特捜戦隊デカレンジャー エピソード.22『フルスロッ トル・エリート』



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7月18日
暑さと東京ドームシティのCMで、休日朝にダブルパンチ。1ラウンドKO……ってワケでもないけれど、何だかんだで遅れちゃってたこの日記、今更ながら書かせていただきます。 夏休み最初の日曜は、宿題の前にテレビの前に勢ぞろい、いってみようか特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.22『フルスロットル・エリート』
先週のあらすじ……むっちゃ凶悪なアリエナイザー(異星人犯罪者)ヘルズ3兄弟の先遣隊、ボンゴブリンとサキュバスを追い詰めるまでと、 長兄ブリッツ到着で形勢逆転、デカレンジャー+デカマスター……正義のヒーロー6人揃って「うわ〜」なシーンから始まりです。

「正義を恐怖でズタズタにしてやる」見下すブリッツに「うるせー!」なんて口答えしたデカレッド(バン・赤座伴番)に雷形の剣が迫った時、 寸前で止めたのはデカマスター(ボス・アヌビス星人ドギー=クルーガー)のディーソードベガ。切り結ぶも押され気味の犬署長が胴薙ぎされちゃったかも……って太刀筋が切り裂いて始まるOPにドキドキです。

どうやら寸前で間合を取ったらしく、CM明けは互いに駆け寄り、体をクルクルさせながらの長剣の打ち合い……「ボス!」押されぎみの上司を助けようとする デカイエロー(ジャスミン・礼紋茉莉花)たちを、ボンゴブリンとサキュバスが挟み撃ち。男3人はムキムキ次兄ボンゴブリン担当、デカピンク(ウメコ・胡堂小梅)たち女性2人はサキュバス担当です。

「あんたの顔を恐怖で歪ませてやる」それ想像するとゾクゾクすると哂うサキュバスに、「そんな事!」ディースティックを手に同時攻撃を仕掛けるイエローとピンク。 だけどギザギザダガー2刀流で2人の攻撃はいなされて、続いて長い足で蹴られてます。マスクかぶった後のサキュバスはスピードもキックの高さも2割増しで超華麗。胴回りまで2割り増しなのは……見なかった事にいたしませう。

一方、デカブルー(ホージー・戸増宝児)とデカグリーン(センちゃん・江成仙一)もディーロッドでボンゴブリンと戦ってますが、同時にパンチ食らって転げてます。 続いてレッドの2丁拳銃(ディーマグナム)連射。だけど盾にしていたブッとい腕をボンゴブリンが解くと、足元に赤がね色の弾がパラパラパラ
「そんなもの〜、オラには効かないよ〜」宇宙にも悪魔の実の能力者が!?

打つ手なしかと思ったら、突進するボンゴブリンはズッ転コロリン。 「誰だ、こんな所に弾落としたのは!」「お前だろ」「え、なんと?」ステキなボケにブルーのナイス突っ込み。そのお礼に脳天に一撃喰らって殴り倒されるブルーがいと哀れ。 レッドどグリーンもなぎ倒しボンゴブリンは勝ち誇ります。

デカマスターにもダメージがたまり、「せいぜい後悔しな、この私の仲間にならなかったことをね」イエローはサキュバスに喉笛つかまれて、助けに来て蹴られたピンク共々地面に叩きつけられてます。 「ジャスミン!」デカマスターの気がそれたとき、3兄弟の3種類の必殺攻撃が、3グループに分断されてたデカレンジャーたちに同時ヒット。 ガソリン爆発背景にド派手にトランポリンジャンプ……もとい、戦闘員みたいな派手なやられ方で地に這いつくばる6人の正義の戦士たち。

地球を恐怖のバラダイスにと、宣言するブリッツは「歯向かってもムダだって事を愚民どもに教えてやるんだな」とクールに背を向けます。 トドメを刺さないのかといぶかる弟に「熟成した恐怖の方がはるかに美味い」と説明「食べごろになったらまた来てやる」サキュバスの笑みとともにいずこかへ……この余裕と詰めの甘さが大物悪役らしくて素敵です。

さらに無機質な三角塔を「アールムフェームアーゲンタム……」魔方陣と呪文でビフォーアフター。目玉意匠が特徴的な白亜の宮殿に大改造です。 作業工程が某エルリック兄弟なのは気のせい気のせい。 デカレンジャー初の悪の本拠地は歯車の音が特徴的な時計塔風。スモークたなびく玉座の間にはオブジェつきの飾り柱が林立し……採光と熱効率、そして間取りも最悪……匠の仕事じゃねーなぁ。

ヘルズ邸が迎えた最初のお客様は、アーナロイド(メカ人間=戦闘員梅)とバーツロイドの元(戦闘員竹)を納品に来た死の商人アブレラさん。 よく恐れずに来たと褒めるブリッツに「来なければ強引にむしり取る、それがお前たちだろう?」笑いを含んだ声のアブレラは、代金踏み倒されてもダンディを崩しません。 宇宙警察を侮っているのかと問い返し「侮っちゃいねぇ。冷静に見くびってるだけだ」と言う答えに「それでは、今回は香典代わりということにしといてやる」と皮肉なお返事。 「祝杯がわりだろう?」と笑うブリッツにグッドラックの指サインして……アブレラさんの今週の出番は終了。去り際の、マント捌きとか真似したくなるカッコよさ。

「野郎ども、この星を地獄の星にするぞ! 恐怖に歪む顔が俺たちの最大のエネルギーだ」どこぞのゾーマみたいな演説をぶつブリッツですが、実際に出撃したのは超高層ビルを愛するボンゴブリン。といっても眺めたりデータを集めてビルを愛でる某ライダー役者とは違って、 食べて楽しむのがボンゴブリン流。ホムンクルスなグラトニー風に、まずは一本完食です。

一方、デカベースでは羽耳メカニック・スワンさん(チーニョ星人 白鳥スワン)が先週ボロボロにされたデカレンジャーロボを修理中「しかし、やられたもんだわね〜」サングラス型のディスプレイに次々表示されるグラフや数値に溜息吐息。 「予想を遥かに超えた強さだ……」敗北の衝撃もさめやらないデカルームではボスを中心に深刻な捜査会議が進行中。 目をつけた星を全て滅ぼし100人以上のスペシャルポリスを殉職させてきたヘルズ3兄弟。統計上勝てる確率は0%と冷静に分析するセンちゃんに対し 「正義は絶対勝つんだ!」と一人元気なバン。なんと普段冷静なジャスミンが「バンに賛成、いくべし!」と賛同し、表面クール実は熱血のホージーも立ち上がります。 さらにセンちゃんウメコまでもが「行きますか、ドカーンと!」

その時、宇宙警察本部から署長に通信が入りました。「久しぶりだな、クルーガー」 画面に映ったのは通称“長官”こと宇宙警察本部長官ヌマ・O(声 岸尾一彦)、カラフルな鷹顔のホルス星人……猛禽類みたいな顔は人相学的にはアレですが宇宙警察幹部のコート着てると福々しく見えちゃうのが不思議(紅白の頬羽のせい?)。 胸にピシッと手を当てて敬礼するご一同。 ところで、銀河系中枢の重要ポストっぽい連中が、名前容姿ともどもエジプト神話風味なのは、スターゲイトと何か関係が?

ヘルズ3兄弟が侵入したとの地球からの報告を受け、今の戦力では特別対策本部が設置されてる凶悪犯には苦戦するだろうと、特キョウ(ヤツらを倒すスキルを身につけたスペシャリスト)1名派遣したとの通達です。 ここで白いSPD制服着た色んな顔の宇宙人たちが、どこぞの体育館で体術の型をやってるのを背景に、特キョウ=特別指定凶悪犯対策捜査官の通称だとナレーターが解説。

ヌマ・Oの手元で15年の経験か積んだ地球出身の特キョウに、期待がたかまるデカレンジャーたち。 まだ到着してもいないのにイケイケムードでデカビーグルを駆り、ボンゴブリンのお食事所、ポイント532へ向かいます。 そこへ「デカレンジャーの皆さん、現在の状況を教えてください」何だか線の細い男声の通信が……「どちらさま?」ジャスミンの質問に特キョウの者だと名乗る音声onlyの相手に 「あ〜、お先に出動してます!……正義は絶対勝ぁ〜つ!」いきなり馴れ馴れしいバン。「正義は……勝つ?」戸惑い勝ちの特キョウさん、待っててくださいと頼んで通信を切りました。

さて、ビル大好きなのに方向音痴なのか近眼なのか、港湾地帯にやってきちゃったボンゴブリン。第1話でレッドがタンク駆け下りやってのけたのを懐かしく思い出すロケ地です。同時にアバレンジャーやライダーや、セーラームーンにはみだし刑事の思い出も……。 ってゆーかー食うの休むなよ。今ならビルの10本や20本食っても、東京ウォールに風穴開けてヒートアイランド現象緩和に役立ったと密かに感謝されちゃう、かも。

海を見ながらビルの品定め。眼科を紹介したくなるボンゴブリンの前にデカレンジャー5人が駆けつけます「こいつ一人なら何とかなる、一気に行こうぜ!」 初撃を左右に転がってかわしたレッドとブルーが背後を取り、グリーンとイエローが蹴り負けている隙にツインキック。 だけど腕の一振りでなぎ払われて、トドメの一撃のはずのピンクの攻撃はパンチで撃墜。フォーメーション失敗で、投げ飛ばされたピンクに仲間たちが駆け寄ります。 「バーカ、お前らの攻撃はオラには効かないって忘れたワケ?」

同じ手は使わないと、一同はディーナックルとロッド&スティックを組み合わせて銃撃戦に切り替えます。その弾幕をものともせず白煙の中から放たれた“ぼよよ〜んキック”で、一番火力の強いレッドが脱落。 男2名が挑みましたが歯が立たず、ブルーなんか“ぼよよんタックル”で海に落とされちゃう始末です(この人、前作でキラーとして同じ海に落ちてませんでしたか?)。 女性二人のロッド攻撃も効かず、ぼよよんパンチで仲良くすっ飛んでます。「やっははははは」やっぱりワンピ……ゲフン、どこかで聞いたよーな笑い声のボンゴブリンに、 海から飛び出したブルーが不意をついた射撃でやっと有効打です(これ、釣り演技とシブキをCG合成? ま、まさか足から飛び込んで逆回し!?)。

ココからが本番と気を引き締める4色の戦士。……1色足りません。
「あれ、センちゃんは?」なんとグリーンはチェンジ状態初のシンキングポーズ=逆立ち中。 「そうだ! みんな、口の中」体の表面と違って跳ね返さないはずと思いついた作戦伝授です。って大声で言うから警戒して口を押さえるボンゴブリン。 そこは何者をもペースに巻き込まずには置かない天然流ネゴシエーター・ピンクの出番「はぁ〜い、ボンゴブリンv」無邪気に手を降る彼女に釣られて「はぁ〜い」思わず手を振り返すボンゴブリン。 その口に、イエローがゼニボムを投げ込んで閉じられなくしちゃいました。てゆーか、アーナロイドくらい軽く吹き飛ばす小型爆弾を2発も口中で炸裂させて平気なあたり、粘膜もかなりタフなんじゃ?

すかさずキーボーンを投げるデカレッド。ロボット警察犬マーフィーをディーバズーカに変形させ、ボンゴブリンの口を狙います。 でも時間はまだ7時43分、10分以上早すぎます。近くの屋上から見物しているブリッツとサキュバスも弟の身の上を心配することなく、めちゃくちゃ余裕の含み笑い。

「ターゲット・ロック!」センターのレッドが叫んだ時にSPライセンスに着信です「あ、特キョウさん、ボンゴブリンにトドメ刺すとこッス」問われるままの状況説明に「待っててくださいと言ったのに……余計な事をしないでください」苦ムシ噛み潰したような口調のお返事が……。 レッドが理由を聞いても説明しているヒマが無いと言いつつ(その間に説明できるだろうに)何か言いかけて……ボンゴブリンが突っ込んできて通信中断。 4人をなぎ倒すボンゴブリン。その口中に至近距離から「トドメだ!」レッド一人でディーバズーカぶっ放しです。 撃たれたボンゴブリンも、反動ですっ転ぶレッドも、やたら勢いのいい後ずさりっぷり。

「あ〜あ、やっちゃった。バカねー」風になびく御髪が美しいサキュバスのコメント直後、浚渫(しゅんせつ)用クレーンにぶつかって止まったボンゴブリンを青い稲妻が包みます。 「なんて事するんだー! のどチンコ撃ったら巨大化しちゃうだろ〜 巨大化は後で全身コリコリになるから嫌なんだよ〜」言ってる間に巨大化です。 「まさか、巨大化させちゃってないでしょうね?」特キョウの通信に、なぜ教えてくれなかったと悪態つきつつ「このゴリラ野郎!」ヤケになってディーバズーカ連射するデカレッド。 ちなみに巨大戦用デカマシンは修理中で出動不能。

「前にもあったよねぇ、バカなスペシャルポリスの浅知恵でこんな展開」ラデーカ星もキズル星もこれで一気に滅んだと、のん気にコメントしながら、結果を最後まで見届けずブリッツとサキュバスはどこかの公園へ行っちゃいます。 ボンゴブリンが口から吐く緑のエネルギー弾で、炎背景の華麗な吹っ飛び第2幕を披露しちゃうデカレンジャー。この危機にボスの指示でスワンさんはデカベースロボを特捜起動。 ボスのチェンジシーンを見せつつデカルームを操縦席へと回り舞台式に変更です。時間が押しているせいか乗り込みシーンカットして一気に6人並ぶコクピット。

「へへへ〜んだ、デっカきゃいいってモンじゃないだろう」見上げるボンゴブリンは、ぼよよんと身軽にジャンブ攻撃。パワーと火力はあっても小回りの効かないデカベースロボはフトコロに飛び込まれて、いいように遊ばれてます。 「後ろだ!」ってデカマスターが指示しても、方向転換前に緑の光弾の良い標的に。「もうどうしようもないの?」「そんな筈ない!」「そうだ、正義は絶対勝つんだ!」それでもメゲない暖色系トリオが叫んでいたら……「またそんな、ナンセンスな事言ってないでどいてください」通信機からは聞き慣れない冷静な声。

「そこのロボットさん、邪魔です!」背後から近づくサイレンに、デカベースロボが軽いおじぎ(伏せたり道を開けるほど動けないから)をしたら、その背中と後頭部をジャンプ台に躍り出るデカバイク(巨大白バイ?)。 「特捜変形、ビルドフアップ・デカバイクロボ!」ウィリーから後輪で立ち上がり、変形完了するニューロボット。叫びにドスが足りないと思うのは去年の濁点叫び白に慣れすぎたせいでしょうか。あと、デザイン的にパトレイバー度60%増し。

「このオラに勝てると思ってんの〜」余裕でジャンプパンチのボンゴブリンですが、硬い装甲にはばまれて逆にショルダーアタック喰らっちゃいます。 その程度かとデカバイクロボが手の甲から出したのは二刀流ダガー・スリーブソード(って聞こえる……袖に隠した暗器かな?)。 キーン走りで詰め寄って切りつけた後「ソニックブーム!」なんと剣圧で横方向の渦を作り、ボンゴブリンを空気投げ!(もしくは真空切り)。

「スゲー」デカベースロボで呆然状態のレッドの目前で「バイザーオン!」赤いバイザー下ろしドライビンクモード(下半身だけバイク)になって腹ばい状態で突っ走り、パトエネルギー全開フルチャージ。 道路沿いのビルが切られやしないかとドキドキの必殺技『ソードトルネード』(るろうに剣心なら龍巻閃)でボンゴブリンをメッタ斬り。青い閃光と共にロボ姿に戻りバイザー上げて剣をクロス「ゴッチュー」炎に消えたボンゴブリンの最後の言葉は「ぼ・よ・よん」 最期まで関西系夫婦漫才のCMを忘れませんでしたとさ(さゆりちゃん復活おめでと〜)。

「アニキっ」悲鳴まじりのサキュバス。そして拳を震わせるブリッツはデカバイクロボから降り立つ白い戦士をにらみます。デカレンジャーも野次馬に来て、 ビジネスパークに一同集合、そしてゆっくり立ち上がった新戦士デカブレイクの名乗りです。 「無法な悪を迎え撃ち! 恐怖の闇をぶち破る! 夜明けの刑事デカブレイク!」夜明けの空を背景に“弱気の刑事”と聞き違えそうな寝ぼけた耳を一喝です。

「その金バッチ、特キョウか」怒りを秘めたブリッツの言葉に「だったら何だ」平然と答えるデカブレイク。 「別に……用はねぇ!」振り向きざまの銃の連射、手ごたえありと鼻で笑うブリッツたち。だけど左腕を軽く上げただけで白煙の中を進むデカブレイクはノーダメージ「生憎だったな」手を開けば足元に黒い弾丸が無数に転がります。 “一瞬の早業で何が行われたのか……特別にもう一度見てみよう”ナレーターの解説と共に巻き戻し、「ブレイスロットル光速拳!」なんと左腕の加速装置を起動して、光の速さで弾丸のつかみ取り大会です。着弾してないなら白煙はソニックブームで削れた石畳かな?

「インクレビブル」「凄すぎるね」グリーンのコメントはまだしもブルーのニセ英語がヒアリングできません。ブレイクは009ばりの動きでブリッツを取り押さえ、パンチ一発で動きを封じ「ブレイスロットル電撃拳エレクトルフィスト!」地面を走る雷属性の岩鉄砕(みたいな技)で攻撃です。 駆け寄ったサキュバス共々ダメージを受けるブリッツ。「やったー」素直なピンクの横で「平凡じゃないパンチ」と1988年10月休刊なんて書きたくなる賞賛を寄せるデカイエロー。 「俺の左手は一味違うぜ」ブレイクの言葉にショットガンを杖に立ち上がったブリッツは「次は地獄に落す!」捨てセリフ残して妹とテレポート。 なんと今回は、前編・中編・後編の三部作!?

追おうとするレッドを右手を上げて立ち止まらせ「あなたが行ってもムダです」冷たく言い放つデカブレイクは、なぜか水道橋まできてチェンジを解除。 「これが地球か」地球人なのに観光客のようなキラキラ視線をまわりに向けて感慨深げ。駆けつけたウメコたちが驚くほどの若さは……15年前、物心つく前に宇宙警察本部へいくハメになった過去と事情を匂わせます。

「人の事、邪魔だのムダだの好き勝手言いやがって」「あなたでしたか、通信の相手は。……ナンセンス、正義は勝つとか言って恥ずかしくありませんか?」考えるよりカンと勢いの熱血刑事バンと冷静な純粋培養エリートじゃ、 まさに水と油。「どういう意味だよ!」今にも殴りあいになりそうな危機をセンとウメコが必死でバンを羽交い絞めにすることでギリギリ回避。 何しろ普段はブレーキのジャスミンも先週からバン派になっちゃってるから「不穏当な発言」と特キョウさんを睨んでます。

でも「あなたが特キョウの?」冷静なホージーの問いには愛想よく自己紹介「姶良鉄幹です、テツでいいですよ」通称は自分からの名乗り型でしたか、鉄観音茶でガラスの塔の人(演 吉田友一)。 だけど冷静なエリートという共通項を持つホージーも、次の言葉にはムっとしちゃいます 「じゃあ、お疲れ様でした。こっから先、ヘルズ兄弟については俺が一人でやりますから、地球署の皆さんは邪魔にならないようお休みください」 慇懃無礼な物言いにセンとウメコを振りほどき、つかみかかる赤座伴番。4人がかりで赤い猛獣を取り押さえるの図で今週は引き。そして引きの絵でも掴まれた所のホコリを払う、テツの演技が“らしく”ていいなぁ。

デカレンジャーの危機に駆けつけた特キョウ・デカブレイク。果たして彼は新たな仲間となるのか。 そして共に力を合わせてヘルズ兄弟の残る2人を倒す事が出来るのか。byナレーター
ところで載寧龍二氏(バンの役者さん)撮影日記……ゲ、切られた部分でマジでドロップキック? 熱が入った演技は大好きですが、この先に半年分の収録、映画にVシネに素面ショーもあるというのに……どうかケガだけはしませんように。

エンディングミニコーナー 今週は特キョウ解説編
臨時ニュース枠風味の黒囲みにブロック体で『別指定悪犯対策捜査官』って字ズラが“躍る大捜査線”もしくはエヴァンゲリオン風味。立て板に水のごとき解説役ボスと聞き役ホージーで進行です。 「凶悪なアリエナイザーに対抗するために組織されたのが特別指定凶悪犯対策捜査官、通称特キョウと呼ばれている。全宇宙警察から集められた精鋭たちの中でも超難関の資格試験をクリアした、エリートのみがなれるのだ」
「憧れの金バッチ……」俯くホージー、君もしかして……試験落ちた?

次回予告 エピソード.23『ブレイブ・エモーション』
デカブレイクに手を出したら解散と言われて焦れるバンたちは、まさに本庁と所轄の齟齬と軋轢。そして、デカレンジャーロボとデカバイクロボのアクロバティックなコラボレーション。「事件はデカルームで解決するんじゃない、ロボ戦で解決するんだ!」来週は地球署の面々に影響されたテツの、室井さん化が見られるのかな。

今週のスーパーヒーロータイムエンディングはデカグリーン紹介編。
単独チェンジ後にドン・モヤイダ戦やシェイクの時の崖っぷちアーナロイド戦、カーサス戦と数少ない活躍シーンをダイジェスト。 「決まったねぇ〜。いつも俺たちを応援してくれてありがとう、次回も見てね」ぶ、無難だ。というか一番の見せ場のシンキングポーズは無しですか。


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