勇者は唯一、同じ闇から生まれし者によりてのみ倒される…… つまりゴウライジャー様同士どちらがが倒れるまで戦いを… 全てはアレを生み出すために… さすがタウ・ザント様。
ハリケンジャーの基地ではおぼろさんが「あかんかも知れん」と毛布ミノムシと化し。 ハムスター館長が通じない携帯電話に向かって「これではあのお方の指示を仰ぐ事も…ハーックション」と意味深発言。
浜辺では一鍬による『父親(霞一鬼)はいかにして「あれ」を知ったか』講演会開催。聴衆は信号トリオ(ハリケンジャー)。
ゴウライジャーになりそこね、規律を無視し作戦行動中に無益な殺戮を繰り返す危ない男、一鬼。
(危険な単独任務…ジープ搭載の機銃に耐えられる忍スーツってすごひ)
まず、掴みは思い出、厳しくしごかれた話からです。
幼い兄弟に、泣いても敵は倒せんぞ「憎め、怒れ、その感情こそが力となるんだ」
が口癖の一鬼が単独任務中(スフィンクスの背景に赤く燃える街…エジプトかラスベガス?)流星群に感応し最終奥義の情報を幾つも手に入れたそうな。
その力を恐れた雷遁流トップに最終奥義を封印され、ナビツールに奥義の情報を残して息子に託した後、殺されたも同然の任務で無念の死を遂げた一鬼。
そんな父親の言葉を真に受けるなんてどうかしていると言う信号トリオに、オレ達の気持ちが分かるかと海にバシャバシャ入り込む一鍬。 オレ達には親父が全てだった。その存在の大きさにすがって来たのに親父の頭にあったのは「アレ」の事だけ。自嘲的に笑う一鍬。
カブトライジャー(一甲)は弟の姿を求めて島をさまよい、例の幼い姉弟は森をさまよう(方向オンチの姉をフォローしてやれよ)。
「兄者は今、親父と同じだ、ならば俺が兄者を斬る。叩ッ斬ってやる」
一鍬はガスを吸い理性を失った一甲を楽にしてやる事を決意。
それを父親とジャカンジャの思うツボ、弟である一鍬に斬られる為に、わざとガスを吸ったのでは?
と推理して止めようとする信号トリオ。
3対1の説得攻撃に、まさか、兄者は。と海にへたり込む一鍬。
「一鍬って呼んでもいいか?」
そんな一鍬に手を差し伸べる信号トリオ。
「鷹介って呼んでくれ」
「あたし七海。芸名はナナちゃんだけど」
「おれは吼太。あらためて、よろしくな」
「一鍬って呼んでもいいか?」
「アニキの方も一甲って呼ばせてもらうぜ」
一鍬の手で兄を助ける為のバックアップ体制整えます。
「早く来い一鍬、俺を斬ってくれ〜」と這いずる一甲の前にはチュウズーボが現れ、 理性など捨てろとガスの方へ導きます。
一甲を探す一行の前に立ちふさがる島忍者ギリギリガイ師。
しかし今回信号トリオは余裕。
「見えないのか」「わたし達は今四人よ」「さっきまでとは違うぞ」
「忍風・迅雷 シノビチェンジ」
超忍法四人影の舞でナマス斬りの上、スタッグブレイカー(電撃つきクワガタのはさみ)で投げられ、トリプルガジェットであっさりトドメ。
そのギリギリガイ師の爆発音を聞きつけ渚を走る一甲。
前半でギリギリガイ師が倒され、電気も通じ、地球に太陽の光が戻ります。早速信号トリオに連絡をとるおぼろさん。 浮かれて元気ですか〜などとふざける信号トリオに「バカモノ〜」とハムスターの雷が落ちました。
その館長の怒りよりやっかいなカブトライジャーが波打ち際を走ってきて、バックアップするはずの三人をけちらし、ついに兄弟対決開始。 しかも信号トリオはチュウズーボに足止め食らって、いいようにあしらわれてます。
兄弟対決は口は利かないものの「俺を突け〜、俺を斬れ一鍬ーっ」「イヤだ〜」とイメージシーンで煮詰まってます。
ついに切り結び今まさに兄にトドメを刺そうと一鍬がイカヅチ丸を振り上げた時
「やめてー」「お兄ちゃんを殺さないでー」と幼い姉弟登場。
気がそれて投げられたクワガライジャーが逃げろーと叫べど、
向かってくるカブトライジャーの前から動かない二人。(ほとんどナウシカのクライマックスシーン?)
わたし達を助けてガスをあびちゃったとフォローを入れ、かたく手を握り兄弟愛を体現してみせる姉弟。
その姿に幼い日、川遊び中に弟の手をシッカリ握っていた己の姿を重ねる一甲はイカヅチ丸を取り落とし、
「一鍬……いっしゅ〜」と叫んで変身解除。えっとガスの影響から脱しました。めでたしめでたし。
しかも、「しまったー」とよそ見したチュウズーボは信号トリオの疾風丸×3とハリケンレッドの疾風流剣技疾風斬を食らい、チュドーン。 「せい」とレッドは勝ちポーズ。
姉弟に助けおこされた一甲はよろめきながら一鍬にすがり、すまなかったと謝ります。
「今分かった。親父は強くもでかくも無かった。ああしか生きられない本当は哀れな男だったんだ」抱きあい見つめ合う兄弟。
その光景に「おーのーれー」と青いイナヅマで暗黒7本槍(幹部)の四人に八つ当たりする首領タウザント。
アレを手に入れる手段は他にもあるはずだ「ゴウライジャー、お前たちは用済みだ」
ジャカンジャをクビ、と言う事はついに五人揃っちゃうんですねぇ。つまらん。(なぜに「つまらん?」)
そしてチュウズーボは最期の意地を見せろとギリギリガイ師を巨大化させます。
当然発進するシノビマシン×5 そして合体して並び立ちポーズを決める旋風神と轟雷神。
「おおーハリケンジャーとゴウライジャーが初めて手を組みジャカンジャを…」
「待っとった、待っとったで、この時を」……このハムスターとオバサンのせいで
あの姉弟の「かっこいー」という感動の記憶も消されるのか。哀れじゃのう。
ギリギリガイ師の宇宙忍法火の森に苦しむも、一緒に戦う喜びに燃え回転で火を弾き飛ばす二体の巨大ロボ。
轟雷神はプラントアックスを構え、旋風神はスピードタイプの旋風神ハリアーに変形。
まずバトルアックスの連撃から究極奥義大回転轟斬り。さらにハリアー三連斬り(轟雷神のフォローで繰り返しのジャンプ斬り)を受けて大爆発を起こす巨大ギリギリガイ師。
島が崩れ去る中、正気に戻してもらったお礼なのか姉弟をコクピットに乗せるカブトライジャー。二体のロボットが海を並んで歩く背後に沈み行く死闘の島……
作戦失敗の報告に現れたチュウズーボは首領タウ・ザントの電撃に無言で堪えます。 その姿に「あんなチュウズーボは見た事がない」と感心するサーガイン。ウェンディーヌとフラビージョは「こわーい」しかし「あれ、マンマルバは?」
予言能力を持つ(でも信じてもらえない)羽も無いのに飛び回る非ヒューマノイドの節足動物幹部マンマルバは一人部屋に入り込み、 糸を吐いて「うー、眠いら ねむいら〜」と白い繭に……
外面の変身を遂げようとするマンマルバに対し、内面の変身を遂げ、雷撃に耐えるチュウズーボで引き……
うーん、キリキリマイ師とギリギリガイ師の親子関係はシナリオに生かされなかったなぁ。少し期待したのに。
しかも予告によれば来週、旋風神と轟雷神が合体!? ……やっぱり五人で戦うのかぁ〜 ちっ (なぜに、「ちっ?」)