魔法戦隊マジレンジャー ステージ42『対決!二極神〜ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ〜』
「僕は魁から何を学べばよかったというんだ」by仲間はずれのヒカル(マジシャイン 演・市川洋介)
玄田哲章ナレーションによる前回の粗筋後OP。CMの後は雪が降り積むマルデヨーナ世界での、ドレイク(矢尾一樹)とのバトル。
「てめーのマルデヨーナ世界へ連れ込んだところで、何も変わらねーぜ」吐いた炎を、魔法で作った雪玉で相殺するスノウジェル(潘恵子)「ゴジカ」。
「すげー、ヤツの攻撃が凍り付いた」翼(マジイエロー 演・松本寛也)は呆然。 「さすがマジトピアの生ける伝説」尊敬モードなのは蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)。そして芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)は「よっ、サンシン(?)」わからんが格闘のスター選手扱い? 「見てんと、お前たちも手伝わんかい!」ちょっと関西弁入った最強の長老にドヤされレジェンドマジレンジャーに変身する小津兄弟。 五属性で攻撃して「イケる、イケるぞ」なにやら手ごたえ感じてるレジェンドマジレッド(魁 演・橋本淳)。さらに「ルーマ・ゴジカ」スノウジェルの術でドレイクはカチンコチン。
「あらー、ドレイク、苦戦してるみたいだぞ、ねね、どうするんだよぉ」裁きの石版越しに戦闘を見て焦るトード(平野正人)。 「心配ないって、ドレイクは仮にも極神だよ? 自力で何とかするさ、ね、ダゴン?」赤魚に軽く尋ねるワイバーン(佐々木望)。 うなるダゴン(大塚明夫)の脳裏には、勇気があるから魔法使いが負ける事はないってウルザード姿のブレイジェル(演・磯部勉)「なかなか、あなどれんかも知れない」。 という訳で、もう1人の極神スレイプニル(梅津秀行)に「場合に寄っては貴方に行ってもらう事になるかもしれぬ」
「ダゴン、お前が言うなら良かろう。我が愛馬もたまには思う存分走りたいであろうしなぁ」出撃準備の極神。 「スレイプニルかぁ」うなづくティターン(小形満)。 反対したのは戒律第一のスフィンクス(寺瀬今日子)「なんと……ドレイクの神罰執行中にスレイプニルを介入させるとは一体どういうつもりですか」
一方「ヤツは動けぬ、今じゃ」スノウジェルの指示でダイヤルロッド構えたら、氷割って出てくるドレイク。 パワーが上がっているのか「いかん、雪の力をもってしても防御しきれぬようになってきたか」と押され気味。 ここは戦隊モノの定番、6つの力合わせて「レジェンド・ブリザード」五色の吹雪でぶっ飛ばします。けど笑って立ち直るドレイク。 「なんて頑丈な体なの」驚くレジェンドマジブルー(麗 演・甲斐麻美)。 「いい加減、鬱陶しいぜ、この雪の世界も。帰らせてもらうぞ」剣を雪原に突き立てて強引に地上世界へ戻るドレイク。 6人+1柱が落ちた先はいつもの採石場です。
その頃、置いてかれたヒカル先生は、手伝っていたケーキ屋前へ。9.11よりも凄い大災害があったのにケーキ買いに来てるお客と開店しているケーキ屋さん。 「ケーキ間に合ったのかい?」茜(ツル岡瑞希…ツルは右に鳥のない鶴)ちゃんに尋ねたら「ええ、実はお父さん、あの後急に作り直し始めたんです」 考え無しでもとにかくやろうと動き出した魁の姿にやる気が出た「出来る気がしてきたって」イチゴも一度断られた取引先がなんとか工面してくれた「諦めたままで、何も始めてなかったら、イチゴが手に入ってもケーキは間に合わなかった」 “考えてる時間がもったいない”って魁先生の正しさに気づくヒカル先生。「いつもこんな風に、うまくは行かないと思いますけどね」両親(平尾仁 麻生侑里)に呼ばれ手伝いに戻る茜ちゃん。 「魁の“まず、やってみる”その行動が道を切り開いたのか」そうか、何か解った気がする。スノウジェルが魁から学べといった意味が!
「飽きたぜ、お前らと遊ぶのも」ドレイクが剣から飛ばした緑のエネルギー弾でガソリン爆発に包まれる5人とスノウジェル。とりあえず変身解除です。 「そろそろ神罰執行に戻るとするわ」あーばよ、と油断した胸に数発の銃弾が弾けます。おお、人間態のヒカル先生、良く場所がわかったねぇ。 「そなたは、来なくても良いといったはずじゃぞ」相変わらず突き放しモードのスノウジェル。「あなたの言葉の意味、僕なりに考えてみましたが」「理解できたのか」「いえ、でも、もう“考えない”ことにしました」 『え』何それと、倒れながらビックリの小津兄弟だけど
「やっと掴んだようじゃな。まったく世話の焼ける奴じゃ」お褒めモードのスノウジェル、後は大丈夫と赤ん坊サイズの揺り篭形態になって「任せたぞ、サンジェル」ご帰還あそばされました。きっと雪の布団でゼエゼエぴしぴし、年寄りの冷や水その後……って感じかな。
「またヤラレに来やがったか」笑うドレイクを睨み、魁を肩越しに振り返り「見ててくれ魁先生、君から教わった事をやる。上手く行くかは解らないけど、やるべき事は解った」青空背景に天空変身。おお、久しぶりのフルバージョンだー。 まずは岡元次郎さんキック(仮称)。剣で相殺されたあと、トンボ返りで攻撃かわし、ワイヤーで宙を舞い素手バトル。 斬られて派手に蹴り飛ばされた後は、遠距離からのマジランプバスター、そしてチャンバラ。 「お前も学ばねーヤツだなぁ」敵にか弱くてカユイ攻撃呼ばわりされ、味方にも「やっぱ、どんな攻撃も通じねぇ」「やるべき事は解ったって言ったけど、全然ダメじゃない」「やたらめったら、攻撃しているだけだ」 とケチョンケチョン。ただ1人魁だけは「いや、ダメじゃない。多分これでいいんだ」
地底冥府インフェルシアでは、スフィンクスの抗議を後にしろと遮り、妖幻密使バンキュリア(声・渡辺美佐)を呼ぶダゴン。 「はぁい、何でございましょう」「お前に厳命を下す」ピッと飛んだ赤い光はバンキュリアの手の中で実体化「鱗? あの、一体コレは?」 それより何より、ナイとメアが出ないなんて、どうなってんだーと大きいお友達がそろそろ騒ぎ出していそうですな。
「銃も剣も効かないならコレだ」マジシャインはサンジェル姿になって魔法攻撃。「プロミネンスシャワー」金色の光を四方八方からぶつけまくり。 「ムダだ、どんな攻撃もこの俺には効かねぇんだよ」言った直後にボンのクボあたりに直撃。数歩よろめくドレイクを見て、先週のフェニックスの延髄キックを思い出し「そうか、そこがお前の弱点か。無敵の鎧にも覆いきれない部分があった様だな」いやぁ、アキレス腱なら意外性あるけど、大抵の脊椎動物はソコ、弱点ですよヒカル先生。
「ほざけ、俺に弱点なんかねー」剣から緑の稲妻飛ばすドレイク。ガソリン爆発の中を失踪するサンジェル。 「あんな熱い先生初めて見たぜ」「なんか魁みたい」つーか、サンジェル姿は初見じゃなかったっけ? 変身時に見慣れてたから驚かないのかな、小津兄弟は。 最後はブレス火球によるセメント爆発超えて、ワイヤーワーク。後ろ頭を蹴るというか踏むというか……そして羽交い絞めにして大ジャンプ+地面への叩き付け「プロミネンスドロップ」。 剣を手にして「プロミネンスクラッシュ」いや、それは唐竹割りで延髄攻撃と違うんだけど……ま、いっか。
最後にドレイクを蹴飛ばしてドカーン。「やったー」「やっほーい」肩で息する先生に駆け寄る5人。 「ヒカル先生、俺から学んだ事って?」イチイチ考えても始まらない事もある「とにかく行動あるのみってことさ」考え無しに行動するのでもない「頭で考える事には限界があるが、行動する事によってその限界を超えられる事があるんだ」 行動する事で道を切り開く「それを魁、君から学んだよ」「魁先生、だろ?」
もちろん等身大戦が終れば、体のサイズを制御できなくなった冥府神との巨大バトルなのがお約束。 「てめーら、調子に乗ってんじゃねー」
「よっしゃ、こっからは一緒にいこうぜ」「ああ、一気に行こう」6分割変身+巨大化+合体に召喚。 「血祭りにあげてやるぜ」いきり立つドラゴンだけど「落ち着くのだドレイク」天から降ってくる野太い声。 「お前も来たのか」「冥府神スレイプニル」『我等地底冥府インフェルシアの2極神』2対2の巨大戦の始まりにブレイジェルが動揺したところでCMへ
Bパートは、日本中のサンタさんとサンタさんを待ってる子供たちの為のデモンストレーションタイム。これでもかって程ゴーカな戦闘シーン。 「いざゆかん」「おう」だけどその前に大きいお友達を萌えと燃えに引き込む冥府の知的巨頭2人の解説を挿入です。 「スレイプニルは冥府神随一の攻撃力を誇る戦闘神。ドレイクとスレイプニル、インフェルシアの盾と鉾とも呼べる二極神が相手となれば、魔法使いなどひとたまりもあるまい」 「裁きの石版が選んだのはドレイクただ1人。闇の戒律に反します」「黙れ、今は天空聖者などにン・マの魂が取り込まれている由々しき事態だ。 特例だ」「しかし戒律は」「今は俺が戒律だ」なんかここ、やっぱり小野田さんと右京さんの幻聴がするなぁ。ああ、特命係は粛正されませんように……じゃなくて「どうでるブレイジェル」お魚さんのアップの後は
「リモートライナーGo!」もちろん「ム・ダ・だ」ドレイクの拘束失敗。トラベリオンが次に放ったのはスチームバズーカ。そしたら回転して竜形態になるドレイク。「首への攻撃はさせねぇ!」伸びた弱点をカバーするためか、上空へ飛び立ちます。ブレス喰らって倒れ派手に山崩しするトラベリオン。
「いでよ、冥府の馬車!」スレイプニルとはブラウザの名前ではなく、本来は8本足のオーディンの愛馬。騎士形態なのが謎でしたが、2頭引きのチャリオットに乗るから8本足って解釈かぁ。 「何だよコレ」「来るぞ」なすすべもなく槍に倒れるマジレジェンド。「冥府神一の攻撃力を持つこの私の攻撃が、見切れる者などはおらん」 立ち上がったところで、また喰らっちゃって「早すぎて攻撃が全然みえねぇ」「全く反撃のチャンスがみつからない」そうかなぁ、直線的で小回りは効かないと思うけど。 「諦めちゃダメだ、最後まで諦めるな」1人頑張るレジェンドマジレッド。
「肩慣らしは以上、次は仕留める。覚悟」槍を振り上げるスレイプニル「だめ、このままじゃやられちゃう」なぜか顔伏せるレジェンドマジブルー。 立てないままのマジレジェンドにジャンプ+チャージという器用なことする戦車。 ここでマジレンジャーが終ると色々モロモロ大変だし、玩具店の在庫の関係もあるので……紫の影がスレイプニルにぶつかって大きく反れるチャリオット。
「今のは、父さん」ウルケンタウロス姿は久しぶりですなぁ。 「ついに現れたな、ブレイジェル」目論見どおりで嬉しそうなダゴン。 「なんで」「生きていたのか」色々訊きたがる5人を制して「子供たちよ、話は後だ。今は目の前の敵を倒す事だけ考えろ」突撃かけるブレイジェル。 マズは馬車とケンタウロスの空中チャンバラ「むぅ、出来る」。 次は槍を剣に持ち替えて併走しながらつばぜり合い。車輪のガリガリに悩んだブレイジェルは馬車に飛び乗って、車輪とのつなぎ目をズンバラリン。馬車崩壊と投げ出されるスレイプニルがド迫力。 そして『ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ』でバリキオンと魔神合体(金色エフェクト増量中)「天空魔槍斬り」
スレイプニルにダメージ与える様子見上げ「強いわねぇ、ウルザード。惚れちゃいそう、仲間だったうちに口説いておけば良かったぁん」 鱗を手にウットリ見上げるバンキュリア「あ、いけない。お仕事お仕事。敵になったらこんな厄介な相手いないもんねぇ」投げた鱗は狼の飾りに吸い込まれ、発信機取り付け完了。
そんなこととは知らないブレイジェル。「貴様、えーい、離さんかー」暴れるスレイプニルを羽交い絞めにして「大人しく冥府に帰れ、悪しき神よ」魔法陣を開いて沈み始めます。 消える直前「今はお互いにやるべきコトをやる時だ、俺も、お前たちも。頼んだぞ、子供達よ」。 スレイプニルは「どこだブレイジェル」地底の荒野に1人ポツンと放り出されちゃいましたとさ。
「俺はてめーらごときにやられたりはしねぇ」「ようやく弱点を見つけたんだ、必ずお前を倒す」吊り+CGで飛び回るドラゴンVS列車ロボのバトルは、降りてきたところで取っ組み合い。
「今だみんな、ヤツの弱点を攻撃するんだ」教え子たちに合図して、後ろ首に向けてファイヤートルネードを撃たせます。
クルクルしてるドレイクに「トドメだ、デストラクションファイヤー」「バカな、俺は絶対やられたりしねぇ!」え、吸い込むの? 後から出てきたりしない? ちゃんと燃え尽きた? 心配だなあ。
「勝った。魁に学ぶ事によって、僕は自分の限界を1つ超えたんだ」ま、大丈夫って事にしておこう。ともかくコブシぶつけ合って勝利を喜ぶ先生と教え子。
「今日の授業はこれまで、ってとこかな」ミョーに嬉しそうだなぁ、レッド。
「まさか、ドレイクまでやられるとは」「えーい、こりゃあ、そそろろ笑えなくなってきたなぁ。ねぇ」トードが言ってる横で笑い出す赤魚。 「ダゴン、何を笑っているの?」妖幻密使がブレイジェルに俺の鱗を埋め込んだ。これでヤツの居場所が突き止められる『おお』 「ブレイジェルよ、ン・マの魂かえして貰うぞ」
一方雪のマルデヨーナ世界では「今回は色々ご指導いただき、ありがとうございました」ヒカルがスノウジェルにお礼です。 「礼など言われる筋合いはないわい。赤の魔法使い坊やに言うが良かろう。これからも精進するがよい、サンジェル。五色の魔法使いとともになぁ」 長老様は雪の結晶まいていずこかへ。
ヒカルが小津家の魔法部屋に戻ってみると『メリークリスマース』迎えたのはクラッカー(人に向けてはいけません)。 「じゃジャーン」打ったのはサンタガール×2 天使1、そして「赤鼻のトナカイでーす」なぜか外人しゃべりの蒔人と、同じ格好させられてゲンナリ気味の翼。 先週公開されてたサンタのマンドラ坊や(声・比嘉久美子)の横には「にゃんで俺様雪だるまぁ?」ミニバケツを被ったランプ猫スモーキー(声・草尾毅)。「スモちんお似合いでござりますですよ」。
「そうか、今夜はクリスマスパーティーだったね」テーブルには“あの”ケーキにポインセチアにキャンドル。 アニキサラダにサンドイッチ、鶏の丸焼き、ゼリーグラスにジュースetc……。壁には靴下と電飾の星、そして大き目のツリーには流行の青色発光ダイオード多用。 「父さんが無事だったお祝いのパーティーでもあるんだ」「お父さん言ってたね。今はお互いにやるべきコトをやる時だって」 「うん、すぐには帰って来れないみたいだったけど」「今はってコトは、それが終わったら帰って来てくれるってコトだよな」 「それまで、俺たちは、俺たちのやるべき事をする」まて、兄ちゃん、赤鼻の下まで赤く鼻塗った顔で感動的台詞を言うんじゃない。
「だよな、頑張ろうぜ」『うん』で、まず俺たちがするべき事は……ヒカル先生の肩たたいた後、一斉にツリーの下に潜り込んで品定め始めるから、 フツーにプレゼント交換会かと思ったら「ヒカル先生には何の格好が似合うかなぁ」様々な仮想グッズを手にした5人が迫って来て「え、いやぁ僕はいいよ」先生後じさり。 「我が家でクリスマスを過ごすからには」「例外は認められませーん」 「今日一日は俺が先生だぞ、先生のいう事は聞くベーし」「果たして旦那はどうニャってしまうのか〜」大騒ぎの小津家にシンシンと降る雪で、今回は終了〜
今回の呪文紹介コーナー 『ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ』
「今日の呪文はこれ、『ゴール・ルーマ・ゴル・ゴンガ』。
闇の力ではなく正義の魔法で魔神合体する時のブレイジェルの呪文でござりますです」凄い早口だ。
その背景では追い詰められたヒカル先生が小津兄弟たちの手で無理やり変装させられ、5人が散った後、呆然っと突っ立ってる姿が……
「じゃーん、ヒカルツリーでござりますです」byスモーキー。ツリーと言うよりマスクofゾロ+マジキングに見えるゾ。
次回予告 ステージ43『茨の園〜マジ・マジ・ゴジカ〜』
「会える気がする、お母さんに!」次は麗と翼の主役回。しかも久々にマジマザーこと深雪さんの登場です。
戦う相手はそろそろ冬眠していただきたい太った青蛙トード……それも、すごろくがルールのバトル?! なんだかクリスマス通り越してお正月になってきましたなぁ。
とりあえず乱戦時は首の色に注目ってコトで……ネ。
今週のスパヒロタイムエンドは
「死んでるはずのザンキちんがトドロキちんに会いに? 何がなんだか解らないでござりますです」
「わかった」「おお、スモちん」「こいつがオッチョコチョイなんだにゃ、ドシドジだドッジー」威吹鬼は王大人ではありませんよ、ランプ猫。むしろ某錬金術アニメのネタをまだ引きずってる脚本家先生の仕業っしょ!
「益々目が離せないスーパーヒーロータイム」『次回も見てねー(ニャ〜)』