特捜戦隊デカレンジャー エピソード.02『ロボ・インパクト』だろ?



もくじに戻る
エピソード.01 エピソード.03
アフォーの研究室(トップ)に戻る
2月22日
ニャンニャンニャンのネコの日だけど、犬のお巡りさんを思いつつ、行ってみようか特撮日記〜
て、もう……木曜日だよ。とほほ

特捜戦隊デカレンジャー  エピソード.02『ロボ・インパクト』
古川登志夫ヴォイスによる先週のあらすじから始まりました。
地球防衛バリア解除騒ぎの原因は、警視庁とデカベース(デカレンジャーの基地)を繋ぐコンピューターシステムが侵入を受けたせいとかで、 犯人探しに霊安室も調べる制服警官さん。先週抜け出したハズのコートの男(菊地隆則)は何事も無かったように擬死してます。青い血を流したと言うことで司法解剖はデカベース回し……それを聞いてニンマリする死体でOPへ。

テロップで、コートの男とかマトリックスな木野さんと呼んでいた敵役が、ドン・モヤイダと解りました。ドルラ・メエってイロ(愛人)がいそうなネーミングです。

先週の引き、バリアが消えた隙を付いて降ってきた謎の塊。その落着地点へデカマシーンで向かうデカレンジャーたち。 パトストライカーで東京タワーに駆けつけ、刺さってる塊を見上げたデカレッド(バン・赤座伴番)が一言「でっかい、扇風機みたいだな、青い人」 パトジャイラーで空から見下ろすデカブルー(ホージー・戸増宝児)が引っ掛かったのは「おい、新入り、オレを青い人って呼ぶな」呼び名の方かいっ!

「こちら、緑の人」デカグリーン(センちゃん・江成仙一)はオチャメです。パトレーラーの操縦席から東京駅前にドデっと転がる塊を眺め「1m以上のゴミは、細かくしてから捨てて欲しいよね」余裕ってヤツですね。 奇矯な行動に出でたのはデカイエロー(ジャスミン・礼紋茉莉花)「ジャスミンのドーンとやってみよー!」パトアーマーで体当たり?「ドーン、ドーン、だめか」っていうか欽ちゃん!?(ギャグのターゲットはパパママ世代か……)

「こっちも塊を発見!」レインボーブリッジに引っ掛かった塊へ水上から近づくのはデカピンク(ウメコ・胡堂小梅)、パトシグナーはホバークラフトみたいに水上移動も可能なようです。 「一体なんなんだろう?」首をひねっているうちに、揺れ始め回転しだした三つの塊は地底にもぐって行方知れずになっちゃいました。 ちなみに東京の大事な観光資源、タワーと駅と橋は無事。去年、爆竜の市街戦でメチャメチャになった京都とは大違いです(京都タワーは無事だったかな?)。

塊は最新鋭のセンサーにも引っ掛からず……仕方なくデカベースに戻る5人組。
「ふざけんな、お前!」「何が? オレは常時マジモード!」デカルームでバンとホージーは早速のいがみ合い。命令無視なんてデカ失格だと吼えるホージーに「わぁ〜るかったよ、ご・め・ん・なっ」買い言葉率80%超の謝罪をバンが返して、胸倉の掴み合戦はヒートアップ。 仲間たちは呆れ気味。

「やめろ」今週から口パク機能が備わったボス(ドギー)はホージーの抗議をさらっとかわして、デカレッド着任の伝達と、仲間4人の紹介をニックネームで済ませてクールダウンを図ります。 そして「お前は、伴番じゃ長いから一回にしてバンでいいな」と、太陽にほえろ!以来ボスに与えられた命名権を行使。「まんまっスね!」バン本人も了承。
しかし、メンバー4人は無言で目をそらし、村八分モード。

「バンをレッドに決めたのはオレだ。お前たちがそれを拒否するならオレはこのデカベースを去る」 上司のすごい入れ込み様に訳を尋ねるホージーですが、ボスの答えは「いずれわかる」一瞬、スマートブレインの社長さん方が私の脳裏に……くわばらくわばら。

勝手に相棒と決めてかかるバンに、言い返すホージー、そのせいで話題が止まりがちな捜査会議を、控えめに仲裁施すセンちゃんと女性陣、そしてボスが何とか進行している中、警視庁から例の死体が到着。「PMイレブンより司法解剖を始めます」って監察医さんも大変だぁ……あり、警察じゃこういう言い方なのか、また懐番ネタ?

「まさか」不意に立ち上がり司法解剖室へ突っ走るバンと追っかけるホージー、結局いいコンビかも知れません。ちなみにタイミング良過ぎで何かありそうって、デカの勘が捜査会議中座の理由……うーん、地球署ってアバウト。

不意に明かりがつき、振り返ったホージー&バンとコートの男のジョン・ウーごっこ。とはいえ、丸腰のコートの男は指で銃の形を作ってるだけ。声が渋くなければちょっとマヌケ。 しかし「ほう、君たちがこの星のデカレンジャーか」手錠をかけられ、取調室へ連行されても不敵な笑みと態度は崩れません。なんかアナザーアギトの木野さんの時より若返ってるような?

さて、村八分状態バンを鉄工場に連れてったボスは、仲間との衝突があってもお前の信念を貫けとさりげにアドバイス。 しかし「当然っスよ。用ってそれだけですか?」バンは忙しいと取調室に駆けて行き、ボスのほうが面食らい状態。 聞いていたスワンさん(白鳥スワン・メカニック)は、ボスの反応を含めて「面白そうv」

マジックミラーの向こうからウメコとホージーが銃口向けてる怖〜い取調室では、ホージーとジャスミンが、バスジャック犯バラン・サーとの通信記録をネタに、コートの男を揺さぶり中。 証拠品の意味不明物体を見せても薄笑いを浮かべてはぐらかし続けるコートの男ですが、 黒手袋を外してテーブルに触れたジャスミンの「目的は、地球上の物質から宇宙の宝石を作ること」って言葉にはビックリです。 物質を通してアリエナイザーの心が読めるエスパーと早速のナレーター解説ですが、固体限定かな。空気や水を通して心を読めた日にゃ、えらいこっちゃでござります。

三つの金属の塊はビルを破壊して必要な元素を吸収するためのもの……
「黙って人の心を読むとは、はしたないな、お嬢さん」さり気無く手を組んで心をカードするコート男。はしたないって……黙秘権が無い事や弁護士を呼んでもらえないことに文句は無いんですか。銃も突きつけられてて半ば脅迫だしなぁ。

「補足しておこう、そいつはその機械を動かすための装置だ……取り戻しに来た」五つの銃口突きつけられても動じず、ラブーリ星人(運び屋)への不満を淡々と述べるコート男。 「この状況で取り返せると思う?」ジャスミンの脅しにも超余裕「普通に考えれば不可能だろうね、だが、普通でないことが起きたとすれば?」

青白い光と共に人の姿が揺らぎ始め…… ディアマンテ星人ドン・モヤイダ本来の姿に戻った犯人を見てバンはびっくり。エピソード01のアバンタイトルで車ごと爆発したカブト虫野郎!?
「私はそう簡単にやられないよ」ドン・モヤイダは念(?)で手錠を白熱させてあっさり破壊。目からビーム放って五人を怯ませ、手からは青い引き寄せビーム放射、なんと意味不明物体=機械のリモコン装置をセンちゃんから奪い取っちゃいます。

バンたちのビームを、ドン・モヤイダは結晶状のバリアーで防ぎ「無駄な事だ」リモコン中央のスイッチオン。揺れるデカベースからピョイーンと飛び出してドン・モヤイダ脱走成功……ええっ!?
終盤、もしデカベースが巨大犬型メカとして、発進する展開になったとしても、内側からの攻撃にはムチャクチャ脆そう……いや、ディアマンテ星人の体はダイヤモンドの硬度なんだと思っておいた方がいいかな。

バン達に緊急連絡を入れるボスの眼前のモニターには、三つのマシンが空中合体して怪重機ファンクラッシャーになる様子がライブ中継。 洒落たトンネル掘削機といった巨大マシンに飛び乗ったドン・モヤイダが操縦桿にリモコンをセットオン 「宇宙の辺境にこんな質の良い資源があるとは……当分良い宝石が作れそうだ」なんて勝手なこと言いつつオフィスビルをガリガリガリ。 元素を採った後のガレキを後ろからポンポン吐き出し、前から後ろから大惨事引き起こしてます。

現着したバンがガレキに足を挟まれたOL(宮岡弥生)を「君、かわいいね。このオレが、あ〜んなヤツ、すぐに片付けちゃうから、そしたらオレとデートしてッ」 なーんて口説きながら救助してると「抜け駆けすんな。ベイビー、オレが倒してやるから……後でオレとデートしようぜ」とホージーが助けおこしちゃって、いがみ合い再燃。 そのスキに緑のハンカチでさり気に傷の手当てして、安全な場所へ誘導するセンちゃん。地味でも相手の身になっての行動で、人気の上でも一歩リード?

それはともかく「んな事やってる場合?!」「類は友を呼ぶ……」ウメコとジャスミンが2人に割って入って、やあっとデカレンジャーへのチェンジとなりました。 少し遅れて並んだセンちゃんも加わり、今回は縦5分割のせせこましいスペースでクルクルチュワッチ「フェイス・オン!」

重機によるATM破壊……もとい、怪重機によるビル破壊に対抗するため巨大特殊車両「デカマシン」の出動要請。 しかし、バンのパトストライカーは出てきません。実はスワンさんによる合体システム調整備中。 「この戦いには無理ね、次からにして」責任もてないと、つれないスワンさん「次はないかも知れんのだ」とボスが食い下がっても「あろうがなかろうが、次にして」とケンもホロロの白鳥ならぬキジ状態。

しかし、パトシグナーの停止勧告は無視、パトレイラーのシグナルバルカンで射出したワイヤーはドリルで無効、 アーマータックルも足止めにならずパトアーマーの方が横転です。空中からのジャイロバルカンも効き目なーし。

「あー、もう、見てらんないっ」デカベースに駆け戻ったバンは、スワンさんの制止も聞かず「もうジョイントついてるんでしょ」とサンダーバードみたいなシューターに飛び込みます。 何百トンもあるマシン同士がぶつかり合うんだから失敗したらバラバラになるって言われても「失敗したらだろ? じゃ、行ってくるぜ〜」とポジティブシンキング。
「さすがあなたのお気に入りね」「ナイスだろ」ってサムズアップしてる場合ですか、ボス。……もしかして青い犬みたいな顔をして、ドギーも若いころは危ないデカだったとか。

怪重機ファンクラッシャーの進行を止められず「作戦を立て直そう」ってデカグリーンの言葉で退却を始めていたデカマシン4台。 そこへパトストライカーが登場「んなヒマないって、みんな、合体するぜ!」ストライカーアームを伸ばしウメコとジャスミンのマシンを掴んで強引に合体しようとします「なんてワイルドな」

「何をしようと無駄だ」そういいつつ、しっかり邪魔してくるドン・モヤイダ。
「仕方がないね」「やるしかないようだな」デカグリーンとデカブルーが援護射撃している間に「諦めずにいこうぜ、みんな。真実一路一発必中」得意の四文字熟語が出て『特捜合体』 まさに「なるようになるわ、ケセラセラ」状態でビルドアップ! デカレンジャーロボ登場となりました。ミニチュアで合体、仕上げはCG?  右スネから飛び出した銃をかまえて「ホールドアップ」がきめ言葉。

ロボ戦冒頭は警察らしく「止まれ、止まらないと撃つぞ」と警告後に空へ威嚇射撃。 もちろん無視して撃ってくるドン・モヤイダ。デカレンジャーロボは反撃しつつ、CGとワイヤー躁演で右へ左へ側転したり転がったり、見事攻撃を避けてのけます。 さらにビルの影に一時隠れ、怪重機の背後に廻って手錠片手にホールドアップ。て、いうか副題の元ネタは、人型兵器がビルを遮蔽物に戦うアニメの用語『セカンド・インパクト』だったりしたりするのだろうか。

だけどメゲないドン・モヤイダ。ガレキを後に飛ばして対抗します。スッ転び銃を怪重機の上に飛ばしちゃうデカレンジャーロボ。 すかさずデカグリーンがジャッジメントソード(近接用ナイフ)を射出。 バク転ジャンプで怪重機を斬りつけながら飛び越えて、銃もシッカリ取り戻します。 追い詰められたドン・モヤイダは「一緒に吹っ飛ぶがいい」自爆装置を発動させて脱出。

「みんなやるっきゃないぜ」レッドの音頭で『ロジャー、パトエネルギー全開』全身ピカピカ光らせてカウントダウン後にジャスティスランチャー発射。 ショットガンの連射みたいな技で怪重機を完全破壊。「ゴッチュー!」曲撃ちの締めのごとく銃をクルクル回してからスチャッとしまってのサムズアップはボスの直伝かな。

「この私が宇宙警察になどに負けるはずはない」港湾施設付近に逃げたドン・モヤイダは胸元押さえてちょっとヘロヘロ。 デカレンジャーロボから飛び出した、バンたちがその前に立ちはだかります。そして長い長い名乗り開始。

「一ぉつッ、非道な悪事を憎み」「二ぁつッ、不思議な事件を追って」「三ッつ、未来の科学で捜査」「四つ、良からぬ宇宙の悪を」 「五つ、一気にスピード退治」 「SPD、デカレッド」「デカブルー」「デカグリーン」「デカイエロー」「デカピンク」 『特捜戦隊デカレンジャー』SPライセンスをビシッと示す5人の耳にはパトライト、背後に爆発、上から五色の紙吹雪。派手です。もっとも次回から少々はしょられちゃうかと……。

お前が逃走中にはねたあの子は「オレの手の中で息を引き取ったんだよっ」遺品のペンダントを握り締め、スペシャルポリスになるのが夢だった少年の面影を胸に怒りに震えるデカレッド。 「フン、そんなこと、オレには関係ないね」冷たく言い放つドン・モヤイダを絶対許さないと、 吼えて突っ込むバンの姿に……
「熱い所もあるんだ」「負けられないね」「微妙に感動」「美味しいところもってきやがって」バンを見直した4人が続きます。しかしトコトン数字にこだわる戦隊です。 点呼しながら打ったり切ったり蹴ったり……しかもヒネリ入ってたり、女性二人はW攻撃だし、やたらとアクロバティック。

「ディアマンテ星人ドン・モヤイダ。警察官に対する殺人、危険運転致死、及び地球資源強盗の罪でジャッジメント」 レッドがSPライセンスを突き出すと同時に時計背景に○×の点滅開始。 「アリエナイザーに対してはスペシャルポリスの要請により、遙か銀河の彼方にある宇宙最高裁判所から判決が下される」ナレーターの言葉が終ると同時に赤×が表示『デリート許可!』

4人が胸にビシッと手を当てた前で、ハイブリッドマグナムを発射するデカレッド。 「ストライクアウト!」ドン・モヤイダは爆炎に消え、デカレッドは青空に二丁のディーマグナムを投げ上げ左右のホルスターに収めます。 「これにて一件コンプリート、メガロポリスは日本晴れ」

「終ったわね、とりあえず」「いや、始まったのさ」 スワンさんとボスの意味深会話の直前には、闇に目覚める不気味な三つ目とたくさんのコウモリの群れが……いよいよ敵組織も始動のようです。 ともかく部下たちを労おうとボスが構えるデカルームに戻ったのは女性陣2人のみ。しかもウメコはいきなりのバスローブ姿……今週が湯上後で先週が入浴中なら、来週は脱衣シーンが!?(←ないない)

ウメコとお茶するジャスミンによれば男どもはチェンジ中?
程なく、黒スーツと白シャツのホージーと皮ジャケットにジーンズのバンが、デートを理由に休暇願いを同時に申請。そして、コブシと減らず口の応酬が始まります「サンキュー相棒。いきなりのオレの作戦に乗ってくれて」「勘違いすんな、あの場で最善の決断をしただけだ。誰がお前なんか認めるか」 その様子を見て「人生はワンツーパンチ」なんて365歩のマーチっぽいコメントをジャスミンが口にし「意外と迷コンビなのね」とウメコが結論を下していると……

「ボス、わかったような気がします。バンをレッドにした理由が」態度だけは地味なセンちゃんが入室です。
「そうか……お前、なんでタキシード?」頭のてっぺんからつま先まで、センちゃんをシゲシゲと見るボスに「現場で助けたOLさんに誘われたんで」 花束を示して、デカルームを出て行く緑の人。掴み合いを中断し『そりゃないぜ』見事にハモって追っかける迷コンビ。
呆れて唸ってたボスが、「ま、いんじゃない」ってスワンさんの軽ぁるいコメントでなし崩しに頷いて、引きっ

そしてエンディング、今週のデカレンジャー紹介コーナーは、デカビークル(捜査用の乗り物)の紹介。
バンとジャスミンのパトカー・マシンドーベルマン。センちゃんとウメコのパトカー・マシンブル。ホージーの白バイ・マシンハスキー。 「あなたは、どのマシンがお気に入りかしら?」って、燃費がよくて駐車スペースに困らない、今はやりの小型犬な名前のミニパトは無いんでしょーか、ジャスミンさん?

次回予告 エピソード.03『パーフェクト・ブルー』
人質と引き換えのウェルネストーン(?)。透明なピラミッドに閉じ込められた宇宙人の娘を救うのはデカブルーの狙撃手としての腕?!  今回見せ付けた女性への軽薄さといい、ちょっとアーヴァインとか入ってそうなホージー主役のエピソード、横文字チャンポンの言葉遣い以外の弱点が、暴露されそうで楽しみです。 ところで元警察犬のマサ視点でデカレンジャーの活躍が語られたりは……しないか。


もくじに戻る
エピソード.01 エピソード.03
アフォーの研究室(トップ)に戻る