×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。



特捜戦隊デカレンジャー エピソード.25『ウィットネス・グランマ』



もくじに戻る
エピソード.24 エピソード.26
アフォーの研究室(トップ)に戻る
8月8日
八がぞろ目で末広がりと、なにげに明るい日曜日。ソロバンの日でエアーキャップの日だったりするらしいけど、薬草(8/9)の日の前日は、センちゃんの推理ショーに酔い痴れちゃおう。
いってみようか、特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.25『ウィットネス・グランマ』
惑星バリアなんてものともせず、スターウォーズの戦艦みたいなアングルで大気圏突入してくる、怪重機から今週は始まりました。その怪重機の名はハンタージェット。ギガノイド第8番ジュピターのきぐるみリメイクなんて噂もあるけど気のせいさ〜 あはは、はは、は……(制作費ピンチなのかなぁ、DVD買って応援するから頑張ってくれぇ)。

「ポイント917の山林地帯に怪重機が飛来、全員直ちに出動だ」ボス(地球署最高責任者ドギー・クルーガー アヌビス星人)の指令に敬礼で答え、デカマシンで出動するデカレンジャー5人とオマケ1。 デカマシンロボとデカバイクロボで、ハンタージェットの前に立ちふさがります。 「宇宙警察だ、出身惑星と姓名を名乗れ」デカブルー(戸増宝児・ホージー)の職質に怪重機はだんまり。 「馬耳東風」デカレッド(赤座伴番・バン)が得意の四字熟語でコメントすれば、 「先輩、やりますか」ブレイスロットルが鳴ってそうな新入りデカブレイク(姶良鉄幹・テツ)があっさり賛同……この本部のエリートらしからぬノリ、完全に真下君化しています。

「やるっきゃないみたいだな」2体の警察ロボがファイティングポーズを取ったとたん、ハンタージェットは立ち止まり、糸が切れた人形のように_| ̄|○ のポーズ。 ピクリとも動かない怪重機に近寄ったデカバイクロボがサーチし結果を報告「完全に機能を停止している」。OP中に、ハンタージェットの四肢を鎖とペグで大地に固定し、幅3mはありそうな立ち入り禁止(KEEP OUT)テープでグルグル巻きにしたデカレンジャー御一行は、CM明け後コクピットに突入しましたが……

「あれ、おっかしいな。誰もいない」人影はなく周りの計器からは灯が消えてます。 「でも、コクピットから誰かが出た形跡なかったよ」デカピンク(胡堂小梅・ウメコ)の言葉が本当なら、これは密室消失事件?  「なんですかね、これは」デカブレイクが注目したのはシートの上の白い“フタ付き骨ツボ”みたいなモノ。 フタの開いた中身カラッポ、仏舎利も干菓子も入ってない壺のまわりで、デカレンジャーたちは雁首そろえて相談モードです。

命名名人デカイエロー(礼紋茉莉花・ジャスミン)が「魔法瓶?」と的確なあだ名をつけたなら、「コーヒーでも飲んでたのかな?」言葉だけに反応したピンクがオマぬな推理(注ぎ口がどこにある?)。 さすがにデカブレイクは冷静にブレイスロットルでパチリと写メール。そして 「アリエナイザーはまだ近くに居るはずだ、手分けして捜索しよう」『ロジャー』ブルーの指示で6人はコクピットを後にしました。

さて、そんな騒ぎがあった近くの森を散策する、オーバーオールの少女(演 近野成美)がいました。野花の前にしゃがみこんで年季の入った茶色いノートを広げ、 ニッコリしていた少女の耳に男性の苦しむ声が……。山小屋から出てきたポロシャツの男(佐藤賢一)がのどを押さえてもがく異様な光景を息を飲んで見つめる少女の口から「あっ」と驚きの声が漏れたと思ったら……少女の目が砂かけババアみたいなギョロ目に変化。 ギョロ目玉には男を苦しめている紫の気体が、口から体内に入っていくのがハッキリ見えていました「あれは……」男の声とは違う不気味な笑い声を響かせる紫の煙は、CGで描かれたスピリト星人ビョーイ(本体の時の声 塩野勝美)。 「見たな」気づかれたと身を翻して逃げだした少女を、アバレキラー並みのすごい速さで追ってくる男(ビョーイ)はまるで100kmババア。夏らしいアリエナイザーです。

清流にかかった一本橋を探索していた、本日の主役センちゃん(江成仙一・デカグリーン)が、いち早く少女の悲鳴に駆けつけます。 「たすけてー」お約束ながら少女にしがみ付かれるワケですが、ニヤけるヒマもなくカエル跳び男が空中から襲いかかってきました。 とっとと少女が繁みの方へ退避させた後、芝生に転がったセンちゃんと男は格闘になりましたが……人間離れした力で首をしめられセンちゃんピンチ。危機を救ったのはテツのドロップキックでした。「とりゃ」って声とポーズがムダにライダー系。

「こいつ、アリエナイザーか?」テツの疑問に「宇宙警察か」憎憎しげに実質上自白な捨てゼリフ残して繁みの向こうへ跳び去る男。 「待て」と追うテツに男を任せ、センは「大丈夫かい」と座り込んでいる少女の元へ。第2話から犯人より被害者……それも女性優先のセンらしい行動です(決してロリコンなワケでは……ないよね)。 程なくテツ一人が小走りで戻り「あーん、逃げられちゃいました」って……女の子なら可愛いセリフだけどねぇ。さすがのセンも女の子もどきは無視。 そんな時、SPライセンスにウメコからの緊急通信が入りました。「みんな、早く来て。男の人が倒れてるの」

ホージーとジャスミン、そしてテツとセンが駆けつけると、さっきのカエル跳び男が地面に仰向けに。そばでウメコが膝をついて、覗き込んでいます。 「ここに来たら倒れてたの……命に別状は無いみたい」良かったねテツ、仲間を助けるためのドロップキックが大事に至らなくて。
「ジャスミン、この男を調べてくれ」ホージーの依頼でジャスミンが接触テレパスを試みます。 手袋を脱いだ右手で男に触れたとたん「うっ」苦しそうにのけぞるジャスミン。「どうしたんだい」さり気無く支えるセンちゃん、他の男ども3人に比べて確実に良い思いしてます。デカレンワールドは優しくなくてはタラしの資格がない世界?

「邪悪な残留思念を感じたの。今はいないけど、アリエナイザーに取り付かれていたのかも」ジャスミンの説明を聞いて 「また抜け出して次の被害者を探しに行ったのか」なんてホージーが言うから、繁みの音一つにもビクつく一同。 怪談の効果音みたいに絶妙なタイミングで現れたのはバンでした。「怪重機を操っていたアリエナイザー、見当たらないぜ」

「……え、どしたの」厳しい5つの視線を浴びてバンがたじろいだ時…… 「いくら探してもムダよ」あの女の子が現れました。「きみは?」バンの質問に少女はギョロ目で耳が天頂で一本角になってるお婆ちゃん宇宙人の正体を現します。 あまりのギャップにSPシューターを向ける6人。 「なんじゃ、なんじゃ。地球人は可愛い少女には優しくて、宇宙人の婆さんだとわかると、これかい」センのSPシューターを杖でドツく婆さんのズケズケした物言いに、 銃を収めるセン。タラレバのないセンちゃんが警戒していないのを見て、婆さんには害意が無いんだと徐々に他のメンバーも銃口を下ろしてゆきます。

婆さんにカエル跳び男に追われていた事情を聞けば「この男がスピリト星人に取り付かれるところを見てしまったんじゃ」 とのお答え。「スピリト星人?」ウメコが首をかしげていると親切に解説までしてくれました。「ああ、地球人の目には見えない宇宙人じゃ……が、ワシは見ることができる」 男の様子を調べる婆さんに、そのスピリト星人を見つけ出すことが出来るのかとセンが聞けば立ち上がって溜息混じりに首を振る婆さん。 「いや、ワシはヤツを人間からいぶりだす方法を知っているだけじゃ。ワシはシンノー星人ハクタク。宇宙漢方の医者じゃ」

シンノー星人ハクタク(声 鈴木れい子)つまり神農で白沢(白澤)。 漢方薬をもたらした皇帝と、妖怪の生き字引な神獣……どっちもチャームポイントは角v 今週は解りやすいネーミングです。ちなみに愛知の白沢(シラサワ)ドラッグとタイアップ回というワケではなさそう。牛角と違ってカードプレゼントとかは無しか……残念。

「ハクタクさん、我々に協力してもらえすか?」センからの捜査協力依頼に、振り向くなり少女の姿になるハクタク 「大事にしてくれたら協力するわ。うふ」愛らしく小首を傾げようとも、その正体は婆さん宇宙人。地味なワリにナンパ成功率高いセンちゃんも乾いた笑いを浮かべるしかありません「ははは……はぁ」

さて、デカルームでは捜査会議中。テツが撮影した魔法瓶の3D画像を見ながら羽耳メカニック・スワンさん(白鳥スワン チーニョ星人)が解説です 「これはスピリト星人の操縦席よ。スピリト星人はガス状の生命体だから、こんな装置が必要なの」 その説明を引き継いでボスが今回の犯人について通達です 「スピリト星人ビョーイ、スピリト星人は普通人間に乗り移る事は無いが、こいつだけは別だ。様々な宇宙人に乗り移って、犯罪を繰り返している」
「ハクタクさん、ビョーイをいぶりだす方法があるって言ってたよね」「その方法って何だ」ウメコとバンのお莫迦暖色コンビの言葉に、腕組みを解くボス
「セン、早速聞き出してくれ」「ロジャー」

というわけで「ハクタクさん、ちょっと聞きたいことがあるんです。さっき言ってたビョーイを燻り出す方法って?」ゲストルームにしては狭い一室のベッドに寝そべって、 薬草ノート見てるハクタク老婆体に、センが質問。だけどアカンベして 「教えてやらんのじゃ」と背を向けるハクタク。どうしてと食い下がると「お前たちが信用ならんからじゃ」ハクタクは立ち上がりセンにチクチクいやみです。 「大体お前たち地球人は、外見で物事を判断しすぎる」 少女の姿で微笑みセンをにんまりさせ「可愛い子には甘い顔をして」老婆に戻ってイケズな一言「宇宙人だと疑いおる」

ケンもホロロな態度で窓際に立つハクタク。青空にキラッと光る光線に気づいたセンが「危ない」と老婆を押し倒すと同時にガラス窓が粉々に。「なんじゃ」きょとんとするハクタクに比べ「まさか」とセンの顔はこわばってます。 「デカベースで狙われた。信じたくないけど、仲間の誰かにビョーイが乗り移ってる」 マシンブルにハクタクを乗せてデカベースから避難するセンは「一体誰が」呟きながら森でのことを回想です。

テツは乗り移られた男を追いかけていった、ウメコは最初に倒れている男を発見した。 ジャスミンにも、接触テレパス時乗り移ったのかもしれない。バンは最後に駆けつけたから乗り移られる機会はあったはず。 ホージーは前科がある、宇宙人に狙われる体質かも「わからない」……って、ニセホージーな19話のせいで乗っ取り型宇宙人に弱いと疑われ続けるエリートで副署長(?)なホージー、可哀想……。 大体、マシンブル(パトカー)の横腹に怪しい丸いものがついているのに気づかない、センや整備班はホージーに負けず劣らず、マズ〜くないスか?

一方、どこの配管設備だか知りませんが、死の商人アブレラさんは薄暗いパイプだらけの縦坑でクライアントからの秘密の依頼を受信中。 「ああ、追跡装置は有効に働いている。要請どおりシンノー星人を抹殺する」 マントをバサッと翻してカッコつけてますが……後から思うとベートニンの回に続いてリスキーな商談です。地球署からの通信って記録を取られていないんでしょうか。それとも公衆電話からの依頼かな。

「とにかく、誰に乗り移っているかわかるまで、どこかに身を隠さないと」 マシンブルを操るセンちゃんたちはいつしか郊外の砕石場に差し掛かっていました。未来の科学じゃない人工衛星でも発見されそうな場所です。ていうか見るからに火薬やガソリン臭がぷんぷんな危険地帯なんですけど〜。 「この近くにワシの隠れ家がある、あそこなら誰も知らん」ハクタクが言い終わると同時に、車の行く手にナパーム爆発。マシンブルは脱輪し、二人は徒歩で逃げるハメになりました。「しまったいつの間に」「なんじゃ、それは」そしてやっと発信装置に気づく二人、にぶ過ぎです。 ところでマシンブルのナンバープレートは『S.P.D B-02』なんですねぇ。外交官ナンバーならぬ宇宙警察ナンバーかな?

お約束ながら採石場にはアーナロイド(戦闘員梅)が大量出現。 「ハクタクさん逃げて」センはマルタイを逃がし生身で戦闘態勢。そんなセンちゃんにハクタクはブルドーザーの陰からエールを送ります「任せたよ」 で、センの生身戦闘……遠景では足技主体でド派手に立ち回りしてますが、アップはパンチ主体なのがちょっと可愛い。まぁ、野郎がアップで足上げてもウメコやジャスミンのときみたいに視聴率には繋がらないもんな……男優には無理させないのが吉か。

とまぁ、ゴチャゴチャ戦ってるうちに、 センちゃんの目の前に炸裂する銀星(ぎんぼし……セーラームーン東映公式バクハツいろいろ特集って役に立つなぁ、特撮トリビアのネタとして) 今週は援軍にバーツロイド(戦闘員竹)3体が出現です。一体が銃、残り2体がハサミ状の刃物もち。このピンチにセンはデカグリーンにチェンジ。 変身するとデカメタルを転送するデカベースに居所の座標がバレるような……ま、そんな事より、バーツロイドの一体が色っぽい体つきでうめき声が女性だった事が……萌える。

独りで獅子奮迅のデカグリーンはディーロッドを手に、釣り状態でアーナロイドをバッタバッタと打ち据えて、バーツ2体を相打ちすれすれになりながら倒します。 しかしそこへさらに強力な敵の援軍「イガイガくんっ」背後から登場したイーガロイド(戦闘員松)が剣でグリーンを斬り付けます。

イーガの左手の銃に撃たれて崖からハイフォールしちゃったデカグリーンは素早く体勢立て直し、追って前転飛び降りして来たイーガを空中で迎撃です。互いにダメージを受けて弾かれた両者は、駆け寄ってのロッドと剣の足技の応酬となり、互いに渾身の力で突きあって相打ちに?  チェンジが解けて倒れるグリーン。「センちゃん!」崖の上から叫ぶハクタク。爆発するイーガロイド。って……ありゃ、イーガってば弱体化してるかも。声がゾロじゃないから、ハードはともかく別AIというか別ソフト?

センちゃんが気づいたのは、夕日が差し込むベッドの上。まるで刑事物みたい(?)な口笛が、切なく響くハクタクの秘密基地っぽい洞窟でした。 「酷い傷じゃ」ハクタクが手当てしていますが……上半身裸のセンちゃん、意外や男メンバーの中で一番の肉体派だったって事かぁ。 「修行が足りんから、あんなやつらにやられるんじゃ」憎まれ口叩きながら医者(外科医?)を呼びに行こうとするハクタクをセンちゃんは呼び止めます 「ダメだ、医者に連絡したらこの場所が宇宙警察に伝わってしまう。そしたらビョーイが」 命に関わる傷じゃと言われても「俺は大丈夫、ハクタクさんの方が」とマルタイ第一のセンちゃんはハクタクを案じながら気絶です。その健気さにハクタクも地球人、というよりセンを見直したらしく決意の眼差し……

そしてデカルームではセンの同僚たちが二人を案じて夜を明かしてました。 「センちゃん一体どうしちゃったんだ」イラつくホージー。ジャスミンは腕組みです「たいせつな目撃者、連れ出すなんて」 そしてウメコが核心に触れる爆弾発言「まさかセンさん、ビョーイに乗っ取られてる?」 「お前、仲間を疑ってんのかよ」そんなウメコにバンが噛み付き、「どうします」テツはボスに指示を仰ぎます。 「センのことだ、何か考えがあるに違いない。いずれにせよ、切り札はセンだ」いやぁ、それぞれのセンちゃんの呼び方とスタンスが解って興味深いシーンです。

ハクタクのギョロ目に見守られ、朝日の中で目覚めたセンの額には濡れタオル……雑巾や書類と頭に白いものを乗せたがるセンちゃんですが、マトモな白いものはこれが初かも。 「熱も引いたようじゃ」立ち上がるハクタクに看病してくれた礼を言えば 「勘違いするな、ワシを守ってくれんと困るからじゃよ」と相変わらずの憎まれ口、でも口調はソフトです。 「どこへいくんです? ハクタクさん」センの質問に、杖をついて外出準備のハクタクは素直に 「実は地球に来たのもヤツをいぶりだす薬草があるのを突き止めたからじゃ」とノートを広げアネモネによく似た植物のスケッチとアブレラが使ってるのと同じ宇宙共通語(?)の記述に埋まったページを見せてくれました。 「その薬草はこの近くにあるはずなのじゃ」

ハクタクは、薬草探しについて来ようとするセンを、今の状態じゃ足手まといになるだけとベッドに押し戻し「ホレ、この薬を飲んで寝ておけ」 咳き込むセンの枕元に紫の薬置いて出て行きました。 看護人の目がなくなったとたん、センはビョーイに乗り移られた仲間を推理しようと、怪我おして壁際でシンキングポーズ(逆立ち)。 その目が紫の小瓶に止まります「薬……よしそれだ、その方法だ」

名探偵、洞窟に仲間を集めて「さて」……もとい「こっちだよ」といい。仲間たち5人を呼び寄せたセンちゃんはローソクに照らされたテーブルの周りにみんなを集めます。 「センちゃん、なぜ姿を隠したの?」「やっぱりビョーイに乗り移られているの?」口々に質問する同僚たちに 「うん、俺じゃない。この中に乗り移られている人間がいる」と穏やかに犯人指名の始まり始まり。 といっても、2時間サスペンスだったグリーン・ミステリーとは違い、しっとりとした京極堂シリーズのノリです。目的は“憑き物落し”だもんね。

「なんだって」単純バンが声を上げる横で「可能性、あり」とジャスミンは冷静。 「またホージーさんだったりして」無責任なウメコの発言に、実はセンちゃんにも同様の理由で疑われていたホージーが目を剥きます「なに!」 その辺りの内輪事情を知らないテツはさらに無責任発言「じゃ、どうします? いっせのせで怪しいやつを指差しますか?」 ホージー以外の4人が指を立てるのを見て「あ、大丈夫。見分ける方法があるんだ」センは 薬箪笥の中から干した果物というか、ピーナツ入りアラレみたいな丸薬を盛った丼を出してきました。「ハクタクさんが、乗り移られているかどうか判断できる薬を、調合してくれたんだ」

「ほんとに」疑わしそうなテツに微笑み 「この薬を飲むと激しいクシャミが出る。苦しいけど死ぬほどじゃない。でもビョーイに乗り移られている人間はクシャミが出ないんだ。みんな、飲んでくれるよね?」 淡々と解説するセンちゃん。宇宙漢方の権威の隠れ家という薬臭そうな環境と薄暗さが説得力を2倍増し。 「もちろん、マズは俺が飲むよ」みんなが注目する前で丸薬を口にしたセンちゃんは、程なくしてクシャミを連発しはじめます。そりゃもうハクション大魔王がいたら壺の出入りだけで過労になっちゃうくらい。

「コレを飲めば、証明できるんだな」まず猪突猛進のバンが手を伸ばし、残るみんなも丸薬を食べ……『ん』 沈黙が広がる中、突然、くしゃみを連発しだすバン。怪訝そうな他のメンバーに向かって「なに? みんな乗り移られているのか?」とくしゃみの間に問いかけて、ふと気がつけばクシャミをしているのはバンだけ…… 「ふむ、ビョーイが乗り移っているのはバンだね」ビシッとセンちゃんが指差します。

「どういうことだ」エリートゆえにトリックに弱いホージーの質問にセンちゃんが種明かし 「これはただのビタミン剤さ。飲んだってクシャミなんか出るわけ無いんだ」いや、ビタミン剤でアレルギー起こす人は希にいるんだけど……なんて事を特キョウのテツも指摘することなく大絶賛「なるほどっ、センさんって頭いい!」 指差されたバンは「っの〜、ばれたかぁ〜」テーブルひっくり返し、ろうそくが消えた闇の中で、取り押さえようとするみんなを跳ね飛ばす大暴れ。 テツを投げ、センの首絞め上げます。今度のピンチを救ったのは背中に命中したハクタクの杖アタック「お前が狙っておるのは、このワシじゃろう」

マルタイなのに警官を守るため、犯人を挑発して逃げるハクタク。追いかけるバン(ビョーイ)は舞空術までやってのけるハイパーぶりです……クレーンを郊外に持ち出したなら、とことん吊りまくり、とか?  捕らえたハクタクを木の幹に押し付けて締め上げるバンを見て、チェンジする6人。これでハクタクに何かあったら、みんな始末書で済むかどうか(そしてバンは地獄の筋肉痛?)。 今度はグリーンがドロップキックをバンに食らわせて、ハクタクの危機を救って、ちょっぴり汚名返上。 しかし「やめるんだ、バン」と呼びかけても「うるせー!」と聞く耳持たない……のはいつもの事だけど、今週のバンはラリアット喰らっても止まりません。 ブルーとブレイクを殴り倒し、イエローとピンクを張り倒し、グリーンの首をまたまたギュ。センだけでなく、バンの生身戦闘までやるとは……むしろセンちゃんより顔出しアクションのカット数、多くない?

「ワシはここじゃよ」またまたヒナを救う親鳥の偽傷行為みたいなハクタクのお陰で、生命の危機を脱したグリーンですが、行きがけの駄賃とバンに膝蹴り食らわされて……傷開いてないといいんだけど。
きぐるみ制作費節約の究極の手段は、再生怪人より生身の役者の怪人役。いやあ、今週のバンはまさにそれ。 なんとか追いすがるグリーンを投げ、身を沈めてピンクとイエローの攻撃をかわし、取り押さえようと両腕を捕らえたブルーとブレイクを振り回し、 正面から来たイエローを捕まったまま蹴りで撃退、さらにブルーとブレイクを川へポンポン投げ飛ばす怪力振りを披露。 ブルーは二度目、ブレイクは初の水落ち。大雨の直後か川が泥っぽいのに……白いスーツなのに、初の水落ちが泥水とはご愁傷様です。

足止め効果は3枚のお札以下だったデカレンジャーたちを振り切って、 バンは川面を走って渡り、か弱い(?)お婆ちゃん宇宙人ハクタクに飛びかかります。バンの肉体を慮ってディーナックルすら使わない5人を弱いとは言えませんが……こんな時こそ幻覚による撹乱効果、ミラージュディメンションの出番かと(イエローの消耗が激しいからダメなのか?)。 ハクタクを盾にしたバンと対峙するグリーン、このままこう着状態と思いきや……

「今じゃ、センちゃん! あの草を撃つんじゃ」ハクタクが指差す先には、リボンフラワーっぽい草が「あれは」はっとしてグリーンはディーショットで草むらを燻らせます。 「へっははっ、狙いが外れてるぞ!」悪役笑いのバンはあたりに立ちこめる煙に包まれると不意に苦しみはじめ「……う。なんだコレは、まさかっ」 ハクタクを離し……その口から紫色のガス生命体(見えてるのはハクタクだけ)がもくもく……ビョーイが飛んで逃げる様がなんだかデズモゾーリャ風味。そう考えると、バンの空中殺法はハリケンレッドじゃなくてアバレキラーへのオマージュ?

「ハクタクさん、ついに見つけたんですね」駆け寄るグリーンに得意げなハクタク「スピリト星人を燻り出す薬草じゃ」 他のメンバーは倒れたバンに駆け寄ります。「大丈夫か、バンしっかりしろ」ブルーの声に意識を取り戻したバンの「ゴメン相棒」っていつもの口癖に「相棒っていうな」いつもの返事が日常回復を実感させます。 「あー、苦しかった。あいつ、俺のこと思うままに操りやがって」もう回復したらしいバンのタフさは評価しますが……きっと逆行催眠かけてもアブレラにドロイド(戦闘員)発注した事だけは思い出さないんだろうな。 それはともかく「何をやっとるんじゃ、逃げられるぞ」ハクタクに尻叩かれてデカレンジャーたちは見えない犯人の追跡開始。

時遅く、ビョーイはとっとと骨壷みたいな魔法瓶の中へスポン。コクピットにランプが灯りハンタージェットは鋲を抜いて立ち上がっちゃいます。 駆けつけたデカレンジャーをビーム攻撃する怪重機。6人の周りにはド派手なナパーム爆発です。 「スワンさん、お願いします」今週の主役グリーンが大きい相手には大きいロボとSPライセンスで出動要請 「任せといて、デカマシン、デカバイク。発進」スワンさんのレバー操作で発進したマシンたちの背景はともかく、 乗り込み合体変形が森林地区のハズなのに都会背景なのは……気にしちゃいけません(バンク作るにも人手と金が要るもんなあ)。

「喰らえ、ビョーイ」まずは初動の早いデカバイクが反撃の銃撃。その弾幕に守られてデカレンジャーロボが合体完了。 シグナルキャノンの攻撃も受けた怪重機は「こうなれば出直しだ」ジェットで飛んで逃走はかります。 「逃がすか」ここはオモチャも売り出し中のライディングデカレンジャーロボが追跡。相手が空を飛ぼうが追いついちゃう強引さがアッパレです。

ハンタージェットが空中から撃ってくるビームを左右に避けながら、ライディングデカレンジャーロボは正確な銃撃で怪重機を撃墜。 シグナルキャノンの連射はコクピットにも当たったらしく、魔法瓶がパッカリ開き、漏れでた紫のガスに浮いた目玉の焦りっぷりが、なかなかお見事。こんなCGでも金がかかってたりするんだろうなぁ。 「特捜変形デカバイクロボ!」というわけで、アバンタイトルでも披露した2体のロボの揃い踏み再び。 ハンタージェットは3本の剣と格闘するはめになり、手数の差かスリーブソードのクロスアタックで倒れちゃいました。

「スピット星人ビョーイ、48の惑星において住民に乗り移り、破壊の限りを尽くした罪でジャッジメント」 グリーンの依頼で宇宙最高裁判所が出した判決はデリート許可。 目玉きょろきょろのビョーイとハンタージェットにトドメを刺したのは、やっぱり売り出し中のデカバイクロボが放つ ソードトルネード。ガス生命体が斬撃で死ぬのか? とか、爆発で吹き飛んだ後、再統合とかしないの? って点は尺の問題もあるので考えない方向で。 「これにて一件コンプリート、この世に解けない謎は無い」決め技は譲っても、決めゼリフは辛うじてセンちゃんで締めでした。

川原で水を眺めながら佇む少女の下へ駆け寄るセンたち。 「ハクタクさん、本当にありがとうございました」頭を下げるセンちゃんに優しく寂しげな笑みを向ける少女 「御礼をしなきゃならないのは、こっちです。この年になるまで宇宙を旅して、薬草を探し続けて、こんな私に命をかけてくれたのはセンちゃんが初めてでした」 過去形な物言いに別れを予感しセンの声も神妙です「また、これから宇宙へ」 「ええ、薬草を探しての当てのない旅です。これはせめてもの御礼です」 ハート型の玉造りの緑の小箱を渡されたセンは「開けてみてもいいですか」「ええ」おみやげ物屋にありがちな市販品と油断して、疑うことなくパカ。

玉手箱よろしくドカーンと吹き上がる白い煙。煙が晴れるとセンちゃんは老人体になってました。 『ええっ!?』仲間の驚く声と、口元の白鬚の感触に異常を悟ったセンちゃんは「よっこらせ」と水鏡を覗き込み「うげ」 固まるセンとは対照的に狂喜するハクタク「フふぇふぇふぇふぇ、やったのじゃ」老婆体でセンの腕を取り「これでワシらは似合いのカップルなのじゃ、んふ」 金婚式カップルみたいにピト。「う〜、戻せ、いや戻してください、お願いしますよ〜」センの哀願を無視して「セ〜ンちゃんv」とデレデレモードのハクタクと、 仲間の老化にもたじろがず、似合いだとはやし立てる一同で今週は引き。

デカレンジャーとデカブレイクの活躍で、人類は破滅の危機から救われた。これからもその頭脳で地球の危機を救ってくれセンちゃん。 戦え特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター

エンディングミニコーナー 今週は「それでセンちゃんは?」編
鉄工所のテーブルに置いた小箱を見つめながら、SPDロゴ入り湯飲みを両手で包み込みまったりしているセンちゃん「ふぅ、このまま戻らないのかなぁ、ワシ」 テツと共にコーヒーカップを傾けるスワンさんは「い〜じゃない、ロマンスグレイも」本気とも冗談ともつかない、いつもの口調です。 不意に「いっひ」小箱からハクタクの笑い声とともに白い煙が立ち昇り「あ、戻った」センちゃんは20そこそこの若さを取り戻し、次回からの特殊メイクとクレンジングを見事回避してめでたしめでたし。 「惜しいわね〜 似合ってたのに」ってスワンさん、貴女もしかして……老け趣味が?

次回予告 エピソード.26『クール・パッション』
「俺はしぶといんだ、宇宙一な」 なぜか宇宙人とショー・バトルしているホージー。来週は特キョウ・テツとタッグを組んでの潜入捜査編でしょうか。 新ロボネタバレよりも潔よくシャツを破り捨て、センちゃんに続いて胸板を披露するホージー。一日500回の腕立て&腹筋が役に……立ったかな。

感想が遅れて申し訳ありませんでした。お盆のあれこれ前倒しといった野暮用があったのもさることながら、 うっかりデカレンジャーのDVD Vol.1を購入しちゃって、映像特典から本編まで舐めるように見ること……計4回目。  いやぁ、ズッポリはまって抜け出せずこの事態に……。

あ、DVDの方はエピソード1〜4と映像特典。制作発表とデカトーク(座談会)に番宣、ノンクレジットOPEDと盛りだくさん。 いやぁ、ボスと話す時の視線の話とか撮影現場のこぼれ話で盛り上がる5人がメッチャ楽しそうでした。買って良かった〜
そして、関西弁で話し込む石野真子(スワンさん)&林剛史(デカブルー)の兵庫県コンビの事を妄想しだすと止まりません。ボスを始めみんなの嫉妬を買わないよう程ほどにねv


もくじに戻る
エピソード.24 エピソード.26
アフォーの研究室(トップ)に戻る