魔法戦隊マジレンジャー
ステージ35『神々の谷〜マジ・マジ・ジジル〜』って、マジ?



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10月30日
晩秋と言うより立冬も近い寒さではございますが、朝は布団からパッと出て、テレビの前へ集合です。それではいってみようか、特撮感想日記〜。

魔法戦隊マジレンジャー ステージ35『神々の谷〜マジ・マジ・ジジル〜』
母さんは生きている……「確かに最期、父さんはそう言ったよな」遺言を思い返す末っ子・魁(マジレッド 演・橋本淳)から今週のマジレンは始まりました。 「うん、頭の中に響いてきたもん、間違いないよ」腕組み長女・芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)が頷き、 「けど、生きてんなら、母さんは今どこにいるんだ?」次男・翼(マジイエロー 演・松本寛也)がウロつき、 「麗ちん、そろそろ見ええてきたでござりますですか」マンドラ坊や(声・比嘉久美子)が期待の目を向けるのは、本日の主役、水晶玉の前の次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)。

「ううん、何も見えない。あれ以来ずっと占っているに」エンハンスローブ羽織った麗の顔は曇り気味。 そんな占い師のセンシティブな感覚を撹乱するのが「気合だ、麗。さあ頑張って、もう一度!」肩をガシッの長男・蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)。 もっとも麗はお兄ちゃん大好きの優等生だから気持ちそのものは前向き方向 「お父さんにはもう会えないけど、お母さんには生きているなら会えるはず。水晶球よ、お母さんの居場所を教えて、マジ・ジジル」

さて、覚書き代わりに、OPで判明した新キャラ……いや神キャラの名称と声優のリストを記述しておきます。
スポークスマン・ダゴン(大塚明夫)  メガネっ娘スフィンクス(寺瀬今日子)  二極神のブレーキ役スレイプニル(梅津秀行)  唇が艶めくゴーゴン(田中敦子)  二極神のアクセル役ドレイク(矢尾一樹)  ナンパ系武神ワイバーン(佐々木望)  パンチパーマ巨人ティターン(小形満)  サイガな銃使いサイクロプス(置鮎龍太郎)  太ったシャマー星人トード(平野正人)  溶岩の武神イフリート(稲田徹)
少佐とバトーの黄金コンビいるし、一番下っ端でもデカマスター。キラ星のごとき声優陣。え゛、3人以外の代表作? 歳がバレるからカンベンしてチョ。潘恵子と聞いてルナより先にアテナと言っちゃうストライク世代だからv

夜の9時台に姉が妹と心で会話してる気がするガケっぷち……いや、マルデヨーナ世界『嘆きの海』では、「本当にインフェルシアの神々は存在するのでしょうか」ライジェルの遺言に関してスノウジェル(潘恵子)にヒカル(マジシャイン 演・市川洋介)が相談中。 「そなたも知っておろう、悪しき冥府神の伝承を」 闇のオーロラに気をつけよ、もし闇のオーロラが現れたらそれは冥府神が蘇ったという証。 おや、リン(演・山内明日)ことルナジェルは、天空大聖者マジエルに報告するためマジトピアへ戻ちゃったのか〜。次に出るのは最終回間際かな。

さて、魔法の部屋ではさすがの麗も情熱途切れ、ヒカルが戻った時には諦めモード。 「なんかあったのかニャー」スモーキー(声・草尾毅)の軽〜い口調の質問や「麗らしくない」ってヒカル発言にブチキレ。 「もう何度も何度もやったのよ。それでもダメなの、何も見えないのよ!」 お母さん生きてるって解っただけでもよかったって姉ちゃんにも「ほんとに生きてるのかな」お父さんの言葉を聞き間違えたのかも知れないと水差す発言。 反論したのは下の2人。父さんは確かに言った!「なぁ、前にも俺たち戦いの中で母さんの存在を感じたことあったよな? あれって一体どういうことなんだ?」。 それを聞いて頷くヒカル先生、京都以来の「記憶よ、我に移れ。ルーマ・ゴルド」を魁に施します。 “あー、ヒカル先生がキスしてるぅ〜”ネタ、視聴者が突っ込む前に東映公式がメイキング写真でやりまくり〜(……あの、そういう客層を想定っスか?)

回想はまずSt.18、凱力大将ブランケン(声・江川央生)戦『キングカリバー魔法家族斬り』。 「あの深雪さんが単なる幻覚だとしたら、みんなに力を貸し与えることなど出来ないハズだ」ひと言コメントの、ヒカル先生。 その後の魔法部屋での「消えた」「でも見えた、よな」「うん」は強い思いの具現化?  さらにSt.7の夢の中の深雪さんの記憶を翼から読み取り「この感覚、この深雪さんは夢じゃなく現実だったんだ」簡単には姿を現せない状況にあるだけで「君達の母さんは間違いなく生きているよ」 思いが強く残っている場所に行けば、麗の占いの感度も増すはずだと「君たちのお母さんが、ブレイジェル、いやウルザードに倒されたあの場所だ」

一方、地底冥府インフェルシアでは、ガレキの下からパンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)とゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)がどっこらしょ。 「ウルザード、じゃなかったブレイジェルのやつ!」「死ぬかと思ったじゃなーい」服についたホコリをパタパタ。 「でも、私達は不死身のクィーンバンパイア」「コレくらいじゃやられないわよっ」パラソルは引きずり出すけど、全滅したっぽいゾビル&ハイゾビルその他の遺体はほったらかしかぁ。 そんな2人の目に映ったのは闇に輝く一冊の古本。

『なにこれ、本?』「なんか色々書いてある」ガレキに腰掛け開いて見れば、中身はマジレンジャーSt1からの、インフェルシア敗北の歴史「なにコレあたしたちの事じゃん」「ことじゃん?」。 2つ名とやられシーンがズラズラ〜と、まるで冥獣&冥獣人図鑑。「こうしてみると随分倒されちゃったよね〜、ムカツク」「むかつく」。 その中でミミックには「あたしたちのペットだったのにねー」「ねー」。リーチの時は「またライブ」『やっちゃおっかv』。 ベルビレジには『こいつって最低〜』……関係深い3体に関してコメントする2人がラブリー。

「なにコレ」古そうな本なのに最近起こった事まで書いてある「もしかしてこれ予言の書?」「よげんのしょ?」この先の出来事を知ろうと、勢い良く本を開くナイに弾き飛ばされるメアがチョと哀れ。 「それから、それから」先週の分まで読み上げた直後、バサバサ飛び立つ謎の本「いいところなのにぃ〜」 『まってぇ』ここで早めにCM入り。

青のアイキャッチでBパート突入。「麗、お母さんの思い、何か感じるかい。あの日のことを思い出してごらん」3度目のルーマ・ゴルドでSt.2まで遡り、 「あの剣の動きは。そしてあの粒子の消え方」ウルザードはマジマザーを切り倒すフリして魔法をかけて転送したと結論するヒカル先生。 「答えはお母さんが放った氷の矢だ」実力差があっても、一矢報いた氷の矢が、呪縛転生を一瞬解いて「ん?」でござりますですか。 「自分の力を信じて、諦めない勇気」お母さんの思いが伝わってきたと笑顔の麗ちゃん。 水晶玉にマージフォンを向けたら新しい魔法着信「マジ・マジ・ジジル」。

水晶玉には夢にまで見たお母さんが。なんと他の兄弟やヒカル先生にも見えるようです「麗ちゃんの魔法がバージョンアップしたんだ♪」。 しかし深雪さんの目は閉じられたまま。その身は太いイバラのようなツルに包まれ、周りを、見てるととても暗い気持になるオーロラが取り巻いてます。 「インフェルシアの神々がっ」大丈夫、パオちゃん(おジャ魔女どれみ)を呼びなされ。あの白象ならオーロラ食って金色のビーズころころころ、マジョリカ大喜びだって、多分。

「やっと捕まえた」「ってここ、どこぉ」本に導かれたナイとメアは足踏み外して、インフェルシアの最深部へストーン。 落下途中で妖幻密使バンキュリア(声・渡辺美佐)に合体してキョロキョロ。 「ここは、ものすごく広いけど、ン・マ様謁見の間にそっくり」謁見の間はインフェルシアの神々が住まう谷を模して造られたと、セット使い回しに納得できる理由を与えるフォロー発言、バンキュリアGJ!  そして燃える大きな足で尾羽の先をジュー「熱っ」上から降ってくる誰何の声「何者だ、この地に無断で踏み込む不届き者めー」。 「あなた神様?」尋ねる背後にまた巨大神「いかにも、我等冥府神」「まだいた……デカッ、高過ぎて顔が見えない」というわけで飛び立つバンキュリア。 なんだかティンカーベルのよう。

「神様、実は」話そうとした背後から青いヤツに息吹きかけられて壁にドシン「驚いたぁ〜?」。 「用もないのにこの地をうろつくな目障りだ」メカニカルな赤目玉に銃口向けられ「ひぃ」。 「ははは、ダメですよ。こんな可愛い女の子をよってたかって脅かしちゃ」神様にかかると齢数千年のクィーンバンパイアも“女の子”かぁ。 用ならある、いやあります「ご報告にまいりました」とン・マ再封印の話したら「聞かずとも知ってます、ゆえに我等は目覚めたのです」 「ン・マのヤツ、またも封印されるとは。地底の帝も冥獣体のままでは役立たずね」メガネ女神とヘビ頭女神が議論開始「完全な姿ではないのですからそれも致し方なしかと」つまりタコは不完全体で、いずれン・マ完全体がでてくるのかな。

「これより地上へ向かう」ン・マ封印に改めてすすり泣いてたバンキュリアが地上を征服しに行くのかと喜んだら 「征服ではない、神に楯突く愚かな民に神託を下しに行くのだ」赤い魚頭は上段の巨人を見上げ「二極神、よろしいな?」。 「うむ、我等インフェルシアが天空や地上の者どもに侮られるとは由々しき事」「へへっ、俺は何でもいいぜ、思いっきり暴れられるならなぁ」 どうやら許可は下りたみたいだす。 「……8、9、10。10人もいる、んきゃあ、なんかすごい事になってきたわ」興奮するバンキュリアが見守る前で「いざ、参らん」

あのオーロラは伝説の冥府神の徴だと、ヒカル先生から小津兄弟が聞いてたら、いきなり空は真っ黒、紫の稲光ひらめくなか、現れるスミレ色の極光。 「地上に、どういうことだ」オーロラのカーテンが下りたあたりから大階段がせり出して、ビル倒れまくりの大惨事の中、現れる冥府神。 お雛さんで言うと、お内裏様が(梅津秀行)、お雛様がドレイク(矢尾一樹)。 三人官女の中央がダゴン(大塚明夫)左がゴーゴン(田中敦子)で右がスフィンクス(寺瀬今日子)。 5人囃子が左からティターン(小形満)イフリート(稲田徹)ワイバーン(佐々木望)サイクロプス(置鮎龍太郎)トード(平野正人)。 「あいつらインフェルシアの神々?」降りてくる様子とか派手な花火演出を見ると、新内閣発足っていうより宝塚のフィナーレ風味です。

「われ等は冥府10神。神々にそむく罪深き者供に裁きを下さんと現れるなり」「そんなゴタクどうでもいいぜ」ドレイクは街をビームでピーどかーん。 「素敵」「相変わらずムチャクチャダなぁドレイク」笑うゴーゴンやワイバーンを睨んでマージフォン握りしめる魁たち。制止するヒカル先生を無視してマジレジェンド化。 ファイアートルネードを放ったらスレイプニルに盾で防がれ「身の程を知れ!」一太刀で6車線道路ゴロゴロ転がる吹っ飛びぶりを披露して、変身解除。そんな5人の頭上に降ってくる個性豊な笑い声×10

「神々の慣わしに従い、今日は神託をくだすのみ。裁きはこれからだ。心して神罰を受けよ。そして己が愚かさを死をもって悔いあらためるがよい」 ダゴンの言葉が終ると同時にカーテンのようにオーロラが閉まって階段は再び地底へ。地上はまた昼に戻ったけど人々は大パニックのまんまです。 「神だろうとなんだろうと、俺たちは絶対インフェルシアには負けない!」次は必ずぶっ倒してやると魁が咆えてたら 「いやダメだ。君達はインフェルシアの神々と戦ってはいけない」ヒカル先生に止められ、睨みあいになる小津兄弟。6人を見下ろす、都庁とセンチュリーハイアット東京と二重写しになる10神の映像で今回は引きっ。

今回の呪文紹介コーナー 『マジ・マジ・ジジル』
「今日の呪文は『マジ・マジ・ジジル』。麗ちんの占い魔法のパワーアップ版でござりますです。 決して諦めず、自分の力を信じた勇気に魔法が応えたのでこざりますです。 そ、それにしても、こんなにもたくさんの敵がっ。出すぎでござりますです〜」めずらしく草のアップonly。まぁ、本編が緊急事態だからフザケてもいられないか。

次回予告 ステージ36『神罰執行〜マージ・ゴル・ゴジカ〜』
「マジトピアの言い伝えは絶対なんだ」「家族じゃないからそんなこと言えるんだ」法と情の間で揺れる6人。そして幼い麗と語る深雪さん。 背景ではイフリートとタイマン張ってるマジシャイン。地上人全員が神罰の対象にならないための措置なんだろうけど 「忘れていたよ、僕がブレイジェルの弟子だってことを」結局全員参戦ですね、ヒカル先生?

今週のスパヒロタイムエンド
「音撃が効かニャーなんて、どうニャっているにゃ?」「イブキ氏も立ち直れるかどうか、心配でござりますです」 『はー、ドキドキでござりまする(だニャー)』「次回ヒーロータイム」『絶対見てね〜(ニャー)』 マン坊もスモーキーも、毎週同じダンゴを『たちばな』で食べてますが、そろそろ『いつもの』が通じる常連になってそうです。


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