爆竜戦隊アバレンジャー第29話『わがまま使徒、アバレ争奪戦』ゲラ?



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9月14日
30年ぶりの大型台風が、台風が隣国と日本海を駆け抜けていった週末も、いってみようか特撮日記〜  まずはトップゲイラー・緑川光と仲代壬琴が朝からクールなアバレンジャーからね。

アバレンジャー第29話『わがまま使徒、アバレ争奪戦』
和風喫茶で実はアバレンジャーの基地でもある『恐竜や』の秋の新作カレーの試食から始まりました。おなじみの恐竜を象った皿に盛られた顔っぽいカレーですが、その鼻の部分はピーマンで目の部分はホタテ。
「わたし、ピーマン嫌いなんだけど〜」と樹らんる(アバレイエロー)が言えば「俺も、貝はスキじゃない」と三条幸人(アバレブルー)も渋い顔。でもそこは子供番組。大丈夫ですっと笑みポン(アバレピンク候補の女子高生アルバイター)と介さん(アバレブラウン候補、だったら嬉しい恐竜やマスター)に勧められ、 食べた伯亜凌駕(アバレッド)とアスカ(アバレブラック)の「うまい」「美味しい」連発に誘われて、二人は恐る恐るスプーンを口に運びます。

「おいしい! ピーマン嫌い、克服できそう」
「……うまい、俺も貝好きになりそうだ」
いやぁ、めでたしめでたし。と、そこに響くのはイビキです。なんと食べてる最中に寝ちゃうという幼児みたいな技を披露したのはアスカ。先週ハリキリ過ぎたようです。

爆睡するアスカを温かく見守っていた仲間たちですが、アスカの分の新作カレーを誰が食うかで皿の争奪戦開始です。幸人までもがキャラじゃないのに加わってのバトルは、途中参加の、横ちゃん(横田さん・恐竜やの常連)の勝利で終わりました。 横田さん「横ちゃんスプーン!」なんて必殺武器を携帯してたのか。さらに幸人のカレーは笑みポンがコッソリ食べっちゃってて、キャラじゃない事したブルーがブルーになってOPになだれ込み〜

さて、平行宇宙から侵略の魔の手をのばしていたエヴォリアンは、次元転移の力を持つ黎明の使徒リジェがアバレキラー(仲代壬琴)の別荘に行ったっきり帰ってこなくて大弱り……かと思ったのに、 破壊の使徒ジャンヌは浮かぶ玉を相手に剣のお稽古してるし、無限の使徒ヴォッファは新しい生命体がどうのと鉄道模型と戯れるのに忙しく、連れ戻そうと頑張ってるのは創造の使徒ミケラだけ?

ミケラは胸のホタテ貝を打ち鳴らし「マンピ、マンピ、マンピー」が口癖のトリノイド第18号ラッコピーマン(声 遠近孝一)にリジェの連れ戻しを命じます。 (しかし、探偵学園Q最終回を見た直後にラッコピーマンの声を聞くと……遠近孝一氏の広大すぎる演技の幅に口がぽっかり) で、リジェがいないのにどうやってアナザーアース(こっちの地球)へ送り込むんだ? と思ってたらミケラはヤツデンワニに電話をかけはじめました。

「グリーングリーン」の替え歌「クリーンクリーン」を歌いパパ(=ミケラ)を思いながら、仲代邸のかーなり広い風呂場の掃除をしていたヤツデンワニはミケラの電話に大喜び。 壬琴をモデルに絵を描いていたリジェにさっそく取り次ぎました。それにしてもリジェちゃんってば1歳だというのに見事な鉛筆画です。ドラマ「顔」の平野瑞穂並みのウデと見た。
あ、話戻して、アバレンジャーを倒すために転送してくれと言うミケラに応じて、リジェは電話に転送のキスです。キスは謎の回線をつうじてミケラが持つ受話器をピンクに輝かせ、 それでチョンとラッコピーマンに触れたら見事に転送完了……ヤツデンワニって、まさに何でも電話。

転送されたラッコピーマンはヤツデンワニに連絡を取ろうと試みますが、ショルダーガードみたいに張り出したコピー機が邪魔で、電話ボックスに入れません。かんしゃく起してピーマンボンバーで公衆電話を破壊しちゃうラッコピーマン。 「これ以上街を破壊させない」と次元の扉反応を辿って3人のアバレンジャーが駆けつけました。「何だおまえ達は」と聞かれてフルバージョンの名乗りをするあたり、ちょっとロケット団風味ですが、まずはバトル開始です。

アナザーアースのヤツが嫌いなピーマンボンバーは「さっきピーマン嫌いを克服したばっかりよ」とイエローがアバレイザーソードモードによる見事なバッティングで打ち返し、 ラッコの貝叩きと意味不明な行動で油断させた直後の貝手裏剣も「貝はさっき好きになった」とブルーがすべて空中で斬りおとします。アバレンジャーが超優勢?!

さらにブルーはダイノウェポン・トリケラバンカーを構えます。その時、ラッコピーマンの右腕がピカっと光り「コピ〜 トリケラバンカー!」 なんと肩のコピー機からコピー武器を出したラッコピーマンの反撃にブルーが倒れます。 さらにティラノロッドとプテラダガーまでコピーし、杖とナイフの二刀流でレッドとイエローも倒してしまいました。さらにイエローの声までコピーしてみせるラッコピーマン。 コピー機とピーマンとラッコの混合物な外見はそのままでも、武器と中身はそっくりになるモシャス使いみたいです。……DQの呪文より使い勝手良さそう。

でも「こんなヤツらと戦ってる場合じゃなかったマンピー」とトドメは刺さずラッコピーマンは電話を求めて走り出します。 追っかけようとするものの、フラフラのアバレンジャーたちはラッコピーマンを見失ってしまいました。

恐竜やでは座敷席に寝かされたアスカが夢を見ていました。荘厳な杉林を包む滝の音。「ここは……どこだ?」多分、9話のアバレサバイバルと同じロケ地と思われますがキンモクセイカミカクシの異世界ではなさそう。 滝つぼから盾持つ戦士のシルエットがトリケラっぽい赤い影とともに現れ「新たなる、戦士の光臨?」と呟くアスカ。突然赤い光に包まれた戦士が炎を放ち、悲鳴を上げて飛び起きたアスカは寝汗びっしょり。

さて、ラッコピーマンは「もー、チョー腹へった〜」なんて携帯してた女子高生二人組に「その携帯よこせマンピ」と迫りましたが、相手は地上最強の生物です。 「ちと、うるさいんだけど」「あんたさー、いつかのやつの仲間?」とミケラ(パパ…いや創造主)とヴォッファの携帯画像を見せられ、 「あいつら知り合いみたいなもの」という二人の言葉にトドメを刺されていきなり丁寧語モードに転落。言われるままにピーマンと貝のバーベキューを献上し、やっと携帯電話の使用許可を頂きました。

ヤツデンワニに連絡はついたもののリジェ様はアバレキラーとお出かけ中でラッコピーマンはガックリ。 さらに女子高生たちに食い尽くされそうになって「許してマンピー」と逃げ出すラッコピーマン。「逃げたんだけど、ありえなーい」って……この世界の女子高生ってマジにスゴいなぁ。

で、リジェと仲代壬琴は白いオープンカーでデートです。橋の途中で車を止めさせ「うあー風が気持ちいいー」のあと、「行こ、早く車出して」なんてやってます。 さらに歌つきで草がなびく丘をスローモーションで走ったり、木にもたれたりとアニメ「ダ・カーポ」の声優プロモーション画像みたいなしろものが展開っ! まぁ、歌は神に跪けだの絶望の涙だのトリノイドやギガノイド召喚して破壊だのとリジェらしい内容ですが。

ボートで川のデートを楽しんでいる二人をコッソリのぞいているのは、ラッコピーマンを探しに来て白のベンツのオープンカーを見つけちゃったらんるです。他のアバレンジャーもダイノブレスで呼び寄せ監視ですが……「あの子、楽しそう」といつしか見守りモードに。

そこへ走るレッドたちを見て追いかけてきたラッコピーマンがやってきます。ピーマンボンバーを爆竜チェンジして防ぎラウンド2開始ですが、さすがに今回のアバレンジャーたちは慎重です。 ダイノボンバーのティラノロッド(銃口部分)を閉じた状態でコピーさせ暴発させる作戦に出ますが
「必殺ダイノダイナマイト! と、行きたいが、このままじゃ自爆してしまうでマンピ」とロッドの頭をパカッと開けるラッコピーマン。川の支流(むしろ上流?)まで吹っ飛んだのはアバレンジャーたちのほうでした。 パートナー爆竜たちの励ましにアバレンジャーたちは立ち上がりますが、トドメ刺されるのも時間の問題?

「私が相手だっ」そこへアバレブラックが助太刀に入り、ダイノスラスター・ストームインフェルノで攻撃しますが、やっぱりコピーされて川の中に集まったところで本編初の「スプラッシュインフェルノ」がラッコピーマンの手で放たれました。 釣りバカ日誌にゲスト出演した時は大渦巻きでしたが、実際には水中爆発による水圧と大量の飛沫による攻撃でした。

「おい、静かにしてくれ」「せっかくトキメいてたのに」戦いの騒音に、デート中断して仲代とリジェが抗議に来ました。 大喜びでお迎えに来たと言うラッコピーマンですが、リジェは嫌だと仲代の後ろに隠れちゃいます。 さらに「リジェは渡さない」と仲代がアバレキラーに爆竜チェンジ。「カッコい〜」とのリジェの賞賛を背にキラーVSラッコピーマンの戦いが始まりました。

ウィングペンタクト・ブレードモードでのハイスピード攻撃を、コピーしたウィングペンタクトで受け「コピーした剣でキサマを倒してやる」とやり返し、なんとキラーを木の幹に叩きつけて大笑いするラッコピーマン。もちろん、やられっぱなしで黙っているキラーじゃありません。

「笑っていられるのも今の内だ、見てな」なんとキラーがアバレモードにっ。ショルダー部分の突起と両手の甲から伸びる黒いぎざぎさのブレードが禍々しくもカッコいいです。 「一撃で倒してやる」とピーマンボンバーの爆風の中から滑空して飛びかかり、ラッコピーマンを押しまくり木の幹……から伸びていた尖った枝にグッサリと100倍返し。 爆発するラッコピーマンに背を向けクールに歩く姿はリジェじゃなくても「壬琴様すてきー」かも。 見ていたアバレンジャーたちに「あとはおまえ達に任せた」と言い捨てリジェと共に立ち去っちゃいました。

ジャミーバ細胞の雨が降り、巨大化復活するラッコピーマン。対抗するのは任されたアバレンジャーたちです。 「古人曰く 七転び八起きブラ」と空母爆竜ブラキオが出動し、「よっしゃ出番テラ」「待ってたプラ」「行くケラよ」と三体の爆竜と融合合体、アバレンオーとラッコピーマンの取っ組み合いが始まりました。 しかし距離を取ったところでピーマンボンバーを連射されてちょっとピンチ。

アバレンジャー達は爆竜アンキロベイルスの力を借りようとしますが「嫌だキロ〜……あんまり頼るなキロ。でもま、やってやるかキロ」と二週連続出演で疲れたのか乗り気じゃないせいか、爆竜コンバイン『アバレンオーベイルス』のテロップが出ません。 これって来週の伏線? ともかくベイルブロッカーで目からビーム光線を弾き返されたラッコピーマンがよろけたスキに、 爆竜必殺ダブルトルネードで見事撃破です。ところで大きくなったラッコピーマン、コピー機能がなくなってたような???

戦いが終わり、アバレンジャー達は変身を解いて川原で石を投げ投げ本日の戦いの反省会です。 「おれ達の力だけじゃ、あのトリノイドを倒すことは出来なかった」 「キラーのヤツ、いつの間にアバレモードになれるようになったんだ」「強敵がますます強敵になってしまったのね」「わたし達も、もっと、もっと強くならなければなりません」 そろそろオモチャの新製品……いや新兵器の投入の予感です。

「それにしても、アバレキラーはナゼ、リジェのわがままにつきあってるゲラ?」 リジェの肖像画にハート飛ばすキラーの図を背景にトップゲイラーが本日の引き担当でした。

「クリーンクリーン」と歌いながら、はたきかけしていたヤツデンワニは、帰ってきた仲代とリジェにワインとオレンジジュースをいそいそと用意してましたが、リジェの言葉と行動にビックリしてワインボトルを取り落とします。 「私に付き合ってくれたお礼に、ダイノアースに連れてってあげる」と仲代の手にチュっ……あんなにダイノアースに帰りたがっていたのに、哀れヤツデンワニは置いてけぼりかぁ。

次回予告 第30話『最凶!アバレヴォリアン結成』
ダイノアースに行ったキラーは「今日から俺がボスだ」なんてエヴォリアン本部に居座っちゃいました。 でもデズモゾーリャ様の体は朽ちかけてるのに大丈夫なんでしょうか、あの建物。 それにサメ風味のトリノイドだかギガノイドだか……白い色もあいまって何だかサンダール風味です。 無理だと思うけど個人的に声は池田秀一氏希望!!
もしそうなら、腹の中で爆竜を溶かしても許せちゃうかも。

で、アスカの夢のお告げに出てきた新アバレンジャー。いつお目見えするのか楽しみだなーとか思いつつ、ぼーっとファイズ見てたら「テレビマガジン」のCMで『アバレマックス』なりきりセットが堂々と……なんだかなぁ〜


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