忍風戦隊ハリケンジャー巻之四十一『メダルと漫才』かも?



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12月1日
忍風戦隊ハリケンジャー 巻之四十一『メダルと漫才
宇宙忍群ジャカンジャ本部センティピードの廊下で暗黒七本槍(幹部)七の槍サンダールを待ち伏せする六の槍サタラクラの怪しい挙動から日曜の朝は始まりました。
「タナから豆もち、だはははは」と本に夢中のふりをしてサンダールにぶつかります。
めんごめんごと笑って背を向けるサタラクラの肩をがしっとつかみ「何のマネだ」と石を奪い返すサンダールが そして“封印の石”の本当の姿を見たいなら、協力するのだな……なんてサタラクラを味方に引き入れての始まりです。

信号トリオ(ハリケンジャー)の地下基地では、トライコンドルは私一人で開発するっと、おぼろさんがピリピリピリ、シュリケンジャーに八つ当たり中です。 鷹介(ハリケンレッド)のとりなしにも耳を貸しません。ハムスター館長は嘆きますが先週のオトリ作戦がありましたからねぇ。
ともかく、御前様の正体に関して口止めされているのもお怒りの元のようです。

そんな殺伐とした雰囲気を和らげる吼太(ハリケンイエロー)は今日基地にいません。
吼太の妹で看護婦でアフリカへボランティアに行っている鳴子(めいこ)がビザの切り替えで帰国中、と言うわけで、 お兄ちゃんは印鑑と通帳をもって待ち合わせ場所の喫茶店へ急いでいました。
しかし、運悪く漫才忍者ツッコ・ミーナに遭遇して緊急連絡と同時にシノビチェンジしてバトル開始。
全員集合したところで「地球のもずく」という謎の発言をするツッコ・ミーナ。どこからかドンブリいっぱいのモズクを出しつつ、藻屑(もくず)のいい間違いと寒いギャグです。 (『さぁんぺぇいですっ』をまねた名乗りの方が寒かったよ……)とつぜん吹く寒い風に信号トリオと虫兄弟(ゴーライジャー)が身をすくめて二の腕をこすっていると突然体が滑った上に、 転んだ五人に飛んで来た枯れ葉が当たって小爆発?!
追い討ちに『土管がドカーン』で降ってくる、巨大土管に押しつぶされた時でした。
なんと約束の10時になっても現れない『お兄ちゃん』と『不信な物音と悲鳴』にレモンティーをのんでいた鳴子ちゃんが様子を見に来てしまったのです。
「もしかして忍者?」(あの派手な衣装見てそう思うとはタダ者じゃねぇな)
ナーンを手に「何ですなぁ」のギャグで天から降ってきたタライに倒れつつも、ふざけていても攻撃力はあると目立ち発言のイエロー。
ならば真っ向から力と力の勝負だっ、と虫兄弟が挑みますが「いやんマッコウクジラ」でタライの連撃。 そのダメージで虫兄弟は変身が解けてしまいます。
鳴子ちゃんに二人の正体がバレちゃった。しかも、ツッコ・ミーナはトドメのギャグの構えで大ピンチ。
しかし第一ステージそこまでとサタラクラの指令で「さいならならんら〜」とツッコ・ミーナは撤退します。

さて、急いで喫茶店に戻った鳴子はまだお兄ちゃんが来ていない事にお怒りです。
虫兄弟のダメージが気になりつつも 「オレ達なら大丈夫だ」と言われてやっと喫茶店に駆けつけた吼太ですが、通帳と印鑑を渡す前に「ちょっときて」と有無を言わさず妹に連されだされました。 外に出た鳴子が指差す先には虫兄弟。
「あの二人忍者なの。さっきまで鎧着て怪人と戦ってたのよ」正体を確かめるんだと話しかけちゃう鳴子ちゃん。 「これで忍者に変身するんですか」と腕のゴウライチェンジャーに触ります。
当然のように吼太に抗議する虫兄弟。 おかげで「お兄ちゃん知り合いなの?」とさらなる危機です。
初対面とバレバレのウソついて、「あ、UFO」と鳴子の気をそらして虫兄弟に姿を消してもらいますが、 鳴子の不信の目は吼太の左腕についたハリケンジャイロに向いちゃいます。ああ、秘密漏洩のドツボへ一直線。
兄妹そろって神社におまいりし、池にかかった赤い橋の上でやっと印鑑通帳を渡し、危ない事してない? と心配する鳴子から逃げるように、 出発前に連絡するんだぞ〜と走り去る、吼太。

「はぐらかして分かれた」と基地でハムスター館長に報告する吼太。だけど、ちっともはぐらかせておりません。 肉親にも秘密は厳守の正義の味方はつらいですねぇ。実は素質より肉親が少ないってのがハリケンジャーの条件だったりして。
そのハムスター館長の娘おぼろさんは「あーややこしいっ、うまいこいかん!!」とトライコンドルの改良がうまく行かなくてパソコンの前であがいてます……母親は生きていたとしても秘密厳守で出てこないのかな?

センティピードでは「どうしてゴーライジャーにトドメを刺さなかったの?」とウェンディーヌやフラビージョに非難され、 「ハリケンジャーたちを倒し、地球を腐らせる以外の目的があるのか」とサーガインに詰め寄られたサタラクラがサンダールの後ろに隠れます。 例の“封印の石”を出し「黙ってみておれ」とのサンダールの尻馬にのって得意そうなサタラクラ。その調子の良さのままに野外劇場へ出撃です。

ステージに『爆笑サターズ トークライブ』との看板掲げたツッコ・ミーナとサタラクラの前に立つ観客は正義の五人集。山田奈緒子(トリック)のマジックショーより閑散……
いやいや、 なぜか通りかかる鳴子ちゃんが物陰にかくれて見物だから6人。あとはセンティピードと秘密基地で見ているおぼろさんたちと……サンダール。奈緒子のショーより見物人は多いかな。
それに応える様に、久しぶりの少々ロングバージョンでイエローが五人の中央と言う肉親プレゼン用の名乗りシーンからバトル開始です。
相変わらずの寒いギャグはサタラクラも加わってパワーアップ。 苦戦するなかサタラクラの広範囲電撃まで炸裂です。お兄ちゃんの左腕にあったハリケンジャイロがイエローのとソックリと気づいた鳴子ちゃんのそばにもピッシャン。
「ここは危険だ、早く避難するんだ」と吼太は叫びますが、お兄ちゃんなんでしょ? と鳴子はイエローから離れません。
そこへもう一人のお兄ちゃん登場!?
「何クレイジーなこといってるんだ ベイベー」と怪しいカタカナまじりで吼太=イエロー説を否定しますが説得力はナッシング。 背中を差し出しても鳴子は応じません。
そこへサタラクラの第二撃。イエローは身を挺して妹を守ります。
その姿に鳴子は頷いて、もう一人の吼太の背につかまり、 戦いに赴くハリケンイエローの姿を目に焼き付けるように、何度も振り返りながら戦場を後にしました。

戦意をあらたに「力と力で対決だ」お笑いコンビに立ち向かう五人は怒りに燃えます。
その様子を観客席の最上部から見下ろすサンダールは“封印の石”を掲げて、また怒りエネルギーを吸い取り「あと少しだ」とニンマリ。
五人はサンダールの存在に気づきますが目の前の寒いお笑いトリオを片付けないと探すことも出来ません。 そこへもう一人の吼太が戻ってきて、鳴子を安全な場所に連れ出した事を告げます。
「サンキュー俺」
そしてもう一人の吼太はシュリケンジャーに天空シノビチェンジ。やっと6人揃いました。
さらに、妹の無事に安心した慎重派の吼太は、ついにツッコ・ミーナの秘密に気づきます。 ひじきとエジキのギャグの直後、サタラクラに入れたツッ込みの手の先がピカっ。
『手の先から破壊エネルギー』!?
すかさずガンモードでツッコ・ミーナの指先を撃ち、つづけてクエイクハンマーによる100連打(実際は10発以下)に一本足の869号で殴り飛ばします。
観客席まで吹っ飛んだツッコ・ミーナに五重連ビクトリーガジェットが放たれ、直前に青い光を放出してトークライブは終了となってしまいました。合掌。
ツッコ・ミーナの断末魔の怒りのエネルギーを吸い取った“封印の石”がついに本当の姿を現します。
それは『怒りの矢のメダル』
まさかとビビるハムスター館長。
「でかしたぞ、サンダール」と、あれがうまれる最終段階に入ったと重々しく告げるタウザント様。
余計に謎が深まりました……実は悪のシノビメダル?

それはともかく、お約束のデッ仮面で巨大化するなり、アイーンとやってみせたツッコ・ミーナ……あまりにパロディが多すぎてオリジナルギャグが何か判りません。
戻ってきた鳴子(ちっとも安全ちゃうやんか〜)の見守る中、シノビマシンが発進。今回は乗り込みシーンはありましたが、合体変形は三分割画面で済ませ、早々に修理改修が終わったトライコンドルの発進です。 絶縁シールドを「私一人の力」で施したと得意げなおぼろさんがモニターを見つめる中、 銀河超越三神合体完全版やで〜と、『天雷旋風神』推参。
「きなさい」「やめなさい」「んなあほな」とのツッコ・ミーナの三連続突込み攻撃も「それがどうした」とイエローの放つ宇宙最強のセリフでチャラ。 絶対究極奥義アルテマソーンでツッコ・ミーナはお星様になりました。

飛行場のロビーで鳴子ちゃんのお見送りをする吼太は「またな、風邪引くなよ。生水飲むなよ……がんばれよ鳴子」と兄らしい言葉をかけます。応えて鳴子曰く
「お兄ちゃんもカッコよかったよ。お兄ちゃんらしく飛んだ姿、鳴子はしかと見届ける事が出来ました。 がんばってね、ハリケンジャー。ニセ物さんにもよろしく」そりゃバレバレですって。
記憶消去によってハリケンジャーの秘密を守り、社会を混乱から守る黒子ロボは、レッドとブルーが阻止、 にこやかにエスカレーターに消える鳴子を見送る吼太で、つづく

これで、くま……じゃない大将の奥さんを含めて一般人で秘密を知ってる第二号誕生?

次回、巻之四十二『鎧と怒りの矢』
怒りの矢のメダルの秘密に、光が薄れてきた御前様。そして仲間だから話して欲しいんだ。と詰め寄られるシュリケンジャーと来週は謎解きオンパレード……だといいなぁ。 個人的に、御前様はタウザント様の同族の宇宙人ってのに一票です。


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