忍風戦隊ハリケンジャー 巻之二 『巨大とカラクリ』 かも?



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今週のカクレンジャー もとい ハリケンジャー
今回はオープニングの歌とエンディングの歌でしかハングライダーで飛んでくれませんでした。 風の忍者なのに寂しかったな、

「見事じゃ、ハリケンジャー」
今週はハムスターの野太い声から始まりです。
ハリケンジャーの三人もフラビージョ(宇宙忍群ジャカンジャの暗黒七本槍……天然系女幹部)もビックリ。 かーわいいと拾ったハムスターの正体は疾風流忍術学校『忍風館』の館長の変身した姿とは。
「そのハムスターを放しなさい!」と要求したものの 「こわっぱども」っと二の槍チュウズーボの宇宙忍法巨大二の槍が天空からドスン。 さらにフラビージョが顔の横で右手を閉じつつ「えへ、ドカン」で引導渡されちゃった?!
いやいや、これは変わり身の術。 赤青黄の派手なシノビスーツ(隠していたレプリカなのか、空中元素固定装置ででも呼び出した二着目なのか)を残し、 暗黒七本槍(でも今は五人)の不意をついて
「館長は返してもらうぜ」と吼太(ハリケンイエロー)がフラビージョからハムスターをひったくり、
三人揃って煙幕 はっ。
「あーん、取られたー」……えと、天然の演技が上手い女優さんなんですよね、フラビージョさん……。

ここでタイトル 巻之二『巨大とカラクリ』
「あれから一週間。敵が何事か企んでいるのは間違いない」
シリアスな発言も教育テレビのマペット的カクカクハムスターに言われたんじゃなぁ…… おぼろさんとツーショットの写真を映す事で辛うじて威厳を保つ日向無限斎。で、おぼろさんはパソコンかしゃかしゃ。 三種類の動物っぽいメカのフレームCGを操作しつつナビゲーションシステムの最終調整がどーのと言ってます。 そしてせかすだけでなく、元の姿に戻って「手つどーてーやー」と館長へもっともな反論。しかし
「声は戻ったのに、あー、姿がどうしても 慌てて呪文を一文字間違えたのが痛かった」と耳ひくひく。

その頃、学校から脱走……いや、ハリケンジャーとして草として、 一般社会に溶け込みイザと言う時の出動に備えているはずの三人は?
「これ、かわい〜」ハリケンブルーこと七海はショッピングモールで雑貨や服、イヤリングに見とれています。 久しぶりのシャバには欲しいものがいっぱい。しかし金の無い七海はスタッフ募集の張り紙を見つめるばかり。 そこへやけにテンションの高いスーツ男登場「あー、いーな〜 見つけましたよ。さぁ、行きましょう!!」 強引に車に連れ込まれます。いきなりブルーピンチ?
いやいやお子様番組ですから中で待機していたのはスタイリスト兼メイクさん。衣装を調え化粧をし、どうやら芸能界デビューの模様です。

その頃、ハリケンレッドこと鷹介はオフィスビルの雨どいをよじ登っていました。引っ掛かっていたハンカチを取って女上司の元へ駆け戻ります。 窓拭きの仕事に来てワンコイン(500円)でOLの落としたハンカチ拾いまで請け負ってしまう、超零細のなんでも屋に就職してしまった不幸を嘆く鷹介。

そしてふとビルの脇を見ればハリケンイエローこと吼太はリハビリのお兄ちゃんとしてヒカルちゃんという女の子の元へ……
平和な日常にまさか宇宙に帰ったんじゃ? と鷹介が心配するジャカンジャは今?

ジャカンジャの地球を腐らせる計画は、しっかり進行中。センティピードの最上部。朱塗りの宮殿内では
「まだまだ足りぬ、われらがアレを手にするためにはもっとこの星を腐らせねばならぬ」と紫のオーラ出して首領タウ・ザント様が吠えてます。
進み出したのはサーガイン。最強のくぐつを送り込んだというサーガインは一見人型、しかし実態は頭部の操縦席に収まった虫という面白い幹部です。 そのサーガインの言葉「くぐつ、開眼」と共に町の一角で「ジッシャシャシャシャ。ジャックモ開眼」磁石忍者ジャックモが活動開始。

そんな事とは知らない、まだまだ平和なハリケンジャー。吼太はヒカルちゃんという松葉杖の女の子を手にはめた人形で励まし歩行練習。その優しい介護士ぶりに感心する鷹介ですが、 車にハリケンジャイロ(変身アイテム)を置いてきたという吼太に眉をひそめます。
そこに響いてくる『忍び恋』なる演歌。 幼稚園の慰問に演歌アイドル、略して演ドルナナちゃんの登場です。(しかしポスターは下連雀あろま)
「人をしのび〜 世をしのぶ〜 うぶな女の〜 しのびごぉ〜い〜」
真っ赤な振袖での熱唱姿に唖然呆然の鷹介と吼太。
スカウトされアイドルデビューと喜んだら、演歌で代役で幼稚園で営業。 そうグチる七海の腕にやはりハリケンジャイロが無い事にショックな鷹介。
仕事はあくまで仮の姿。ジャカンジャの襲撃に備えて常にハリケンジャイロを身につけてないと、と説教しますが「お遊戯しましょう〜」と、 たかる子供達に2人をさらわれて
「フン、勝手にしろ」

その危惧の通り磁石忍者ジャックモの放つ緑のイナヅマに巻かれた人々が「宇宙忍法ミナマグネ〜」とおしくらまんじゅう状態に。 さらに「宇宙忍法皆オブジェ〜」と石にされてしまう事件発生。
さっそくおぼろさんの檄が飛びますが、受信したのは窓拭き中の鷹介だけ。 七海と吼太は楽しくドングリコロコロやってます。その様子を無言で見詰めた後、鷹介は一人、彫刻の森と化した町を走ります。

ビルの建築現場で作業員をビビらせているジャックモの前に体当たり。さらにハリケンレッドにシノビチェンジ。
「ハリケンジャーは三人と聞いていたが」
「お前なんか俺一人で充分だ」 と、強く出たものの、「宇宙忍法ミナマグネ」で身体を磁石にされて車にビタン。さら飛んでくる自転車にドラム缶、鉄骨(!)がバキボコドーン。
「もー七海と吼太は何やっとんねや〜」とおぼろさんはハリケンジャイロのエマージェンシーコールをマックスに。
その音でやっと気づいた七海と吼太。

「最期だな、トドメだ」とジャックモの槍がレッドを貫く寸前、 ジャイロシュリケンとターザンのようにロープにぶら下がった吼太の蹴りが炸裂。ほっとするおぼろさん。
どうして一人で? となじる二人。だってお前らハリケンジャーなんかもうどうでもよくなったんじゃ。
「わたし達、三人揃ってハリケンジャーなんだから」 ハリケンジャイロをはずしていた事を反省し、「二度とコイツは外さないぜ」盛り上がる三人。
無視されたジャックモは怒って資材を投げ、磁石手裏剣をはなちます。

「ジッシャシャシャシャ」と笑うジシャックモに舞い散るドピンクの花びら。響く拍子木。 待ってました。三人揃ったハリケンジャーの名乗りシーン。
そして超忍法空翔け(空中疾走キック)に疾風丸(剣)を見舞いますが、ジシャックモの堅さに敗退。しかも磁石バルカンも食らって大ピンチ。

その時おぼろさんがジシャックモがくぐつ=ロボットだと気づきます。どこかに磁石エネルギーをチャージして動いている。
地面から吸い出した磁力エネルギーを胸の中央に貯めていると見抜いた三人は、 磁石バルカンの炎を地面に転がって避け、構えるのはハリケンガジェット三重連『トリプルガジェット』。 磁力には重力大地の力だ(?)と、今回はイエローがトップ。
ブレイクダウン!と100tの球がドーン。
そしてドカーン。バラバラになるジシャックモ

「あーあ、やられちゃった。何が最強よ」と落第点つけるフラビージョ。 センティピードでもそーれ見たことかと笑うチュウズーボ。勝負はこれからだとのサーガインの頼みで、 ウェンディーヌが貸し一個ねとミラーコンパクト型のコントローラーで操作するのは 『コピージャイアント』なるドングリのような銀の巨大ロケットです。
現場に急行したロケットからは手足と無個性な顔がニョキニョキ。ジシャックモのデータをロードして変形し巨大なジシャックモに大変身。
「わたくしのかわいいコピージャイアントは、破壊されたジシャックモの能力を全て写し取りさらにパワーアップして再生する事が出来るのよ」 とハートマーク内のウェンデーヌの濡れた唇と胸の谷間が……じゃなくてハリケンジャー大ピンチ。

その時力強い館長の声
「おぼろ」
「えー、いきなり出番やの? あー調整終わってて良かった〜」
秘密の地下格納庫に収まっていたのは ハリケンホーク(赤い鳥飛行機) ハリケンドルフィン(青いイルカ) ハリケンレオ(黄色いライオン)という原色の三体のメカ。 「スタンバイ」その声と同時に調整していたらしい歯車っぽい装置が引っ込み「発進」の声と同時にオレンジの光に包まれた三体のメカは消失?
なんと飛行場のジャンボジェット機の機首が銀色の光に包まれたかと思うと、赤い鳥飛行機に変形し青いジェット吹いて鳴きながら飛び去り、 デカイ橋の下を航行していた客船も船首から青いイルカに化けて鳴き、ドーム側の遊園地のジェットコースターと観覧車が強引にライオンに変形!!
ライオンが街をドスドス、ビルの窓に赤い機体がチラリ、水中ではイルカが泳いで、時にはなめらかに(どうやって?)地面を進む姿に、 ジシャックモはもちろんハリケンジャーもビックリ。

シノビマシン…新世代のハリケンジャーのために開発されたニンジャカラクリ。 ナビゲーションシステムはハリケンジャイロに入力済みとのおぼろさんの言葉に勇気付けられコクピットに収まる三人。
よくも皆を苦しめたな、100倍返しだ。と巨大ジシャックモに向かいます。

迎え撃つのは磁石アロー。しかしビクともせずにカラクリ忍法火炎鷹テイクアップ(科学忍法火の鳥に見える…二番目ボタン)。 さらに「今度は冷やしてあげる」とカラクリ忍法大津波(津波ホログラフ?)「飛んでっちゃえー」とジシャックモをビーチボール代わりにしてイルカの曲芸大会。
だがしかし、宇宙忍法鎖シャクというマジックハンドに捕らわれる鷹とイルカ。 助けるのはもちろんカラクリ忍法連獅子。伸ばした爪を地面に食い込ませ、 タテガミ形のホイールを回しての地面が削れるほどの大竜巻。2人を荒っぽく救い出した上に「ダッシュ!」とジェット噴射で風に乗って体当たりで粉砕です。

しかーし、宇宙忍法磁気磁気再生で元の姿に戻るジシャックモ。最強の名は伊達じゃありません。こうなったら最後の手段。 旋風神に忍風合体です。(CGもリアルになったなぁ)
「カラクリ巨人旋風神推参!」
対抗するのはまた磁石アロー。(さっきもこれ致命的ダメージ与えてなひのに)
当然「旋風神には通用しないぜ」とドスドス間合いを詰められ、「みんなカラクリボールを使うんや」とのおぼろさんの言葉と共に、 インストールされる三つのメダル。発動したのは吼える剣ソードスラッシャー(本当に口と歯があるんだよ)。 そして究極奥義分身幻斬り(三体に分身、さらに右なぎ袈裟懸けから竹割の三つの太刀筋が敵を襲う)が ジシャックモの再生能力すら叩ききる威力でついにチュドーン。

ハムスター(本物)を手に「古代から伝わる超科学的なエネルギーを凝集し物体化した超忍者必携アイテムなんや」 と説明になってい説明を繰り出すおぼろさん。耳の後ろを掻かれて悶えながら「天晴、ハリケンジャー」の館長。
でオブジェにされた街の人も戻ったらしいです。
「ニューヒーローの誕生だ。ハリケンジャーの旅立ちだ」
夕闇の中そそり立つ巨人の前で「タァっ」と跳ねる三人で了でした。

空中歩行とかロボットの分身技は良かったけど。 巨大合体ロボットが出たのはお約束として、 あの三体のロボットに変形したジェット機と客船と観覧車(?)に乗っていたはずの、 乗客乗務員の行方がひどく心配です。 勇者シリーズ(乗り物が変形する合体ロボットアニメ)では、乗員のいないときに発進してたんだけどなぁ。



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