忍風戦隊ハリケンジャー巻之三十二『死神最終奥義』かも?



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一甲の最期の一日(別名前回のあらすじ)。
未明 鷹介(ハリケンレッド)に奥義を伝授。
夕刻 マンマルバとバトル 助太刀の鷹介が奥義で倒す。
夜  一甲は弟一鍬の腕の中でガク〜
   そして、空にいっぱい流星群
……まだハリケンジャー内時間は9/21〜9/22。
中秋の名月の夜とその朝を、たゆたっています。(多分)

ハムスター館長は「あの流星群は邪悪な意思からのメッセージ」という恐るべき情報を御前様から聞き、さっそく分析に取り掛かろうとしますが、すでに調査を始めていると聞いてビックリ。
ちなみに、ちゃっかり戦線離脱したシュリケンジャーが着陸した天空神で分析やってました。(回転する傘の骨みたいな室内アンテナといい、あやしい)
一夜明けて、町で三匹のファングールと戦い続けるハリケンイエローとハリケンブルー。シュリケンジャーが不意に抜けたから当然、大苦戦。そこへ助太刀に加わるハリケンレッドとクワガライジャー。 「一甲はどうしたの?」というブルーの質問には答えないまま、黙々とバトルです。
「まさか」「そんな」
心配するイエローとブルーの神経を逆なでするような、サタラクラの声が響きます。 「仲間が地獄に落ちて、辛い? 悲しい? ボキはとーっても楽しい」 すぐに後を追わせてやるとバカ笑い。
当然怒り心頭の4人です。

その一甲は病院の集中治療室で苦しんでいました。ハムスターを手にした医師によれば、精神力が宇宙サソリの毒を抑えている……けれど後数時間の命。 もう肉体的にボロボロでもたないそうです。

サタラクラに踏まれているレッドに、ファングールに翻弄されているイエローとブルーとクワガライジャー。 ジャカンジャ本部センティピードでは、そんな戦いの様子を見ながら 「カブトライジャーは消えたラ、我が予言的中ラ」とマンマルバはご満悦。しかし首領タウザントは一刻も早く腐らせるのだ、と作戦の遂行を急いでいます。 「どうしたのターさま」「何か変」と暗黒7本槍(幹部)たちが不審がる焦りっぷり。
その、作戦の邪魔もの信号トリオ(ハリケンジャー)たちとの戦いはサタラクラがレッドを裏拳で張り飛ばし、オレンジのいなづまを全員に浴びせますが、空蝉の術で四人は一時戦線離脱。
「逃げちゃっていいのかな、正義の味方が? もう次は無いよ」と、サタラクラの言うとおり
ファングールは勝利の雄たけび上げるし、タウザントたちも「あれが生まれる」 「ルーラーラー 我らの勝利だ」と大喜び。

シュリケンジャーによる流星群解析がなかなか進まない中、 病院では殺菌した白衣とマスクと手袋に帽子という姿で一甲のお見舞いをする四人。 そして、ハムスター館長は医師から毒消しを手に入れる理論上の可能性を聞かされます。 実行は危険すぎるから、ここだけの話としながら、微量の毒を受けた初期段階なら体内で中和剤が作られ、それを精製すれば毒消しが出来る。(風邪の抗体とかは、作るのに二週間かかるんだけど?) しかし、毒を転化する体力を消耗しすぎれば、あるいは少しでも毒が多ければ中和剤を作る前に命を落とす、とても危険な方法だと。
それを廊下で立ち聞きしていた鷹介。当然飛び出します。(「ん、ナンじゃ」って……ハムスター館長、気配感じたのにノン気です。)

波が打ち寄せる岩場で「俺にも死神を打ち込んでみろ」と挑発するレッド。 なんと、ホイホイ出てくる……いや、背後に瞬間移動で現れるマンマルバ。 鷹介がシノビチェンジして1対1の戦いが始まりました。
病院では、やっと鷹介がいない事に気づいたハムスター館長。その危惧は大当たり。
「次の満月まで長いぞ」とレッドの言葉にマンマルバはタマゴではなく、前にも放った赤いサソリそのものを胸に放ちます。 サソリに胸を刺され苦しむレッド。マンマルバがトドメを刺そうとした時、館長から事情を聞いた三人が駆けつけます。本来なら弟であるこのオレがと今度は鷹介を胸に抱く一鍬。 同時に、また町でファングールが暴れだしたというおぼろさんの連絡。レッドにうながされ三人は町へ向かいます。
「任せろ」と、のこったレッドも「何が出来るラ」とのマンマルバに「サンキュー、マンマルバ、ありがとな。じゃあな」とあっさり逃走。 「どういうことラ」いやまったく。

街では三体のファングールに苦戦する三人。囲まれては一人づつ集中攻撃と言う相手の作戦に翻弄されっぱなしです。 サタラクラが余裕で見物する中、何か弱点はないかと焦ります。 そして、シュリケンジャーの分析も佳境へ……けだものとなりし者ども 町を埋め尽くすとき 最終奥義への扉が開く?

病院へ辿りついた鷹介は医師に毒消しの精製を頼みますが、体力の低下が激しく精製処置をすれば命の危険があると止められます。しかしこの子を信じるという館長決済で実行。 えっと、成分献血を思い浮かべてましたが、何か細い管を四角い機械に繋いでパソコン操作したら赤い光点が緑の光点と変わって管を解して一甲の方へ……謎めいた処置シーンでした。
ともかく、緑の光が入ると一甲の顔が安らぎ、その胸のサソリが消え去ります(なんで? 白血球に食われたのか?)

その頃、町でもファングール攻略のヒントが見えてきました。というかやっとパターンが見えたとはイエローがいるのに遅すぎ。一人がオトリになり相手の集中攻撃を誘っておいて背後から射撃という作戦を実行。 「おっしゃー」「この手だ」(ちょっとFFのパーティー戦チック?)

病院でも一甲が意識を取り戻していました。優しい医師の笑顔の向こうを見れば苦しむ鷹介?! 「ひょっとしてオレを助ける為に……バカな、その為に犠牲になるなんて、それじゃオレと一緒じやないか……こんな事、おれ一人でよかったのに」 しかし、苦しい息の下「死んでたまるか、オレは絶対に犠牲になんかならない」とのうわごとが……死なない、絶対死なない。 ハムスター館長の、鷹介はこの星全ての生き物が好きなのだという言葉から、一緒に戦え一緒に生きろと命がけで訴えていると気づいた一甲兄ちゃん……天井を仰いで吼えます(病院なのに……)

街では順番にオトリ役を交替しつつ、的確にファングールにダメージを与えていくブルー、イエロー、カブトライジャー。 サタラクラは攻撃パターンを変えようとフエを吹きますが、何と仲間割れを始めるファングール。それに乗じた袈裟がけ斬りが見事決まってファングールたちは黄赤青の光の粒となります。 「やったぜ」と病院に走る三人には「これで終わったと思うなよ」というサタラクラの笑いも、山から町へ戻り始めた人々の様子が変なことにも気づきませんでした。

病室に駆けつけた三人と一甲の目の前で、生死をさ迷う鷹介。
ピ、ピピピ、ピ、ピピ、ピ……ピーーーー(お約束の心臓停止シーン)
嘆く仲間たち。仲間たちと共に生きて戦うと約束する一甲に七海の涙。さようなら、ハリケンレッドよ永遠に。(いや、医者の診断受けないと死んだとは……それに一甲が心電図用のコードを引っ掛けてるよーな気がするんだけど?)

街では森から帰った人々が他の人を襲っています。噛まれると目の下に赤系アイシャドー付け犬歯に濃い目系ファンデという変なメイクに目覚め、噛みたがりフェチになるという不可思議な現象が。
そしてシュリケンジャーの流星群のメッセージ解析はついに完了。けだものになりし者が町に……そして三つ首のけだものが?
センティピードではサタラクラが作戦の最終段階とノリノリです。そしてフエを一吹き。なんとファングールたちの光の粒が寄り集まり、三面の巨獣ファンゲロスが出現しました。
「そして三つ首のケダモノ 地を征する時 最終奥義 ついに出ずる」

同時に鷹介の心拍も戻りました。そして開口一番「腹減ったー ラーメン食いてえー」(肉に変えればルフィーのノリ)歓喜する仲間たちですが、 特に抱き締めて
「二度と、二度と死なせないぞ」と一甲が熱いですね。二人とも病衣で少々エロい?
「オレが死ぬわけねーじゃんか」「バーカ」×4と感動の儀式が終わり、病み上がりなのに元気に(ラーメンは食えたのだろうか?)出撃、長大な階段の際で五人まとめてシノビチェンジし、 シノビマシンの一斉発進です。そこにカブトライジャーの姿を見つけてマンマルバの面目丸つぶれ。 そしてシュリケンジャーが急ぐ『例のプロジェクト』が気になりつつも、
「みんな、決戦だ」「おう」
旋風神&轟雷神とファンゲロスとのにらみ合いで つづく……

次回 巻之三十三『マンモスと6人』 まだ見ぬ最強モードではイルカちゃん(ブルー)は合体の仲間入りさせてもらえるんでしょうか?  それに、シノビメダルを使って開いたらしい、洞窟の秘宝っぽいシロモノがギター?

謎が謎呼ぶハリケンジャーですが、予定調和が見えている分、龍騎に比べれば混迷感はひくいですねぇ。


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