忍風戦隊ハリケンジャー 巻之六 『ハサミとくノ一』 かも?



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今回のハリケンジャーは、タイムリーにも二年生への進級です。
ああ、爽やかに学園モノです。

レッド(鷹介)とイエロー(吼太)は和綴じの教科書片手に学年末レポート作成中、出来ないと進級できないらしいです。(進級って、伝説のハリケンジャーを要請するのが目的じゃなかったのか)
ブルー(七海)は実技の山駆けで黒沢山頂上の祠から石像を取ってくるのが課題です。 一年前、入学早々にあった合宿、黒沢山の山駆けで足をくじき鷹介と吼太の力を借りたせいで、七海は単位を落としたのです……
ちなみに、ブルーに肩を貸し仲良く山登りしたのが三人のかたい友情の始まりのようです。

そんな忙しい最中に、史上最強の傀儡(くぐつ=ロボット)とサーガインが紹介した縁切り忍者シラーンス (知らんす+シザース) なるハサミ手のジャカンジャが現れます。 恋人(ロングホットドックごと縁を切られたマリちゃんとタロウ 落差が凄い)や親子(スパゲッティ好き)に老夫婦、小学生の友人同志や巡回中の警察官の相棒関係といった縁を「チョッキン、チョッチン」と切り、城東区はゲンカの花盛り。

街で暴れるシラーンスを倒すためレッドとイエローはブルー抜きで出撃しますが、シラーンスはホテルに入り込み、結婚式場で花嫁花婿と仲人夫婦の縁やら警備員たちの縁を切って乱闘場に変えたあと、アジア・オセアニア東西友好東京会議in2002会場にも入り込み五カ国首脳の縁まで切ってしまいました。あら大変。
しかし……ケンカも縁の一種だけどなぁ『悪縁』ってヤツ。

ジャカンジャ内部でも競ってこそ華とばかりに、フラビージョとウェンディーヌが、どちらが宇宙一のくノ一かとモメまくり。
心技体頭脳全てが宇宙一だから暗黒7本槍の一の槍なの…By フラビージョ
ター様(タウザント様)は私の方が色っぽいと言って下さったわ(確かにくノ一の有能性の要素ではあるが…) 四の槍の私は四番バッターね。By ウェンディーヌ
「静まれ、タウ・ザント様の御前なるぞ、たわけっ」とサーガインに一喝されたものの密かに勝負すると決めたらしいです。炎を背負って燃えてます。 (ところで「なにそれ」て、フラビージョのセリフが思いっきり“素”に聞こえますが)

一年の修行の成果のおかげで「あれ、こんなに楽ちんだったっけ」と黒沢山頂上の亀の置物を取ってきた七海ですが、 街の惨状を聞いて急いで山道を下る途中、銀のデカイ針と緑の煙幕に阻まれ立ち往生。天然のくノ一(女忍者)……じゃない、 元コギャル忍者フラビージョがお色気担当ウェンディーヌと共に出現です。
「ハリケンブルーを倒した方が宇宙一のくノ一を名乗れるっていうわたし達の勝負なの」とか何とか言って襲ってきます。
しかし、ウェンディーヌがヘビなのは納得いくがフラビージョってハチだったの〜!? フラからフライを連想してハエだと思ってたよ。女ベルゼバブなら迫力ありそうだし。

ともかく「プンブンブン♪」と歌いながら口から針吐くフラビージョに、七海はジャイロシュリケンを放ちますが弾き返されます。それを変わり身の術でかわし木の葉返しで生身のままで反撃する七海ちゃん、撮影ハードそう。
しかし、華麗な剣戟に、蛇忍法自在剣(剣のファンネル?)で翻弄するウェンディーヌには変身したのに大ピンチ。
さらに、宇宙一はワ・タ・シと蜂忍法ハチの字殺法「アイーン」とフラビージョも加わり、さらに蛇忍法あやかしの術「はぁっ!」 (チュウズーボやゴーライジャーもやってたような)でハリケンブルーは大ピンチ。ついには亀の置物を取られました。 しかし、最大の問題は素顔でもハリケンブルーだとバレている事かも。あ、第一話から素顔さらしてましたもんね。

さて、山でも街でも二対一の戦いが展開。シラーンスをかぎ縄で捕らえたレッドとイエローは目から発射のバルカンで反撃を受けます。
「コンビネーションで行くぞ」「おう」
がっしり手を組み合った時
「チョッキン」
と、縁切りされて殴り合いから取っ組み合い、果ては斬りあいのケンカになっちゃうレッドとイエロー。 でも同時に銃撃され、仲良く車の窓に頭から突っ込んだお陰で、ジャカンジャへの敵対心が復活。
「気が合うな黄色いの」「そっちもな、赤いの」と友情を再構築。超忍法影の舞で、力あわせて縁切り忍者シラーンスを撃破しました。

採点と復活巨大化させようにも「今、それどころじゃ無いのよ」By ウェンディーヌ と言うわけで、 腐兄さんサービスな二人のジャカンジャ幹部に苦戦している、ブルーの助太刀にレッドとイエローは駆けつける事ができました。

フラビージョの「ドカーン」のせいでブルーに近づけないものの、レッドは『乱』モード送信。 疾風丸のメール機能でダウンロードしたブルーの「乱舞三十衝(?)」な反撃に、色っぽく悲鳴を上げた上で「戦うのもちょっと飽きたしー」とフラビージョとウェンディーヌは退散。 ブルーは自力で像を取り戻しました。
「こんなの、どうって事ないわよ。もう一年前の私とは違うんだもん」
「強がりだけは」「相変わらずだなぁ」

やっと、仕事を思い出したウェンディーヌは縁切り忍者シラーンスを コピーロボット コピージャイアントで復活巨大化させます。(コピージャイアント発進の後のセリフは省略)
シノビマシンの発進要請を聞いたおぼろさんは、ブルーに亀の石像を割るように命じます。石なのに石膏っぽい亀の破片の中から見つけ出したこぶりな巻物を広げブルーが見ると、 その視点映像はおぼろさんのモニターに転送され、なんだかヒントを掴んだ様子。

さて、シノビマシンの発進と乗り込み、そして旋風神の合体シーンへと続き、巨大シラーンスとのバトルはまず、カラクリボールの発動でソードスラッシャーのチャンバラとなりますが、 二刀流のシラーンス相手に苦戦しちゃいます。
しかーし、転送パネルに新たに甲印のシノビメダルが送られてきます。それは、 200年前の疾風流ご先祖様が亀の石像に隠した古文書をヒントに、おぼろさんが完成させた三つ目のカラクリボール『トータスハンマー』(青い鉄球、鎖と金のトゲつき)。
究極奥義『ロックドバスター』で「ハサミに勝つのはグーよ」とばかりにシラーンスの胴を打ち抜き「カンベンしてザーンス」
ハリケンジャーの勝利です。

「シラーンス バツ(×) サーガイン ウェンティーヌもバツよ」「ちょっと、あなたはどうなのよ」「私もバツかな」とくノ一二人の結果も出て、 ケンカしていた人達も、つかみ合いの国際会議をしていた五ヶ国の首脳も仲良くなり、七海も晴れて進級です。残る課題はレッドとイエローのレポートの出来
「一年生、一年生 一年生♪」と手拍子で鷹介と吼太の留年を応援(?)するおぼろさんと七海で、つづく……

次回 巻之七『ニンジャ
ついに登場、暗黒7本槍の残り二本、雷の二人でしょうか……し、心配だなぁ(苦笑)

ところで首脳たちの雑談が寿司のトロの話ばっかりってのも謎ですねぇ。


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