忍風戦隊ハリケンジャー 巻之五 『館長とお風呂』 かも?



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私がハリケンウィンガーにこだわる理由が、最近やっと分かりました。
キーワードは忍者。にも関わらずド派手なコスチュームと来れば、
そう、
『科学忍者隊ガッチャマン』を無意識のうちに想起してしまう方はきっと多いはず。
え、いない?
変だなぁ……私は大きくなったらガッチャマンになるのが夢だったのに。

では、ご存知無い方に簡単に説明すると『科学忍者隊ガッチャマン』とは今年放映開始30周年記念を迎えるアニメ番組です。 忍者と言いつつ派手っぽいコスチュームに身を包む五人のメインキャラが、科学と言いつつ色々理屈に合わない科学忍法と、 各キャラ特有の武器、そして五台のマシンを駆って、世界征服を狙うギャラクターに戦いを挑みます。 メカは大きい戦闘機(ゴッドフェニックス)に合体するし、科学技術庁の南部博士はなかなかカッコいいし、 いや、メンバー全員カッコいい。さすがは天野喜孝画伯のキャラクター……
いかん、ガッチャマンに対して語っている場合じゃなかった。
えっと、ガッチャマンは鳥の翼をかたどったマントで滑空します。
だから、忍者なら滑空しなきゃ納得できな〜い。
と、言うわけでハリケンジャーですが、 今日もハリケンウィンガー(ハングライダー)の出番はありませんでした……くすん。

巻之五 『館長とお風呂』
宇宙忍群ジャカンジャ本部センティピードでは、暗黒7本槍(幹部)のマスコット担当マンマルバが頭をボコボコさせて久しぶりの未来予知(前は しょうもない予知 だったらしい)です。 首領タウ・ザント様のお許しを得て発表したその内容は「近いうち我らの前に最強の二人の戦士が現れるラ〜、こんなん出ましたラ」虫のクセに白蛇占い?
暗黒7本槍の残り二本かと期待するサーガイン、ガセだと笑うチュウズーボと解釈は色々ですが、タウ・ザント様は「楽しみになってきたな」と鷹揚です。 そしてチューズーボに地球を腐らせる次なる作戦をご下問です。
「はっ、着々と進んでおります」かしこまるチューズーボの作戦とは?

毎夜毎夜、変なステップと「ゲラッパ ゲラッパ、マゲマゲ」という声が町に響きます。そして「埋めろ埋めろ」という不気味な声も……
マゲラッパ(戦闘員)が公園の一角に穴掘って埋めたのは球根?
その時、人も知らず世も知らず、影になりて悪を断つ三人組の夜間パトロール隊……じゃない鷹介、七海、吼太が駆けつけました。 どうやらマゲラッパたちのアヤしい動きに前から気づいていて、今回やっと現場を押さえたようです。
早速シノビチェンジしてマゲラッパたちと戦いますが、突然ハリケンレッドの足にからみつく植物のツル?
引きずり寄せたレッドの襟元を掴んだのは毒花忍者ハナサッカ道士(DQのはなまどうソックリ……)。高笑いしながら瞬間移動し、 「おまえ達の相手をしているヒマは無い」と宇宙忍法毒バナ花粉を放ってマゲラッパともども姿を消してしまいました。
悔しがる三人に深追いするなとハムスター館長は追撃を禁止。そのかわり花壇の土を持ち帰らせました。

ハリケンジャーの秘密基地では、変なスコープをつけたおぼろさんが、バケツの土をつつきながら「こらぁ、間違いないで」なんて言ってます。 館長も何かに気づいているようですが七海と吼太には詳しい説明はありません。
ハナサッカ導師こと花びら野郎にいい様にあしらわれ額にケガまでした鷹介は、自分で手当てをしつつ悔しがってます。 吼えたあげくに壁を叩いて、落ちてきた額縁を額でレシーブ、その気の短さゆえに余計な災難におちいる伏線張り中?
ともかく、ハムスター館長は三人に“かわら町のミハル湯”でのアルバイトを命じます。「じつは……」と潜入目的を教えようとしたその時 「いやです!」花びら忍者へのリベンジの事しか考えていない鷹介に話の腰を折られ「おぬし達は言われたとおりにすればいいんじゃ」とちょっとへそ曲げました。
さらに今のままではヤツは倒せん、とハムスターの宙返りキック炸裂。尻もちついた鷹介を、ハムスターになったワシにすら勝てぬ未熟者と館長は一喝します。

ミハル湯で炊きつけ用廃材の運搬や掃除のアルバイトを始めた三人。うーん、脱衣所の整頓になんで七海はフトモモまで生足出してるんでしょう?  鷹介と吼太は浴室の掃除なのにズボンをひざ下までしかめくらないとは、サービス悪いですねぇ(一部のお母様の為へのサービスですが……)。
「やっぱ、納得いかねぇっ」
タイル磨きしつつ叫ぶ鷹介は、忍者たるもの命令は絶対、つべこべ言わず働けよとの吼太の言葉も耳に入りません。デッキブラシを放り投げ七海の通せんぼも振り切って、館長に実力を認めさせてやる、と職場放棄です。

その頃ハムスター館長は、おぼろさんにもナイショで携帯電話で誰かに連絡を取り
「は、は、と言うことで彼らを潜入させました。それでは失礼いたします」
とやけに低姿勢……さて?
ともかく、おぼろさんはサリンやエボラウィルスでも扱うような密閉装置を使い、土入りバケツから“ケッタイな球根”を取り出して研究中です。
館長がキーボード上をウロウロし、画面に地図を表示させ、今まで奴らが現れた場所が半径1Kmの輪になっていて中心点にはミハル湯があると分かりやすい説明です。
さらに、説明のタイミングを逃した理由を、潜在能力はあるのに未熟さゆえに力を我が物にできない鷹介につい苛立ってと、話している館長に忍び寄るあやしい影
「覚悟」
モップ(?)を手にした鷹介を察知し、パソコン前のプーンに飛び乗る館長。放物線を描いてスプーンは見事鷹介の顔面にクリーンヒットです。
「バカモン〜 ワシには敵わんと言ったはず、命令を無視してなにを戻ってきたんじゃ」
と、叱られた鷹介はもう無一人前と主張しますが「上からの命令が聞けぬようでは忍者失格、ハリケンジャーも辞めてもらう」 畳み掛けられ「ミハル湯に戻れ、戻るんじゃ」という命令を無視して走り去ります。

さて、センティピードでは、タウ・ザント様とチューズーボによる作戦の分かりやすい解説タイムです。
「地球をハナサッカ導師の木で埋め尽くす計画、どこまで進んでおる?」
第一段階は順調。街一つを覆いつくし、あとは加速度的にひろがって一ヵ月後には地球規模にまでひろがる“木”の母木の成長には、 豊富な熱い水と時間が必要らしいです。だから業務用水道をガンガン使えて下水道料金が割引されるお湯屋なんですねぇ。

「育てや育て、どくどく、はなはな 早く花咲けドンドコショ」
ハナサッカ導師が下りてきたミハル湯の地下室には、熱い白濁したお湯が溜められ、 そこに浮かぶ大きな球根からのびる茎の先に真っ赤なサボテンに似たつぼみが出来ていました。
母木に花か咲くと周囲1km四方に植えられた子供球根も一斉に成長をはじめ、地球上をいっぱいにし全ての動植物を死滅させ、星をて腐らせ、しかる後にアレを……というワケだそうで。(アレが何だかまだ不明)

ミハル湯前まで戻ったものの鷹介はきびすを返して、ゲームセンターに行っちゃいます。パンチングマシンやワニ叩きなどなどストレス解消系のゲーム三昧。

その頃、マジメにカマ焚きをしていた吼太はお湯の減りの激しさに疑いを抱き、七海と連れ立って新しい採湯パイプをたどって地下へ侵入。 母木を発見しますが、もう花が咲いたところでした。

緑のツルが二人にからみついて自由を奪います。
「この町が毒花に包まれるのも時間の問題」なんて笑うハナサッカ導師。
そんな事させるかよ、とシノビチェンジしますが、ハヤテ丸でもツルは切れません。
「鷹介がいてくれたらトリプルガジェットで一発なのにっ」

ミハル湯の屋根をぶちやぶって大成長する母木に呼応して、子供球根(おぼろさんの研究資料含む)がツルを伸ばし始めます。
吼太と七海がピンチと館長からの連絡であわてて駆けつける鷹介。
「俺が館長の言いつけを守らなかったばっかりに、ぜんぶ俺のせいだ!」 反省してシノビチェンジしますが、二人を締め上げるツルは変身が解けるほどのダメージを与える強靭さ、ドライガンも通じません。

ハリケンジャーの基地でも成長を始めた子供球根のツルがハムスターを絡めちゃって大騒ぎ。 締め上げられながらも館長は『乱舞三重衝』のデータを鷹介に送るようおぼろさんに命じます。 「鷹介、ハヤテ丸のメール機能を使って新しい技を送信する。ちゃんと受け取ってや」

ダウンロードして『乱』モードにハヤテ丸をチェンジ。……剣の舞の要領でミハル湯の屋根をぶち破るまでに成長した母木をザク切りにしてしまいました。 同時に全ての子供球根から出たツルも消滅です。(そういうシステムじゃないと、アレを探すのに支障があるのかな?)

一ヶ月の努力を無駄にされて、怒りに燃えて毒花カフンを放つハナサッカ道士。その前に立ちはだかるのは
「風が泣き空が怒る 空忍ハリケンレッド」「水が舞い波が踊る 水忍ハリケンブルー」「大地が震え花が歌う陸忍ハリケンイエロー」 「人も知らす」「世も知らず」「影となりて悪を討つ」「忍風戦隊ハリケンジャー」「あっ 参上〜」
花びらに三色のフルバージョン名乗りシーンです。
バトルは目にも止まらない空中戦からハヤテ丸の一斉攻撃。それを弾きかえし白いツルでレッドを捕らえて投げるハナサッカ導師

その戦いを高見の見物しているのは、カブトムシ角の甲飾りの赤い忍者とクワガタ角の甲飾りの青い忍者です。 「今日こそはハリケンジャーの最期が見物できるな」
「楽しみに拝見するとしよう」

しかし毒バナ花粉を変わり身の術で避け、ブルーとイエローがターザンのようにロープを使って攻撃し、レッドの超忍法空駆けで壁際に追い詰めた後、 トリプルガジェット「ファイヤー」でアッサリ『成敗バイ』

ウェンディーヌのバズーカによる呪文打ち出しでハナサッカ導師は巨大化しますが、ハリケンジャー側もシノビマシンを繰り出します。 旋風神に合体し、即座にハリーアップ、流れるようにダブルハリアーソードを出し、 ホイールクラッシュ(なんと敵までジェットコースターみたいなレールを生み出しハリアー自身が回転アタックで轢くとゆーオモシロイ技)でハナサッカ導師をヘロヘロにして、 「このまま、押すぞ」とタテガミハリケーン、さらにカラクリボール・ソードスラッシャーによる究極奥義分身幻斬りでアッサリ。チーン(反撃一切無し)

センティピードで予言の二人に期待するマンマルバが、悔しがるチュウズーボに殴られそうになって身軽に逃げ、高見の見物の二人は「ふふふふふ」と笑って逆光の中へ消えました。

浮かれて基地で帰ってきたレッドが「反省してますって、でも結果オーライだったじゃないですか」なんて笑って、再び「バカもーん」とケガしていた額に館長アタック!!
ごめんなさ〜いと痛みで転がりまくる鷹介を他の三人が飛び避けて、つづく……。

まあ、今回のポイントはレッドの命令違反でも、ジャカンジャの木と銭湯の組み合わせが何気に 『ニア−7(アンダーセブン)』っぽい事でも、 銭湯でのアルバイト時、ブルーは太ももまで生足で、残り二人のふくらはぎすら見えない(自信がないのかな〜) 事でもなく、 ついに登場したハムスター館長アップバージョンがギズモっぽくて、あんまりかわいくない点でもなく ……本当はこういうのの方が気になるものの敢て違うと言うことにして。
マンマルバに予言された二人=ハリケンジャーを見ている二人の未登場メンバーが、 ハッキリセリフを喋り、二人とも野郎確定って事でしょうか。
ちなみにジャカンジャは暗黒七本槍の残り二本だと思っているし、彼らもそのように振舞っています。


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