魔法戦隊マジレンジャー
 ステージ4『魔神の王様〜マージ・ジルマ・マジ・ジンガ〜』 って、マジ?



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3月6日
ジャンヌ・ダルクの日だったりするこの日曜、早春の嵐に見舞われて、寒の戻りにぶるぶるガタガタ。 でも、朝はキッパリ目を覚まし、麗ちゃんの勇姿に萌えて燃えてみようじゃ、あーりませんか。 いってみようか、特撮感想日記〜

魔法戦隊マジレンジャー ステージ4『魔神の王様〜マージ・ジルマ・マジ・ジンガ〜』ラテ欄タイトル「マジンの王様」
3月ジャンクションは、下半身拘束(?)されたマジレンジャー達が不思議空間でマジスティックをくるくる。 顔面アップのマジキングがとんがり帽子をくいっ。そして爆発しょって翼広げた決めポーズと、思いっきりマジキング祭り。もちろん本編も今回はマジキング祭……と思ったら、マジブルー・麗ちゃんのスゴい顔祭り?

アバンタイトルはビンタする次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)の、半泣き顔から始まりました。 「いつも周りをよく見て、行動しろって言ってるでしょ!」 叩かれたのは末っ子の魁(マジレッド 演・橋本淳)。魔法の部屋でのんびりお茶してた他の小津兄弟3人は、突然始まった修羅場にビックリ仰天。 姉のスゴい剣幕に、ごめんなさいすら言えない魁。割れた鏡のカケラを拾い集めて駆け去る麗ちゃん。 その鏡はコンパクトの……といってもテクマクマヤコンなオモチャではなく、金ケースになぜか鏡が2面ついた丸い折りたたみ手鏡の破片。おしろいやパフは入ってません(魔法があれば化粧せずともシミは隠せるって事か?)。

「あーあ、怒られた。あれ麗ちゃんがお母さんから貰った、大事なコンパクトなんだよぉ」芳香ちゃん(長女・マジピンク 演・別府あゆみ)、ちょっと面白がってる顔です。 「お前さ、いくら不注意だからって母さんの形見を割るか、フツー。割らねエだろ?」追い討ちとばかりに、弟の頭をはたく翼(次男・マジイエロー 演・松本寛也)。 蒔人(長男・マジグリーン 演・伊藤友樹)は、イタズラ子猫を捕まえるように魁の後ろ襟掴んで吊るし上げます 「こりゃ大変だぞ〜 麗は一度怒り出すと手がつけられないからな」で、麗が怒るのは10年に一度あるか無いかの珍事ですか? 魁が物心ついてからは怒ってないような口ぶりだぞ、兄ちゃん。

さて……本編は会社帰りのサラリーマン(演 三村幸司…でかみどぅり?)が、愛娘からの写メールを受け取る所から始まりました。 『パパ早く帰って来てね みく』携帯を開いて幼い娘(演 味野和明日架)の写真に笑顔を向けてるお父さん。 その背後から怪しい羽音が響き、ふり向いた次の瞬間……ピンクの光を浴びたお父さんは石像になって、いずこかへ転送されちゃいました。 手から落ちたカバンの側で、開きっぱなしになってる携帯の液晶が……夜道で明るく微笑む少女の写真が、切ないのぉ〜

「ねぇ、ちょっと聞いて〜。また起きたみたいよ、摩訶不思議事件」スーパーで、道端で、公園で……囁かれる噂が現実になる、怪しい無国籍タウン……って『ペルソナ2 罪』みたいですなぁ。 今、町でウワサになっているのは摩訶不思議事件に巻き込まれた時のおまじない。 「そんな時は手の平にMって3回書いて」「有明の月に向かって呪文を唱える。5人の魔法使いが助けてくれるそうじゃ」「有明の月って?」「朝になっても出てる月の事なんだって」「ね、その呪文ってどんなんだったっけ?」 そして夜明けの空にかざされる小さな手。呪文を唱える幼い声 「マジカ・マジカ・マジカ、お父さんが急にいなくなっちゃったの。おねがい、魔法使いさんたち、お父さんをさがして」

「魔法110番通報、第1号だね」鏡の前に集まってる小津兄弟。寝起きには見えないので、メンメの鏡には留守録機能がありそうです。 ところで、有明の月って事は満月後の約10日しか通報を受け付けないのかな、この正義の魔法使い達。まぁ、農業やモデル業や家事や学業やサッカー部の合間にするボランティアだし、そんなもんか。
行方不明者捜索は警察の仕事じゃないのか? と冷静に突っ込む翼に、麗が抱いてたマンドラ坊や(声・比嘉久美子)が補足説明。 「いいえ、メンメの鏡はインフェルシアが関係しているお願い事だけを、映し出すのでござりますです」宇宙最高裁判所に勝るとも劣らない鏡のハイパー千里眼機能。 噂の広がり方の的確性といい、5人が“マジカルステージ”してる図が脳裏に浮かんで離れません。

「おーし、わかった。早速探しに行こう」拳をパシッと鳴らすやる気満々の蒔人の胴をガシ、魁の手をグッと掴んで足止めたのは、翼君。 「ちょっと待てよ。逃げた猫探すんじゃないんだぜ。手がかり無しでどうしよってんだよ? カツブシ持っておびき出すってか?」 昔、惚れた女に頼まれてネコ探しで苦労したのかな翼くん。言われて考え込んだ魁は、後方不注意で立ててあった5本のホウキをガラガラガラ。 “周りを良く見ろ”と、目で叱る麗に気づいて、ビックぅ〜 そして持ち主の意を受けた青リボンホウキが、壁に戻るついでに背後から魁の頭をパッコーン。

「そういう時こそ、青の魔法使いの出番でござりますです」 占いは青の魔法使いに与えられた特殊魔法だと、マンドラ坊やが持ち出したのは金の台座にはまった水晶球。 「ローブ羽織ると良いでござりますですよ。そうすると魔法力アップするでござりますです」 そうアドバイスされた麗ちゃんはローブ着て水晶球の前へ。やはりこのローブは魔力のエンハンス機能つきだったか。タダでさえ暑いと噂の戦隊ジャケットの上に羽織る黒ローブ。ああ、今から夏場の撮影が恐ろしい。それとも夏は送風機つきマントが作られたりするのかな? マシュマロマンみたいになる麗ちゃん……あ、可愛いかもしんない。

「水晶玉よ、女の子のお父さんの居場所を教えて。マジ・ジシル」変身携帯マージフォンをワンドモードにして水晶球に向ける麗ちゃん。 「ちぃ姉、何か見えてきたよ」光る水晶球を反対側から覗き込んだ魁ですが「なに……かな、コレ」水晶越しに怖い麗の顔を見てあとずさり。「水晶玉は青の魔法使いしか読取る事が出来ないのでござりますです」囁くようなマンドラ坊やの言葉に、目をパチパチ。
「ここは、黄泉ヶ原樹海」麗が水晶球の中に見たのは暗い森。 「あの子のお父さんはそこにいるんだな? よし行こうみんな」蒔人の言葉にホウキへ向かう4人ですが、麗ちゃんは水晶球を見たまま動きません。「麗は置いていくか」

4台のスカイホーキーに乗ったマジレンジャーは森へ向かう途中でボソボソ話。 「麗ちゃん、ホント怒ると長いよね」なら色々用事を頼むのはやめてね、マジピンク。 「兄弟5人、力を合わせて一つにならなきゃいけないのに、どうしてこうも揉め事ばかり起こるんだ兄ちゃんは頭痛いぞ!」 頭痛がするからって片手離し飛行はどうかと思うよマジグリーン……。 「ほ・と・ん・ど、お前絡みだけどなっ」追い抜きながら小言のマジイエロー。「うっせーな、帰ったらちゃんとちぃ姉に謝るよ!」ちぃ兄ちゃんに言い返すついでに抜き返したマジレッドが、結果的に現場へ一番乗り〜

この辺だと見当つけて、森へ降り立った4人が見た物は…… 「なんだこのたくさんの石像は」「凄い迫力。ちょーリアル」「ん、つーかこれ人間じゃないのか?」「まさか」スモークたなびく石の川原に林立する……CG処理された止め絵の人々。 イエローの言葉を信じられないマジレッドの頭上から、ナイ(演・ほらん千秋)とメア(演・北神朋美)の高笑いが降り注ぎます。 ああ、そんな高い木の上から、太ももむき出して見下ろさなくても〜 ヤマビコの姫や童子に対抗しなくても〜。色んな意味でドキドキな登場です。ちなみに、青いヒラヒラが邪魔して奥までは見えてませんので御安心を。

「人間に決まってんじゃん」「きまってんじゃん」少女幹部のセリフ掛け合いに対抗したか「ナイ」「メア!」と分割呼びする赤と緑が楽しいなぁ。 「ここはコカトリスの食事場よ。石にした人間をまとめてココに集めてから食べるの」「たべるの」 2人の言葉が終ると同時に、1時間後にプリキュアが倒した大酉の市のハリボテ……っぽい、派手な冥獣が登場。 「コカトリス、さっさと食べちゃいな。エサの時間の後は また仕事だよ」「しごとだよ」 えー、等身大サイズの怪獣が石像ボリボリやる姿って、オルフェノクの王の北崎さんモグモグの図が浮かんで笑えるんだけど、どうしたものやら。

「ふざけんなっ、マジスティックソード!」前回の歌の通り先陣切るマジレッドですが、刃は石喰いニワトリのウロコに弾かれます。 13代石川五右ェ門やゾロにはまだまだ及ばないか。 3回切りつけてもノーダメージ、結局ポイッと投げられるマジレッド。 マジスティックボウガンとマジスティックアックスも当然効かず……ああ、学習能力のない魔法使い達だ。末っ子の攻撃が効かない時点で別の方法を考えなさいお兄ちゃん達。 ルカニ(DQ)や金の針(FF)がなくても、熱して冷やしての温度差で倒すとかさぁ。武器がダメなら蹴って殴って肉弾戦って発想が、見ててとっても意味不明。 結局、殴りかかって掴まるマジピンク。助けに行ったマジイエロー共々投げ飛ばされ、4人まとめて手のクチバシビームを喰らってます。

「お前達みたいな未熟な魔法使いが、敵う訳ないんだよーだ。ぶわ〜か」「ばーか」 はしゃぎ笑いしながら、パラソルでマジレンジャーをコケにするメアの仕草が可愛いなぁ。 「なんだとぉ!」本当の事を言われてマジ切れするマジレッド。そのスキを突いて横からコカトリスが石化ビーム発射。 「危ないっ」レッド絶体絶命の危機に飛び出して、代わりにビームを受けたのはローブ姿の麗ちゃん。 変身もせず、ホウキにも乗らず、どうやって黄泉ヶ原樹海まで来たのやら。

突き飛ばされたレッドの目の前で石化していく麗ちゃん 「だから言ったでしょ、まわりを良く見なさいってっ、う」目を閉じて苦しげな顔のまま石像化した麗を呆然と見上げるマジレンジャーたち。 「ちぃ姉……ちぃ姉! 返事しろよ」硬い姉の頬をなでてたマジレッドは、拳握り締め無謀な突撃、「まて魁、ここは一旦引くんだ!」引き戻すマジグリーンともみ合いに。 その間に「イカズチよ落ちよ! ジジル」煙幕代わりにマジイエローが落雷を呼び、コカトリスが怯んだスキに、麗石像抱えてスカイホーキーへ飛び乗る怪力のマジピンク(こりゃ、料理下手確定か?)。 マジグリーンも暴れるマジレッドを横抱き抱えてスカイホーキーで撤退です。

「ちぃ姉、俺のこと怒ってたのに……何で俺を助けて自分がっ」石像を横目にテーブルを叩いて泣き叫ぶ魁。 「それが麗だ。たとえ兄弟ゲンカの最中でも、弟かピンチの時は自分が犠牲になるのも厭わずに飛び込んでいく、そういうヤツだ」 説明的なセリフの長兄の後ろで苦い顔する翼「うら姉、情が深いから……」そっか、魁が物心つく前に、麗を怒らせ、しかもピンチを救ってもらったのは、コイツかぁ(溺れたとかそんなあたりかな?)。 「水の様に清らかに癒しを与える慈愛の色〜」歌いながら石像なでる芳香ちゃん、手で削りすぎて後で10円禿げにならないか、ちょっとドキドキ。

「おい、お前っ。教えろ」魁が掴みかかったのはマンドラ坊や「何でござりまするか?」 「決まってんじゃないか、ちぃ姉を元に戻す方法に決まってんだろ! 魔法の事なら何でも知ってんだろ」 抜くか折るかしそうな勢いに、慌てて止めに入る蒔人達「確実な方法が一つだけあるにはあるでござりますです」 マンドラ坊やが言うには、赤の魔法使いの特殊魔法・練成術で石になった麗ちんを元の姿に練成すれば……そこまで聞いて鉢植えを投げ出す魁。 おいおい、薬物とか術具とか魔法陣とか適した日とか、人体練成は色々準備が大変なんじゃ……と思うのは、鋼の錬金術師の見すぎかな。

「元のちぃ姉に変われ、ジルマ・マジーロ」マージフォンを光らせる魁ですが、案の定、石像には変化なし。 「残念ながらコカトリスの呪い解くほどの、強い魔法力は、まだ魁ちんには無いでござりますですぅ。 100%ムリでござりますです」芳香に拾われながら、しょんぼりと言葉を続けるマンドラ坊や。 「うるせぇ……ジルマ・マジーロ!」背中でそれを聞きながら魔法をかけ続ける魁。せめてエンハンス機能のある黒ローブを着て魔法をかけるって発想はござりませんですか?   しかも、3人のマージフォンには街にコカトリス出現のエマージェンシーコールが「いくぞ」『うん』石化した麗と、魔法かけ続ける魁を置いて、3人は出撃。

ビル街で逃げ惑う人々を石に変えては森へ転送するコカトリス。エサを食べたらひと仕事……とか言ってたし〜 みくちゃんのパパさんは既にバリバリと?(そんな救いの無い……) 避難する人々の前へ先回りして、石化ビーム放ちそうなコカちゃんをグリーンがキックでまず足止め「これ以上、させるか」 横へ降り立ったマジイエローがマジスティックボウガンを性懲りも無く放ったら、なぜかパラソルで庇うナイとメア「また来たのかよ、邪魔すんな」「じゃますんな」 実はボウガン、効いてたのかも……たとえ、HP1を削る程度の攻撃だったとしても。っていうか、そのパラソルは何で出来てるんだか、空も飛べるし……ハグリッドの傘やメアリーポピンズの傘の同類かな。

うるせぇと言い返したイエロー見て「アッタマきたねぇ、メア?」「あったまきたねぇ、ナイ?」 『やっちゃおっか』妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)にフュージョンしちゃうナイとメア、チッ。声と全身網タイツ衣装の色っぽさと、腕まわりと胴回りのアンバランスに気づくと、どうにも萌えられません。 えーと、紫の火吐いて3人ぶっ飛ばしたところでCMへ。マジブルーのアイキャッチから始まったBパートは、再び魔法の部屋から開始。

「ジルマ・マジーロ! 元のちぃ姉に変われ、ジルマ・マジーロ。ジルマ・マジー……」 呪文の途中でよろけてヘタばる魁。「自分の魔法力以上の魔法は、かけようとするだけで、激しく体力を消耗するでござりますです。これ以上続けたら、魁ちんの体がもたないでござりまですぅ」 見かねて忠告するマンドラ坊や(遅いっちゅーねん) 「構うもんか、ちぃ姉は体を張って俺を助けてくれたんだ。だから今度は俺が、俺がちぃ姉を助けるんだ」 額浮かぶ汗もぬぐわず、石像の肩を掴んで語りかける魁「それに俺、ちぃ姉に母さんのコンパクトの事、まだちゃんと謝ってもいないのに」一晩経っても謝ってなかったんか……怒ると長い麗より、拗ねると長い魁も方がタチ悪いじゃん。

「これは、もしかして……なのでござりますですが。呪いはかけた相手を倒せば解ける事がありますでござりますです」 戦隊モノのお約束ながら、コカトリスを倒せば戻るかも……と、新設定を出してくるマンドラ坊や。まぁ、インフェルシアの封印みたいに、術者が死んで(?)も解けない術もあるって事か。 「マジか、早く言えよ」飛び出そうとする魁の背中に向かって「コカトリスを倒す方法は……麗ちんは知っていたでござりますです」言葉投げかけ、短い回想モードに突入するマンドラ坊や。 皆々様が出て行った後も占いを続け「見えた!」で、コカトリスの倒し方を掴んだ麗ちゃんが、樹海へ行った手段……やっぱランダム扉?

「まわりを良く見なさい……って?」
メモとか残さなかった用意の悪い麗ちゃん。出掛かりは石化寸前の言葉しかないと、森での事をじっくり思い出す魁。 「これから戦おうって時だったのに、なんでちぃ姉はコンパクトを持ってきたんだ?」左手の母の形見を見て「そうか!」 どうかなぁ……メデューサと違って、石化ブレスとか毒羽とか厄介な特殊能力があるコカトリス。鏡だけじゃ、無理だったような? だからって伝承どおりに“コケコッコー”って鶏の朝の一声で、即死されても困るけど。

さて、ビル街でのバトルでは、コカトリスの前にバンキュリアに苦戦してるマジレンジャー。ステージ2でも、トリオじゃやられてたもんねぇ。 高笑いしながら華麗な足技で3人を蹴り倒し「死のダンスを舞いなっ」クルクル翼アタックな範囲攻撃するバンキュリア。 連続攻撃とはいえ、翼の先が当たってるだけの3人より、高速回転してるバンキュリアの三半規管のほうが案じられる決め技です。 「さあ、コカトリス。あいつらを石にしておやり」トドメを任せる辺り、やっぱ目が回ったんだろうなぁ。“手加減”でトドメを任せた部下に経験値稼ぎさせる戦略……なんてハズはなかろうし。

「調子に乗んな、このニワトリ野郎! フライドチキンにしてやるぜ」
階段の上から威勢良く啖呵を切ったのは、石像を背中にしょった黒ローブ姿の魁。 変身してないし、やはりランダムどこでもドア……かな。 いや、無茶な練成術使いまくってMP切れだったはずなのに、現着したとたん、変身できたって事は……そっか、 不思議な帽子(DQ)みたいに、黒ローブは装備して歩くとMP回復するシークレットパワーも? 「待ってろよ、ちぃ姉。いま元に戻してやっからな」石像の頭をなでて、黒ローブ脱ぎ捨て単独変身のマジレッド……Aパートじゃ、カットが切り替わると既に変身してたから、 呪文&バンクつき変身シーンは今回これが初めて。青メイン話なのにィ。

攻撃するというより、牽制するように剣をふるい、やられるマジレッド。 しかしぶっ飛ばされても、落とした剣を掴み「まだまだぁ……来い、ニワトリ野郎! この俺を石に変えてみろ」腕を広げて挑発です。 「じゃあ、望みどおりにしておやり」バンキュリアの指令で、地面を蹴って石化光線を吐くコカトリス。その瞬間「鏡に変われ、ジルマ・マジーロ」レッドが剣の柄で示した足元から、 石畳模様の姿見がドーン。やっぱりハガレンのエド・実写版風味……身長はアルに近いけど。

鏡に反射した石化光線喰らって、石になるコカトリス。片足上げたまま石化したコカトリスが映ってる……広場に出来た鏡つきオブジェは用が済んだら元の石畳に戻ってやーれやれ 「ざまァ見ろ。炎よわが身を包め! マジ・マジカ」マジレッドが『レッドファイアー』と炎の鳥と化して放った体当たりで、石の鶏は粉々。 コカトリスの破片……型取りして発砲スチロールの元流し込んで切り分けたのかなぁ。何気に石化麗ちゃん像より、エッジが鋭くてカッコいい。  っていうか、こんな弱点があるコカトリスが、ビル街に足を踏み入れてたなんて……凄いマヌケ。 石化ビームを避けられてミラーコーティングのビルで反射したら、自滅じゃん。

駆け寄り事情を聞く兄と姉に「ちぃ姉がやろうとした事を、やっただけさ」 鏡でビームを反射させただけ「あのコンパクトはきっとそういう意味だと思った」末っ子が語てた頃、 森の石川原では、石化が解けた人々が大喜び……って、あれーサラリーマンの父ちゃん、食われてないや。まとめて食うとか言って、実はボリボリ食ったのは1人か2人? そしてコカトリスはビル街へ?

もちろん麗ちゃんの石化も解け、変身解いた魁が駆け寄ります。 「戻った、戻った、戻った〜」スローで見ると、キスしてる様にも見える喜びっぷりで、 石の部分が残ってないか確かめるように抱きしめます「俺、あんなケンカしたまんま、もしちぃ姉が戻らなかったらどうしようって」 麗は割られたコンパクトをもった手で、泣く弟の背中を撫で「魁の気持聞こえてたよ、私を助けようと、諦めずに必死にがんばってくれた事も、全部知ってるよ」……って事は、石になっても意識があるのか。さすがは魔法世界。

石にされて凄く怖かったけど、魁がきっと助けてくれるって信じたら怖くなくなった「よく見て行動しなさいって、言いつけも守ったね。助けてくれてありがと。がんばったね、魁」 麗ちゃんに手をぎゅっと握られ、頭をなでなでされて「ちぃ姉……なんか、母さんみたいだ」恥ずかしくて背を向ける魁。いや、20歳の麗を推定40歳のマジマザーと一緒にされてもねぇ。 その直後、マージフォンに新しい呪文が着信「きっと、魁を信じた麗の勇気が、新たな魔法を教えてくれたんだ」 そう語る緑も、桃と黄も、変身をといてません。メイン回じゃないと、色々制約があるんだねぇ。

「自分の技にやられるなんて最悪、この役立たず」「やくたたずぅ」 キルサインするナイと、パラソルでツンツンするナイが、元コカトリスだった破片を蹴りつけ『フン』と立ち去った頃…… 「戦いはまだこれからだ」地下深くのインフェルシアでは、魔導騎士ウルザード(演・磯部勉)が呪文の詠唱を開始してました「ドーザ・ウザーラ」 紫の魔方陣がコカトリスの破片の下に浮かび上がり、あっという間に復元 「ドーザ・ウル・ウラロ」もう一つ、宙に描かれた魔法陣が、コカトリスの石像を上からスキャニング…… 「うそ、元に戻って大きくなっちゃった」見上げて驚くマジピンク。ウルザード並に熟練すれば呪文一発で石化を解けるのかぁ(っていうか、死んだ時点でコカトリスは肉片になってないと…あり?)。

吠える巨大コカトリスを前にして「いくわよ魁」黒ローブ脱ぎ捨てる麗ちゃん。 2回もバンクつき変身が出来て嬉しそうに見えてしまう赤と画面2分割変身。 しかーし、完了する前に『魔法大変身、マージ・マジ・マジカ』といきなり巨大化、しかも今度は画面が5分割。 ああ、メイン回のハズなのにレッドより報われてないよ、マジブルー。そしてメタフィールドでも展開したかのように、ビル街だった戦場がドサクサ紛れに池のある森の中に……まぁ、いっか。都市部で巨大戦闘なんて、コカトリスの石化とは比べ物にならない大災厄だし。

「ちぃ姉、みんな。さっきの新しい呪文、早速試してみようぜ」 人差し指を風大左ェ門みたいにツンツンしてるマジフェニックスに、マジガルーダが羽突っ込み 「ホント、子供だな」殴られた弟を案じつつ「いいじゃない翼、やろうよ」胸元でパシッと手を打つマジマーメイド。 「いやっほー、やろやろ」肩の上でいつも通りハイテンションなマジフェアリーを見て「よーし、今こそ5人の力を一つに合わせる時だ!」 拳作ったマジタウラスも大乗り気。

『我等マジンの王となれ! マジン合体。マージ・ジルマ・マジ・ジンガ』声を合わせ右手を差し上げた5体のマジンが光に包まれ…… 天空で回転する金色の魔方陣の下でとんでもない合体を……タウロスの足にマーメイドが…麗ちゃんが真っ2つで両足に!?  ガルーダが横長に折りたたまれて腹…いや、合体後の背中にくっつき、フェニックスはフェアリーと一体化して合体後の胸にあたる部分にガチョン。 そして5人は、鏡に描かれた魔法陣が見守る、巨大チェス盤に点在する、駒になっちゃってました。上半身はマジレンジャーのまんまだけど、下半身は丸い駒の台座に埋まってます。 ただ、縦横直線的に動けるらしく、滑りながら5人は自由に会話。

「ん、ここは?」「芳香達一体どうなっちゃったのぉ?」 「私たち、合体して1つになったけど、ドラゴンの時とは違って今度は意識が共有出来てるんじゃないかなぁ」 「つまり、今の俺たちは幽体離脱した魂みたいなもんか」 年長からここまで順番に語ってきて「でも何でチェスの駒みたくなっちゃってんのぉ?」なぜか一旦ピンクに戻ってからキョロキョロしていたレッドが結論 「よくわかんないけど、それが魔法の力だよ。魔法ってホントにスゲーよ」 そこで思考停止しちゃって良いのか?

「よし、いくぜ」『おう』ともかく、4話目にして合体巨大ロボの出陣です……いや、厳密にはロボじゃないけど。 5色の光が重なって白く輝く魔方陣に立ち『マジキング、ナンバーワン!』うわー、引きの絵にすると、カモメのように左右にのびた翼のせいか、手前の鶏冥獣コカトリスより、鳥っぽい感じだ。 そしてBGMには挿入歌。そしてコカトリスが放つ炎と爆発の洗礼を、派手に受けるマジキング。

やったかと、可愛い仕草で喜ぶ巨大コカトリスに「それくらいの攻撃にやられっかよ」 前面で交差させた翼を広げ、煙をはらって無傷ぶりをアピールするマジキング。あの翼、普段は背中側に畳んでおけるようで……いやぁ、良かった良かった。 伸ばしたままじゃ、飛び道具しか撃たないロボ戦になっちゃうもんなぁ。

池を跳び超え、腕に当たる口でマジキングをどつき、頭突きをかます巨大コカトリス。 対抗して、チェス盤に一列になったマジレンジャーはマジスティックを一斉に構え『ジーマ・ジジル、魔法剣キングカリバー』左腰に大剣を精製。 その一振りで、コカトリスは土煙立ててワイヤーぶっ飛びしちゃいます。

「マジカルショータイム!」ブルーの声と共に剣を大地に向けたマジキングは1回転。 『ファントムイリュージョン』描き出した白い魔方陣から、キングカリバーの分身を大小無数に召喚して空中に浮かべ、コカトリスに向かって飛ばします。 さすがに朝から痛そうな描写は無く、小さい剣は両手と顔のクチバシのつっかい棒になって炎やビームを封じ、大きいのはコカトリスの回りの地面に円形に突き立って動きを封じたダケでした。

「俺たち」『マジだぜ』最後はレッドの声を合図に、5人がチェス駒の台座に金色の魔方陣を浮かび上がらせマジスティックを回して 『マジカルクライマックス! キングカリバー魔法斬り!』反時計回りの円月殺法っぽく、五色の光点を持つ魔方陣を前面に浮かべたマジキングは、 羽を広げ、魔方陣を剣に吸い込ませるようにして剣を一閃。コカトリスに迫った魔法陣が周囲の分身剣と一体化して袈裟懸けフィニッシュ。 『チェックメイト』巨大チェス盤で指パッチンする5人。 3点花火の巨大コカトリスが爆発する様子を、広げた羽の下から見せる図は迫力あるなぁ。そしてマジキングは決めポーズ『マジで決めたぜマジレンジャー』

「お父さん!」最後は、森から徒歩で帰ってきた父親を、嬉しそうに出迎えるみくちゃんと、母親(はやしだみき)。 ヘタすると一昼夜歩いたっぽいパパさんは、ちょっとお疲れモードです。娘を抱き上げる父親と、そんな夫を前に笑顔でくしゃくしゃのお母さん「良かった」 塀の影から5人固まって様子を見ている、小津兄弟としては……特に父親の顔を知らないっぽい末っ子あたりは、心中複雑だったり……しないのかなぁ。

「魔法110番、初仕事は大成功だな。うん、兄ちゃんは嬉しい!」いずれ桜並木になりそうな用水沿いの道を歩きながら、ちょっと誇らしげな蒔人。 笑顔でうなづくいた後「あの子に笑顔が戻ってよかった」手を組み感謝の笑顔で、有明の月を見上げる麗ちゃん。 そして「魔法使いさんたち、ありがとう」みくちゃんも両親と共に、夜明けの空を見上げます。

そんな優しい白い月とは似て非なる、地底から見上げる赤い目玉。ゾビルやハイゾビルが膝をつき、 スモークにけむる赤い池の周りに集まっていた、地底冥府インフェルシアの幹部たちもビビってます。 「ン・マ様がお怒りあそばされてる、ああぁ」バンキュリアの横で苛立ち、剣を振り回すのは、今のところ演説だけが能の凱力大将ブランケン(声 江川央生)。 「またしても邪魔しおってっ、魔法使いども、このままでは済まさんぞ」 今の所そこそこ戦果を上げているウルザードが「奴ら、マジン合体の呪文まで覚えるとは、あなどれん」呟きながら闇の中へ消える後姿で、今週は引き。

呪文紹介コーナー『マージ・ジルマ・マジ・ジンガ』
「今日の呪文は、コレ」マンドラ坊やはこの一言だけで出番終了、完全にその他扱いですなぁ。 と言うわけでマジキングの合体バンクをメンメの鏡に映しながら小津兄弟が解説 『マージ・ジルマ・マジ・ジンガ』。まずは芳香「マジン合体」次は長兄が「マジキング」。 「キングカリバーで」って翼のあとを継ぐ麗「どんなモノでも」「一刀両断」魁が最後をシメたと思ったら……

「変身しないでやるとこんな感じ、えーい」芳香が駆け寄った先は、蒔人を中心にダンゴになってる小津兄弟。 芳香が飛びついた瞬間、足元の麗が弾かれ、バランス崩した蒔人がコケると、みなコケる〜
あ、でも〜、蒔人兄ちゃんはこの場合、カメラに背を向けてないと〜、マジキングにゃなれない様な?  ところで、魔法剣召喚で一人サボると、キングカリパー喚び出しちゃって、どんな時もダメージ1だけ与える剣になったりしたら……楽しいなぁ(@FF5以降)

次回予告 ステージ5『恋をしようよ〜マージ・マジーロ〜』
「ここは一発、恋愛エキスパートの芳香お姉ちゃんがひと肌脱ぐとするか」 「いいよ、何もしなくて。つーか、するな絶対だぞ」と言うわけで、赤と桃の同系色が織り成す、恋とお節介の来週の見所は…… 採石場、マジピンクのキック、そしてナイとメアのあおりカット♪  いやぁ、来週も盛りだくさん。パイロットはまだまだ終りません!


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