魔法戦隊マジレンジャー ステージ19『魔法のランプ〜メーザ・ザザレ〜』
雪の結晶散らしてキングカリバー家族斬りするマジキングに、ゴテゴテきらきらな新戦士と、7月らしからぬジャンクション。そしてスーパーヒーロータイムのロゴもなく、今週のマジレンジャーは、いきなり15年前の地上界から始まりです。
「ライジェル、己の欲望の為にルナジェルを手にかけ、マジトピアを裏切った貴様はもう天空聖者ではない」雷雨の中、夜の森でライジェルと対決するゴテゴテきらきら新戦士。
雷が落ちた木から本物の炎がメラメラで、ぶつけ合う魔法の光が雨に映えて……なんだか劇場版『仮面ライダー剣』みたいな雰囲気です。
撮ってるのは中澤監督で、石田監督じゃないのになあ。
「魔法に意味を求めるお前たちが愚かなのだ。魔法など、欲望を満たすための手段にすぎません。冥獣帝ン・マ様は偉大なり」語尾が安定しないライジェル(声 高戸靖広)のCGで開く口が、何気にジョーカーを思い出してチト怖い。 「ライジェル。お前を永遠に、封印する」というわけで雨の中、空中で激しくぶつかり合う二色の光は洞窟へドカーン。 直後に始るOPには、市川洋介(舞台役者さん?)って名前が“役名なし”でテロップされてるワケですが……その配慮を無にする雑誌CMがなんともかんとも。グリップフォンとマジランプのCMは、響鬼が大太鼓叩く7月JCの後に流してるのにねぇ。
さてAパートは現在の小津家・魔法部屋から開始です。
「これが、どんな男も魅了するビーナスミスト。そしてこれが飲んでも飲んでも酒が減らない、バッカスのツボでござりますですぅ」
木版画の挿絵を眺め、マンドラ坊や(声・比嘉久美子)の説明を聞いて「マジトピアのお宝かぁ、何か凄いなぁ」末っ子・魁(マジレッド 演・橋本淳)はうっとり。
その横で長女・芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)はヒートアップ。
「ビーナスミスト、これ欲しいっ。マンちゃん、マジトピアから貰ってきて!」マンドラ坊やの鉢ふりまわし、魁の後ろ頭をパッコーンって……えと、匂い付きグラビア等、お仕事にお使いで?
「それは無理でござりますですよ。天空聖界宝物図鑑に載っているのはマジトピアでも最高に大切で貴重な宝物なんでござりますですから」
ここで水晶玉見てた次女が悲鳴上げなきゃ、翼にビーナスミスト作成を迫ってたりしてね、芳ねぇちゃん。
「どうした、麗」
末弟の頭の心配やめて、かけつける長男・蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)。
「暗くて禍々しい気配が水晶玉に出てるの。こんなの見たことないわ」青ざめる次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)に、インフェルシアかと聞いたらば、横の芳香がまず反応。
ブランケンをやっつけて、冥府門も封じて「いい感じだったのにぃ」そりゃ、2週休む前に一応お話にケリつけとかなきゃいけなかったもんね。でも休んだ以上、パワーアップの前編中編後編話が、夏休み前になければ困るのが業界の事情。
ボーナス商戦に合わせて発売しちゃった、オモチャの劇中プロモーションをせねばなりません。
「悪い予兆ばっかりじゃないみたい。光が見えてきたわ」ちぃ姉の言葉に、芳香から受けたダメージから回復した魁も宝物図鑑を手に話の輪へ参加。 「ひかり?」ここでシャイニールミナスとか東映アニメとタイアップを匂わせるボケでも入れてくれると楽しいですが、物語は普通に進行「とても眩しくて美しい、太陽みたい。私たちにとって、とても価値のあるもの」 「価値があるってコトは……お宝じゃない?」お宝が手に入ると暖色コンビは浮かれまくり。長男と次男・翼(マジイエロー 演・松本寛也)は呆れ顔。 「そんな旨い話、どこに転がってんだよ」
「ここよ」「ここだわ」
翼に答えるように洞窟を指差すのは、パンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)とゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)。
ああ、キミたちに会えない2週間は長かった。たとえ、響鬼やマックスの女性陣がハイレベルでも、唄って踊れてギャグが出来て小悪魔属性なキャラは、ナイとメアだけなんだもーん。
「ン・マ様によるとマジトピアの魔法で結界が」容赦なく片割れを突き飛ばすナイ、メアは紫の魔法陣に引っ掛かってビリビリビリ
「張られてるわね」冷静に実験結果を確かめるナイを「張られてるのよぉ」半泣きで睨むメア。相変わらずいいコンビです。
「ってことは」『歌っちゃおうかv』
「教えテルミーの冥獣反応です!」魔法部屋で騒ぐマンドラ坊やだけど、オーパーツな電子楽器が奏でてるのは、芳香と翼がライブハウスで聞いた曲。
ところで森で歌ってるナイとメア、ギターのアンプは何処? 「何歌ってんだ」って魁ちん、“どうやって”も気にしてください。
「もうすぐステキなモノが手にはいるのよ♪」「だからお祝いなのよん♪」だけどこの先の洞窟にあるってことは『ダメダメ、ひ・み・つ 教えなーい』ワザとらしーく、駆けつけた5人を誘導するナイとメア。
普通なら引っ掛からないところですが、今までインフェルシアの秘密をポロポロと漏らしてきた実績があるから、魁たちは変身して追跡。
そして「いない?!」「兄ちゃん姉ちゃんあいつ等ココだから、いくぞ」「よし!」少しも疑うことなく洞窟へ。
でも、洞窟へ入るときは松明を用意するのがファンタジーのお約束。いや、一般常識か。仮面ライダーブレイド第1話はバイクのヘッドランプがあったけど、身一つで飛び込んだマジレンジャー達は「真っ暗で何も見えねーじゃん」たちまち立ち往生。 「ちょっと待て。マジカ」マジイエローがマジスティックに灯を宿らせて事なきを得ましたが……よく天井に頭ぶつけたり、足元の穴に落ちなかったもんだ。
気持が落ち着いて、ふと手にのった生き物の感触と声に気づくマジブルー「ひいっ、うわぁ、カエルぅ」パニックしてクルクル回って、兄弟巻き込んで洞窟の奥へゴロゴロゴロ。放り出されたカエルが無事で何より〜 「なんだよ、ちぃ姉、カエルくらいて大騒ぎすんなよぉ」「誰のお陰でカエル嫌いになったと思ってるのよぉ」……魁ちん、子供の頃、どんなイタズラをしたでござりますですか。
「いゃー! 干物ぉ」次に騒いだのはマジピンク。押されたマジグリーンはカエルみたいに洞窟の床にベチャっとな。 「干物じゃねーよ、ミイラだよ、木乃伊」イエローが光を近づけてみれば、黒くてツンツンで15年前にここで戦ってた誰かさんの変わり果てた姿。 「ミイラ、きも〜い」「何だ、いったい何のミイラだ?」しかし、防具に見えるトゲトゲも肉に合わせて縮むってコトは、マジレンジャーのマスクとかも実は生身の変化したものなのかなぁ(それとも魔法仕掛けのアジャストシステム?)。
長男長女がミイラ観察している間に、末っ子は床に半分埋まった金色の物体を発見。「兄ちゃん、姉ちゃん、見ろよ。これマジトピアの紋章だろ? ちぃ姉が占いで言ってたお宝だぜ。やったー」拾い上げたとたん、床に浮かび上がった魔法陣が最後の輝きを放ち、 洞窟が揺れて、外の魔方陣もサクっと消滅。「何だったんだ、今の?」
「それはね、まんまと結界を、お前たちが解いてくれたってことさ」やっぱり説明しすぎのお喋り幹部って気もするけど、妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)に合体してるから一応今は本気モード。 「お陰でそいつを手に入れられる」その上洞窟は暗いから絶好調。「お宝は渡さないぜ」金色のランプをしっかり抱えるマジレッドを守ろうとする兄姉たちは、バンキュリアにポイポイされて「おどき」レッドもランプごとポイっと捨てられちゃいました。 「いただき」バンキュリアが小脇にかかえ、ブレス攻撃で5人を翻弄してゲットしたのは……「いない」「ミイラのほう持ってっちゃった」。ランプも5人もアウトOF眼中でしたとさ。
「何なんでしょ、一体」「かまうもんか。こっちは ちゃんと守ったぜ」
って事で5人が持ち帰ったのはマジランプ。マンドラ坊やが大騒ぎしてますが、誰も説明聞いてません。
「魔法のランプ? へー、やっぱすげーお宝だったんだぁ」お約束ではございますが、汚いって翼に言われ「大丈夫、こうやって拭けば、ピッカピカに」ジャケットの袖で魁がこすってみたら、光るっ、回るっ、飛ぶっ、そしてテーブルに鎮座して煙モクモク
「ラーンプランプ、呼んだぁ?」猫魔神(声 草尾毅)が出てきちゃいました。ただし小津兄弟が集合してる方向とは逆向きで。「あり、ありー?」魁が声かけるまできょろきょろしてるドジキャラ属性……これはキャラ被りのピンチだぞ、マンドラ坊や。
「お前、誰だ?」訊く魁のニオイをかいで「旦那じゃにゃい。こすったのアンタぁ?」とデコをツン。 「旦那って何だ? だから、お前は何だ?」重ねて聞く魁に、大げさに驚く魔神猫「俺様を知らニャい? ニャめんにゃよー。 よーし、解ったぁ。教えてやるにゃあ」って事でここからは、マスコット系の新キャラ登場時にはお約束、ミュージカルシーンスタート。
「俺様、にゃ前はスモーキ〜、完全無敵の魔法ネコぉ〜♪」から「俺様に惚れるなよ」って忠告までの歌で判明したことは……どんな願いも1つだけ叶えてくださるってコトか。 途中の酒池肉林シーンや無数のスモーキーシーン、短い中で大変だったろうなぁ。このミュージカルシーンに2週間が注ぎ込まれてたりして。 ポカーンとしてた小津兄弟に、願いを言えと催促したら、山崎さんとの何かを頼もうとした魁を押しのけて……アニキ農場や絵里子さんの事を頼みだす蒔人にダイヤにバッグと即物方面へ走る芳香。 「1つだけって言ってんだろーがー!」あまりの喧しさに、猫魔神ったらキレちゃった。
「あのねー、キミ達。マジメに考えようぜ」「私たちの願いといったら、やっぱり」翼と麗の言葉で頭を冷やした5兄弟が出した、たった一つの切実な願い。それはもちろん『インフェルシアをやっつけたい!』。 即座に「無理っ」ずっこける小津家一同を尻目にランプの中へ猫はご帰還。魁がランプ振ってグリグリしたら「労働には報酬がいるんだよ、前払いで」スモーキーはニヤっとな。倒したらこの世界も最終回、あと7ヶ月は番組を続けなきゃ……ってコトぢゃないのね。
番組終るまでの運命だったりする地底冥府インフェルシアでは、ナイとメアが見守る前で、一番底の赤い池の上に安置したミイラに、ン・マ様が赤い光とともにンロロパワーを注入。 『メーザ・ザザレ』男女の声が重なったような呪文とともにミイラが膨らんで、銀色のマントと包帯をひらめかす、紅白歌合戦にも出られそうなテセニーゼ(聖剣L.O.M)状態で復活。いやリッチと書いてもいいんだけど何気に性別超えてそうなんで。 「ありがとうございます、冥獣帝ン・マ様。これが新しい……いいえ、我があるべき姿。ただ今より、天空聖者ライジェルの名前は捨て、ン・マ様を神と崇める、魔導神官メーミィと名乗りましょう」メーミィって名前の座りの悪さがちと気になりますが、声はアルテミスでキットンでグラトニーな高戸靖広さんでしたか。
「インフェルシアを導くのは我にお任せあれ」最後の一言にムカっと来ちゃったナイとメア『へぇ?』 「ちょっとちょっとそこの新人さん? ずいぶんな自信じゃなーい「自信じゃなーい?」スタアの新人イビリみたいな態度で抗議開始。 「ブランケンが倒されて」いきなり呼び捨てかよ、ナイ「ウルザードもどっかいっちゃって帰ってこない今」本当にヘルファング猫ババしてどこ行ったんだろう? 「インフェルシアで2番目に偉いのは私達なんだから」「あたしたちなんだから」胸張って宣言した直後「ドーザ・メザーラ」ムカデに変えられちゃうナイとメア『ムカデ、いやーん』。そっか、相手を変化させる魔法が得意だったのか、ライジェルは。だからカエルに……で、カエルは相手を干からびさせる魔法が得意とか?
「マヌケな吸血鬼ども。我に命令を下せるほどの力があるものか。それすらも解らぬとは、ア・ワ・レ」襟の3色灯が反射する銀の包帯が虹に見えて、なかなかキレイなメーミィは「ごめんなさーい、もう言いません」「もういいませーん」2匹のムカデにお情けを。 「解ればいいのです、メジュラ」戻った2人は悔しそうにブチブチ「魔法使いってやーね」「やぁね」「邪魔ばっかりするんだから」『五色の魔法使い達とオンナジっ』。 その一言でやっとナイとメアをマトモに見るメーミィ「5色の魔法使い? もしや洞窟にいたあ奴らの事ですか」ミイラだったのに見えていたとはビックリ。 『そうです、そうですぅ』 「地上界に魔法使いがいるとは、不愉快っ」毛フワフワ扇叩いて激昂するのはいいんですが、その半生の顔が垣間見えるアップ、かなり怖いっス。肩飾りや電飾に凝るのと同じくらい、包帯を丁寧に巻こうって気はありませんか、ミーメィ猊下。
さて魔法部屋では前払い報酬として芳香がビンチョウマグロの刺身を「あーん」そして蒔人が「アニキ農場特製、高級マタタビでございます」とスモーキーを歓待中。 ンメーだの効くぅ〜だのと跳ね回ってるランプを眺めつつ「なぁ、俺達、良い様に使われてないか?」「うん、そうかも」悪徳商法に兄と姉がひっかかった可能性を検討してる風情の翼と魁。 それを耳ざとく聞きつけ質問投げかけるスモーキー「お前らよ、何だってインフェルシアをやっつけたいニャんて、大それた事を考えてんニャ?」 立ち上がり演説開始する魁。「そんな事……。何の罪もない人々を苦しめ地上界を自分たちの物にしようとするインフェルシアは許せない。それに奴らは母さんや父さんのカタキだ!」
「はぁん。……インフェルシアがどんだけ強いか知ってんのか?」言外に俺の力じゃ無理って匂わすスモーキーは 「どれだけ強かろうが、俺たちには勇気ってゆう武器がある、だから絶対勝つ!」ひたすら精神論の末っ子をクールダウンさせようと「勇気? ヘクションっ」生臭そうなくしゃみ一発。 「あのにゃ、そんニャ物より絶対に勝てる方法を教えてやるよ」思わず身を乗り出す小津兄弟に、RPGでは大事な鉄則を伝授です。
「勝てニャいケンカは最初からするニャ!」
「は?「え?」「ん?」「あ?」「む?」ただ、ずっこけるヒマも突っ込む隙もなく、教えテルミーが強烈な冥獣反応に煙吹いて、なし崩しにクライマックス突入。
「こんな強い冥獣反応は初めてでござりますです」「この感じは、やべー」マスコットが揃ってビビる中、勇気の5人は臆せず駆け出し「よーし、今こそ願いを聞いて……」魁は、用事があるだの「イヤー」だのと悲鳴上げるランプを戦場へ拉致(引っぱられる演技は1位マジレッド、2位蒔人、3位魁、4位麗かな)。
よく見る高層ビル前の噴水公園に、あたりを暗くする程の禍々しい空気が渦巻いて、ビビるマジブルー「このニオイ、やっぱライジェルだにゃあ」つれて来られたランプ猫もビビりまくり。 ライジェルって言葉に反応したのはマジグリーン「リンが言ってた、裏切り者の天空聖者」ここでルナジェルってリンの本名を出さなかったのは、伏線だったり……しないか。
そして敵さんの方も高笑いで反応「ライジェルなどと言う、忌まわしき名はス・テ・タv」 青空の下だと、ワームオルフェノクみたいに頭がカゴ状なのが何気に新鮮「我が名は魔導神官メーミィ。インフェルシアの新しい指導者」。 ウルザードもお前も、それでも魔法使いか「魔法は正義の為にあるんじゃないのか」とかレッドは怒ってますが、教えテルミーに引っ掛かった時点で、色々と辞めちゃってる気がいたします。
「魔法は欲望を叶える為にある。欲望が強ければ強いほど、ン・マ様はお力を分けて下さる。で、あれば……我はこの地上界をン・マ様に差し出しましょう」 扇の使い方が孔明な神官に「そんな事絶対させるもんか!」啖呵切るレッドだけど「たわ言は我を止めてから言うがいい。ザザード」扇から飛んできたらしい魔導弾でコロコロやられちゃってます。 というわけで「出番だスモーキー、頼むぞ、願いを叶えてくれ」ランプを掲げてみたけれど 「無理っ」話が違うとマグロの事を持ち出して擦りまくったら、物影へとランプは逃げていきました。まぁ、ビントロは旨いけど、お値段は本物のトロの1/5以下だもんなぁ。
「もういい、お前なんかにゃ頼らない」いくぜっ、とマジスティックソード掲げて突っ込んだレッドは、瞬間移動に翻弄され「いない、出て来い!」叫んだ直後に 「ここよv メガロ」真後ろに出現したメーミィに指ツンというか、デコピンより軽い技で弾き飛ばされてしまいました。 植物を操って拘束しようとしたマジグリーンは「メ・メジュラ」で頼りの緑を枯らされ「メ・メガロ」で逆にツタでグルグル巻きにされてポテン。 マジピンクの変身魔法「芳香ちゃん扇風機」は「メーザ・メザーラ」ともう少し大型でゴテついた扇風機に変身し返され、あっさり風力で圧倒されてピンクもポテン。 ブルーの水流魔法は「メ・メガロ」と水を含んだ竜巻で返され、ビルの高さまで飛んでけ状態。
「俺が相手だ、ジジル」イエローの雷召喚は扇を避雷針代わりにして受け止め「笑止、稲妻で我と勝負とはね。ザザレ」黒い稲妻まぜたマーブルスクリューみたいな電撃技で返したメーミィ。 ライジェル時代は雷だか稲光だかを司る天空聖者だったのかな(翼に力をあたえているボルジェルは知識も司る“電気”の天空聖者かな)。 「なんて力」「俺たちとは魔法力が段違いだ」冷静な2人が戦力差を分析してる前で「炎よ、我が身を包め、マジ・マジ・マジカ」手持ちの最強呪文でアタックするマジレッド。 しかし「可愛い魔法だことv メル・メガロ」さらに上行く炎魔法で返されちゃいました。
「だから言わんこっちゃねー、勝てねーケンカはする方がバカなんニャー」物影から出てこないランプの目の前で、シメにはいるメーミィ 「吸血鬼おんなドモが、あんまり言うから、どれ程のモノかと思いましたが、そなたらの力は見切りました。終わりにしましょう。メーザ・メル・メガロ」 ドドーンと巨大化です。マジキングになった5人ですがメーミィに比べると大人とフィギュア(1/12スケール)。文字通り雲突く巨人サイズのメーミィに軽く蹴っ飛ばされてしまいました。 「でっかすぎー」
キングカリバー天空魔法斬りを放とうにも、上昇中に軽く手で払われて不発以前の問題。 「そなた等は、我が敵の器にあ・ら・ずv お別れです。ドーザ・メル・ザザード」扇から放たれる稲妻に包まれるマジキングを見て「マジレンジャー!」思わず叫ぶスモーキー。 しかし、ガレキにキングカリバー突きたて立ち上がるマジキング「何よこれくらい、全然平気よ」 「まだまだやれるぜ」「闇の力がどれだけ強くても」「絶対、諦めるもんか」「そうだ、勇気を持って諦めない限り」『負けじゃないんだー!』再び飛び立つマジキングに「オ・ロ・か・な」メーミィが扇を向けたとき
「ったく、しょうがねぇニャぁ。お前らの勇気、受け取ったぜぇ!」ランプからもくもく出てきたスモーキーは、あっという間にメーミィサイズ。 「お前は」驚くミイラの前で「スモーキー様・究極奥義、ネコだまし♪」思わずビビって顔伏せたメーミィの隙を突いて、打ち合わせた煙猫の手の間から飛び出したマジキングが、魔導神官の顔を一閃。 笑う猫の掌に降り立つマジキング……は、無視して「この、飼い猫風情が、この我にっ」。スモーキーを扇の魔力で攻撃しようとしたら、なにやら体にビリビリ走ってミーメィは後じさり。
「アヤツにミイラにされたこの体、まだ思うように動かぬ。本調子であればこのような振る舞いは許さぬものを」震える手を悔しがり、銀マントを翻して 「一度だけ見逃してあげましょう。メーザ・メジュラ」インフェルシアへ巨大ミイラ様1体、ご帰還です。「ニャニャニャニャニャニャニャ〜」Vサインの煙猫。ところで猫だましは“相撲キー”……だからですかい?
「まぁ、俺様が本気出せばぁ、ざっとこんニャもんさぁ」噴水前に戻って自慢タラタラのきらきらランプ。
「ありがとう」素直に礼を言う蒔人に続いて、“勝てないケンカはしない”のになぜ? と魁が質問したら「諦めニャい限り、負けじゃねんだろ?」負けニャいケンカにゃら、やるんだよ「それと“インフェルシアをやっつけたい”って願い、あれニャ、多少時間はかかるけど、いつかきっと叶えてやるよ」
さっき大きくなって、気も大きくなったか、やたら頼もしいこと言いまくりの煙猫。だけど麗の一言になぜかドキッ「水晶玉で見えた太陽みたいな光って、スモーキーのことだったのね」
態度の変化に目ざとく突っ込む翼ちん「そう言や、あの魔導神官……お前のこと“飼い猫”って言ってたけど?」 さらに芳香までもが、最初の時“旦那様”がどうとか言ってたけど「スモちゃん、誰かに飼われてるの?」とツンツン。 「ニャ、ニャめんなよっ! 俺様はニャ、誰のモンでもニャいよ!」麗の手から飛び出し、慌てて捕まえた蒔人を振り回し、小津家へ帰る騒がしい一行を、噴水の縁から見送るアマガエル。 定番なら“乙女”のキスだから、次回はカレシも彼女(ん?)もいない麗ちゃんメインってコトになりそうです。
今回の呪文紹介コーナー 『メーザ・サザレ』
「メーミィがン・マ様に力を貰って復活した時の呪文よね」「ね」インフェルシアでミイラの手つきの真似しながら解説しているナイとメア。その背景には最近見てないゾビルたち。
「でもあいつ、気にいらない。嫌な感じ」「ヤーな感じ」『やっちゃおっか』なんて相談してたら、メーミィが通りかかり……『な、なーんてね、うふふふふ(汗)』笑って指クルクルでごまかすナイとメア。
ブランケンの時も、この2人は変わり身素早く、おもねって来たんだろうなぁ。
次回予告 ステージ20『キスしてケロ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜』
「好きになれなきゃ、キスなんて」相手は緑のアマガエル、とはいえ実は……だし、撮影上も両生類とキスしちゃうのだろうか、麗ちゃん。
それとも光やシルエットでゴマかすのかな。ともかく来週はカエルのトラウマ話に新キャラに新武器登場と盛りだくさん。さすがに新ロボは……再来週かな。
さてスーパーヒーロータイムがなかった理由はもちろん劇場版前売り券の発売告知。 「ねぇねぇ、俺たち魔法戦隊マジレンジャーが、この秋映画になるんだって」ポスター持ってる魁と翼のまわりで手放しで喜ぶ蒔人に芳香、そして拍手の麗。 「よっしゃー」「やっほ〜」9/3公開とかのテロップを前にマンドラ坊やが素早く告知「前売り券、絶賛発売中でござりますです!」そして最後は魔法のポーズで5人で締め『みんな、映画館で待ってるからねー』それはいいけど、本編45分ってマジっすか。 ヘタすりゃ戦隊のクライマックスあたりから、子供が走り出しちゃうかも……ああ、平日のレイトショー、1日でいいからR−15扱いにならんかなぁ。