爆竜戦隊アバレンジャー第33話『アバレ戦士を忘れない』テラ?



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10月12日
10月半ばの三連休。体育祭とかあるかもですが、行って見ましょう特撮日記。

爆竜戦隊アバレンジャー第33話『アバレ戦士を忘れない』
前回のED後シーンから始まりました……ジャンヌ(本名マホロでリジェの母でアスカの妻?)とアスカ(アバレブラック)の決着直後に空中要塞アノマロガリスII大爆発。 それをダイノアース(恐竜が滅びなかったもう一つの地球)の侵略の園(エヴォリアン本部)で感知したのは黎明の使徒リジェちゃんと、格納庫でアノマロと一ヶ月寝食を共にした無限の使徒ヴォッファです(気絶するほどショックだったのか)。

「死ぬ時だけは一緒とは、運命とは皮肉、なんだな」なんて感慨深げなミケラとは対照的に、「くだらん」あいつらはゲームに負けただけと仲代壬琴(アバレキラーことミコ様)は冷たいです。 次のゲームのためにさっさと新しい化物を作れというミコ様の下命に、ムッとしつつ「デズモゾーリャ様の新しい肉体完成が先なんだな」と突っぱね、その計画に関してごまかそうとしたミケラですが、ビリビリオシオキで白状しちゃったもよう。

ミコ様はトリノイド第2号見物とアバレンジャーにより絶望を味あわせるため、リジェちゃんのキスを手に受けてアナザーアース(こっちの地球)へ帰ってしまいました。置いてけぼりのリジェちゃんは「あーあ、はやくナイスバディになりたいな」

こっちへ戻ったミコ様は、アノマロガリスIIの残骸から、焼け焦げたダイノハープ(アバレブラックの変身アイテムでハーモニカにもなる)を拾い上げ、なにやら企んでいる様子です。でも近くに焦げたガイコツとかはありませんでした。ホッとするべきかなあ。

恐竜や(和風喫茶で下宿先で秘密基地)へ戻った凌駕(アバレッド)幸人(アバレブルー)らんる(アバレイエロー)を迎える、 介さん(喫茶店マスター)と笑みポン(アバレピンク候補の女子高生)。「アスカくんは?」と問われても三人は沈黙で答えるしかありません。 「ウソ……ウソよ、なんで、本気になったら誰よりも強かったじゃない」それって普段は弱々って意味ですね、まあそうなんだけど。

「アスカは過去の罪に苦しんでいたブラ。アスカは思い出してしまったブラ。恋人を取り戻したい一心で、伝説の鎧をつけ悪魔になってしまった過去を……アスカは自分が許せなかったブラ」 アスカのパートナー爆竜ブラキオサウルスの言葉に、最初から死ぬ気だったのかとらんるはうなだれ、幸人はテーブルを殴り笑みポンは泣き崩れ……お葬式ムードです。

ブラキオ体内の爆竜の基地もかねる格納庫では、 「黄金の爆竜ってホンマにおったんだデメ」「また、あのすごいヤツに会いたいキロ」なんて無理に明るく振舞うディメノコとアンキロをティラノが怒鳴って、それをプテラがたしなめ、あの爆発じゃわたし達だって助からないなんてヘコむ事をトリケラが言ったり、 パラサがアスカが優しさを思い出し、バキケロがタマゴを孵してくれた恩を懐かしみ、ついにはブラキオも身を隠していた湖から首を出し「友よ、友よ見えるかこの涙ブラ」と一筋の涙を……おまえが先々週アスカの過去をゴマかしとけば〜、ってのは禁句?

「ブルゴーニュ産、73年物でございます。どうぞお召し上がりください」「うーんそうかい、トキメクぜ」「なーんちゃってな。ベルベルベルベル、アバレキラーがいないと平和でいいやなぁ」 なんてミコ様の別荘で一人芝居して羽を伸ばしていた……いや葉っぱを伸ばしていたヤツデンワニ(トリノイド)は突然のミコ様の帰還に大慌てです。 「ご飯になさいますかア〜ン、お風呂になさいますかア〜ン」「電話だ」なんてコントも湿り気味。

「人間、戻ってきたゲラ」帰還をクールに受け止めるキラーのパートナー爆竜トップゲイラーに比べ「エヴォリアンと手を組むなんてどういうつもりでデゴ」と裏切り(?)爆竜ステゴスライドンは納得してないみたい。 でも「オラ、他に居場所は無いデゴ、壬琴さんについて行くしかないデゴ」何気に腹くくりモードですが「だがあの人間は誰も信じてない、私も、お前も」なんてトップゲイラーに言われちゃって、幸はとっても薄そうです。

さて、夜があけてもお葬式ムードの恐竜や。起きてきた舞ちゃん(凌駕の養女の幼稚園児)は高校生笑みポンのお泊りにびっくり……そう言えば、親に電話はしてあるんだろうか。恐竜やなんか行っちゃいけませんになったら戦闘時の情報収集役が介さんの老肩ひとつにかかっちゃいます。

“アスカの兄ちゃん”がいない事を不振がる舞ちゃんに、本当の事を説明しようとする凌駕を制して、らんるは迷子になっちゃってるとごまかし、笑みポンは遅くなるという電話があったと言いつくろいます。でも空気を変えたのは戦前派の介さん。 「さて、仕込み始めますか……どんな時でも腹は減ります。どんなに悲しくたって、いつもと同じ事をして、生き続けるしかないんです。残された者はね。あ、掃除お願いします」

「杉下のオッサンの言うとおりだ」気持ちを切り替えた幸人は予約のあった整体の仕事へと向かいます。場所は成績が低迷するJリーグチームの練習グラウンド。 今期優勝を逃したら首が危ない監督(家を建てたばっかり)の頼みで選手全員を診る予定でしたが、華麗なゴールを決めていたブラジル修行から帰ってきた期待の新人選手が、突然ボールの蹴り方がわからないとグラウンドに倒れこんでしまいました。

倒れた選手の体から青いエネルギーの球が浮き上がり、グラウンド片隅の繁みから伸びる怪しい手の中へ……追いかける幸人ですが、怪しいトリノイド(?)は見失い、代わりに木にもたれる仲代壬琴に会ってしまいました。 しかし、ヤツはトリノイド2号で人間の世界に潜伏し、優秀なスポーツ選手の能力を吸収し最強の肉体を作ろうとしてる、なんて聞かれもしないのに情報提供してくれて、むしろラッキー?
「もっとも、一人欠けたお前らじゃ、今のあいつにもまけるかな」なんてイヤミな捨てゼリフされちゃったのはアンラッキー?

恐竜やへ戻った幸人が笑みポンの協力の下に検索してみれば、「女王」と呼ばれたテニス選手蝶野沙弥華に「幻の右」金森重里投手、東郷四郎「かかし」(って柔道に何の関係が?) さらに下村ジェーン「ドラゴンキング」(ゴルファー)、火口武「ファントム火口」(ボクシング)、川口一志「管制塔」(サッカー)と、突然の奇病で才能を無くし引退する選手が3月から急増してました。 次に狙われそうなのは最近力をつけてきた、人類史上最強の総合格闘家、S-1選手の佐竹昭雅(佐竹雅昭……って名を入れ換えただけか)「大爆発新幹線」?  ところでK-1はともかくS-1の語源は……スゲーのS? (対戦者のジャイアント・ザ・ノーダーも謎ですが……って内輪落ちかーい)

さっそく所属道場に出向いた三人は注意だか警護だかの申し出をしたようですが、自信満々の佐竹選手は「簡単にはやられません」と強さのパフォーマンス、 道場にいた大勢の後輩を相手に、1対多数乱取り稽古を始めます。それにしても真顔で「新幹線大爆発と呼ばれた」なんて言う佐竹さん、素でオチャメです。

「すごいワンツー、ボクサー顔負けですよ」と感心する凌駕に引きかえ、乱取りを見学しているらんるは投げ技に野球の投手のパワーを感じ、幸人は蹴りにサッカー選手の強さとコントロールをダブらせます。 さらにカベに叩きつけられた人がバーミア兵に!?  佐竹をガードしようと飛び出す凌駕。「違う凌駕、そいつは」と幸人が注意を促した時には、凌駕は佐竹にヘッドロックされちゃいました。

「お前たちが来る事は、ある人からの電話でわかっていた。ようこそここへ クック、クックー♪ 私がヒルリンドウだ」 瑠璃色の竜胆(リンドウ)は色合いで、蛭(ヒル)が運動選手の能力吸い取りパワーの源でしょうか。ともかく、 幸人とらんるが生身でバーミア兵と戦っている間に、掴まった凌駕はハンマー投げ選手から奪った力でヒルリンドウにブン投げられ、道場の壁に見事な大穴を作ってしまいました。な、生身なのに丈夫だなあ。

CM明けに、唐突に駐車場に飛ばされてますが、佐竹のアフレコに気を取られてそれどころじゃありません(ノリノリですね、佐竹さん)。 ヒルリンドウに対抗するため、爆竜チェンジしてアバレンジャーに変身した三人ですが、緑のリボンならぬ茎を使った新体操技で「ランラランララン♪」と縛られちゃいます。 とっさにアバレイザーでヒルリンドウを攻撃し、茎から逃れたアバレッドがティラノロッド(自動修復機能つきかぁ)で殴りかかりますが、逆にロッドを奪われボッコボコ。派手にアリーナ前の広場まで飛ばされちゃいました。

今度は「目指せ、ホールインワン、クイクイクイッ」ティラノロッドをゴルフクラブに見立てて、爆弾らしきゴルフボールを1スイングでアバレンジャー3人に命中させるヒルリンドウ。芸達者です。 「ヒルヤリー」と三叉のヒルを投げ、アバレンジャーにはりつかせ、力を吸い取っちゃうヒルリンドウ。変身が解け、三つの光が三個のラピスラズリ=瑠璃の結晶になってヒルリンドウの手に渡ってしまいました。 三つの結晶をパクンと飲み込んだヒルリンドウは、アバレンジャーの力を使いなんとアバレモードを発動です。「ワシも暴れたくなってきたぞー」それでシルエットがキラーノイドっぽくなっちゃてたのか。

おららららら、と突っ込んでくるヒルリンドウのアバレダッシュを食らう凌駕、同じように幸人やらんるも、自分のアバレモード技を生身で食らっちゃってます。最後に口からの光弾を受けて倒れ伏す凌駕たち「俺たちだけじゃ、勝てないのか」

そこへ、壬琴が現れてお前たちにはガッカリだぜなんて、イヤミ言いつつ爆竜チェンジ。 スピード攻撃で生身の三人をいたぶったあげく「泣き言をいうお前らには、なんのトキメキも感じないぜ」と凌駕に回し蹴り「全ての爆竜を奪い、新しいゲームを始めてやるよ」幸人に顔面パンチ「あのバカも報われないな、選んだお前らがこのザマじゃ」らんるを締め上げて突き放した後、焼け焦げたダイノハープを見せつけます。 「取り返せるか? だがもう、ゲームにもならねーだろ」

「それを返せっ!」あざけるキラーにさすがに怒りを露にする凌駕です。アスカの思い出……チェンジシーンとダイノハープ(ハーモニカ)演奏シーンはともかく、カレー食ってて爆睡の醜態まで思い出さなくても……を胸に立ち上がります。
「このブレスを、あの人はあたし達に届けてくれた」「あいつはバカでお人よしで、マジメだけが取り柄だったが、おれ達の世界を救うため、命がけでこのブレスを」 「これは俺たちとアスカさんの友情の証なんだ」
『いくぞ、爆竜チェンジ!!!』

ダイノガッツは全部吸い取ったはず……驚くヒルリンドウの目の前で三人は一気に暴れモードに変身です。
「ダイノガッツはおれ達の心の力だ」
「心が負けない限りいくらでも湧きあがるの」
「むしろ、今の方がたぎってるぜ」

イエローとブルーの息の合ったWカカト落しがヒルリンドウに決まり、さらに前後からの連続回し蹴りが気持ちよくヒット。
「熱いねぇ、面白いじゃないか」とキラーが振り下ろしたウィングペンタクトを、レッドは横から叩き伏せ、みぞおちと肩へのコンボで体勢をくずさせたあと仰向けになったキラーにエルボーで一撃。さらにティラノロッドを使った『サークルムーン』(本来はアバレブラックの技)で見事キラーを撃退です。 「これが、ヤツのくれた力と言うわけか」感嘆するキラー。

「アスカさんが守ろうとしたこの世界を、お前たちの好き勝手にはさせない」とダイノウェポンを組み合わせたダイノボンバーを構え、必殺ダイノダイナマイトを放ちます。キラーは寸前で逃げましたが、佐竹……いやヒルリンドウはバラバラに。もちろん直後に黒雲が広がり、ジャミーバの雨を吸い込んだ遺骸は巨大化再生。 レッドがティラノに連絡し「勇敢に戦った男がいた。そいつの為にも負けられないブラ」と空母爆竜ブラキオが発進。飛び出した三体の爆竜とアバレンジャーが融合合体、アバレンオーによる巨人の戦いに突入です。

しかし、とび蹴りをかまし、身軽に宙返りの上、回転蹴りのラッシュをくりだす巨大ヒルリンドウにアバレンオーもタジタジ。爆竜コンバイン(他の爆竜との合体)を試みようにも、アバレキラーが合体融合しているキラーオーまで参戦して2対1で、コンバインの隙がありません。 さらに、「ふん、こいつはまだ、ここにあるぜ」なんてダイノコマンダーを持ち出しまたまた挑発するキラーに怒りを覚えても、前後から攻撃されてアバレンオーもついに倒れてしまいました。 「どうしたら、どうしたらいいんですか、アスカさんッ」

問いかけたレッドの耳に聞こえたのはスティラコサウルスの咆哮、そして手にはスティライザー?
マックスになればイエローとブルーが無防備になるとためらうレッドですが「心配なか、何とかなるたい」とはげまされ、二人のダイノガッツを受けてアバレマックスにパワーアップ。 しかも、ブルーとイエローの変身も解けてない??? 何でもダイノガッツがみなぎっているからだそうです。

「ここは頼みます」気になる平板しゃべりのアバレマックスが、岩蹴散らしながら駆けてきたスティラコサウルスに融合、スティライザーをはめたコンソールに手をかざすと、 戦車部分と分離変形再合体して、スティラコサウルスは車輪のギザを肩に付け替えた巨大ロボ(?)、金の戦斧を両手に構えたマックスオージャになりました。

「上等だぜ」マックスオージャとアバレンオーVSキラーオーと巨大ヒルリンドウのバトル開始ですが、最初の交錯でキラーオーとヒルリンドウは大ダメージ。 爆竜必殺マックスショルダーアタック(両肩の回転する複数の角を交互にぶつける)でヒルリンドウは撃破。アスカのダイノハープを取り返すべく、アバレンオーが放ったドリル斬りでキラーオーも同時に倒れなぜか大爆発?! 爆風に飛んだダイノハープは、コクピットから飛び出したイエローが見事空中でキャッチしました。

「まだしばらくゲームは楽しめるって事か」息は上がってますが、どうやら無事だったキラーオーとアバレキラーは金色の光に包まれて撤退しました。

水辺でダイノハープを吹こうとする凌駕ですが、かすれた音しか出ません。「ごめん、俺じゃうまく吹けないや」と謝りますが、リードが焼けて鳴らないんじゃ?  「気にするなブラ、取り返してくれて嬉しいブラ」優しくいたわるアスカのパートナー爆竜ブラキオの言葉に、 「あらためて誓う、エヴォリアンを倒すと。このハープに」と言い出す幸人……正義の味方としてのギャラ4億の件はチャラと見てよさそうです。「うん、アスカさんがくれた、力で絶対に」とブレスを掴むらんる。 「見ていてください、アスカさん」とダイノハープを握り締める凌駕、そして……

風に舞い散る落ち葉が流れる山間の川岸に甲を失って倒れているジャンヌ!?

「うわ、このセニョリータは? このあと見逃せないパラサ」
闇にさす光を背景に、引き担当は爆竜パラサロッキルでした。

エヴォリアン本部では浮かんで寝ているミケラとヴォッファをよそに、リジェがぶら下がり健康法(ミケラのお土産?)を試してました。  「本当にナイスバディになれるのかなぁ。あれ、ジャンヌ?」
目を覚まし、「ジャンヌ?」「いたのか」とたずねるミケラたちですが……

川辺に伏していたジャンヌの額からデズぽん印が消えると同時に赤い戦闘服も消え、目を開き竜人族の鎧で身じろぎするマホロ?(あり、赤服の元はマタニティドレスとコートだったんじゃ?)。マホロは正気で生還の模様です。
さて、アスカが死にっぱなしかどうかが気になりますが、OPからは消えてもEDからは削られてないあたり、生きてる可能性は0ではない、のかも。

次回予告 第34話『ゲームをやろう!突撃アバレ
ギガノイドジュピターが木星を呼び寄せ地球にぶつけるそうですが、質量的に逆の方が簡単では? とか、月を落とせばいいじゃない、とか、思っちゃダメなんだろうなぁ。それと、 ついにアバレマックスとアバレキラーが、あの異空間で激突の模様です。来週の内容は、さようなら、アバレキラーよ永遠に?

大アバレがキーワードの生活グッズプレゼントでしたが、第4弾の告知はなし……次はファイズ関係のプレゼントなんでしょうか。年末まであと二ヵ月半……さて?


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