忍風戦隊ハリケンジャー 巻之四十『オトリと忍の掟』
先週から登場した暗黒7本槍7の槍(幹部)、サンダールの名乗りから始まります。いやぁ、池田秀一氏の声はカッコイイ悪役に合いますねぇ。
しかも、サンダール信号トリオ(ハリケンジャー)と虫兄弟(ゴウライジャー)にシュリケンジャーを6人まとめて自在縄で苦しめて、圧倒的な強さを見せつけます。
信号トリオの繰り出す『超忍法影の舞』も、効果としてあらわれた障子に映るのはことごとく攻撃を弾くサンダールの華麗な剣さばき。
サメシュリケンを信号トリオが空蝉の術で避ければ、宇宙忍法興醒め(?)で隠れている場所を見破って追撃してきます。(岩だらけの石切り場に枯葉だまり……素人目にも不自然ですが)
クワガライジャーがスタッグブレイカーでサンダールを捕らえますが、ダメージは与えられません。
それどころかクワちゃんは片手で引きはがされてカブトライジャーが放つホーンブレイカーの盾にされちゃいました。さらに宇宙忍法超頭蓋(?)で、巨大なサメの幻影ごとつっこんで来るサンダール。
「フフフフフ」と、余裕の笑いでオープニングです。
「こんなに早くエンドマークとはな。しょせんはこの程度か、この星の忍者とは」
そう言われて怒りに燃えて突っ込む6人ですが、サンダールは手元の謎の石の明滅に気づいて、6人を蹴散らすようにガケの上へジャーンプッ。
なんと石を掲げて6人から青い光を吸い取りだしました。
おぼろさんによれば生命エネルギーを吸い取っている?!(生命エネルギーメーターって一体……)
苦しい中せめてシュリケンジャーだけでもと、信号トリオと虫兄弟は手を取り合い、身を盾にして石の力を防ぎます。
その友情にシュリケンジャーが感動に震えた時、同時に石の活動も一時休止。
「ふっ、第一段階終了という訳か」
サンダールは扇子(アレはナイフじゃなく、開くと黒い扇子かぁ)に紋を浮かび上がらせ凶扇獣バドーギを出しちゃいます。なんと最初からロボットサイズの大きさ。(ポケモンボールみたいな扇子?)
ハリケンレッドがバドーギを攻撃しますがあっさり叩き落されるし、ホーンブレイカーも効きません。逆に黄緑色の稲妻を浴びて炎に包まれちゃいます。
勝ち目は無いとシュリケンジャーの指示で煙玉を使い撤退する6人。
でもサンダールは追撃せず、緑色の光を帯びて拍動する石を見つめ「いいだろう、収穫は充分だ」と、なんだか満足そうです。
ボロボロになって肩を貸し合い逃げてきた6人は、シュリケンジャーにサンダールのことを知っているのではないかと聞きます。すごい手練れだと言う虫兄弟に答えるように
「それだけじゃない、たった一人で星1つを滅ぼすほどのパワーを」とシュリケンジャー。
その情報にまだ隠している事があるだろうと迫る仲間にシュリケンジャーは無言です。
「そうか、口止めされているんだな、御前……とかってヤツに」
それをおぼろさんが聞いたとき、ちょうど携帯電話が鳴ります。ついにおぼろさんと御前様が直接会話!?(声がないので男女の区別も年齢もまだ不明……やはり宇宙人?)
宇宙忍群ジャカンジャ本部センティピードでは『俺の戦い』に手出しをされたサーガインがサンダールに詰め寄っていました。 『わたし達は、お前の作戦を邪魔するヤツらを倒そうとしただけだ』と他の暗黒7本槍と一緒に同志を強調し最後はタウザント様の御心によるのだとともかく正論のサンダール。 我を張るサーガインは淡々と追い詰めらてる感じです。そして『この星は俺の手で腐らせる。誰の手も借りず、必ずや』と飛び出しちゃいました。
黙秘をつづけるシュリケンジャーを問い詰めるレッドですが、フショクルーガ出現とのおぼろさんからの知らせに答えを聞かないまま出撃です。
そしておぼろさんは御前様が手配した防腐剤を黒子ロボに託して6人に届け、街に撒くように指示します。ついにおぼろさんも御前様の秘密を知っちゃったのね。
「俺たちが相手だ、ついて来い」と逃げ出す虫兄弟をフショクルーガが追っている間に、スプレーに入った防腐剤をハリケンウインガーと天空神で空中散布する信号トリオとシュリケンジャー。
その事に他の7本槍は気づきますが、今回はサーガインを助けず見物です。
撒き終わって虫兄弟と合流した信号トリオたちは自分たちのシノビスーツにもシッカリスプレーしてから戦いに赴きます。
シノビスーツの特殊構造に結合してゆくスプレーの成分。シュリケンジャーもつづこうとしますが、その時御前様から通信が。
「御前様。そっ、そんな!? ……アンダースタンド」
苦しげに了解してスプレーを手から落とすシュリケンジャー。
毒リンプンを防ぐスプレーの効果を身をもって確かめた5人は、思い切って攻撃開始です。
空を飛び回るフショクルーガをレッドとイエローがカギ縄で捕まえて、ジャイロシュリケン。ブルーとクワちゃんのカップル攻撃(?)に時間差でカブトライジャーの攻撃と雷撃斬です。そしてフショクルーガが体を再生する時に背中でキラリと光るボタンを見つけてついに弱点発見。
でも「俺様の攻撃は、リンプンだけじゃないガー」と黄色い全方向電撃で近づけません。
しかも、集まって一点集中攻撃をためそうとしたその時、いきなり5人の体が動かなくなります。
「なんだか知らんガ、終わりガ」と電撃攻撃するフショクルーガ。
「そういうことか、勝負あったな」とのサンダールの言葉にセンティピードは大喜び(どっちが勝つとは言ってないのに)
防腐剤の中にシノビスーツを固めるコーティング剤が入っていたことに気づいたおぼろさんですが、 「それを使わせたんはあたしや、もーおぼろのバカ」と自分のほっぺたをビンタしますが事態は変わりません。(おぼろさんの御前様への不信度うなぎのぼり)
勝ちを確信し、5人にトドメをさそうとするフショクルーガは後ろがスキだらけ。上からフショクルーガを狙うシュリケンジャーの位置では動けない五人も攻撃に巻き込まれちゃいます。まさか本当に……
「忍者は、命令のまま動いてこそ忍者」思い悩むシュリケンジャーついに決断。
「ソーリー、超忍法分身魔球」無数に5人を掠める黄色い玉は器用にもコーティング剤だけを剥がしてしまいました。
「アイキャント。ミーには出来ない」うなづきあう6人。
団結するとなぜか攻撃が決まっちゃうのがお約束。
秘打ミラクル千本ノックVS回転防御ですが、一球が見事再生制御装置に当たります。そして五重連ビクトリーガジェットで
「成、敗バイっ」
フショクルーガは爆発し、人々の体についた金のリンプンは消えて皆元気になりました。
元々フショクルーガだけなら前回も追い詰めてた様な……暗黒7本槍が出てきてないのに5人をオトリにする理由はなんだろう? 御前様の正体も考えもサッパリ分かりません。
「やはりな」と、びっくりしないサンダール。弱点見破られたんだから終わりって事だったのかな?。 ともかく、相変わらず胸強調の斜め上からのカメラアングルでウェンディーヌ姐さんが、コピージャイアントを発進。「ふん、ふん、ふん」てセリフが短いっ
フショクルーガのデータを拾い集め、巨大フショクルーガ化するコピージャイアント。それに対抗するべく、久しぶりにシノビマシンの発進シーンがチラッと出たました。が、乗り込みシーンは無く、風雷丸のセリフすら飛ばして、流れるように流派超越合体『轟雷旋風神』推参です。
みんなの怒り受けてみろ、と轟雷旋風神が挑めば「もらった」といつの間にやら土管の上に現れたサンダールが、また石でエネルギーを吸い取ります。
「みんなすまなかった。バット、もうミーは迷わない」と今度はシュリケンジャーも土管の上に立ち、ニンジャミセンでリボルバーマンモスを呼びマンモスビームでフショクルーガを攻撃します。
フショクルーガがたたらを踏んで土管が振動。バランスを崩したサンダールは「ここまでか、今日の所は」と黄色い光が明滅するようになった石を手に白い光の柱の中に消えました。
リボルバーマンモスの背に乗った轟雷旋風神が放つ究極奥義サンダーハリケーンストライクで巨大フショクルーガは見事撃破です。
「ナイスアタック、ボーイアンドガールズ」
とほめ、天空神で去るときも「サンキュー ミー マイフレンズ」とそっと呟くシュリケンジャーは嬉しそう。
「シュリケンジャー、御前の指示に従わずにみんなを……おおきにな」とおぼろさんも嬉しそう。
でもハムスター館長は御前様に『あの子達』が気づいた事をえらいことだと悩んでます。
そして、いまだに正体を名乗らないシュリケンジャーですが、今回の事で硬い信頼は築いた訳で、
「焦らない焦らない」と、またもラーメン屋に向かおうと土手を歩く5人で……つづく
信頼はともかく、立て替えたラーメン代をシュリケンジャーに貰ってないと思い出して悔しがる鷹介の、金銭関係にはシッカリしている点は勤め先の九十九社長の躾のせいかなぁ。
巻之四十一『メダルと漫才』
吼太の妹鳴子登場。ついにお兄ちゃんの正体がバレちゃいそうです。
しかし、死んだ祖母まで出てきた吼太や、今は亡き父親がポコポコ出て来る虫兄弟に比べて、鷹介と七海の家族の話は、出てきませんねぇ。
そして、「ふとんが山へ吹っ飛んだ、おやまぁ」ひゅ~……枯葉まじりの風の中、
正義の6人を心の底から冷やす冷気攻撃を繰り出すサタラクラと宇宙忍者の漫才ユニット『サターズ』……トミーズ?