魔法戦隊マジレンジャー ステージ21『魔法特急でいこう〜ゴー・ゴー・ゴルディーロ〜』
白い柱が立っててスモークふわふわという、悪の本拠にありがちな異空間で、マジシャイン(通称・ヒカル 演・市川洋介)の魔法指導を受けてる、マジレンジャーから今週は始まりました。
今の課題は飛び回るホウキに向かって「ジンガ」と魔力を飛ばし、柄にリボンを結びつけること。コツは想像力?
「よし、ホウキを見てみよう」マジシャインが指パッチンで戻す、5人のマイホウキ。 その結果は……「魁は合格だね」「よっしゃー、ニヒ」大喜びの末っ子・マジレッド(演 橋本淳)。 「やーん、芳香のヘーン」だらしない蝶結びになったリボンを弾く長女・マジピンク(演 別府あゆみ)。 「ちっ、ちょっと焦っちまった」単なるカタ結びで、バツ悪そうに背を向ける次男・マジイエロー(演 松本寛也) 「んー、少し小さいかな」小降りな蝶結びに首をかしげる次女・マジブルー(演 甲斐麻美)。
だけど長男・マジグリーン(演 伊藤友樹)こと蒔人だけは、「ジンガ、ジンガ!」課題がこなせず魔法を無駄撃ちするばかり。 「貸してごらん。こういう風にするんだ」マジスティックを借りたマジシャインは、追尾する緑の光を放って見事リボンを蝶結び。 「これはね、魔法のセンスを磨く君臨だ。反射神経とイメージ力が大事なんだ」練習すれば上手くなると慰めますが、長男はショボーン。 妹と弟たちは目キラキラでマジシャインを褒め称えます。
「みんなミナ様〜、そろそろ休憩なさったらいかがでござりますですかぁ」マンドラ坊や(声 比嘉久美子)に続いて、手踊り人形なマスコットの座を争う スモーキー(声 草尾毅)が「休憩なさってぇ〜」とお茶のお誘いを合図に、魔法教室は休み時間に。「ゴルド」の一言でホウキを壁際に戻し、異空間から魔法の部屋に変身解除状態で戻る、家庭教師と小津兄弟。 さっそく生徒から先生に質問が集中する訳ですが、お兄ちゃんを押しのけるのはどうかと思うよ、魁ちん。 「マジトピアノ話とか聞きたい〜」な芳香を手始めに皆の尊敬と関心を一身に受けるヒカルの影で、蒔人ちんはガックリと床に体育座り。
ここでOP突入ですが、ヒカル登場カットが蒔人のあとに続いたり、敵方が新キャラミーメイにさし換わったり、新ロボが入るのは予想の範囲内ですが、メインキャストのアップも新しく録り直されてます。 みんな表情から固さが取れて、ヒーローらしくなって、以前の2割り増し程、輝いてみえるぞ〜い。
1人でケルベロスをやっつけたってヒカル先生の武勇談に、紅茶とケーキとツバを飛ばしそうな勢いで興奮する魁。大阪のおばちゃんみたいに手近な肩を叩くもんだから、衝撃で翼はケーキを喉に詰らせて目を白黒。 「きゃ〜、かっこいい〜」芳香も大阪のおばちゃん体質らしくマンドラ坊やをバシバシ。そっと席を外した蒔人を追って鉢植え君も逃げ出します。 ちなみに、カエルのヒカル君だった頃に屈折した事情を抱えてしまった麗は渋い顔。
昔、偽剣崎が睦月に向かって倒した気がする、壁際のオブジェを見つめ、今回の主役・蒔人は深〜い溜息です。 心配して声をかけるマンドラ坊やに「何でもないさ」と作り笑顔を向けたら「さっきの授業でござりますですか?」 気にすること無い、そのうち上手くなると傷口えぐる慰めを貰った蒔人ちんは「そのうち?」やるせない眼で、マジシャインが結んだ緑のリボンを振り返ります。そんな様子を静かに見つめ何か企んでいるヒカル先生。 ちなみに、魁と芳香はチョコレートケーキの取り合いに夢中で、年長者2人の変調にゃ、さ〜っぱり気づいちゃおりません。
さて、地底冥府インフェルシアでは「ドーザ・メー・メジュラ」魔導神官メーミィ(声 高戸靖広)が、新たな冥獣人を復活させてましたとさ。 「本能のクラッシャー、冥獣人ベヒモスのベルダン様を呼んだかぁ」銀の杭とハンマーを持ったマッスル系、ちなみに声は梁田清之……タウザント様かぁ。 力を見せてみろと言われてオーバーアクションで答えます「ベヒ〜、地上にあるツボにコイツをぶち込んでやる。そうすりゃ人間ドモはポップコーンみてぇにポンポン弾け飛ぶってぇ、寸法だ」
「ポップコーン」「ポンポンぱちぱちぃ」メーミィの横で浮かれるパンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)とゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)『みたいかもー』ってそんな、ガン種のサイクロプスじゃないんだから。 っていうか、地面のツボって言うからには、むしろ『忍者飛翔』(著 和田慎二)のね太郎か、『らんま1/2』(著 高橋留美子)の良牙が使う爆砕点穴みたいなものでは? 要は、大地震を起す東雲の大ナマズ作戦ってコトっすね。
そんなコトは知らないマジレンジャーサイドでは「課外授業だ」遠くに出かけようと、ドコでもドア(観音開きタイプ)の前に立つヒカル先生。 魔力の弱い5人では思ったところに繋がらないドアも「チェック、マジチケット。ゴー・ゴル・ゴルド」ヒカル先生が魔法のキップを改札し、呪文と共に開ければ、ヨーロッパ風のクラシカルな駅の0番戦のホームへダイレクトに繋がります。 「白線の内側に下がってお待ちください〜」ってスモーキーのアナウンスと共に停車する、魔法特急トラベリオンエキスプレス(見た目は青と金色の巨大蒸気機関車)。いや〜、9と3/4番線じゃなくてホッとした。ロシアのコントラバス少女タニア・グロッターと50歩100歩のマジレンジャーだからさ。
サイズ的には擬人化ネコが出てくる劇場版アニメの『銀河鉄道の夜』みたいな機関車と客車だけど、中は普通サイズのトラベリオンエキスプレス。 謎の路線図やすりガラスの扉、木の座席が素敵です。ノリノリで乗り込む4人とマンドラ坊やから、数歩離れて乗り込む蒔人の気分にはおかまいなし。 「マジコークスをこんにゃろめっと」釜焚き役はスモーキーが勤め「マジスチームプレッシャーよし、シグナルエネルギーよし、前方よし。トラベリオンエキスプレス出発進行」指差し確認のマジシャインの手で力強く走り出すトラベリオンエキスプレス。
「しかし参ったなぁ、何だよ課外授業って。ヒカル先生、俺たちを子供扱いかよ」言葉とは裏腹にワクワクしまくってる魁。「あのねぇみんな、遠足じゃねーんだぞ」たしなめつつ芳香と一緒にトランプには参加する翼。 謎の路線を行く車窓を見つめるばかりで無口な蒔人をチラ見してるのは麗ちゃんだけ「どうしたの、お兄ちゃん。元気ないよ」。 その様子に気づいた魁が余計なコトを口走っちゃいます「さては、ヒカル先生登場、アニキの威厳台無し〜で、ガックリ来ちゃったとか〜」「……バカ」翼に叩かれ「図星だったの?」気づいても罪悪感が微塵も無い魁ちん、いやぁ、末っ子だなぁ。 「……威厳、台無し……か」蒔人はますます落ち込むけど、その頼りない脱力した表情が、役者年令の20歳そのもので、ちょっとビックリ。そうか、いつもは演技と顔の筋肉を総動員して25歳に見せてたのか〜。
「見て」「到着か?」スバル星団みたいな光の1つを列車がくぐると……そこは原始時代だったぁ。虹色の線路を空から地上へと渡し、トラベリオンエキスプレスが停車した、ヤシの木と火山が特徴的なハワイ風味の原始時代の正体は「ここはマルデヨーナ世界さ」魔法で別の次元に作り出した世界でした。 「ルーマ・ゴルディオ」の一言で5人から現代風の衣装とマージフォン(=魔法)を取り上げ、毛皮にサンダルという『原始少年リュウ』みたいな衣装を与えるヒカル先生。 「君達にはしばらくこの世界で暮らしてもらうよ」魔法は使う人によって強くも弱くもなる「使う人自身が問われるんだ。だからこの世界でキミ達の本来持つ力『自分力』を鍛えて欲しい」 それはいいけど、ヒョウ柄ビキニにピンクの花一輪って芳香の衣装は、ヒカル先生のシュミなんだろうか。麗の露出度が低いって点も、ついつい深読みしたくなるところです。
いつまでと聞かれ、帰りのマジチケットを取り出すヒカル先生「見つけるまで!」なんと遠くへ投げちゃいました。 「じゃ、課外授業開始。頑張ってね、お兄ちゃん」マンドラ坊やを抱いたまま無言の長兄に微笑みかけて、トラベリオンエキスプレスと共に爽やかに去っていくヒカル君。 「こんばんお風呂、どうするぅ〜?」「コンビニもファミレスもないよ」ぼやきながらも、マジチケットが飛んでった森を散策する5兄弟。 しかしリーダー不在で行く道に迷い、次男と三男の間でお決まりのケンカが始まります。マンドラ坊やと芳香に「お兄ちゃんが決めて」と頼まれても「いや、俺はセンスないし、みんなの決定に従うよ」自信喪失中の蒔人は力なく笑うだけ。 「何だよ、アニキは頼りになんねーな」翼の言葉にも無反応。
同じくイラだった魁が、遠足だと思ってたのに「つまんねーの」と石を投げたら……妙に精巧な毛むくじゃらの頭にゴツン。 森から出てきたのは「マンモスーっ」牙の形は成獣っぽいのに小降りなゾウサイズなのは、マルデヨーナ世界の仕様かな。 ともかく慌てて逃げ出す5兄弟。黒腰巻の魁の逃げっぷりがマンガのようで、楽しいっす。
その頃「地面のツボは、ここだぁ」どこぞのビジネスパークに杭を打ち込むベルダン。だけど割れたのは敷石だけ。 「外れちゃったみたいね」妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)に呆れられて、慌てて四つんばいになってツボ探し。 二発目を打とうとしたら「そこまてだ」空飛ぶジュウタンに乗ってヒカル先生到着です。光を引いて不安定そうに乗る姿は、トラパーが乱れてる時のLFOにさも似たり。 「ありがとう、カーペット。また頼むよ」話しかけられて照れるジュウタンは、二次元ながら妙な可愛げが……で、そのキュルキュルって声は衣擦れかな。
「お前は」バンキュリアに問われて天空変身マジシャイン。「ベルダン叩きつぶしちゃいな」下がるバンキュリア。 「言われなくても」ハンマー構えるベルダンだけど「さぁ、おいで闘牛君」マジシャインがヒラヒラさせるマントを見たとたん、猪突猛進。 「赤マント見るとなぜか燃えるぅ、ベヒーブゥ」えー、ベヒモスってそんなモンスターだっけか? 避けられたあと、足元をハンマーで薙げば、高く飛び上がり「ここだよ」と頭の上に乗るマジシャイン。 おバカなベルダンが頭の上のキンキラを叩こうとして自分の頭をハンマーで殴り、パワーファイター系では相手にならないって所を視聴者にアピール後「マジランプバスター」。でもココで100発100中の銃が出たんじゃ、色々と都合が……
ってな所にお助けキャラが出現です。足元に弾ける魔導力。未知の敵とマジシャインはフェイスなジョン・ウーごっこ(……)。相手は薄紫色に染まりしヘルファングを手にした紫の騎士。 「誰だ」「闇に生まれ闇に帰す、魔導騎士ウルザード」磯部勉さん、ハン・ソロや悪徳代官もいいけど、今は一番ウルザードがハマってますなぁ。 「黒の魔法使いか」互いの必殺武器を向け合う緊張関係に、茶々入れるのは女の役目「ちょっと、何やってたのよ」バンキュリアの質問に、死合中なのにキッチリ答えるウルザード。 「このブランケンの形見を、新しい我が剣として練成していた」魔法の気配に出てきてみれば、地上にいたのは天空聖者。 「この迫力、並みの魔導師ではないな」しかし男の質問には無言のウルザード。バンキュリアたちが「じゃあ私達はこのスキに行こっか」と退場したあとは、質問するのはウルザード、答えるのはマジシャインonlyになっちゃいました。
五色の魔法使いの行方を聞かれ「出かけているよ、課外授業ってヤツでね」素直に答えるマジシャイン。 「天空聖者がヤツ等に何を教え込もうというのだ。もしあの未熟者ドモに学ぶことがあるとすれば、それは闇の力だ」おおっと教育方針でぶつかりあいです。 夏期ドラマは学校モノが旬だもんなぁ。でも教え子がいないのに先生が2人いても滑稽です。 「貴様ともいつかは戦う日が来よう」とっととテレポのウルザード。「黒の魔法使い、お前の思うようにはさせない」マジシャインも転送先をトレースしてまで追うつもりはなく、Aパートの戦闘はお開きです。
さて、溶岩が固まった黒いゴツゴツに緑が点在する、荒地をゆく5色の魔法使いたち。マルデヨーナ世界では、あっというまに時間が流れ、 「ダイエット〜、ダイエット〜、原始時代でダイエット〜」ムードメーカー芳香のポジティブシンキングもそろそろ限界。 「何時か帰れるのかなぁ、今日で何日目だっけ」「五日」「ふっ、つまんねーシャレ」洒落じゃない突っかかってくんなガキ、ケンカ売ってのか……なんてやり取りに、当の翼と魁もそろそろうんざり。 「あーん、蒔人ちん。みんながハラペリのあまり嫌ーな空気になっているでござりますです」粘り強く長兄に盛り上げてもらおうとする鉢植えだけど 「ダメだ、俺なんか」ヘボだしダサいし、ヒカル先生みたいにはいかないって後ろ向き発言にムキー。大地の魔法使いの心得まで忘れてしまった蒔人に、甘ちょろいと怒鳴るけど効果なし。
そんな時、ずっと我慢してた麗が不意にパタっとな。額に手を当ててみて熱に驚く芳香たち。救急車だの携帯だの「公衆電話」「あるわけねーだろ。つーか救急車が来るわけねーだろ」麗ちゃんが死んじゃう〜っと一気にパニック。 温める為に火を起せと騒いで、マージフォンがなければ役立たずな魁と翼が、またもケンカに突入。鍛え抜いてる30分後の番組も、アイテム無しに雷落としたり炎まとったりは無理なお話。
「落ち着けーっ!」麗の危機に文字通り立ち上がる蒔人兄ちゃん。 「翼と魁は木の実を取って来い。芳香は水汲みだ。マンドラは木の葉を集めてくれ」と的確な指示。麗をお姫様ダッコして洞窟へ寝かせます。 木の棒とヒモでまずは火を起して麗を温め、水汲みを手だけでモタモタやってる長女に「そんなんじゃダメだ芳香、これを使え」妙に作り物臭いバナナの葉で作った簡易バケツを渡します(昔、蒔人チンの歌に怒ってバシバシしてた葉のよーな?)。
「センスがなくても、ダサくても、それでも俺は俺だ。小津蒔人だ。兄ちゃんだー」その決意はいいけど、「あーあ、あ〜。トリャっ」とターザンごっこで果樹に蹴りってのは、ダサいを通り越して別の領域に入ってます。 っていうか、よく見たら魁と翼が「だめだ、登れーよ」と根元でへたってるその木は、どう見ても……えと、杉に食える実は生りません。せめて松にしようよ、マツカサの間に挟まってる松のタネなら食えるからさぁ。
「どうだ特製アニキスープは、元気が出るだろ」「ありがとうお兄ちゃん」ヤシの器のスープを飲んで笑顔の麗ちゃん、もう回復したみたいです。どうやら梅雨明け時期に頻発する日射病だった模様です。 焚き火を囲み「やっぱり私たちのお兄ちゃんだワ」「これこそ、ザ・アニキ、だよなあ」ヒカルに心酔していた暖色コンビが、再びアニキ敬愛モードに戻った直後、洞窟の外から咆哮が。 「マンモスだぁ」「こっちへ来る、みんなバリケードだ」と石積み大会に突入(お兄ちゃん、その石は人間の限界超えてますぜ?)。 なんとか洞窟の入口を塞ぎ「みんな、あとは下がって息を殺せ」通り過ぎるのを待ってたら、何が欲しいのか石を崩して突撃開始するマンモス君。
弟妹たちの危機に、思わず前へ出る蒔人チン。マンモスを睨みつけて「うぉーーー!」後じさりするマンモス 「気合だけでマンモスを止めた」さらに背を向け、乗るように尻尾でボディーランゲージ「マンモスがお兄ちゃんの方が上だって認めたんだ」 「すごい、お兄ちゃん」「見直したぜアニキ」「ザ・スーパーアニキだな」アニキコールの中、マンモスにまたがってドラミング(胸叩き)してた蒔人が、マンモスの後ろ頭で、帰りのマジチケット発見。 「みんな、帰るぞ!」『おー』いやぁ、めでたし、めでたし。
あ、現実世界での決着がついてませんでした。 「今度は間違えんぞ。ここがツボじゃー! さっきは仕留め損なったが、今度こそ〜」なんてもったいぶってるベルダンを、 マジランプバスターで狙撃するマジシャイン「また来ると思ったよ」ずーっと変身したまま張ってたのかぁ。キンキラで目立つから、警察の職質や、通行人の目が大変だったろうなぁ。
それにもう49分だから、上空からは汽笛が響き「旦那、ヤツ等戻ってきやしたぜ」「ちょうど5時間、向こうで5日の計算だね」、4車線道路を光の線路に変えて魔法特急トラベリオンエキスプレス到着〜。 今まで、ロボバトルの被害とか心配だったけど、車だらけの道路を線路に変えちゃう魔法の力で、街の一部分だけ、別のものと一時交換して、戦闘後に戻しているとすれば、敵の攻撃以外で被害は出てないのかも〜。 いや、やっぱ無理か。
元気だけど垢染みた原始時代ルックの5人に「お帰り、ルルド」で服と装備を戻し「課題をクリアしたようだね。やっぱり自分力なら蒔人、キミが一番だ」課外授業の真意を告げるマジシャイン。 マジレンジャーの要・蒔人ならみんなをまとめて帰ってくる、と指差され「まさか俺にそのことを気付かせるために課外授業を、ヒカル先生」ついに長男もサンジェルのト・リ・コ。
「見ててください」蒔人中央で変身した直後「新しい魔法だ」「キミの自分を見つめなおす勇気に魔法が応えたんだ」。というわけでマジ・マージ。 マッスルボディーになるマジグリーン。これはバイキルトというかギガースというか、明日辺り筋肉痛に悩みそうな肉体強化魔法ですなぁ。 響鬼紅といいプリキュアといい、パワーアップ日和ですなぁ。でもバトル方法はかなり違います。「ムキムキじゃーん」とまとわりついて筋肉ぺたぺた触る4人を抱え上げ「マジカルパワーエアリアル」と投げつけて、ドカバキボコ。 ノックアウトしたベルダンを今度は4人が抱え上げマジグリーンに向かってポイッ。長兄はカウンターパンチでクルクル回転させたベルダンを火花散るぶん殴り〜。
だけど、ここで爆発しては長兄の顔は立ってもスポンサーへの義理が立ちません。 メーミィの魔導陣に包まれたベルダンはお約束の巨大化「お前ら全員、踏み潰してペチャンコにしてやる」。 待ってましたと巨大列車の運転席に納まるマジシャイン「キミたち、次は先生の番だ。そこで見ていたまえ」チケットを改札し「魔法変形、ゴー・ゴー・ゴルディーロ」 挿入歌をBGMにロボに変形する巨大機関車と客車「連結完了、魔法鉄神トラベリオン」去年だかの列車戦隊が来るって噂、こう結実しましたかぁ。新マシン登場回だからか、街のミニチュアセットも凝りまくってます。
「ヒカル先生ったらどこまでやるのォv」再びマジシャインにゾッコンのマジピンクとは対照的に、「鉄くずにしてやるぜ」口から赤い雷撃を吐くベルダン。 しかし落雷の煙の中から無傷で現れるトラベリオン。組み付いてぶん殴り「トラベリオン・スチームバズーカ」頭から噴出す蒸気でまずは熱攻撃(発射ポーズは何気に召喚獣アレキサンダーinファイナルファンタジー9)。 「リモートライナー」なる膝から発進する2つのミニ列車が、ファンネルのように飛び回って、線路で敵をグルグル巻きにして拘束。 「とどめだ、デストラクションファイヤー」なんと機関車のノーズを開いて火炎放射後、火ごと敵を釜の中へ吸い込んで焼殺「チェックメイト。今日の授業はこれまで」最後に6方向に蒸気噴出すのはカッコいいけど、今もの凄くエグい技を見たような気が……
「これからも、俺やみんなに魔法を教えてもらえますか?」対抗意識や劣等感を忘れ果て、すっかり素直になった蒔人兄ちゃん。やっぱ飢餓と寝不足ってマインドコントロールのキモなんだねぇ……。 「もちろん、僕もキミたちのお父さん“ブレイジェル”から色んなことを教えてもらったんだ。だから僕の学んだことを、今度はキミたちに伝えていく。それがぼくの使命だと思ってる」我が言葉は父の言葉って権威づけもして怠りなく、バッチリかと思ったら……
「あらー、ちょっと蒔人くんじゃない。今日の配達まだなんだけどォ」脅威の棒読みメガネ美人・池田江里子さん(福岡サヤカ)さんが、ぶりっこ怒りしながら登場。 課外授業だったとシドロモドロの恋人から、背の高〜い黄色い衣装のイケメンに目を移し「あら、こちらの方は?」先生というか何と言うか、なんてもたついてる間に 「ヒカルです、よろしく」髪かき上げるヒカルにベタつく江里子さん「んまぁ〜、うちのカフェにいらしてくださいよ、センセv 丁寧に愛情込めて珈琲淹れますワ、今からどう?」 「それは嬉しいな」まんざらでもないヒカル先生。ということで恐るべきボー読みカップルがここに爆誕。
「なんだと……え゛り゛ござーん」色恋の前には5日程度の洗脳などペペペのペ「待て、さっきのナシ、先生ナシ」師弟関係は一気に破談。愛はまことに偉大です。 だけど女の打算は、愛より強し「蒔人くんどいて」もはやオトコ乗り換えモードの喫茶店の美人オーナーさん。 「江里子さん、江里子さんってば!」失くしそうな愛を前におろおろする、蒔人兄ちゃんで今回は引き。
今回の呪文紹介コーナー 『ゴー・ゴー・ゴルディーロ』
「今回の呪文は『ゴー・ゴー・ゴルディーロ』魔法特急トラベリオンエクスプレスが魔法鉄神トラベリオンになる呪文でござりますですぅ」
今日のマンドラ坊やは魔法特急の運転席で解説です。そこにはスモーキーも「燃えてきたぁ、いつでもOKだぜぇ」「え、あ、ちょっと」魔道書を手に解説してる鉢植えを、スコップに乗せて火の中へポイッ
「僕ちんは、アノ、冥獣人じゃないでござりますですぅ」さようならマンドラ坊や。でもご安心を、鉢植えは煙突から煤まみれで脱出成功「ゲホ」。なーるほど、死なせちゃいけない強敵は、煙突から脱出して来るってワケですな。
しかし7/23発売のトラベリオンCMの直後にタイミングのよい紹介コーナーでしたなぁ。
次回予告 ステージ22『京都でデート?〜ルーマ・ゴルド〜』
2人きりで京都へ行って、お母さんとの思い出の神社を探す芳香ちゃん。恒例の太秦映画村タイアップ回でございます。
しかし31日は世界水泳。ってことは「敵は本丸にあり、姫を救え!」なニンジャ扮装回は、1話限りの儚い夢。こうなったら、目を皿のようにしてトコトン楽しもうじゃ、あ〜りませんか。
でも、一番の注目はピンクと紫のクノイチ衣装のナイとメア。麗ちゃんみたいな生フトモモかどうかが、キモですなぁ。