魔法戦隊マジレンジャー
ステージ39『あべこべ兄弟〜マジュナ・ジルマ〜』って、マジ?



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11月27日
イトカワに小鉄球ぶつけて岩石採集はしたっぽいけど、帰りが不安な『はやぶさ』よりも、隣の国の地震の被害と、自分が今いる建物の強度が心配になる週末です。だけど7時半からはTV画面に意識を集中。 いってみようか、特撮感想日記〜

魔法戦隊マジレンジャー ステージ39『あべこべ兄弟〜マジュナ・ジルマ〜』
「ごめんね、家まで送って上げられなくて」「いいのいいの、映画楽しかった。じゃあヒロフミ君、まったねー、バイバーイ」
ヒロフミ(中村康介)こと、まじめないやし系文学青年・春日井広文くんの車から、キスのひとつもなく降りる芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)ちゃん。 そこは桐東高校のまん前。時間はちょうど下校時刻。弟が出てこないか、芳香が校門から覗いてみたら

「言っちゃ悪いけど、山崎さんはマネージャーだろ。選手の事は選手にしか解んないんだよ」末の弟・魁(マジレッド 演・橋本淳)君、イター。 横には、お久しぶりねの山崎由佳(平田薫)ちゃん「そんな事ない。今のままじゃ、いくら小津君が頑張っても、明後日の西高とやる試合、勝てないと思う」。 「もういい、この話はやめよう」「どうしてやめちゃうの。理由も聞いてくれないの」いやまったく、熟年離婚される典型タイプだぞ、魁〜。岡目八目という言葉を知らんのか。“選手にしか〜”なんつったら、世の批評家と感想サイトは存在意義を失うべ?

「こんなケンカ意味ないよ」「ケンカって、そういう風に片付けちゃうんだね」将来、弟の退職金を半分手にして義妹が出て行ったらやばいと、言い争いに聞き耳立てるピンクのポスト(何気にジワジワ二人に寄ってってるよ〜)。 「泣かないでよ、オレそういうの弱いんだ」「小津君のバカ!」オンナノコの涙にゃワケがある(つーか、この場合男でも涙が滲むぞ?)ってコトに思い至らない想像力不足の魁は、条件反射で山崎さんを追おうとして、足元のサッカーボール踏んでスッテンコロリン。 座り込んだ魁の側から笑い声? やっとピンクのポストに気づく魁「あー、芳香ねえちゃん」「いえいえ、私は毎度おなじみ通りすがりのポストです」ポストは通りすがりません、つーか喋りません(まだ)

「見つけたわ、予言の書……シーッ」
地底冥府インフェルシアの一角で、妖幻密使バンキュリア(声・渡辺美佐)が忍び寄るのは、チョウが羽を休めているような風情で開いたり閉じたりしている大判の本。 貫き足 差し足 忍び足「やったっ、静かにしなさい、このっ」抱きかかえて開いてみれば、イフリートとサイクロプスの事がバッチリ書いてありました「やっぱり当たってる。じゃ、次に神罰執行神に選ばれるのは誰〜?」。 その背後にゴーゴン(声・田中敦子)が……いきなりバンキュリア、いや予言の書を摘み上げ「吸血鬼のクセにお勉強? んなワケないわねぇ。何見てンのよ」 「ゴーゴン様、予言の書ですぅ」「予言の書?」ヘビ女が目を凝らした直後、パタパタ逃げ去る本。バンキュリアは羽出す暇なく落下です。

地面に落ちてナイ(演・ホラン千秋)とメア(演・北神朋美)に二分割「あの女神様、苦手なのよね〜」「なのよね〜」。 「あらぁ、何だ妖幻密使ちゃん」『トード様』ヘビの次はカエルに目をつけられたナイとメア「僕と一緒にあそばなーい、ねね、遊ぼうよぉ」でかい図体で跳ねるトード(声・平野正人)にビビり『いいえ、けっこうですぅ』。 「あーもう、ムカつくなぁ、これでも喰らえー」バカにされたと思ったトードは自分の腹のイボ潰して白い液ひっかけるという、深読みするととんでもない事になるイタズラをしてきました。 水圧(?)で抱き合って転がる2人を包む青い光?「ぶひひひひ、おもちろーい毒ぶっかけてやったからな、後でびっくらコケな〜」

コウモリには強いトードもヘビの前では脂汗じっとり、鬼嫁様に睨まれた一馬状態。 「ねぇトード、ちょっとお願い聞いてくれなーい?」「ヤバい事だったらヤダよ?」仲良しのドレイクにでも頼めば〜なんて逃げようとしても 「あんたに頼んでンのよ、トード」ドス利いたヘビ女から伸びるヘビに囲まれ「や、や……やりましゅぅ〜」。 その様子を眼鏡越しに睨んでスフィンクス(声・寺瀬今日子)は溜息。

「いくら頑張っても勝てない、なんて……山崎さんがあんな事言うなんて思わなかったよ」マジメに練習してるのはオレだけ、他の連中はやる気がなくてダラダラしてるしサッサと帰るし「西高にはここンとこ負け続きじゃん。いくら練習試合って言ったって、ココで勝たなきゃどうすんだっつーの」 愚痴りつつ山崎さんとの関係修復に苦慮する魁の横で、スケジュール帳とマージフォン睨んで一生懸命の芳香ちゃん、もちろん魁の話なんか聞いちゃいません 「よし、これで明日のデートスケジュールはバッチリ。みんなに送信〜っと」その発言に目をむく魁くん。「デートって普通1人だろ?」

「ノンノン、今週はちょっと少ないけどぉ、15人」「え゛、15股、有り得ないだろ」そんな芳香の哲学は “デートは人生の大事な事を全部教えてくれる”。 山崎さんの事も恋愛マスター芳香にお任せ「遠慮は無用よ」いや、甚だしく不安なので遠慮したいです。何を相談しても“新しいカノジョを見つけましょう”って結論になりそうで。いや修羅場処理のハウツーとかでは役立つ経験談が多そうだけど。

「ドーンと任せて!」しつこい芳香が上田教授した直後、ドーンと地面が揺れてトード登場。 「どうせ僕のこと、神様のくせに頭悪そ〜とか、カッコ悪〜いとか、そう思ってるんだろ」いきなり自虐的なカエル神。 また勝手な神罰を下しに来たのかと怒りの魁ちゃん「それより母さんの事だ。いばらの園とやらを司っているのはお前か」 「い……あ、あー、(目をそらして)いいや」とっさに知らん振り出来ないとは、本当に頭悪かったんだね。 「何だよ、今の間は」「お母さんを隠してるの、隠してないの、どっちなの」「しらねーよっ、骨まで溶かす猛毒を喰らえっ、ブチュと」あーあ、地面溶かして誤魔化しやがんの。何か知ってるのバレバレ。

「力づくでも聞き出してやるぜ」と魁と芳香は超魔法変身。ロッドで殴って突いてレジェンドファイヤー。 「あちゃあちゃ、アチチ、こりゃたまらんなぁ」逃げたトードを追って階段駆け上がったら、引っ掛かったなぁ〜と、階段上から毒液噴出。 「ねえちゃん危ない」とっさに押し倒したレジェンドマジレッドだけど、ピンクと一緒に毒液浴びて、青い光に包まれ階段をゴロゴロ。 「あれー、溶けてない〜。あらららら、こりゃ、さっき妖幻密使にかけた毒か。間違えちまったじゃないかぁ」ンな文句言われても……イボを色分けしとけばいいのに。

さらに物理攻撃しようとしたら「マジランプバスター」マジシャイン(ヒカル 演・市川洋介)を先頭に残る兄弟3人も到着「魁、芳香、大丈夫か」「なんともないぜ」「全然平気」。 「もぅ、ダメじゃんか仲間呼んじゃ」いきなりトード巨大化「まとめて踏み潰してやるぅ」。 あいつぜってー何か知ってると、マジレジェンドとトラベリオンがWパンチ。 「ふざけんなよ魔法使い、ブッチブチに切り刻んでやるぅ」しかし得物を使う前に、地下深くで金の輝き。 「うわっ、裁きの石版が〜……僕が神罰執行神に選ばれたら、みてろよー」ぴょんとジャンプして地底にご帰還のトード「何だったんだいったい」「さあ?」

「トード、何をしていた」「わりいな、ちょっとね」ダゴン(大塚明夫)に咎められたデブガエルが、ヘビ女をちら見して輪に加わり、行われた儀式で……金の光が止まったのはヘビに包まれた女神の盾「あーら、あたしの番?」。 「まーた外れた! オレは戦いてーんだ〜」癇癪ドレイク(矢尾一樹)が吼え、「代わって上げてもいいわよ〜、ドレイク」ゴーゴンがしな作り、「ならん、決定は絶対だ。闇の戒律に逆らえばン・マの転生はない」スレイプニル(梅津秀行)が釘刺してたら、 「転生だとぉ、なーんの兆しもねーじゃねーか。何時まで待ってろって言うんだよっ、馬鹿馬鹿しい」怒って神々の庭を出て行くドレイク。

「兆しか、確かにな」「どうしたダゴン」「ドレイクの言うことももっともだ。ン・マ転生の兆しが全くないのはおかしい。我々に何か落ち度があるのか。それとも何者かが邪魔をしているのか」ブレイジェルの地味な活躍を暗示するような重鎮の会話の背景では、 「えーなに、うそっ。全員片付けるって言ったじゃないよ」「仕方ねーだろ」カエルを使えない呼ばわりしてるヘビ「折角、予言の書で前もって選択されるのがわかったから、鬱陶しいムシケラどもを払っといてもらおうと思ったのにっ」 予言を読んだならゴーゴンで神罰完了かと聞くカエルに「あったり前じゃない。でもぉ、ソコの所を読む前に逃げられちゃったんだけどね」何だ、結果は知らないんだ。

「何の話です」ソコで委員長登場。女同士の睨みあいから逃げるカエル「腹減ったから何か食いにいこーっと。はっらぺっこだ〜」微妙に芳香風味。 「あーら、盗み聞き? 素敵」「神罰執行に嘘や企みはあってはならない。ご存知ですね」 「闇の戒律に触れるような事はしてないわ。私はヘビのように賢く素早い冥府神よ。それよりスフィンクス、あんたのその“です・ます口調”イラつくのよね」これをデスマスク調と聞き違えて、スフィンクスとミイラの関係を考えちゃったのは私だけかねぃ。

「いいっけどぉ。さぁ、出かける前にお化粧しなきゃ、うふふ」ルンルンのゴーゴンに押されたティターン(小形満)の足元から『ぐぎゃー』?  「ん、おっと踏んでしまった」足をのけると地面に埋まってたメアとナイがウワーン。 「どうしたんだい、ナイちゃん、メアちゃん」ワイバーン(佐々木望)が事情を聞くと「ワイバーン様、聞いてください。トード様ったら酷いんですぅ」「ひどいんですぅ」 「ふむ……あれぇ、君たち話す順番がいつもと違わなくないか?」『そうなんです』「実は」後でビックリするってこの事か。

「んがー、やっべー、寝過ごした」ピンクの寝巻きにぼさぼさ頭。顔さえ洗ってない風情で魔法部屋に飛び込んできた芳香が、朝ごはんをガバガバ食べまくり。 「珍しい、早起きじゃない」麗(マジブルー 演・甲斐麻美)が感心すると「全然早起きじゃないよ、あーもう、朝練があるってのに!」「アサレン?」「明日試合だからさ、マジメに練習しないとヤバいんだよ」 ココまで聞いてアニキジュース用にリンゴとにんじんを吟味していた蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)が異常に気づきます。「なんか忌まわしい前触れか、芳香の口からマジメとか練習とか言う言葉が出るなんて」セロリを手にお祓い体勢。 「当たり前だろ……山崎さんにも無いと解ってもらわないと。ん、で、誰が芳香?」さっきからフォーク持つ手も止まってる、翼(マジイエロー 演・松本寛也)とヒカル先生にが山崎さん?』と首傾げてたその時

「いやー、大変よっ」ピンクのジャケットを着ようとして着られないでいる魁が飛び込んできて、驚く芳香「俺っ」「それ、芳香」。 指差しあって固まる長女と末っ子見て「おいおいどうしたんだ、魁、芳香」長男が話しかけたら「オレは魁だ」by芳香。「芳香は私よ」by魁。 「はい?」「え」「ん」「はぁ」『え゛』。そして「ない、ない、ある……やぁだぁ」自分の股間触って手をフリフリ、蒔人のエプロンで拭く魁(中身姉)。 「ない……ちょっとある? ない、うえー」落ち込む芳香(中身弟)。

「なにがちょっとよぉ」「だってちょっとしかねーモン、しょうがねーだろ」「そりゃ麗ちゃんに比べれば少しかもしれないけど」「なんで魁が知ってるのよ」おおっとここで胸大きいらしい麗が参戦。 「どうしたんだ、何がないんだ」聞きにきたヒカルの耳塞ぎ「先生は聞いちゃダメ〜」やっぱり恋する乙女か麗ちゃん。 「ここは皆様、落ち着くでありますですよ」おろおろするマンドラ坊や(声・比嘉久美子)を見て、一人騒ぎに加わってなかった翼は、おもむろにヘッドホン取り出して「翼ちん、一体どうすれば良いでござりますですか」相談しかけていた鉢植えをスポン。 哀しくて泣いてしまうマンドラ坊や。おお、ヒカル先生含め、騒いでた連中がバタバタと気絶していく〜。ご近所さんで何人の精神異常きたしたか、気になるところです。あと、戻す時のスポンって効果音もなかなか。

鉢に戻された後も、シクシク泣いてるマンドラゴラを背景に、事態を解説する翼ちん「つまり芳ねぇと、こいつの魂が入れ替わっちまったのか」。 「だから私は芳香だってぇ」「でも、なんで」。「おそらくあの、冥府神の毒を浴びたせいだ」まだ耳がおかしい一同の中で比較的回復が早かったヒカルがマジランプのフタをカポ。 「元に戻す方法を見つけださないと」蒔人はジューサーミキサーのフタを締めてチュイーン。 「魔法薬を調べてみるか」書庫に向かいかける翼を止めるヒカル先生「冥府神の力で生じた事態だ。これに効く薬はない」。「俺、これからどうすりゃいいんだ」落ち込む芳香(中身弟)。

しかし魁(中身姉)はイソイソとスケジュール帳をチェック。 「とりあえず、コレお願い」差し出されたのはプリクラつきのカレシのデータ表「今日の芳香のデートスケジュールとデータ」アニキジュース奪い 「みんな芳香の大事な王子様だからよろしくお願いね。
その中身は馬場浩二くん(自由奔放な天然系) 明石司くん(クールな文系〜)  上野重明くん(正義感の強い熱血系!!) 高田俊介くん(前向きで好奇心いーっぱい)  萩原秀二くん(情が厚いロマンチスト♪) 渋谷真くん (…マイペース)  本町…(まっすぐなスポーツ) 西九条孝明くん(ちょっと軽めなプレイボーイ)  服部龍介(誠実で努力家☆) 春日井広文くん(まじめないやし系文学青年)  目黒信治くん(さわやかな好青年) 三国順平(明るくて楽観) ……東京のJR駅?

「王子様ぁ〜、そんな場合かよ、すっぽかせばいいじゃん」 「ダメダメ、申し込まれたデートは必ず受ける。これが芳香の恋愛ルール」「はぁ?」 「その代わり、学校には芳香が行ってあげるから、安心して」いや、それ絶対安心出来ないし。でも、律儀に待ち合わせ場所へ行く魁、マジメです。 「ああもう、男とデートなんて屈辱だ」男らしい雰囲気で街角に立つ芳香(衣装はデート用でなくジャケット)は、不意に肩を叩かれて「おわあ」。 「お、お待たせ、芳香ちゃん」初対面のような態度に首かしげる男に「ええ、あ、こんにちは」挨拶しつつ、速攻でデータ帳チェック。 「ええーっと、タカアキさんでしたっけ?」「何言ってるんだよ。どうする、お茶でも行く?」さらに肩に触れてくるタカアキ(滝口幸広)ことちょっと軽めなプレイボーイ西九条孝明をかわしつつ 「おほほほほ、お任せしますわ」

そうか、魁が考える女の子らしいカップの持ち方って、両手で包んで右小指立てるのか(山崎さんのクセかな)。 「いやー、アレ良かったよねー、芳香ちゃんも聞いてくれたかなぁ」音楽にレストラン、流行の事物をとめどなくしゃべる相手に首傾げつつ、なんだよこいつ喋り捲り……なんて内心でグチってたら、目の前で手を降られ「どうしたの、今日は随分と静かだね」 「そうかしら〜、オホホホホ」。笑顔で誤魔化してたら「芳香ちゃん」別の男に声かけられてお茶をブッ。それは冒頭のヒロフミさん「君は誰だ」「僕は芳香ちゃんのカレシだ」「何だよ急に、オレだって彼氏だ」イキナリ目の前でおしくらまんじゅう始める大の男×2

「って事は(修羅場だ〜)」 ゲンナリする芳香(中身弟)の手をガッと握り締め 「君には何人ものボーイフレンドがいるのは知ってる。君にとって僕は大勢の中の一人かもしれない。でも、僕にとって芳香ちゃんはただ一人の人なんだ!」熱く語るヒロフミ。 「君、何を今さら、オシャレじゃないね」St.11の頃から付き合ってるせいかタカアキは今の現状で満足してるようで。けど「僕を君のたった一人の王子様にしてくれ」口説くヒロフミに「そうですよ」イキナリ同意の芳香(中身弟)「本当にその通りだ」「え゛」「じゃあ」「うん」。 さて、誰に絞るんだ、未来の義兄を〜

一方、学校なんて久しぶり、楽しい〜と舞い上がる魁(中身姉)は「よう、小津」「オハヨv」「……」不気味がるまわりの視線も気にせずスキップ。 アニキジュースを飲みすぎたと学校のトイレへ……お約束ですがもちろん女子トイレ。 「え」固まる女の子達の中に「山崎さんだー」と弟の彼女見つけて近づこうとして「何やってるの、ココ女子トイレよ」上がる悲鳴にようやく気づき 「あ、いや、これは」。「早く出て!」そのまま、ひと気のない渡り廊下へ連れ出されちゃいました。

「ごめんね、つい間違っちゃって」その言い訳は苦しかろう「魁ちゃんの……ゲフン。オレの名誉のために言うけど、ホント、タダの勘違いだから」しかし振り向かない山崎さん(はぁ、険悪)。 実はトイレ問題よりもっと深刻な話題を切り出そうとしてました。 「小津君ってどうしてそんななの?」まわりの事なんか全然考えてないでしょ「サッカー部の事だってそうだよ。小津君は自分が出来るから、凄い人だから、余計に他の人が頼りなく見えちゃうのかもしれないけど、それじゃ周りから浮いちゃうよ。 小津君お願い、1人でどんどん行っちゃわないで。あたし小津君の事が心配なんだよ」手を握り真剣な目で忠告して、駆け去る山崎さんに溜息。 熱いな山崎さん「なんかいいかも」ニヤけてたら、暗くなる空、現れる闇のオーロラ。

「わが名は冥府神ゴーゴン。裁きの石版の命によりて神罰を下す。でもぉ、人間どもの耳障りな断末魔は聞きたくないのよねぇ〜」綺麗で静かなやり方が好きと、青白い光を新宿に蒔くゴーゴン。 地面に落ちればヘビになってシュルッと地面に同化「みんな、わかった? いってらっしゃーい」。 そこへ現れるトラベリオン「待て、貴様の好きにはさせない」繰り出したパンチを盾で防ぐゴーゴン「まぁ、戦うのも嫌いじゃないけどね」。 ドつきあいを見上げる位置に、小津兄弟が集合「兄ちゃん姉ちゃん」中央に立つ芳香(中身弟)の凛々しすぎる立ち方が眩しいです(ミニの下のスパッツ見えてるし)。 「よーし、いくわよ」魁(中身姉)の掛け声でマージフォン掲げたけれど、二人だけは生身のまんま。

「変身できない、どうして?」「体と精神が入れ替わったことで、天空聖界も混乱してるんじゃねーか」『そんな』そういうもんなの? 洗脳された芳香は前、OKだったのに。 見上げれば、やられそうなトラベリオン「仕方がない、ここは俺たちだけでマジ魔神だ」「おう」マジグリーンが音頭を取り、久しぶりのマジタウロス、マジマーメイド、マジガルーダの戦闘。 何だか在庫一掃販促シーンって感じです。 「こんな時に戦えないなんて」悔しがる芳香(中身弟)見て、不安なって確かめる魁(中身姉)「ねぇ、こんな時に何だけど。ちゃんとデートしてくれた?」。 お答えは「あ、別れてきた。全員と」「え?」

まずは喫茶店で「ごめんなさい」1&2「え」 次はそれぞれの場所で「分かれましょう」3〜4『えー』 最後は9分割画面で「さよなら」×12『え゛ー』……旧OPの爆発シーンみたいだ。 「えー、どうしてそんな事するのよ、芳香の恋愛ライフが〜」ただこねる魁(中身姉)を「そんなの恋愛じゃない」振り切る芳香(中身弟)。 「相手が本当に大事な人だったら、もっと熱くなって夢中になって突進して行くだろう? あっちにもこっちにも、ふらふらしている芳香姉ちゃんには、そんな熱い思いがないじゃんか」

「熱い、おもい?」魁(中身姉)が思い出したのは山崎さんの真剣な眼差し。 そうね、そういえば私、恋愛は楽しさが第一で、のめりこむなんて事なかったかも。 「まさか魁ちゃんに、恋愛を指南されるなんてv」おおう、ここが一番キモいぞ、魁姿芳香。 「なんだよ、いいじゃんか」少し照れた芳香(中身弟)に決意のポーズ。そしたら突然魔法が着信。 「もしかして、芳香が王子様達を諦める勇気に、魔法が応えてくれた?」 「そんなのアリ? マジトピア、まだ混乱してんのかよ」文句言っても呪文に添付ファイルはないし説明もなし、何より他の兄弟とヒカル先生が苦戦中。 「トドメよ」迫るゴーゴンに「何の魔法でも良いや」と『マジュナ・ジルマ』。金のキラキラでスッテンコロリンのゴーゴン。 「バランスを崩す魔法?」当面の危機は去ったけど、「あたしに、こんな無様なまねをさせるなんて、許さないっ」等身大サイズになったゴーゴンが魁と芳香を狙ってきてさあ大変。

ヘビのようにシュルシュル迫るゴーゴンを止めたのは「マジランプバスター」「ヒカル先生」。 さらにルーマ・ゴー・ゴジカ「スモーキー・シャイニングアターック」だけどゴーゴンの盾にツメ引っかきは通じず「愚かな」喉掴まれてスモーキーは地面に叩きつけられちゃいました。 「この魔法猫っ」指パッチンで現れたヘビに噛まれるスモーキー「あのヘビは」…見かけは日本の田ンボとかでカエル食ってるシマヘビ(無毒)なんだけどなぁ。普段見かけるあの模様のヘビさんは、ネズミとか食べてくれる大事なヘビさんなので、石投げたりしないようにね。 3月くらいに出てくるヤツは、ゴーゴンとは無関係のヘビだよ〜

「私の神罰がどんなものか、特別に一足早く見せてあげるわ」掲げた盾に光る赤い目。 「やべー」煙化してマジランプに戻ったスモーキーだけど「か、体が固まるにゃ〜」顔を少し出した状態で、石化。「スモーキー」思わず駆け寄るマジブルーが細かいです。 「さっき私が放ったヘビちゃんたちは今、繁殖して数を増やしてるの。で、大増殖したら一斉に地上のありとあらゆる命に噛み付くわ。 そしてこの盾の目が光った時、地上の生き物は皆、一気に岩と砂に変わるってわけ」高笑いのゴーゴンに「させるかっ」突っかかった芳香だけど、他の皆もろとも手からビームでバタバタ。

「これ以上戦いを挑むなら、あたしのルールに従って貰うわよ。 マルデヨーナ世界の『長きものの庭』にいらっしゃい。 遊びましょう、死ぬまでね」笑い声とともに消えるゴーゴン。 ヘタりこむ魁(中身姉)の横で、地面殴りつける芳香(中身弟)、そしてマジシャインと残る3人のマジレンジャーで、今回は引き。何だか最近、住友ビル前での引きが多いっスねぇ。

今回の呪文紹介コーナー 『マジュナ・ジルマ』
今回の魔法は『マジュナ・ジルマ』。相手のバランスを崩す魔法でござりますです。いまいちパッとしない魔法のようなのは、魁ちんと芳香ちんが入れ替わってるせいでござりまいですか〜? でもま、『マジュナ・ジルマ』」 キラッと光って頭をモロ打ちして落ちてくマンドラ坊や「うぎゃ、使えるでござりますです……」とりあえず、元に戻るカギは『マジュナ・ジルマ』?

次回予告 ステージ40『蛇女の庭〜マジーネ・ルルド〜』
「今の魁と芳香が戦うなんて無理だ」場所はジャングルと水辺、不意に襲ってくる相手は大蛇。どうやら『アナコンダ』(1997米)って感じです。 一方、入れ替わったまんまで試合に臨む魁と芳香。最後、やられそうな魁を身を挺して守ってる芳香は、中身がどっちなのやら〜。転校生ネタ後編は学園物テイスト、かな。

今週のスパヒロタイムエンドはさようなら、あきらちゃん
「明日夢ちん、決心おめでとうでござりますです」「めでてぇニャあ、あきらの弟子になると言ったときにはどうなる事かと思ったニャー」いやぁ、スモーキーが石になったときも……って、動いてしゃべって元に戻ってる〜!?  「あきらちんもついに鬼にならない道を選んだでござりますです。僕ちん寂しいでござりますです」 「次回もスーパーヒーロータイム」『絶対見てねー』やっぱ撮り溜めor同じ画像で、嵌め込み画面と台詞だけ変えてたのか。この手抜きっぷりは……やっぱ、制作費がキツいんスかねぇ。


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