魔法戦隊マジレンジャー ステージ11『吸血鬼の夜〜マジーロ・マジカ〜』
長女・芳香(マジピンク 演・別府あゆみ)と、“タカアキ”なる彼氏とのライブハウスデートがポシャったところから、今週のマジレンジャーは始りました。
「ドタキャンなんて信じらんなーい、滅多に手に入らないチケットなのにィ〜」携帯電話を閉じ、せめて音楽だけでも楽しもうと舞台へ駆け寄る芳香。
「さぁ、今日もこの曲でスタート。きっとみんなメロメロになっちゃうよー」「めろめろー」
舞台には、どこかで見たような顔と口調の女性ユニット。素に近いメイクだと可愛さ2割り増しの北神朋美ちゃんもなかなかですが、ほらん千秋ちゃんの歌とギターの決まり具合は、さすがミュージカル経験者。
ただ、微妙に女装っぽく見えるのは……ハーフだから?
「あの2人って……?」と首をかしげてた芳香ちゃんですが、 日頃エキセントリックな衣装で高いところから笑いながら登場する、ナイ(演・ほらん千秋)とメア(演・北神朋美)には結びつかなかったらしく、 プログラムの最初にしては妙にマッタリしたリズムの歌にあわせて、体を揺するうち……目はトローン。 舞台装置ともセットとも見える、赤いギザギサの光を見ていた芳香ちゃんの視界がぼやけてOPへ……で、今回ふくめゲストのテロップが無い回が目立つマジレンジャー。 名の知れた役者を1人呼ぶギャラで十数人のエキストラを雇った方が、画面の見栄えがいいって質より量な演出方針?
「先日で魔法戦隊の出動回数は30回を突破!」(=日曜ごとに2回出動+平日に8回くらい?)なんて声が響く小津家の魔法の部屋からAパート開始ですが、 長男・蒔人(マジグリーン 演・伊藤友樹)ってば、ホワイトボードに緑ペンで書きながら、インフェルシア対策家族会議するだから、一瞬セイカの『らくがきんちょ!』CMの続きとカン違いしちゃったじゃないか〜。 しかも、マジメにノートつけてる……というか書記やってる次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)以外は、 部活疲れか舟こいでる三男・魁(マジレッド 演・橋本淳)に、大あくびの次男・翼(マジイエロー 演・松本寛也)と、悪い会議の典型状態。
翼のアクビを注意した直後、会議に遅刻したばかりか、私服で入室した芳香を怒鳴りつける蒔人兄ちゃん。 でも長女は「あ、ただいま〜」と魁以上に寝ぼけ状態。大事な会議に遅刻した理由を聞いても 「ライブに行ってぇ〜。うーん、それから〜……なんだっけ?」 反省のカケラもない態度を叱られた芳香はメメの鏡を指差し「魔法110番が無い時くらい遊びに行ってもいいでしょ〜」と言い訳。とりあえず細い足とジャケットの内側のTシャツが素敵なんで視聴者的にはプライベートシーン大歓迎〜……って話がずれた。
「通報がないからといって、インフェルシアの襲撃が全然ないハズはないでござりますです!」お目付け役としてマンドラ坊や(声・比嘉久美子)もひと言。そういえば、今回、ココ以外ではエンドコーナーぐらいしかしゃべってなかった気がするなぁ(寝言はあったけど)。 それと、忘れてたけど、植木鉢は取り返したんだね(パチパチパチ)。で、掌サイズのサボテンくんこと、プチエリコちゃんは今いずこ? スペクターに取り付かれていた頃、変なモノ食べ過ぎてどうにかなってないか心配です、江里子さんの今後の出演予定コミで。
日頃の努力と鍛錬が大事だと、30分後の番組みたいなことを言い出す蒔人兄ちゃん。そして援護する麗ちゃん「たまには遊ぶのもいいけれど、芳香ちゃんはタマが多すぎ」やはりお兄ちゃん子なのかな。 「そうだよ、俺だって部活終って速攻で帰ってきたんだから〜」末っ子まで敵にまわって芳香ちゃんピンチ。 でもそこは「そうやって、魁ちゃんが頑張ってくれるから芳香は遊びにいけるの。ありがとv」お世辞と愛嬌で切り抜けます だけど、その後ろでは、指し棒(FF風味な右手指差しヘッドつき)を振ってイライラを増してる蒔人兄ちゃん。
そんな芳香ちゃんのピンチに「でもま『やれるヤツがやれる時にヤレば良い』ってのは、真実ではあるよな」 20%のアリの法則で行くとフツーに働いてる60%にあたる翼から援護射撃。「そうだよね〜。翼ちゃんわかってるv」と味方を得てルンルンの芳香ですが、戦闘時のお役立ち度では働き者の20%なんだよなー、マジイエローもマジピンクも。 「くぉらーっ!!」と2人を怒鳴ってる蒔人兄ちゃん、むしろ巨大戦におけるマジマーメイドの方をどうにか……。
というわけで、雑談へ完全移行したインフェルシア対策会議。終らせたのは魁の額に走るニュータイプ光。 というか魔導騎士ウルザード(演・磯部勉)からのお呼び出し。 「聞こえるか赤の魔法使いよ、我が基へ来い」唯一のインフェルシアとのホットラインだから仕方ないとはいえ、 こうも多用されるといっそ関俊彦ヴォイスでクルーゼ&ムウさんネタ炸裂の方が良かったかと……3年前、シャアネタをぶちかましてくれたデュランダル声の七の槍、サンダール(声・池田秀一)の様に。
「どこだウルザード!」夜の森まで駆けて来た魁達が呼びかけたら、呼び出した本人ではなく ゾビル(戦闘員)たちがうようよと……「魔法変身だ」蒔人の指示で他の兄弟たちがマージフォンを構える中「芳香、いっきまーす」 一人勢いよく手を上げた長女は、変身もせずMSにも乗らず(?)、生身で突撃開始。 「芳香ちゃん体当たりー」で向かってくるゾビルをなぎ倒し「パワー満タン、いい感じv」とガッツポーズ「今夜の芳香はスペシャルバージョンでいくわよ」無意味に腕をぐるぐる回した後、身軽にジャンプ。 樹やゾビルを踏んで八艘飛びな宙返りして、跳び蹴りをやってのけますが……惜しい、夜なので何も見えない! 兄弟も目を見張る「スペシャル 芳香ちゃんきっく」4連発もやっぱり見えませんでした〜。
き、気を取り直して「すぺしゃる芳香ちゃんパンチ」でぶっ飛ばした後、 「へっへーん、トドメよ」と、高岩ポーズな長女は 「すーぱースペャル芳香ちゃん、チュッv」ピンクのハート+つま先ターンな魅了攻撃で、ゾビルを文字どおりトロトロにして消しちゃいました「ま、こんなモンでしょ」死因は心臓マヒ?
「ふっ、見違えたぞ 桃色の魔法使い」部下が全滅するのをノンキに見てた(?)ウルザードは、 次は全員でかかって来いと巨大化。 「みんな、行くよ」芳香の先導で魔神に変身する5人ですが、BGMはインフェルシアのテーマだしAパートだしと、のっけから敗色濃厚です。
「ドーザ・ウル・ザザード」狼幻術攻撃するウルザード。 その爆炎を突っ切って反撃するマジフェニックスとマジガルーダを、軽く剣と盾で受け、切り払います。 おっと、ここで珍しくマジマーメイドがトライデント構えて突っ込んだ〜 あっさりやられた〜って、早! そして1.5倍サイズのマジタウラスの戦斧と切り結ぶウルザード……合成の妙味ですねぇ(背中と火花のみの演出ですが)。 「なんて強さだ」接近戦は不利だと悟ったマジガルーダに「翼ちゃん、よろしく」と飛び込むマジフェアリーが変化したピンクボール。 2人のコンビ攻撃・マジシュートだけは、盾で衝撃を受けきれず、後ずさりしたウルザード「少しはやるようになったか、そうでなくてはな」と魔導馬バリキオンを召喚して、 お約束ながらウルカイザー化「お前たちの力が俺にかなうか、見せてみろ!」
「絶対に勝つ……俺たちにはマジキングの力があるんだ」と、呪文横取り対策もないまま合体呪文を唱える5人。 そんな潜在的危機を救ったのは、朝日による水入り。 日の光から顔をそむけ、マジタウロスの肩から落っこちたマジフェアリーは、一気に芳香に戻っちゃいます。 なにやってる、フザケてる場合じゃないと、でっかい弟たちに文句言われても、 「ちょっと待って、すぐ変身するから」とマージフォンを開くけど、 液晶に反射した光を見ただけで「気持悪い」とえづいてます。 何でどうしてと頭かかえる兄弟たち。お子様番組だけど、素直に考えれば2日酔いかな。
気配にふり向いたマジタウロスが「危なーい」“におうだち”でウルカイザーの剣から兄弟たちを守り、 そのウルカイザーは「話にもならんな、俺が戦いたかったのはフヌケの集まりではない」と、 なぜかインフェルシアへご帰還。小津兄弟も、フラつく芳香を黒ローブで包んで撤退です。
少しフードを上げただけで「まぶしい、やめてよぉ〜」と情けない声。 「やる気あんのかよ、芳香姉ちゃん。今度こそウルザードにマジキングの力を思い知らしてやれると思ったのに!」 イラつく末っ子や「やるべき時はちゃんとやれ」って蒔人のお小言にも 「だってぇ、目の前チカチカする。気持悪〜い」と反論も無くグダグダ。 「大丈夫? 食べすぎ? それも飲みすぎ?」スポーツドリンク差し出した麗の擦り傷見たときだけ、 少し生き生き「麗ちゃん、血が出てる! ケガ……痛かった?」 ぺろぺろするだけでなく、少し噛んだらしく「ちょっちょっと、痛いよ芳香ちゃん」慌てて手を引っ込める麗。そして心配そうな翼……
地底冥府インフェルシアでは、今日も 凱力大将ブランケン(声 江川央生)が苛立ち中。 「ウルザードよ、お前まさか、わざとあの魔法使いどもを、見逃してやってるのではないだろうな」 一体何時になったら、ヤツラを倒す? 臆したのかと、本気で実行したらバンダイ様に滅ぼされそうな因縁つけてます。 もちろん「逆だ、楽しんでいる。ヤツラは強くなる。そして最も大きな力を発揮した時、俺が潰す。この手でな」 商品化されないキャラの嘆き節など、適当なヘリクツで流すウルザード様。 そして今週の妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)は、我関せずと独自路線をカッ飛んでます 「さて、今夜も人間どもを夢心地にしてあげなくちゃね」
温かな灯が洩れる小津邸では「やっと気持悪いの無くなったv ハラペーリ ハラペーリ おなかへったー」 歌う芳香ちゃんが魔法の部屋でスキップ。 何か美味しいもの……温かくて、とろーりとしてて、イイ匂いがする「そうそう、コレコレ」 猫目な瞳になって牙生やして飛びついたのは、これ見よがしに置かれていた赤いグラス。 でも口に含んでブッ。 「トマトジュースはお気に召さないようだな」物影から出てきた翼に襲い掛かった芳香ですが、 弟が手に持ってた白い球根見て引っ繰り返ります 「やっぱりそうなんだな。 芳姉は、吸血鬼になっちまったんだ」後ろあまたのタンコブなでてた芳香は、翼の言葉にビックリ。
ピンクのアイキャッチで始ったBパートは、 「もう呑めないでびざりますです〜」なんてマンドラ坊やの寝言とイビキがうるさい魔法の部屋から。 「いきなり強くった上に、太陽の光を嫌がってたろ。それとさっきの歯とニンニク嫌い。 オマケにトマトジュースに騙されちゃって……完璧だよ」 翼の言葉の意味を「完璧って、なに?」信じたくなさそうに問い返す芳香。 そして、2人の長ゼリフを温かーい目で見守る視聴者たち。「完璧な吸血鬼って事」
「そんなの、やだ」 皆を起して元に戻れるよう、協力してもらおうと提案する翼を必死で止める芳香。 「ダメダメダメ、秘密にして!」ナゼだと訊けば 「打って……会議忘れて遊びにいっちゃって、吸血鬼になっちゃって、おまけにウルザードも逃がしちゃったなんて知ったら、 なんて叱られるか解んないんだもん」 腕組みする翼「ふざけるな、マジメにやれ! ……ってトコだろうな」 よくわかってる、助けてと拝む長女に呆れつつ「ったく、しょうがねーなー」 結局、言うこと聞いちゃうのね黄色の魔法使い君は。
「やったー、頼りになーるぅ」万歳して喜ぶ姉に、 どこで吸血鬼に血をすわれたのか「心当たりはないのかよ」と事情聴取開始する翼ですが…… 昨日の会議前にあったことを訊いても「ライブだけどぉ、でも、歌が始ったとたんぼーっとなっちゃって。えへ、よく覚えてない」 頼りないお返事しかかえって来ません。 そのライブハウスが気になると、2人はさっそく会場へ。滅多に手に入らないチケットは……透明帽子で忍び込んでパスかな?
「今日もみんな、メロメロにしちゃうよ」「めろめろぉ」 危機感0の人間が目ざわりだのって歌詞は置いといて、 素ピンに近いメイクで目を閉じ気味だと、ハーフらしい顔になるんだねぇ、ほらん千秋ちゃん。 「なんだ、この歌」異常を感じる翼とは対照的に、ボーっとなる芳香と観客たち。 舞台が光に包まれると、歌っているのはバンキュリアの分裂体、パンクなナイとゴスロリなメア。
「うふふ、みーんな夢心地、痺れてるわ」「しびれてるわー」 2人の演奏が終った舞台セットに赤い光が灯り、無数の触手が伸びて、観客たちの首筋にペタペタ張り付きます。 とっさにマジイエローに変身した翼は伸びてきた触手を砕いて、ボーッとしてた芳香を押し倒します。 「芳姉、しっかりしろ」弟に呼ばれて正気に戻った芳香が見たのは……「なにアレ」 ライブに集まったお客の頚動脈から、生き血をどくんどくん飲んでるたくさんの触手。 「芳ネェ、いくぞステージだ!」マジイエローに促され、変身もせずに突撃です。
「あらあら、乱入よ乱入ー」「らんにぅ〜」 「マナーの悪い客ね」「きゃくね」『やっちゃいな、リーチ!』 と、冥獣を差し向けるナイとメア……ってヒルかいっ! 追加効果はマヒか毒ダメージ程度で、 とてもバンパイア化しなさそうな冥獣ですが…… マジスティックボウガンとビームの打ち合いしつつ 「お前たちが歌で、みんなの正気を失わせていたんだな」と聞くイエローに『あったりー』 「そしてその冥獣に血を吸わせて吸血鬼にした」 「まったまたあったり〜。でもそれだけじゃないのよ」と、ぺらぺら作戦を語りまくり。
時間が経って100%吸血鬼になった人は、朝日を浴びると灰になっちゃう(なっちゃうの) 「夜明けは近いわ」と指パッチンで外へ出るよう人々に指示「そろって灰になるといいんだわ」「いいんだわ」 って、微妙にちんまい作戦です。ねずみ算的に増やした吸血鬼を使って殺戮三昧で“カギ”探しするんじゃないんかいっ。 もしかして、ウルザードとブランケンがしょっちゅうケンカしてるインフェルシアが居辛くて、 地上界でパァッと気晴らししてたダケ? 単にシモベに細かい作戦指示できるほど、リーチの知能が高くないだけかな。
「なんて事を」激昂するイエローの武器を叩き落とし、ぐるぐる巻きつく触手。それを解こうとする芳香。「皆を止めるんだ」吠えるイエロー。 頷いて、ライブハウスから出ようとする人々を説得して止めようとする芳香ですが 「無理むり、お前はなんにも出来ない、出来る事なんて何にも無い」「なんにもない」と嘲笑うナイとメア 「だってお前が一番、バーカなんだもん」「ぶわーかなんだもん」 「桃色の魔法使いちゃんは夕べ何にも気づかないまま、吸血鬼にされちゃいましたー」「されちゃいましたぁ」ハートだの牙を模した曲げピースだのと、 ジェスチャーもノリノリで、役立たず、おジャマムシ、消えちゃいなと、2人の言葉攻めで脱力しちゃう芳香ちゃん。リーチが伸ばした触手を避ける気力すらありません。 「芳ネェ」気合で触手解いたイエローが、姉の盾になって腹に一撃受けて変身解除。 「翼ちゃんっ」駆け寄る芳香。切れた唇から滲む血のせいで、姉弟のKissなんてシーンを妄想……いえ、何でもありません。
『じゃあね、役立たず。バッハハ〜イ』明りを落とし、立ち去る2人と1匹。 内臓もヤバそうなのに、連中を追おうとする翼を「そんな怪我してるのに」と、止める芳香。 「関係ない。俺はヤツ等を追う。吸血鬼にされた人たちを守らないと」 「どうして、どうして、どうしてそこまで」捨て身の理由を聞く芳香。 「母さんと約束したろ、正義の魔法使いになるって」 そう言えば、第2話で母さんの遺言聞いたのも、この2人でしたなぁ「インフェルシアと戦えるのは俺たち兄弟しかいないんだ。だから俺はやるんだ!」
「凄いよ翼ちゃん。それに比べて私、なに中途ハンパな事してたんだろう」トンビ座りで猛省の長女は、 甘い気持でいたと手をギュッと握り「芳香やるよ」 フトモモもアップに立ち上がり「芳香、やるべきときはやる人になる!」ついに奮起するダメ姉・芳香。 決意のポーズはやっぱり、高岩ピース「何だそれ」首かしげる翼。うーん、こうなると別府あゆみちゃんの趣味としか……。 「芳香ちゃんバージョンアップ!」の決意が勇気だって認めた魔法ケータイ・マージフォンが新しい呪文を着信。 自分がやらなきゃいけない事を逃げないでちゃんとやる勇気「ほかの人は普通にやってることだけどな」って翼のツッコミにもメゲず、 「マジーロ・マジカ」虹色のキラキラで、感覚がピーンと研ぎ澄まされた芳香は、匂いが視覚でみえる超感覚を獲得です。 「これなら冥獣の居場所がわかる」とリーチを追って舞台裏へ駆け出す芳香と翼。
2人が駆けつけたのは、お馴染みの味の素スタジアム。月明りの下で、リーチ見上げながら、牙むき出して嬉しそうに朝を待つ人々の視線を感じつつ「見つけたわよ!」と啖呵切ります。 翼か芳香が連絡したのか……そこへ駆けつける蒔人達ですが 「集まっている人達は何なの?」と尋ねても「話は後だ」「魔法変身よ」と芳香リーダーでなし崩しに変身ポーズと名乗り。 普段、おさぼり系な芳香と翼に気圧され「お、おう」と目を丸くする3人が、何気に可〜愛い。
変身直後のスキを狙って、触手攻撃してくるリーチ。「ほどけねー」もがくレッド達。 「任せてv」すかさず芳香ちゃんミツバチになったピンクがハラっと抜け出し、マジスティックで兄弟たちを拘束していた触手をゲシゲシ。 間髪いれずにイエローがマジスティックボウガンで攻撃。 そして「行くよ、マジカル・ショータイム!」ピンクの指示で、リーチを囲んだ5人が、くるくるバレリーナのように回転し『マジスティック・トルネード!』凄い風を起してぶっ飛ばします。 懐かしの科学忍法竜巻ファイター……なんて思ったそこのアナタ。ゴレンジャーもリアルタイムで見てましたね?(間違いない)
オー人事なスタッフサービスがCMに採用しそうなくらい、部下の扱いが悪いインフェルシアの常として、上司のナイとメアはどこかで高見の見物。 マジレンジャーたちは強いし、多勢に無勢でピンチなリーチは、大は小を兼ねると……デッカくなっちゃいました〜。 「勝手に巨大化した。こんなのありかよ」って慌てるレッドですが、元からデカかった、ブロブやワームをお忘れか。大きいモンスターが小さくなる魔法で縮んでたダケかも知れんじゃないか。
「ンな事どうでもいい」「こっちもいくわよ」イエローとピンクが音頭とって、マジキングに魔法大変身&合体するマジレンジャー。 今回は、BGMがちゃんと正義の味方テーマです。「芳香ちゃん、今度は大丈夫だよね」幽体不思議チェス盤空間で案じるブルーに、「まーかせて」「当然だって」自信満々請け負うピンクとイエロー。 『ジーマ・ジジル』率先して唱える呪文に、アワアワして追従するレッドを巻き込みつつ、夜の街でファントムイリュージョンを放って、触手攻撃を牽制。 「俺たち」『マジだぜ。マジカルクライマックス!』 朝日が顔を出す前に、キングカリバー魔法斬りで、巨大リーチを見事撃破『マジでやったぜ、マジレンジャー』2人が鏡像・決意のポーズをキメた頃、人々は吸血鬼の呪いから解放され、朝日の中でキョロキョロ。
「やったな、芳ねぇ」とホッとして姉の姿を探す翼ですが……ふり向けば「陽が、日の光が……苦しい」くってり脱力してる長女。 「どうしてだよ、リーチをやっつけたのに、どうして芳ネェが元に戻れないんだ。もう吸血鬼じゃなくなったんじゃないのか」 駆け寄り、黒ローブをかけてやった翼に、麗と蒔人が事情説明を求めていたら、猫目で睨み牙をむき出しにして、翼に襲い掛かる芳香。慌てて長女を羽交い絞めにする3人。 遠景には、高笑いのバンキュリア……って、続くの?!
リーチにバンパイア化能力が備わってたのも、バンキュリアが噛んだからかなぁ。 次回、どうやって視聴率のドル箱ナイ&メアを倒さないまま、芳香を元へ戻すのかが気になります。 えっと、バンパイアの定義に聖水や十字架がなかったのは、いずれパワーレンジャー化した時に、 色々問題があるせいとして……鏡に映らないって特徴が無かったのは? ……あ、そっか、反射物に映らない能力があるのは、バンパイアだけとは限らないんだ。 だって撮影スタッフ全員、鏡に映らないスキルを持ってるもんな。
今回の呪文紹介コーナー 『マジーロ・マジカ』
マンドラ坊やが単独でコーナー仕切るのって久しぶり。
「マジーロ・マジカは感覚をより鋭くする魔法でござりますです。匂いが見えたり、色が聞こえたり、不思議な事が起こって非常に便利でござりますです。
て、説明してる場合じゃないでござりますです。ああ芳香ちーん」最初のお小言以外、ここの涙噴き出ししか活躍の場がなかったマンドラ坊や。プチエリコから植木鉢を取り返して、気がゆるんじゃってたのかな?
次回予告 ステージ12『決意のしるし〜マージ・ジルマ・マジ・マジカ〜』
「芳香のことは、もう忘れて」どこかで見た気がする教会で、黒手袋にキスする芳香。
「芳姉っ、どいてくれっ」ええーっ、マジピンクがバンキュリアの盾に? そして生身の兄弟たちをドカバキ……
「私はバンキュリア様のシモベ」これが演技なのか、マジに操られてるのか……って、マジキングが飛んでた気がするんで、まぁ、戻るんだろうけど……って、
ええっ、ウルカイザーともガチンコ勝負? な、なんか盛りだくさん過ぎてサッパリ予想がつきませんでござりますですぅ〜。