一言半日記 2004 12_11〜12_20


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お尻の立派な高校生  デカレンジャー エピソード.44 仮面ライダー剣45話  ウルトラマンネクサスEp12  「名前調査」のベストテン  しっぽとひざまくら  仮面ライダー響鬼はオッサンか?  『忠臣蔵』最終回  『新撰組!』と『牛焼肉丼』並盛420円  デカレンジャー エピソード.43 仮面ライダー剣44話  ウルトラマンネクサスEp11
上記キーワード以外で当ページをヒットさせちゃった方、残念ですがハズレです。
12月20日
虫歯が減って、アレルギーは増えて、お尻が立派になったのかぁ。
週末に文部科学省がまとめた学校保健統計調査のお話です。 親より短足なんて見出しで喜んでいる、“今の若いものは”を言いたがり世代が展開する、ステレオタイプな見解は、鼻で笑っておきますか。

“お尻が小さい”女子高生が流行りだったのは、初代キューティーハニーの頃……1970年代のお話です。庵野最新アニメ作品と銘打った、エヴァっぽい如月ハニーは、ハリウッド女優風にきゅっと上がった形の良いヒップをレオタードに包み、華麗なレイピアさばきで魅せてくれちゃってるもんなぁ。

ムダに身長が伸びすぎてもヒザ関節の故障の元。着物の似合う昔ながらのバッタ体型は、難産と腰痛に悩まされそう。すらりとしつつもポイントは逞しいって、イイじゃな〜い。
……骨格が立派になってるのに、ボンきゅっボンじゃない方が不健康だもんね。


12月19日
年賀状の受付開始は4日前。羽子板や干支の置物に大掃除と、新年迎えるニュースと行事がメジロ押し。ゆったりテレビの前に座る時間なんて無いけれど、スーパーヒーロータイムだけはやめられない。 いってみようか日曜恒例特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.44『モータル・キャンペーン』
まとめコーナーへ誘導させていただきます↑クリックのお手数おかけして、すみません。
ここのファイルサイズがデカくなりすぎまして……。

仮面ライダー剣・45話
正月休み前の燃料投下とも思える、今までのダイジェスト(ナレーションつき)と言う、思わぬクリスマスプレゼントから始まってしまいました。 昭和テイスト全開で、次回以降の見所をさり気無く混ぜ込むあたり、プレゼントのターゲットは……ビデオでコマ送りしてみるのがデフォルトな、体重以外もヘビーな30代より上の子供たち?

それにしても0距離射撃のギャレン、かっこ良かった〜 そして携帯サイトで受け付けてたプレゼントクイズ。「黒とピンク!」「デタラメを言うなっ」って言うか、そんなん1時間なんて区切ったら、アクセス集中して繋がらないに決まってるやん。 それ以前にビデオ見たのがン十時間後だから、望美のマフラーの色を見逃すも何も……orz

「ご苦労様、仮面ライダー諸君。そしてさようなら」(サングラスかけるとアイスラッガー投げそうなんですが)
さて、黒幕(?)天王路が人造アンデッド・ケルベロス(5枚目のエース)を誕生させるところから本編は開始です。 強力すぎて人間の命令を聞かないケロちゃんは、制御しようと頑張ってた研究員達をあの世へご招待。高級マッサージチェアみたいな椅子にノンビリ座ってる天王路が襲われないのは、解放してくれた相手には逆らえないリモートの宿命でしょうか。 とりあえず、あの黒い板にゃ自意識はなく、アンデッドをカードにしたり実体化させる装置(神の端末)なのかも。

一方、白井農場の屋根裏部屋では仮面ライダー認定された上城睦月(仮面ライダーレンゲル)くんが、クラブの11=ゾウさんのカードを譲られてました。 「今なら君にも使いこなせると思う」そう剣崎一真(仮面ライダーブレイド)に言われても、内なるアンデッド達の声に“戦うな”と囁かれてる高校生ライダー君は、共存と言う理想を求めて、大家・虎太郎の淹れたコーヒー断り、一路カフェレストラン・ハカランダへ。 うーみゅ、虎姐さんや嶋さんはともかく、大地は怠惰なだけで、共存は望んでないような気が……。

人間化してるジョーカーが生き残っても「何もおこるはずがない」?
人間っぽいアンデッド代表・相川始(仮面ライダーカリス)に共存の意思を確認しようにも、 カウンターで待ちぼうけ喰らってた彼女(望美)と、おマセな看板小学生の「あの時一緒にいた女性とはどうなったのかな」ってオバハン質問が立ちはだかります。 いざ、住み込みウェイターと外での会話に成功しても、共存なんて無理だと言われて、強引にカノジョとのデートにおっぽりだされちゃいました。

全てのアンデッドを封印吸収するケルベロスの力?
睦月との議論後、気配を感じた相川始は愛のソレアでウメコがバンジージャンプな山間で、生身爆発後にケルベロスとバトル開始。 火を吹いたり弾撃ったりと、三つ首特性というよりキマイラ属性発揮しまくりのケロちゃんに、肩口のヘビからカード全部吸い取られて吊り橋からジョーカー本来の姿でハイフォール(追い討ちつき)。 緑のゴキブリ怪人姿でぶっ倒れた所を、橘朔也(仮面ライダーギャレン)に発見されて、封印されたのか否か不明のままCM突入。

その頃、暮れでボーナスで行列の出来てるATM機前で大迷惑な所業をしている若者が約1名。 口座残高27円なのが信じられず確認しまくる剣崎くんですが、まず今まで天王路だかボードの上部組織だかの囲いモンに甘んじてたライダーってどうよ(落ちてるのが国民年金なのはボードが公には存在してない秘密組織だった証拠?)。 さらにジョーカーが本性を取り戻しそうになった事で、ライダーシステムとの融合係数高すぎて色々シンクロしているせいか、体調不良も併発して踏んだり蹴ったりの剣崎くん(しかも手当てはコップの水だけだし……)。 あと、給料差し止めを聞いても動じない元ボード職員・広瀬栞ちゃん(オペレーター)は、職場の壊滅時から既に給料なんて振り込まれておらず、父ちゃんの遺産で食ってたのかも?

剣崎が落ち着くまでのタイムラグで、白井農場一行がバトル現場に到着した時には、ジョーカーは小屋に運ばれて橘さんは外で考え事。 全てのカードを奪われても「俺は相川始だ」の一言が効いた……というか、ジョーカーってヒューマンアンデットの力借りなくてもしゃべれたんだねぇ。 しかし、そこへまたまた新たなバトルの反応が。剣崎の体調案じつつ、いつもの造船所へ出撃です。 「ってか、追いてっちゃうの?」始めて見る始の正体にビビりつつ看護に残る虎太郎。怖いのは判るけど、顔にホコリまみれのムシロかけるのはあんまりだよ。栞ちゃんの方がよほど怖……ゲフゲフ。

「仮面ライダーの仕事でしょ……デートはいつでも出来るから」
望美ちゃんとタンデムデートしてたら海岸の道で金居(ギラファアンデッド)に遭遇しちゃう睦月君。 突堤で男同士の二人っきり……「俺を封印したいのか、あの女のように」とネチっと虎姐さんの事持ち出す金居に人類との共存の話を持ちかけますが、 「仲間のクワガタムシたちと森に暮らせっていうのかい」愉快なワイルドライフ図が浮かぶ発言で交渉決裂。

そこへケルベロスが乱入「人造アンデッドだ。こいつも説得してみるか」庇った金居に揶揄されつつ、レンゲルに変身してのバトル突入になりました。 「逃げた方が良さそうだぜ、坊や」複数のアンデッドの細胞を合成していると分析後、トンずらしちゃう金居に代わり「俺に新しいフォームはない。だけど強い仲間がいる」とゾウさんをリモードで解放してタッグを組むレンゲルでしたが……あっさりポケモン、もといプレデターっぽい象怪人はケルベロスに倒され封印吸収 (プールサイドじゃなかったのが敗因かな)。 さらに他のカードも奪われて変身解除(ああ、虎姐さんと嶋さんがぁ)。壁に叩きつけられたりして大ピンチ。

「無駄な事はやめた方がいい……ケルベロスは誰にも止められない」
ジョーカーを虎太郎と栞に任せて助太刀に来た剣崎と橘ですが、階段折りかけたところでケルベロスをストーキングしてた天王路に忠告受けます。 でも無視して戦うギャレンのカードが2枚まず奪われ、半分以上のカードをコレクションした、最強保障の(?)ケルベロスは絶好調。ドツいてギャレンを変身解除させた後、 キングフォームになるブレイドをカード吸い込みもせず余裕で待ちうけ、小手調べにロイヤルストレートフラッシュのカード畳砕きのついでにブレイドをポーンと上まで殴り飛ばします。

橘さんなら変身解除のダメージですが、さすがは主役ライダーの最終フォーム。クリスマス商戦まっただ中で変身解けたりゃいたしません(をぃ)。 一度はピンチに陥って、天王路のジョーカーさえ凌ぐ究極のアンデッドには勝てないよ保障を後光のように背負った上で「これ以上、誰も傷つけさせはしないっ」と2刀流で猛反撃。 フィニッシュはブレイラウザーを投擲武器にして右手と胸を縫いつけたケロちゃんに再度のロイヤルストレートフラッシュ(横薙ぎとはいえ、30分前にも見たような長〜い光の剣タイプ)。 DXキングラウザーの劇中CMを見事果たして振り返るブレイドを見て「まさか」とお約束台詞の天王路さんで今週は引き。 ラストカットはゾウさんカードでございました。でも声はエレファントでコーラルな成田浬氏ぢゃないんだよなぁ、残ねーん(ところで、声優は塩野さんかな)。

スパヒロタイムEDは意表を突いてデカスワン!?
鉄工所で白いライセンス構えて「エマージェンシー、デカスワン! フェイスオン!」 名場面はもちろん「スワンレインボー! ……乙女のたしなみよ」と43歳でオトメ宣言「次回も絶対面白いわよ。必ず見てねバイバイ」 しかし、なぜに2週連続デカレンジャー組。ブレイド組は……手品のネタが尽きちゃったかな。


12月18日
ハムの人(新庄じゃなくて別所哲也)が主演する、劇場版『ULTRAMAN』の封切日ですが、7時半にはTVの前へ正座して、ハンカチ持って待機です。 劇場版のアフター話がTV版って噂を聞いてビースト・ザ・ワン(『ザ・ワン』2001米が何気に…)との関わりを勘ぐりつつ、書いてみようか特撮感想〜。
でも、この設定……エヴァンゲリオンやダイ・ガード、ファミコン・ドラクエのロト三部作みたいですなぁ。

ウルトラマンネクサス エピソード12 別離 ‐ロスト・ソウル‐
「まるで夢の中にいる気分だった……だったら早く目覚めてくれ、僕は心の中で叫んでいた」
主人公・孤門一輝が、美大生・斎田リコ(カノジョ)の部屋で、現実逃避しそうになってる所から今週は始まりました。 その後、写真立てに憑いていた固まりかけの溶岩魔人(ビーストの一部)にとりつかれ、願いとは裏腹に幻覚の中へ強制連行。 リコの家族が殺されるビジョン見たり、第1話のマイクロバスで見てないはずの定期券(家族写真つき)拾ったり、森で幻覚のビースト相手に戦ったり、セピア色の回想したりと大忙しです。

今週の西条凪副隊長と、昔のカレシ・溝呂木眞也(元副隊長)
「怖い目だな。あの姫矢という男を見るときと同じ目だ。俺とヤツとを一緒にするな、凪」
1年間、連絡も無しにほっといたくせに、凪ちゃんの目が他の男にむいたと嫉妬するジコチュー溝呂木くん。 しかも「溝呂木、そこで何をしているの」と聞かれて「ゲームだよ、ああ、俺は今楽しい遊びをしている最中なんだ」と答える、女心の判ってない溝呂木くん。もちろん我等が西条副隊長は“ゲーム未亡人”に甘んじる女じゃありません。

「どうした撃たないのか、ならいくぜ」と油断して背を向けた溝呂木に、西条副隊長は容赦なく一発ぶちかまします。 そんな副隊長とダテに恋人やってなかった溝呂木は、紫のブラストショットで攻撃弾いて威嚇射撃。「それでこそ俺の仲間として相応しい」と嬉しそうに消えました。 西条副隊長、ヤツを捕獲するなら、ムチとピンヒールとパピヨンマスク装備ですよ。あの様子なら溝呂木の方から四つん這いで寄ってきますよ! ……なんとなくですが。

今週のTLT(別名、その他大勢)
緊急出動命令でエリア7ポイント290の地下一階に駆けつけた4人(孤門欠席)が、ビーストの挟み撃ちを試みたら……記憶が飛んだ二日酔い男が、不法侵入の件を平謝りしてるだけ。 「なに、何よこのオッサン。もしかして私たち、一杯喰わされたわけ?」セリフこれだけですか、今週の平木詩織隊員。吉良沢も場所指定と撤収指令だけとは(予告前のアレもないし)。
ちゃんとしたセリフと見せ場があったのは和倉隊長のみ「記憶のあるうちに聞いておく、誰に頼まれた?」 おっさん締め上げ、ビーストの擬似振動波を出すダミー発信機の出元を尋問です。 そしたらニヤっと笑って溝呂木ヴォイスになるおっさん「騙されてマジ切れか、和倉隊長。そんなに俺が、怖いのかい?」
「隊長、やめてください」苦しがるオッサンを隊長の扼殺から救ったのが最大功績の石堀隊員も、あとは空気化……ああ、先週の分析シーンが、彼の最初で最後の見せ場となりませんように。

「ヤツは何だって、こんな手の込んだイタズラを」 「ゲームです、溝呂木は楽しんでるんだわ、私たちの怒りや恐れを」昔の男だからって、言葉を素直に受け止める副隊長はどうかと思いますが……ゲームと言うなら溝呂木の現在の遊びは、リコと孤門を使った『やるドラ』でしょうか。 TLT基地へ車で戻ろうとする孤門くんを、まずはテレパシー使って揺さぶるあたり、むしろ『アナザー・マインド』かな。
「お前のせいで斎田リコは消える」お前と出会ったせいであの女の家族が消えた、やがてあの女自身も……ってテレパシー通信がホントなら、半年前の馴れ初め時は本物のリコで、ガンバルクイナ君の頃はゾンビのリコか。 「そんなのウソだ、ウソだー」叫びまくりの孤門には、ストーンフリューゲルの中から呼びかける姫矢のテレパシーも聞こえるようで、全波長チャネリング状態です。孤門の特殊性って……黄金の女王竜かいな。

「愛する人を突然奪われ、真相は闇に葬り去られる。そんな事が許されるのか? ウソで塗りこまれた秩序、そんな物を守るため、僕は戦っているんじゃない!」また誰かを犠牲にするつもりならその前に僕が貴様等を全滅させてやる。砕け散れ。この世界から消えろ!  草加化して撃ちまくりの孤門くんの相手は幻覚の……ペドレオン久しぶりー、っていうかAパート短かっ(アバンタイトルが長かったとはいえ、たった3分。初代ウルトラマンの戦闘可能時間かい!(←設定上の)

今週の元報道カメラマン姫矢准・ネクサス適能者
「ダメだ、孤門……怒りに支配されてしまってはダメだ」テレパシーで説得しててもらちが明かないと、「闇に取り込まれれば二度と戻って来れないぞ」実体で孤門を説教したけれど、 「邪魔しないでくださいよ、うるさいなぁ」なんて言われて姫矢くんは実力行使。ブラストショット(ムーンヒーリングエスカレーション?)で孤門のデコ撃って、取り付いていた溝呂木の影をひっぺがします。 アレを姫矢が“幻覚を見せるビーストの一部”呼ばわりするって事は、孤門狙う溝呂木はやはりビーストなのか。 それにしても、ダーク孤門が見てた森、映画版『弟斬草』っぽいなぁ。まだまだ続くのか、玉石混合Jホラー演出。

「あなたと出会ったせいで私は殺された、操り人形として利用されるために」
そこへネグリジェで森を彷徨うリコちゃん合流。幻影の続きで心配して駆け寄る孤門くんに心エグる言葉投げつつ「私はファウスト、光を取り込む無限の闇だ」ついに目の前でダークファウストに変身です(さすがにリコちゃんの時は、稲田ヴォイスではなく溝呂木ヴォイスか)。 呼応して「ならば俺はその闇を打ち払う」と姫矢もネクサスに変身。

今までは素直にネクサスを応援していた孤門くんですが、敵役が操られているカノジョとなると、巨人の戦いを見上げる表情は複雑です。 しかも、ネクサスがメタフィールド張ろうとしたらダークフィールドに書き換えられたあげく、孤門も巻き込まれて亜空間の戦いへ。 「始めようぜ、デスゲームを」あ、溝呂木だけ当事者のくせに安全な現実空間だなんてズルーい。

漫画的表現のクロスカウンターから戦闘開始。互いによろけたその後に、 ファウストの放ったボディーブローで、ネクサスは“つの字”になって上空へ飛ばされます。 ドラゴンボールみたいに空中静止後、劇場版CMみたいなアングルでとび蹴り試みますが大技過ぎたせいか避けられちゃいました(CG頑張ってるなぁ)。 距離を取ったファウストはネクサスの光線を側転避けしたあげく、孤門の上に立って攻撃封じ「やはり脆弱だな」稲田声で余裕かまし、背後から押さえつけて首絞めです。 「今日こそ貴様を倒し、私の一部として取り込む。さらに無限となるために」やっぱり、ザ・ワン?

自分のせいでエナジーコア(カラータイマー)点滅のネクサスを見て「やめるんだ、リコ……やめろー」ついに孤門くんがファウストを攻撃(ダークフィールドでもディバイトシューター撃てるんだね)。 カノジョの顔を攻撃するというカレシの暴挙に、手を止め小首をかしげるファウスト。 「孤門……くん?」銀色の顔で女声でしゃべられるのってビミョー。記憶が残っていた点に関しては素直にホロリだけど。
「何をしている、早くウルトラマンの光を奪え」現実空間からモニターしていた溝呂木は操り人形の糸が切れたのを察して、手駒のビースト(リコの家族の仇)を投入です。「そいつはもういい、消せ!」の“そいつ”が、ファウスト(リコ)なのか孤門なのか、二人ともなのか分かりにくいなぁ、出来ればエヴァ風代名詞やめて、固有名詞でしゃべってください、ミゾロッキー。

新手ビーストに光線一発撃ったものの、倒れ伏しちゃうネクサス。振り下ろされるツメに死を覚悟した孤門が、ふと顔を上げると、身を挺して庇ってくれたのはファウストというお約束の図になってました(巨大な女の子と思って見ると、何だか昔の吾妻ひでおな構図だけど)。 カレシを庇うファウストが背中グッサリやられて光を振り撒きながら蹴られた直後、 ネクサスは謎の戦線復帰(火事場の馬鹿力?) ビーストの右のツメを手刀で砕いて投げ飛ばしてスペシュウム光線(正確にはオーバーレイ・シュトローム)。ダークフィールドとビーストは消滅。ネクサスは再び光となって……ストーンフリューゲルの中で二度寝かな?

「うーん、ナイショ」(最期の回想、最期の萌えゼリフ……)
森へ帰還した恋人たちですが「リコ、死ぬな、死んじゃダメだ」 「孤門くん……あたし、後悔なんてしてないよ? 孤門くんと出会えたこと、後悔なんかしてない」 孤門の膝の上で副題の場面となりました。回想したり、 絵をもっと勉強して人助け中の輝いてる孤門くん(一番ステキな瞬間)を描きたいとか、 もっと色んな事を話したかったとか、苦しい息のもと正味4分は続く愁嘆場の最後は「ごめん、ね……」光になって消えるリコ。

「リコ、やだよ。やだよこんなの、リコっ、リコー!!」柴崎コウが歌う 『黄泉がえり』(2003日)のメインテーマが脳内再生されそうな綺麗な光と、森の中で哀を叫ぶ孤門で、今週は引き。
ところで「僕だって、まだ話してない。大切な事、まだ何も」ってセリフに凄いデジャブを覚えるんですが……23日発売の恋愛映画DVDの劇中CMの依頼でもありました?

予告 エピソード13 予知者 ‐イラストレーター‐
映画のCMでシークレットファイルが潰れちゃいました〜。
それはともかく「半年前のあの日よ」リコの幽霊は孤門の夢の中の逢瀬でしようか。 「どうやら第二幕の幕開けのようだ」もしかして、1クールラストで次のヨリシロ=別のウルトラマンが顕現か、はたまたアレは過去のウルトラマンなのか。 いやぁ、楽しみです。近所にウルトラマンやってる映画館がないから、余計に楽しみ……ぐすん(ハウルの、馬鹿)。


12月17日
花の名前が多い気がする、今年も発表の明治安田生命保険調べの「名前調査」のベストテン。 泥に落ちても地下茎張って唯我独尊のハスとなる、蓮と書いてレンと読ませる男の子。雪に耐えるしたたかさと春の華やかさを併せ持つ、歌にちなんだ“さくら”と呼ばれる女の子。五輪絡みの名前に……颯くんに香音ちゃん。

60年後には名簿から、蓮やさくらといった花の名前をピックアップしての“振り込め詐欺”電話がきたりするのかな。その頃には固定電話じゃなくなって、みんな携帯だったりIP電話だったり……全く想像つかない通信手段が普及しているかも知れないけれど……SFちっくに“テレビ振り込め詐欺”とか。

そんな21世紀後半は、民間ロケットによる有人火星飛行をムキになって推進する、ほりえもん翁が老害扱いされて「高が環境保護団体がっ」とかやってるかもね。 『ヤマト』のパロディやってるガイナックス(ふしぎの海のナディア)と、『オネアミスの翼』のパロディやってるサンライズ(プラネテス)を見てると、ロックスミス博士とガーゴイルがイイ感じにミックスされて、ガンコになった未来の夢追い人の姿が、見えてくるような気がします。


12月16日
先生ばかりかアシモも走る、師走(しわす)かな……字余りすぎ
どんどん人間の動きに近くなるアシモですが、見かけはロボットそのものの無機質さ。そこが可愛いとも言えますが擬似人間と言う意味では、人形というアプローチもあります。 いわゆる形やさわり心地から入るというやつ。

もちろん中には、ココではかけないような目的に使用される人形もありますが、リアルな下半身でもひざまくらに特化した商品なら大丈夫……だよね。 でも“みみかき”ってオプションがないんじゃ、ひざまくらの魅力は半減したりしないかなぁ。まぁ、シビレを切らした相手に頭を床に落とされる危険はないけどさ。

さて、もともと無機的なメーラーにピンクのクマというキャラクターを与えた人が、車にシッポをつける「サンクステイル」って商品を作っちゃったそうな。自動車のモモ化は楽しそうですが……シッポだけじゃなあ。ミラーを耳っぽく演出するアクセサリーパーツもあると……って道交法違反になりそうなんで、屋根につけるデコレーションパーツとしての付け耳が無難ですかね。


12月15日
ふたご座流星群が夜空を飾り、神戸を鎮魂の灯が彩った13日。
新仮面ライダーの制作発表が都内のホテルであった……ハズ。

見出しでは『藤岡弘、』氏から続く“主役ライダーは若手役者”の伝統破った、細川茂樹氏の年齢(32歳)だけクローズアップされてる『仮面ライダー響鬼(ヒビキ)』ですが……ギャラと体力さえOKなら、どうって事はありません。 設定上32歳の木野さんが変身したアナザーアギト(演じた菊池隆則氏は42歳)や仮面ライダーベルデ(黒田アーサー氏41歳)、ゾルダ(涼平氏32歳)にオルタナティブゼロ(神保悟志氏37歳)と、メインじゃなくても人気があった三十路・四十路ライダーはいるもんね。

個人的に知りたいのはスポーツ新聞等では無視されている……ちちんぷいぷい『今日のダレ?』で紹介された、これからブレイクしそうな俳優陣の役どころ。 サキュバス姐さんこと蒲生麻由女史は、ミュージカル版セーラームーンの人とコンビで味方サイドのヒロインでほぼ確定のようですが、タキシード仮面こと渋江譲二氏の役って、何なんだ〜。

あ、マジレンジャーに関してはハリポタでもハガレンでもアルスになっても気にしません。戦隊はフォーマットがキチンとしてるから暴走はそう無いだろうし……実写でコレクターユイみたいなピンクやブルーが拝めたら儲けもんです。


12月14日
今日はバレンタインデーの2ヶ月前……恋に玉砕した者たちの月命日。 なんてヤヤこしくも青臭い、架空の記念日よりも『忠臣蔵の日』と書いたほうが、かび臭くても通りが良いです。

そんなわけで、昨夜は『忠臣蔵最終回スペシャル』と『こちら本池上署』をザッピング視聴。なんともドラマ三昧な週明けを迎えておりました。 解釈がマトモすぎてある意味ケレン味のない時代劇『忠臣蔵』伊東四郎のキャラが24時間前とは180度違ってて、笑えるといえば笑えるドラマでしたが……

主目的は新聞のラテ欄に載らない役者たち。東映繋がりのライダー系4名とアバレンジャー1名がチョンマゲするとどういう顔になるのかって点でしたが……いやぁ、幸人さん(富田翔)の童顔っぷりを再確認。 そして要潤がかつて“ネズミ”相手に見せたホウキ捌きのキレを殺陣で見て再感動、倒される役どころばっかりの春田純一の死にっぷりに拍手と、かなり見所を間違った2時間を過ごしてしまいました。

しかし『新撰組!』は主人公の死で泣けたのに『忠臣蔵』のマツケンでは爽やかな気分になっちゃうのは、無念のうちに死んだか本懐を遂げたかの差ですかね。


12月13日
昨夜の『新撰組!』最終回。15分延びた分も当然のことながら泣きまくり。いやぁ、1話も欠かさず大河ドラマと一年付き合ったのは、生まれて初めてかもしんない。 ビックリしたのはオリジナルキャラでトリックスターの捨助が“カッちゃん”より先に逝った事。永倉新八よりも、馬賊・原田や警官・藤田五郎よりも長生きしそうなタマだと思ってたんで。

さて、『新撰組!』とコナンとナディアとプラネテスとアルスのためなら、多少の使い込みも許しちゃう勢いで払ってきた受信料ですが、『義経』となるとビミョー……ゲフゲフ。 受信料を、アニメ制作会社に……いやアニメーターや絵コンテ切ってる人に直接振り込めるシステムが出来るといいのになぁ。

さて、話は変わって、球界で色々あった秋以降、足が遠のいていた吉野屋へ久しぶりに行ってまいりました。 もちろん目的は11/25から発売の『牛焼肉丼』並盛420円(キャンペーン中)。 牛タンだったら美味しい厚さの牛肉を、プルコギ風に甘辛く味付け、よく炒めたタマネギの香りと細切りピーマンの苦味でアクセント。そしてコチジャンをお好みでトッピング。オージービーフは好きですが……薄切りで煮込んだヤツを食べたかったな。


12月12日
PSPの発売でゲームサイトもTVCMも、深夜のビッグカメラ前も大騒ぎですが、朝は静かに心落ち着け、テレビの前に集合です。 それではいってみよーか特撮感想日記〜

特捜戦隊デカレンジャー エピソード.43『メテオ・カタストロフ』
まとめコーナーへ誘導させていただきます↑クリックのお手数おかけして、すみません。
ここのファイルサイズがデカくなりすぎまして……。

仮面ライダー剣・44話
最近セピアな前回のあらすじから始まるようになったこの番組。軽く仲違いの理由を説明した所で、朝っぱらからライダー同士の戦闘です。 「こうするしかないんです」いや、RPGじゃないんだから殴ったって状態異常は治るまい。ただでさえ虚弱な仮面ライダーギャレン(橘朔也)を杖でドつく前に……例えば敵を捕まえて解毒袋(仮名)を探すという選択肢はありませんか、上城睦月こと仮面ライダーレンゲルくん。 これじゃ「ニートなんて1度自衛隊にでも入ってサマワ行かせりゃ治る」な武部勤幹事長並みの単純発想。ライダーともあろう者が情けない。

「読めたぜ、お前の狙いが。いや、天王路の狙いがな」見てないで止めてよクンツァイト。じゃないや、黄色いトックリセーターのギラファアンデッド人間態と、混乱の種まいたティターンが、葦の繁みから“見てるよ〜”状態の川原で続く戦闘は、 キングフォームブレイドがまず、ワイルドカリス追い詰めながらも「俺には今、お前を傷つける理由はない」と先に変身解除。 ギャレンも0距離射撃でレンゲル倒した後、変身解除して誤解だと訴えます。 毒なら正気に戻らないと抗弁する2人に、毒の効きにムラがある説を展開する始と睦月。 結局ペアで行動し、監視する事になりました。

白井農場に戻って広瀬栞(怪力ヒロイン)に右腕の手当てしてもらいつつ「違うって言ってるのに全然納得しなくてさ」ボヤく剣崎を、居間のドア前に座りこんだ始が油断なく見つめてます。 「あなた剣崎くんよ、間違いない」将来紅茶専門店でも経営しそうな栞の保障もスルーの始は、夏場の了(一人二役だった始のそっくりさん)の事はすっぱり忘れてそうです。 「濃い付き合いしてきたのに寂しいじゃないか」「気色悪い事言うな」「気色悪いのはどっちだよ」男同士って以上に異種族間のねじれた友情はヤヤコシイらしく、 大家・白井虎太郎がつくった始の分の牛乳プリンを、監視されてる腹癒せに食っちゃう剣崎くん。おぃおい、食い物の恨みって怖いんだぞぉ〜

スーパーマーケット ・タイヨーへの買出しにまでついてきた監視人にイラついた剣崎は、子供っぽくレモン汁攻撃を始に仕掛けて逃走。 スーパーの袋を横に置きリンゴでお手玉している剣崎を公園で見つけた始が近づくと、アルミ鍋を取り出して頭をコンコンやってふざけてます。しかし無言のまま思いっきりナベを頭に叩きつけてヘコます剣崎見て、やはりアンデット化してたかと腕掴んだら、包帯が無い?  「お前は剣崎じゃない、何者だキサマ」ぶっとばしたらティターンの姿になって景色に溶け込む剣崎もどき。ワンピース方式で仲間認定とは……いやぁ、バレるの意外に早かったなぁ。って言うかわざわざ同じ品をカゴに入れてレジに並んでた女声のアンデットにちょっと萌え。

一方、本物の剣崎は始をやり過ごした後虎太郎と落ち合って、敵と遭遇率の高い“いつもの地下道”を歩いてました。 そこで押し黙った始に遭遇。牛乳プリンやレモンの事を謝ろうと思ったら、なんとメリケンサックつけたパンチくらって流血です。 ちょうど不信感が増した所で、消えたほうとは逆から、もう一人の始が来て大混乱。なんとか誤解は解きましたが、そっくりさんのあぶり出しは大変です。そこでアイデアを出したのは始でした「電話をかせ」

その頃、ボンクレー(Mr.2)というかT-1000なティターンは睦月の姿になって、いつもの橋をいく橘さんの正面に降って来ました。 レンゲルに宙返り変身する様は、ハニーフラッシュともちがう透明状態を経たもの。それを見ていながらニセものと気づかない橘さんって……観察力もヘタれだったのか〜  「睦月お前、本当の仮面ライダーになったんじゃ」偽レンゲルが透明化してきりもみで川飛び込みした後も、始からのメール着信があるまでずっと勘違いしてたかも。 そして本物の睦月は「悪いがそういう目で見られるのは好きじゃない」と言い放ちトンネルで逃げた橘さんを探ししつつ、交差点で救急車をやり過ごしてた時に始からのメールに気づきます(どちらも停車中なあたり、11/1からの新道路交通法にもバッチリ配慮)。

白井農場のリビングに集合した4ライダーは、敵は毒の力と自在に姿を変えられる力を持つ2体のアンデットが人工的に合成されていると結論。 そしてこの場にいる皆が本物かどうか検証開始です。 包帯を本物証明に使う剣崎。睦月は「おれずっと皆さんに迷惑かけっぱなしで、何とか恩返ししたくても、やっぱり何も出来なくて」うじうじした態度で本物認定です。 「お前だけじゃない、俺だって同じだ。伊坂に騙されトライアルBに騙され……こんな情けない俺のせいで大切な人を失った事もある」橘さんも自らの弱点をさらけ出させて本物認定。 「橘さんも本物だ」「間違いないわね」て、笑顔で断定するなよ剣崎と栞……いや、自覚あったんだ〜と、テレビの前の皆も笑ってたとは思うけど。

最後の本物証明は広瀬栞と虎太郎。「どこ見てんのよ、あたしはあたしよ」スツールを持ち上げて怪力で本物判定されるヒロインって……『うる星やつら』三宅しのぶ以来かも(女優さんの事務所、よく許したなぁ)。 虎太郎はもちろん、牛乳好きの照明、鼻の下の白ヒゲ(産毛についた牛乳)で「うん、本物だ」判定です。 最後は言いだしっぺの始「俺を疑うのか」なんてやった直後、いきなり変調をきたし飛び出します。 一度、住み込みウェイターやってるカフェレストラン・ハカランダに戻ったあと、水がぶ飲みして天音ちゃんをもビビらせた後、逃げした始は、ベロ出したりつんのめったりしながら、またまた川原の橋の下へ。

「まさかまた、ジョーカーの力が」「まずいんじゃない、こんな時に」クリスマス前だから、ある意味不自然じゃないけれど、唐突な展開には違いありません。 「完全にジョーカーになったときには判っているな。剣崎」 「覚悟は出来ています。俺の手で倒します……始を」なにやら悲壮な決意しながら、バイクで川原に来て見れば、 封印していたジョーカー姿の始に襲い掛かられ、レンゲルとギャレンはやむなく変身。「これは、予想外の展開だな」とやっぱり見物のギラファとティターンと天王路。

「やるしか……やるしかないのか」ためらいつつブレイドも変身。 ジョーカーは強いとはいえ、リンチに見えるのがなんだかなぁ。結局、ギャレンとレンゲルが両腕押さえ「やれ、剣崎。トドメを刺すんだ」な展開に。 もちろんクリスマス前ですからブレイラウザーは寸止めです「ダメだ、俺には出来ない」 悩むブレイドに向かってギャレンが最後の落とし文句「どうした剣崎、チャンスは今しかない!」

そこでジョーカーにトドメを刺そうとしたのは飛び出してきたティターン。 しかしひらりと身をかわされ、勢いあまったティターンはジョーカーの代わりにギャレンとレンゲルに羽交い絞めにされちゃいました。 「ひっかかったな」「芝居だったんだよ、お前をおびき出すための」見れば人間態に戻ってるジョーカー。 ちなみに芝居の打ち合わせは、透明な敵に立ち聞きされないよう携帯メールにて。かなりのロングメールだったんだろうなぁ。携帯電話持ってないような言い草だったのに、始さん(の親指)すごーい。

「俺たちの芝居も、お前の芝居もここまでだ」カリスに変身した始も交えて、逃げ出したティターン追ってスタジアム前へ戦場移動。 「嫌がっていたはずのジョーカーの力をおとりに使うとはな……だが、奴の持つ力は死んだわけではなかった」見送るギラファこと金居はここで付き合うのもバカらしいと帰宅したようです。

川原とスタジアムとハカランダの位置関係はわかりませんが、4ライダーの前へケガをしているらしい天音ちゃん登場。 「始さん、また出て行っちゃって……追いかけたら、まだ化物がでてきたの」小学生のうったえに、始は大丈夫だと保障したブレイドは 「それよりどこいった、化物は」と尋ね、天音が視線で示した方向へ(こ、これは11日未明の八雲樹トリック……テレ朝繋がり?)。 まだカリスであることを隠している始は無言で顔伏せて立ち去りかけますが……不意に振り返って、カルスアローで天音を攻撃。 「ムダだ、天音ちゃんの姿になってもお前の気配を消す事はできない」だ、だまされた。今まで擬態時にしゃべらなかったのは、男性の声真似が出来なかったからだったとはっ。

というわけで、最後はクリスマスらしく売り出し中のギングフォームのブレイドによる6のカード4枚、Kカード1枚のフォーカードな必殺技。 カードを借りてる=皆の力を合わせて……って事みたいですが、ロイヤルストレートフラッシュと大差ない攻撃ってのが、なんともかんとも。 最終回、泣く泣く封印したジョーカー使っての、エースのファイブカードも、やっぱり5枚のカードを潜り抜けての胴薙ぎだったりして。 そしてギャレンとレンゲルがカード投げて合成されてた2体をそれぞれ封印。 「これで残るアンデットはあと1体、いや……」仲良く連れ立ってあるく剣崎と始見つめつつ不吉に言いよどむ橘……が見ている気球って今後に絡むのかなあ。

最後はハカランダでホノボノ〜。 「役者になれるよ、お前」と名演技褒める剣崎に「そんな事より思い出した」とレモン汁攻撃のことを持ち出す始。 あれはオレじゃないよ、アンデッドがやったと言い訳する剣崎に「うそつけ」すかさずレモン汁攻撃のお返しをする始。

でも……これが最後の楽しい時間だったと、この時誰が予想したでしょう。(…多分)
残り5話を切っていよいよ天王路の企みも本格化。 ティターンの敗北を報告する研究員に「かまわんさ、別に。アンデッドは全て滅びなくてはならない。生き残るのは究極のアンデッドただ一人」 と、ついに明かしたカードは5枚目のエース。ケルベロスのチェンジカード。マジで? ちゅーか、劇場Onlyカードじゃなかったのか。

引きのカードはクラブの8『ポイズン(スコーピオン)』とダイヤの10『シーフ(カメレオン)』……それはいいけど、 予告見る限り「給料が入ってない?」と27円しかない通帳広げ頭抱える剣崎くん。まさか、創竜伝な兵糧攻めですか天王路さん。そりゃまたリアルな。っていうか、今までどこから給料が振り込まれていたか、考えてなかった剣崎たちが、かーわい。 年末調整とかどうしてたんだろ、ホント。

スーパーヒーロータイムENDは、ボスが担当
デカマスターへのチェンジシーン、そしてディーソードベガを揮うショットでは「地獄の番犬!」と大音声。ライダーの予告もあいまってケルベロス祭りの8時半となりました。 (悪い方は三つ首で暗い色のFFモデル。良い方は青くて首も一つのメガテン風味。これに大阪弁のNHK産黄金獅子が加わると最強?)。 それにしても、「悪がいるから、俺が斬る!」までのド迫力と「次回も絶対見てくれ」のおしゃべりファウストor角松二佐(ジパング)っぽい早口の落差も……素敵です、ボス。


12月11日
PSPのカウントダウン真っ最中。人によってはDQ8クリア直前で、クライマックスのド最中?
だけど、土曜朝の7時半は、ゲーム屋の値段比べをちょと止めて、PS2のコントローラーで疲れた指をもみほぐし、いってみようか特撮感想日記〜

ウルトラマンネクサス エピソード11 人形 ‐マリオネット‐
主人公・孤門一輝はストライクチェスター(戦闘機)の空中合体訓練をバッチリ決めて、年末商戦に貢献中。 中CMのDXワイルドスラッシャーも2週間前に迫ったクリスマスを迎え撃つ気満々です。でも、これで義理は果たしたと、ドラマはジャパンホラー方面へ大暴走。 こ、怖かったよ〜 部屋を明かるくしてテレビから離れて(以下略)に続いて『けっして一人で真夜中には見ないでください』ってテロップしないと、仕事から戻って録画見る、大きいお友達が夜トイレに行けなくなっちゃうよ〜

美大生・斎田リコ(ヒロイン)は病院の公衆電話で、嬉しそうに母親とお話しです。昨日お見舞いにきた父親や弟、近いうち孤門くん(カレシ)を紹介したいけど最近忙しそうだとのろけたり……“リコの家族は既に死体?”って嫌な予感は外れたかと、視聴者がホッとした直後……ツーツーツー。 通じていない受話器を耳にあて、幻聴と会話しているリコ。撮影じゃいつも通じてない電話相手に演技してるからか、女優さんの声も表情も、自然すぎて普通すぎて、逆に怖さが2倍増し。

「お前は人形。オレが作った美しい人形だ」赤い光がちらつく真夜中の病室で、窓に映った自分に重なる、ダークファウスト(黒いウルトラマン)から不気味な宣告されたリコちゃんは、病院抜け出して自宅へ逃げ帰ります。でも、玄関は暗くて寒々しくて、ノリはほとんど綾波レイん家。 でも居間にはわざとらしいほど朝の光があふれ、両親と弟と雀の声がリコを優しくむかえてくれました(平日っぽいのに)。でもトーストと目玉焼きを前に交わされる会話はEp04とまったく同じ。脚本家がコピーペーストで手抜きしたわけじゃなく……記憶障害のせいかリコは思い出と現実の区別がついてなかったという、怖いオチがついてしまいました。

「でも、孤門君って誰だっけ。あたしって、誰? どうして一人ぼっちなの」明るいBGMに不協和音がまじり、どんどん怖くなっていくダイニングテーブルで、頭を抱え家族を呼んでいたリコは、姿見から貞子みたいに実体化するファウストを見て「化物、こないで!」ついに自宅も飛び出してしまいました。 ああ、この番組唯一の癒し系キャラが錯乱です。 その上ダークファウストの声がボス(稲田徹)じゃないなんてー。つまりファウストという“力”とリコと、人形と呼ばわりする男は、別人? でも体は一つ? ああ、ややこしいっ。

今週のTLTメンバー(その他大勢)。
久しぶりに出てきた松永管理官は、孤門を褒めて西条副隊長の操作ミスから体調不良を疑っただけ。 隊長は射撃練習所で副隊長の簡易カウンセリングのみ。詩織ちゃんは……リコとのキスを心の支えに、頑張る孤門を冷やかして壁紙的存在感をアピールです。吉良沢に至っては、予告直前のシークレットファイルでストライクチェスターの説明しただけ。 辛うじて石堀隊員だけは、孤門に届いた脅迫通信解析で、物語に関わることが出来ました(ぱちぱちぱち)。

今週の首藤MPリーダー
「保護した例の女性の事ですが、少し気になる点が」三沢浩之(竹内義人)かな? からの報告で東京東武総合病院にかけつけ、 スマートパッドっぽい情報端末で(まさかバンダイさん売る気?)リコのデータの解析です。って、『一家四人謎の失踪』(東都日報新聞の見出し)やらカルテやら、そんな個人情報を病院の玄関で見なくても……。 免疫判定+90はナイトレイダーにも入隊できる数値でR7000は「ありえない、正しいなら彼女は」そこでセリフは切れてますが、現役デュナミストって意味かな、やっぱ。 さらに今週は、孤門にリコの住所教えて株がワンポイントアップです。

今週の孤門君
リコに貰った手作りのマスコット・ガンバルクイナくん眺めて、ニヤけてたらパルスブレイガーに「オ前ハ大切ナモノヲ失ウ」なんて脅迫文が届いてびっくり仰天(って、インターフェースがPSXぽいパルスブレイガーって実はソニー製?)。 待機中なのに「ちょっと行って来ます」と石堀にだけ断って病院にかけつけ、首藤に教えられたリコのマンションに向かったら、途中で「人間よ、貴様等に選択する資格は無い。全てムダなのだ。運命を受け入れ我等に従え」 なんて言いだすファウストに会っちゃいました。

リコを帰せと銃口向けたら「リコ? その女はもうじき消える」キサマも一緒に消えると光線くらいそうになって絶対絶命。 そこはお約束どおり(?)元報道カメラマン姫矢准(ネクサス適能者)が、どこからともなく出てきてバリア張ってくれました。 「姫矢さん」と仔犬みたいな目で変身を見上げる孤門君。名前とは裏腹に姫矢がナイトで孤門はお姫様って雰囲気です。 「ファウストはオレが倒すべき相手だ」行けと言われ、メタフィールドに消えるウルトラマンたちを見送って、無事にリコの家にたどりつけました。

「よろしいのですか」「彼には真実を知る権利がある」ってな首藤の不吉な言葉どおり、リコの家は団欒とは程遠いガランドウ。そしてアトリエの壁や窓には怪獣や亡霊っぽい、こわーい絵が偏執的に貼られてました。イーゼルにかかった描きかけの絵も、やはり怖い怪獣の絵。 「これがリコの絵? うそだー」ってそれぐらいで絶叫せんでも…… 「歯車が狂いだした」だの、どす黒い霧に閉ざされて「どこへ行くべきかすらわからずにいた」なんて暗いナレーションされてもなぁ。女子美大生にどんな幻影いだいてたんだ孤門君。まぁ、怪獣を家族と主張されても困るだろうけど。

いちおう(?)今週のウルトラマンも書かないと…ね
「現れたなウルトラマン」なんてやりとりしてる超人が、今回高架下に納まるサイズなのが新鮮です。孤門の車を通せんぼするためとはいえ、中途半端で現実感のあるパトレイバーサイズなのに合成が自然で、これぞ特撮って絵作り。でも、メタフィールド内での、 スパイダーマンみたいな跳ねる感じのCG空中戦は、ちょっと微妙。あれ、デカレンジャーロボの側転避けみたいに、バンクで延々再利用したり……しないよね。

戦況は、リナ・インバースみたいに、まず大技で機先を制したファウスト有利で進みます。 「ここなら勝てると思ったか」と腹に膝蹴りしたり、「お前が存在する限り私が消えることは無い」だのと悪役っぷり全開で「楽にしてやる」砕け散れと必殺技はなってガソリン爆発(合成)に消えたネクサスに背を向けます。 「たわいない」なんて余裕ぶちかましてたら……実は無事だったネクサスが撃った光線に肩をやられて撤退。強いんだか弱いんだか。

エナジーコア(カラータイマー)点滅させつつ辛勝し、「また逃げられたか」なんて道路に倒れ伏したまま悔しがってる姫矢ですが、まずは路肩に移動しないと交通の邪魔だし危険です。 何より、正義のウルトラマンが敵の背中に攻撃する図って……。この堂々とした卑怯っぷり、なんとなく竜神丸(魔神英雄伝ワタル)を思い出すなぁ。

「教えて、私は誰? 誰なの」左肩から流れ落ちる血で、白いネグリジェを染めながら、山中を彷徨う斎田リコ。 「お前は誰でもない。お前は人形だ。お前と言う存在は、とっくの昔に、死んでいるからだ」って声をきっかけに、回想シーンに突入です。 家族四人で車に乗ってたら、目の前に怪獣が出てきてパニック。父親は車捨ててリコと一度は逃げますが、母親と弟が逃げ遅れ、なぎ払われた車と共に火の中に……それを見て、助けに戻った父親も怪獣の手にかかったようです。 さすがにここはモロにはやらず、リコの絶叫で描写。車がミニチュアくさいのも、“これはフィクションだよ”って教える配慮でしょうか。まさかスパイダーマンなCGで製作資金使い果たし、壊し車も用意できなかったって事は……

リコが悲鳴上げてたら、そこへかけつけるフルフェイスのナイトレイダー隊員1名。 無言だし、ちょっと顔がハッキリしませんが溝呂木眞也……なのかなぁ。 単独行動の怪しいそいつは、一度はリコをかばって怪獣に銃口向けますが、いきなりくるっと振り返り、リコに向かってディバイトランチャー発射。 悲鳴を上げるリコ。

公式には失踪者扱いのリコ。その体は一度吹っ飛ばされた後、デュナミストとなれるよう調整し再構成されたもの……でしょうか。 変身時の記憶がなかったり、 家族を思い出から幻影へと昇格させたのが、いつか正式に家族に紹介して欲しいという、孤門に「考えとく」と応えたせいなら、 東武動物園で出会った頃から、自我はあやふや?

今週の西条凪副隊長。
「凪、これをお前に渡す。次に会った時に交換だ」前副隊長の溝呂木眞也(演 俊藤光利)とのドッグダグ交換の思い出と、まだ明かされない恋人の裏切りに、 心ざわめく副隊長。隊長の言葉くらいじゃ動揺はおさまりません。 そんな時、孤門を基地から引きずり出した脅迫文が、TLT内部からではないかと分析する石堀隊員に「発信者のものと思われる電波が、いまこの基地の近くから」と聞いて、 銃を構えて少し妙な走り方で基地上部(擬装ダム)を捜索です。

見つけたのは、秋山蓮というか夏に似合わぬ黒いマトリックス・コートの男。
「やっぱり生きてたのね、溝呂木眞也」
「ただいま、凪」
副隊長と昔の恋人が交わす、殺伐とした再会の挨拶で今週は引き。

予告 エピソード12 別離 ‐ロスト・ソウル‐
副隊長によると、デスノートの親戚みたいな「デス・ゲーム」を提案する溝呂木眞也は、ナイトレイダー隊員の恐怖や怒りを楽しむ愉快犯?  ウルトラマン同士のクロスカウンターも見所ですが、そこまでTLTを恨むに至った悪のミゾロッキーの転機が知りたいところです。元は人助けに燃える孤門みたいな情熱系……だったんだよね。


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