爆竜戦隊アバレンジャー第7話『アバレ赤ちゃん爆竜』テラ?



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3月30日
桜がチラホラ咲きだと言うのに、この寒さは何でしょう。
恐竜が恒温動物じゃなかったら絶対動けないって日は、元気に暴れる爆竜達でもながめましょ〜。

爆竜戦隊アバレンジャー第7話『アバレ赤ちゃん爆竜
先週のラストシーンの続きから始まりです。
夜明けのように無人の(でも黄昏時だったらしい)地下道でアスカは鎧の剣士に追い詰められていました。狙われているのは温めていた爆竜のタマゴとアスカの自身の命。
『アバレさよならアスカよ永久に』に副題が変わりそうなその時、
突然、鎧の剣士の全身を白いイナズマが包み拒否反応でも起したかのように、 頭を覆っていたカブトが取れてしまいました。現れたのは予想通りジャンヌお姉さんのキレイな顔。伝説の鎧を最初に着ていたガイルトンとかいうお兄さんはお亡くなり、かな。

鎧の中身が女性であった事にアスカがビックリしている間に、調子の悪いジャンヌは逃げてしまいました。

営業がとっくに終わった深夜の和風喫茶『恐竜や』の店内で、アスカはタマゴを温め続けていました。(やっと三条幸人=アバレブルーの目玉焼き発言がジョークと分かって戻ったのでしょうか?)
孤独だと人は物思いにふけるもの。
「似ていた」
アスカが取り出したロケットペンダントには鎧の中身とそっくりの美人さんの写真が
「バカな……」
その時、アスカのパートナー爆竜ブラキオサウルスがダイノブレス通信してきます。ロケットをポケットに押し込むアスカ、ちょっと慌ててます。

ブラキオによるとタマゴをかえすためには“ダイノガッツ”が要るそうです。皆に頼めば協力してくれるブラと言われますが、 これ以上負担をかけたくないと、アスカはがんばります。
ふとアスカが気配に顔を上げると、伯亜凌駕(アバレッド)が水を飲みに降りて来ていました。舞(養女)の明日のお弁当何にするか考えていたら目が覚めちゃって、と言い訳しつつ、 「無理しちゃダメですよ」とタマゴに手をかざしてダイノガッツを注いだとたん、光が溢れてタマゴがパカッ。
中から生まれたのは、小さくて青くて元気な赤ちゃん爆竜バキケロナグルス(石頭ちゃんと恐竜学者に言われるパキケファロサウルスの子孫 声 相田さやか)。

副題表示とオープニングの後、皆が集まり驚きつつも眠りっぱなしの爆竜にバキちゃんと愛称をつけ見守る中、アスカはタマゴに残った赤い勾玉を取り出しました。 それは ヒダマといって爆竜の赤ちゃんの栄養源の残り、そして壊れた変身アイテムに融合させることで修理が可能で、アスカがアバレブラックに変身できるようになる貴重なものでした。 さっそく、ハーモニカにもなる折れたカギをかざして念じると、ヒダマはウニョっとひっついてカギの欠けていた部分に。(まねまね銀って視覚的にはこんなのかな?)でも赤いうちはまだ変身できないみたいです。

ダイノアース(あっちの地球)にある侵略の園エヴォリアンの中枢部では破壊の使途ジャンヌが二度も拒絶反応が出た伝説の鎧をにらんで理由を考えていました。 そこへ無邪気な黎明の使徒リジェがやってきます。
「どうしてもコレで倒したいの? 分かんないなら聞けばいいじゃん。一度着た人に」
「そうか」と微笑んで、出かけるジャンヌ。
直後にリジェの瞳は緑色になり、エラソーな邪命神デズモゾーリャさまにチェンジ。漫才やってる無限の使途ヴォッファと創造の使途ミケラにご下命です。 アナザーアース(こっちの地球)侵略のためにトリノイド第7号ジシャクナゲンゴロウを生み出したのは速いが中途半端な仕事のミケラです。 今回は青いU字磁石に赤いシャクナゲに黄色いゲンゴロウと三色使ったていねいな絵。命を与えられ
「あはっ、キュートじゃん、がんばってね」
リジェに戻った黎明の使徒のキスを磁石型の手に受けてアナザーアースに出撃です。

タクシーの運転手はコンビニのガラスに映った自分の車体に変なNという青いワッペンが貼られているのに気づきます。……首をかしげていると、 「スイスイスイーッと」ジシャクナゲンゴロウが体のツマミをグルット回すと同時に、他のワッペンを貼られた車とともどもに空中にすっ飛び、車やガードレールに衝突です。 火に包まれたり、ボコボコになった車から悲鳴を上げて逃げ出す人びと。

エヴォリアンが出現すれば駆けつけるのがアバレンジャーの任務。高い位置から「お前の好きにはさせない」と名乗りを上げて変身です。バーミア兵(戦闘員)をアバレモードでけちらし、 三人見事に息を合わせて、ジシャクナゲンゴロウを攻撃です。しかーし
「お前の足にある物、なーんだ?」
なんと短い前哨戦の間にアバレンジャーたちの足に素早くワッペンを貼ったジシャクナゲンゴロウ。「コレでもかかって来れるか?」と余裕です。
かまわずアバレイザー(ソードモード)を手にジャンプして一斉攻撃を仕掛けるアバレンジャーは、Nツマミを最大パワーにしたジシャクナゲンゴロウとすごい反発を起し、大気圏外まで飛ばされてしまいました。
「磁石のNやっちゃったのね〜 俺達〜。こーれはすごい体験だ〜」
確かに地球が青くて丸いと肉眼で確認するなんて事は、めったに出来ませんが、余裕ですねぇ。

砂浜に落ちたアバレイエローは、衝撃吸収アバレスーツのお陰で無傷でした。しかし、近くでビックリして、ここはプライベートビーチだのあんたはエイリアンか、なんて騒いでいる白人のオバサンは夏服!? 英語でここがどこかと問えば、ゴールドコーストに決まっているというお答えです。
「オーストラリアまで来ちゃったの〜!?」

アバレブルーは夜の路地に落っこちました。近くに落ちていた紙くずにはキリル文字!? 酔っ払いホームレスにロシア語で聞いてみれば、ここはモスクワだ、ペレストロイカ万歳なんてお答えが。

石造りの洋風の建物の前に墜落したアバレッドも、自転車で通りがかった黒人男性にビックリ
「オレはどこに来たんだ? アメリカか? アフリカか?」
「なぁに言ってるの、あんた。ここは名古屋だがね」
日本語バリバリの彼のカバンには名古屋エクスプレスの文字、そしてすぐ側には金のシャチホコ頂いた名古屋城がワザとらしくドドーン。
「ホントにゃ〜あ、里帰りしてしまった〜」
レッド、名古屋育ちだったとは……爆竜ティラノサウルスもビックリです。 変身を解いた伯亜凌駕は長距離トラックの運転手に頼み込み東京をめざします。

しかし他の二人は……指令所でモニターしていた笑里ちゃんも頭抱えてます。
爆竜プテラノドンが二人を迎えに行くため空に舞い上がりますが、少々時間がかかりそう。
「こんな時に、またヤツが現れたら……」

もちろんジシャクナゲンゴロウは作戦を続行中。多摩82街区のカフェでくつろぐ人びと、さらにテーブルや椅子にまで赤いSワッペンを貼り付け、反発で飛ばして喜んでました。
そこへ駆けつけたのは竜人族の鎧をまとい長剣をたずさえたアスカただ一人。要所を金属の飾りで補強してあるとはいえレザーアーマー(あっちの鎧なので恐竜の皮かな)でトリノイド(怪人)に立ち向かうのは、文字通り無鉄砲です。 磁石を使うまでも無いと、殴られ蹴られ落とされて散々。さらに
「待て、コイツは私がやる。お前は作戦を」
真紅で大胆な衣装をまとったジャンヌ姐さんの登場です。(「スィース、任せたぞ」ってジシャクナゲンゴロウ、ジャンヌにはタメ口なのか)

ジシャクナゲンゴロウがバーミア兵(戦闘員)に命じてビルにシールを貼りまくり、東京タワーにも貼っちゃおうとしていた頃、 鎧の着こなし方を問うジャンヌに、アスカは「その声はやはりマホロ」と呼びかけていました。どうやら元彼女?
「そういえば、そういう名前だったね、私がこの世から消した女は」
殺して体を乗っ取ったのか、ゆるさーん。と怒りまくりのアスカですが、ジャンヌはフンと笑うだけ。『この世から消した』には複雑な意味があるのかもしれません。

怒りのままに斬りかかったアスカの剣を、ジャンヌは手で掴んでひねって落とさせます。さらにアスカを抱きよせ、さらに頬まで寄せて、頬のツメを重ねます。 硬直するアスカ。何とか引き離したものの動揺は激しそうです。
「きっさま〜」
「油断したわね」
用は済んだと背を向けるジャンヌへの怒りに燃え、アスカが思わずカギを取り出せば、いつしかヒダマの赤色から銀の光沢に。これならと、ダイノブレスの鍵穴に刺し、グッと回して第一話以降ご無沙汰だった、アバレブラックに爆竜チェンジ。
コッソリ二人の様子を見守っていた伯亜凌駕も初めて見るアバレブラックに感動です。

しかしジャンヌに切りかかったアバレブラック、サッパリ力が出ないようです。簡単にあしらわれ逆に返り討ちになりそう。ブランクが長かったせいでしょうか。 思わず凌駕は爆竜チェンジして助けに入ります。
「要らぬジャマを……」
ジャンヌが次元移動して消えた後、何があったのか尋ねるレッドに、竜人族の頬のツメは触れ合わせる事で心を読み取れるとアスカは説明します。 「特別な関係でしか、しない事ですが」おそらく何かの秘密を読み取られたと悔しがるブラックは、 体を案じるレッドを振り切って、トリノイドを追いかけます。

ジシャクナゲンゴロウは東京タワーに、回りのビルを引っ付けてやろうとツマミをグルグル。大揺れのビルではランチタイムだったのか、お弁当が落ちる大騒ぎ。
そんな、東京ビル群危機一髪の時に、レッドとブラックの協力攻撃が炸裂です。トドメをブラックに任せるレッド。しかしやはり剣は素手で受け止められ、 見かけ倒し、なんて言われちゃいました。

そこへ、プテラに乗って空中から登場したブルーとイエロー。レッドが説明する前に、
「誰、この人、新人さん?」
「足手まといだ下がっていろ」
レッドも仕方なく
「すいません、とりあえず、下がっていてください」
ブラックの立ち場なしです。

そしてアバレンジャーはダイノウェポンでトリノイドに一斉攻撃。磁力のツマミを回して対抗するジシャクナゲンゴロウですが、反発は起こらずやられほうだい。 ワッペンはついたままでしたが、大気圏外まで飛ばされた時の空気の摩擦熱で磁力は消えていたのです。 このネタ、タメになるけど……良いのかな?

ドドメはダイノダイナマイト。一度はバラバラになりますが、転がり出た実から湧き出した雲から降る雨を吸い込み再生巨大化するジシャクナゲンゴロウ。
無謀にも突っかかっていったアバレブラックはあっさり返り討ちとなり、変身が解けてしまいます。 「アスカさんだったの?」驚くイエロー。倒れたままでアスカは爆竜ブラキオに連絡です。
「どこかに平和があるならば、いつか花も咲くブラ」
三体の爆竜にアバレンジャー3人が融合して合体。アバレンオーの登場です。

巨大ジシャクナゲンゴロウはアバレンオーに正攻法ではかなわないと知ると、磁石ではなくゲンゴロウの力を使います。ゲンゴロウが水中を泳ぐように地面の中を素早く移動して攻撃する敵に攻撃のしようが無いと嘆くイエローですが、
「オレ、アラスカの大自然の中で鮭とった事、あるんだ。だから大丈夫」
と自信満々のアバレッド(だから副題の字が赤いのか)。
右手のティラノの尾っぽをモリのように構えます。その名も『アバレテイルソード』。 目を凝らすレッドと同調してアバレンオーの目が緑色に光り、地面はいつしか仮想の水面に。 その水面を通してかすかに見える移動する影
「そこだっ、爆竜サーモンハンター!!」
テイルソードを勢い良く地面に投げ込むと、そこから火柱と爆発がおこりました。投げたシッポ、ちゃんと回収できた……よね?

恐竜やでは大皿の玉子焼きに、どでかい鉢の肉じゃがで楽しい晩ご飯が始まろうとしていました。すっかりなじんで座敷席にいる幸人とは入れ替わりに、一人ポツンと恐竜の頭を象ったテーブルにいるアスカ…… 昔の彼女がそんなことになったんじゃ無理は無いと同情する樹らんる(アバレイエロー)に比べ
「アバレブラックとしても満足に戦えなかったしな」
とストレートな幸人の言葉にアスカは恐竜やとび出して行きます。
その時奥の司令室から「あぁあぁあ〜っ、みんな〜 早くー!!」という笑里の声がっ
「一体、何があったテラ? 答えはエンディングの後テラ」と桜の花を背景にティラノが引き担当でした。

奥での大事件とは、ずっと眠っていた爆竜バキケロナグルスが目覚め、ベビーベットの上で「あーッ、ピューッ」と言いながらポンポンジャンプしているという事でした。舞ちゃんや笑里ちゃんが可愛いと喜び、凌駕もコレからが楽しみと笑っているとき、 アスカは一人、線路ぎわの金網のフェンスを掴み苛立ちをぶつけていました。

爆竜戦隊アバレンジャー第8話『アバレブラックこの一発!
ブラキオの叱咤で、やっとアスカも怒りとダイノガッツを思い出して戦うようです。ほとばしって欲しいものです、無敵の竜人魂。 そしてニューヒーロー(多分ニセ)も登場。もしかして、ヴォッファは著作権の切れたクラシック音楽だけでなく特撮ヒーロー物の主題歌にまで盗作の手をのばすのでしょうか。
ともかく、怒りモードのアバレブラックの必殺技がどんなのか、ジャンヌとの対決の行方等、来週が楽しみです。

ところで、名古屋名物味噌煮込みをティラノはどうして知っていたんでしょう。
アバレテイルソードといい、パートナー爆竜とアバレンジャーは日頃から親しくお話してるんでしょうねぇ。多分。


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