一言半日記 2005 6_11〜6_20


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夏至の節電と名前の話  『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』映画村ロケ  ウルトラマンネクサスEp36  劇場版ライダーとマジレンジャーの製作発表  『ふたつのスピカ』地上波最終回  スクウェア・エニックス パーティ 2005  夏期ドラマ  梅雨の空は意外と楽しい  マジレンジャー ステージ.18 仮面ライダー響鬼・二十之巻  ウルトラマンネクサスEp35
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。
6月20日
もう1つ寝ると……一年のうちで昼が一番長い夏至がやってまいります。
この季節の定番話題と言えば『100万人のキャンドルナイト』。今年も19日から各地の名所でダウンライト中。夏の夕べをロウソクの明かりでロマンチックに過ごした方も多かろうて。

それでどれくらい電気代の節約になるのか、CO2をどれくらい減らせて温暖化防止に役立つのかを、理屈っぽく考えるより、まずはやってみましょうか。ただし、火の元には気をつけようね。家燃やしちゃったら節約にも地球温暖化にも良くないですから。

さて、来年のことを言うと鬼が笑いますが、半年先のことなら大丈夫かな。 毎年、子供の名前ベスト100ってやつが明治生命さんから発表される訳ですが、やっぱアニメ等の主人公からつけられる名前に注目してしまいます。『蓮』だの『さくら』だのと聞くと、つい……ね。 と思ったら、間もなく日本でも封切のスターウォーズにちなんだレイアってお姫様がノルウェーにはいるそうで。 きっと日本人でもいるんだろうなぁ、麗亜ちゃん。


6月19日
うっかり7時に起きてTVつけて、ゴルフ中継なのを確認して……エウレカセブン見た後放心しきっちゃって、日記更新するのをすっかり忘れておりました。 しかし土日のネタなんて……せいぜい京都は太秦の映画村で9/3公開の 『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』のロケがあったって、コトくらいですかねぇ。

一般エキストラ募集に応じた猛者は340人。その中から117人がオーディションで選ばれて土曜日のロケに参加したそうな。当日の京都は30度近い暑さ……熱射病に対抗する味方は、オーディション前から提供されてた、飲み放題のオロナミンCであったそうな。元気ハツラツになれたかな?

落ちてもめげずに撮影見学。休憩している役者さんにサインもらった勇者もいたそうですが、やはりこういうイベントは子供づれが有利なんだろうなぁ。しかし、ブログやら掲示板を漁ると明日夢が美人って感想が多いような……鬼も18、少年も出鼻ってコトっすかねぇ。


6月18日
千葉ロッテ、単独優勝おめでとー……なんて書いてる場合じゃない。東映映画村は天気に恵まれ、1時半には無事に撮影は終了。 そろそろファンブログや特撮系掲示板にはプチレポートがUpされてる頃だとは思いますが……所用があって京都へ行けなかった身としては、 3人目デュナミスト千樹憐の最後の戦いを、襟を正して見届けるのが正しい土曜日の過ごし方。それではいってみよう、特撮感想日記〜

ウルトラマンネクサス エピソード36 決戦 ‐ フェアウェル ‐
前回の戦闘クライマックスを振り返る映像と、キメラ・スペースビースト(仮称)がうごめく黒い渦巻きが消えて行くところから、今回のウルトラマン ネクサスは始まりました。 4機のチェスター機は、サッカー場らしきグラウンドで翼を休め……変身解除した後また動けなくなった千樹憐(内山眞人)はロッカールームのベンチに横たわり、野々宮瑞生(宮下ともみ)が看護中。 その2人を守る為、上に逆らったナイトレイダーAチームは、競技場前でタムロ中。なんだか勇者と姫君を守る騎士達のよう……ってのは褒めすぎかな。

「街の封鎖は解かれていない。住民はみな、街の東側に避難しています」斥候に出てた石堀光彦隊員(演・加藤厚成)が隊長達に状況報告。 「そろそろ誰かサンが、私達をとっ捕まえに来る頃じゃない?」平木詩織隊員(演・五藤圭子)は競技場の入口で仁王立ち。指をボキボキ……って、追っ手(同僚)をパルスブレイガーで狙撃するおつもりですか?  負けても勝っても全員懲戒免職の上、記憶処理されそうな明日なき公務員たちに、ついに松永要一郎管理官(演・堀内正美)から連絡が入りました。 処分は上層部が討議中「相応の覚悟をしておいてください」「わかっています」答える和倉英輔隊長(演・石橋保)も渋いやね。ただ決定するまでは戦力の一部と青葉ニュータウンでの待機命令が下されます。

続いてCIC吉良沢優(演・田中伸彦)から状況説明。何かが成長中らしく異常な振幅を示すアンノウンハンドの波形。そして憐にはもうメタフィールドを張る力は無く、次は未曾有のビーストを相手に市街戦 「おそらく、それが憐の最後の戦いです」「そんな」思わずロッカールームへ向かった孤門一輝隊員(主人公 演・川久保拓司)だけど……「私は憐が好き。憐の未来がどんなものでも私の気持は変わらない、ずっと変わらない」などと2人は愛の告白中(?)。結局孤門は無言で引き返し、和倉隊長に悔しい思いを吐きだします。

「僕には何もしてやれない。見ているコトしかできないのは、悔しいんです。代わってやれるものなら……」従兄弟と偽って付き合ううちにホントの兄貴に近い心情になってたんだね孤門くん。 そんな部下に「人の人生は肩代わりできない」それがどんなに大切な人間であってもと、人生の先輩として辛い言葉を口にする隊長さん。 だから人は心を尽くして絆を結ぼうとする「見ている事しか出来ないのなら、見ていてやれ。最後まで」

さて、告白してバツが悪くなったか「何か食べる物買ってくるね」と瑞生が夜の街を激走してた頃「俺はバカだ。これじゃ瑞生になにもしてやれないのに」カノジョの気持に応える時間も体力も残ってない憐は、瑞生のメモレイサーをそっとポケットにガメちゃいます。 災害時支援ステーション化してたコンビニで手に入れたのか、ミネラルウォーターや紅茶パックの入った袋もって戻る瑞生ちゃん。 紅茶だかカップスープだかを作ってる瑞生に、メモレイサーが消せる記憶について憐が質問。 ビーストとウルトラマンとそれにまつわる記憶と教えられて……じゃあデュナミストのことも忘れる? ポケットの中の携帯に偽装した記憶操作装置を握り締める憐。 隠したつもりでも、以前プレゼントしたイルカのストラップが垂れてます。

「出来たよ」紙コップ持ってくる瑞生に向かって携帯構える憐。だけどデザイナーズチルドレン(プロメテの子)も死相が出てる状態じゃ、一般人の女の子に敵いません。瑞生ちゃんは一応格闘訓練受けてるメモリーポリス(工作員)だし。 取っ組み合いの結果、メモレイサーを奪ってぶん投げ「ふざけないでよ、全部忘れろって事?」名前も顔も憐がこの世にいた事も「冗談じゃないわよ。一緒にいた時間がどんだけ大切か、どうしてわからないの」自分の職務を棚に上げて泣きじゃくります。 「ごめんな、瑞生」ブラインドから洩れる光の中、瑞生を抱きしめる憐。これが朝の番組でなく昼ドラだったら……と妄想が広がりそうですが、男が死病に取り憑かれてちゃムリだろうなぁ。

「誰か呼んでる」その頃、DNA上は憐の兄弟にあたる吉良沢優は、やっとパパ(遺伝子提供者)にあたる海本隼人(演・北岡久貴)のテレパシーに気づいたようです。 アンノウンハンドにTLT基地内で襲撃されて以来、ずっと床に倒れっぱなしだった黒ずくめメッシュおじさんの元へホログラフだか幽体離脱だがで現れて 「海本(かいもと)先生!」え゛、ずっとウミモトorアマモトだと思ってたよ。じゃなくて、これで憐の体を治す特効薬ラファエルが、医療スタッフとセットで日本へやってくるとCICも知るところとなりました。 しかし、優を呼んだのは残留思念(=幽霊)かと思ったが、眉が動いたんで海本は最悪でも瀕死。体調が許せば襲撃者の正体も証言可能だったりいたします? 

さて、朝日浴びながら公園の森で体育座りしてる憐と孤門。 「考えてたんだ。“光”はなぜ俺のところに来たんだろうって」「同じ事を考えていた人がいるよ」 先代デュナミスト姫矢准(元報道カメラマン 演・桐島優介)の、過去は変えられないが未来なら変える事が出来るかもしれないって言葉を伝え「光はもしかしたら人に託された希望なのかもしれない。だから光は人から人へ受け継がれていく」視点人物としてのキャリアからウルトラパワーの意味を語る孤門くん。 「光は受け継がれていく希望?」憐が木漏れ日を見上げた時、青空に黒い渦が出現。瑞生が憐にところへ走りこんでくると同時に、最後のスペース・ビーストが咆哮とともに降ってきました。

さらに、吉良沢からはプロメテの仲間たちが開発した特効薬ラファエルが、医師団とともに城北大学病院で憐の到着を待ってると究極の選択を迫る朗報を伝えます 「いいか憐、この状態で戦えば君は助からない」すぐに大学病院へいけと進める孤門と瑞生。っていうかCICという職務上、ウルトラマンって切り札を戦闘から遠ざけるのはマズイのに、情を取ったんだなぁ、CIC吉良沢。 普通の意味での親が存在しない天涯孤独の身といわれるプロメテの子だけど、生み出したスタッフや養育した先生、そして仲間達って家族がちゃんといるんだねぇ。

だけどビルを破壊し、ブランケン様並みの大暴れで街を焼いてく怪獣を見て、憐はそっと瑞生の手を押し戻し「優、孤門、俺は俺の光を走りきる」戦うことを選んじゃいましたか。 「必ず戻る」瑞生に約束して駆け出したものの、足がもつれ、ヘタり込んだ状態から最後の変身。アイキャッチまでBGMが継続して中CMへ。なんかもう悲劇フラグたちまくり。

ジュネッスブルーに転身はしたけれど、重量感のあるキメラなビーストは生半可な攻撃では揺るがず、逆にもて遊ばれてる感じでかなり不利。 孤門たちがチェスター機で支援するけど、あまり効いてる風には見えません。さらに花粉吹かれてビルを巻き込んで押し倒されるジュネッスブルー。 街セットの破壊シーンを別アングルで2回繰り返すのがネクサスクオリティ。って話がズレた。 メガフラシ風の稲妻をビーストが放つのを見て「あいつはおそらく過去のあらゆるビーストの攻撃方法を備えていると思われます。 最強のビースト、コードネーム『イズマエル』」やっとCICがビーストに命名。憐がラファエルより人助け選んだ事に呆然として、今まで職務を忘れてたカナ?

イズマエルが全身から吐きまくる火球やら熱線やらを受けて膝をつくウルトラマン。 チェスター機が支援攻撃したら、仕返しに上空に光線乱射されて、隊長機と石堀&詩織ちゃんの機体が煙吹いて戦線離脱。 西条凪副隊長(演・佐藤康恵)は最初の一撃は避けたものの、僚機が落ちていく様にビックリした隙に、攻撃喰らってやっぱり離脱。 どんどん戦況が不利になる中、OPで見せたバク転よけするウルトラマンを駐車場で見上げる人々の姿が。 でも後ろから攻撃されて起き上がったところを追撃と、結局倒れる青いウルトラマン。「くっそー」孤門がチェスターδでミサイルうつけど、 イズマエルは口から吐く熱線で迎撃。孤門機は熱線避けそこねて煙吹いてビルの向こうへ。孤門を助けにいきたくても立ち上がれず、そのまま倒れ伏すウルトラマン。

ここで“ウルトラマン、がんばってー”展開なワケですが、なんと一般人ではなく、思い出の貝殻握り締めたCIC吉良沢くんがテレパシー通信「憐、憐聞こえるか。憐、光を信じろ」街破壊してるイズマエルの気配感じつつ 「光……光は人に受け継がれる希望」ガレキに投げ出された青い手に力込めて立ち上がるジュネッスブルー 「俺は戦う、俺は生きる 生きてこの光を繋ぐっ」走って飛んで、眩しい光の矢・オーバーアローレイシュトロームを上空からイズマエルに撃ちこんで、OPポーズで着地した背後にビースト爆発の光が。 それを見上げる孤門たち、何気に全員無事ですか(市街地だし、煙吹いてたチェスター全機は根性でグラウンドや公園に不時着陸させたのかな)。

倒れての変身解除ではなく、変身解くポーズで消えるジュネッスブルー。 不思議空間に導かれた憐の目前で、鞘に納まるエボルトラスター(変身アイテム)。その背後に浮かび上がるウルトラマンに「ありがとう、さよなら」憐はお別れのごあいさつ。そして始まる、瑞生の出会いの記憶……いわゆる人生最後の走馬灯?

現実世界の憐の体は、救急隊が押すストレッチャーの上。横には半狂乱で名前を呼びながら走る瑞生ちゃん「お願い目を開けて」ストレッチャーを止めてチュウ(ただし、画面に映るのは瑞生の後頭部)。お別れのキスかと思ったらなんと憐は意識取り戻しちゃいました。 って、お姫様のキスで王子様は目覚めましたってヤツですか。城北大学病院とかかれた救急車に乗せられ、見送る孤門にpryの指輪はめた左手でVサインする憐。 勝利のビクトリーか生還の約束か、カノジョのキスをゲットしたってVなのか……だとしたら憐よ、孤門はEp10で思いっきり見える角度でキスしてるぞー(その後、血も凍る悲恋になったけどネ)。 ともかく、5歳は上のカノジョが救急車の中からおじぎして、2人は退場。

「憐は生きる。僕達はそう信じた」なぜか白黒画像で見送るナイトレイダーAチーム「でもあの時僕達は、憐を離れた光が誰を訪れるのか、まだ考えてもいなかった。そしてそれに続く恐ろしい出来事も」 夕霧にけぶる森でストーンフリューゲルに触れたのは……凪副隊長〜!? 戦闘指導したり、逝く溝呂木を抱きしめてた、憐にとっては頼りになる天使のようなお姉さんに見えたから、次のウルトラマンにふさわしいと誤解されたのか?  なにやら胸騒ぎを覚えつつ……
Next:The Final Episode

予告 ファイナル エピソード 絆 ‐ ネクサス ‐
「今までずっと、ずっと騙してきたわけ」やばい、副隊長が基地内でブラストショット構えとる。 「ウソだ」孤門が驚くのは毎度のこととして、何があったんだよ「なぜ」とか言って倒れてる詩織隊員の身に。 「ここで変身してはいけない」珍しく実体の吉良沢が止めるのも聞かず、闇をまとってエボルトラスターを抜く凪副隊長。そして赤黒い激流の中、手を伸ばす孤門くん。 何より、あと30分でどう収まるんだこの話。まさかラスト1分はゼノギアスみたいに止め絵にテロップだったりするんじゃあんめーな?


6月17日
明日は劇場版仮面ライダー響鬼のエキストラオーディションの日。ファンの身で鍛冶屋のヒビキさんと共演できるかもしれない夢のイベントではありますが、 万が一の雨天順延も考慮すると、関西圏以外の方々は今夜から月曜朝まで、京都のホテル住まいという厳しい試練……が、がんばってね。

映画そのものは9/3公開なわけですが、14日の2時半からは劇場版ライダーとマジレンジャーの製作発表もありました。 プロ野球チームのカラーで、時代考証無視のモチーフからなるご当地ライダーの映像も見ましたが……ノ、ノーコメント。ヒーローは殺陣で映えれば無問題。それより併映のインフェルシアの花嫁に、竹田団吾っぽい黒ウェディングドレスの山崎さん(平田薫)が出るだけで、私はシャーワセ〜

それと、この時期恒例ではありますが、今年も鈴鹿8時間耐久ロードレースにチーム「仮面ライダー響鬼 Honda」が参加するそうです。 きっと11月に公開されるもう一本のライダー映画にも美術協力してるんだろうなぁ。そりゃ、元取らなきゃね。


6月16日
昨夜で……いや正確には本日未明に『ふたつのスピカ』地上波放映が最終回を迎えました。 ホンワカした絵柄と裏腹に、大きいお友達の目だけに見え隠れする、宇宙開発の外郭団体のエグさとか、テロメア短いの承知でクローン再生された少女とか、感慨深いアニメでした。

事故で死んだ宇宙飛行士の幽霊・ライオンさんからハーモニカと供に、次の世代を担う5人の少年少女へと託された宇宙への夢。 出会ったこと、今までして来た事、全てが君と言う宇宙を形作っている星なんだよ「無駄な星なんてあるわけないだろ」。 宇宙とあの世と夢と宮沢賢治が混ざりあう、文字通りのスペースファンタジーでございました。

『プラネテス』に『ふたつのスピカ』とすっかり宇宙枠な水曜25時25分の次なるアニメは……地上波放送2度目となる『無人惑星 サヴァイヴ』。 宇宙というか、スターオーシャン風味な15少年漂流記(正確には、少年少女7人+1人&1匹漂流記)。スタオー同様、色々突っ込み所は多かったけれど面白かった……かな。


6月15日
ロッテおめでとー!
って感じで優勝が決まった交流戦。楽しい祭でしたなぁ……っていうか、5000万円どうするんだろう。山分けかな。

ゲームの方はE3って祭が終ってやれやれって感じの初夏でしたが、ふと気づけば、入場料1000円の『スクウェア・エニックス パーティ 2005』とかいう祭の話が……。 キングダムハーツ2やFF12をはじめとして、気になっているゲームのムービーや試遊台が幕張メッセに大集合。

とはいえ、関西から千葉まで行くのは遠すぎる。8月発売のゲームソフトのオマケDVDや、ヤングガンガンの付録DVDに収録された時、その様子は、拝見させていただきとうございます。


6月14日
少しフライング気味に昨夜始まった「こちら本池上署」をはじめとして、夏期ドラマのタイトルが何となく出そろいました。

月7「銭形平次」に月9「スローダンス」。火曜は映画でお馴染みの「海猿」に「がんばっていきまっしょい!」と水に関わる青春ドラマ。 水曜は「刑事部屋」に「おとなの夏休み」。木曜ドラマラッシュは相変わらずで、七夕には「新・科捜研の女」、他に「菊次郎とさき」に「幸せになりたい!」「女系家族」「電車男」。 花金には「ドラゴン桜」と「はるか17」。土曜日は「女王の教室」。日曜日は「いま、会いにゆきます」ってコトになるのかな。

この中で確実に見ると断言できるのは、阿部寛がいい感じに理屈垂れそうな「ドラゴン桜」。あとは録画を駆使して第一話を見て、判断させていただきとうございます。 まぁ、エルメスさんがどういう考えでツインテールなんて髪型でデートしたのかを、描けるモンなら「電車男」も悪くない?


6月13日
梅雨入りとおもったら、いきなり中休みで肩透かし食らったりした6月ですが、こういう不安定な季節は空を見るのが楽しいです。 湿度の多い日は霧にけぶる景色が天然水墨画してるし、天気雨なら各地が虹が見られるし、夕焼けだって雲がある方が美しい。

時にはこんな変わった虹が見られることも。群馬県で彩雲が見られたそうで。 上空の氷の粒が太陽を反射するワケだから、寒い地方でよく見られる水平アーク。お陰で南極大陸では、小さい太陽が幻のように出ちゃうとか。 実際見るとその控えめぶりにも、感動しちゃう彩雲。筋雲が出ているときが狙い目かな。

あと、天気が崩れる前にお日様やお月様がかぶる巨大な暈(かさ)も感動です。広角レンズのカメラでないと撮影しきれない日暈と月暈。 梅雨は灰色の空だと決め付けず、上を向いて歩くのもタマには楽しいって事で、ひとつ。


6月12日
家族や師弟の絆から、沸きあがる勇気と力で、闇や悪意はなんとか出来ても、ゴルフ中継だけはどうにもなりません。 マジレンジャーは2週お休み、仮面ライダー響鬼も1週休みなワケですが、ビデオがあれば……大丈夫? いってみようか特撮感想日記〜。

魔法戦隊マジレンジャー ステージ18『力を合わせて〜マージ・ジルマ・ジー・ジンガ〜』
魔導騎士ウルザード(演・磯部勉)によって冥府門が姿を現したって、玄田哲章氏の渋い声による前回のあらすじから今週のマジレンジャーは始まりました。 ほいほい前線に出て行ったリンこと天空聖者ルナジェル(演・山内明日)のドジのせいって気もするけれど、鈴を破壊したって意味なら、確かにウルザードの功績です。 ともかく……あくまで“リン”と呼ばれる世界の命運を握るゲストヒロインは連れ去られ、門番ガーゴイル相手にマジキングは大苦戦。 冥府門をこじ開けて出てきた凱力大将ブランケン(声 江川央生)がマジキングを斬りつけて、緊迫感溢れるアバンタイトルが終りました。

Aパートは黒くて尖った磔(はりつけ)台で、もがくルナジェルと、前に立つウルザードの会話から始まりました。 「さすがは天空聖者。よもや自分の命に防御呪文をかけていたとはな」そっか、死なない魔法をかけていたから、無茶な戦い方に打って出たのかルナジェルちゃん。それはなかなか用意周到。ただ確証も無しに仮面のウルザードをライジェル呼ばわりするのは、そそっかしいぞ。

「ウー・ウー・ザザレ」盾を掲げて紫の魔導陣で磔台を包むウルザード。ルナジェルの体からはがれた光の粒子が頭上に4つの輪と中心点からなる魔方陣を浮かび上がらせ、なにやら金庫のダイヤルのようにグルグルと。 「それはお前がかけた防御魔法の魔方陣だ。だが俺の解除魔法に寄り4周の文様が揃った時、貴様の命は終る」それが地上界の最後だと言い終わらないうちに、一つ目の模様が揃って盛大に苦しむルナジェルちゃん。 何気にバスタードに出てきた箱舟の、霊子力炉のりミッター解除シーンを思い出す光景です。

OP前は右足が門に引っ掛かってたブランケン様も、ついに地上に御出座。マジキングのチェス盤風コクピットは天井からオドロ線が垂れてそうな雰囲気です。 「無理やり出やがった!」焦るマジグリーン(蒔人 演・伊藤友樹)。「ど、ど、どうする?」うろたえるマジピンク(芳香 演・別府あゆみ)。 「また門が再び閉まったって事は、リンはまだやられちゃいない」冷静に分析するマジイエロー(翼 演・松本寛也)。「そうか。とにかくやるしかねー」破れかぶれにも聞こえるマジレッド(魁 演・橋本淳)の言葉で戦闘再開。

しかし、振り下ろしたキングカリバーは軽くブランケンに弾かれ「魔法使いのガキども。今まで色々と邪魔をしてくれたな。その礼はタップリさせてもらうぜ!」底皇剣ヘルファングで倍以上に返されてます。 パワーもスピードも叶わないなら、大技・天空魔法斬りにかけるマジキング。それを真正面から剣で受けて相殺。「でやぁっ」っとそのまま力任せに剣を振り、マジキングを内野ゴロに打ち取るブランケン(ん?)。 なんとか起き上がったマジキングにトドメの一撃。ヘルファングを黒い炎が覆い、頭からは白い蒸気を噴き出して「これぞン・マ様の闇の力だ。必殺ヘルファング地獄斬りゃああああっ」。 白と黒が混じり合うマーブルスクリューな一撃喰らった5人は、合体解除や巨大化呪文解除も通り越し、生身状態でガレキの街に放り出されてしまいました。いい感じに落ちてますがハイフォールはご本人?

「な、な、ナンナンだよ今のは」辛うじて言葉が出たのは背中担当の翼。 頬に傷メイクも痛々しい次女・麗(マジブルー 演・甲斐麻美)や蒔人、芳香はうめくばかり。 「コレが、闇の力っ」口傷メイクの魁をはじめ、全員が気絶した直後……リンの命を守る魔法陣は2つめの文様が揃っちゃってました。 苦しむゲストヒロインの声に意識を取り戻した魁ちんは、兄ちゃん姉ちゃんを揺すり起します「今感じたんだ。リンがウルザードに苦しめられている」 さらに冥府門の透き間が広がり、あたりが夜のように暗くなり「感じるぞン・マ様の力を」浮かれるブランケンとガーゴイルが壊した街の炎が、ナイトシーンにやたら映えまくり。「このままじゃ、世界は終わりだ」翼の言うとおり状況は加速度的に悪化中。

1人コブシを握り締め立ち上がりハッパかける蒔人兄ちゃん「みんなもう一度行くぞ!」さすが長男。 だけどうつむく下の4人。「なんでだ、何で立てねえんだよ」翼が悔しがり「足が竦んで」麗が地面を見つめ「私もさっきの攻撃が頭に浮かんで」芳香が半泣きになって「闇の力ってヤツ、凄すぎるよ。アレじゃ敵わない」魁までもが弱気……そんな弟妹たちを一喝する農業青年。
「バカヤロウ! 兄ちゃんだって怖い。でもこんな時こそ頑張るんだ」みんなの間にしゃがみこみ、頑張ればこれが絶対最後の戦いになる、母さんや父さんが守ろうとした平和はもうすぐそこだと懇々と説きはじめます。 「俺たちの武器は何だ? 母さんが教えてくれた俺たちの一番の武器は何だ?」

俺たちの武器は勇気! どんなに苦しくったってずっと5人で、ずっと勇気で乗り越えてきた(たまに怪しい勇気もあったけどな……) 「俺たちが信じあえば、家族が兄弟が力を合わせれば、出来ないことなんて何もないっ」緑のアニキの周りに集まり円陣を組む小津兄弟を背景に7時38分にやっと副題が出ました。 「ようし行こうぜ、兄ちゃん姉ちゃん」マージフォンを握る魁の手を、押し下げる翼ちん「お前はリンを助けに行け」さすがは作戦担当、優先順位はキッパりしてます。 マジキングじゃなきゃと言いかける末弟に「大丈夫、だって私たち、魁のお兄ちゃんとお姉ちゃんなんだよ。任せなさい」風に髪をなびかせながら麗ちゃんが微笑みます。さすが小津家の頭脳派ツートップ。 「そ、魁ちゃんと山崎さんの結婚式に出るまでは、絶対やられたりしないから」ムードメーカーの長女・芳香が混ぜ返し、魁が照れたスキに「マジドラゴンになるぞ」『おう』「勇気で一気に突撃だ」長男の掛け声で、なし崩しに反撃スタート。

変身、巨大化、合体をかなりはしょってマジドラゴン化した4人は、ガーゴイルの攻撃をいつものバンクで避け、ブレス攻撃であっさり門番冥獣を撃破しちゃいました。 前回、無敵の回避力を誇った瞬間移動は……回数制限があったか、マップ兵器には対処しきれない短距離移動だったと解釈しておこう。 「兄ちゃん姉ちゃん、わかった。俺も見せるぜ、本気の勇気って言うヤツを」その姿を見て駆け出す魁。えーと、せめてマジレッドになってスカイホーキーという選択肢はございませんか。時間は限られてるんだから。

「最後に勝つのは闇の力だ。天空聖者に明日はない」ウルザードが3周目の文様も合わせ、冥府門からは赤い光がもれ始め、「ン・マ様のお声が聞こえる」ブランケンは輝く愛刀をなでなで。 ガーゴイルを屠ったマジドラゴンのブレスをヘルファングで斬り弾くという、やたらカッコイイ防御をしてのけます。さらに「そんなもんか、魔法使いのガキどもっ」突っ込んできたドラゴンの首を捕まえて投げ上げて「いつまでも無駄な抵抗してるんじゃねぇっ!」 ヘルファングの一閃で、マジフェアリー、マジタウラス、マジマーメイド、マジガルーダに強制分離。これがドラゴンネックロック地獄投げってヤツですな。

「この辺のはずだけど」リンがさらわれた港湾施設に駆け戻った魁は、ウルザード達が消えた地面ではなく、空中に、青白い光がもれる穴を発見。 「あの光が出ているところに、飛び込むでござりますです」マンドラ坊や(声・比嘉久美子)からマージフォンを通じて緊急連絡「天空聖者が命をなくす寸前に出す光でござりますですぅ」リンを死なせてたまるかと生身で穴に飛び込む魁。 緊急事態だし、熱い行動なんだけど、その先にはウルザードがいるに決まってるんだから、変身しながら飛び込んだ方が良かったんじゃ……。

「もうすぐだ。もうすぐ全てが終わり、全てが始まる」4週目の文様が揃うのをゆるりと待ってたウルザードに「やめろォっ」魁のキックが炸裂。前回のバンクなのか新撮なのかはよくわかりませんが、生身の少年に蹴られてよろけて、防御呪文解除の魔導陣まで解けちゃうウルザード、鍛えてないなあ。 「……魁」「リン、無事でよかった」ゲストヒロインに駆け寄る主人公の前に、もちろん立ちはだかるウルザード「赤の魔法使い、あと一歩で門の鍵を亡き者に出来たはずが」。 ここでやっと変身の魁ちん「俺たちは闇の力なんかに負けない。勝つのは正義の魔法だ!」名乗りとバンクと見得きりやって、手に装着するのはもちろん売り出し中のマジパンチ。 「ウルザード、勝負だ。俺はおまえを倒して、必ずリンを助ける」

「ならば受けてやろう。ウーザ・ドーザ・ウジュラ」スモークたなびくスタジオ……もとい異空間から、晴れた採石場に場面転換「赤の魔法使い、ここなら思う存分戦える」(←意訳 思う存分火薬やガソリンが使える) 「空間転移魔法……」崖の上で磔状態のルナジェルは驚いてますが、炎や爆発がCG合成出来なかった昔の戦隊は、毎回、特に理屈づけもなく瞬間移動するのがお約束。15年前から容姿が変わってないルナジェルちゃんなのに、当時のテレビ番組見てなかったな? 

石の崩落をゴング代わりに、戦闘開始するマジレッドとウルザード。マジパンチと剣の戦いはリーチの差かウルザード有利。 それをワイヤーワーク……もとい、義経の八艘跳びのような身軽さで避けるマジレッド。後ろ回し蹴りや、背後へとジャンプして羽交い絞め。 それを首投げで脱するウルザード。さらにファイヤーストレートを繰り出せば、マジパンチごと剣で相殺。マジレッドはOPで見せた華麗な横回転やられを披露したりと、一瞬も目を離せないバトル展開。

とりあえず、マジパンチの劇中宣伝は済んだと、本来のメイン武器であるマジスティックソードでウルザードに再度挑むマジレッド。 盾を持ったウルザードが西洋剣術なら、マジレッドは日本刀式。守りも攻めも剣一本ですが、未熟なせいか追い詰められ、ダメージ火花まとって崖っぷちからハイフォール。 水たまりに落っこちたあとは、マントから水滴散らして立ち上がり「マジ・マジ・マジカ」大技レッドファイヤーフェニックス(1人科学忍法火の鳥)で一発逆転。

しかーし、中ボスはHPのバカ高さが取り得なワケで、ウルザードはガソリン爆発の炎の中から不敵な反撃宣言「それが精一杯か。ならば本当の強さを見せてやる。闇の力を思い知れ。ウーガロ。暗黒魔道斬り!」巨大化せずに最強攻撃を仕掛けて来ます。 セメント爆発の中で、ヘロヘロになったマジレッドはマジスティックソードを手放しちゃった上に、ウルザードに蹴られて岩にめり込むという、派手なダメージ表現を見せて中CMへ。いやぁ、前半だけでも内容濃すぎ。

赤のアイキャッチ後は岩にめり込んだマジレッドへのウルザードの勝利宣言から開始「その程度の魔法では俺は倒せん。 言ったはず、魔法は力。そして真の力は闇からこそ生まれる。闇の力に勝るものなど、どこにもないのだ」刃を首に押し当てられながら「そんな事ない。俺の力は勇気だ。兄ちゃんや姉ちゃん、それに母さん父さんが、多くのみんながくれる勇気だ。あふれる勇気があれば魔法は無限大になるんだ」ブランケンにマジタウラス、マジマーメイド、マジガルーダ、そしてマジフェアリーまでもが、果敢に挑んではやられる様をカットインしつつ啖呵切って、さらに剣を掴んで押し返すマジレッド。いやぁ、ウルザードの得物が、切れ味の鈍い西洋剣でよかったね。

「戯言を言うな。くたばれぇっ」切っ先を向けるウルザードを「勇気の爆発だー!」文字通りの嫌ボーンというか、交差させた手から噴出す爆風でぶっ飛ばすマジレッド。 そのまま炎をまとって空高く跳びあがり「マジ・マジ・マジカ」魔方陣でウルザード拘束「レッドファイヤー・ミラクルフィニッシュ!」。 なんとか剣で受けようとしたウルザードだけど、愛刀は折れて爆発の中に倒れちゃいました 「チェックメイト」指を鳴らして勝利宣言後、慌ててルナジェルを助けに崖の上へと走るマジレッド。

磔台から解放されたゲストヒロイン助け起し「凄い、魁……あなた」と何気にえっちぃ気がするお褒めの言葉を貰ってたら、「面白い。お前はどんどん強くなる。いずれ必ず、お前のその炎の力を闇の色に染めてやる。また会おう」ルナジェルが命に防御呪文をかけてたように、ウルザードはリレイズ(みたいな魔法)をかけてのか、フィルム逆回し復活して何やら捨てゼリフとともに、インフェルシアへお帰りになりました。 これは、魁の悪への転落フラグってヤツですか?

「今度こそお前を、絶対倒してやる!」活きのいい事言ってる若者の後ろで「あの男の潔い戦いぶり、ライジェルではないのか。だとしたら一体……」今度はルナジェルが、ウルザード寝返りフラグが立ちそうな発言をやってます。って言うか、知り合いなら声や仕草で判断してください天空聖者さま。 とはいえ冥府門が出た以上、マジトピアに戻らなければならないと言い出すルナジェルちゃん。あの鈴破壊と鈴の持ち主が地上界にいるのが門出現の条件なのかなぁ。

ただ、この世界から出るには行く先が安定しないマージ・マジュナ(下手すると“石の中にいる”魔法)くらいしか……と思ったら、玩具の販売促進の為か、はたまたウルザードの深遠謀慮か、色んな次元を超えてのける4本足のスレイプニルが降って来ました。 「バリキオン!? ココから出る為に乗れって事なのか?」頷いて目を光らせるメカニカルな黒馬に、マジフェニックス化して乗るマジレッド「信じるぜバリキオン」。

St9の乗馬バンクを経て、闇に包まれた現実世界に無事帰還。マジフェニックスの肩に乗ってたルナジェルは「ありがとう魁。みんなによろしく」光に包まれマジトピアへと昇って行っちゃいました 「あなた達なら絶対勝てる。優しさを勇気に変えられるあなた達なら」。後は任せとけと、馬上からサムズアップするマジフェニックスに、マリアの微笑見せて「ありがとう」。って最後の最後に本来の姿(金属質な天空聖者)に戻らないで下さいメイビちゃーん。無邪気に手を振るマジフェニックスもマジフェニックスだよぉ。

さて、ブランケンがヘルファングを一閃。マジマーメイドとマジガルーダをまとめて倒し、唯一体格で互角なマジタウロスを力技で倒して「まずは緑のガキか」なんてゆったりトドメを刺そうとしてたらば、黒雲を貫いて、天空聖界マジトピアから降ってきた光が、冥府門の中央にあたり、何がどういう仕掛なのか地下へと沈む冥府門。ルナジェルの鈴が再生されたとかそんなんかな。 「何が起きたというのだ、待て、冥府門」ああ、ブランケン様の退路が断たれてしまいました。 「そんな、まさか」今までどこかの屋上で高見の見物してた妖幻密使バンキュリア(声 渡辺美佐)が焦る目の前で、黒雲は消え去り、プランケン様は青空の下で1人ぼっち。

「そんなバカな。どういう事だ」剣を振り回して焦るブランケンに「こういう事さ」馬上から斬りつけるマジフェニックス。 2週間の休み前だからか、友情合体ファイヤーカイザーまで大盤振る舞い。ファイヤースピンブレードでロングレンジからブランケンを3連撃し……「やったな、魁」「頑張ったんだね、魁ちゃん」「遅せーんだよ、バーカ」「何だよ、ちぃ兄」「まぁまぁ、みんなで一気に行こう」集まってきた兄弟たちと和気あいあい。 そんな雰囲気についていけなかったのか、バリキオンはブランケンの演説中に何処かへ……邪魔な馬もいなくなったというわけで「兄ちゃん、姉ちゃん、マジン合体だ」『おう』バンクもなくアッサリ合体変更。マジキングの再登場。

「この俺がやられてたまるか。ハイゾビルとして生まれ、ココまでのし上がったのだ。いずれは冥獣帝としてインフェルシアを支配するのだ!」なんと上級戦闘員(冥府伍長)出身でございましたか、ブランケン様。しかもなんて凄い上昇志向。粗野だけど叩き上げってキャラには弱いなぁ。 だけど、冥府門から漏れるン・マ様の支援効果はすでになく、BGMは主題歌だし、ブランケン様はめっちゃ不利。さっきは圧倒していた相手なのに、パワーで負けた上、足蹴にされてます。

さらにチェス盤コクピットに金色の光が降り注ぎ「新しい呪文だ」「私たち兄弟の、支えあう勇気に応えてくれたのよ」「よーし、行こうぜ!」マジキングはさらに戦力アップ。 「地獄の業火で焼かれろォ。必殺・ヘルファング地獄斬り」に対抗して『マージ・ジルマ・ジー・ジンガ』なんと氷の剣で炎までも瞬間凍結。 「うそ、凍っちゃった?」「これは」「氷の魔法」「って事は」「ああ、母さんの魔法だ」この最後の台詞、はじめて翼に棒読みを感じなかった一言でした。成長したなあ……ちぃ兄。

剣を構えるマジキングの右手に、半透明の白い手が、そっと添えられるのを見て『母さん!』ふと横を見れば、オーロラ色に輝くマジマザーが加勢してました。 ああ、ベタだけど、泣けるシーンでござりますですぅ〜。「母さんも一緒だ」「ああ」「ウン」「うん」「おうっ」最後は『マジカルクライマックス・キングカリバー魔法家族斬り』で、剣を封じられたブランケンを雪の結晶散らす技で撃破。 「この俺がっ、凱力大将ブランケンがぁ、うるぁ〜」派手に爆発するブランケン様。「ああっ、ぁ……ブランケン様……」嘆くバンキュリア、そっかブランケン様は魔法使いじゃないから再生呪文をかけてなかったんだね。ある意味、潔い武人らしい最期でございました。

『やったー』幻じゃなくて、ホントに母さんがここに居てくれた気がしたと、喜ぶ小津兄弟が「たっだいまー」と家に帰ってみれば 「大勝利ぃ、おめでとうでござりますですぅ」キャラデコのCMみたいにクラッカーで歓迎する鉢植えマスコット。 しかし、5人の視線は別の所に釘付け状態「どうしたでござりますですかぁ?」。視線の先には魔法のホウキとそれぞれの旗が飾られた壁際に立つ、白く輝く深雪ママ(マジマザー 演・渡辺梓)。 「母さん」安らいだ顔で微笑む5人を見て焦るけど、鉢植えの目にはただの壁しか……マンドラ坊やに見えない理由、“雨と夢のあとに”理論を持ち出せば、心が通じてないから?

5人を振り返り、優しい笑顔を浮かべたまま、姿が薄くなり消えていくお母さん。切なく息を飲む5人「消えた……」「でも見えた、よな?」「うん」 文字通り、幽霊でも見たような5人の顔眺め「お母様が、いたでござりますですか?」すこし寂しそうなマンドラ坊やをよそに 「やっぱ見守っていてくれるんだ。これからも力を会わせて頑張ろうぜ」魁の言葉に結束固める5兄弟。 「ああ、まだウルザードも倒してねぇし、インフェルシアにはン・マなんてボスが居ることもわかったしな」

シンミリした後は笑って引き。翼に頭をガシッと掴まれ「何で掴むんだよ」「お前の頭があるからだ」……単に目立ちすぎた弟を苛めたいだけやろ、ちぃ兄ちゃん。 弟に掴み返されて取っ組み合いに発展しそうな状況に、蒔人が割って入り、姉二人も溜息まじりに「でもま、いっか」「いつもに戻ったしね」「ね」騒ぎに参加。その様子を見守る、形見のオルゴールと家族写真の深雪ママ。

一方、夕日の中、墓碑のように採石場に突き立つ遺品の剣に近づくウルザード「さらばだ、ブランケン。ン・マ様の牙ヘルファング、俺が引き継ごう」夕日を背負って剣を引き抜き、折れた愛剣の代わりに、底皇剣ヘルファングをゲットだぜ?
そして地底冥府インフェルシアでは、今週出番を諦めかけていたパンク系少女幹部のナイ(演・ホラン千秋)と、ゴスロリ系少女幹部のメア(演・北神朋美)が、ブランケン思い出の玉座前で、冥獣帝ン・マの赤い光にビビって抱き合ってました。 『ひぃ〜 ン・マ様ぁ〜』というわけで、マジレンジャーは赤い目玉で二週間のお休みに突入です。

今回の呪文紹介コーナー 『マージ・ジルマ・ジー・ジンガ』
『マージ・ジルマ・ジー・ジンガ』5人揃って翼と蒔人の口から説明開始「この呪文を唱えたら、マジキングに母さんの魔法力が宿ったよな」 『うん』「氷の魔法が合わさったんだ」『ありがとう、お母さん』姉達の感謝の言葉に、魁が胸に手を当てて上の方を見上げてたら、飛んできて嘆くマンドラ坊や「ぼくチンも、幻でもいいからお母様に会いたかったでござりますです」 そんな鉢植えを優しく見守る5人。もしかするとマジトピアの幽霊事情は働かざるもの、会うべからずなのかもよン。

次回予告 ステージ19『魔法のランプ〜メーザ・ザザレ〜』
来週と再来週のマジレンジャーはお休みです、次回の放送は7月3日(日)になります。もっともっと面白くなりますよ! なんてピンク色だけど悲しいテロップが流れる画面では 「俺様の名前はスモーキー。願いを叶える魔法ネコにゃ」ランプから吊り目の人間大の白猫が出てきたり、サブリミナルのように“あれ”が映ってたり、 「地上界に魔法使いがいるとは不愉快」女言葉で扇もった竹田団吾衣装っぽい新男幹部が暴れてたり、ナイとメアが森でライブしてたりと、それなりに面白そうな予告が……でもでも、二週間は長すぎるよぉ〜

仮面ライダー響鬼・二十之巻『清める音』
「『たちばな』でバイトを始める事になったのですが、そこにはトドロキさんの様な鬼になれる人が良くやって来る事を知り……」 いつもの様に視点人物・安達明日夢(演 栩原楽人)のナレーションから始まった今週の仮面ライダー響鬼のOPは、ストリングスにギターが絡んで、響鬼と轟鬼の共演の予感。 って大河と映画があるから、結局響鬼さんの出番はOP主旋律パートの逆比率でした。まぁ1週間休みの間にナンとかネ。

溶解液を出さないだけマシだけど、師匠を引退に追い込んだバケガニのハサミに捕らわれて、先週の引きは大ピンチだった轟鬼(川口真五)くん。 まさか力技でハサミこじ開けバッキリ折るとは思いませんでした。忘年会の腕相撲でヒビキを負かした豪腕はダテじゃなかったんですね。 その後は、拾い上げた烈雷で赤いバケガニの足を斬り飛ばし、下から腹を突き上げて「音撃斬・雷電激震!!」まさかデカイ蟹を宙に持ち上げながら清めの音を叩き込むとは。 愛知博のロボはやんわり太鼓を叩くのが精一杯なのに……アトムやアラレちゃんレベルのオーバーテクノロジーが詰まった、アンドロイドorサイボーグなのか、戸田山登己蔵。

轟鬼がまたまた烈雷で勝利の1人エレキライブをやってる頃、甘味処『たちばな』ではバイト初日の明日夢を励ましに来た持田ひとみ(演 森絵梨佳)が大事な質問をしてました。 「ねぇ、安達君って週にどのくらいバイトすんの?」「えっと、水曜と……あと土日全部だね」クラブない日は全部バイト。 ああもうっ、ココの人たちが時間帯によって忙しいとか、そんな事をもっちーは聞きたいんじゃないよ。 デートの約束の前フリなんだよ、この鈍感少年! トドロキの陣中見舞いに向かうザンキ(松田賢二)斬鬼を見送る店主とその娘と入れ替わりに、 本当にお客さんが混んできて、失意の持田ひとみちゃんはご帰宅です。

「お手を煩わせましたが」「われ等生誕いたしました」「屍となったバケガニたちの甲斐があった事を」「お見せできればと思います」 カニよりも古風な出で立ちの姫(演 芦名星)と童子(演 村田充)が、黒マントの前に畏まり、水中には巨大ロブスターっぽい魔化魍が蠢いています。バケガニの突然変異と言うか、レア物を作りたくて量産してたのか。 緑、青、白、黒、赤……別に5大陸とか国旗に使われてる色とか、五行の……ぢゃなかったのね。

その謎の魔化魍への給餌の仕方は、骨大好きなバケガニとはかなり違います。 「相当キライか」「コレで終るのは」「相当痛いよ」ダイバー(矢部敬三 斬鬼さんの中身はヒゲの人だったのか……)を追い詰めて、ピースするからカニの爪で捕まえるのかとおもったら、 なんとかのピーター・ホーが……じゃなかったレオが草加をやったように、指を伸ばして刺殺して、そのまま海の上まで釣り上げてドボン。空手バカ一代の指2本逆立ちより凄い指力でございます。

どこかの道の駅で響くヒビキさん(演 細川茂樹)の替え歌は、6月らしく『かたつむりの歌』。 「陣中見舞いは何がいい〜 トドロキ君は(お!)ダンゴ好き〜 みたらしゴマダレ草ダンゴっと」でもワザワザここで団子を買わなくてもと甘味処の娘・立花香須実(演 蒲生麻由)が言うもんだから、次にヒビキが目をつけたのがメロンパン。 先輩っぽくないと否定した香須実が持ち出したのは(栄養のありそうな?)蜂蜜の大瓶。双方とも貰う側のコト考えてなさそう。 もうトドロキは立派な鬼だ、言葉のアヤだ「あやややや〜」と、ここでザンキさんの本名が財津原さんだと香須実さんがポロっと……。 気の早いトドロキならサポーターつける前に弟子取るトカ、事務局が許さないとか「話の勢いついでにコレだ。コレをこっからココまでください。3回払いでお願いします」結局買ったお土産はレジ前のメロン大福「カード持ってないでしょ」 そんな事より、試食もせずに大量購入って……大丈夫か?

甘味処でウェイターやってる明日夢君は、いきなりお客が混んでオーロオロ。立花日菜佳ちゃん(演 神戸みゆき)に渡されるまま、2つのお盆を無理に運んで、一個落っことしてしまいました。 あのダンゴとお茶碗、お買い上げかな、欠損処理かな。今日は初日だし、お運びするのもコツがいる「徐々にね」なんて日菜佳ちゃんに慰められてる最中に立花勢知郎(演 下條アトム)登場。「明日夢くんちょっといいかな……下に着てもらいたいんだけど」いきなり店長にコレは怖い。学校でいえば校長室に呼ばれる気分です。

「ここがその、猛士の関東支部ってワケなんだ。だから何かあると私も日菜佳もココにこもっちゃう事があるから、その時はお店のほう、宜しく頼みます」 店ではおおっぴらに言えないから、下に来て申し送りなのは解るけど、勢知郎さ〜んバットタイミングですよ。 恐る恐るお茶碗の事を話す明日夢くん。「なんだ、それで硬くなってたのか。これから気をつけてくれればそれで、ね」硬さをほぐす暖かいご指導で済ます勢知郎。さては、理想の上司狙ってるな、ザンキさんに対抗して。

もう1人の新人・トドロキは、またディスクアニマルをザラザラやって、探査結果が出るまで烈雷でエレキのお稽古です。 そこへやってきた師匠のザンキさん。「今日はどうしたんですか、急に」喜んで迎えたトドロキは、例の1人ライブの意味を聞かれて答えにくいとシドロモドロ 「俺的にはその、戦った場所を清めてるつもりなんスけど」実はひとり立ちしても一杯一杯で自信がなくて邪気が残ってる気がしての1人演奏でしたか。 「俺は、俺流でやっただけなんです」鳴弦の儀というか弦打ちの現代版と思えば、ロックのライブも立派な破魔の儀式……かな。

カウンセリングが終った所で、ヒビキ達が合流。後で小言いそうな勢いで香須実はディスクアニマルを種類別にケースのミゾに納めてます。 セイジガエルが拾って帰ってきた聞きなれない音に、魔化魍が特定できるまで慎重にいけと忠告するザンキさん。 ロボコップ・高見盛みたいな気合の入れ方するトドロキに、持ってきたメロン大福を結局自分が一番多く食べてるヒビキさんも手を止めて、苦笑するザンキに目で“いいの?”状態。

常に平常心と叫びながら、なんとも浮き足立ってるトドロキが烈雷を背に飛び出した後、もう現場に戻らないのかと口を開いたのは香須実さん。 俺に出来るのは頑張ってるヤツを応援するだけと答えるザンキさんに「なら、もう少し近くで応援するってのはどうです」と頑張りやさんの新人のサポート役をお勧めです。 さらに猛士関東支部の事務長・勢知郎から「さっき吉野から資料が届いたんだけど」わずかな可能性ながらアミキリが現れる前触れだとしたら、音撃管がないとキツイって連絡が。「2人でかかれば何とかなるかも知れませんし」久しぶりの特別遊撃班・響鬼の出撃になりました。

「おまえ鬼だろ」「我らの邪魔をする愚かなヤツ」映画エキストラの見本みたいな衣装から怪姫と怪童子になったその手は、カニとは思えない硬い触手。 生身でマズ対応しそして変身の轟鬼ですが、トンボみたいな羽出して飛ぶ怪姫と怪童子にビックリ。 そこは平常心ですれ違いざまに怪姫の片羽を落とし、上空の怪童子に烈雷投擲。返す刀ならぬ爆散した童子から落ちてきたギターで、下の姫もトドメ。 この戦闘技術、確かに一人前の鬼です轟鬼さん。

「ヤツ等、バケガニの童子と姫じゃなかった」烈雷を拾った背後に現れたのは紫ロブスター・アミキリ。ぶっ飛ばされて烈雷を手放しちゃう轟鬼。 そのまま上空へ飛び立とうとするアミキリを逃がしてたまるかと、尻尾にしがみ付いて引っぱる轟鬼だけど、両手がふさがって文字通り手詰まり状態。 がしがしハサミでしばかれてかなりピンチです。

そこへ変身の炎をまとって救援に来る響鬼さん。アミキリの背中に乗って炎の剣を一閃して片羽を落とします 「そう簡単に落とされるかって」と言った直後、バランス崩したアミキリに海に落とされ「カニの癖に飛ぶなってんだ」ホンダワラを頭に乗せてボヤキながら泳いでたのは、メロン大福バカ食いした直後の激しい運動で、わき腹が痛かったんじゃ……。

落下するアミキリの下敷きになりそうな烈雷をとっさに拾って投げたのは近くで応援すると決めたザンキさん。 少しBGMと音撃が合ってませんが、見事アミキリを浄化した轟鬼は首だけ解除は成功。でも、勝利の演奏する力もなくグッタリ。 絶妙のタイミングで烈雷投げたザンキさんに感謝してた轟鬼は「やんないのか」と指摘されてシドロモドロ。

誤解されやすいだけで間違ってた事をしたわけじゃない、演奏もお前が頑張ってる証拠 「一人前になったお前の尻拭いを俺がやるから。コーチになる話をサポーターに変更してもらうよ、余計なお節介か?」 尊敬する師匠の提案に、跳びあがって喜び、夕日を背景に例の演奏始めるトドロキで今週は引き。 「なんスかアレ」首をかしげる響鬼に手を貸して岸に引き上げてやりながら「あいつなりの鬼らしさってトコだな」やっぱ土地を浄化してたんじゃなくて、喜びとか興奮の発散だったんだねトドロキ君。

次回予告 二十一之巻『引き合う魔物』
お婆ちゃんがなにやら腰痛……? じゃなくって「この上は兄弟たちと落ち合うのが楽しみです」なんと童子と姫が2組現れ、威吹鬼と轟鬼が頑張るみたいです。 っていうか、崖から跳びかかってたと姫の人。ヤマビコの木の上での演技といい、画面越しでも足が竦むコトをしてるんだけど……これぞ芦名星なりの女優らしさってコト?(凄すぎっス)


6月11日
音楽活動と草サッカーに専念しちゃうのかなぁ……マックス放映日に、アギトとファイズで活躍された山崎潤氏が、山形のイベントを最後に引退ってのは切ないけれど、その一週前にお別れになるネクサス同様、最後まで応援するのがファンの心意気と言うものさ。それではいってみよー、週末恒例特撮日記ィ〜。

ウルトラマンネクサス エピソード35 反乱 ‐ リボルト ‐
アバンタイトルから色々詰め込みまくりの最終回3つ前、前回のあらすじで板野サーカスCGをリプレイするヒマもありません。 地下2000mに逃走した巻貝のスペースビースト・メガフラシが、街(青葉ニュータウン)に現れたのは、来訪者たちの“ポテンシャルバリア”が弱まったせいだとCIC吉良沢優(演・田中伸彦)が思わせぶりにクラゲを眺め、そのクラゲがクジラの歌みたいな声だか念波だかを発するのを感知して、遺跡を荒らす黒ウルトラマンを幻視し「あいつがアンノウンハンド」なんて呟いてますが、 人間のコンタクティ(吉良沢)の補助用として遺伝子操作されたクラゲは、来訪者と常時チャネリングしてる生体レシーバー?

体力の限界で変身解けた千樹憐(内山眞人)は、立つ力もないままホワイトスィーパーに捕獲され、助けに走る野々宮瑞生(宮下ともみ)の前に、松永要一郎管理官(演・堀内正美)が立ちはだかりました。 「貴方の任務は終りました」もう憐とは無関係だと言い放って、TLT-Jのダム基地へ搬送する為のVトール着陸させてます。絵的な迫力は拍手モノですが……後で住民の記憶消すからってやりたい放題ですな(救急用に擬装したジェットヘリでええやん)。

相変わらずダム基地の秘密部屋に潜んでたウォッチャー・海本隼人(演・北岡久貴)は、自分の遺伝子を元に作られたプロメテの子達(デザインチャイルド…天才児で超能力者)が、特効薬・ラファエルを完成させ、医療スタッフに持たせて日本へ向かわせてるとメールで知り「憐は助かる」吉報を伝えようと席を立った直後、何者かに青いエネルギー弾で撃たれてしまいました。 床に映ったシルエットからアンノウンハンドの依り代は、やっぱ、いsi……ゲフンゲフン。

瑞生からの通信で顔色変える孤門一輝(主人公・NR=ナイトレイダー隊員 演・川久保拓司)。 「憐を実験するするつもりだ、姫矢さんの時の様に」待機室の端末で実験室を探してたら、石堀光彦隊員(演・加藤厚成)が「K2ブロックの13……現在稼動中だ」とあっさり特定。 早速駆け出す孤門の腕を捕らえる西条凪副隊長(演・佐藤康恵)「事によってはTLTに反旗をひるがえすことになる。解っているわね」「判っています」後輩の覚悟は確かめたものの戦力的には不安……というわけで「隊長!」Aチーム全員を巻き込む救出作戦の提案です。

銃器を持った警備員が固めるK2-13の奥では「彼の命は間もなく尽きる」その前に光の秘密を解こうと松永管理官が強引な実験中。 「心電図に異常、血圧低下しています」「危険です」医師(藤田宗久)たちが慌てる中、「続けてください」何かを押し切るようにビースト振動派照射による、ウルトラパワー解析の続行を命じる管理官。 新宿で奥さんが死んだ悲しみを乗り越える為、そしてTLT上層部の理不尽な命令に従うため、何やら頑な使命感で心を鎧っちゃってますなぁ。

何かを守ってると信じて、一緒に戦ってきた憐を見殺しにして「この先僕たちは何を守れますか? 何を救えますか?」熱い孤門の台詞に、 バックアップを確約する石堀隊員、女性陣2人の声に後押しされ、コーヒーを置いてついに立ち上がる和倉英輔隊長(演・石橋保)。年齢的に妻子持ち……だったりすると、泣けるなぁ。

部下を引き連れて実験室前に迫り、管理官退去勧告や記憶処理の脅しにも怯まず実験中止を申し入れる隊長さん。 デュナミストは単なる光の器だという管理官に、光を力に変えるのは人の意思であり「私はデュナミストが単なる光の器だとは思わない、光を人類が手に入れるべき兵器だとも思わない」 熱血孤門が警備員にタックルし、扉のロックや監視カメラを平木詩織隊員(演・五藤圭子)がピンポイントで撃ち抜き「我々はウルトラマンを解放する」高らかに宣言する隊長さん。 憐に肩を貸して(よく服着せる暇あったなぁ、エボルトラスターとブラストショット同様、副隊長が回収したのかな)チェスター格納庫へと急ぎます。

「捕獲部隊、反逆者たちを決してフォートレスフリーダムから出すな」管理官の指令で行く手を塞ぐ銃口は「石堀!」待機室で頑張るハッカー君の突然停電作戦で回避。 その先も監視カメラの回線切ったり管制システムを奪ったり「詩織、引き返せ」「イッシー、どっちなの」平木隊員と絶妙のコンビネーションで最短経路をナビしたり、すごいぞイッシー……もとい石堀隊員大活躍だ。 「イッシー、早く」詩織ちゃんに呼ばれてノートパソコン抱えて合流する石堀隊員。一瞬置いてけ堀になるかと期待したのはココだけの秘密。

追撃隊を出せと騒ぐ管理官を止めたのは、憐の実験を感知して痛そうな顔してた、DNA上は憐の兄弟にあたる吉良沢君……でも、父親にあたる海本の危機には気づかなかった吉良沢君。間もなく父の日だってのに、この親不孝モノめ〜。 ニュータウンのメガフラシがいつ活動再開するかわからないし、アンノウンハンドの影響もある「今はナイトレイダーを拘束するより、彼等をもっと有効に使うべきではありませんか」この時の管理間の表情、“お前がスパイか?”って疑ってた様な気が……考えすぎかな。

「ゴメン俺が掴まったせいで」「これは俺たちの意思でやったことだ。いいから少し休め」 山中に着陸したチェスターシリーズから下ろされた憐の元へ瑞生が駆けつけ、長くは生きられない体の事やラファエルの意味を聞いてた頃、持ち出したノートパソコンをイジって何やら笑みを浮かべる石堀隊員と、不信そうな詩織ちゃんの図があったけど、この番組ってばミスリード演出多いから、怪しい音楽と演技だからとホイホイ信じるわけにゃいきません。

「俺は耐えられなかったんだ」ただ人を心配させて悲しませて特効薬を待つ「それだけで、俺の時間は終っていく。天使は、ラファエルは来ない」 どうせ短い時間なら、誰も俺が死ぬと知らない所へ行きたかった。そしたら「俺みたいな失敗作ンとこに光が降って来て……迷わなかった」自分にも出来る事があると知って嬉しかった。 遊園地で出合った様な人達を自分は守れる「ホント嬉しかったんだ」。充分戦ったからもう変身するなと忠告されても「孤門、俺はまだ戦える。 戦ってれば死ぬ事なんて忘れていられる」毛布から立ち上がり、語るのは悲壮な決意。

その決意を待っていたかのように「CICです。メガフラシが活動を再開し始めたようです」吉良沢君からUDの反応含めて通達が。 上には反逆中でも怪獣が出たら殲滅優先の隊長さんがミッションの指示を乞えば、メガフラシが虹を発生させてないことを伝え、ビーム攻撃が可能だと返信するCIC。 頑固な憐を自機へ連れてく孤門「デルタ機へ。ここへ置いていっても憐は自力でニュータウンへ向かう。体力は温存した方がいい」

さらに「コレまでの戦い方では貴方はビーストを倒せない」副隊長までもが戦闘の心得を説いてナイトレイダー全員が物心両面で支援体制。 貴方は死んでもいいと思ってダメージを一切顧みず戦ってきた「死ぬ気で戦うことと、死んでもいいと思って戦うことは全く違うことよ。生きる為に戦いなさい、例え明日がなくても」 地上に姿を現したメガフラシ。逃げ惑う人々の中、夕日を背に副隊長の言葉を思い返し「生きる為に」叫びながら変身する憐が、めっちゃカッコイイんですが、時間は既に49分。ココからの5分はカルピス原液どころか原油並みに激濃い戦闘です。

メガフラシの稲妻を、始めて使う“サークルシールドで防ぎながら”ジュネッスブルーへ転身。 街の被害を防ぐため、メタフィールドを張ろうとしたら背後から飛んできた火球に撃たれ、振り返ればそこにガルベロス(三つ首で二本足の犬)。 火球と電撃の挟み撃ちされたウルトラマンが、まずは素早いガルベロスに組み付いたら、ホーミング火球とぶちかましで倒れた所を、 メガフラシの押しつぶし攻撃にあってピンチに。

すかさず、ミサイルで援護するチェスター機。上に乗ってたメガフラシを押しのけて、自由になったウルトラマンはガルベロスのしっぽ捕まえてひねり投げ。 その間に、メガフラシの電撃をチェスターδのミサイルが相殺し、爆発の煙に紛れて接近したストライクチェスターがバニッシャーでトドメ(虹という殻がないと弱かったんだなメガフラシ)。

パワーボンバーにラリアットと、残ったガルベロスをプロレス技駆使して追い詰めるジュネッスブルー。 エナジーコアの点滅は始まったけど、前回までに比べれば余裕のある戦いぶり。 走るウルトラマンの背後に隠れて、ストライクチェスターαβγに分離。ウルトラマンが火球を避けて前転してる間にδと供に支援攻撃。 ガルベロスの直前で4機が散開し、三つ首が攻撃対象に迷ったスキに、シュトロームソード構えて接近してたウルトラマンがトドメ。お手本のような連携でした。

「よしっ」「よし!」孤門と吉良沢が離れた場所で同じ言葉を口にした直後、光に分解していくガルベロスとメガフラシの粒子を上空へと巻き上げる黒い渦の中に、何やらゴチャついたスペースビーストが形成される、RPGのラストバトル直前イベントみたいな図で今週は引き。

予告 エピソード36 決戦 ‐ フェアウェル ‐
「俺は俺の光を走りきる」OPのようにビルの谷間を走るジュネッスブルー「それが憐の最後の戦いです」吉良沢の言葉に目が泳ぐ孤門くん。 今までのスペースビーストを全て合成したかのような重そうな怪獣。お別れって副題が切ないなぁ……お願いだよマックス、空気読め(まぁ、あの道具立てで『すごい科学で守ります!』式にNプロジェクトに繋げるなら、それはそれで見たい気がするけどね)。


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