魔法戦隊マジレンジャー ステージ44『母さんの匂い〜ジルマ・ジルマ・ゴンガ〜』
「夢にまで見た深雪の姿があった」byナレーション(玄田哲章)
前回の粗筋の後は「渡すもんか、レアたんだけは絶対(ずぇ〜ったい)に〜」5人の前に立ちふさがるトード(平野正人)から今回のお話が始まりました。
「一気に取り戻そうぜ」レジェンドマジイエロー(翼 演・松本寛也)の掛け声でマジレジェンドとなって青ガエルに対峙する小津兄弟でOPへ「いくぜ」『おう』ちゃーちゃららーらー……♪
「だんにゃ、一体いつまで続ければいいんすか、これ」「翼や麗達が必ずトードを倒してくれる、それまでの辛抱だ」 地上には冥府ガエルの雨を防ごうと、上空のカエルの卵&オタマジャクシをディストラクションファイヤーで吸い込むトラベリオン。 中ではスモーキー(声・草尾毅)がマジコークスくべるのに右往左往。マジシャイン(ヒカル 演・市川洋介)が待ち望む、トード撃破とカエル消滅ですが……「母さんをこんな所に閉じ込めやがって! 勝手にコレクションなんかにしやがって!」青ガエルと戦ってる5人は地上界よりも母恋し。 まぁ、目的は違ってても手段は同じだから、いっかぁ……と思ってたら
『レジェンドファイヤー・スマッシュ』で青ガエルを落盤に沈めたあと、トドメも刺さず生死も確かめず『母さん』イバラカプセルの母をそっと手に取り 「ほんとに、お母さんだ」「会いたかった」「夢じゃないよな」長女マジピンク(芳香 演・別府あゆみ)も、長男マジグリーン(蒔人 演・伊藤友樹)も、三男マジレッド(魁 演・橋本淳)もウルウルモード。 普段はストッパーやってる次男マジイエロー(翼 演・松本寛也)までもが「麗ねぇ、母さんの目が覚めたら何ていう?」。 いつもは“周りを良く見なさい”が口癖の次女マジブルー(麗 演・甲斐麻美)なのに 「何だろう、『久しぶりだね』とか『体だいじょうぶ?』とか。難しいよ、いっぱいありすぎて」うわ、母恋しで周りをみていなーい。
「俺はもう決めてる」「なに?」なんてやってるから、ビョーンと伸びてきた舌にお母さんを奪われてしまいました。 「お前らなんかに渡すわけないだろ〜」爆発する黒い粘液で牽制し、空間に緑の裂け目を作って地上界へ逃げるトード。 「このやろー」閉じかけた空間を強引に広げて、後を追ったマジレジェンドだけど、海岸にはカエルの姿なし。 キョロキョロしてる所を「ガパーン」と海から出てきた青ガエルにハンマーでゴインとやられドシンと踏まれちゃいました 「バ〜カ。魔法使いの分際で生意気なんだよ〜」いや生意気じゃなくて5人は油断しすぎなだけです、ソコの両生類サン?
その状態から脱するため、なんとフェニックスとライオンに分離して攻撃しかけるマジレジェンド。まずは上空からファイヤーボールを雨あられ。 そしてライオンがツメでガーっと……母親を人質に取られているとは思えぬ、容赦ない攻撃です。合体しなおした後は 「俺たちはやられるわけにはいかねーんだ」「返せ、母さんを」と槍で薙いだり突いたり滅多打ち。 「あと一息で母さんに会えるぞ、みんな」その前にうっかりトードが握りつぶすとか、弾みで母ちゃんを斬っちゃわないかドキドキです。
その戦いを見上げているのはメガネっ娘・スフィンクス(寺瀬今日子)ちゃん。「バカな……冥府神がココまで早く追い込まれるとは」ヤツラは持ってる以上の力を出している「これもハハオヤへの思いゆえか」。 右京さん風味のメガネに写るのは「その手を放せ!」左手のイバラのカプセルを奪おうと腕を踏むマジレジェンド。 「魔法使いどもめ、お前らの思い通りになんかさせるかー」ポロッと落としたカプセルに注意が向いた瞬間狙って舌を伸ばしてカプセルを海へポイッ。 『母さーん!』追ってジャンプのマジレジェンド。背後からラッパの音がして「あの動きは」緑だけど青ざめるレジェンドマジグリーン。 『やめろー』『やめてー』叫べども、マジレジェンドの手より早く、黒い粘液が母親を封じたカプセルを包み、こっぱ微塵に爆発。 「これが僕のレアたんへの究極の愛の表現だよーん」
トードが消えた後、地面を叩き、頭抱えてショックのあまり変身解除しちゃう5人。 「うそでしょう」「爆発して消えちゃった」「そんな、バカな」 「んなはずねーよ、んなはず」「ふざけんな、ふざけんなぁー」海岸で立つ力まで失う小津兄弟。 「あれほど漲っていたエネルギーが全く感じられなくなった。あのハハオヤと言うモノが消えただけで……どういう事だ?」眼鏡キラーンとさせて理解に苦しむスフインクス。
その頃、実は5人の父ちゃんこと、今はウルザード姿の天空聖者ブレイジェル(小津勇 演・磯部勉)もいずこかの洞窟で大ピンチ。ワイバーン(佐々木望)の素早い槍裁きでじわっとダメージが蓄積中。 『ワイバーン様、そこだ。いけー!』ナイ(演・ホラン千秋)とメア(演・北神朋美)が能天気に応援する前で、 「なかなかしぶといね。でもこれで終わりだよ」壁や天井蹴ってアバレキラーな攻撃してくる飛竜くん「どうしたの動きが鈍いよ」。
しかしスピードに酔っちゃってたのか大技繰り出したスキを突かれて胴に一撃喰らい、さらにレイジングストームまで貰っちゃってスッ転ぶワイバーン。 「なにこれ……面白いじゃん。へっ、そろそろ本気でいこうかな」頭に血がのぼりかけたワイバーンをそっと制したのはダゴン(大塚明夫) 「もうよい」「なんで、これからなのにぃ」代わりに呼ばれたのは「ティターンお前の番だ」 無理だとワイバーンが文句言ったら「今日に限っては本気を出せ」「わかった」大男、総身に知恵が回りかねって事で鈍そうだったアフロヘアーの巨人、初出撃です。
「素直にン・マの魂を差し出し消えろ、ならば戦わずともすむぞ」説得から入るティターン(小形満)の申し出に、 「言った筈だ、ン・マは転生させないと」きっぱりNoのブレイジェル。 「やむをえんな。まいる」頭の雲からツインランサーに雷をまとわせてティターン攻撃開始。 素早さとパワーと上背で勝る敵の一撃に、いきなり膝をつくブレイジェル「こいつ、出来る」。 さらに一方的に攻撃受けて、腹を一突きされちゃいます(黒い稲妻が痛そう)。 「何だよティターン、こんな強いクセに隠していたのか」「ン・マの魂を抱えてまともに戦えるわけがない。ブレイジェルも愚かなヤツだ」 見物組みには既に勝敗が見えてる戦いですが、「俺は負けない、ン・マの復活を許すものか」なおも立ち上がるブレイジェル。
「あと少しだったのに」「助けられなかった、母さんを」 「もう見られないの、あの笑顔」嘆きの5人は、 いつだって笑顔をくれたお母さんを想い「哀しい時も、怒った時も」「最後は必ず笑顔をくれたわ」 だから俺たちココまで来られたのにとなきまくり。 だけど翼だけは子供の頃の思い出“お母さんのにおいだ”+“勇気を出して”で何かを思いついたらしく 「俺はあきらめねー」さっと立ち上がり崖の上で「マジーロ・マジカ」 感覚を研ぎ澄ます呪文で「母さんのにおいを探しているんだ」俺の信じている通りだとしたら、きっとなんとかなる「可能性は自分で作るもんだろ?」。 頷きあって、他の4人も崖に立ってマジーロ・マジカ。「ムダな事を」スフィンクスが呆れていた頃……
「だんにゃ、キりがねーっスよ、もう」「それでもやるんだ、最後の最後までやりぬくんだ」 頑張ってたトラベリオンがいきなり攻撃を受けてました。 「神罰のジャマすんの、やめろよなー」もちろん、レアたん失って機嫌の悪いトードの仕業。 「ふざけた事をいうな、この地上界を貴様の良い様にはさせない!」ディストラクションファイヤー逆噴射で反撃しようとしたマジシャインだけど、 出たのは弱い火玉と咳き込むような黒い煙だけ。 「まずいぜダンニャ、冥府ガエルの卵吸い込みすぎでカマがいかれちまったぁ」どうみてもゼリー状で水分多そうだったもんなぁ。 「なぁにぃ、その程度ぉ。んーじゃ、ボクからも、もっともっとプレゼントあげるよ〜」 ハンマーにもなるラッパから、青い火を吹く青ガエル。
「もう見るべきものはない」スフィンクスが背を向けた直後、 「あ、あれ、あそこに見える。キラキラ光ってる」不意に空の一角を指す麗。「ホントだアレがお母さんの」「母さんの光」やっぱり母さんは生きている「父さんの魔法で守られているんだ」いきなり解説モードの翼。 斬られても死なないように光に変えられたお母さん、爆発で粉々になった後も、光の粒の状態で大気を漂っていたみたいです。っていうか生身じゃなかったのね。 そして翼のマージフォンに新しい呪文が着信「光よ1つに集まれ。ジルマ・ジルマ・ゴンガ」。
青白い光がキラキラと岩場に集まって母・小津深雪(マジマザー 演・渡辺梓)の姿に再結合。
白雪姫に集まる小人のように子供たちが取り囲み『母さん』『お母さん』抱き起こした翼が最後に「かあさん」。
BGM・天空界の安らぎ(別名ウメコの歌)のイントロと共に目をあける深雪ママ。
そして翼が最初に言うと決めてた言葉は「やっと会えたね」でしたか。「翼?」「ああ」
「お母さんだよね、本当にお母さんだよね」「なに言ってるの麗」「だって、だって」「芳香、蒔人、魁」
一斉に泣き伏す5人。微笑んで受け止める深雪ママ。「母親か」何気に感慨深く立ち去るスフインクス。
闇の中にいたの。もう二度と光のある世界には戻れないと思ってた。 「翼と麗のお陰さ」最後の最後の最後まで諦めずに信じつづけたんだ「母さんに会える事」。 蒔人の説明に「小さい頃のお返し、してもらっちゃったね」 トラックに閉じ込められた2人を探して歩き回ったあの日のことを夢で見てたというママに、俺たちも見ていたと告げる翼と麗「嘘みたい、凄いね、凄いよね」 あとは、スノウジェルに原始の魔法貰った、インフェルシアに乗りこんで戦ったりもしたと今までの苦労を口々に語る兄弟たち。 「嘘みたい、凄いね、凄いよね……みんなもうすっかり立派な魔法使いね」ところで“マジトピアにも行った”って事は劇場版は同じ時間軸って事なんすね。
「俺たちに、勇気を出せってメッセージを残して行ってくれたから」「ありがとうみんな」お母さんのお陰だと嬉し涙に咽る子供たちと共に立ち上がり、 「さあ、母さん」促されて出したマージフォンにまたまた着信、しかも携帯が銀色に「マージフォンが変わった」「感じる、特別な力を」まさかここで、12月発売のシルバー・マージフォン登場とは……まぁ、予測の範囲内ですけどね。
「このままでは地上界が」自慢のトラベリオンが、必殺技どころかマトモにパワーも出ない有様では、マジシャインも人間態・ヒカルに戻っちゃって、唇噛むばかり。 「もう誰にも止められないのよね〜」見上げれば冥府カエルが雨となって地上へ……「ここまでか」。 いや到達する直前、冷凍魔法でカチンコチン「な、なんだぁ」「これは……深雪さん?!」階段の上にはローブをまとった6人がズラーり。 「お母さんの魔法で冥府ガエルを完全に凍らせたのよ」麗の説明に会心の笑みを浮かべるヒカル先生「やったんだね、みんな」。 マジ・マジュナでカエルの氷は消滅。「素晴らしい、これが深雪さんの力」「何てことするんだよ〜」
「馬鹿げた神罰もこれまでだ」「よーし、行こうぜ母さん!」「ええ」 バサッとエンハンスでMP回復効果とかありそうな黒ローブ縫いで6色の衣装をあらわにし、マージフォン掲げる6人。 子供たちはマジレジェンド変身。そして最後に、 久しぶりのマジマザー登場。もちろん変身シーンはフルバージョン。深雪さんの背景にスノウジェルがこっそり浮いてます。 「きらめく氷のエレメント、白の魔法使いマジマザー」そして子供たちの名乗りが続き「溢れる勇気を」『魔法に変える、魔法戦隊マジレンジャー』二つの魔法陣がすれ違い、中央に赤白揃うおめでたいカラーリングで決めポーズ
お前らなんかギタギタにしてもう一度神罰を……と、トードが吐いた爆発する粘液は子供たちがバリヤーで防ぎ、その間にジャンプして間合に飛び込むマジマザー。 「ジー・マジーネ」ヒャドっぽい魔法で青ガエルを攻撃し「一気にトドメだ」 末っ子の言葉に頷いて「家族の力を合わせましょう」 雪の結晶型に6本のロッドを構え『ファミリー・レジェンド・フィン』。 「よくも神様の僕を○△׆…」判読不能の断末魔の声と共にトードは爆発(やっぱ弱かったのか)。 『マジで決めたぜ、マジレンジャー』
「久しぶりの青い空と澄んだ空気、もう最高」「良かったね、お母さん」 高速道路が見える池のほとりでしみじみと家族団らん。最後はただ見守ってただけのヒカルも、さりげなーく端っこに混ざっています。 「おめでとうございます。心から祝福します」「ありがとうございます、子供たちが色々お世話になりました」 保護者同士の会話に割って入るのは芳香ちゃん「堅い話はパスパス。それよりぃ、お母さんのハンバーグが食べた〜い」。 「もう、俺はオムライス」「俺は温野菜のママサラダ」長男と末っ子も続き 「バラバラじゃないか、俺はぁ、玉子焼き」翼もすっかりお子様に戻ってます。 「ダメダメダメ、お母さんにはあたしのシチュー食べてもらうの、ちょっとぉ」麗だけは食べさせる方なんですね。
「はいはい了解。とにかくみんな、おうちに帰りましょう」『はーい』 駆け出す子供たちとヒカルの背を見る深雪ママが不意に振り返り「勇さん」。そこには不安のように水面に広がる波紋……。
その頃、ブレイジェルは壁に叩きつけられ「トドメだ」振り下ろされたツインランサーを防いだ盾を砕かれてました。ああ、ン・マ様の目が〜(転生するから前の肉体の一部はどうでもいいのかな)。 何とか立ち上がった直後「ドゥワっ」「手こずらせおって、魔法使いの分際で」なんと背後からダゴンが三叉矛で一撃。 体内から赤い魂をたこ焼きでも刺すように取り出し、ワイバーンに渡します「はいはい、へへ」。 剣を落としブレイジェル本来の姿で倒れる勇パパ。 「ン・マの魂返してもらったぞ」「俺は諦めん、闇の力に屈してなるものか」「せいぜいいい夢を見ろ、無限に続く夢をな」 ダゴンが三叉矛を突き立てて作った地割れに、落ちていくブレイジェルで今週は引き。
今回の呪文紹介コーナー 『ジルマ・ジルマ・ゴンガ』
「今日の呪文は『ジルマ・ジルマ・ゴンガ』、あらゆるものを1つにまとめる凄い呪文でござりますです」説明終った直後、小津母子6人が魔法部屋へ。
「おかあさまぁ〜」感涙して飛んでく鉢植え君。「バラバラになってたお母さまと僕チンが今ひとつに〜」ママの胸ですすり泣くマンドラ坊や(声・比嘉久美子)。けど植物を産んだ覚えはないと思うよ、深雪さんは。
次回予告 ステージ45『二人はともだち〜ジー・ゴル・マジュナ〜』
「無益な殺生は好きではない」そして子犬をかまうティターン見て「アフロ君、あなたいい人でしょ」いきなり列車デートのレジェンドマジピンク、いや芳香とティターン。
握手から始める友達ならまだしも、まさか真実の恋に発展したりせんだろうな〜。地割れの底から父ちゃんが、仲を引き裂きに来ても知らないぞ〜。ま、そうなったら大団円か。
DVDプレゼント
『みんな、映画マジレンジャー・インフェルシアの花嫁と』by翼&麗。『ついに完成したVシネマ』「マジレンジャー対」「デカレンジャーの」『DVDを!』by蒔人&芳香。
「抽選で角25名様にプレゼント。どっちが欲しいか書いて」ってやってる魁を押しのける兄ちゃん姉ちゃんたち『どんどん応募してねー、待ってるよ〜』
ああ、なんか和気あいあい。だけどママとヒカルがいなくてチト寂しいっス。