッ!」と両手ピースのピンク見て「はぁ?」「ん?」と首かしげていたブルーとイエローも、 「よし、今だ魁」「よーし、空中ブランコに変われ、ジルマ・マジーロ」と、土からひし形の模様をペイントした(予告では塗装剥げかサビだと思ってました)バーを練成する末弟をみたら、 疑問は棚上げ『マジ・トラピーズ』と声を合わせ、イリュージョンな戦闘へとなだれ込みます。ついでに、ブランコを支えるワイヤーが、どこから下がっているのかって疑問も棚上げ〜

まずはイエローが空中からマジスティックボウガンの乱れうち。 つぎにピンクとブルーがツインキックで残ったゾビルを片付けます。 一人別の形の(足を入れるバーつき)にぶら下がったマジグリーンは「来い、魁!」と弟が手に持つ剣でケガしそうな体勢でレッドを中継。 マジレッドは「マジ・トラピーズ・スペシャル・(聞き取れない)・クラッシュ!」とクルクル回転斬り。ハイゾビルは爆発してしまいました。 下の2人が飛び上がって喜んで、末弟と長兄が抱きあって、ピンクが仲間はずれになったり「パンザーイ」していると……

地響き共に、あのウミユリもどきが団体さんでお出ましです。 「あれが化物ミミズの正体か!」「操るヤツがいなくなって暴れ始めたんだ」もしかして、ハイゾビルと冥獣のカンケイって、怪童子&怪姫と魔化魍のカンケイ? いや、それより右肩負傷したハイゾビルが撤退していた時は、なんでワームは暴れださなかったんだい?

レッドが冥獣ワームを睨んでいる後ろで、グリーン達のマージフォンに新しい呪文が着信。 「お兄ちゃんの勇気に、魔法が応えたのよ」だから芳香ちゃん、それは勇気と違うって。包容力とか忍耐とか……ま、いっか。

「よし、俺たちもマジマジンだ」『我等、マジンとなれ。魔法大変身マージ・マジ・マジカ』5人が巨大化した直後、 マジフェニックスの後ろで光り始める4兄弟「あれ?」驚いてふり向くレッドちゃん、1話に続いて2度目の仲間はずれだね。 『我等伝説の竜となれ。魔竜合体マージ・ジルマ・ジンガ』 ナレーション・玄田哲章の声を背景に空中に浮かび上がった金の魔方陣の元、 変形合体の4体。グリーンがボディ、尾っぽがブルー(妄想するとチト卑猥な位置だな〜)羽はイエロー、そしてピンクは折れて頭部に…… 中国雑技団もビックリのアクロバティック合体です。

「スゲー、ドラゴンだぁ。乗れって言うのか?」見上げるマジフェニックスの言葉に吠え声で答える竜。 「あ、アレはもしかして、伝説のドラゴン・マジドラゴンでござりますですか。 僕ちん今、猛烈に感激しちゃってるでございますですぅ」おーい、マンドラ坊や、鏡見て感激するヒマがあったら、元は人間で知能が高いハズのドラゴンが、吠え声とゼスチャーでしかマジフェニックスと意思疎通できない点について、解説してくれ〜。

ともかく、宙返りして背に乗ったマジフェニックスと乗られたマジドラゴンは、初飛行のせいかバランス崩してワタワタワタ。 しかし何本くらいのワイヤーで吊ってるんですかねぇ、低空飛行時のマジドラゴン。 対するワームも8本首のヒドラだし、セットの上はワイヤーがクモの巣のように縦横無尽かな。 いやぁ、操演さん大活躍。吊り主体の合成を廃した特撮戦闘シーン。なんとも懐かしい……怪獣映画テイストです。

紫の火を吹く冥獣ワーム。その爆発と煙の中からぐわっと出てくる無傷のマジドラゴン。 すれ違い様にマジフェニックスが振った剣で、うねるワームの首が3本ばかりポーン。 空中ターンと、対空砲火……いや吐火を避けるシーンはさすがにCG。 ともかくドラゴンブレスで残る3本の首を焼き、再度空中ターンのマジドラゴン。 「よっしゃトドメだな」頷く魔竜に応え、剣を収め空中へ飛び出すマジフェニックス 「決めるぜ、マジカル・ドラゴン・シュート!」竜が吐き出した火球を蹴りで加速する技で、大半の首がオネンネしている冥獣ワームを撃破。 ゆったり着地して「チェックメイト」やったぜ! 兄ちゃん、姉ちゃんと、拳振り上げても答えるのは男女の声が折り重なったような咆哮だけ。しゃべれない竜って物足りないなぁ。

そして再び、麗ちゃんの食料買出しスーパーマーケット情報網〜
「知ってる? あの森の化物退治されたんですって」そりゃ、派手にドンパチやったもんなぁ 「ウワサでは、魔法使いがやっつけたって」「魔法使い?」そのニュースソースはハイカーかな、小学生かな。 ともかく主婦たちの話を立ち聞きして、晴れやかな笑顔の麗ちゃん。

「で、結局マジレンジャーの隊長は、誰になったのでござりまするか?」 魔法の部屋では要らん波風立てたがるマンドラ坊やの一言に、その気になって椅子にふんぞり返る末弟・魁「そりゃ、やっぱ俺っしょ」  当然抗議の蒔人兄ちゃん「ちょっと待て、兄ちゃんは認めないぞ」 俺はイチゴだって言ったじゃんかと訴える魁を「イチゴはイチゴであって隊長ではない」とバッサリ。 呆れる翼たちをよそに2人の議論はポイントをズラしながら続きます。 「イチゴは食えるんだぞ、畑は食えねーだろ」「畑だって食えるかも知れないだろ」 「じゃ、食ってみろよ」うーん、観音土(土に見える藻類)で出来た畑なら、食えるかもなぁ……

「ねぇ、みんな聞いて。あたしずっと考えてたんだけど、私たちの魔法もっとみんなの役に立てられないかな?」 戻ってきた麗の提案で、鼻ツマミ合戦に発展していた兄弟バトルは一時休戦『どういう事?』

インフェルシアが起す悪い事件の被害者を少しでも減らして皆を守りたいという麗の願いに答え 「それなら、魔法110番でござりますですよ」翼の肩を踏み台に、例の鏡の前へ飛んでくマンドラ坊や。 「このメンメの鏡でインフェルシアの悪事に苦しむ街の人々の声を聞くでござりますですぅ」 エスパー魔美みたいに心の悲鳴に反応する鏡……かなぁ。

「どう、隊長?」同意を求める芳香に、ふり向いた魁は当然のことの様に長兄に同意を求めます「どうよ、蒔人兄ちゃん?」 その自然な流れに「いいじゃないか」力強く応える長兄「やろう」。 4人も頷き「よーし、やるぞー」盛り上がりまくる赤と緑。ほらお前たちもと強制されて『やるぞー』の女性2人と、不承不承「お、お〜」な翼で、今週は引き!

呪文紹介コーナー(3度目にしてジャックされました)
マンドラ坊やの周りを囲む青黄緑桃が『マージ・ジルマ・ジンガ』 「四人のマジマジンが」「魔竜合体」「伝説のマジドラゴンになるぞ」「ぃやっほー」『イェーイ』としゃべるダイコンの上でハイタッチ。 「僕チンのコーナーでございまするです!」抗議するマンドラ坊やを引っつかみ、 「俺もドラゴンになりてぇえー」またも抜きそうなになってる魁……ご近所迷惑だからやめようよ、ね?

次回予告 ステージ4『魔神の王様〜マージ・ジルマ・マジ・ジンガ〜』
「周りを良く見て行動しろって、いつも言ってるでしょ!」次週は大人しい系次女・麗ちゃんのブチ切れ暴走編。冥獣コカリトスの前へ飛びだしカチンコチン 「今度は俺がちぃ姉を助ける!」と魁の奮起に応じて5話目にして合体ロボ登場! といっても響鬼ジャンクション直後のCMで、合体シーンは既に今週からバッチりと……手回し良すぎですよバンダイさん。

そしてマジマジンCM開始。春休みからWマジンキャンペーン実施!パッケージをとっておいてね。とかなんとかテロップが出てましたが……セーラームーンでやったようなゴールデンウイークコンサートだったら、マジ嬉しいなぁ。ナイとメアがゲスト出演したら雲に乗る様な……いや、インフェルシアの最深部に堕ちるような幸せだぁ。

仮面ライダー響鬼・五之巻『熔ける海』(ラテ欄タイトル『熔ける海』)
「鬼に変わる男の人と出会い、何かが変わってきました」高校受験を目前にした安達明日夢(演 栩原楽人)のナレーションと、寅さん記念館なんて看板が、東京の下町らしさをかもしだす通学風景から始まった今週。 うおわっ、『輝』(OP)に女性のスキャットが入ってるよ〜

EDも寅さんが出てきそうな葛飾柴又で、最後は駆け出すヒビキ(演 細川茂樹)サンに変わってたし……これが毎回変わるサプライズってヤツですか。どこが変わったのかビデオで繰り返し見ないとわからないブレイドOP(ほとんど間違い探しのノリ)に比べるとわかりやす〜い変化です。

♪ 出会いはいつも 不思議なもんさ  さ、さ、さ、さ (あは) 早速再会驚いた〜
犬の散歩にハトにエサやりと、おじさん達が徘徊する、夕方の土手を歩きながら……歌うヒビキと学校のことを話す明日夢。甘味処『たちばな』から塾に向かった持田ひとみ(演 森江梨佳)について 「少年の彼女なの?」なんて聞かれた明日無がごまかしたように、奥多摩の土産話もひとみちゃんには適当にゴマかしたんだろうなぁ。

「中3というとさ、猛烈に受験勉強中?」何気にジャスミンを思い出す口調で話題をフリながら、 個人名覚えるのがアレで学校の偏差値にもウトそうなヒビキさん。 水曜以外は塾に通う受験前の明日夢に、とんでもないもん(化物との戦い)見せたと案じてますが、それは立花香須実(演 蒲生麻由)達にフォローを勧められたから?  いつしか相談はテキトーな精神論へ。それでもヒビキさんLoveの明日夢くんは、また会えたから頑張れる気がしてきたとニコニコ。「鍛えてきます」「じゃ」で別れます。

帰宅後も、母親・ 安達郁子(演 水木薫)が「頭の良くなるオカズ」(芋の煮っ転がしとハンバーグが?)作る間、問題集を広げ今まで見たことのないヤル気を出してる明日夢くん。 次に『たちばな』へ行くのは合格の報告って決意固める息子を「妙にカッコつけちゃってんじゃん」とからかった後、 「おかあさんが代わりに息抜きに行ってあげるから」って……郁子ママ、別れた旦那似のヒビキさんを、やはり狙っておいでですか。 どころで背景のニュース(佐々木正洋 木下容子)のチーズケーキって覚えておいたほうがいい伏線……?

学校の廊下をモップで拭きながら走る明日夢にカットインする黒板は2/7。塾・上智スクールでの日程確認が10日(三年模試?)。 チョコとコンパス置いた机の上のカレンダーが14日(バレンタインデー目標3つ…ひとみ・母親・あと誰だ?)……3日ずつワープする明日夢の日常生活と、 洗車・ランニング(鍛えてますねぇ)・魔化魍のおさらいやってるヒビキさんの日常(多分オフ)が、交互に映るのがイイ感じ。 お陰で『猛士 関東支部シフト表 2005年2月』をコタツで確認するヒーローとサポート要員を普通の絵として受け止めてしまいましたが……一枚目だけで11人。 関東には何人の鬼がいるんだよ(20人くらい?)。だとすると魔化魍の出現頻度って……怖い考えになってしまった(あぅ〜)。

「昔に比べて鬼のなり手が減ったのは支える側である私たちの責任でもある」 なんて謝るおやっさん・立花勢知郎(演 下條アトム ) に「何で俺には弟子がいないんだ?」と聞くヒビキさん。何やら伝統芸能の後継者問題みたいですなぁ。 適当にごまかして頷いてますが、ヒビキさんが言うとおりアウトローでロンリー系、ローンレンジャーでタフ&クール(自称)な性格のせいかな。 商売モノのキビダンゴをツマもうとするヒビキの手を、ピシャッと叩いてサキュバスに変身しそうな勢いで睨んだり、 不適当な発言に咳払いしたりする香須実ちゃんも「やはりお手本はムリか」と諦めてます。

そういうのが得意な正統派、若いのに弟子を取ってるイブキくん(渋江譲二…少し演技、上達した?)は、今週やっと顔見せです。 ラッパが着メロの携帯ってのはどうかと思いますが「ディスクメンテも入れすぎくらいが丁度いい」とローソン前でローテーションの話をしている時に、 何の因果か郁子ママと接近遭遇。「何か?」「すごいカッコイイから」「ありがと」 ……別れた旦那とまたそっくり「よーしがんばるぞー」と手にした袋をギュムーとやって 「あ、あたしの肉マンが。やだぁ」な郁子ママ。デート中だったから奥多摩の時は「ハラホロヒレはレ〜」とヒビキさんの調子が狂ったとか言ってますが、 調子が狂ってるのはアナタでは?  そんな事より、別れた旦那含めて似た人がこれで3人目になったママさん。これって去年の今ごろメインキャストが全部同じに見えた……ブレイドネタ?

うきうきママと反比例して、綾先生(水木ゆうな・あだ名はアヤヤ)に「気を抜いたら落ちちゃう」と言われた明日夢はショボーン……。 『城北』志望の横田(山口裕次郎)の言葉や『日の出』に推薦されたスズキミカコ(屋上のジャンケンは勝ち負けの象徴?)、図書館で勉強している克典(鈴木祐真)やひとみの姿に萎縮して、いつしか明日夢の自転車は、半月後の受験を待たずに『たちばな』前へ…… いや、それより普通の大人の人と違って“いいかんじ”のヒビキさんに会ってチアリーディングやハイMD買い換えの相談したというひとみちゃんが、紀子ちゃん(藤枝由似?)と見ていたグルメ雑誌に載ってた 「芋長? 知らないけど」の芋ヨーカンって……カーレンジャーのボーゾック?

受験生も大変だけど3週間のインターバルが1週間になっちゃったヒビキさんも大変です。 丸首スウェットでコタツで寛いでる時も、コピー誌に見える週刊誌の『先の見えない中学生たち』ってな記事広げたおやっさんに「いい目をしてたな」なんて明日夢の話題を振られてドッキドキ。 「鬼もバケモンも見ちゃって」と受験が済んだら猛士メンバーにスカウトしろと言われそうな空気が、部屋にミッシリずっしり。 立花日菜佳(演 神戸みゆき)が飛び込んできて「斬鬼さんが魔化魍にやられたそうです!」と告げた時、不謹慎ながら“助かった”と0.1%くらい思ってたりして、ヒビキさん。

今週の姫と童子
岩場を歩く釣り人(渡邊謙太)の足つかんで「ちょっと痛むぞ」の童子(演 村田充)はともかく、 釣り人に抱きついて「ちょっと熱いよ」の姫(演 芦名星)……冬の海風がつらそうな衣装です。 泡が出る緑の溶解液で骨と服だけにした釣り人を、片手でポイッと海の中へ放り込むあたり、童子は常人より強そうですが ……この後やられシーンも怪人態のきぐるみもないまま、斬鬼に倒された事になっちゃいました〜。 まぁ、電話の向こうの人で声すらも出ないで終わった、重傷の斬鬼さんや戸田山さんよりは、マシか。戸田山さんが斬鬼の弟子なのか飛車(サポート要員)なのかは不明だけど。

「ワルもんの癖して可愛いんだよねアイツ」ゲフン
残っているのは姫と、大きく育つと船も襲うバケがに。ブリーフィングしてる背景の絵もカニなら、ニューバージョンのディスクもカニと、今回はカニ尽くし。 冬場はカニの旬ですなぁ。そんな季節的理由も手伝って育つのが妙に早いバケ蟹。本物の蟹もこれくらい成長が早ければカネテツの『ほぐレッツ』並に安くなるだろうに。まぁ、大きくてもエイリアンみたいな体液の蟹じゃ食えないか。

「えーと、現実ってヤツは〜 いつだって厳し〜♪ はい はい はい はい」さて、蟹と相性がいいのは『弦の人』。その斬鬼さんのバトル方法が気になります。糸で絡めて津軽三味線みたいにバチで弾きまくりなのかなぁ。 そしてカニとは噛み合わせが悪い、基本は太鼓のヒビキさん。切り火でおやっさんと日菜佳に見送られて、海岸へ向かう車で、 仕方ない、しょうがないと、自分から振っといて、いざ香須実がヤケ気味に歌いだすと耳ふさいでます。 でも現場に着けば「やってみよう!」

「オジサンのそういう勇敢な所を若い人たちにホントはもっと見せときたいんだけどなぁ」31とかは若い人のお手本とのたまう香須実ちゃんが、海岸にテーブルセット組んでお茶を沸かしている間に、 「こっちのカニで巣を探してみっかな」と、ニューバージョンの水中用ディスクアニマル・キハダガニに探索先をインプット。 シオマネキみたいに片方のハサミだけ大きい、黄色のディスクアニマル……起動させた15匹が、一斉に岩場から水へと入っていく姿はカ〜ワイ。「頼むぞ」と声の一つもかけたくなろうってモンです。

「もしまた鬼たちが来てもそのハサミでチョッと相手をしてやんな」
ヨットの整備をしてた人を緑の泡まみれにして、巣まで引きずってくる姫。指をチョキチョキさせて変身する姿は付け爪含めて確かにカワイイ。「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」と歌った後、泡吹いての変身後は入れ歯+血走った目でエグいけど。 そんなカワえぐい姫さん、アカネタカ・ルリオオカミ・リョクオオザル(腕ぐるぐるパンチ)の3体に足止め喰らってる隙に、響鬼の火吹きと掌底で、今週もあっさりやられちゃいました。

さて、今回は直立不動変身の響鬼。変身音叉を額にあてた後、唇が「へん……」って言っているような、いないような?  ともかく、姫を倒した後、船がきしむような音と共に海から出てきた4本足ガニ相手に戦闘開始。 動きが鈍いカニの背に火炎鼓つけるのは楽勝でしたが、近くの突起から噴出す溶解液で反撃され、腕はタダれ(痛そ〜)、セットした火炎鼓も溶かされて大ピンチ。 “でけー”背中いっぱいの突起から溶解液噴かれた響鬼の方が、海へ撤退。 この寒いのに、ゴテゴテつけたウェットスーツとマスクで飛び込みって、凄いなぁ。それにバケ蟹がぬぅっと出たときの水滴に違和感がないのもスゴかったなぁ。

次回予告 六之巻『叩く魂』
海岸でマスクオフでへたばってるヒビキさん。「鍛え足りなきゃ、鍛えるだけだ」偶数回は首だけ変身解除がお約束? そして穴で決戦を挑もうとしてる響鬼…… ついにソーセージCMみたいな遠当て技が披露されるとしたら楽しみです。そして「君も猛士なんだよね」と聞いてくるイブキのお陰で、いよいよ背景組織の説明も本格化?  どうか明日夢との掛け合いで、マスターの演技がレベルアップするよう……祈っとこっと。


2月26日
もう3つ寝ると3月なのに、寒波来襲の朝となってしまいました。止まない雨はないと言うならば、氷雨もいつかは止むんだよね? じゃ……特撮感想日記、いってみようか (視聴者だって、とっくに覚悟は出来てたさ)。

ウルトラマンネクサス エピソード21 受難 ‐サクリファイス‐
「彼の孤独、彼の痛み、彼の苦悩……僕はその重さを半分も理解していなかった」 孤門一輝(主人公・NR=ナイトレイダー隊員)の暗〜いナレーションと共に始まった、ウルトラマンネクサスとゴルゴレムの戦闘……いや、メタフィールドの赤い大地にスローモーションで倒れ、立とうと足掻くウルトラマン。セコンドがいるなら早くタオルを投げてくれと、祈りたくなる痛々しさです。 あの西条凪副隊長までもが、ストライクチェスターで上空を旋回しながら“がんばって”顔になってます。

「外の世界がっ」
ウルトラマンのへばり度に比例して、怪獣を現実世界から亜空間に隔離していたメタフィールドも薄〜くなり、平和にまどろむ街の灯が、透けて見える状態に。 街からも見えているんだろうなぁ(ゴルゴレムを撮った写メールが夜のうちに出回ってたりして)。 街へ行こうと金色のエネルギー壁に体当たりを繰り返すゴルゴレムにストライクバニッシャーを撃つ副隊長。 でも、直撃なのに効いてません(進化を続けているんだねぇ…切られた首も別の何かが生えたりして)。 怪獣の不死身ぶりに驚いたのが副隊長の今週最大の見せ場でした。 ああ、平木詩織隊員並に西条副隊長が壁紙化する日が来るなんて……瀕死のウルトラマンより衝撃的かもしんない。

ドキドキのままOPテーマに突入。インナーCMのキャンペーンで子供に会いに来るのが、アンファンス体のウルトラマンって点に微妙な絶望を味わいながら(つまり、今のジュネッス体は間もなく……)Aパート開始。 ATフィールドを引裂く様に、メタフィールドを突き破りかけてるゴルゴレムに、セービングビュートを絡めて足止めしたネクサスは、 火事場のバカ力で一本釣り〜。メタフィールド中央で魂そのものを撃ちだす様なオーバーレイ・シュトローム(クロスレイ・シュトローム?)で怪獣を撃破。首なしのまま粘ってたゴルゴレムも、光の粒と散りました。

最後の力を振り絞る仁王の顔……に見えるウルトラマン。本来無表情のウルトラマン(っていうか菩薩顔?)でココまで表現する声優さんとアクターさんって凄い。 上空の2機に頷いてメタフィールドを解いて消えるネクサスは、まっ白に燃え尽きたジョーのイメージ。そしてナイトレイダーの戦闘機2機(ストライクチェスターとチェスターδ)も光学迷彩で夜闇の中へ撤退です。 地域住民に配慮したかジェット推進までウィスパーモード(近未来の科学ってスゴイなぁ)。

フリージャーナリスト根来甚蔵(演 大河内浩)の大活躍
保呂草が遺したスクープ写真を、プリントアウトして持ち込んだ先は毎朝スポーツ。まぁ、CBC制作で毎日系列(?)だから、圧力にメゲない根性ある新聞社を東西や日売新聞にするワケにはね……。 記事の締め切りギリギリ、削りも効かない1時過ぎだったらしく根来の持ち込んだ原稿と写真は翌朝の一面を見事飾りました。 売店前で見出しを満足そうに見つめていた根来さん。でも、その横のスポーツ新聞各紙には、東京湾に上がった首長竜の死体や、カッパ発見のニュースが……「よりによって同じ日に」他社のヨタ記事に渾身のスクープが紛れて、信憑性を失ったと嘆く根来さん。

「ムダだとわかったでしょ」キオスク前でタブロイド紙を複数抱えた根来の前へ、得意気に現れるMPリーダーの首藤さん。 いやぁ、冷凍保存しといたクジラの腐乱死体を解凍して海岸に運んだり、カッパのきぐるみ着て写真撮ったTLTのMP班の苦労を思うと笑いがこみ上げます。 この手回しのよさ、根来さんの記事だけでなく、温泉町の記憶操作もれや昨夜の対ゴルゴレム戦の目撃者への対策も、兼ねてるんだろうなぁ。

「一緒にきてもらえるかしら」 数人の黒服で挟みうちし、身柄確保を図る首藤の姐ゴ。でも記憶を消されてたまるかと、根来さんは黒服に当身を食らわせ地下鉄ホームへと駆け下ります。 さすが根来忍者の末裔(なのか?)、ひとまず追っ手を振り切り 「あんたの力が必要だ」とケイタイかけたのは東都日報の記者・佐久田恵(川島朋子)。

ノスフェル(ネズミ怪獣)に襲われかけた後、記憶を消されてなかった佐久田さん。 毎朝スポーツの記事を本物だと確信し、根来の「姫矢に顔向けできない」って一言で、夜8時の待ち合わせにOKします。 でも肝心の根来は「かくまってやるよ、連中から」とMPより擬装の上手い、TLTとは別の組織(?)、山田太一郎(斉藤暁)たちに保護されて……元カレ(?)姫矢准との思い出の地でもある水辺の公園で、佐久田さんは待ちぼうけ。

今週の姫矢准(ネクサス適能者・元報道カメラマン)
ファイナルファンタジーで言えばコテージ兼飛空艇の機能を持つ、空飛ぶ寝袋・ストーンフリューゲルを呼ぶ余力もなくし、野っ原に倒れていた所を白服のTLT所属の処理班(ホワイトスイーパー)に囲まれます。「ターゲット確認、ポイント831で確保」銃口向けられ、首に麻酔打たれ、拉致されてしまいました。 連絡受けたTLTの松永管理官が「ラボまで運んでください。くれぐれも丁重にね」なんて言ってますが、 夜も明けないうちに連れ込まれたのは、NRの基地でもあるダムに擬装したフォートレスフリーダム内のラボかな。

今週の石堀隊員
メタフィールドの組成が判明したとSFっぽい解説をひとくさり。なんと今回、NRの中で一番目立っておりました。 ウルトラマンと同じ物質であるメタフィールド。量子力学的な存在の確率を広げウルトラマン以外の物質が存在できない場を作るとか言ってますが、 電子雲とかGoogleで調べてもサッパリなのは私だけでなかったらしく、 孤門や隊長も???状態。それに気づいた石堀隊員は、 ウルトラマンは体を張って我々の世界を守ってくれていたと噛み砕いて説明しなおします。

今週の和倉隊長
夜の8時前まで残業していた隊長の元へ「姫矢さんに、我々がしてあげられる事は?」と聞きに来る孤門くん。 その姫矢は同じ施設内(多分)に拘束されて人体実験とかされてるよぉ〜。ああ、右手がしている事を左手は知らない組織TLTって、CIAとかSASみたいな所ですなぁ。 姫矢は組織を頼らない、ただひたすら目的に向かって突き進むと、隊長さんはロクに会ってない相手をやたら自信持って分析します。 「ある意味溝呂木に似ているのかも知れん」いや、その表現はどうかと。

やっぱり生きてた溝呂木眞也(NRの元副隊長で、悪のウルトラマン・ダークメフィストの適能者)
元カノの凪副隊長に背中から撃たれたりもしたけれど、黒コート着て街をボーッと歩いてました。偶然(かなぁ?)佐久田記者とすれ違う様は、 まるで『相棒』の宿敵・浅倉禄郎(SPで再登場ってマジっスか?)。そしてもし溝呂木の狙いが佐久田さんとすれば、姫矢が遣り残したことは……元カノの保護と溝呂木との決着かな?

今週の松永管理官
姫矢に基盤が透けて見える蛍光緑のハチマキをつけさせ、電気刺激による脳のスキャニングを試みます。 えー、つまりは、総集編と言う名の回想シーン突入。その映像をラボの責任者と一緒に見てるのが、 アイマスク型のモニターなのはいいとして、ロボ警察犬のマーフィーの顔面みたいな点滅はどうにかなりませんか〜。 NRに配備しているヘルメットに、緑のホロ画像が浮かぶのは凄くスタイリッシュなのに、なぜに戦隊風アイテムを?(CG合成のヒマがなかったんかなぁ) あと、視点が姫矢から少し離れているのはウルトラマンの量子力学的ふたしかさのせいとして、戦場カメラマン時代の数カットは……まぁ、何度も回想しているうちに客観視するようになったと思っておこう。

「いつどのように、あの力を得たのか」それにコダワる松永さんは、孤門や凪隊長の暴走シーンは、あっさり見逃してくれちゃいます。 そして松明が自動点火する謎の遺跡の夢に興味を抱きますが、肝心のシーンに至る前に一番強いトラウマ=戦場で出会った少女セラの死へと記憶が飛んで焦る様子が少しおちゃめ。 ああ、頼むからピッカリ携帯電話による記憶は操作はしないで下さい。気力だけで生きてる感じの姫矢さん、セラへの贖罪って目的失ったら死にそうだよ〜。

今週のイラストレーター吉良沢
「なぜ抵抗しないの?」ホログラフ姿でどこにでも現れるCICの小僧っ子・吉良沢。この存在の不確定さ…… テレパシーで姫矢に話し掛けたり、ビースト振動波やウルトラマンの出現を感知したり出来るのは、戦う力を持たなかった虚弱な適能者って可能性もアリかな。 質問に対して「俺も知りたいのかもしれない」とやはりテレパシーでお返事する姫矢。報われない戦いで命を落とす事は覚悟しているが、まだ死ねないと言う姫矢。 「何を探しているの?」と聞かれて答えた「やるべき事、命を懸けるものを」って言葉は、東都新聞社員時代に佐久田さんに語った志と一緒……。

姫矢の固有振動波がわかればウルトラマンの破壊光線の秘密もわかる?
ラボ責任者の「人間には危険です」って忠告を松永管理官は押し切って、 ビースト振動波を姫矢に当てる実験を実行。 バリアを張れるブラストショットやエボルトラスターを没収されて、 身を守る手段のない姫矢は長田結花よりも凄い苦しみっぷり。3000、5000と数値を上げる中、心拍数302って馬じゃないんだから、ヤバすぎでしょ(何のための心電図だか)。 「俺はまだ見つけちゃいないっ」と頑張ってましたが、ついに心停止。ラボの研究員たちは心肺蘇生の準備だかなにかで大慌て。まさか西条副隊長ではなく、温和そうな松永管理官がウルトラマンを殺っちゃうとはっ。

その頃、根来に待ち合わせをすっぽかされq佐久田記者が、姫矢と机を並べて仕事をしていた頃の会話を思い出しながら、見上げた空に、一筋の青い流れ星が……
姫矢が死んでも代わり(=溝呂木)がいるもの……ですか、管理官?

予告 エピソード22 安息 ‐キュア‐
副題に“永遠の”って枕詞がつきそうだ……。それでも出撃しそうな姫矢を、もう変身には耐えられない体だと通せんぼする吉良沢。もう姫矢さんに負担をかけられないと孤門くんは奮起してますが……きっとまた迷惑かけちゃうんだろうなぁ。

ウルトラマンのEDテーマ(『飛び立てない私にあなたが翼をくれた』歌 三枝夕夏)がトリを飾ったミュージックステーション見逃した〜 って落胆や寒波は耐えられたけど、土曜朝にこんな展開が待っていたとは……予告で イラストレーター吉良沢としゃべってた、光に包まれてる姫矢は実体なのかなぁ……まさか魂だけの幽体?


2月25日
『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』も始まって、それが終わるころには結果が出るアメリカのアカデミー賞の予想も花盛り。 日本アカデミーショーで助演男優賞をもらった、オダギリジョーのボキャブラリーの少なさを、リアルタイムで見なかった事を今ごろ後悔してたり、しなかったり……

居心地が悪いとか、気恥ずかしいとか、大きな服を着せられた子供の気分とか…… 役者で喰うにしろ本心は監督業をやりたいにしろ、協調性は大事だぞ〜 不機嫌なジーンの視聴率を落さないためにも頼むよぉ。 30にもなってキレる若者レベルは痛いよ。まぁ、元作家なのに言葉がマズくて裁判起された知事サンもいるわけで……男って生き物の言葉オンチぶりは、時と場合にゃ罪悪だねぇ。

まぁ、コメントを利用されないように発言する大変さはわかる。 そういう意味では映像も、編集やキャプション次第で色々な意味にとられるし。 フジテレビ前の植え込みにベンツが突っ込んだ例の事件言うてやるなよ小泉さん。 あの判断は、正しかったと思うよ。言葉も気持も通じそうにない相手だもん。だからってカメラの前で撃つわけにはいかんしね。


2月24日
巨大さと旨さで話題の『佐世保バーガー』。東京進出するにあたって、そのマスコットキャラクターが改名させられちゃうそうな。でも……バーガーバーの方が絶対イイって。「バーガーボーイ」なんて英国で男女不平等だと抗議された任天堂の携帯ゲーム機っぽくて、ヘボいもん。

うーん、フードパークで成功してはいるけれど、ナムコのネーミングセンスって信じていいのかなぁ。アンパンマンの作者も、全キャラ名を読んでみるとケッタイなのが多いよ?  何より、元祖廉価ハンバーガーチェーンのバーガーシティと絡むと、死語なシティーボーイになっちゃうよぉ〜。

伝来の地の誇りを秘めた、ご当地言葉の名前の方が、イイと思うんだけどなあ。 むしろお婆ちゃんは『ハウルの動く城』でトレンディじゃあるまいか? それで婆ちゃんじゃなく、可愛い中性的な水兵さん姿に驚いて、佐世保弁への興味が湧くなら、食べながらウンチクも語れて美味しさも1.5割り増し。食べ物は五感+知識で味わうものでございます。


2月23日
ついにトンデモない花粉地獄が始まりそうな今日ですが、ゲーマーにとっては以前からのお悩みが解決される、めでたき日かも知れません。PSPの□ボタンがめり込むって不具合に関して、ソニーが無償御交換を決めたとか。 去年出荷された51万個の0.6%。つまり3060個の外れクジ……か。

ともかく以前からネット上で話題になってた、PSPの懸案の一つが解決です。あとは、やや多すぎるといわれるドット欠けと、電源周り、そしてレスポンスの不安がなくなれば、PSPは“買い”でしょうか。

まぁ、真ん中の1ラインが欠けた初代ゲームボーイでゼルダを苦労してプレイしたのも、今となってはいい思い出。カエルの為に鐘は鳴るなんか、メッセージ読むのも一苦労。ちょっとした暗号解析気分を味わってました。 PSPと、黄ばんだ液晶のGB(弁当箱サイズ)を、携帯ゲーム機としてひと括りにするのは申し訳ない気がしますが、白黒だった時代から、不具合に関してはあまり進歩してないみたいです。


2月22日
いよいよ、包丁買うのにも氏名、住所、購入目的を紙に書く時代がきたようです。 兵庫県川西市の話らしいんですけどね。その刃物の範囲がちょっとわからないのですが、先の丸いクッキングバサミやピーラー、ペーパーナイフはどうなんだろう。 まさか金属のギザつきのセロハンテープやラップ類も氏名、住所、購入目的が要るとか?!
トーンカッターの使用目的なんて恥ずかしくて……あ゛、イラストを描くためでいいのか。

でもこれ……購入者のダメージがデカいよなぁ。年賀状をパクって10歳の女の子にラブレター書いた、困ったバイトちゃんが最近いましたっけ。 個人情報保護法の完全施行まで一月とちょっと……お店側の管理体制も大変そう。うっかり書類を盗まれたりしたら、スーパーとかデパートはえらいダメージでございます。

もっとも、小規模事業者や宗教団体や政治団体は免除されてる個人情報保護法。 かなりザルっぽいんですよねぇ。法律を有名無実にしないためには、自衛の意識が要るわけで。 行き着く先は、架空住所と総ハンドルネーム時代。捨てメアドの代わりに捨てケイタイ番号や、捨て私書箱を皆が持っている世界。
陰陽で言霊な平安時代にタイムスリップなノリだったりして。


2月21日
先週の『プロジェクトX』。TDKがカセットテープを量産化するお話でした。技術と音楽が詰った小さな小箱・カセット(cassette)……フランス語で小さな宝石箱の意味だと、田口トモロヲがナレーションしてましたなぁ。 紫煙で静電気防止のくだりや、オープンリールの録音機をずらりと並べた録音コンサート風景には大爆笑。

でも、カセットと聞いて最初に思い浮かぶのは、ファミコンにスーパーファミコン……もっと古いところでカセットビジョンのカセットなんですよねぇ。 音も詰っているけれど、映像と楽しい時間も詰っている、小さくて広大な宝石箱のお陰で、テニス選手になったり、遠い宇宙で戦う孤独なパイロットになったり……ゲームカセットには、宝石よりも輝く思い出がいっぱい。そして後悔もいっぱい。 CD-ROMやDVDが回りはじめる音を耳にしながら、ローディング中の画面をまったり待つのも好きですが、 カセットをガシャっと差し込むあの感触は別格です。

記録面に指紋つけちゃいけない円盤メディアを使う時は“遊んでもらう”、カセットの時は“遊ぶ”って感覚ですかねぇ。 扱いやすさという意味では、音楽もゲームもカセットに勝るものはなし。ネット配信のゲームや音楽がシェアの大半を占める頃、やっとカセットは過去の物になるのかなぁ。


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