特捜戦隊デカレンジャー  エピソード.41『トリック・ルーム』



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11月28日
ハウルの動く城を観に行く人や、呪われし姫君に夢中の方が多いはずの今週末……だけど、日曜7時半だけはPS2の電源切ってテレビ番組に大注目。世間の流れに逆らって、いってみようか特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.41『トリック・ルーム』
宇宙の殺し屋ジンギによる、宇宙マフィア、ドン・ビアンコ(声 江川大輔)の暗殺阻止と逮捕のため、ポイント271(=いつもの港湾施設)へ、スワットモードで駆け込む5人とデカブレイクから今週は始まりました。 いやぁ、刑事物を30分でやるにはタレコミ屋のエイリアンって便利な存在、状況説明がナレーションだけで済んじゃいます。 ただ、重装備の仲間と並ぶとデカブレイク(テツ・姶良鉄幹)は丸腰って気がしてなんとも頼りな気。先週の主役回のパワーも、EDで切れちゃったし。

「ヤツ等はこの辺りにいるはずだ」実質リーダーのデカブルー(ホージー・戸増宝児)の後を引き取り、 デカレッド(バン・赤座伴番)も何となくリーダーっぽいご発言「よし、手分けして探そうぜ。見つけたらすぐに連絡してくれ」 散会して探す6人ですが、普通ペアでしょ、この場合。ちなみにお目当ての相手は、いつもの岸壁に集合してました。開けた場所なので未来の衛星で難なく発見できそうな……?

「てめーがジンギか、ウワサは聞いてるぜ」ダークスーツを4人引き連れたギラーク星人ドン・ビアンコは、名前のとおり白スーツでキメた白虎顔のエイリアン。 対峙するアサシン星人ジンギは昆虫顔にべん髪垂らす中華服の赤いヤツ。 「うれしいねー、僕って有名なんだー」熱もなくやる気も無さげな、その声は高山みなみ……って、数分前、半人前を返上し100人前漁師の称号を得たチンク?! あんなに素直だったのにグレちゃって、お祖父さんとゾロリ先生が泣いてるよー。 いや、推理編だからコナン……ってキャスティングなのはわかっちゃいますが、Ep20のバイズ・ゴア(メップル・関智一)並の破壊力です。

「ドーン・ビアンコ、あんたには恨みはないが消えてもらうよ」なんとも舐めた態度の若造は、 不思議な技を使うそうだなと褒められるとまんざらな気分でもないらしく「見たい? 見せてあげるよ、僕の秘儀を。覚悟できてるよね」なんだかちょっと嬉しげです。 「覚悟するのはそっちだ」とビアンコは葉巻投げ捨て指パッチン。アタッシュケースをバタバタっと落としたダークスーツがスーツを脱げば、 バーツロイドのカルテット(戦闘員・性能と価格がミドルなメカ人間)。一斉にジンギを取り囲みます。 「これでどうだ。お前のチンケな秘儀が通用するか?」なんか木場社長って単語が脳裏に……

自信満々のビアンコに、いきなりキレるジンギ「今、なんつった? チンケだとぉっ!」目を光らせ、武術の構えと気迫の叫び。 いっけぇーとサッカーボールでも蹴りそうな緊迫のシーンを、探索中のデカグリーン(センちゃん・江成仙一)がサーチシステムで壁越しに発見です。 「みんな、ジンギを発見した」しかし建物を回ってみれば、「……消えちゃえ」赤い閃光と煙残してバーツロイドとビアンコ消失? 

一仕事終えて溜息ついてるジンギにドン・ビアンコたちの行方を尋ねれば 「あー、僕が消したよ。僕はイレーザーだからねー」と消しゴムお亜紀かジョン・クルーガー(イレイザー 1996米)のようなお答えです。でも消された者たちの命運は、尽きてそうな雰囲気。 「殺し屋ではなく消し屋。相手は全て消えるから、証拠がなくて捕まえられないってウワサを聞いた事がある」グリーンの言葉に、 「この謎は誰にも解けないよ。僕の秘儀は芸術だからね」誇らしげなジンギでしたが、悪い事やって自慢されても困る「いくら凄い技でも人殺しの技なんて、くだらないんだよ!」ってグリーンの見解にブチ切れです。

「今、なんつった? くだらないだとぉ」懐に飛び込んできたジンギの猛攻に慌てるグリーン。ハイキックの足を止めたら、それを足場に蹴られたりしてます。 距離が開いたスキに撃ったらば「いいねぇ」と浅倉調に首回し、連続蹴りからの投げ飛ばしコンボ。コンテナに叩きつけられチェンジが解けたセンちゃんに 「ナーイスファイト」ゆったり拍手しながら近づいて、襟首掴んでボディーに叩き込むジンギですが、何気に身長差が面白い(生身のセンちゃんがノッポすぎか)。って、横回転で倒れる擬闘は吹き替えなし? 「秘儀を使うまでもない」溜息まじりのジンギの足踏み下ろしに重なる、センちゃんの悲鳴でOPへ

「センちゃん、センちゃん。応答して」おかしい、連絡できないとSPライセンス閉じるジャスミン(礼紋茉莉花・デカイエロー)。 「どこいっちゃったんだ?」心配そうなバン。ジンギを見つけたって言ってたが……客観的事実を述べるホージーに続いて、直感と勢いのウメコ(胡堂小梅・デカピンク)が 「まさか、センさん。ジンギに消されちゃった?」と最悪事態を口にします。 「ナンセンスですよ。そんなはずは……」テツの語尾も小さくなる暗い雰囲気ですが、アタッシュケースとダークスーツが散らばる現場は海も青いピーカン状態。 そんな青空の下、バンはしつこくSPライセンスに叫び続けます。

暗い中、遠くて四角い光を見上げる幼いセンちゃん(田島健吾)。
って悪夢から、バンの声で目覚めるセン。 「ここはどこだ? 出口も窓もないのか」黒と灰色基調の4畳半くらいの完全な密室に、センちゃんは閉じ込められていました。 「バン聞こえるか。ジンギにやられた」SPライセンスを拾い上げて、まず現状報告。 SPライセンスは壊れてバンとの通信回路のみ生きてる状態。位置確認も装着変身もできません。

ジンギを捕らえて口を割らせるしかセンちゃんを取り戻す術はないとのホージーの報告に、 地球署長ボス(アヌビス星人ドギー・クルーガー) と羽耳メカニックのスワンさん(チーニョ星人白鳥スワン) がアドバイスと後方支援。 宇宙マフィア、ドン・ブラコに雇われているジンギなら、報酬を受け取りに行くはずと、逗留しているポイント474のホテルに5人は向かいます。
だけど、のんびりしてるヒマはありません「このままでは潰される……」指先に触れた壁がジワっと狭まってくる速度から「20分もつかどうか」と冷静に推測するセンちゃん(現時間は7時38分……って事は24-TWENTY FOUR-なサスペンス?)

「くれぐれも気をつけてくれ」ジンギが取り囲んだ多くの敵を一瞬にして消す技の正体がわからないと警告した後「心配無用、必ず助け出してやるからな」ってポジティブなバンの声聞きつつ、迫る壁の反対側に座り込んだセンちゃんは「あの時に似てる」 さっきの悪夢の続きを回想です。

子供時代、イナカの古井戸の上で飛び跳ねて、折れた板ごと落下……幸い空井戸で溺れたりはしませんが、這い上がれない遠い空を絶望的に見上げる貞子状態。 「あれ以来、おれは暗くて狭い場所が苦手になった」トラウマによる暗所恐怖症閉所恐怖症を「大丈夫だ。すぐに皆が助けに来てくれる」と信頼感で押し込めます。 ただ秘儀の謎を解かなけりゃ場所を聞きだすのは無理かもしれない「もっと手がかりが欲しい」……そっか、SPライセンス壊して閉じ込めたのは安楽椅子探偵モノの布石だったのかぁ。

ホテルの一室ではストライプスーツに緑顔のザブン星人ドン・ブラコ(声 宗矢樹頼)が、タンブラーにブランデー注ぎつつジンギを迎え入れてました。 しかし、なんつーテキトーな名前の宇宙人(桃の川流れじゃないんだから)。 仕事終了を報告するジンギに「ご苦労だった、報酬だ」投げて寄こしたのは宇宙紙幣一束。 「冗談かい」こんな端金じゃ足りないと不満のジンギに、今までもギャラは増やしてきた、ビアンコ一人消した相場はそんな所だと取り合いません。

「僕はただの殺し屋じゃない、イレーザーなんだ」秘儀をそこいらの安物の仕事と一緒にするなとふんぞり返るジンギに、ゴタクは聞き飽きたと薄笑い。 「今、なんつった」キレたジンギを取り囲むのは、やはり指パッチンで呼び出されたバーツロイド4体。いやぁ、今週のエージェント・アブレラさんてば抗争中のマフィア相手に大儲けですなぁ。 「薄汚い殺し屋って言ったんだよ、金を持ってさっさと消えな」火力では絶対有利と暴言のブラコでしたが……「僕を怒らせたね」ジンギの目がピッカリこ。この光はやっぱキック力増強シューズへのオマージュ?

「消えちゃえ」って声と悲鳴と赤い光に、部屋へ飛び込んだバン達ですが「あれ、誰も居ない」「今、声がしたのに」いなくて良かったよ。突入するってのにSPシューター(銃)ではなくSPライセンス持ってるじゃん、バン。 開けっ放しの窓を覗き、屋上をビョンビョンはねて逃走するジンギを見つけたホージーに続いて駆け出そうとしたバンを引きとめ、消失後の煙たなびく部屋の実況させるためにしても不自然すぎ。まぁセンちゃんと繋がっている唯一の手がかりだけど。

もちろん、そこまでお膳立てしたからには、おバカ系レッドを目と耳に使い、センちゃんのリモート推理劇を始めないわけにはいきません。 他の4人を先に行かせ「じゃあセンちゃん、まず何から説明すればいい?」って尋ねるバンに 「部屋の様子を教えてくれないか」っと頼み目を閉じたセンちゃんは、脳内にホテルの一室を再現し、秘儀を解明する手がかりになるかもと、推理開始。 真っ暗な空間に引いた白線で部屋の広さを表わし、バンの言葉に応じてソファや食器棚といった家具、洋酒にやつまみや観葉植物を配置していく演出は、鳥肌モノの推理っぽさです。ナルサス(アルスラーン戦記)の脳内ってこんな感じなんだろうなぁ。 まずは犯行直前のジンギとブラコの立ち位置をバンの説明から正確に推理するセンちゃん「他に何か……見えるもの全部教えてくれ」

「ふぅ、やっちゃった」使えていたボスを消しちゃったのに、頭の後ろで手を組んで淡々としていたジンギですが、足元に威嚇射撃されてちょっぴり慌てます。 降り立ったのはデカブルー、デカブレイク、デカイエロー、デカピンクのカルテット。後ろには何だか不自然な柱のオブジェ(壊し用?)。 「なーに、君たち」落ち着き取り戻したジンギをまず問い質したのは自称リーダーのピンク「センさんを、あたし達の仲間をどうする気!」 ディースティックで空斬る威嚇に「あーアレね。ボクの秘儀の事をバカにしたから閉じ込めてやったのさ。そして、ぺちゃんこにしてやるのさ」パシっと両手を合わせ、対抗するジンギ。

「その場所はどこだ」ディースナイパー示すブルーに「教えて欲しい? じゃ、力尽くで聞いてよ」っと余裕のジンギはまず飛び道具持ってたブルーを一蹴り。 ブレイクとイエローの時間差攻撃をくるくるかわして、まずは格闘に長けてそうなブレイクの右手を捕らえて動きを止めます。 助けにきたピンクを軽くかわせたのは、クリスマス商戦のお陰でしょう。酔拳使いは酔わないと使いものになりませんが、今ピンクに飲ませたら売り出し中のデカウィングロボが……あ、代行運転があるか。

「どこだ、言え」3人が作ったスキに乗じて、銃口突きつける事に成功したブルーでしたが、撃てないのを知ってるジンギは超強気。 「さぁ〜ねっ!」ここからジンギの足技を耐えるも蹴り飛ばされるブルー、そしてブレイクとイエローも倒れ、ピンクは上空で迎撃されるって殺陣が始まりますが、 もう格闘にやたら力入りまくり。46分あたりのブルーとジンギの技の応酬は永久保存モノ……ベテランスーツアクター同士の凄みですねぇ(この何秒かだけならマッハ!にも勝てる)。

さて「これで全部かな」バンの言葉で脳内再現した部屋を見渡し推理を続けていたセンちゃんは、体育座りの足先を壁に押され、現実に引き戻されて大パニック。 部屋の狭さが古井戸に重なり「誰かいるのかー、いるのなら返事してくれ」四角い光をさえぎった、お巡りさんらしい人影に「お巡りさん? 助けて、たすけてー」そう叫び続けた過去と現実がゴチャゴチャに…… ちなみに巡査役は三村幸司……デカグリーンのスーツアクターさん(センちゃんのいわば分身さん)。

「さ、これに掴まるんだ」投げ込まれたロープを前にしても「ダメだよ、やだよ」無理だ怖い、ココに来て助けてとすくんでいた幼いセンちゃんを 「シッカリしろ、男の子だろ」と励ますお巡りさん。枯葉と服装から季節は冬で、レスキュー待ってるとこごえ死ぬ状況……だったのかな。 「ダメだ、ダメだよ」と退行しちゃってるセンちゃんを「バカヤロー」と叱るバンと過去のお巡りさん。 「君がシッカリしないと、そこから抜け出せないぞ。自分の力を信じて頑張るんだ」『いつまでも落ち込んでるんじゃねー』 「いつもみたいに逆立ち、してんのかよ!」はっ、と我に返ったセンちゃんは「お巡りさん……バン……」呟いて狭い中で逆立ちし、推理再開です。

シンキングポーズ(逆立ち)したセンちゃんが引っ掛かったのは、ブランデーのビン。 バーカウンターや酒を並べてある棚が無い事に不信を覚えます(ホテルならルームサービスでは? って突っ込みはナシですね)。 2つの食器棚の間が1mばかりあいてる不自然さから、ジュウタンの跡をバンに確認させ、消えてしまった酒棚を脳内の部屋に追加。 ホテルならあるはずの照明スタンドも、丸いジュウタンのヘコミを残して消えているはずと、その跡をバンに尋ねます。さらに残った食器棚が1m位の低いものだと聞いて脳内を修正したところで結論。

「つまり、背の高いものが消されている」と犯行時のジンギとブラコを追加(両者の止まりっぷりはCG、いや制止パントマイム中の生身?)。四隅の観葉植物が消えてない点から、ジンギ中心の円内で一定の高さ以上のモノが消えていると、能力の範囲を特定です。 そんな動きが出来るのは……「そうか、バン、謎は解けた」真実はひとつ?

さて、バトルの方はイエローとピンクのコンビ攻撃を、華麗な足技で倒したり、上空から殴りかかったブレイクを片手でとめて投げ飛ばしたり(ザザーっと地面削るように滑るブレイクかちょっぴり星矢っぽい)、やっぱりジンギ大活躍。 「あー、君たちの力はこんなもんかい。ああん、4人いっぺんにかかってこいよ」そんな挑発に対して 「気をつけてください、秘儀の謎はまだ解けてない」デカブレイクは警告です。 「見たい? じゃあ、見せてあげるよ」くるくる回った後、馬脚立ちより低く構えるジンギの溜めにビビる4人「消えちゃえ」

「みんなっ、伏せろーっ!」バンの叫びがSPライセンスから響き渡り、地面に転がった4人の上を、赤く輝くベン髪がなぎます。 わざとらしく立ってた柱は煙と共に消えうせましたが、4人は無事。「ちっ」と舌打ちのジンギ。

「今のは?」ってデカブルーの質問は聞こえてないはずですが、センちゃんの解説開始。「ジンギの頭のムチはきっと、触れたものを異次元かどこかに飛ばしてしまうんだろう」 「さっすが、センちゃん」って……あまり科学的じゃないけど、デカレンジャーだし、ま、いっか。 「技は見切ったぜ」と何はなくてもスワットモード装着シーン挟んで、4人の反撃開始です。ディーリボルバーでベン髪を撃ち落し「秘儀、敗れたり」とまずは身柄確保。 ブレイクが羽交い絞めにして、3人が銃口つきつけセンちゃんの居場所を聞き出します(今撃ったらブレイクも蜂の巣って突っ込みもナシの方向で…) 「仕方ないなぁ、白状するよ。ヤツはポイント472Aの地下コンテナーさ」バンを急がせるブルー。いやぁ、ホテルの近所で良かったねぇ。

「今ごろは潰されている頃だけどね」その含み笑いに驚き、思わず銃口下げたのか、 ブレイクの腕を振りほどいて宙返りジャンプのジンギは「ボクは掴まらないよ」指パッチンでアルティメットイビル2呼び出し乗り込みます「さぁ、もうちょっと遊ぼう」 また指パッチンか……声紋や指紋ではなく、指パッチン紋で動くメカって商品仕様に、いつからしちゃったのさ、アブレラさん。 ともあれデカブレイクが単独で動かせるデカバイクロボで、まずは対抗です。センちゃんが救出されるまで、デカレンジャー3人は傍観モード。

30cm以下の……部屋というよりすき間に挟まっているセンちゃんは、ロープで井戸から引き上げられていた子供の頃の記憶をなぞって、上の方に手を伸ばします。 光へと伸ばした幼い手を掴む力強い大きな手。耳に響く爆発音と共に顔に当たる光から伸びてきたのは、現実のデカレッドの手「助けに来たぜ」 引き上げたセンちゃんに肩を貸し「頑張ったな」と声かける同僚に開口一番「ありがとう、お巡りさん」
「は?」首かしげるレッドを「まさかバンに叱られるとはね〜」いつものノホホン調でゴマかします。

そこへ新しいSPライセンスくわえて、ロボット警察犬のマーフィーK9が到着。やっぱりオモチャの在庫が余ってるのかな。 っていうか、ジンギかセンちゃんのニオイとか声をたどって見つけるって活躍はしないんですね。まぁ、その辺はベン髪転送で無理としても、デカベースからスワンさんの悲鳴聞きつける耳があるなら……それともアレは女性メンバーだけの特権ですか?  ともかくセンちゃん単独のチェンジ&スワットモード装着シーンです。残り1クール。多分これが最後の勇姿かな。

なぜかスリーブソードも出さず、徒手空拳でアルティメットイビル2と戦って、ちょっぴり不利になってたデカバイクロボを、5機のデカウィングが援護射撃で救います。 デカウイングロボが特捜合体しちゃったら、デカバイクロボはすっかり脇。ソニックなパンチで追撃後は「後は頼みましたよ、先輩たち」って後輩ブレイクは健気だねぇ。 「任せろ」な先輩ことデカウイングロボですが『パトマグナム』と2丁拳銃出しときながら撃ったのは3発。主に銃把で格闘なのは、メインがグリーンだからでしょうか。

というわけで、いつものようにアルティメットイビル2を掲げて大気圏外まで上昇し、デカウィングキャノンにビルドアップ 「アサシン星人ジンギ、殺し屋として1000人以上のエイリアンを暗殺した罪でジャッジメント」 グリーンの依頼で宇宙最高裁判所が出した判決はデリート許可。笑ってたのに、ペケがでると一応「うわっ」って驚くジンギがちょっと謎ですが、 最期は笑いながらアルティメットイビル2もろとも、爆炎の中へ。性格じつはシャッチョさん系?
「これにて一件コンプリート。この世に解けない謎はない」

デカルームでスワンさんとしみじみお茶しながら、センちゃんは今の職業を選んだ動機を語ります。 「あの密室の中で、バンが叱ってくれた時、子供の頃、井戸に落ちた俺を励ましてくれた、お巡りさんを思い出してました。俺、そのお巡りさんみたくなりたくて、警察官を目指したんです」 「そっかー、じゃあバンはぁ、ある意味センちゃんの理想の警察官像ってワケだ」 SPDロゴ入り急須と湯飲み。東映ヒーローネットで11/30までの期間限定発売“デカレン茶セット”¥9,800のCMって思っちゃうのは、汚れたオトナの視点ですね、反省しときます。

「でさ、俺が見たら、センちゃんがこーんな顔して挟まれてるの」ホッペタを手で挟み、みんなに救出時の様子を語って聞かせてるバン。 続いて引っぱりあげるところを再現しようと手を伸ばし「いってー」マーフィーに噛まれて、皆を巻き込み大騒ぎ。 そんなドジっぷりを眺めていたスワンさんは、理想の警察官の「ワケないね」と溜息まじりに首をふりますが……「ううん」ホンワカ笑顔で首を振り返すセンちゃん。
でも、次の再現「おまわりさん、お巡りさん……って言うんだよコレがー」には目を剥きます。セン役をホージーにやらせるのを見て、ついに止めに動いたセンちゃんですが、 マーフィー含む全員に『おまわりさん、お巡りさん』を合唱されてタジタジ。 最後は、スワンさんに顔を無理やり挟まれて「そ、そこは痛いヨ」なボスに皆が注目した所で、引き

絶体絶命を乗り越え生還した、センちゃんの推理は、これからもますます冴えるだろう。アリエナイザーの悪知恵を打ち破り、みんなを守れデカレンジャー。 戦え特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター

EDミニコーナは 理想の警察官(?)編
「何だこれは、もう一度やり直しだ!」カミナリと共にボスに書類突き返され「ヒッ、ごめんなさい」と身を縮めるバンを指差し「理想の警察官!」とニッコニコのウメコ。 ボスの席で寝こけるバンをたたき起こすホージー・テツ・ウメコを背景に「理想の警察官」微笑むジャスミン。 「やんねーよー」とウメコとケーキの取り合いするバンを「理想の警察官」とやる気なさそうに指差すホージー。 最後はマーフィーにお尻かまれて全員巻き込む大騒ぎのバンを、にこやかに示すテツ「これがセンさんの理想の警察官像です」
「違う、絶対違う」センちゃんは、壁際でふるふる泣いて明子姉ちゃん化。いい話から急転直下の自己パロディ。さすがだ。

次回予告 エピソード.42『スカル・トーキング』
ストーリーはスワンさんが地味ィ〜に活躍する『警視庁鑑識班2004』とか『科捜研の女』系知的サスペンス。だけどクリスマス前に訪れる地球の危機を救うため、道具立ても華やかに前後編のスペシャル版(多分)。 て、ホージーに妹ぉ?! バンとホージーの関係が変わっちゃうかもしれない……って、「な、相棒」「相棒って言うな」から、「な、兄き」「兄って言うな(職場では)」っスか?←違いますって。

スーパーヒーロータイムENDは、デカブレイクが担当
チェンジーンと、母親の仇=ジェニオを“光速拳ライトニングアッパー”で殴り飛ばした名場面後のコメントは 「マーベラス! 来週も活躍します。見ないなんてナンセンス」
……か、活躍するかなぁ。来週はブルーメインで絡むのは相棒レッドとゲストの妹。 クリスマス商戦が終るまではデカブレイクはスワットモードの添え物、もといサポート役に徹する宿命かと(6人目は関連商品少ないもんな)


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