爆竜戦隊アバレンジャー第18話『誰だ?アバレキラーだ!』?



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6月22日
先週はゴルフに明けた日曜日。今週こそは特撮だぁ!!
ついに五人目登場でワクワクドキドキいってみよ〜
と、その前に……今までずっと、リジェちゃんの称号を『黎明の使徒』ではなく『黎明の巫女』と誤って書いていた事をお詫び申し上げます。 じわっと修正して行きますので、しばらくは大目に見てくださいませ〜。m(__)m

アバレンジャー第18話『誰だ?アバレキラーだ!
創造の使徒ミケラの自信作、トリノイド第12号がビル街に降り立つところから始まりました。 「ベルベルベル……このヤツデンワニ(声 津久井教生)が受話器を使って……」何かしようとする直前に、現れた白い人影。 その目にも止まらない速さにヤツデンワニは翻弄され「誰なの、やめて、やめて〜」金をあしらった白い羽ペン状の武器が空気中に描き出すたくさんの線に絞り上げられ「もしもし、救急車、きゅうきゅうしゃ〜」……消えちゃいました。(まだOP前、やられんの早すぎっ)

少し遅れて現場に到着したアバレンジャーたちは、柱にもたれた白いコートの男・仲代壬琴(なかだい みこと=田中幸太朗)に、トリノイドはオレが消したんだよと言われてビックリ。 おまえらと話すのに邪魔だからさ、で消されたヤツデンワニ……哀れ。 「普通の人間にトリノイドが倒せるかっ」と反論するアバレブルー(三条幸人)に「このオレがただの人間なワケないだろう、爆竜チェンジ(小声)」と壬琴は白地に黒模様、赤ゴーグルのアバレスーツを装着します。

恐竜やで戦いをモニターしていたアスカ(アバレブラック)が呟きます「あれは0号…」

「うわー、おれたちにソックリですよ」……五人目の仲間だと大喜びのアバレッド(伯亜凌駕)。 しかし、「勝手に決めんなって」とつれない白の戦士は正義と平和のために戦って面白いか?「どうせなら自分のために楽しく使おうぜ」と、何だか壊れ気味です。
白い戦士は羽ペン武器(何て名前が分かんない)で空中に光の矢を無数に描くと「行け」アバレンジャー3人に向かって飛ばしました。 誰なんだと聞けば 「オレか? そうだな、おまえらがアバレンジャーなら、こんなのはどうだ」白い戦士は筆記体で“Abarekiller”と空中にサインします「アバレキラー!?」

それは4ヶ月前(第1話当時)……トレーニングマシンで筋力アップ中の仲代壬琴は、 「いい加減、飽きた」とつまらなそう(ナルシストではないらしい)。そこへ看護婦が急患だと飛び込んできます。なんと仲代壬琴は救急医療に携わる優秀な外科医。偉そうな点で幸人とキャラ被りな上に職業的にも似たもの同士とは…… とはいえ、ハリケンジャーではスーツの色が被ってたゴウライジャーも仲間になったので、ずっと敵のままと考えるのは早いかな。
「面白そう? その患者」と不謹慎な事を聞く壬琴は『先生にしか治せない23歳の女性』の状態より、待合室のテレビから流れる臨時ニュースに惹き付けられます。 「なんだこの感じ」

エヴォリアンに操られた爆竜たちが街を破壊する現場へと、白のオープンカーで駆けつけた壬琴は 「こんなの初めてだ……ときめくぜ」逃げ惑う人々の中で、一人立ち止まり暴れる三体の爆竜をうっとり見上げます。 最後に凌駕のマンションが潰れる現場まで来た壬琴は地に潜るティラノに「おい、ウソだろ。もう終わりかよ」とガッカリ。 結局は空しい日常か……と、犬を助けようとして死にかけたバカ(=凌駕)の緊急手術を神技と称される手腕で軽くこなす仲代医師。 (ところで、アメリカの医師免許って14歳で取れるもんなの?)こんな奴助けても面白くないと溜息をついた壬琴の耳に声が響きました「助けて……変身」。

翌日、またも現場に駆けつけていた壬琴は、らんると幸人の変身シーンを見て、「変身てのはアレか」頭の中に響く声の意味を知りました。 しかし、プテラとトリケラが正気に戻るのを見て「何だよおまえら、良い子ちゃんになっちまうのかよ」と落胆。 まだ暴れ続けるティラノに「おまえか、オレを呼んでたのは。まってろ、今……」と話しかけますが「あいつは…うそだろ」 自分の患者をパートナーに選び“いいもん”になるティラノに失望です。「おまえも違うのかよ」

「空しいぜ」とアバレンオーとアノマロカリスの戦いを見ていた壬琴は、不意に強烈な波動を感じて胸を押さえました。 爆散したアノマロカリスから輝く繭が壬琴の前に落ちてきました。繭が消え中からは白いダイノブレスと黒縞のついた白いタマゴが現れます。 さっそくダイノブレスを装着する壬琴。しかし一度は身を覆ったアバレスーツは金色に弾けて壬琴はケガをし、倒れてしまいました。 それでも壬琴は嬉しそうにタマゴに話しかけます「おまえか、オレを呼んでいたのは。ありがとうよ、面白くなりそうだぜ、これから……」

病院の廊下でのリハビリ中も「必ずものにしてやる」とダイノブレスをつけたままの壬琴は、包帯の取れないうちから何度も再変身を試みます。 そしてアバレブラックが参戦するのを「プレイヤーが4人になったか、ゲームが面白くなりそうだぜ」と物陰から眺めた頃、壬琴のケガは完治し、ついに変身に成功。 人けのない夜中の建築現場に、壬琴の笑い声が響き渡りました。(田中幸太朗氏のデビュー作『6番目の小夜子』で慰霊碑見て大笑いする小夜子、入ってんなぁ)
以上、アバレキラー誕生秘話 おわり。

さて、アバレキラーは素早い動きでアバレンジャーたちの胸にペケマークをつけ、最後にデッカく Χ を空間に描いて爆発させる技で大暴れ(仮面ライダーカイザも、混ざってそうだ)。 凌駕の「やめましょうって。あなた人間でしょ、ダイノガッツで変身したんでしょ、だったら戦いあうなんて変ですよ」って呼びかけに、戦いたくないなら、とっととやられれば? と答えるあたり芝浦淳(戦いをゲームと捉えた仮面ライダーガイby龍騎)も混入の様子。 「無駄な命助けちまったぜ」とダークな医師壬琴は「お前、マジ? 本音でいこうぜ。退屈な世の中で、こんなすごい力持ったら、人生面白くしたいと思うのが人の心ってもんだ」 と武器羽根ペンのペン先をくるっと回し羽根の先を伸ばして剣っぽく握ると「しっかり楽しまなきゃな」アバレンジャーたちを切り付けました。

ダイノアースの侵略の園エヴォリアン本部では戦いをモニターしていた黎明の使徒リジェの白い戦士という言葉から、 爆竜とともにアノマロカリスに積んであったアバレスーツの健在を知った破壊の使徒ジャンヌが、 邪命神デズモゾーリャの「取り戻せ、あれは一度我らの手に落ちたもの。勝手な真似をさせるな」という命で奪い返しに出発です。 今日のリジェちゃんの「いってらっしゃい」のチュッが妙に可愛いのは、ジャンヌの手の甲にしたからかな?

今まではやられ放題のアバレンジャーたちですが、 「もうやるしかないだろ」「悲しいけど黙ってやられる訳にはいかんたいっ」ブルーとアバレイエロー(樹らんる)はついに銃口をアバレキラーに向けます。 が、撃つ前にやられ、いまだ攻撃を止めさせようとするレッドを押しのけた時、「待って下さい!」とアバレブラックが走ってきてブルーの手を押さえました。

「あれは0号。破棄されたはずのプロトタイプのブレスで変身した戦士です。 内部の超小型エネルギー増幅炉の制御がうまくゆかず、大爆発の恐れがあるため封印されたんです。もし現実に起きれば東京は一瞬で消えるでしょう」
何だかアバレキラーってば、体力や知力や美貌、そして寿命を三倍にするけど感極まったり東京を出ると爆発する錠剤でも竹中直人にもらったみたいな状況のようで。(by映画『東京爆弾』)

すぐ変身解除をと頼むブラックに「面白いじゃん、ゲームにスリルが増えて」と答えるアバレキラーは 「お前が良くても東は吹っ飛ぶんだぞ」と怒るブルーに「どうなろうが、俺がいなくなりゃ同じだろ。別にかまわないね」と答えて正気を疑われてしまいました。
「それより……それよりなにより、人間同士じゃないですかっ!」
レッドの叫びも空しく、イエロー&ブルーVSアバレキラーのチャンバラが始まります。 ブレスに当たらないよう仕掛けてるせい、というより実力なのか、レイピア系の構えのアバレキラーに二人そろってあしらわれ、駐車場へ墜落するブルーとイエロー……ちょっと情けない。というか、いつの間に戦場はビル前から屋上になってたんだろ?

追ってきたアバレキラーに、怒りモードで体当たりをするブルーとイエローですが、片足と片手で簡単に止められ蹴飛ばされて駐車車両に叩きつけられます。 ダイノウェポンのトリケラバンカーとプテラダガーで再度同時攻撃を仕掛ける二人。なんとアバレキラーは左腕で攻撃を受け、例のダイノブレスで二人ダイノガッツを吸い取ってしまいました。 変身が解け、アスファルトに倒れこむ幸人とらんる。
「やめろ、自爆したいのか」とダイノスラスターを手に追ってきたブラックも、武器を通じて胸のマークからダイノガッツを奪われアスカに戻ってしまいました。
「やめろっ」不意をついたラリアットを決めたレッドですが、アバレキラーが繰り出したミドルキックを小脇で受け止め「もうやめましょうよ、無駄な戦いは」と説得を始めちゃったので、 バカ呼ばわりされた挙句に、うるせえ「消えろ」と胸にパンチ食らってレンガの壁に激突。変身が解けた凌駕は流血も痛々しく、ピクリとも動きません。

「甘いな、倒すつもりで来ない奴には死、あるのみだ」と言いつつアバレキラーはトドメを刺してません。 「とりあえず充分チャージさせてもらった、礼を言うぜ。オレの相棒がもっとダイノガッツとやらを、よこせって言ってるんでな」 ……つまり、凌駕がダイノウェポンを使わなかったせいで、ダイノガッツを奪いそこねたからでしょうか?

「本当のゲームはこれからだ」なんてカッコよく言い残し、 壬琴は車で走り去りました。いやぁ、さすがは医者、ベンツです。 でも、フリーの幸人と違って、壬琴は雇われの身のはず……収入源は患者からの個人的な“お礼”かな。

そのベンツの前に破戒の使途ジャンヌが立ちはだかりました。 「爆竜を返してもらう、そのブレスもだ」
車を降りた壬琴は「いい女だな、おれ部下にしてやろうか……気が強いのも好きだぜ」とナンパ開始!?
頬の竜の爪に触れるというセクハラ(……多分、竜人にとっては)を受けビックリのジャンヌが「貴様っ、まさか」 と怒りますが「おっと相棒が呼んでる、またな」と、それ以上の狼藉はなく壬琴は去りました。頬に触れたときの白いピカピカ、ちょっと気になります。

アバレンジャーの万能回復室、和風喫茶『恐竜や』の座敷席に運び込まれた白亜凌駕に、養女舞ちゃんがすがりつきます。 「凌ちゃん、やだよっ、死んじゃやだよ、凌ちゃんまでいなくなっちゃったら……」
ピクッと凌駕の手が動き舞ちゃんの頭を優しくなでました。
「大丈夫だよ、ちゃんと受身取ったし、舞ちゃんが大人になって結婚して、子供産んで、その子が結婚して子ども産むぐらいまでは生きてるさ」 「約束だよ、やくそくだよ」さすが凌駕、アッパレな父親魂です。でも、
「それにしても、とんでもない敵が出てきちゃったよね」というらんるの言葉にもうつむき 「しかしお前、まだまともに闘わないつもりか?」と幸人に聞かれても沈黙の凌駕。リーダー魂を二人から疑われそうで心配です。
「ただの人間とはとても思えません、あのスーツを平気で着こなすなんて」 (えっ、4ヶ月にわたる壬琴の努力の賜物じゃないの?)と、アスカが伏線の匂いがする発言をしたとき鳴り響くエマージェンシーコール

「ここでまた何か出るケラ? どうなるかはこの後すぐケラ」本日の引き担当は爆竜トリケラでした。

恐竜や奥の基地では、電極につながれたアスカの剣が光を放っていました。 「爆竜反応」と呟くアスカに「やったぁ、また味方が増えるんですね」と喜ぶ笑みポン。でもアスカはとっても深刻な顔です。
「いえ、アバレキラーはダイノガッツを必要とする相棒がいると言ってました。もしかすると……」

深夜、建築中のビル前に車を止めた壬琴は、資材置き場のシートを勢いよく取りました(なぜか同時に変身)。現れたのは例のシマウマ模様のタマゴ。
「望み通り、ダイノガッツをチャージして来てやったぞ。一度きりの人生だ、めいっぱい面白いゲームをしようぜ」
かざしたブレスからダイノガッツを与え、赤い光が明滅するタマゴに話しかけるアバレキラー。はたから見るとかなり“面白い人”に見えるのは確かです。

アバレンジャー第19話『よろしくアバレアミーゴ』
セニョール、セニョリータとメチャメチャ陽気なラテン系爆竜の登場みたいです。爆竜トップゲイラーはまだ当分出そうにありません。

ところで、子ども用「アバレジャケット」各30着プレゼント(7/7締め切り)。身長120cmでは大きいお友達は無理そう。 いや、問題はこれから夏なのに、アバレンジャー3人はジャケットずっと着続けねばならない事かも。 まてよ、日射病の危険にさらされているのは黒ジャケットのアスカと、白コートの琴美の方? 二人が無事秋を迎えられるよう祈った方がいい、かも。

あ、応募ハガキの感想を書くのに、このページを参考になさるのは歓迎ですが、混ぜ込んだ私見まで参考にすると、ヒネクレた感想書く子供だなぁなんて思われちゃうかもよ。


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