忍風戦隊ハリケンジャー巻之三十五『キラリと三味線』かも?



もくじに戻る
巻之三十四 巻之三十六
アフォーの研究室(トップ)に戻る
日曜の朝、寝ぼけた耳に飛び込んできたのは、ハイテンションなシュリケンジャーの声!?
なにーっ、今朝はスペシャルか何かでクラッシュギアターボの時間も『ハリケンジャー』を放映してたとか?
見逃した〜

と、思ったら今回は仮面ライダー龍騎のようにオープニングテーマ前にもチラっとやる構成になってたんですね。 最終回でもないのに紛らわしいっ
そんな感じの、
忍風戦隊ハリケンジャー 巻之三十五『キラリと三味線』です

山間の採土場(?)で信号トリオ(ハリケンジャー)と虫兄弟(ゴーライジャー)は三味線のレッスン中。
ニンジャミセンを使いこなせれば、皆にもリボルバーマンモスを操ることが出来て戦力アップと、先生のシュリケンジャーは大張り切りです。 課題は三味線の音で黄色い野球ボール(必殺技の分身魔球や千本ノック時には武器にもなる)を自在に動かす事。
元々和太鼓で雷を召喚できるカブトライジャー(霞一甲)は、音楽の才能があるのか浮かべる事が出来ましたが、シュリケンジャーによればまだまだ。 何せ要求されているレベルは三味線からエレキギターの音を出し、ビュンビュン球を飛ばすという常識はずれな変人芸。 ちなみに、信号トリオは演奏すれどもボールはピクリとも動かず、シュリケンジャーはあきれます。
そこへ、“ごぜんさま”より秘密通信。
背中向けて、邪悪なる意思がどうのとひそひそ話のシュリケンジャーに五人の不審度はアップ。しかもレッスンあるのみと言い捨てて立ち去っちゃうから無責任度もアップ?

宇宙人群ジャカンジャ本部センティピードでは、マユから生まれたマンマルバ二世(?)が遠い流星群を感知しつつも、まだ眠いラと再びマユにこもってしまいました。 タウザント様も感知のもよう(しかしムカデタイプの宇宙人のタウザント様、各節に足だけでなく顔もついてて喋れるとは思わなかった。一人男声合唱団が出来そうです)
今回の作戦指揮はクグツ師で(クグツ操作しての)剣の達人サーガイン。 先週のジュクキノコのひどい使われ方に憤り、今回の滑空忍者ムササビスタルはAI無しのサーガイン直接操縦で出撃です。

街を滑空しムササビスタイルがばら撒くのは赤いジャカンジャクリスタル。拾った人間を七賢者の娘達のように(懐かしいなあ、神々のトライフォース思い出しちゃったよ)縮めて中へ閉じ込め、生体エネルギーとクリスタルそのもののエネルギーを融合させるアイテム。
おぼろさんから連絡を受けて、出撃するハリケンジャーの3色のハリケンウインガー(ハンググライダー)が秋空に映えて惚れ惚れ。
信号トリオはムササビスタイルの前に立ちはだかります。

しかし、さすがはサーガインの操縦、その強さはコーディネーターが操るガンダムクラス。
虫兄弟が参戦し、ガジェット(必殺武器)の五重連ビクトリーガジェットの火力にも耐え攻撃してきます。
決定打を失った五人のピンチを助けたのはシュリケンジャー。
「三味線武装だ」ニンジャミセンをレッドに渡します。ハヤテ丸をセットアップ。ガンモードで戦うレッドですが 「違う!」アマチュアかと怒鳴ります。「そうかっ」と次にカブトライジャーが雷丸セットアップ、ニンジャミセンをかき鳴らしムササビスタイルに衝撃波攻撃を加えます。お、効果あり?  しかしシュリケンジャーは満足しません。
ニンジャ失格、地球を守る資格が無いなんて言い出します。当然カチンと来る五人。もめてる間にムササビスタイルの攻撃を受けてしまいます。 仕方なく煙玉を使い逃走する正義の戦隊たち。
ジャカンジャ本部で見ていたフラビージョはムササビスタイルを100点満点と評価します。
もう一人様子を見ていた人がいます。それは柱の影に潜んでいた三味線の若手名人『滝川数馬』(岸 祐二=今回こそレッドレーサー)

また採土場でレッスンです。シュリケンジャーは音波で距離を計り攻撃するムササビスタイルには超音波が効果的と演説し、岩が爆発するほどの衝撃波を実演して見せます。 しかしの反発する五人。それでも伝説の勇者か? 忍術学校からやりなおせ なんてシュリケンジャーが罵倒したせいでした。
リーダー気取りかよ、俺たちはあんたの事を何にも知らない。そんなヤツに仕切られたくないぜ。勝手にしゃしゃり出てきて 武器とか押し付けて……などと言いたい放題の挙句、信号トリオは命の恩人だったシュリケンジャーに「そんなものなくても勝つ」と啖呵切って決別してしまいました。
虫兄弟も「結果を求めるだけじゃあな……プロセスは大事だ」とニンジャミセンをシュリケンジャーに返して立ち去ります。
困惑するシュリケンジャー。
その時ニンジャミセンに興味を覚えて街からつけてきた『滝川数馬』が楽器ケースを開け、崖の上から弾き始めます。
「シャミには魂を込めなければ、例え使いこなせないとしても」
その言葉にハッとするシュリケンジャー。

成り行きを見ていたおぼろさんも、シュリケンジャーとの決裂を心配しつつ武器の出元に首をひねりおとうちゃん(ハムスター姿の館長)に聞こうとしますが、館長はこっそり携帯電話で“ごぜん様”に、直属のシュリケンジャーと仲違した三人のとりなしをしていました。

勢いで飛び出し海岸までやってきた信号トリオですが、ビクトリーガジェットすら効かないムササビスタイルには気合だけではどうにもならないと、ガックリ。
そこへ現れたのは波しぶきを背負って三味線をかき鳴らす、近頃テレビでも人気のカリスマ三味線プレーヤー『滝川数馬』
シュリケンジャーのレッスンは受けたくないけどあの人なら……と、三人は事情を話して弟子入りをお願いします。
地球の全ての命を守りたいと言う言葉に打たれた滝川数馬は私も同じ地球の仲間と快く承諾します。 そして手を出し
「ギャラちょうだい!」
同じ地球の仲間じゃないのかよと抗議すれば私のシャミにはそれだけの価値がある、魂の安売りは出来ない。と数馬は譲りません。 わかった、とレッド。
「ただし、……ローンでお願いします」

ずっこけた後、なぜか紋付袴に白たすきに着替え岩に座って三味線のレッスン開始です。心で弾け、魂を込めろとの指導に応える信号トリオ。 見ていた虫兄弟も紋付袴に白たすきに着替え(お前らその衣装どこから持ってきた?)レッスンに加わります。 数馬によると、五人の気持ちが一つになった時、秘儀流れバチは会得できるらしい。
熱心に弾き続ける五人は、激しい三味線のリズムにだんだん心が静まり不思議な感覚(音楽によるエクスタシー現象では?)を覚えます。 心が透き通っていく……一つになってく……身も心も(各人のシノビメダルが重なるイメージ)
 「出来た!」

一方、ムササビスタイルを操縦するサーガインは、人間の生体エネルギーとジャカンジャクリスタルのエネルギーによるレーザーで山ひとつ吹き飛ばす実験をやってます。「次は街を破壊して地球を腐らせてやる」

シュリケンジャーのレッスンとは大違い、と数馬に感謝する五人の下へ、おぼろさんからムササビスタイル出現の連絡が入ります。 まだ修行中だと言う数馬ですが、それでもがんばるとレッド。ならばと数馬が渡したのはニンジャミセン。 「なんであんたが?」と驚き、数馬の「ホットな魂をクールに合わせる、それが秘儀流れバチ」とのカタカナまじりの言葉にクビをひねりつつ出撃です。

街へ向かおうとするムササビスタイルをガケから見下ろし、変身+名乗りをする五人。 ムササビスタイルの放つ水色のいなづまに苦しみつつも三味線武装。
まずはレッドソニックを放ちます。いつしか来ていたお師匠数馬が「見事だ」
さらに、ブルー・イエロー・カブト・クワガソニックと次々ムササビスタイルを襲う色とりどりの衝撃波。しかし 「効かないのか?」
その時カリスマ三味線プレイヤー数馬がムササビスタイルの前に立ちはだかります。
「ファイナルプレーはこれからだ」なんとシュリケンジャーにシノビチェンジ。シュリケンソニックをすごい効果映像つきで放ちます「衝撃波六重奏!!」 六色の衝撃波に包まれ爆発するムササビスタイル。

その頃、採土場には記憶を消されて、なんでこんな所にいるのか首をかしげるカリスマ三味線プレイヤーが……

シュリケンジャーは五人に、調子に乗って言い過ぎた事と数馬に変装していた事を謝り、私こそ修行が足りないと反省。 そしてあらためてニンジャミセンはみんなの武器だと理解を求めます。

ムササビスタイル爆発の際、飛ばされて木に引っ掛かったサーガイン(本体は貧弱な小型昆虫タイプの宇宙人)は、ウェンディーヌにコピージャイアントの発進を頼みます。しかしみつばちハッチと同じく、サーガインの前足が二本とはなぁ。てっきり前四本後ろ二本だと思ってたよ。

巨大化再生したムササビスタイルは黒い両手持ちのコントローラーでサーガインが遠隔操縦。対抗するのはニンジャミセンでレッドが遠隔コントロールするリボルバーマンモス。 ラジコン対決はムササビスタイルをリボルバーマンモスがカラクリボールで撃墜。さらに発進シーンも合体シーンもはしょられて、 轟雷旋風神がリボルバーマンモスに合体(風雷丸の台詞は「轟雷旋風神見参」だけ)。ローリンサンダーハリケーンでムササビスタイルは爆発しちゃいました。

しかし、センティピードの一室ではマユから成体となったマンマルバ二世が誕生し
「体に力がみなぎるのラ……そしてこのクリアな頭の冴えは」と戦意を燃やしておりました……

次回は、巻之三十六『復讐とリング』
この後登場の仲村氏といい復讐だらけの日曜日だなぁ。
マンマルバ二世と虫兄弟とがバイク対決らしいので、さらに龍騎度UP?


もくじに戻る
巻之三十四 巻之三十六
アフォーの研究室(トップ)に戻る