爆竜戦隊アバレンジャー第49話『突入!アバレ最終決戦』ブラ?



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2月1日
二月は逃げるというけれど、もっと早く来るのが日曜朝の番組×4の最終回と新シリーズスタート。 山寺宏一ヴォイスが光る『かいけつゾロリ』を、ランフォゴールドぶん投げアイキャッチで一掃する、 昨年度シリーズで最後に残った戦隊モノは怒涛のクライマックス! いってみようか特撮日記〜

爆竜戦隊アバレンジャー 第49話『突入!アバレ最終決戦』
爆竜必殺なバンクを繋いだ映像を背景に伯亜凌駕(アバレッド)による前回のあらすじから始まりました。デズぽん(邪命神デズモゾーリャ)打倒の際に、きらめく星になったのは仲代壬琴(アバレキラーで邪命神のヨリシロB)と爆竜トップゲイラーだけでなく、ミケラとヴォッファ(愛嬌のある敵幹部)も、なんだな……。

「戻ったな、平和な時が」
三条幸人(アバレブルー)の言葉を耳に、朝日に照らされ目覚めていく街を眺める凌駕たち。最終兵器彼女・最終話を思い出させるロケーションです。
「仲代先生がダイノガッツを目覚めさせたお陰です」

凌駕の言葉に、アバレンジャーの基地でもある和風喫茶『恐竜や』の、老マスター介さん(杉下竜之介)はダイノブレス(変身アイテム兼通信機)ごしに、溜息まじりの追悼の言葉をおくります。 「しかし、やりきれませんね、誰からも愛されずに育って……最後の最後に」次元を超えて出会い、そして運命を共にした……強すぎて孤独だった白い戦士と爆竜に。

「キラー様……、なんだか切ないベルベル」居候トリノイド・ヤツデンワニも、キラー“だけ”を偲んでいるようです。拉致されての辛い召使い生活も、ダーツの的にされた事も、今となっては懐かしい思い出? 心が広いというかヘンタイと言うか……。

「リジュエルは赤ちゃんに戻れたのに」高校生オペレーター笑みぽん(今中笑里)は、座敷席の赤ちゃん(元は敵の少女幹部で邪命神のヨリシロA)を切なそうに見つめます。47話でダイノガッツ放射の後レッドがリジュエルにトドメ刺してたら、キラー同様リジュエルも死んでたと思いますが……?

とにかく、勝った「仲代先生は、人間の誇りを取り戻して死んでいった、それを俺たちは忘れずに生きて行きましょう」一晩中夜空を見上げて、気も通夜も済んだっぽい前向き発言の凌駕に、まだ涙目で「うん」な樹らんる(アバレイエロー)。 変身アイテムと爆竜をもたらした竜人アスカ(アバレブラック)も「みなさん、今までずっとありがとうございました。これで全てが終りました」何もかも吹っ切ったような顔をしてます。

「なに言ってるのアスカさん!」反論したのはアスカにホの字っぽい、らんる。ダイノアース(平行宇宙の地球)にある、エヴォリアンの本部にジャンヌとして潜入していたマホロ(アスカの妻)を救出しなければ、終ってないと言いたげですが 「もう次元の扉は開かない」現実を告げる幸人の言葉に沈黙です。

マホロもこうなると解っていた事「竜人族の誇りを持って選んだ道に、私も悔いはありません」サバサバと言い切るアスカの心を代弁するのは、 「……テゴ」組んでいたキラーと同僚のトップを失ったばかりのステゴスライドン、「アスカ……」ブラックのパートナー爆竜ブラキオサウルス、 「……無理しやがって」レッドのパートナー爆竜ティラノサウスル他、ダイノアースから来てアスカと同じように故郷へ戻れなくなった爆竜たち。

「さぁ、私もこれからこの世界で頑張って、あと3億9812万5千円稼がなければ!」覚えてたのかアスカ、2話で約束した、カリスマ整体師三条幸人に支払う一年分のギャラ……。 同時に、舞ちゃん(レッドの養女でこれから卒園式)の“お遊戯会”の事も思い出します。「まずは恐竜やにレッツゴ〜」

ところがゲッチョン、怪しく渦巻く緑の空。その中心からでっかい石像めいた塔が空中に出現し、空中要塞アノマロガリスを無数に出撃させてきました。
「あれは『侵略の園』、エヴォリアンの本拠地です!」アスカはアノマロガリスが急上昇し消え去るのを目にして言葉を繋ぎます 「同じだ。ダイノアースで賢者アクガルから聞いた伝説と……訪れるというのか、『闇の200日』が」
え゛、賢者アクガル(誠直也=アカレンジャーの人)出てきたりする?! いや、まさか……でも、劇場版のバクレンオーは先週出てきたしぃ〜(個人的に目ぇキラキラ☆)

『闇の200日』に関してはティラノたちが解説。 アノマロガリスが成層圏まで上昇してダイノアースを網の目のように覆い尽くした後、砂漠化光線で一気に緑を枯れ果てさせ生物を死に絶えさせた…… 緑豊かだったダイノアースを砂漠の世界に変えた恐怖の出来事。ちょっとインディペンデンスディ入ってます。

地球が砂漠化すると聞き「やだ、このささやかな幸せをなくしたくないベルベルぅ」元エヴォリアンなのに怯えるワニと、何かを感じて泣き出す赤ちゃん。大気を震わせる邪悪な気配に、舞ちゃんも起き出し、笑みぽんは怯える幼稚園児を抱き締めます。

『侵略の園』は緑のモヤモヤを噴き出し、スカートはいたハニワをスレンダーにした様な姿に変化。侵略の園・究極体デズモゲヴァルス(声はやっぱり佐藤正治)になり、赤い極太ビームで山を吹き飛ばし、緑の電撃で街を火に包んで、大暴れ。

その中から、マホロの声が聞こえてきました。 「アスカ、早く攻撃を。デズモゾーリャの残留思念が侵略の園に乗り移ったのよ。最後の最後に怨念の全てをぶつけて暴走してるの」つまり、はた迷惑なポルターガイストですか、ラスボスは。 「この怪物さえ倒せば今度こそ全てが終る、だから早く」

デズぽんの究極の姿を、らんるの発明品らしき究極のメガネ(250倍ズーム?)で見てみれば、 頭部の青い一つ目玉の中に、先週一度は絡むツタから抜け出したハズが、今週再び捕まっているマホロさんの姿!? 

「マホロ、オレは、お前を……」
「だめ、私はいいの。お願いアスカ、私の事を愛しているなら」
救出と攻撃に揺れまくる竜人夫婦を見かねて、救出に一歩踏み出すアナザーアース人(恐竜が滅びた方の地球の人)三人組。 アスカは慌てて引き止めます「待ってください、私一人で行きます。アナザーアースを犠牲にはできません。 いざとなったら、皆さんは構わず攻撃を」
犠牲になる気満々のアスカを殴る、ギャラ4億の男・幸人
「これ以上誰かがいなくなるなんて、俺はぜったいゆるさん! 地球も救う、お前たちも助かるんだ。だから言うな、そんな水臭い事」 感動的ですが身長差を考えると、パンチ力は60%減かも。

デズぽんが放った電撃で派手に吹っ飛ばされた後、挿入歌とともに勇ましく4分割爆竜チェンジ。 「みんな、頼む」レッドの呼びかけで「戦う事のさだめを胸に、安らぎも昨日に捨てるブラ」母艦爆竜ブラキオから次々飛び出すコンバイン担当爆竜。
「みんな、まずはアッシ達に任せるバキ」
「やるときゃ、やったるデメ!」
「南米仕込みの技を食らえパラサ〜」
「最後くらい目立たせろキロ」って、アンキロ……身もフタも無い事を……
「壬琴さんとトップゲイラーの弔い合戦テゴ〜」
「私も黙ってはいられないブラ」
しかし6体同時の噛み付き攻撃は、あっさり跳ね飛ばされます。ブラキオのビームをはじめとして、ノコギリとかドリルとかハサミとか、特色を生かさなかったのが敗因かも。

「アスカさんがマホロさんを助け出すまで、何が何でもふんばるんだ!」 レッドの呼びかけに今度は三人のパートナー爆竜の出撃です。 「凌駕、へへっ、言われなくても分ってるテラ」 「みんなの力を合わせれば願いはきっと叶いますケラ」 「らんる、辛くても頑張るプラ」わかってる……ってイエローの返事を深読みすれば、実らぬ恋の辛さだったり?

融合合体して『完成アバレンオー!』となり、組み付いてデズモゲヴァルスの動きを抑える事に成功。 そのスキに、スカート部分に開いた土管というか砲身から、ツタを斬りつつ侵入するブラック。
「アイツなら大丈夫だ」ブルーの言葉に「でも……」と言葉を飲み込むイエローの心には、突撃間際の「皆さんの事、わすれません」ってブラックの言葉が引っ掛かっているようです。

巻きつくツルやゾルルとゲルル(白と黒のバーミア兵=戦闘員)を斬り捨てながらブラックが捜し求めるマホロは 「多分、あの時から私の運命は決まっていた」と過去の回想を始めてます。

暗黒の使徒ガイルトン(加々美正史)ことミズホを斬り捨てた真相をまず回想。 「ジャンヌ、俺の命はもう尽きる、その前に斬れ。その手でオレにトドメを刺し、暗黒の鎧を受け継ぐんだ」 「はい、お兄様」あれは粛正ではなく、兄を楽にする為と遺言実行の為、みたいです。
「それからの私はデズモゾーリャの幻覚に支配されていたとはいえ、許されない事をいくつもしてしまった……」続いてアスカ攻撃やディメノコを操っての京都破壊を回想です。バルギゲニアの件は割愛?

街ではパトカーが避難勧告を告げる中、介さんと笑みぽんは準備中のフダを『恐竜や』のドアにかけて、避難の準備中です。 「ねぇ、帰って来るんだよね、凌ちゃんたち」不安がる舞ちゃんを 「帰って来るよ〜 でもその為には、今、ここにいちゃいけないの。凌駕さんたちの迷惑にならないように、ね?」優しく諭す笑みぽん。 赤ちゃんと舞ちゃんをサイドカー付バイクに乗せて「早く早く」の介さんが運転するのは良いとして、笑みぽんとヤツデさんは徒歩で避難でしょうか。

一方、アバレンオーのコクピットで気を揉み続けていたイエローは「ごめん、やっぱり私」一言声かけて飛び出して、ブラックを追ってデズモゲヴァルスに潜入しちゃいます。 「お前、なに考えてるんだ」ブルーが文句言うのも当たり前。ダイノガッツ1人分減少で弱体化したアバレンオーは、デズモゲヴァルスの光のツタに絡まれてべしべし地面に叩きつけられ大ピンチ。

「お遊戯会、約束したよね、帰って来るよね」そう願う舞ちゃんを想い「大丈夫です、俺たちには待っている人がいる、それを心の支えにすれば絶対に」とレッドはブルーを励ましますが、 パートナー爆竜ティラノは口に杖を突っ込まれ大ダメージ。

だけど「オレにはもう待っている家族はねぇ。だが、女房と子供の笑顔はオレの胸の中に生き続けている、それに応えるためにもオレは……負けられないテラ!」頑張るティラノ。 同調して、幼さの残るトリケラも頑張ります「私のパパとママも同じですケラ」そして「あたしも、あたしの恋人だって」そっか、プテラ姐さんも大切な存在を喪った悲しい過去があったのか……。

爆竜たちの心意気に応えて伝説の爆竜ステイラコサウルスが登場。今回乗るのはなんとブルー!? 来週、単独でイエローが乗ればコンプリートです(キラー省く)。 ともかく、爆竜合体して殴られ放題のアバレンオーを庇う『マックスオージャ』

「凌駕大丈夫か」ブルーの声に「オレよりテイラノが」まずパートナーを心配するレッドですがティラノは強情「ケッ、これぐらい、ほんのかすり傷テラ」「無理するな」整体師の幸人がそう言うって事は、洒落にならないケガなのかも。

一方、階段や坂道を上ったシーンはありませんが、ブラックはマホロの元にたどり着いてました。 「アスカ、なぜ来たの」咎める妻に「自分の心に問いかけた、答えはこれしかなかったんだ」純愛の炎メラメラなブラックは、ツタを切り裂いて人質救出。 しかし、抱きあう二人の前に40話で消滅したはずの暗黒の鎧が出現。 どうやら竜人夫婦が最も恐れるものをデズぽんが床の霧を凝固させて作ったコピー品らしく、武器は槍だし色も赤と緑の植物系。 マホロとアスカ、どっちの記憶が不確かだったのか追求すると初夫婦ゲンカが起きたりして。

再生リビングメイルのくせに滅法強い敵と切り結び、苦戦するブラック。 「やめて、お前の好きにはさせない」後ろから羽交い絞めにしようとするマホロを振り飛ばし、 ツインランサーを構える暗黒の鎧(?)は、夫を庇ったマホロごと、2人を緑の光線で串刺しに!?

今週の引きは緑の炎を背景に爆竜バキケロナグルスが担当。
「アスカさん、マホロさん、このまま終るはずがないバキ、皆も信じて見守り続けるバキ」

夕日色(朝日色?)のテレ朝マークの後に始まったCパート。 「アスカ達が脱出するまで踏ん張るぞ」「はい、三条さん、もう一度恐竜やで皆の笑顔に逢えると信じて!」 ブルーとレッドが分乗している合体爆竜二体が対峙している、デズモゲヴァルスの内部では、生命の木に槍で縫い付けられた竜人夫婦の下へ、やっとイエローが駆けつけた所でした。

しかし、再生鎧に首掴まれて蹴り上げられてイエローもピンチ。 変身が解けているアスカに手を伸ばし苦しい息で囁くマホロ「アスカやっと、やっと一緒になれたのに」妻の手を握り締め 「マホロ、これが……おれ達の定めかもしれない。だがこれで犯してしまった罪が償える」すっかり心中モードのアスカ「そうね……」目を閉じるマホロ。

「だめーっ、そんなの許さない!」勝ち逃げ(?)されてなるものかと横恋慕イエロー(←超曲解)の説得開始。 切り札はもちろん「赤ちゃんが待ってるのよ、まだ名前だってつけてないじゃない。 あの子は絶対にアスカさんとマホロさんの子よ、私には解る、笑った口元がアスカさんそっくりだもん……このまま2人ともいなくなるなんて、あたしはゆるさない」
イエローの言葉に一念発起、ダイノガッツをみなぎらせる竜人夫婦。なんと槍を消滅させちゃいます。傷も消えてそうなあたり、ダイノガッツ万々歳?!

アバレブラックの姿を取り戻し、妻を抱き上げるアスカ。2人をかばってイエローはアバレイザーで鎧を攻撃。 マホロさんは取り戻したと連絡を入れます「このまま一気に」ちょっと待て、その前に脱出しないと〜。
「よっしゃー。あとは思いっきりやるだけだ! 見せてやりましょう、俺たち最後のオオアバレだ!」巨大ロボ二体とも青空背景に見得切ってますが、 爆竜必殺なんとかを放つ前に、頼むから脱出のメドをつけてくれ〜

最終回予告!! 第50話『アバレた数だけ』
生身で合体爆竜に乗ってる凌駕たちと、シェルターらしき場所でお遊戯してる舞ちゃん?  歌や祈りで力を集めるってパターンは数あれど、踊りで頑張るのは始めてかも知れません。最終回はみんな一斉にアバアバアバアバアバレンジャー?


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