爆竜戦隊アバレンジャー第31話『そのアバレ、究極につき』ブラ?



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9月28日
とにかくも、行ってみようか特撮日記〜
しかし、SUPERヒーロータイムってジャンクション(違)
アバレッドと仮面ライダーファイズ、アバレブルーと仮面ライダーカイザ、イエローと仮面ライダーデルタ&ファイズ、 この組み合わせは、世のお母様方に樹らんるちゃん(アバレイエロー)気分で両手にイケメンと解釈?
まぁ、そんな事よりアバレブラックがいない事に私はうろたえてます(しかも、アバレンジャー次回予告が……ひ〜)

とてつもない不安を感じながらも、いってみます。
爆竜戦隊アバレンジャー第31話『そのアバレ、究極につき』
伯亜凌駕(アバレッド)による前回のあらすじ解説とダイジェストシーンから始まりました。
サイドカーに乗った介さん(恐竜やマスターの老人)と笑みポン(アバレピンク候補の女子高生)が宵闇の海岸にかけつけると、爆竜ブラキオサウルスが咥えて連れてきた3人を砂浜に横たえていました。 「大丈夫、息はある、あとは任せるブラ」って……サイドカーって定員二名(ギリギリ三名?)なのにどうやって連れ帰ったのやら? なんかサーカスの曲乗りみたいなのが脳裏に浮かびましたが(無難にタクシー呼んだかな?)。

とにかく、緊急救護センターを兼ねる『恐竜や』(和風喫茶店)の座敷席に並べた布団に、負傷した爆竜戦隊3人は寝かされて、 夜通し介さんや笑みポン、そして舞ちゃん(凌駕の養女)の看病を受け、気がつけば朝の10時です。 「あれ、今日は休みかよ、おかしいなぁ」玄関前で帰っちゃった常連の横田さん……当分恐竜カレーを食べられそうにありません。

だって恐竜や奥では「この武器が間に合ってさえいれば……私があんなものを呼び出したりしなければ」と、ブツブツと回想モードのアスカ(アバレブラック)が延々と石と格闘し、 手の豆潰して流血したり、剣折ったりしてんだもん。 それに、あれからもう15時間(って助けられた時点から?)とっくに爆竜たちは溶けてしまったと落ち込んで、静かに涙流すメカマニアに、お粥も喉に通らない整体師や、座り込みっぱなしのインタープリターがいたんじゃ、 カレーも美味しくあるまいて。

一方、侵略の園(エヴォリアン本部)では「やったー! ついにアバレンジャーをやっつけちゃった」と黎明の使徒リジェちゃんが大喜び。 でも、「あっけなさすぎる、ゲームオーバーだ」とミコ様(仲代壬琴=アバレキラー)はつまらなそう。5匹の爆竜をチップにしたのに三人が思うほど踊ってくれなくてご不満の様です。 しかし、戻ってきたキラーゴーストは青い稲妻に包まれて苦しそう。 「俺たちはまだ溶かされちゃいないテラ!」「気力のバリアーで」「みんなの助けを待ってるケラ!」さすがダイノガッツでアニメが実体化する世界です。

「いいじゃんか、第二ステージだ」突然生き生きしだすミコ様は、リジェがジャンヌから掏り取った暗黒の石(なんと完全に爆竜を操れる力があるらしい)で悪巧み。 石をとられて鯉口切って怒りまくるジャンヌに「お前はまだ生かしといてやる。その気の強さ、モノにしがいがある」となんだかヤバ系愛の告白(違)を……でも画面的には白と赤でメデたげなツーショットです。本当に恋仲になったら不倫だけど。

創造の使徒ミケラは破壊の使徒ジャンヌ姐さんとともに、立場が無いと焦り気味。アノマロガリスの格納庫に篭った無限の使徒ヴォッファ(そういえば、ギガノイドって一ヶ月どころか8/10から出てなかったな)を訪ねます。 そこではアノマロガリス二世が成長してて(第1話の空飛ぶ要塞も、生物だったのか〜)、知能は劣るがパワー100倍の電車がモデルらしき暴走連結生命体をヴォッファが製作中でした。

それらを見て「こいつは私が操る……手柄が欲しいなら上げるわ、実戦経験の少ないおまえより私の方が力を引き出せるはずよ」とすごい執念のジャンヌ姐さん。 「急げ! あんなヤツにアスカは倒させない、私がこの手倒すっ!」メチャクチャ気合が入ってます。可愛さ余って憎しみパワー100倍の理由が来週わかりそうですが……怖いよう。

一方で「お前、大人になったら使ってやる、それまでにトキメくような人間の苦しめ方を考えとけ」なんてミコ様に未来の約束(?)をもらって大喜びのリジェちゃんですが、 突然緑のモヤモヤ(デズモゾーリャ様の一部?)が体から出て苦しみ始めます。さらにもう一人のリジェが現れて悲しげに首を振って消えたりして、ミケラもビックリ。 体の痛みは急激な成長によるものでしょうか?
「負けない、私は絶対ミコ様と結ばれるんだからっ」と苦痛の中でも必死なリジェの言葉を鼻で笑うアバレキラーは酷薄なようですが、ここで感激なんぞしたら視聴者がヒキますので致し方ないか。

さて、お通夜みたいな『恐竜や』にエマージェンシーコールと共に吉報(?)が飛び込みます。 高層ビルを背景に、シャボンに包まれた爆竜5体がプカプカ浮いている映像を見て、仲間が生きていたと喜ぶ一同ですが……
「こいつでやつらに本当の地獄を味合わせてやる」とミコ様が暗黒の石で暗黒爆竜に変えて街を破壊させるゲームの一環だったりしてヤバい事この上なし。(ちなみに暗黒爆竜とは体色がロクショウ色になって意識はあるのに勝手に暴れちゃうと言う、周りにも当竜にも大変辛い事態)

「行きましょう」「ああ」「……えぇ」傷ついた体で出撃しようとする三人をアスカが止めます。 「待ってください。もう少しで、完成するんです。夢で見た、新たなる戦士の武器が」
夢で見た武器なんてものを信用しない常識派の幸人(アバレブルー)はともかく、凌駕はアスカの言葉を無条件で信じてますが、このままほっとくわけに行かないと出撃です。
「今度はアスカさんが来るまで絶対負けませんから」介さんが無言でジャケットを差し出したりしてグッときます。ところで、寝ていたときも着ていた黒いシャツとズボンはアメリカ軍も使っている最新の防弾チョッキとやら?

アバレキラーの分身、キラーノイド『キラーゴースト』が待つ港近くの屋上に駆けつけた凌駕たちは、包帯が目立つ痛々しい姿ながらも爆竜チェンジ。バトル突入ですが、いきなりスピード攻撃でやられてるし、 斬りつけたブルーなんか、壁やレッドに叩きつけられたあと『横ひねり二回転半投げられ』という大技(?)を披露。 赤い雷撃受けても剣を杖に歯を食いしばって立ち上がり「どうした、もう終わりか?」と言われても引かないダイノガッツはすごいのですが、派手にビル落ちしたりして敗色濃厚です。

下の広場でダイノウェポンを繰り出しますが、ティラノロッドは掴まれて穂先(?)をキラーゴーストの手刀で折られちゃうし、 トリケラバンカーも軽くいなされて、手甲の黒い角にて貫通。イエローはなぜかプテラダガーを出さず武器破壊はされませんでしたが、 放ったアバレイザーは効かず、文字通り一蹴されてしまいました。切り札を失い、赤い稲妻で倒れ伏すアバレンジャーたち。

しかし「みんな、俺たち、絶対暗黒爆竜になんか、ならない、テラぁ」 「そや、わしはこないだは一瞬やけど信じる気持ちを無くしてしもた。そこを突かれて一時的操られてしもた。そやけど、もうあんな事にはならへんデメ」 ティラノとディメノコの励ましに負けるもんかと再び立ち上がるアバレンジャー。

一方、剣が折れても石を刻み続けたアスカが、ついに形となった武器に最後に渾身の一刻み。そして虹色の光が広がりました。 「ああ、これは……そうかっ」
それにしても、CMのアイキャッチ、最近アスカ率が多いのが嬉しくも気になります……ロウソクのの炎は消える寸前により明るく……じゃないでしょうな。ソーセージにブラックがいるのを心の支えにすればいいのかな?

CM明け直後、殴り飛ばされるレッドですが、 直後にアバレモード全開です。「俺たちは負けない」「絶対に勝つ」「仲間を助けたいという気持ちがあれば、絶対負けないっ」と3人はジャンプして突っかかっています。
「そんなヘリクツで倒せるほど現実は甘くないぜ」とキラーゴーストは三人を稲妻で撃墜。 「ゲームの結末は、おまえらが負けて爆竜どもが世界を破壊し尽くす。その苦しみと悲しみの中でお前らは息絶えるんだ」と半ば勝利宣言です。

人の心をもてあそんで楽しいんですかっ、そう問うレッドに楽しいと言い切り、 「俺が楽しいと思う事がこの世の全てだ。だから俺がムカツクものはこの世から消す。仲間を信じていれば報われるなんて、幻想もな!」アバレキラーは玉座からキラーゴーストに攻撃指令。愉快犯系悪役道を猛進してますねぇ。

青い稲妻に囚われて引き寄せられ、胸倉掴まれたレッドはもちろん大反論。
「報われたいから信じるんじゃない。たとえ報われなくても信じたいから信じるんだぁ!」逆にキラーゴーストを押し捲り、通行止めの看板なぎ倒し駐車車両に叩きつけます。何となく蒼ザルと陽子風味(十二国記)

しかし動じないキラーゴーストは「ちょっとはやるじゃないか、そろそろ本気でいくぜ」なんてひときわ明るく光る稲妻でぶっ飛ばし……って、ビルの屋上からも全く見えなかったハズのアリーナの壁に叩きつけてるし。 落下したレッドに一瞬で駆け寄ったイエローとブルー、そしてキラーゴーストの移動手段が謎です(テレポート?)。

「トドメだ」迫るキラーゴーストをストームインフェルノが襲います(必殺技名の声はなし)。 ついに例の石から削りだした盾を手にアバレブラックが参戦。キラーゴーストの青い稲妻を受け止めたばかりか、金色の稲妻で押し返しちゃいます。もしかしてゴーストに初めての有効打? でも、昼夜不眠不休の作業と今の一発で力を使い果たしたのか、ブラックはガックリとヒザをついてしまいました。

「これにダイノガッツを集めて……敵を」苦しそうなブラックから盾を受け取り、レッドは高々とかかげました。
「みんなダイノガッツを」「何が出るかはわからないが」「あたし達の力を一つに」なんと三色のダイノガッツが石の盾をド派手なニューアイテムに変えちゃいます。 さらにレッドの白い部分まで金で、飾りも派手派手になっちゃってる〜 その代わりダイノガッツを全て注ぎ込んだブルーとイエローは変身が解けてしまいました。

「あとは、頼むぞ」「頑張ってね、あたしたちの分まで」二人の言葉を背にレッドが変化した戦士は無言で盾を掲げ、そこから広がった稲妻がキラーゴーストと戦士自身を包み……消えた?!  先週の街に被害を出さないで強力な敵を倒すと言う目的の、これが回答のようです。……もしかしてダイノマインダー(アバレキラーの変身アイテム)のジェネレーター爆発の被害を抑える切り札?

ミラーワールドならぬ宇宙っぽい空間で戦いが始まりました。アステロイドベルトだの重力の歪みを表現した方眼(?)だの小宇宙だの二連星だの盛りだくさんな中で、 盾から伸びる金色の剣でキラーゴーストを切りつける謎の戦士。

突きを食らったキラーゴーストは集積回路っぽい通路を吹っ飛ばされて結晶というかミクロ世界で滅多切りの刑。最後は盾に押されて光るクモの巣に捕われ、 閃光の様な横一文字切りに袈裟がけ。なぜかカードに封じられて現実世界に戻ったと思ったら大爆発?  せっかく異空間へ連れて行ったのに、あんなに派手に爆発したら周囲のガラスが……でも爆発のない戦隊モノはクリープを入れないコーヒーだからなぁ。

「やったー」「おお、これぞ最強の戦士」舞ちゃんと介さんは大喜び。 「パワー最大マックスパワー。そおだ、名前はアバレマックスに決定〜」カメラ目線笑みポン、久々の特技(命名上手)発揮です。

「夢みたいな力だ」レッドに戻って呆然と呟いてますが、アバレマックス状態だと口を効かないのは、もしかして夢遊状態じゃ? だとしたらヤバいような気がしますが(決め技にクモの巣ってのが少々ダークっぽいし)。

ともかく変身を解いたアスカと凌駕は笑顔で握手。救い出された爆竜たちも再びアナザーアースの空気を吸えて嬉しそうです。 らんると幸人は以前救えなかったディメノコとバキケロに「ごめんね、こんなに時間かかってちゃって、本当にごめんね」と謝り、心の隙をつかれたと二匹も謝って、 懺悔と許しあいでなごみムード。通信回線を使って「こーらわたし達を忘れるな〜」の笑みポンたちも加えて和気あいあい。

しかし「そうだよ、お前たちの信頼を裏切ったのは俺たちの方だから」と凌駕が口にしたとき、アスカは顔をゆがめダイノコマンダーを掴み 「そうだテラ、介さんと笑みポンも頼もしい仲間だテラ」「舞ちゃんだってプラ」「じゃあ7人とわたし達仲間で敵をやっつけましょうケラ」 と爆竜たちが言うたびにどんどん思いつめモードになり「仲間……」と呟いて今回二度目の回想突入です。

侵略の園では、ゲームの結果に怒って暗黒の石を投げ捨てようとするアバレキラーに「待ちなさい。返してもらうわ」とジャンヌ姐さんが声をかけ、例の鎧の元を返してもらいました。 これでジャンヌ的には準備完了? 「今日で終わりよ、アスカ。裏切りのむくいを受けるがいい」なんてコントロールルームで怖い顔してます。

「何で強くなるのよアバレンジャー。チョー生意気、チョームカツク」とリジェがミケラを蹴っ飛ばし、 ミコ様が「まぁ、いい強くなればなるほどゲームは盛り上がる」なんてうそぶき、すかさずミケラに強がりと突っ込まれていた時、エヴォリアン本部が大揺れしました。直前に北海道で震度4の余震とかテロップが出たんで、無条件に地震かと思っちゃいましたが……

久しぶりに現れたヴォッファが「発進するのだ、アノマロガリスIIが、暴走連結生命体バルギゲニアを乗せてな」と胸を張ります。 「暴走連結春巻マニア?」聞き違えるミケラに訂正ツッコミ入れ、投げキッスを頼みますが「やだ、何でヴォッファのためになんか」とリジェはミコ様の後ろに隠れてそっぽ向いたりして……反抗期?
「やれよ、どれほどのもんか見てやるぜ」という仲代の言葉で豹変し「ミコ様が言うなら」と次元転移のキス…… ミケラとヴォッファは一歳の誕生日の準備とか熱心にしてたのに、親の心子知らず……いや、芸術家の心巫女知らずですねぇ。

「せっかく平和が戻ったってのに、 息つくヒマもなくアノマロガリスII世が、いったいどうなるテラ? エンディングのあと、刮目して待つテラ」
背景は黒板に書いた刮目の意味をリジェに教えるアバレキラーの図でした。

刮目
・凄く注意して見る
・目をこすってよく見る。
だ、そうで……

ビルを派手に壊すアノマロガリスIIを見て、あいつなら戦い方は分っていると余裕の幸人ですが、 らんるちゃんは「まって、なんか変」と警告します。なんとデッカいイモムシみたいなのが街に下りてすごいスピードで走り始めてさあ大変。 巨大な敵を二つ相手にするなんて大ピンチ?!  でも、一人で二つともコントロールしているジャンヌのほうが大変って感じるのは気のせいでしょうか。

次回予告 第32話『アバレ爆竜フルスロットル』
ついに、真っ赤な伝説の爆竜登場。それはいいんだけど、 「さよならだ、永遠にっ」って、アバレブラックがアノマロガリスIIのコントロールルームに侵入してる〜  ストライクルージュを連れて行かないで敵要塞に特攻なんて無謀過ぎじゃ〜 あ、赤いカノジョもとい新妻がいたね、コントロールルームには……
だけど『伝説の鎧にて大暴れ事件』のしつこい回想からブラック退場が確定したんじゃないかと心配です……。こっちは“記憶操作”がない世界観だもんなぁ。

ところで、キラーゴーストにボコボコにされたアバレンジャー達が病院送りにならなかったのは、爆竜同様ブラキオが治療してたから……だとしたら、アスカがいなくなってブラキオも後を追ったら誰が回復ユニットをやるんだろう。 やっぱり元医者のアバレキラーが改心して、自らも致命傷を食らいながら最後にレッドを治してソファーでワイン片手にご臨終……は、やだなぁ。
(アギト後日談はファイズで、アバレはクウガの後日談だから大丈夫、かな)
ところで『『また見てね、ばいばーい』』でSUPERヒーロータイムは終わりましたが、アバレブルーや草加カイザも声を揃えて言ってるのかと思うと……照れ笑いと邪悪な笑みが止まりません。


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