忍風戦隊ハリケンジャー巻之十六『霧と予言装置』かも?



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巻之十六『霧と予言装置』
おぼろが自作したと思しいハリケンジャー秘密基地のパソコン。その画面に映し出されるのは、 前回、ゴウライジャーこと虫兄弟が強引に奪って行った、青く輝く透明な鉱物、シノビニウム。 何かの触媒かエネルギーの増幅につかうのだろうと解説するハムスター館長のマブタのシワが可愛くない……
じゃなくて、シノビニウムよりそれを奪ったゴウライジャーに勝ちたいと、悔しそうにむき出しの洞窟の壁をなぐりつける鷹介(レッド)です。

その虫兄弟(ゴウライジャー)は宇宙忍群ジャカンジャ本部センティピードで首領タウザントをはじめ暗黒7本槍のお歴々の前で、 シノビニウムをセットすると動く機械=情報ナビゲーションツールをしぶしぶ披露しています。
「えーん、さぁわぁれぇなぁい〜」と天然フラビージョに、常に上方向からのアングルで胸の谷間強調ウェンディーヌが「ホログラムっていうのよ」 なんて大騒ぎの中、偉い忍者といった風体の等身大ホログラムが例の「これより終末の章 最終奥義への道なり。最終奥義 それは 滅びの果て 勇者が……」 をリピートします。
さらにゼリーっぽいシノビニウムをセットすると「勇者が勇者を倒す時、その時こそ最終奥義が現れる」 それを虫兄弟は信号トリオを倒す事だと言い、役割分担はハッキリした、お前らは地球を腐らせおれ達はハリケンジャーを倒す。 手出し無用と立ち去る虫兄弟の手にある機械。それを凝視していたタウザントはチュウズーボを呼び何事か命じました。

そのチュウズーボは、虫兄弟にきり通しで追いつき、タウザント様の命令で最強の使い手を呼び寄せたと言いますが、 最強と言う言葉は聞き飽きた、どうせアレのおこぼれをかすめ取ろうと言うのだろう、とすげない虫兄弟。 頭を下げ、出し抜いたら殺すぞと脅されつつ、何とか力を合わせる約束を取り付けるチュウズーボ。

アジサイにカタツムリが登る平和な住宅街で、時節柄サッカーに興じる幼い姉と弟。それたボールを拾いに行くと、そこには 最強の使い手(?)霧吐き忍者キリキリマイ師(殻の白いカタツムリタイプの中忍)が。慌てて隠れる子供二人には気づかず、道行く人に、 白い霧を浴びせかけ、笑わせつづけたり苦しませ続けたり泣かせ続けたりしてマイナスエネルギーを背中の白い殻に貯め込みまくってます。 このままでは霧を浴びた人々は飲まず食わず眠れずで衰弱死してしまう。

ビルの屋上に雷鳴とともに現れた虫兄弟。その姿を「カッコい〜忍者かも?」と見つめる子供2人。 虫兄弟はキリキリマイ師を見てハリケンジャーをおびき出す役には立つと述べます。

案の定、キリキリマイ師の前に立ちはだかり、シノビチェンジする信号トリオ。虫兄弟を目近に見ようと屋上まで来ていた子供の目は、今度は信号トリオに。 「あっちも忍者?」そして、虫兄弟に駆け寄る弟は軽くいなされ、虫兄弟も戦場へ。

信号トリオは白カタツムリの宇宙忍法「霧隠れ」で視界を奪われボコボコに。反撃だ、と叫んだ瞬間「そうはいくか」と虫兄弟もシノビチェンジ。
これまではただの邪魔者だったが、これからは是が否でも倒さねばならない相手と、クワガライジャー(青い弟)とレッド、カブトライジャー(赤い兄)とブルー&イエローの闘いが始まります。

しかし、レッドの超忍法空駆けは左手の指二本でガードされ、 キバ刺しでチュドーン。イエローの舞獅子(分身の術)は変わり身の術でかわされ、巨大化した(まぼろしの)カブトライジャーの手がペシャっとイエローを地面にめり込ませ、 ブルーの水流は円月の型で弾き返し、と、虫兄弟超優勢。

思わず廃工場へ逃げ込む信号トリオ。それを追うキリキリマイ師、逃げ切れないなら「逃げない」というレッド。どこまでも追ってくるということは、逆に言えば逃げられる心配がないということ。 ら…らしい。あんたらが逃げてたのは虫兄弟からで白カタツムリじゃないんじゃ……

ともかく、霧隠れの霧を、おしくらまんじゅう状態のまま高速回転する三身一体トリプルハリケンで吹き飛ばし、ジャイロ手裏剣で追撃、トリプルガジェットファイアーで撃破。
久しぶりに「成敗バイ」の決めセリフ。
子供2人のうち姉も「すごーい」と見惚れます。

霧のせいで笑い続けたり苦しみ続けていた人々が元に戻ると同時に、後はおれ達がと進み出る虫兄弟。

しかーしキリキリマイ師が巨大化。子供達に逃げろと促して、シノビマシン発進で巨大ロボ戦闘開始。けれどキリキリマイ師の殻回転アタックに苦しむ巨大ロボ旋風神。

おれ達もとシノビマシンを発進させる虫兄弟ですが、その時、兄の持つ機械=情報ナビゲーションツールの光点が明滅します。 新たなるページが、とシノビマシンに急ブレーキかける兄。
コクピットに響くは「…勇者は倒される」なにぃ〜
ようやく分かったかとタウ・ザント。
見通していたのかと歯噛みする兄。
訳が分からない弟にとにかく今は旋風神を倒すと宣言する一甲。

その時旋風神は、回転には回転とスリムでスピード重視の旋風神ハリアーに久々に変形。 巨大白カタツムリにホイールクラッシュを食らわせ、ソードスラッシャーによる究極奥義分身幻斬りで見事撃破。

直後に轟雷神が登場、そして必殺技の応酬。「どっちが勝つの?」とワクワクな子供たち。
その時、チュウズーボが作戦の第二段階を発動させます。復活するキリキリマイ師の“殻だけ”。

「キリキリマイ師はお前達の為のバトルフィールドを遺して死んだのだ」
殻が放つオレンジの光に包まれる旋風神と轟雷神。
殻の内部に貯めこまれたマイナスエネルギーがビッグバンを引き起こし異空間を作り出し、鷹介たちをそこへ転移させたと解説するのはハムスター館長です。

鷹介たちが目覚めたのは見知らぬ森。音を頼りに走れば広がる海辺。ここは絶海の孤島!?
虫兄弟に、なんとあの幼くも好奇心のカタマリな姉と弟まで転移させられたこれがバトルフィールド。
なすべき事を果たせとタウザントが笑う……バトルロワイヤルが好きなのかなぁ(スタッフが)

来週『暗闇と死闘の島』で兄弟でバトルしてますが……おやじさん登場というキリキリマイ師の解説の意味がよくわかんない……


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