魔法戦隊マジレンジャー ステージ34『勇気の絆〜ゴール・ゴル・ゴルド〜』
中田砂丘のようにも見える冥獣と冥獣人の墓場。もっとも骸はあっても魂は合体復活してキマイラ化。
マルデヨーナ世界はカラッポ、静かに風紋が移動するだけ……と、思ったら砂からスモーキー(声・草尾毅)の手がボコっと出てきました。
猫顔がふくれてデッカい毛玉を2つ、ぺッ。金と紫の玉がむくっと立ち上がって「助かったよ、スモーキー」「ありがとう」。
ヒカル(マジシャイン 演・市川洋介)とリン(ルナジェル 演・山内明日)が、ホコリぱたぱた。
「んにゃ、まぁ俺様にかかりゃ旦那たちがやられる寸前、ペロッと飲み込むなんてニャ、朝飯前よ」煙猫はそのまま魔法のランプにスポン。服は湿気なくとも煙の匂いは染み付いてそうです。
「ライジェルの言ってた事が気になる」「それと奇妙な事なんだけどあたし、ブレイジェルの気配を感じた」「麗の胸騒ぎはホントだったんだ」と言うわけでインフェルシアへ急ぐ2人。 「止まっていた運命の歯車が今まさに動こうとしている……」前回のあらすじを太い声で語る玄田哲章氏。 そしてOPですが、おおっと、『小津勇/ウルザード 磯部 勉』になってるよ〜。ま・ほ・う・つ・か……と来て、父ちゃんが“い”だったんですな、下の名前。でも深雪ママの“み”、ヒカル先生の“ヒ”、リンの“リ”は……まぁ、いっか。
「ウルザードが父さん?」呆然と勇パパを見つめる魁(マジレッド 演・橋本淳)たち。革のエリと肩から下がる飾りでMマークとなってる渋い衣装のパパは、 ヒステリー起してる魔導神官メーミィ(声・高戸靖広)こと、ライジェルの魔法を弾き「ゴール・ルーマ・ルジュナ」。金色の魔法陣で子供たちと共にインフェルシアの荒地へ瞬間移動。
「本当に父さんなのか?」警戒気味の長男・蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)。 「なんで、ウルザードがお父さんなの?」長女・芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)の頭の中には多分でっかいハテナマーク。 それは次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)と次男・翼(マジイエロー 演・松本寛也)も同じ。「お父さんは、ン・マを封印して死んだはずなのに」「どうしてインフェルシアに?」 と言うわけで父ちゃんの回想開始「あれは15年前……」
足も多いが目も多い、魔界のタコ(冥獣帝ン・マ)と対決しているブレイジェル。 「あと僅かに俺の力が足りなかったのだろう」ライジェルの手引きでズィーがつけた、左肩の傷に、ン・マの魔力が食い込み、 闇の力にとらえられて姿を変質させる、かつてのパパ。 「呪縛転生……俺はブレイジェルとしての記憶を全て奪われ、魔導騎士ウルザードとしてン・マへの絶対的忠誠心を刻みれた」 元に戻れたのはメーミィが作ったハイモールドを吸収したせい……ビバ抗生物質。赤カビ万歳。
「でも、良かった」「まさか生きてたなんて」「夢にも思わなかった」「うれしい」上の4人が駆け寄ろうとする中、末っ子は1人反抗期モード。 「違うッ、こいつは父さんじゃない。父さんは……父さんは死んだんだ!」こいつは母さんを手にかけたんだ敵だと怒鳴り散らします。 そこで「母さんは……」何か言おうとする勇パパ(母ちゃん生存伏線キター、でもテロップには渡辺梓の名はなかったぞ?)。 邪魔するようにン・マの赤い呪力が勇を襲い天空聖者の姿で苦しみ始めるブレイジェル。しかも駆け寄ろうとした兄弟たちの前に、炎と哄笑が降ってきちゃいます。
「見つけたわよ」崖の上にはメーミィ、咆えてパパの前に飛び降りてくるキマイラ(声 三浦祥朗 二木静美 福原耕平)。 5人は魔法変身するけれどレジェンドパワーはン・マに奪われっぱなしなのでノーマルモード。父ちゃんに近づく事も出来ないマジレンジャーが蹴散らされてる向こうでは、 「魔導騎士。本当は天空聖者だったなんてね」妖幻密使バンキュリア(声・渡辺美佐)が、まだまだン・マ様のお役に立ってもらうとパパを闇の羽根で覆ってどこかへ拉致。 「こんなヤツに負けてたまるかっ」闘志燃やしついでに体も燃やして「マジ・マジカ」火の鳥攻撃するレッドも軽く弾かれ、『トドメだ』5人は絶体絶命のピンチです。
そこへ金色の魔法陣から白馬に乗った暴れん坊将軍がっ……もとい、マジランプバスター乱射するマジシャインが、一角白馬に乗って登場。 キマイラを下がらせ本当の意味でのホワイトナイトを演じてのけます。「生きてたの、くっ」忌々しそうなメーミィの魔法は、相乗りしてたルナジェル(リン)が「ゴンガ・ルジュナ」バリアー張って完全カード。 その後ろでは映画見てないお友達の為にイエローとシャインで説明台詞大会開催。「こいつは」「そう、マジトピア、地上界、インフェルシアを自由に行き来できる伝説の一角聖馬ユニゴルオンさ」
ブレイジェルと魁にしか懐かない馬なのに、よくヒカルとリンを背に乗せたもんだ。それと、師匠の気配を辿ってきたんだろうに、ルナジェルとサンジェルは恩師ブレイジェルにひと目も会えずかぁ。 「君達は地上にもどれ……ユニゴルオン頼む」シャインの命令で、嫌がるマジレンジャーたちと共に地上界へテレポする一角聖馬。……どええ?! 背に乗るのは2人が限界だけど移動魔法はできるんかよ。 世界を超えた瞬間移動が出来る馬なのなら“あの時”も5人で行きゃ安心だったのに(ラブラブ場面はなくなるけど)。それともレジェンドパワー発動できた5人は既に半ば天空聖者。だから世界を超えた移動も可能? うーん、わからん。
キマイラに5人の後を追わせたメーミィは、人間態の2人に気づき「おや、あなた達は逃げないの」。 「ライジェル、僕達は決着をつけよう」いつになく真剣なヒカル先生とリン。「お前が闇の力に引かれていくのを止められなかったのは僕の責任でもある」ここでまたまた衝撃の事実発覚。 メーミィことライジェルもブレイジェルの元弟子だったとは〜。 「ブレイジェルの教えなどしょせん奇麗事、力になりえない」師匠全否定のメーミィは、その師匠が教えた方法“デュエル・ボンド”で決着をつけようと提案です。 マジトピアに伝わる天空聖者同士の果し合いの方法だそうですが、意外と血なまぐさい面もあるんだねぇ、雲の上も。
「サンジェル、受けてはダメ。ワナだ」止めるルナジェルをそっと押しのけ「ブレイジェルの名において、その申し込み受けよう」。 というわけで3人はチェス盤のような狭いマルデヨーナ世界(多分)に移動。 それぞれサンジェルとライジェルの姿になり左手を掲げ、立会人ルナジェルが魔法で鎖を出して左手同士をつなぎチェーンデスマッチの準備完了。 「デュエルボンドのルールに従いここにマジカルチェーンを結べる。勝負が決した時にのみチェーンは解消する。両者魔法を封じ、剣によってのみ戦うべし、天空聖者の誇りにかけて。はじめ!」 そして始まる剣技の応酬。心配そうなリンに抱かれたスモーキーの「がんばれー」はちょっと不謹慎かも。
一方、松が生える草原へ戻ったマジレンジャーたち。悔しがってレッドが地面を蹴ってたら、「逃がさん!」巨大化したキマイラ出現。 「やってやる」ユニゴルオンに乗って「マージ・マジ・マジカ」マジフェニックス化。そして「マージ・マジジ・ジルマ・ジンガ」の呪文でユニゴルゴンと合体しちゃうマジレッド。 「光と炎が1つとなりて、聖なる魔神、今現れる。天空合体“セイントカイザー”」インフェルシアを叩きのめすと突っかかるけど、槍の穂先を鷲掴みにされ、パコーンとやられてます。
残る4人も巨大化合体、久しぶりのマジドラゴン化ですが炎を弾いたキマイラにガブ。そのまま振り回されてセイントカイザーに叩きつけられ、2体もつれた所に大出力のレーザーがきてドカーン。 あっさり変身解ける兄ちゃんと姉ちゃん。白馬に守られた魁は合体状態保ってるけど「お前、ブレイジェルに比べてなってねーんじゃないのか」「隙だらけ」「もっと楽しませてくれよ」 敵に思いっきり舐められてます。「うるせー、だまれー」突っかかってもボディに一撃+回し蹴り+雷撃でガク〜
「それで終わりか」声をかけたのはウルカイザー状態のパパ。「ウルザード、やっぱりお前?」「貴様の力、その程度か」 「まだやれるっ」って、インフェルシアの手先だと思ってるならウルカイザーに背を向けるなよって突っ込みたくなりますが、 奮起したセイントカイザーは「俺の力を見せてやるっ」キマイラのビームを槍で弾いて高くジャンプ 「セイントホーン・フィニッシュ!」真上からの突撃でキマイラをドカーンと倒しちゃいました。そして白いカイザーと黒いカイザーはぶつかり合い開始。
そのころ、マジレンジャー5人のレジェンドパワーを吸収したン・マは復活の兆しを見せ始め、赤い池からヘビのような触手がウニョウニョ。 『いやーん、ン・マ様ぁ』嬉しいんだかキショがってるのか、イマイチ良くわかんない、パンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)と ゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)が抱きあって、CM突入。時間的には少し短いAパートなのに、中身は激濃。ながーく感じた10分足らずでした。
CM開け、白と黒の巨大戦は双方大技も出さないまま、相打ち状態で派手に花火散らして、等身大バトルへ移行。 お馴染みの採石場にて、あのサイズで戦ってたにしては近すぎる位置から立ち上がってチャンバラ開始。 足が出るレッドより、盾が出るウルザードの方がちと優性。駆けつけた兄弟の前で、マジレッドは派手に横回転倒れをやっちゃってます。 一旦双方が離れたスキに「やめろバカ」弟に組み付く翼。そして蒔人は「お父さん、お願いだ、やめてくれ」ウルザードにしがみ付くも裏拳でぶっとばされ、 悲鳴のように叫ぶ芳香と麗「元に戻ってお父さん」。どうすりゃ親子喧嘩を止められるのか悩む小津一家。
「いい加減にしろ、バカヤロウ!」怒鳴りつける翼を払いのけた勢いで、マジスティックソードまで飛ばしちゃう、どじレッド。 武器を失った状態で切っ先向けられ、覚悟してたら「剣を取れ」待っててくれるウルザード「俺は丸腰の者は斬らん」。 「バカにしやがって」癇癪起こしつつ剣振り上げたら「赤の魔法使いよ、怒りで我を忘れるな。力をのみ、俺にぶつけろ」と戦闘指導する紫パパ。 「なんでだよ、ウルザード!」レッドは白黒スチールで今までの戦闘時の色々モロモロ大回想「なんでワザと待ったり励ましたり、オレ達を助けたり、何でそんな戦い方すンだよ!」
「それは、ウルザードが父さんだからだ」ああ、翼ちんの演技力、良くなったよなぁ。 「記憶をなくしても、ン・マへの忠誠心を植えつけられても」麗ちゃんも表情が自然になりました。 「決して卑怯な戦い方をしないのは」元から上手かった蒔人ちんはより熱い男になり、「一番奥の所でお父さんの部分が残ってたからなんだわ」芳香もムードメーカーな長女振りが板についちゃって、 ウルザードじゃなくても、小津兄弟の成長にしみじみ感激です。「俺は……オレは」叫んで剣を投げ捨てるマジレッド、おおっといきなりウルザードに殴りかかった〜
さて、デュエル・ボンドの現場では、元々の腕の差か、ミイラ化とカエル化の影響か、互角だった戦いも徐々にサンジェル優性となり、ついに剣を鎖に絡め取られ追い詰められるライジェル。 「やった」ルナジェルが思わず身を乗り出したその時「メー・ザザレ」魔法でスモーキーを手元に転送。飼い猫を盾にされてサンジェルが寸止めした瞬間、紫の稲妻で魔法攻撃するライジェル。 人間態に戻るヒカル先生。「旦那っ、あー」用は済んだとポイッと投げられるスモーキーがちょと哀れ。 「マジトピアのルールなど、魔導神官メーミィが本当に従うと思って?」ミイラに戻って高笑いするかつての同僚に「卑怯なぁ」立会人も怒り心頭。
「やめろルナジェル。こればデュエル・ボンド。手出しは無用だ」そんなリンをクサリつきの腕で制し、あくまでルールの中での剣の勝負に拘るヒカル先生を「バッカじゃないかしら」 調子に乗って扇の魔法で攻撃するメーミィ「そんなにブレイジェルの教えが大切?。その教えのせいで滅びるのに?」。 剣を飛ばされ床を這いずりながらも「大切だとも。たとえ僕が滅びたとしても、思いは残り、勇気の絆は受け継がれていく。自分ひとりの為にしか魔法を使わない者には、この絆の尊さは解らないだろうけどね」 自分もルールも曲げないヒカル。その胸倉掴み「絆など虫酢が走るわ」永遠に断ち切ってあげると……なぜか剣と同じ方向に突き飛ばすメーミィ。
「終焉っ」メーミィが放った紫の魔法力が、とっさにヒカルが掲げた剣に弾かれ、呪者を直撃(ガノンかと思った)。 「僕がお前を終らせるっ」自分の稲妻で痺れたメーミィを、袈裟懸けにするヒカル先生。マジカルチェーンが解除されデュエル・ボンド終了。
さて、地上のほうでは、拳を盾で防がれ、剣の柄で殴られても、駄々っ子のようにしがみ付くマジレッドを、 ウルザードが時々ボコンと押し返すというグダグタバトルが延々と展開 「思い出せ、父さんなら思い出せよ! インフェルシアの言いなりになって……それでも、ヒカル先生やリンが憧れた天空聖者かよ! ブレイジェルに戻れよ!」。 「魁、泣いてる」涙をこらえて親子喧嘩を見つめる(兄と姉)×2。 盾で押されて生身に戻っても、足にしがみつく魁が、ウルザード=父ちゃんを、インフェルシアで強く否定したその理由は……
「俺は兄ちゃん姉ちゃんと違って、父さんとの思い出がないんだよ! アルバム見ても何にも覚えてない。父さんとの思い出がウルザードとの戦いの記憶だけなんて、絶対イヤだ」 確かにソレじや切ないわ。あまりのストレートさと無防備さに戸惑うウルザードを押し倒し「父ざーん!」絶叫と共にこぼれる熱い涙。 ここはもうお約束ながら「魁……」正気を取り戻した証拠に息子の名を呼んで肩を掴み、すっくと立ち上がるウルザード「ゴール・ゴル・ゴルド」雄叫びと共に体から黒いオーラを追い出します。 「魁の強い思いが、父さんとの勇気の絆が、呪縛転生を打ち破ったんだ」父ちゃんが戻ったから、今まで父ちゃん代わりだった蒔人は、解説役にシフト。
天空聖者姿から小津勇姿になって「済まなかったな、みんな」やっと子供たちと触れ合えるブレイジェル「蒔人 芳香 麗 翼 そして魁、みんな大きくなったな、そして強くなった」。 だけど揺れる地面が再会の時を終らせ、地面から生えてくる赤い3本の大蛇「見て、アレ」「あれは、ン・マ」「このままでは完全に復活してしまう」。というわけでいきなりラスボス戦突入? 「よし、一気に攻め込んで、インフェルシアをやっつける」「賛成、お父さんがいれば100人力よ、ね」。 だけど「ルーマ・ゴンガ」アストロン……もとい足止め魔法かけるお父ちゃん。たった一人で子供たちを守るようにン・マの前に立ちふさがり、肩越しに覚悟の言葉。
「これは俺の戦いだ、15年前のカタをつけてくる。子供たちよ、あとは頼む」」ブレイジェルの姿になって3本のヘビを地底に押し戻し、自身も一緒にインフェルシアへ。 池から出てきたヘビの本体というかタコとブレイジェルの壮絶な戦いで、縦穴は崩れ、ゾビルとハイゾビルはガレキの下敷き……結果を見ていたのはバンキュリアだけ。 蒔人、芳香、麗、翼、魁、これが父に出来るただひとつの事「滅却せよ、殲滅すべしっ、冥獣帝ン・マ! ゴル・ゴル・ゴジカ、ルーマ・ゴル・ルジュナ!」 全てが地の奥底へと崩壊する中「子供たち、聞こえているか、母さんは生きて……」
「ブレイジェルが」「闇の力を征した」デュエル・ボンド会場で、遠くを見つめる弟子たち。 そんな2人を嘲笑うのは燻るミイラ「大いなる獣滅びる時、打ち鳴らされたる鐘が、 怒りと災厄の神を呼び覚ます…… インフェルシアの神々が蘇るわよ。地上界と天空聖界に裁きの時が訪れる、お前たちは恐怖と絶望におののきながら、その時を待つがいいわ」 ン・マ消滅の影響かライジェルに戻って灰と化していくメーミィだったモノ。かつての友の消滅後「まさか、インフェルシアの神々が」呟くヒカル先生。
さて、地上の小津兄弟に戻る、5つの色のレジェンドパワー「父さんがン・マをやったんだ」「お父さん」「でも」 魔法は解けたけど暫らくヘタって立てない姉妹「せっかく会えたのに」「何も言えなかった。ありがとうも、ごめんなさいも……」。 長男はお父さんポジションに復帰、妹たちを慰めます「父さんだもの、伝わったはずさ」。「きっと、そうだな」次男もフォロー。 そして末っ子は決意「俺、もっともっと強くなる。そして父さんみたいになるんだ」全員が立ち上がったところで 「でも、頭の中に聞こえてきた父さん最後の言葉」「うん、母さんが生きているって」末の2人の気になる遺言の反芻で今週は引きっ。
お約束ですので、一応突っ込みを入れておきます「DQ5のパパスかよ!」 以上。
今回の呪文紹介コーナー 『ゴール・ゴル・ゴルド』
「『ゴール・ゴル・ゴルド』、ン・マの強力な闇の力、呪縛転生を打ち破る呪文でござります。
それにしてもお父さま、僕ちんもお会いしたかったでござりますです」
涙声のマンドラ坊やは背中を見せ「いつも僕ちん、こんなのばかりでござりますですよ、うわーん」キャンドルだけが灯る寂し〜い魔法部屋に、鉢植えの嘆きが響き渡る。
出不精なんだからしょうがないよ、それに植物だからついてっても足手まといだしね。
次回予告 ステージ35『神々の谷〜マジ・マジ・ジジル〜』
「お母さんの居場所を教えて」久々の麗ちゃんの占いと、ヒカル先生の記憶強化呪文が出たのはいいんだけど……くずれおちたインフェルシアを彷徨うバンキュリアが、なにやらマズ〜いものを10体も呼び出したみたいです。
「インフェルシアの悪しき神々達だ」クリスマス前なんで強敵出現は仕方ないけど、お母さんを捕らえるイバラは一体……おジャ魔女がドッカ〜ンですかい?
今週のスパヒロタイムエンド
「トドロキのアニキ分ザンキが、再び鬼になったんだニャ」「やったー、ザンキさんも蒔人ちんも素敵なアニキでござりますです」
鉢植えとランプ猫はダンゴ一皿とお茶で、ずっと甘味処に居座るつもりみたいです。「じゃ、ザンキサラダもあるのかにゃ? 食べたいニャー」「僕ちんも……ハッ。いやいや、次回もスーパーヒーロータイム」『絶対みてねー(にゃ〜)』
危うく共食いになりかけて我に返ったマンドラ坊や、だけど前に並んでる団子も植物原料じゃないのかねぇ?