アニソンでは初の快挙って事でニュースになってますが、ン年前からその手のCD買うのもカラオケで歌うのも、日常となってる人間には、今さら感が漂います。っていうか、むしろこんな事がニュースになるってのが意外。 ま、言われてみれば、最近コンビニとかでハガレンのOPとEDが、バカの一つ覚えのように流れてましたっけ。
まだ、アニメソングを“レコード店”で買うのが恥ずかしかった頃は、有線で希に流れるオープニングテーマに非現実感を味わったものです。 でも、レコード会社が本気で力入れてCMするようになった今となっては、ドラマOPテーマと同列感覚。 報道番組のBGMにサントラ流用も珍しくないご時世です。ま、好きなゲーム音楽が流れると、さすがに挙動不審になるんですけどね。
というわけで、食いねぇ、食いねぇ、寿司食いねぇ。
日本人なら寿司くいねぇ。
美容の為にも心の為にも、牛鍋よりも、寿司くいねぇ。
でも、塩カルビ寿司や焼き豚のお寿司も旨いんだよなぁ。
だけど、このお寿司は口に入れちゃいけません。入れるのならばUSBのスロットに。 食品模型のメーカーとタイアップして発売のスシ型USBメモリ。 食べられなくても手を出したくなるPC周辺機器です。アヒルやガンダムよりも心引かれるのは、本物に近いサイズがポイントでしょうか。 寿司ネタのお値段と容量のシンクロもツボ。といっても、まともな大トロより高いカッパ巻きなんだけどね。ところで、関西限定たこ焼きタイプを作るメーカーは、ありまへんか?
やっぱり気分と表情は軽く明るくが一番です。タバコ代でお菓子買って体重が増えちゃっても、心が軽ければ空だって飛んじゃえるかも。 もちろん飛ぶときは飛行機使用でございます。その飛行機だって高い原油代のあおりを食って、涙ぐましい軽量化。 塗装をしないすっぴん飛行機が就航ですと。 そういえば航続距離と爆弾の積載量を誇るB29もギンギラ銀のすっぴんタイプでしたなぁ。
これから冬が迫ってきて、服も体も重たくなっちゃう季節だから、せめて心は薄く軽くギンギラ銀……笑う角には免疫効果、 風邪の予防にもハイテンションは有効です。さあ、月曜日も張り切っていこー……ふぅ。
特捜戦隊デカレンジャー エピソード.35『アンソルブド・ケース』
夜空にクラクションが響く、不夜城メガロポリス。
路地裏をほろ酔い気分で歩く、額に模様のある男から今週は始まりました。
背後から近づく足音に振り返り「あれぇ、あんた……なんで?」話しかける様子は安心できる旧知の仲? でも足音の主は地球人ではありえないシルエット。
霧笛のような音と共にシルエットが構えたのは拳銃。「おい、何だよそれ、やめろって、おい……お」男の哀願を銃弾が断ち切り、降り出す雨の中、事件の幕が上がりました。いやぁ、渡瀬恒彦の死んだ目と女がらみの演歌シナリオがカビ臭い「おみやさん」の、冒頭そのままな絵作りです。
現場に警視庁のパトカーと制服警官&鑑識ってEp6以来。 ただ鑑識のフラッシュ浴びている、ホトケの顔は青くとがった宇宙人。さらに夜8時のドラマ仕立てにゃ合わない異分子が駆けつけます。派手な制服が雨に濡れるのもかまわずに、白バイ・マシンハスキーに乗ったホージー(戸増宝児・デカブルー)と、2台のパトカーに分乗したデカレンジャーご一行。
「ご苦労様です」と上げてくれたキープアウトテープをくぐりながら敬礼を返し、 警官の説明を聞くバン(赤座伴番・デカレッド)「被害者はエイリアン、拳銃の一撃で倒されてます」そっか、子供番組だと“殺害”や“殺された”は禁句なんスね。 「こわーい、通り魔の犯行かな?」と思いつきとカンが全てのウメコ(胡堂小梅・デカピンク)と違い、 ジャスミン(礼紋茉莉花・デカイエロー)は結論を急がずおもむろに皮手袋を外します。
“ジャスミンはエスパーである、被害者の体に触れることで生きていたときの記憶を読取れる事があるのだbyナレーター”
犯人が見えたかとバンに問われ「何の音かわからないけど、哀しげな音だけ聞こえたわ」沈痛に首を振るジャスミンと道路を等しく叩く雨音の中、OPへ。
しかし、遺留品の残留思念だけでなく、死人の思念となると「ゾぉーン」って佐野史郎演じるエセ霊能力者がチラついちゃって、どうにもこうにも。
「被害者は、テンカオ星人ヤム・トムクン(声 七枝実)だ」翌朝のデカルームで、ボス(アヌビス星人 地球署長ドギー・クルーガー)が事件の概要説明です。 「この男が殺害されるとはな……」意味ありげな一言に早速バンが食いつきます 「ボス、なんか知ってんスか?」
応えて、ヤムは13年前に起きたアリエナイザーによる連続強盗殺人事件の容疑者の一人だったと語るボス。 凶器の銃は発見されたが指紋や購入経路が不明で、容疑者が3人は釈放され迷宮入り。 「当時この事件を担当したのはチョウ・サン刑事(声 加藤清三)というベテラン刑事だったが、今回も、またその刑事が派遣されることになった」 ウワサをすると影が射す……呼び出し音にボスがマスターライセンス開くと「地球署、応答してくれ」とチョウ刑事からの連絡です。
「こちら地球署、ドギー・クルーガーだ」「おお、新米か」 「はい、お久しぶりです。チョウ刑事」いきなり直立不動で“ですます調”のボスに、デカレンジャーたちはざわざわざわ。 「道に迷ってよ、ちょっと迎え寄越してくれ」「はい、ただちに」「よろしくたのまぁ」 通信が切れたとたんに溜息をつく上司を見て「ボスを新米呼ばわりするなんて」「こんなに緊張してるボス始めてみた」古参のホージーとジャスミンが囁きあい、新任のバンはぽかーん。 もしかすると、かつてのドギーとチョウは、バンとボスみたいに刑事のイロハを叩き込まれた関係だったりして。
駅か空港のバスターミナルみたいな一角で、革のトランクに座りエスカレーターを見ているエイリアンが一人。 灰色コートに灰色ズボン、赤い頭に中折れ帽。マシンドーベルマン(パトカー)を乗り付けたバンとジャスミンが迷うことなく話しかけるのも当然な、典型的刑事ルックです。 「地球署の赤座伴番です」「礼紋茉莉花です、お迎えに上がりました」 よっこいしょっと立ち上がったチョウにジッと見つめられ「何か顔についてますか?」今週の主役ジャスミンはどぎまぎ。 「いや、いやいや……よろしくたのまぁ」気を取り直し帽子とって挨拶のチョウ刑事。和久さんと呼びたくなる顔立ちにどれが耳だかわからない3対の突起。丸めた背中や、疲れた動きが定年間際オーラを出しまくってます。
「長旅、ご苦労様でした」マシンブルの助手席からふり向くバンに「寄る年波にゃ勝てねーなぁ」と頭なでなで目には老眼鏡のチョウ刑事。電車やバスの路線図がデカベース到着を阻む最大障壁だったりして。 でも車だと土地勘があるらしく「のう、お嬢ちゃん、次の角を右に曲がって」と運転手やってるジャスミンに注文です。 デカベースへ案内するようボスに命じられていると言った所で「あぁん、いんだいんだ、久しぶりの地球だしなぁ、名物のパチンコしなくちゃな」老眼鏡をずりあげ、マイペースのチョウ刑事。しかし極東のお箸文化圏にしかないギャンブルを地球名物と言われても、ねぇ?
この世界、13年前にもCR機があったかどうかは不明ですが、立ち寄ったパチンコ店では海物語に玉を吸われている革ジャン男が島に1人。額の妙な模様より、その頭上に浮いているビニール人形マリンちゃんが気になります。 「おーい、玉出ないぞぉ」抗議してたら、積んだドル箱から玉を掴み取られ「何しやがる、オレの出玉」怒ってふり向いたその顔から血の気が引きます。
「景気良さそうじゃねえか」肩に手をかけられ「チョウ!?」驚いた拍子に地球人の擬態がとければヤムそっくりの青い顔。テロップによるとパチンコ男はテンカオ星人ゴレン・ナシ(声 藤田清二)。 「いつ地球に」追い詰められたゴレンを「一度お前と、ゆぅーっくり昔話をしたいと思ってな」ベテラン刑事のしつこさを秘めたチョウ刑事の視線が舐め、マイルドセブン(多分)に重ねてある“ナイトスポット美香”ってマッチのロゴに注目です。パチンコ台の場所取りは地球人も異星人もタバコなんですねぇ。ただエイリアンが吸った場合、ニコチンがどう作用するのかちょっと興味が……。
何時間かかるかわかんないのに、パチンコ屋の前で待ってたジャスミンとバンは、なぜかドル箱抱えて走り出してきたゴレンの声に顔を上げます「来るな、掴まってたまるか」 続いて出てきたチョウに「待て」と言われてパチンコ玉をザアーっと流すゴレン。お約束ながら、踏んだチョウ刑事はすってんころりん(もしかしてボン・ゴブリンと中身が一緒?)。 助け起したバンは「ワシはいい、あいつを追え、坊主」と言われ「ロジャー」と猛スピードで駆け出します。……ベテランから見ればバンは小学生以下か。ま、ボスが新米だもんなぁ。
「待て」「またねーよ」なんて掛け合いしながら道曲がったバンは「なに!?」と思わぬ光景に立ち往生。 喜平ネックレス揺らして振り返る、ゴレンの前にはメカ人間の戦闘員・アーナロイド1個小隊。 「どーしてお前らが出てくんだよっ」って、そりゃアブレラから買ったんでしょ。 ともかくデカレッドにチェンジして対抗するバンでしたが、フトコロに入られては多勢に無勢、足止め食ってる間にゴレンは逃げ延びちゃいました。 「あーん、逃げられた」何とも情けない顛末ですが、アーナをまとめて振り解き、二丁拳銃ジュウ・クンドーでちゃちゃっと倒す様は、久方ぶりのアクションシーン。 地球連邦の強化人間や閃士に負けてません。同じ『ガン・カタ』パロでも半年のアドバンテージがあるもんなぁ。
一方、マシンドーベルマンに運び込まれ「みっともない所見せちまったな」と自嘲のチョウ刑事。 ひねった右肩をさすってくれるジャスミンの優しさに、娘のことを思い出すと遠い目です「お嬢ちゃんに目元がソックリでな」温かい眼差しを向けられたものの、 地球人の美的感覚からはかなり外れたテラン星人の容貌に、内心“びみょー”と呟くジャスミン。 しかし「死んだのもあんたと同じくらいの歳だった」と言われちゃうとしんみりです。「亡くなったんですか」「ん……」答える代わりにチョウ刑事の首筋の管からもの哀しい音が……驚くジャスミン。それはヤムが死ぬ直前に聞いたのと同じ音?
チョウ刑事をメディカルセンターで休ませた後、デカルームに戻ったジャスミンとバンは、パチンコ屋にいたゴレンも13年前の事件の容疑者だと聞かされます。 「さっすが名刑事、ただ遊ぶためにパチンコに行ってたわけじゃなかったんだ」感心仕切りのバンですが、横のジャスミンは俯きっぱなし。
「ヤム・トムクン殺害事件で使われた凶器が特定されたわ」そこへ羽耳メカニック・スワンさんが証拠品もってやってきます。 旧式の銃弾(=現行の実弾銃)で、その線条痕を鑑定したら13年前の事件の凶器と同じ拳銃……って報告するスワンさん、まさかメカの開発や科学捜査だけでなく、司法解剖もやってたり……します?
凶器は証拠品として押収されたはずというボスの言葉に「本署に問い合わせてみます」通信機に向かうホージー。 「あの、ボス」疑惑を深めたジャスミンは13年前の被害者に若い女性がいないか尋ねます。 連続強盗殺人事件の最後の被害者がチョウ刑事の娘さんだった「痛ましい事件だったよ」当時を振り返るボスに背を向けたジャスミンの顔は泣く一歩手前。 「ジャスミン、まさかお前」ボスも可能性に気づいた時、ホージーが凶器は行方不明だと報告。犯人はAパートで確定。 メディカルスペースに駆けつけたジャスミンはカラッポのベッドに息を飲みます。ストーリーが単純すぎって気もしますが、30分だとミスリードキャラ出す余裕は無いもんなぁ。
廃屋同然の工場の一角で、階段の踊り場にユリを供えるチョウ刑事。 手を合わせる背中に「ここで娘さんが亡くなったんですか」ジャスミンの声が投げかけられます。 「お嬢ちゃんか」震える声でふり向いたチョウ刑事は「好奇心の強いヤツでな……13年前も地球についてきていたんだが」とモノクロームの回想です。
偶然出合った強盗の一味らしき連中を、刑事気取りで尾行するジャスミンそっくりの娘さん(多分2役、っていうか地球人に偽装中?)。 「親思いの孝行娘だったからな、親父の役に立てばと思ったんだろうよ」しかし後ろからもう一人に撃たれ……「本当にかわいそうな事をしたっ!」階段を殴りうずくまるチョウ刑事。
「遺留品の銃が盗まれています……あなたですか? 定年前に事件の決着をつけようとした……違いますか?」尋ねるジャスミンに、証拠はあるのかと問い返すチョウ刑事。 「私はエスパーです」ヤム・トムクンの事件で哀しげな音を聞いた「テラン星人は本当に悲しい時、エラで泣くと聞いています。あなたが泣いたんでしょう?」 でも「悪いが、信じないほうでね。エスパー捜査なんてね」どう見ても、足で捜査するタイプのチョウ刑事は落ちません。
決然と皮手袋を外したジャスミンは、ユリの花が置かれた床に触れ
「かすかな残留思念が……“お父さん、私の為に事件を解決して。でも復讐はいけない。復讐は正義じゃない。刑事は真実を突き止めるのが仕事だっていう信念を曲げないで”」と恐山な交霊会。
「やめてくれっ」叫ぶチョウ刑事ですが、エラからはあの音が。しかし
「娘がそう言ったって言うのか? ツメが甘いよお嬢ちゃん。うちの娘はワシを呼ぶ時、パパって言うんだよ」
ゾーンなカマ賭けに失敗したジャスミンですが、現職刑事の連続殺人はとめようと、チョウ刑事の前で手を広げます。
無言のにらみ合いの後、軽く肩に触れたチョウ刑事はビリビリ攻撃。不意を突かれて気絶したジャスミンを、そっと寝かせ「すまないな、お嬢ちゃん」と、ナイトスポット美香へ。
入れ替わりに駆けつけた仲間5人に起されたジャスミンは「チョウ刑事を止めなきゃ。13年前の事件に一人で決着をつけようとしている」と後を追うわけですが、行く先はユリの残留思念から突き止めたって所かな。
クラブ『ナイトスポット美香』では、昼間のガランとした店内で青い宇宙人2人が情報交換中。 「ヤムを殺ったのはアイツだ。間違いない。俺たち3人に復讐する気なんだ」ビビりまくるゴレンの、アイスラッガーみたいなトサカを掴み「うろたえるんじゃねぇ、とっくに手は打ってあらぁ」とふてぶてしいのは、 テンカオ星人ラジャ・ナムナン(声 田中亮一)……って、ナイトスポット美香はタイ料理が自慢なんじゃないかと、妄想したくなるネーミングです。 そこへくたびれた足音が「ウォース、久しぶりだなラジャ」8時だよ全員集合?
「笑わせるぜ。おめえ一人で俺たちを逮捕する気か?」余裕のラジャに、 逮捕する気は無い「オレは娘の復讐の為に戻ってきたんだ」と明言しちゃうチョウ刑事。ビビりのゴレンは殺されてはたまらないと、緑の銃を乱射です。 ソファーに身を隠し、的確な早撃ちでゴレンを射殺するチョウ刑事……まぁ、これはお互いに正当防衛かな。
「皮肉だな。13年前のお前たちの唯一の遺留品だ」リボルバー式の拳銃向ける老刑事に「降伏するぜ、オメエの勝ちだ。オレを逮捕してくれ」 とハングアップのラジャ。しかし「逮捕する気はないと言っただろう」と撃鉄起すのを見て「重要事件の容疑者を本当に撃つ気じゃねーだろうなぁ」と言葉重ねますが、引きがねに手をかけるチョウ刑事の耳には入りません。
しかし一応相手は丸腰。“娘の言葉”というウソに秘められたジャスミンの思いが心に蘇り、撃つのをためらうチョウ刑事。 銃口が下がり視線がそれた一瞬に、ラジャの胸から三本目の手が……指紋が一致しなかったのはトータルリコールのクアトーなオチだったとは。しかも銃を正確に撃てるって事は、これが利き腕?
「甘いぜ、刑事さん」銃を弾かれ数発撃たれて倒れるチョウ刑事。到着が一歩遅かったジャスミンたちが駆け寄ると同時に、「冥土の土産に教えてやるよ。そのリボルバーでおめえの娘に銃弾を撃ち込んだのは、確かにこのラジャ様さ」なぜか自慢げに自白です。刑事6人が応援に駆けつけてるのに気づいてないのか、 警察なんて怖くない力を手に入れての増長か……どう解釈すりゃいいのか悩む〜 3本目の手を見たのはチョウ刑事だけだし、今なら正当防衛も成立しそうな気が?
ともかく、港湾地帯へと逃げるラジャを5人が追い「しっかりしてください」ジャスミンはチョウ刑事の看護に残ります。こんな時こそディーワッパーの転送機能でデカベースのメディカルセンターへ……とかダメなのかなぁ。
「この歳になって、オレみたいなベテランが、お、お嬢ちゃんみたいな
若いのに……うっ、刑事と言うものを、教えられるとはな……」苦しい息とともにやっとそれだけ言って、ジャスミンの腕の中で目を閉じるチョウ刑事。
そこへ足早に来る黒コート「ボス……」「ジャスミン、あとはオレが」頷き駆け出すジャスミンですが、ボスはこの後、劇場版のヘリで搬送したんでしょうかねぇ(マーフィーが運んだと妄想するのもアリか)。
SPシューター(拳銃)構えて追って来る5人を、ラジャの銃撃による白煙が包みます。その中から飛び込み前転で登場したのは久しぶりに活躍のデカブレイク(姶良鉄幹・テツ)。 ブレスロットル竜巻拳を放ち、ラジャに風で反撃です。しかし、物影へと逃れたラジャはいずこかへ。 続いてチェンジするバンたち4人。さらにスワットモードとなって熱感知システムでラジャの居場所を鉄筋コンクリート越しに特定です。でも、あの程度の銃器しか持たない単独犯相手に、よくスワットモードの使用許可が出たもんだ。
「ターゲット確認」とコンクリート破壊して確保に向かった4人でしたが、戦闘スーツ・マッスルギア(金)を装着したラジャを見てビックリ。 ラジャが“警察なんて怖くない”になったのは、これのパワーに酔ってたからかな。何しろ、以前はディーリボルバー数発で行動不能に出来たのに、今回は装甲で弾いて平気の平左。 スワットモードの防御の要、ベストにパンチ喰らってピンクとレッドがふっ飛ばされてます。 「こいつ、しぶといぜ」「なんか、こないだよりパワーアップしてない?」
デカピンクの言葉が、遥かなタンクのキャットウォークに届いたか「そうだ、マッスルギアも バージョンアップしているのだ、簡単に破ることはできんぞ」と死の商人アブレラが聞こえもしないのに解説です。そして結果に満足したのか飛び去りますが、内海課長(パトレイバー)じゃないけれど、最後まで見てなくていいのかと、死の商人としてのアフターケアに少し疑問が。 っていうか、攻撃力と防御力は上げても、ヘッドギアと対熱感知システムっていう、プロトタイプの欠点がさっぱり解決されていないのが、なんともかんとも不親切。
「トドメだ」余裕で5人に迫るラジャの肩に、SPシューターが弾けます。予想外の攻撃にふり向いてみれば生身のジャスミン。 「お前だけは、絶対許さないっ」ポーズもきめ台詞もなく、ツカツカ歩きながらデカイエローへ静かにチェンジ。さらに単独装着スワットモード。 「成敗」って暴れん某将軍みたいなセリフ吐いてディーリボルバーを構えます。 「おいジャスミン、何するつもりだ」その様子に危機を感じるデカレッド。「まだデリート許可は出てませんよ」その横で年下エリート・デカブレイクも焦ります。 「うるさいっ。どいて!」邪魔そうに手で払うデカイエローに、こりゃキレてると慌てて避難の仲間たち。
ラジャもその剣幕に、何かを感じて逃げようとしますが、ディーリボルバーのメチャ撃ちで足止めくらいます。 実際当たっているのは3発で致命傷じゃないとはいえ、危ないというか復讐は正義じゃないって舌の根も乾かないうちに、何をするやらデカイエロー。 しかもスローモーションで「か・い・か・ん」って……セーラー服と機関銃な薬師丸ひろ子パロディをやりたかっただけかな(角川なのにいいの?)。
「13年間逃げ延びたんだ。こんなところで果てて溜まるかぁ」ラジャは怪重機ナイトチェイサー2(都市迷彩)に乗り込み、飛び立ちます。 空ならパトウィングだとスワンさんに通信しようとしたレッドの声を押しのけるように「スワンさん、パトウィングを」とコールするイエロー。 本日は主役街道まっしぐら。負けてたまるかとワンカットで萌えを演出のスワンさん「パトウィング、テイクオフ」にっこりレバー操作です。自慢の最新メカだから、出撃させるのが嬉しくってたまらないって表情。 確かに、高速で飛ぶパトウィング5機を遠隔操作で現着させる腕はすごいの一言です……それと、高速飛行している機体に重い装備抱えたまま一跳びで乗る5人もすごい、かな。
「宇宙の果てまでだって追いかけてやるっ」イエローの怒りの追跡宣言ですが、赤い機体にしか空対空武器はないのか、実際に撃墜したのはレッドです。 でも「特捜合体!」の掛け声はイエロー。先週より少しはしょったバンクでデカウィングロボにビルドアップ。そして降りるのはやっぱり駐車場。 2丁のパトマグナムをジュウクンドー風味に構え、なぜか格闘戦の後撃ちまくってますが、銃弾より銃把たたきつける方が強そうに見えるのはなんでだろう。
「宇宙に逃げたかったんなら、連れていってやるぜ」と一応決め技はレッドの声で開始。道路にそって滑空し、ナイトチェイサー2を抱えて大気圏外へ。
まさかジャッジメント無しでデリートかと悪い汗かきましたが、デカウイングキャノンに変形後、コクピットでイエローが宇宙最高裁判所へデリート許可申請やりました。
「テンカオ星人ラジャ・ナムナン。103件の連続強盗殺人罪に、殺人未遂事件を追加し、ジャッジメント」
結果はデリート許可。ラジャ・ナムナンはナイトチェイサー2ごと宇宙のチリになりました。窓外をみつめるイエローが締めゼリフ
「これにて一件コンプリート、この世に止まない雨はない」
そして……デカベースの廊下にたたずむジャスミンたちが、ボスに付き添われたチョウ刑事をお見送り。 コートを袖を通さず羽織った下には、包帯に包まれた右手と、手錠でつながれた左手。 「世話になったな お嬢ちゃん」無事な手を差し出すチョウ刑事の手を両手で包んだジャスミンは 「罪を償ったら、また地球に来てください。みんな、名刑事のお話を伺いたがっています」と皮手袋の手より温かい言葉で別れを惜しみます。 「ありがとうよ。しかし、もうこの歳だ。刑期を勤め終える日まで命がもつかどうか……」そういわれて言葉を失う6人の坊主とお嬢ちゃんたち。 「まぁ、いいさ。誰か待ってる家族がいるわけじゃないし」寂しい笑いを含んだ言葉に、 思わず「待ってるわ、パパ」と娘を再び演じるジャスミン。
「リルル……」ふり向いたチョウ刑事に頷くジャスミン。涙を持たないテラン星人の霧笛のようなエラの音が鳴る中で、 「行きましょうか、チョウ刑事」かつての新米が声をかけ、静かに頭を下げたチョウ刑事の背中が遠ざかるのを見送る一同。 切なく響く エラの音で今週は引き。いろいろ急ぎすぎた今週ですが、やっぱりジワっときちゃいます。
いつ果てることなく響く泣き声に、ジャスミンはベテラン刑事の心に思いを馳せた。 悲しみを乗り越えて人々の気持ちを救えジャスミン。頑張れ、特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター
EDミニコーナは ディーリボルバー説明編
デカルームでディーリボルバー構える5人の中央で得意げに説明するのはテツ「スペシャルウェポン・ディーリボルバー。すごい威力の銃だぞ。ここ一番のときにSPライセンスをセット。エネルギーがリボルバーの回転で増幅するよ」
「なんでテツが紹介してるのっ」怒ってディーリボルバーを引っぱるウメコ……お風呂グッズにワンピースやバッグに続き、またまた無断借用されちゃったのは、どこかに隙があるんですかねぇ。
「ナンセンス。いいじゃないですか」と高々と掲げたディーリボルバーにピョコンピョコン飛びついて奪い返そうとするウメコちゃんが可〜愛い……
っていうか、シリアス系の今週なのにEDがガーリントラボーデカレンジャーでいいの? 「いいじゃないですか」ってWミーイング?
次回予告 エピソード.36『マザー・ユニバース』
宇宙警察随一の科学者・白鳥スワンの授賞式。その留守に蠢くアブレラの影。その横には怪しい科学者の影?
スワンさん大好きのテツ大活躍かと思ったら……スワンさんがチェンジ、マジで?! デカスワンになっちゃうの? 四十路なのに?
題名も、久かたぶりに歌手として復活の石野真子の挿入歌……EDも専用になっちゃったりして。
ところで今週のセンちゃん(江成仙一・デカグリーン)は、5人と声を揃えてのセリフ以外は頷くだけ……ロボ戦で仲間はずれなテツと、50歩100歩な扱いでした。7人はやっぱり多すぎるのかなあ。なのに、来週はもう一人増えちゃうデカレンジャー……だ、大丈夫?
今週のスーパーヒーロータイムの締めは、デカイエローことジャスミン担当。チェンジに殺陣に決めゼリフ。
「成敗。私たちの活躍どうだった、次回も絶対見てミソ」
ボディライン(変身前)と、ユニークさをアピールです。でも来週はスワンさんが……。再来週担当(多分)のウメコちゃん、こうなったら輝き始めたアイドルだけが放つ、新鮮なオーラで対抗だぁ!
それにしても、デカレンジャーもそうだけど……次回予告で往年のアイドルやヒーローを出すのは、どの世代に向けてのアピールなんですか、東映さん。
といっても、商売ガタキの円谷ヒーローだから悪役としてですが。
森次晃嗣氏、去年のカクタスオルフェノク(赤井 演・山崎勝之)に続いてライダーの劇中で倒される2人目のウルトラセブンになるのかな。
仮面ライダー剣・37話
朝の番組で先週トロが旅してた気がするアウトレットモールを、阿鼻叫喚の地獄に落したバトルの続きから開始です。
暴れるジョーカー(相川始・暴走中の仮面ライダーカリス?)に対抗して仮面ライダーブレイド(剣崎一真・主人公)はキングフォームにパワーアップ。余計に暴走しちゃうのに〜と、視聴者がヤキモキする中、
「お前は人間になろうとしてるんじゃないのか……オレはお前を封印したくない」なんて呟きながら、バトルや少女(天音)救出に大忙し。
ただ避難誘導はしたけれど足止めしなかった弊害か、係留されてた船の陰から木の影へ、なぜか移動していた天音ちゃん。 ブレイドが弾いたジョーカーの武器の破片だか光だかを目に受けて、一時的に失明しちゃったもようです。これは、姿は怪物でも声だけは憧れのお兄さん・始だと気づく伏線かと思ったんですが……なんとなく流されそう。
その天音ちゃんを保護したのは現在セコイ悪役化路線まっしぐらの高校生ライダー上城睦月(仮面ライダーレンゲル)。 「なんだ、あのライダーは……またあの人だけ強くなったのか」初見のキングフォームに嫉妬とねたみを抱いたようです。 一応、ジョーカーをおびき出すためのエサだと基地みたいに使っているクラブに連れ帰りましたが、戦う時にはエサから人質になるんだろうなぁ、天音ちゃん。
今週のクライマックスバトル
せめぎ合う両者の闘気で、風は吹きすさび海は白い牙をむき出しに……って演出を、マジもんの台風にやってもらって決戦(あ、だから天音ちゃんが陸地に避難?)。
説得は無理だと悟ったブレイドは2・3・4・5・6の5枚のカードで『ストレートフラッシュ』……それでなぜキングラウザーとブレイラウザーの二刀流になるのかは謎ですが、
金と銀の光剣とジョーカーの緑の刃がぶつかり合い、光が溢れてどんな技かわかんないままドッカーン(バツの字斬りじゃないのか)。
だけど、人間態・始との思い出が蘇り、倒れたジョーカーに向かって封印カードを投げられないブレイド。結局、不死身のジョーカーは復活して再バトルの気配。 うーん、橘さんには「その時はオレが封印します」なんて言ってたのにねぇ。それにしても、ここらへんのセピア色の記憶の数々が、何気に一部のお嬢さん方が喜びそうなショットばっかり。
「ジョーカー、人間の心を持ち始めていると聞いたけれど、今はただのケモノね」 睦月の横で戦いを見物していた城光(タイガーアンデッド)は「もしかしてジョーカーはあのライダーのせいで」女の勘か武人の勘か、 今回の騒ぎの原因がキングフォームだと気づきます。タイガーアンデットの姿になってブレイド押さえ、融合を解けと迫りつつ当人も人間態になって事情説明。 画面からハズレ、忘れられちゃったジョーカーはいずこかへ。一度気絶して少し落ち着いたのかも。
「アンデッドを舐めないで欲しいな」とのたまう虎姐さんのジョーカー観察報告によると、人間やってた始の本性を目覚めさせたのは、ジョーカーに近い剣崎の新たな力のせい。 「ジョーカーにあれ以上凶暴になられたら困る」と渋い顔をする姐さん。「せっかく勝ち残ってもヤツに負ければ全て終わり」種族が繁栄を手にする最終試練が切り札ジョーカーの役割(バトルファイトのラスボス?)。 どうすれば暴走が止まるのかと聞く剣崎を「知るか」突っぱね、虎姐さんは立ち去ります。 追いかけようにも001みたいに剣崎はまた寝込んじゃって、広瀬栞(ヒロイン)と白井虎太郎(若き大家)に回収されました。
さて、戦いの様子をPCモニター経由で監視して融合係数がバカ高いのを(2592以上?)確認している、広瀬義人(栞パパ)と橘朔也(仮面ライダーギャレン・先輩)。先週は不自然じゃなかったのに今週はカメラアングルがかなり不可思議。 実映像ではなく良く出来たCG画像と解釈しておきます。このままだと“人間じゃなくなる剣崎”を保護する方針は2人とも同じ。でも、人外化のキーとなるキングフォームでしか倒せない、 新たな改造実験体・トライアルFを差し向けるかどうかで意見が分かれてます。
そしてやっとトライアルに使用しているアンデッドの細胞の出所を聞く橘さん。 カリスをも凌駕すると広瀬パパご自慢の材料は、解放を免れたプライムベスタ『ハートの13』でした(アンデッド解放の犯人確定。結局娘のカンは正しかったと)。 社長室みたいなデスクの引き出し開けて隠しスイッチ押すと開く、壁面の物入れには、もう一枚のカードが……これが後々の伏線に、なるのかなあ。 ともかく、力押しに反対の橘さんは、再度剣崎説得にお出かけです。
白井農場の居間では、これさえ乗せればMPHP満タンの魔法アイテム“濡れタオル”で看護されてた剣崎くんが意識取り戻してました。
タイミングよくチベットに出張中の烏丸所長(ライダー開発者)のメールが着信。
13体のアンデッドとの同時融合なんてありえないという警告に、カテゴリーキングとの融合を超えた力なのかと案じる虎太郎。
「そうだ、それだよ虎太郎」しかし、国語力に難ありで、思考がギャンブラーな剣崎くんはちょっと違います。
13枚のハートのカードを集めれば暴走中の始も別の形に進化する。そして強い力でジョーカー押さえ込んで元の始に戻れるかもしれないと考えます。
確証もないまま強い力にすがる、その思考パターンは広瀬パパとドングリの背比べ。
飛び出した剣崎を止める前に、喫茶ハカランダの女将から娘(天音・虎太郎の姪)が一晩帰らないと連絡が入ります。子供番組ですからハタチ過ぎのヤローより、小学生の安否優先です。 虎太郎と栞ちゃんは車とフォルツァXで手分けして天音探し。戻ってみたらいつも勝手に上がりこんで飯食ってったり泊まったりが日時用茶飯事の、橘さんが「ごちそう様」と牛乳飲み干してました(味覚音痴なので賞味期限を確かめたのか気になるところ)。
肝心の剣崎と行き違いになった橘さんですが、無謀なカリス鎮静化プロジェクトを聞いて、眉を潜ませつつ何か思いついた模様です。 一緒に来るのが剣崎のためだと主張する橘に「何を考えているの」とストレートに聞いた栞ちゃん。そのまま質問攻めにして、あんたの父親がかけた洗脳もしくは暗示を、 解いちゃって欲しかったんだけどなぁ。
失明した天音ちゃんを見て「人間とは弱いものだ」この星は虎が支配したほうがいいと主張する虎姐さん。 「虎の惑星かよ」と突っ込みいれたり「文句ある?」って言い返す虎姐さんに、天音に手を出さないようクギ刺したり睦月君もそこそこ忙しそう。 だけどカード並べにも飽きたのか、虎姐さんが“あなたの仲間”と感知した剣崎に会いに出ちゃいました。 そして虎と2人っきりの天音ちゃん「食べちゃうわよ」なんて脅されてて、全国の天音嫌いの皆様の溜飲下げる大サービス敢行中。
以前“橘が睦月を探しに来た”という情報で睦月の店の近くへ辿りついたカンが鋭すぎる剣崎くんは、ハートのスートのカードを返して欲しいとお願いです。 「どうせ戦う運命だ」と突然殴ったりした睦月ですが、そこはポケモン世代。なぜかスタジアムに場所を移してカードトレードの交渉開始。 カードより価値のあるものとして要求したのは烏丸所長から送られた“新しい力”ラウズアブゾーバー。 「今はキングフォームになることは出来ない」とあっさり渡す剣崎に「本当にいいのか」って逆にビビるあたり、可愛いぞ睦月。
そしてハートのカテゴリーキングを探す剣崎は、橘さんと道で遭遇。 始は人間でありたいと思ってる、ジョーカーとしての自分の運命と戦っていると、封印派の先輩を一生懸命説得です。 白井農場で牛乳飲んで広瀬パパ洗脳が解けかけていた橘さん。実は最初からその気だったのか、条件付でキングのカードを手渡します。
広瀬ラボに戻った橘さんは、もちろんキングカード持ち出しのお咎めを喰らいます。って言うか、秘密の引き出し開けっ放しで出かけるなよ橘さん。
そこで橘が広瀬パパのデスクに置いたのは、スペードエースのカードと変身用のバックル。剣崎が差し出した、始にカード渡したら身柄は預けるという、“条件”のシルシ。
ああ、こんな童話があったなぁ、色んなものを手放しながら友人を正気に戻そうとする……アンデルセンの雪の女王?(少女・天音ではなく、男・剣崎が自己犠牲に励むあたりの、物語のねじれっぷりがステキ)
「変身もできないのにジョーカーに会うと言うのか、危険だな……トライアルFを迎えにやってよかった」 実は剣崎の細胞サンプルや、トライアルシリーズの戦闘経験値上げが目的のような気がする、広瀬パパの差し金で、 バイクの乗員にラリアット喰らわせるトライアルF(声 塩野勝美)。それでも首の骨が無事な剣崎は確かに人間じゃないかもしんない。 変身できなくてもキックやバイクの轢き逃げで、なんとかトライアルFを振り切っちゃいました。 これは剣崎が強いのか、トライアルFがダメダメなのか……両方かな。
川で手の傷を洗っただけで、さっきのダメージから回復しちゃう剣崎くん(FFIIIの“光の戦士”みたい)は、 栞ちゃんからの情報で、ジョーカーが出没している南へ2Kmの森へ。(襲われてたカップルは無事かなぁ) ついでに、しばらく帰れないと、橘さんところへのお泊り連絡も欠かしません。
木の上から降ってきたジョーカーの攻撃避けながら、アンデッドと融合しているから敵だと思うのか、こうなった原因だから憎んでいるのかと話しかけつつ、 カード渡そうとする剣崎くん。しかし、追いかけてきたトライアルFに2人まとめて撃たれちゃいます。落ちたカード拾い集めているスキに、 羽交い絞めにされながらも「オレを信じろ」とカード投げて……
ジョーカーは、カテゴリーエース(チェンジ)をラウズしてカリスの姿になった後、カテゴリーキング(エヴォリューション)をラウズ。 ついに本編でもワイルドカリス登場。真紅の細身に散る金の模様がなんとなくフェミニン。 CMで見たよりカッコいいけど、劇中で呼称されるより先に名前も武器もわかっているのが微妙に切ない……。 でも、ツインダカーのツカがシャキーンと出てくる、普段のアクションを邪魔しない仕様には惹かれます。
剣崎を救うため(多分)、カッコよくダカー二刀流で戦い始めたところで今週は引き……どうか、去年のスネイクオルフェノクみたいに、ラストバトルの途中からフェードアウトしませんよ〜に。 ラストカットはもちろんハートのK(EVOLUTION)……パラドキサマンティスアンデッドは、出てこないんですね。
ウルトラマンネクサス エピソード03 巨人 ‐ウルトラマン‐
今週は、何となく見えてきた姫矢准とTLTの微妙な関係編。その見せ場は番組終了直前。
あの女副隊長・西条凪をヘコませてくれてありがとう、姫矢准! スペシュウム光線ではなく口撃でスカッとさせてくれる変身者(人間状態)ってのも面白い。
視聴者代理の新兵・孤門一輝とは初対面だとしても、姫矢准は“あの男”として、西条副隊長はもちろん、松永統括官や和倉隊長とも顔見知りのような気配が濃厚です。ただ「諦めるな」の一言で子供時代の遭難の記憶をフラッシュバックさせてる孤門くん、実は姫矢に命を救われるのは都合3度目なのかな。
「この状態で攻撃したら、あの2人が巻き添えに……撃ったらダメです!」
今日はセリフから入り、シメは被害者の悲鳴でしたが、やっぱり主人公・孤門くんは、ぼそぼそナレーション担当。
手作りお守り・頑張るクイナ君を代替画像にして携帯電話デートしてるカノジョ(斎田リコ)だけが現実だ、と執着する様は“17年前”の幻影から抜けられない『世界の中心で愛をさけぶ』の朔ちゃんです。
そのカノジョとの携帯電話……きっとモニターされてるんだろうなぁ、職場のMP(記憶消去など情報統制部門)に。
今週のネクサス……というか巨大戦の見せ場は7時38分まで。西条副隊長に撃たれてもビーストとの格闘優先で頑張ってましたが、可燃性ガス噴かれて空へ逃げられちゃいました。
そのガスが致死性でなくてホントに良かった。て言うか、未知の相手と戦う際は防護服着たほうが良いと思うよ、ナイトレイダー。
ゼッフル粒子みたいなガスのお陰で、銃器が使えなくなり西条副隊長の暴走は止まりましたが、体内のエタノールに引火して大爆発のビーストより、銀の巨人の方が後始末が楽そうだから攻撃したのかねぇ。
巨人の体液が強酸や放射性物質だったら目も当てられないので、やっぱりウルトラマンのことは知っていたという方向で……
「ターゲット、市街地まで距離4000、約30秒で到達」
夜空の追跡シーンは川井憲次BGMもあいまってパトレイバー風味(もしくはエヴァ風味?)。
ただ、ネクサスが展開した光の輪にスペースビーストも巻き込まれ、本気になった赤いウルトラマンのバトルシーンは異空間へ移動。千葉県小原市上空の、謎の発光現象としてしか孤門達も一般の人々も認識出来ません。ただ一人、TLT本部のボー読みコマンダー青年はウルトラマンと怪獣が空に消えた理由を知ってそうですが、現場に情報が下りてこないのは『踊る』と一緒。
ちなみにネクサス戦闘中の声は増谷康紀氏が担当。適合者が姫矢准でなくなってもネクサスの人格は一本筋の通ったものになりそうです。そして変身解除シーン。天から赤い光となって降り立ち、黄色い光の渦をまとって姫矢に戻りましたが、戦闘の疲労は尾を引くようです。 しかも「完全には仕留められなかった」って、どうやらペドレオンは4話で解決、DVDを意識した構成ですなぁ。あと土煙……飛び散るガレキの合成は、トップゲイラーみたいに提供背景バンクにでも使わなきゃ、金の無駄なのはわかっちゃいますが、 先週のジョーカー飛び降りぐらいの、その……ま、いっか。
「位相の褶曲か、すごいな」いや、何もない上空でウルトラマンの顔を正面から捕らえた画像を処理してる映像システムの方が凄いです。 そんな、謎の防衛組織TLTでは、孤門が命令違反(副隊長の攻撃を止めた)の件で、エライさん方の諮問受けてました。 「ウルトラマン?」「昨日あの巨人を見たときに、なぜかその名前が」と言うわけで、その呼称定着に向かって孤門君は何かにつけて連呼連呼。 和倉隊長としては、ディバイトシューター、ディバイトガンナーはもちろん、最強の火器ディバイトランチャーも効かない“巨人”の殲滅は現時点では不可能だと様子見を進言です。 それでクロムチェスター‐ガンマを投入?
「単にエサを奪っただけかもしれない」
今週の新人教育は、西条副隊長さんが担当。仰る通りなら人質をナイトレイダーの近くにそっと下ろさず持ったままか喰うんでは? と、すぐ反論されそうな事言って、ウルトラマンを英雄視する孤門の目を覚まそうと、まずは赤座伴番並の射撃の腕で威圧です。
しかも銃口突きつけて引き金カチリ。痛みがなくホッとする孤門に「残弾の数は常に把握すべきよ」なんてカッコつけつつ「目の前にあるモノが全て真実とは限らない」と2限目へ。
ただ、ウルトラマンの行為が善意なのか違うのか、その議論をはぐらかす副隊長。“バス事故”の遺族が谷底へ花束投げる所や、 今回の出動の顛末が“ビール工場で起きた火災”と報道されたり、生存者および隊員の記憶を消して事実を隠蔽するMIB体質なTLTの実態を見せる意図がよくわかりません。 新人にTLTへの不信感を植え付けてどうするよ。「チームとして重要なのは信頼感です」って言ってた和倉隊長さんが泣くぞ。
「敵か味方か最後の瞬間にしかわからない場合があるのよ」
なんて言っといて、“バス事故”現場でビーストにキルポイントへ誘い込まれたら、姫矢と共闘している西条副隊長さん。
フェイス/オフなジョン・ウーごっことか色々笑いどころ満載です。
拳銃サイズでディバイトランチャー並みの破壊力を持った携帯武器ブラストショット(変身アイテムとは別物でした)相手じゃ勝ち目あるまいに。
「ナイトレイダーの識別信号……あの男まで一緒に?」
若造コマンダーがモニター越しで見守る、生身の人間3人vs象さんサイズのナメクジ3体が今週のクライマックス。
スポンサーフレンドリーにエボルトラスターブラストショットの事を聞いてた孤門が掴まって喰われそうになって、何気にヒロイン属性発動です。
姫矢に助けられたり、背後から飛んできたビーストの事知らせたりと、それはもう……。
「まるで、悪性のウィルスのように」強いものと戦うことで情報を吸収し模倣し、より強力に進化する。そしてまた巨大になって活動を再開する。 ビーストの習性を教えて立ち去ろうとする姫矢を拘束しようと銃を向けちゃう副隊長ですが、基地への同行を断られ……そこで背中に向かって引き金引きますか?(足を狙ったのかも知れないが) 幸い残弾は0でしたが……いくら記憶が消せるといっても、アブグレイブや沖縄の大学に落ちたヘリ事件のアメリカ軍に、勝るとも劣らない傍若無人ぶり。
「残弾の数は常に把握すべきだ」
さっき新人君に言った自分のセリフを姫矢に返され、カチンとなってさらに攻撃しようとする西条副隊長でしたが、ターゲットロスト。
さらに、姫矢に会った事も謎の銃(ブラストショット)の事も報告しなかったという凄いオチがついちゃいました。
それが姫矢を庇うためなら分からないことも無いんですが、実は孤門の記憶は既に操作され始めていて色々抜けてると思うしか、合理的解釈は無理かもしんない。
予告 エピソード04 亜空間 ‐メタフィールド‐
都市伝説の怪談みたいな今週の引きから繋がる、トンネル内で合体して活動を再開したビーストが、来週は多分大暴れ。しかも機体ごと孤門くんは取り込まれ、一緒くたに亜空間へ行っちゃって、やっとウルトラマンネクサスの活躍が終わり10分あたりで見られそう。
まぁ、巨大戦がAパート冒頭だけで、Bパートのヤマが等身大戦闘って展開は、メインターゲットのお子様方にとっては戦隊モノで慣れたフォーマット。 最後の10分に巨大プロレスだと騒ぐのは、幼稚な心のまま大人になった水戸黄門見て喜ぶ世代の“元お子様”だけだけなんだけどね。
でも、アニメはちょっぴり違うらしい。やっぱり見逃した「神無月の巫女」第1話がWebで無料配信というので、 見てみましたが……時代は変わったのー、伝奇ロボット物に『ヤミと帽子と本の旅人』風味のユリの花が咲いとる……ぢゃなくて、激しい動きの部分は難ありでしたがボロテープに三倍速で撮った画像より見れるシロモノでございました。
アニメと言えば『グレネーダー ほほえみの閃士』は、ガンアクションがスゴブル付きのキレで見応えたっぷりでした。某アニメみたいな、重力無視のありえない“ゆれ”もなく、実にナチュラルで(え゛、何がって、それはここではちょっと)。しかし中井和哉氏は腕はたっても、肝心な所が抜けてる剣士役が板についてきましたねぇ。 ……ゾロファンの涙を露の様にきらめかせながら。
コーヒーではなく“缶”欲しさに伊藤園の『サロン・デ・カフェ』を買っちゃうような人間には、猫にマタタビ、右京さんに紅茶。画集を買う感覚で箱買いしてしまいそうで怖いです。 スクウェアのゲームにハマったのもキャラデザの天野喜孝氏や聖剣伝説の端々にアールヌーボーなミュシャの空気があったから(キャラの性別選択画面なんかモロ……)。もちろんKAGAYA氏の絵も大好物。
ただ、ネタ元がTVブロス(TV Bros)で、「あらま美形」の姜暢雄(クワガライジャー)と伊藤陽佑(デカグリーン)目当ての立ち読みだったのは、ココだけのひ・み・つ。
でも一言。東大理III(トリック)こと一鍬……NHKの朝ドラ出演おめでとぉ!!!
だけどキナ臭いのが堤オーナー役職辞任ってお話。巨人の渡辺氏と同じ感触がそこはかとなく……。
これから裏でどんな暗躍をするやら、目が離せません。何せ野球ファンの“誠意”を見せる方法は、どうにかしてコクドの株価を下げて堤氏の財産を目減りさせることぐらい。とてつもなく厄介です。
仙台の動向も気になっちゃうし、オチオチ日本シリーズも見てらません。
だから癒しを求めてちょっとアニメ新番組に逃避……
今夜(正確には15日未明の0時30分)WOWOWのノンスクランブル枠で始まるのが『グレネーダー ほほえみの閃士』。いやぁ、WOWOWにめったにチャンネル合わせないんで予約するのも四苦八苦。
……おねツィ(正式名称『おねがい☆ツインズ』)なる『おねがいティーチャー』続編アニメや、『スクラップド・ブリンセス』(すてプリ)が最終回を迎えて、一年も経ってたんですねぇ。あ……『まぶらほ』は半年前?
月曜日の新番組『ラストクリスマス』は、ノリについていけませんでした。恋愛にプラスアルファがないと月9には耐えられない体質で(ぐふっ)。
未来の自分へのビデオレターって、フェイ・バレンタイン?(カウボーイビバップ) てな感想のみ。
医療アニメなのに血と内臓が映らない『ブラック・ジャック』は原作を大事にした丁寧な作りでしたが、コートや白衣のバサバサがなんとも。ざ、挫折するかも。
本池上署は……忘れてた。_| ̄|○ ごめんよアバレブラックと仮面ライダーガイ(←こういう視点はマズいか)。
新しいといえば、昨日からアマゾンのおもちゃホビーコーナーが始まってました。
『おもちゃ&ホビーのおすすめ』ってリンクがあったんでワクワクして押したら……“お客様の購入履歴のデータからおすすめ商品を探すことができませんでした。 ”
そりゃ始まったばかりだもんなぁ。
ほんの1%ですが、攻略本に特撮ムック本、DVDやゲームソフトといった購入履歴から、ゲームのキャラ商品や特撮系なりきり玩具がこれでもかってほど並ぶのを、ビビりつつ期待したんですけどね。
車椅子姿で家族と語らい、落馬した5月27日に過去を振り返り落ち込んでしまう……そんな自分の弱さを克服しようとしていた一人の父親の姿を、ドキュメント番組で見てしまった日には、クリストファー・リーブは永遠のヒーローになっちゃいます。 あの、コスチュームやアメコミヒーローの七光りが無くたって……1人の人間、そして車椅子の俳優として。
姫神さんといい……今年の10月は心不全で逝く50代がなぜに多いのやら。そして自らを振り返ってみれば、健康に悪い生活しまくっていて愕然です。
10月に入って10日で90KB。やっぱ50KBを超えるのは人としてマズイよねぇ。
ウルトラマンやガンダムとヲタクに走ってこの体たらく。
ブロードバンド時代といったって迷惑千万にゃ違いない。ジオの広告だって10KB以上あるし。ここは一発ダイエットします。
……ホームページのファイルサイズ限定の話ですよ?
だけど今度関西に出来たユニクロプラスはちょと違うらしい……心斎橋にそびえる倉庫風の4階建ての店舗には、 シルクやカシミヤといった一歩上行く高級素材の服が、1万円くらいの価格帯でずら〜り。今もユニクロで上下決めてる私としては、もちろん興味ありまくり。 でも、10日に発売されたショップバフィー(近鉄グッズショップ)の福袋に群がる、人々の熱狂振りに勝るとも劣らない、御堂筋パレードの終着点なる心斎橋に、連休中に行くだけの根性がちょっと……
こうやって買い物もせずイベントもなく過ぎる3連休もたまにはいいもの。台風の後片付けに追われる地域のことを思えば天国です。 そんな天国のお土産はもちろん贅肉……(泣)。食欲の秋だって事を忘れてました。