魔法戦隊マジレンジャー
ステージ9『炎の友情合体〜ジルマ・マージ・マジ・ジンガ〜』って、マジ?



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4月10日
春眠暁を覚えずのハズが、6時過ぎに完璧に目が覚めちゃって、ゾロリなんてメじゃない『おジャ魔女』属性(関西ではナイショ最終回)を自覚してしまった日曜日〜(ふぁみちゃん……そっか、もう春風どれみは……)。 それではいってみよう、洋風魔法と和の妖怪退治がセットで楽しめる、日曜恒例特撮感想日記ィ〜

魔法戦隊マジレンジャー ステージ9『炎の友情合体〜ジルマ・マージ・マジ・ジンガ〜』
地底冥府インフェルシアじゃ、凱力大将ブランケン(声 江川央生)サマが今日も今日とてイラ立ち中。 ついにガマンしきれなくなって「アノ魔法使いどもから奪った力で、もう一度この俺を地上に出せ」ダンビラ振り回しながら魔導騎士ウルザード(演・磯部勉)に迫ります。 「言ったはずだ、あの力は赤の魔法使いの思いがけぬ力で封じられたとな。お前を再び地上に出すためには門の鍵を手にいれるしかない」 既に冥獣は派遣したとクールに背を向けるウルザード。バカの相手はしてられないと背中が語っちゃってますが……派遣するのはいつも人食い冥獣ばかり。 門の鍵って、犬夜叉でいう阿毘姫と鉄鶏ママンの“血の河”みたいな現象かなぁ。

どうせまた邪魔されるとブランケンは期待しちゃいませんが「奴らそろそろ叩き潰す頃合だ」とウルザードは自信満々、冥獣のヘルプに地上へむかいます 「えーい、気に食わん!」益々重くなるインフェルシアの雰囲気を、引っ掻き回すのはもちろん パンク系少女幹部のナイ(演・ほらん千秋)とゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)「ウルザードってば、本当は持ってるのにねー」「のにねー」「黙っててあげるって言ったけど」『言っちゃおうか』 階段に座るなんて30分後の某姫や女子高生にも負けず劣らずの“生太モモさぁびす”からゲッツのポーズで立ち上がって御注進 ……あ、ぱんつですか? はっはっは〜 ゴスロリ仕様のヒラヒラつきドロワーズで何が何やら……だって、朝の子供番組だもん。

「ブランケン様にお伝えしたい事がございまーす」「ございまぁす」可愛く手を上げて、お耳を拝借〜ごにょごにょ(ここはシナリオになくても何かそれらしいこと言わなきゃ〜) 当然頭から蒸気吹いてお怒りのブランケン様。「なんだとォー!」床に突きたてた剣は白熱し、波状に広がる衝撃波。ホコリばかりか岩も降ってきたりしてゾビル(戦闘員)たちも大慌て。 「この俺をタバカルとは。おのれウルザード、断じてゆるさん」 『ひぇ〜』だの『はぃ〜』だのと可愛くビビってたナイとメアを、妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)として呼び寄せ、 何処からか出した黒いボウガンを、本来の姿に合体した彼女に寄こします。 「コレで何を……まさか?」禍々しく光るボウガンと、スーパー戦隊シリーズのロゴを走る光がシンクロしてOPに繋がる演出にちょっと感動〜。

本編は小津家、魔法の部屋の円卓から開始。 長女・芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)と 次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)が、お茶をしながら静かに息をつめて見守っているのは、 弟Aこと翼(マジイエロー 演・松本寛也)のボトルシップ制作。 「お、ちぃ兄。何してんの?」そこへ弟Bこと魁(マジレッド 演・橋本淳)がやってきます。 「いま、話しかけるな」メインマストを立てるのに苦心してるチィ兄ちゃんには取り合ってもらえず、 代わりに返事をくれたのは長男蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)「ボトルシップっていってな。ああやってボトルの中で帆船を組み立てるんだ」 エプロンつけて手にスプレーと雑巾持ってた蒔人は、ステンドグラス磨き中?

「難しいのよ」麗の言葉で、年の近い兄へのライバル心を刺激された魁くん。 「ンだよ、そんなの簡単じゃん。俺に任せろよ」なんとマージフォンをワンド形態にして 「練成魔法の応用で……ジルマ・マジーロ」ピカッと光に包まれた各部品はビンの中で組み立て済み状態に。 ご丁寧にビンの口には封ロウつき栓まで施されてます。微妙な顔の兄弟たちに気づかず「ほら出来た」自慢げな末っ子。 しばらく固まってた翼が「何すんだてめぇ」掴みかかりそうになったのを寸前で止めた蒔人は、魁のおデコをペシっとお仕置き。 「何だよ、大変そうだったから手伝ってやったのに……ジルマ・マジーロ」またまた懲りずに呪文。船は作業台へ瞬間移動「ほら、コレでいいんだろ?」空瓶を手にする無邪気な魁に「良い訳ねーだろ……つーか、お前バカだろ」 脱力しちゃって椅子でガックリの翼に代わり、今度はゲンコでオシオキの蒔人兄ちゃん。

芳香と麗はダメ弟のフォローに回ります「でも魁ちゃん凄いじゃーん」 「出したり入れたりしてるように見えるけど、そういう形に練成しなおしてるって仕組みなんだ。なるほどねー」 Stage.1でケーキを出したりトロルや車を消してた母さんは……また別の魔法なのかな。 「一段と磨きのかかった、この俺の練成魔法を戦いに生かせばインフェルシアなんかメじゃねーぜ」ちょっと天狗の末っ子の背景で、蒔人が肩叩いても声かけても、目の前で手を振ってもピクりとも反応しない、項垂れる次男の姿が何気に上手〜い。 表情OK、コミカル演技プランも○。あとはカツゼツだけだ、翼チン!

「魁チン。ここで上手く行ったからといって何時も上手く行くとは限らないでございますです」 クギを刺したのはマンドラ坊や(声・比嘉久美子)「実戦では敵の体や武器に強力なパワーが宿っているでござりますです。 ですから、そのパワーに打ち勝つ強い思いが必要になるでござりますですよ」ゲームでも、呪文抵抗値(せいしん)とか回避率とかあるもんなぁ。 「強い思い? 何だよそれ。俺は充分強いって」笑顔の魁の実力を、早速試すように鳴るマージフォンのエマージェンシー(魔導陣反応?) 「行ってらっしゃーいで、ござりますですー」鉢植えに見送られて向かった先は、お馴染みの無国籍住宅街。しかもまた冥獣トロル出現です。 以前はボロ布まとっていた青トロルが皮鎧つけてるあたり、スレイブトロルからトロルバトラーくらいにはランクアップしてそうですが、やっぱ素手のまんま(丸太くらい持たせてやれよぉ)。

「あいつは」「前に母さんが倒したヤツと同じ種類の冥獣か」 青空の下でも元気な常識外れの青トロル。ぶっとい腕でのなぎ払い攻撃に対して、マジレンジャーに変身した5人は空高くジャンプ。 そのままゴレンジャー式宙返りして『ファイブファンタジーキック!』であっさりトロル撃破。キックを必殺技に選んだのは、 先週再び視聴率でぬき返した、30分後の番組への勝利宣言?(まさかね) 「やったぜ、俺たち強い!」レッドは喜んでますが時間はまだ7時37分。 あたりが暗くなって本命の御出座〜「トロルを一撃で倒すとは。また腕を上げたな魔法使いども」 トロルの残骸を抜けてゆっくり登場したウルカイザーは、魔導馬バリキオンを召喚して巨大化合体。 スポンサーフレンドリーに「闇の覇王ウルカイザー」と正式名称言ってビビる次男、大人っスねぇ。

「私達マジキングになれないままなのに」気弱な姉ちゃん×2と比べて 「やるしかねえだろ、今日こそ母さんの仇をとってやるんだ!」レッドはひたすらイケイケ。 4体合体マジドラゴンにマジフェニックスが騎乗して立ち向かうワケですが、合体時のBGMがインフェルシアのテーマ、負け戦ムード満点です。 やたら広くて細かいミニチュアセットで豪勢な巨大バトル開始。花火なブレス攻撃後「こないだの借りも100万倍にして返してやるぜ!」根拠なく息巻くマジフェニックス。 「格の違いというものを解らせてやろう」もの凄く余裕のウルカイザーに「うるせー」と突っ込んで3合打ち合っただけでよろけてます。 必殺技「バリジャベリン、魔導斬り!」は剣で受けたものの抗いきれず、魔竜になってた兄ちゃん姉ちゃんの合体解けて大ピンチ「サラバだ、俺以外の魔法使いども」

ピンチを救ったのはウルカイザーの背に刺さった一本の矢。 振り返れば投げキッスしてビルの屋上から飛び去るバンキュリア 「悪く思わないでね。その矢には強力な呪いがかけられてるみたい。さすがの貴方も命はないわ。ご愁傷様」 うーん、マジレンジャーをやっつけさせた後に射てば門の鍵探しも楽なのに……手柄争いとか足の引っ張り合いってヤツですかい。
「ブランケンの差し金かっ、余計な事を」ピアノ線が無い頃の操演さんの苦労や、色々“見なかった”ことに出来るヌルい歌舞伎SFX用語を口にしながら、奈落使わずGCでインフェルシアへ帰ろうとするウルカイザー。 「待て、逃がすかー」よせば良いのに転移呪文中の相手に突っかかるマジフェニックス。呪いのせいか不意を突かれたせいか、ウルザードは魔導陣から弾かれて、馬とマジフェニックスはもつれ合ったまま歪んだ魔導陣を介して転送されちゃいました。

「ウーザ・ウジュラ」再度帰還呪文唱えてウルザードは消え、残された4人はトロルの残骸も片付けないまま……末っ子を案じて魔法の部屋で暗い顔。 麗の水晶玉でも見る事が出来ない場所へ飛ばされた魁。考える草・マンドラ坊やが言うことにゃ、 魔導陣の異変で突発的に時空に歪みが生じ、魁はバリキオンと供にその時空の狭間に飛ばされた……さらに追加解説。 バリキオンは魔導騎士にのみ仕える荒ぶる駿馬、恐ろしい生き物でござりますです〜「そんな化物みたいな馬と一緒で魁ちゃん、大丈夫かな」 案じる芳香達をよそに……魁は砂の海でおねんね中?

目覚めれば風紋が続く砂丘と打ち寄せる海。「ここは?」また浜松だろ、と画面に突っ込みたい光景です。Stage.7の夢シーンの、ついでだったりするのかなぁ。 魔法ケータイ・マージフォンを開き「兄ちゃん、姉ちゃん! もーしも〜し。だめか……」呼べど叫べどナビ画面(?)は砂嵐。 よく解んないながら違う世界に飛ばされたと思う魁(凄い勘だ)。 足跡が見当たらない砂浜で魁の他に生き物といえば黒い馬(演・玉菊……)が一頭きり。それも目は緑色に光ってるし、鞍に突き立ったコウモリ羽の矢からは、緑の血が滴ってるしで、タダ馬とは思えません 「まさか……あのウルザードの馬がこうなったのか?」 フラッとケガの手当てに向かいかけて「こいつも母さんのカタキだ。どうなったって知るもんかっ」マジマザーの回想シーン挟んで背を向ける魁チン。でも結局立ち止まっちゃうあたり、ドジで無鉄砲でもヒーローです。

一方、インフェルシアでは、ブランケンを襲う幻術のオオカミと同時に闇の魔導騎士が帰還。 「ゲッ、ウルザード生きてる」「いきてる」抱き合ってビビるナイとメアを横目で睨みます。 「俺を甘く見るな。魔導騎士はあれぐらいの呪いでやられはせん」 「あ、あたしはヤダって言ったのよ」「い、いったのよ」両手ふりふり愛想笑いする小物2人はほっといて 「だが、我が愛馬バリキオンは抗いきれなかった」首謀者ブランケンに斬りかかります。 「キサマ、何のつもりであのような事を」剣で受けたブランケンも負けちゃいません「トボケんじゃねぇっ。 てめぇが俺をタバかったんだろうが」魔法使いの力隠しもってやがったと本気バトルの気配です。

しーかしソコは冥獣帝ン・マ様が池の中からンロロ仲裁。 「ン・マ様に免じて、命だけは許してやろう」っていうか殺したらバンキュリアしか地上界へ行けないから、ブランケンはずうっと動物園のクマ状態。 そりゃ、ン・マ様にとっちゃ鬱陶しかろうて。とにかく、あの力を寄こせと迫るブランケン 「残念だったな、アレなら既にトロルにくれてやった」「なに」『え?』うそーん、テレビの前の視聴者も驚く非効率な使い方です。ザコ冥獣に与えるなんて、マジレンジャーに奪い返してくれと言わんばかり。  やっぱコレも足の引っ張り合いの一環かなぁ。奪い返されたとしても愛馬のカタキ・ブランケンには渡すもんか〜って意地ですかい、ウルカイザーのおっちゃん。

と言うわけでトロル復活。「あいつ、まだやられてなかったのか」現場へ変身状態で駆けつけるマジレン4人。 敵に復活呪文の使い手がいるってのは解ってるんだからキチンと破片を始末しとけば良かったのに〜(もしかして普段は魁が、破片を空気にでも練成してたのか?)。 「あれは……あの時奪われた、マジキングの呪文のパワー?」言ってるソバからトロルは金色のマジン合体の呪文パワーで巨っきな冥獣ストーントロルに進化です。 っていうか、トロルが石になると動けないのでは?(石になってパワーが上がるのはゴーレムだよなぁ)「ンなに、マジキングナンバーワンのつもりか?」トンガリ帽子を上げる仕草も忠実トレースのストーントロル。 もちろんマジキングの不自然に短い腕も忠実に再現です。こうやってシルエットだけで見ると余計に目立つなぁ。

「何真似してんのよ むかつくー」と言うわけで4人は魔法変身。 大きさで対抗できるマジタウラスが先陣切って斧を振るいますが、ストーントロルは何処からか出した棍棒で対抗。ならばとストレートパンチ繰り出すマジタウロス。 んなモノ効かんわとばかりに、力任せの棍棒一発で緑牛を倒したストーントロルは、ふり向きざまのひと薙ぎで、背後から迫ってたマジガルーダ、マジフェアリー、マジマーメイドも一掃。 初めて青人魚の槍さばきが見られると思ったのに。実写版リース(聖剣3)への期待は今週も潰えたか……。

「これって、マジキングの力?」マジマーメイドがそんな事言うから、期待に応えて剣の召喚と同じポーズで岩召喚&ぶっつけ攻撃してくるストーントロル。 「魔法使いどもよ、自らの魔法力に潰されながら、己の無力さを思い知るがいい」屋上から見物のウルザードもすっかり見物モード。戦況はかなりヤバ目です。ここら辺でパジャマのCMが入りましたが、今年はなりきりアパレル好調なんだろうか。

「バリキオンって言ったっけな。勘違いすんなよ。 お前を助ける気なんて無いんだからな。ただ俺、自分だけ助かればいい奴とか、思われたくないからさ」 とか何とか言い訳しつつ、青鹿毛(もしかすると黒鹿毛をコントラストで黒く見せてる?)のお馬さんに刺さった矢を引っこ抜こうと<魁は手を伸ばします。だけど紫の呪いパワーがビリビリ邪魔して、マトモに触ることも出来ません。 そこで「あの時みたいに練成魔法を使えば……矢を体の外に。ジルマ・マジーロ!」ボトルシップ出し入れと同じ方法で触れずに抜こうと試みる魁チン。 魔法の光は散るけれど矢はそのまんま。 俺一体何やってんだろ……と、うんざりするほど呪文唱えてもビクともしない呪いの矢に魁はついにグチり始めます 「何で抜けねえんだよ? 母さんの仇相手にここまでやってやってんのに!」

疑問に答えたのは“宿っている強力なパワーに打ち勝つ強い思い”を語る回想の中のマンドラ坊や 「何だよ“強い思い”って……俺にはわかんねーよ」疲れた魁が砂握り締めて吠えてたら、 いなないて、前足折ってついには横倒しになるお馬さん(初仕事なのに名演技)。 「おい、ふざけんなっ。何へたれてんだよ。俺にココまでやらせてそりゃねーだろ」 魁が揺すっても目をパチパチさせるだけでシッポも前足も動きません。 「死ぬなっ、……バカヤロウ。最後まで、最後まであきらめんじゃねぇ」 とっさにかけた練成魔法は馬の全身を覆って……多分呪いパワーごと矢を砂地へ再練成。 「やった、やったぞバリキオン、やったぁ!」立ち上がった馬の首を抱いて喜ぶ魁。

今度は何で上手くいったのかを考える魁 「今、俺はお前が母さんのカタキだとか、憎いヤツだとか、そんな事忘れてた。純粋に命を助けたいと思った」 そうか、これが強い想いって事なんだ。晴れ晴れとした顔で結論に至った魁ちんの襟首を咥えて背に乗っけるバリキオン。 「この世界から抜け出すんだな、いくぜバリキオン」えーと、その後の砂丘疾走シーンで、馬と乗り手の顔が同じ画面に映ってるのは、それぞれが巨大化変身する時“だけ”だったり……止まってる馬だけにしか乗れないんじゃ、月曜時代劇や大河への道は遠そうだね、魁チン。

さて、実況担当のウルザードが「終ったな」宣告する前で、“キングカリバー魔法斬り!”の予備動作始めてるストーントロル。マジタウロスたちは倒れたままで避けられそうにありません。 そこへ魔導馬バリキオンに乗ったマジフェニックスが、光の魔方陣から飛び出して剣を一閃して大技キャンセル。 帰還を喜びつつ「何で敵の馬にまたがってるんだ?」悩む兄弟たちを尻目に「新たな呪文が俺たちを呼んでいる! ジルマ・マージ・マジ・ジンガ」剣を掲げてバリキオンと変形合体「友情合体ファイアーカイザー!」 幻とか言いながら使い回ししそうな合体バンクを見て「何だって」「魁ちゃんと」「敵の馬が」「合体した?」驚くのはいいんだけど、マジフェアリーのアッチョンブリケ〜ポーズはやりすぎっていうか、幾つだよ麗姉ちゃん。

「ファイアーカイザー!? こんなマジンが存在したなんて」 魔法の部屋ではメメの鏡見た鉢植えくんが聞く人もいないのに解説中「きっと敵と心を通わせた魁チンの勇気に、魔法が応えたのでござりますですね〜」 そして屋上ではもう1人の解説役ウルザードが何気に嫉妬をニジませた口ぶりでバリキオンの心情を補足説明「赤の魔法使いを戦士として認めたか、バリキオン」

「熱い、熱いぜ。魔法の炎が体の中で燃え滾っているぜ!」スポ根野球マンガのように炎を背負ったファイアーカイザーは、ツインランサーの穂先からマジ物の炎出して振り回します 「バリランサー!」って事はウルカイザーより大型の槍なのかな。ともかくストーントロルの棍棒にも打ち勝つ炎の槍で、リーチもパワーも一歩リードのファイアーカイザー。 ストーントロルは当然の作戦としてロングレンジな岩のファントムイリュージョンで反撃。 ファイアーカイザーは頭の突起を炎で包んで伸ばし“消えちゃえ”と高山みなみヴォイスの幻聴がしそうな技で対抗「ファイアースピンブレード!」 イリュージョンの岩を大道芸なノリで砕き飛ばし、さらに伸びた炎のムチでストーントロルをバッサリ。 ちょっと溺れているポーズって気もする両手グルグル回し後に、爆発するストーントロルを背景に「チェックメイト!」

爆発の中から出てきた金色の光が、魔法陣を経て五色に分離。 変則合体で一番カッコイイといわれるマジドラゴンをたっぷり宣伝した『マジキングに合体できません月間』は、 ファイアーカイザーというスポンサーの無理なお願いをも見事果たして、無事終了。 マジキングへの合体呪文のパワーは5人の手に戻りました。 「きゃっほー。これでまたマジキングになれるのね〜」相変わらずハイテンションだねマジフェアリー。 「やったな、バリキオン」労をねぎらう様にマジフェニックスが首なでたら、棹立ちになって乗り手を振り落とす黒い馬。 「おい、待てよ、おい」呼んでも振り返らず、真っ直ぐ向かった先には本来の主ウルカイザー。

特に意味も無くウルケンタウロスになって、人馬一体ぶりを見せ付ける紫の馬の人。 「どうして、どうしてなんだよ」慌てる若造に余裕の講釈です 「確かにバリキオンはお前を戦士として認めた。だからこその合体。 だが、これでもう借りは返したと言う事だ」 「借りはって……俺、そんなつもりじゃ」無償の友情とかボランティア精神を否定されて、ちょっとショックのマジフェニックス 「次はない」と帰還呪文唱えて去るウルケンタウロスだけど、オッサン……合体で確認するまで馬に拒否られるんじゃないかと、実はドキドキだったんじゃございません?

と言うわけで「せっかく心が通じ合えたと思ったのに」丘の公園でひざかかえて街を眺めている魁は思いっきり黄昏モード。 「さ、帰ろ。夕食の時間だよ」優しく肩に手を置いて声をかける芳香、さすが長女……と、ここまでは良かったのに 「今夜は魁の好きなものにしてあげる、何がいい?」弟の目線で麗が話しかけた直後「あたしハンバーグ!」。 「芳ねぇに聞いて無えよ」と一斉突っ込みうける状況に。それでもメゲずに「んーじゃあ、ネギトロは」とリクエスト続ける長女、さすがは20過ぎてアッチョンブリケをする女だ。

「そしてメインディッシュはアニキサラダだ」嬉しいだろうと言わんばかりの長男もかなりエキセントリックです。 「それがメインかよ? っていうか、何とかならねーのかよ、そのネーミングセンス」「もう飽きたぁ」え゛、もしかして小津家って毎日がサラダ記念日だったんですかい。 そんな兄弟たちの気遣いで、元気を取り戻した魁のリクエストは「ちぃ姉、俺サッカーボール玉おにぎりがいいな」金はかからないが手間のかかりそうなお子ちゃまメニュー。 ハンバーグ派の芳香とおにぎり派の魁に両手を引かれ、大岡裁き状態の麗ちゃんが決めた今夜のご飯は「痛い痛い痛いっ、両方作るから」ああ、今夜、麗ちゃんの手は超ベトベトっスね。

今回の呪文紹介コーナー 『ジルマ・マージ・マジ・ジンガ』
「今日の呪文はコレ」「ジルマ・マージ・マジ・ジンガ」とマンドラ坊やと魁ちんで始った解説コーナーはモチロン友情合体。 「なんと魁チンが魔導馬バリキオンと合体して幻のマジン・ファイアーカイザーになったで、ござりますですぅ」とやった後、ふと脇を見るとニヤけて木馬にまたがっている蒔人兄ちゃん?!  「……兄ちゃん、羨ましいの?」恐る恐る聞く弟に、 「え? そ、そんな事ないや〜い。いけいけ! 魔神合体」とガコンガコンやってる大黒柱を、ゲンドウポーズで生温かく見守る弟。 魔法の部屋にあった木馬かな。もしアラビア産だったら……首のネジを急に回したりしないようにね、蒔人兄ちゃん、天井にゴツンしちゃうよ?

次回予告 ステージ10『花が咲いたら〜ジルマ・マジカ〜』
「みんな、姉さん欲しくないか?」 野菜配達先のメガネ美女に一目ぼれしたっぽい蒔人にいちゃんが「江里子さぁーん」今週のENDコントに続いてマジレンワールドに混乱をもたらしそうな予感です。 ツバメの子安貝とかではなく、サボテンに花を咲かせたら……と条件だすメガネのかぐや姫。 でも、チラっと見えた冥獣もサボテンだったような? やっぱ悲恋なんだろうなぁ。ともかく最近ご無沙汰だったハイゾビル&ゾビルとの、いつもの埠頭で集団戦が楽しみです。


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