爆竜戦隊アバレンジャー第19話『よろしくアバレアミーゴ』パラサ?



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6月29日
6月末の番組改編の最中でも、何とか特撮だけは無事放映。そんなこんなで……

アバレンジャー第19話『よろしくアバレアミーゴ
ダイノアースにそびえる侵略の園エヴォリアン中枢部では、破壊の使徒ジャンヌが右頬の竜の爪に触れつつ「私の感覚が確かなら」と、 新キャラクター・アバレキラーに関して何か思い当たることがありそうです。確かめるためにも爆竜を奪い返すためにもアナザーアース(こっちの地球)へ出撃ですが……
「リンゴ・ゴリラ・ラッパ……うー、初歩的過ぎるんだなぁ〜」と創造の使徒ミケラはスランプ中。かたや無限の使徒ヴォッファは絶好調。 ト音記号に音符を絡めた珍妙なスコア書いては鍵盤を引きまくってます。 これからの数週間、人間サイズでのバトルはアバレキラーが相手で、エヴォリアンサイドは巨大なギガノイドのオンパレードかも。 ところでギガノイド第5番『狩』って、モーツァルト?(原曲を知らないので自信ありません)

ジャンヌ姐さんが追うアバレキラー(仲代壬琴)は、建築中のビルの地下で白黒ゼブラタマゴにダイノガッツを与えていました。 「まだ足りないってのか、贅沢な野郎だ」他の爆竜のタマゴより大きい上に大食いさんみたいです。

ジャンボスイカ並にでっかいタマゴの中身に関して、和風喫茶『恐竜や』の奥にあるアバレンジャーの基地でアスカ(アバレブラック)が解説。 爆竜の名はトップゲイラー。昔の人が苦労の末、ようやく封じ込めた(岩にしてクサリでがんじがらめ状態)、凶暴な爆竜。

「アバレンジャーが4人いるのは、ナゼだと思いますか? 小さな力を幾つも集めて大きな力にする方がいいと考えたからです。 複数の人間がいれば意見が対立し、ただ勢いだけで一つの方向に暴走してしまう危険を避けられる。 しかし、あの0号スーツ(アバレキラー)が開発された段階では、そんな発想は全くありませんでした」
たった一人でエヴォリアンに立ち向かえる戦士、その強力なパートナーとして白髪の長老(大木史郎)が選んだのは、大都市を一夜にして壊滅させた史上最悪の爆竜だったのです。

アスカの剣が感知する爆竜の気配はますます強くなるし、一方で海上保安庁の警戒網に海中を進む巨大な影がひっかかるしと大忙しのアバレンジャーは二手に分かれます。 介さん(喫茶店マスター兼指令?)が特定したタマゴの方は伯亜凌駕(アバレッド)と樹らんる(アバレイエロー)が、サイドカーつきバイクで探索。 笑ぽんが知らせた海中のギガノイド(?)へは、三条幸人(アバレブルー)とアスカ(アバレブラック)が青のスポーツカーで向かいます。 同時に「太陽を隠す黒い雲を吹き払うブラ」と空母爆竜ブラキオも出撃。
それぞれが建築現場と埠頭についた頃、新たにギガノイドサイズの次元の扉反応が凌駕さんたちの方にっ

海から移動したのかと慌てる幸人とアスカですが、避難して来る港湾作業員が指す方に巨大な影がありました。 駆けつけてみればシッポをチョキチョキさせる緑の二足歩行爆竜パラサロッキル(声 塩屋浩三)。
「すまないセニョール、ゆるしてパファボーレ(かな?)。最初に落ちたのがファウンテンランデス諸島の近海(地球の反対側)だったパーラサ〜」
泳いで地球半周した直後だというのに、緑色に変化したアスカのダイノブレスから聞こえて来る声はイタリア系でノリノリです。 わずかな気配でここまで……涙ぐむアスカは「感激している場合じゃないブラ」ブラキオの言葉で我に返り、三体の爆竜とともに凌駕たちの支援に向かいました。

一方、アバレキラーを警戒しながら地下へ降りた凌駕とらんるはタマゴを発見しましたが、白いコートの男・仲代壬琴も柱の影から出てきちゃいました。 「遅かったな」なんて余裕の壬琴は危険な爆竜と聞いても「ますます面白いじゃん」とダイノガッツを注ぎ続けます。 止めさせようと爆竜チェンジするレッドとイエロー。させるかと壬琴もアバレキラーに爆竜チェンジします。

さすが、一人でエヴォリアンと戦えるよう造られた0号スーツ。アバレキラーとアバレンジャー二人の戦力差はフリーダムガンダムとその他量産型並。 「もう終わりか」なんて言われて「絶対負けないっ」と頑張りますが、かすりもしてないような?  さらに地響きとともにギガノイド第5番『狩』が迫ってきます。

「何してんだ、お前ら。早く行って倒して来い。……あれ、知らないの? この辺、小学校も病院もあるんだぜ」 からかうようなアバレキラーの言葉に「バリむか」(バリバリムカつく?)とイエローはにらみますが、正義の味方である以上人命が第一。 「せいぜいオレと相棒を守れ、ふはははは、あははははは」アバレキラーの笑い声を背に階段を駆け上がります。
ところで僚愛医科大学付属病院って第一話で凌駕が入院した病院かな……オレ=仲代医師の勤め先も守るんですね。

アーチェリーが鎧着て歩いてるみたいな『狩』の両手は弓矢。合わせて突き出した手の間から撃ちだされる光がビルを攻撃する中、 レッドとイエローは子供たちの避難誘導に当たってました。ガレキが降って来る中何とか校庭までたどりついた時、 『狩』が落としたグランドピアノの巨大ビルボードが子供たちの真上にっ。

そこへ走りこんできた爆竜パラサロッキルがシッポのハサミをふるいます。看板からピアノだけ切り抜くという「すごいっ、すごすぎる」名人芸だけどよくわからない助け方をし、ブルーとブラックが子供たちを無事逃がしました。
「爆竜戦士のアミーゴだパラサー。よろしくっ、セニョール・セニョリータ〜」

同時に爆竜ティラノが『狩』に体当たり。 「凌駕、待たせてすまんテラ、ここから一気にパァッと行こうテラ」俺の口調に似てきたなぁお前、なんてレッドに言われつつ「爆竜合体ケラ!」 アバレンジャー三人とパトーナー爆竜たちが融合合体、アバレンオーとなって肉弾戦と爆竜バーストで『狩』と戦闘です。

「がんばってください、アバレキラーは私が」と地下へ向かおうとしたアバレブラックの前に破壊の使徒ジャンヌが現れました。 壬琴にトップゲイラーを復活させた上で奪う作戦と聞かれもしないのにしゃべってから、黒い伝説の鎧をまとい青光りする剣を構えるジャンヌ。
しかし今週のブラックは別人のように強いです。対等以上に斬り結び、ダイノスラスターレッドスラッシュに大技ダイノスラスターサークルムーン(円月殺法?)を決めます。 急ぐブラックは「いつまでも、お前の相手をしている私じゃないっ」と倒れたジャンヌに切っ先を向けますが……立ちはだかったのは幻の白い少女(もう一人のリジェ)。
「いいの? 思い出して」
少女に体をすり抜けられ棒立ちになったアスカはある記憶を蘇らせます。

暗い洞くつで逃げ惑う人々を次々斬ってゆくのは伝説の鎧をまとい青光りする剣を握った…… 「アスカ、お前は悪魔になったのか。アスカー!」長老の声で幻覚は終わり、ジャンヌの姿は消えていました。

アバレンオーと『狩』の戦いは続いています。力比べからキック、そしてトリケラバンカーまでは良かったのですが、遠距離系プテラカッターは弾かれてしまいました。 宙へ浮かび距離をとった『狩』の光の矢でやられて倒れたところを踏まれてアバレンオーちょっとピンチ。
一際高く飛んだ『狩』に串刺しにされそうな瞬間、爆竜ファイアー(ヨガファイアー)を放って立ち上がる機会を掴み、爆竜パラサロッキルと爆竜コンバイン。 左手が緑の大バサミ『アバレンオーロッキル』となりまました。
アバレンオーロッキルは「さあ、かかってきなさい」と『狩』の右手の矢尻をチョンっと切って、胴体挟んで投げ飛ばした後『爆竜必殺チョキチョキシザー』 という、色とりどりの紙吹雪舞う蒼い暗雲を背景の前で、巨大ハサミをふるって相手を裸にしちゃうという技を放ちました。そして『狩』はシアンの全身タイツっぽい姿に……直後前を隠した情けないポーズで爆発。

「きてるっ、ビンビンきてるぜ」と地下では白コートの仲代壬琴が嬉しそうにタマゴにダイノガッツを与えていました。 やっとアバレブラックが到着した時タマゴにヒビが入ります。あっという間に巨大化する白い爆竜。 崩れるビルから必死で脱出するブラックの後ろから壬琴の悲鳴が……

「アバレキラーの最期プラ、続きはこの後プラ」
今日の引きは仏壇を背景にしたプテラが担当でした。

崩壊するビルの中から、白と黒の翼を広げたトップゲイラー(声 緑川光)が現れました。阻止できなかったと悔しがるレッド。 アバレキラーは崩れたビルの中に……
「そんな、ワケねーだろ」
トップゲイラーの鼻面にアバレキラーがシタッと飛び乗ります。
「スリルがあって楽しかったぜ……あれごときで死ぬようなヤワなオレじゃない」とっさに爆竜チェンジに成功していたようです。 「さすが私の相棒、生きていたゲラか」クールなトップゲイラーは、 何秒でアバレンオーを倒せるか賭けるか? と聞くアバレキラーに「人間、そんな簡単じゃつまらんゲラ」とかなり偉そうに返します。

軽い練習程度と言われて怒るアバレンジャーたちと、実力の差を見せてやる、なんて余裕たっぷりのアバレキラー。 向かい合うアバレンオーとトップゲイラーの止め絵を炎がなめ、モノクロカットとなって本当の引きでした。

第20話『キラーオー、アバレ初め!
爆竜ステゴスライドンがトップゲイラーと合体、紅白に金に黒と結婚式みたいなカラーリングの巨大ロボット『キラーオー誕生』だそうです。 そして、やっとバンソウコー状態まで回復していたレッドが、また痛々しい包帯姿に。それでもメゲずにアバレキラーと1対1で対決してますが、 「ステゴっ、戻ってこーい」と叫んでいた幸人さんは……無事ケラ?

さて、「あれごとき……」危機一髪で爆竜チェンジなんて第一話でアバレンジャー3人がもっと危機的状態でやってるから、確かに自慢げに言う事じゃないのは確かです。 自慢すべき壬琴の真なる強さとは、この季節にロングコートをしつこく着続けている、暑さに対する我慢強さ、かも。

8/16公開の、劇場版アバレンジャーとファイズのCMが始まりました。
全世界が氷に閉ざされるアバレンジャーデラックス、アバレサマーはキンキン中だそうですが……映画館で食べるにはフラッペって音がするし溶けるしで、色々問題あるんですよねぇ。


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