特捜戦隊デカレンジャー  エピソード.47『ワイルドハート・クールブレイン』



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1月16日
棒読み隠すなら棒読みの横へ。ヒーロー物やアフレコに慣れてない白鳥スワン(石野真子)に、途中参加の新人テツ(吉田友一)を組ませてアラ隠しするがごとく、 『富豪刑事』では、同録ドラマに不慣れなバン(載寧龍二)をフォローしてくれてありがとう深きょん! しょこたん(中川翔子)のついでに応援……
ごめん、やっぱキラー(H2・英雄)燃えの私は、どんな役も一緒になっちゃう人の応援は無理ぽ……とまぁ、新番組めじろ押しの最中にクライマックスを迎えちゃってる特撮感想いってみよ〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.47『ワイルドハート・クールブレイン』
「かわいそうに、誰かに踏まれたのね」会社帰りのOL(演 小島美穂…ピンクのスーツアクターさん)が手をかざし、 赤いサルビアの花を再生させる不思議で心温まるシーンから今週は始まりました。 「お前、エスパーだな」闇の中から彼女に声をかけたのは、日本ガイシって昔は日本碍子株式会社だっけ? とムダに検索したくなるようなシルエットのアリエナイザー。 なんと緑の雷撃でエスパーOLを包み込み、どんな原理だか服ごとエネルギーに変換吸収。胸の4つの筒をエネルギーで満たし「高性能乾電池の完成だ!」なんて言ってますが、電気というより黄色い蛍光塗料溶液に見えるソレ、湿電池では……?

一夜明けたデカルーム。地球署長ドギー・クルーガー(アヌビス星人・通称ボス)は、昨夜のOLさん(MihoYasuda)含めた行方不明者の資料を皆に配って、最近数が増えたと案じます。 「それって、アリエナイザーの犯罪なんでしょうか?」テツ(姶良鉄幹・デカブレイク)のもっともな質問に、断定は出来ないとか偶然かも知れないと言いつつ、現場では毎回稲光が目撃されているって……ボスメチャメチャ疑ってます。 そして稲光ってキーワードに鋭く反応したのが今週の主役、ホージー(戸増宝児・デカブルー)とジャスミン(礼紋茉莉花・デカイエロー)。

「稲光ぃ〜?」ピンと来てない腕組みウメコ(胡堂小梅・デカピンク)の横で、「より詳しい調査が必要ですね」センちゃん(江成仙一・デカグリーン)も何気にボスの疑惑に同調です。 「じゃ、早速俺と相棒で」いつものようにしゃしゃり出たバン(赤座伴番・デカレッド)を無言で押しのけるホージー「ボス、俺とジャスミンにやらせてください」「ちょっと引っ掛かるものがあるんです」ジャスミンも呆然とするバンやテツを一顧だにせず 「いいだろう、やってみろ」ってボスの言葉が終るが早いか無言で捜査にむかっちゃいます。

「いつもクールなあの2人が、何か変じゃなかったですか?」首をかしげるテツの横で資料をクルクルと筒にしていたバンは「どうしてジャスミンなんだよっ」とナゼか特キョウくんにパコパコと八つ当たり(ホージーの身代わり? ネネちゃんのぬいぐるみ?)。 「あの二人のコンビって珍しいよねぇ?」首をかしげてたウメコも、ホージーに無視されて暴走するバンを止めようとワタワタ。 「別に変な事じゃないさ、地球署が出来たばかりの頃は、あの二人ずっとコンビを組んでたんだから」癒し系なセンの説明でやっとパコパコから解放されたテツが制服直してるのが何かイイ……ホントはネクタイがあるとキマる演技プランなんだろうけど。

行方不明者の勤め先や住んでたマンションで聞き込みやってたジャスミンとホージーは、 ヒーリング能力の持ち主だった昨夜のOLさん含めて、連続している11件の被害者がエスパーだったと知って何だかとっても深刻な顔。 「やっぱりヤツか」状況的に4年前に連呼されてたアンノウンって単語が浮かびますが、SAUL(未確認生命体対策班)はとっくに解散し、当時幼かった神様も今では立派な牛若丸。スケジュールとギャラ的に高嶺の花……か。 「デリートされたはずなのに」生きてたら今度こそ仕留めてやると頷きあいつつ、ホージーとジャスミンは神木くんじゃない犯人の姿求めて現場100回でサルビアの公園へ。

「この花が何か語りたがっている……ような」ジャスミンが手袋外してサルビアに触れてみると、お花視点の犯行時の映像が脳裏に浮かび上がりました。すごいぞサルビアの記憶力、これが花の恩返し? あるいはOLさんの残留思念とか自縛霊からのメッセージとかオカルト系かな。 変電設備を擬人化したようなゴツい上半身と、戦闘員みたいなスッキリした下半身がアンバランスな犯人の姿に 「間違いない」「ヤツか」なんて確認しあってたら、そこへ青い電撃が降ってきて慌てて身をかわす2人。襲い掛かってきたのはリーディングした姿そのままの、 上はゴテゴテ下はすっきりのアリエナイザー(何となく露出系のヘンタイさんぽいなぁ)。

「テリーエックス、生きてたのか」生身でがんばるホージーを絶縁体つきの手で斬りつけ「おやぁ、能力者のニオイがするので来てみれば、あの時の宇宙警察。ケツの青いブルーとくちばしの黄色いイエローか」 からかうアリエナイザーの下にはダイナモ星人テリーX(声 浜田賢二…直近のお仕事は遥か3の平友盛?)のテロップが……テリー+バツでバッテリーってマジですか? Xをバツと読むのがちょっと新鮮。

「おふざけじゃないよっ」いつになく熱いジャスミンと「デリートしてやるっ」戦意むき出しのホージーの画面2分割チェンジですが、 テリーXはビビるどころか2人のヒヨっコ扱いをやめません「へえ、あの頃に比べて装備が充実してるなぁ、でもやめときな。お前たちもアイツみたいに再起不能になりてえか?」 一瞬怒りで凍りついた2人は「なんだとぉー」冷静さを失って、直線的で大振りなアタックを繰り返します。連携も挟み撃ちも忘れて電撃喰らうデカイエロー。スナイパーという特性を忘れて接近戦に固執し、挙句にイエローが撃った銃の盾にされちゃうデカブルー。 「お前ら、どーこどこ狙ってんだよぉ」最後は棒立ちになったところをモロに電撃喰らってチェンジ解除という体たらく。

テリーXに一矢報いたのは、救援に来たデカレッドの二丁拳銃。 「お前たち、またレッドに助けられたか」せせら笑いと共に謎の捨てゼリフのテリーXは、雷撃で6人のデカレンジャーたちを牽制し逃走「あーん逃げられた」 悔しがるピンクを押しのけて駆け出したのは、デカブレイクたちに助け起されていたジャスミンとホージー。

「あいつ、どこ行きやがった」とテリーXに固執するホージーは「今の2人の戦いぶり、いつものクールな相棒とジャスミンらしくなかったぜ?」といつもの調子で肩を叩いたバンの手を払いのけ 「黙れ、お前に何がわかる!」とほとんど逆切れ状態。 「私たちで始末する、行きましょホージー」とにかく犯人は特定できたと目が据わっているジャスミンも、バンたちなんかアウトオブ眼中で駆け出します。 「何なんだよ、あいつらっ」またも無視された悔しさを後輩にぶつけようとするバンのひじ鉄を、クールに防御しつつテツも首をかしげます「何かナンセンスですね、あの2人。燃えているのはわかるんだけど空回りしている様で」 1人古株のセンちゃんだけは「そうか、そういうことだったのか」と訳知り顔。

一度デカルームへ戻ったセンたち4人は、テリーXのホログラム資料を前にボスから昔話を拝聴です。 「バンやウメコが入ってくる前、地球署が出来たばかりの頃。 エスパーを次々プラズマ化して乾電池にする殺人事件が起きた」そしてデリート許可が出たテリーXの担当が、当時コンビだったホージーとジャスミン。昔取り逃がした犯人なら燃えるのも当然と納得のバンとウメコですが、 テツはちょっと腑に落ちない表情。 補足したのは羽耳メカニック・スワンさん「それだけじゃないわ。2人ともあの時の心の傷が残っているのかも」

詳しい説明を引き受けたのは同僚視点のセンちゃん。 デカスーツもなく駆け出しの新人だった当時……2人はテリーXのワナにはまって縄でグルグル巻き状態(お、ジャスミンが柔ちゃん髪v)。 「この星の宇宙警察の力はこんなもんか。ちょろいもんだな」嘲笑うテリーXにジャスミンが乾電池にされそうになった時、倉庫っぽい監禁場所の入口からSPシューター撃って阻止したのが「デカレッドだ」 「え、俺が?!」聞き入ってたテツを押しのけるバンが愉快。確かに回想シーンの制服は今のSPDジャケットまんま……でも「バンのワケないだろう」「だよね」バンが納得した後、回想再開

「初代デカレッドのギョク・ロウさんだ。いや厳密に言うと初代デカレッド候補と言うべきか」 そのスペシャルポリスの鏡で優秀なデカレッド候補は、レオン星人ギョク・ロウ(声 浪川大輔…こっちは風の新守護聖かい)って、そりゃ玉露に番茶は勝てないわぁ。 間もなく100巻に達する長編ファンタジーの主人公を思い出すヒョウ頭(でもマッチョにあらず)を飾る、金髪ロンゲをなびかせて、華麗な体術でテリーXを倉庫のガラクタにたたきつけ、 ジャスミンとホージーに駆け寄るギョクさん。だけど、テリーXは今も昔も打たれ強いらしくすぐに復活。

「危ないっ」ジャスミンの声にふり向いたギョクさんは、電撃を右足に喰らいながらも何とかSPシューターで反撃。 その拍子にテリーXが溜め込んでたエネルギーがもれ、近くにあった火気厳禁のドラム缶に引火「その時にテリーXは爆死したと思われていた」その爆風から、 身を挺して2人を庇ったギョクさんは一命は取り留めたものの、足を怪我して一線を退き「連絡取れないんだ」
「自分たちのせいでギョクの未来をつぶした事に責任を感じているんだ」最後はボスが2人の気持ちを代弁して思い出話を締めました。 ジャスミンとホージーを思い、ウメコもバンも口数が減ってデカルームはシ〜ン。

2人はテリーXの手がかり求めてあの倉庫へ。でも見つけたのは過去の傷だけ「ホージー、あたしあの日の事、今でも夢に見るわ」 厳しくても本気で気にかけてくれてたギョクにもう一度会いたいと弱音吐くジャスミン。連絡がつかないのは今のギョクさんの境遇が厳しいせいだとますます落ち込むホージー。 ついには「あの時の私たちじゃない、ヤツは必ずデリートするわ」「たとえ俺たちの、命を賭ける事になってもな」思考が追い詰められた方向に凝り固まっちゃう2人。 盗み聞きしてたバンは眉をひそめて溜息ついて、決意の表情でいずこかへ……。

どこかの配管室で「お前の作った乾電池『プラズマX』は強力だな」とテリーXから乾電池を仕入れようとしているのは先週から壊れ気味の闇商人、エージェント・アブレラ。 そりゃ「あ、クマだ、悪魔だ」なんて皆にからかわれ続けたら善良なクマさんだってヒネくれて当然……て、それは30分前の『かいけつゾロリ』の話か(声は同じだったけど)。 ゾロリママに“あ”を取ってもらえなくて、デカレンジャーへの復讐に執着しているアブレラさんは、ビッグイベントのエネルギー源に電池を大量に欲しいとテリーXに依頼しますが 「材料がない」と断られちゃいます。服ごとエネルギーに変えちゃうあたりアバウトな感じのテリーXですが、電池の元はエスパー限定。

そこでアブレラが取り出したのは普通の人間からエスパーパワーを抽出するフィルター。原理がさっぱりわかりませんが、人間電池化や恒星間航行を数分でやってのける未来の科学は、 魔法に近いもんだと解釈しておこう。「地球人を100億個の乾電池に出来るってワケか」……えーっと100億人って2050年でしたっけ? いやさっきは一人で4個出来てたから他の星へ移民したか何かで25億人に減ってるのかな。 ともかく、電池入手より地球署の奴等を困らせてやるのが主目的になってるアブレラさん。地球署憎けりゃ地球に住む人も憎いとは……一年前は人を札束扱いしても復讐の手段扱いするコウモリじゃなかったのになぁ。

ショッピング街に現れたテリーXは、この寒いのにオープンカフェでくつろぐ元気な買い物客を、エネルギー変換。 まわりに侍るアーナロイド(戦闘員・メカ人間梅)に、出来た電池を外させて箱詰めさせたり(アブレラ印つきでエアキャップ敷き)、材料になる人間を連れてこさせたり……なんか演技といい、やってる事のシュールさといい、ヒーローショーっぽい悪事の働き方です。 「フフフ、人間たちめ。苦しめ、怯え……全ては宇宙警察が守るべき力を持たぬせいだ。恨むなら宇宙警察恨め」なんだかズレた喜び方してるアブレラさんも何気にヒーローショーのMC風味。

「ポイント571にテリーXが現れた、市民たちを次々と乾電池化している」ボスからの連絡で、デカビーグル(パトカー)をターンさせるジャスミンとホージーは、 「いつの間にパワーアップしやがった!」と鬼のような顔で現場へ向かいます。そしてスワットモードで屋上からハイフォール。 そこには24箱分の電池を台車に乗せて逃げ去るアーナロイドが……凶悪なんだけど、なんかセコい図だなぁ。

周りを固めるアーナロイドを蹴散らして強引にテリーXへ突き進もうとするブルーとイエロー「このザコどもが!」「このおジャマ虫!」こ、こえ〜。 助太刀に飛び込むデカブレイク。スワットモードのピンクとグリーンもアーナロイド相手に戦い始めますが……あれ一色足りない。 「バンは?」「ジャスミンたちと一緒じゃなかったの?」「ナンセンス、先輩はこんな大変なときにどこいっちゃったんですか?」 聞いても答えないブルーとイエローは、5人でフォーメーションをと呼びかけるピンクを無視して突撃です。 「どこ行くんですか、待ってください」ってブレイクがなんとも不安そうで可哀想。結果3人はアーナロイドに囲まれ、ブルーとイエローが突出して戦力分断状態に。

「また来たか、青二才にくちばしの黄色いひよっこが。お前たちは仲間がいなきゃ何も出来まい」 バカにした態度をとり続けるテリーX。「ふざけるな」「おだまりっ」ディーリボルバー乱射の2人ですが軽くかわされ反撃をモロに食らっちゃってます。 懐に飛び込んだテリーXは2人同時に電気ビリビリ攻撃、倒れたブルーの肩を踏みっ「お前たちもあのレオン星人と同じ目にあわせてやる」2人の襟首掴んで電撃でぶっ飛ばします。 プラスチックのテーブル崩すブルーもすごいが、イエローがぶつかった壁に傷が……マジ壁だったら今後デカレンファンの写メール名所になりそうですが……偽壁だよね。

「ドゥギー、チームワークがバラバラよぉ」モニターしてたスワンさんの訴えで「バンのヤツ、何をやってるんだ」ボスがマスターライセンスで呼び出しかけようとしたその時、 宇宙警察本部からホットライン。モニターに映ったのはボロボロの長官ヌマ・O(声 岸野一彦)。 慌てて敬礼するボスとスワンさんですが、白い羽が宙に舞ってる長官室はキツネに荒らされた鶏小屋のような有様で、ヌマ・Oの威厳も30%OFF状態。 「はぁはぁ、クルーガー……お前のところの若いヤツが今私の所にきて大変だったぞ」長官ならギョク・ロウの居場所を知ってるはずだと、 掴みかかって聞き出して……「大事な羽をずいぶんひっこ抜かれた」『はぁ!?』地球署のツートップは口あんぐり。 いやぁ、小野田官房長に首実検させた杉下さんより無茶するデカがテレ朝の刑事物にいたとはねぇ。ま、コレ位じゃなきゃ富豪刑事のパートナーは勤まらないか。

戦闘の方は、なんとかアーナロイドを片付けた3人がイエローとブルーのサポートに入りますが「ギョクさんの仇をっ」「この命を賭けてもっ」いきり立つ2人と連携取れないまま、雷受けて大ダメージ。 「……終わりだな」全身で笑っているようなテリーXに、突然横から銃撃が「だらしないぞ! ホージー、ジャスミン」 その声に驚いた2人のメットに映ったのは、SPシューター構えたバンの横に立つ、赤いジャケットに黒革コートをまとった、豹頭人身のモロボシ・ダン隊長……に見えちゃうギョク・ロウさん。 なんかスチールの杖で2代目レッドをバシバシ折檻しそうでコワいんですけどぉ。

「お前たちがあんまり自分を見失ってっから、叱ってもらおうと思って探してきたんだよ」信じられなくて固まってるイエローとブルーの疑問に、バンが答えた後ギョクさんの説教開始 「2人ともなんでザマだ。ハートは熱く持て、しかし頭は常に冷静沈着に保てと教えたのを忘れたのか!」

俺たち、あの日からどんな時もクールでいようと決めたんだ……やっと冷静になったブルーを振り返り「燃えるハートでクールに戦う、それが私たちのやり方」イエローも自分を取り戻します。 「久しぶりに怒鳴られて、目が覚めましたよ」ブルーたちの様子に、ホッとして頷く仲間達。

「まとめて乾電池にしてやる!」その隙にデカレンジャーたちを狙うテリーXですが、ブルーの的確な射撃で例のフィルター装置を破壊されちゃいました。 「ジャスミン、フォーメーションF1だ」「ロジャ!」ここからは息が合った2人のフォーメーション攻撃が…… 「よっしゃ、いつもの感じを取り戻したぜ。ね」なんて持ち前の馴れ馴れしさでギョクの肩を叩くバンに「それより二代目、こんな所でぼんやりしてていいのか」と戦闘参加を促して手を外させるギョクさんが、 なんとなくホージーっぽいというか……普段のホージーがギョクのマネをしているのかな。

「あぁぁぁ、ロジャ!」思い出したようにスワットモードにチェンジするバン。 カニバサミキックに、銃把と体術のコンボとテリーXの反撃を許さない戦いぶりを見て「ほぉ、やるなぁ」アゴに手を当てて感心仕切りのギョクさん。 太陽の下だと、あのロンゲは明るい茶髪だったのかぁ。6人揃った後は、ブレイク、グリーン、ピンクが集中砲火でテリーXの電撃発生アーム(碍子つき)を破壊し、3人の肩を足場に大ジャンプした、イエロー、レッド、ブルーの頭上からら弾丸の雨を降らせる隙のないバトル展開。 ギョクさんも満足げに「うむ」

でもテリーXの打たれ強さと往生際の悪さは折り紙つき「プラズマXのパワーを使えばこういうこともできるんだ」なんと胸に溜めてた8本の電池つかって巨大化。 「叩き潰してやる」あおりになると益々下半身の寂しさが際立つなぁ……対抗して「スワンさんパトウイングを!」ってブルーの要請で、発進レバー操作しながら 「ホージー、ジャスミン。ギョクちゃんに成長した姿を見せてあげるのよ」……スワンさん、先代レッドを“ちゃん”づけですか。ともかく5機のマシンに5人が乗り込んでデカウィングロボにビルドアップ。 えーっと、映ってないデカブレイクはギョク・ロウさんの横で解説役でもしてるのかな。

巨大化した上に電撃アームも再生したテリーXとロボ戦開始。「パトマグナム!」すごいぞブルー、電撃を銃で弾くとは(マグナムの弾丸も電気を帯びているのかな)。 次は近づいて銃でドツきあい。そして「ダブルヒールスパーク!(スマッシュかも?)」飛べるのを利用した両足カカト落しキメるイエロー。 さらに銃を横にしてのハリウッド撃ち(仮名)で追い討ちかけて「悪あがきもそこまでよ」「いくぜ」上下2分割で宣告後、テリーX抱えて大気圏外まで急上昇。 「ダイナモ星人テリーX、あなたは既にデリート許可がおりてるわ」デカウイングキャノンによるファイナルバスターでテリーXは爆散 「これにて一件コンプリート」「ホットなハートでクールに決めたぜ」
その光を青空の中に見上げるギョク「みんなの成長した戦いぶり、しっかり見せてもらったよ」

「ギョクさんに教えられた様に、戦いでは常にクールであれと、いつも心に言い聞かせてきました」 デカルームでギョクに認められ嬉しそうなジャスミン「もちろん熱いハートも忘れません」ホージーもいつになく爽やか笑顔。 「それに素晴らしい仲間も出来たようだな」ギョクの視線を受けて、Vサインのバンと「私たち合格?」笑み崩れ拳ぶつけ合うウメコ 「初代デカレッドに褒められるなんて光栄です」誇らしげなテツ。「ギョクさんもお元気な様子で安心しました」センちゃんだけは相手への気遣い第一なんだねぃ。

どうして今まで連絡くれなかったの? と尋ねるスワンに頭を下げ、秘密の任務のせいだと打ち明けるギョク。 「準備も終りやっと発表出来る段階になりました」 宇宙中のスペシャルポリスから優秀な刑事を選抜して特殊任務を行うベストチームの作成「チームカラーは燃える炎のレッド。 名付けて『SPDファイアー・スクワッド』いわば赤い特キョウです」本来は単独行動で潜入や変装といった隠密任務もこなす白い特キョウが公安みたいなモンとすれば、 赤はアブレラやダーデンといった組織犯罪を数でツブす機動隊か……大門軍団宇宙バージョン?

「クルーガー先輩、二代目デカレッドを俺に預けてくれませんか」ギョクに肩越しに指差されて「え゛、俺っスか?」キョトンとするバン、ボスも首を傾げます(地球署から選抜されるとしたら特キョウ辞退したホージーっぽいもんなぁ)。 理由はホージーとジャスミンの心を思いやり「結構無茶して俺を探し出した……なかなか面白い奴だと思いましてね」 何だかステージで転んでもメゲずに歌ってデビューしたKEIKOみたいな選ばれ方。 そりゃあ「俺が選抜チームに……」不安そうにバンが呟くのも当然です。

初代デカレッド、ギョク・ロウからの意外な申し出に戸惑うバン。 バンは果たしてどうするのか、地球署から去ってしまうのだろうかbyナレーター。 最後はバンの複雑な表情でつづく。今回のレッドの異動って、ぶっちゃけ『富豪刑事』対策? 西島誠一の肌荒れはひどかったもんなぁ、載寧龍二氏の年末は寝るヒマなんてナッシング?

EDミニコーナは、センちゃんの影の薄さって……編
デカルームでボスとなにやら打ち合わせ中のホージーとジャスミン。それを見ながらウメコとセンちゃんはまったりティータイム。 「あの二人がコンビだったって事は…」「ああ、ギョクさんと俺がコンビ組んでたんだ。あの頃はよく怒られたもんだよ〜 ねぇ〜ギョクさん」 満面笑顔で旧交を温めようとしたセンちゃんでしたが「誰だっけ、お前」とつれないギョクさんに、マグカップ落とす大ショック。

マグカップの破片を拾いながら南極の氷より蒼く落ち込みすすり泣くセン。 「ゴメン、うそ。元気かセン」慌てて旧相棒にサクセション声かけるギョク・ロウのみぞおちに先週からセンにゾッコンのウメコが「失礼します! ハッ」とエルボー1発。
……バンも“失礼します!”と一言断って長官に乱暴狼藉を? あそこまでやっちゃっても減俸とかされない宇宙警察って愉快だなぁ。 待てよ、バンの異動って栄転に見せかけて、実は報復人事?

次回予告 エピソード.48『ファイアーボール・サクセション』
選抜チームへの異動が正式決定しちゃったバン……後はテツが預かるってマァジィー?(そりゃ不安だ)  だけどその直前に事件発生。Ep20といいヤーコといい手踊り人形に縁深いデカレッドの地球署最後の事件は、 後頭部にアリエナイザー乗せての同士討ち?  『たった一つの冴えたやり方』著J・ティプトリー・ジュニアを思い出して切なくなりそう……生死不明で行方不明か、大怪我か異動か、いずれにせよバンは最終回Bパートまでお休みになりそうな気配です。


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