ウルトラマンネクサス　エピソード08　M・P　‐メモリーポリス‐
「必ず救ってみせると俺は少女に約束した……」 ディバイトランチャーは落としても、返り咲いたナレーションの座は手放さない孤門一輝(TLT新人隊員・主人公)君は、土曜も朝からボソボソと。 小学生と仔犬守って、バグバズン(昆虫怪獣)と対峙中。とはいえ主武器がないんじゃ絶体絶命。口のネバネバぶりが洋画B級作品っぽい巨大ゴキブリを倒しちゃったのは、般若の副隊長こと西条凪女史です。

今週の西条副隊長
ナパーム弾を使えば少女も孤門も……鉄面皮はあくまで言葉のアヤに過ぎない副隊長も死にますので、まずはランチャーで牽制。 「こっちよ……先行きなさい」と後輩と里奈ちゃん(と仔犬)を避難誘導するも、 冷凍光線も発射できるハンドベルトコンピューターのナビ機能はパーで、袋小路に導くという失態をやってのけました。 でも、失地回復ぶりのすさまじさは、やっぱり我等が副隊長です。

牽制の銃声が呼ぶ子となって、和倉隊長や平木詩織隊員、その他大勢化している石堀隊員をバグバズンの近くへ召集(って、壁の破壊音や怪獣の吼え声は工場跡地中に響いているような？)。 ちょうど地面突き破って全身出してたバグバズンを隊長以下その他2名が冷凍弾で一斉射撃。孤門1人では怯ませるだけだったのに、 ３人同時だと巨大怪獣はカチンコチン。3本の矢で有名な毛利元就もビックリです。 そこで副隊長が「トドメよ」とナパーム一発。バグバズンは大爆発。強いぞ我等が副隊長！

「良かったね」「うん」さらに、笑顔で少女に話しかける副隊長。査問会(？)後の孤門じゃないけど、私も副隊長の事を誤解してたかもしんない。 処分は独断専行で命令違反の自分だけにしてくれと、ナマ言っちゃってる孤門に、助かったのは結果論だと釘を刺し「安っぽい理想だけで突っ走る人間を見てると吐き気がするわ」と一喝する事も忘れません。

そして西条副隊長のナイスアシスト役、隊長以下その他3人にも今日は見せ場がありました。まずは、電波障害がメタフィールドとは逆波形のダークフィールドのせいだと、分析担当の石堀が詩織ちゃん交えて解説です。 隊長も「悩み事か」と孤門をカウンセリング。ナイトレイダー2ヶ月目は隊員誰もが通過する疑問ポイント。 虚構と現実があやふやになり、いつからビーストはこの地球に存在したのか、 ビーストとは何なのか、人を捕食するなら人口が密集している都会をなぜ襲わないのかと考え始めるお年頃……

「そして、考えるのをやめるんですか？」青い質問の孤門に「何が信じるべき現実か最後に決めるのは自分自身だ」と孤門にも視聴者にも答は与えず、全ての判断任せちゃうふとッ腹。 何気にネルフチックな歯切れの悪い会話ですが、先週までに比べるとちゃんと隊長らしい物語への関わりっぷりです。

「この闇の中で息絶え、消え去るがいい」なネクサスとファウストのウルトラマン対決は……
脆すぎるだの、正直期待はずれだのと言葉攻め＋首掴んで釣り上げと、容赦がない黒い目のファウスト。でもエナジーコア(カラータイマー？)点滅で火事場のばか力発揮のネクサスは、 反撃の投げ飛ばしに、膝蹴りに強キックによる、蹴り飛ばし。最後は腕をクロスの光線でファウスト倒して、赤い泡ブクブクとダークフィールドから通常空間へ帰還です。 そしてストーンフリューゲルで回復＆自室でうなされ、本日の出番は終了〜(Aパートのみ)

「それでこそ戦う意味がある、また楽しませてくれよ」
稲田声で笑いながら捨てゼリフ。紫の光となって消え、ついでに「僕にサーチさせないなんて、気にいらないな」と、TLTのイラストレーター(作戦参謀)吉良沢に睨まれたっぽいファウスト。 何気に華奢で胸があるっぽいような気がします。実は闇のウルトラマンって女性体？　オナベ、もしくはニューハーフな稲田氏…………すみません、もう妄想したりいたしません。

でもって、本日のメインテーマMP(メモリー・ポリス)
里奈ちゃん送ってハヤテ(仔犬)を飼ってくれるよう、母親に口添えする気まんまんだった孤門ですが、 「それは我々の仕事ではない」と隊長に止められ、MPの首藤リーダーが後を引き取りました。 「里奈ちゃん、ばいばい」「バイバイ」これが、生命の危機を潜り抜けた幼い戦友との最後の別れとも知らず、ノンキな孤門君。

副隊長に、吐き気がすると言われちゃって、仕事のやりがい＝人助けの実感を得に、ニュースで見た病院を訪ねてみたら、ちょうど退院手続き中の空き時間に前庭でワンコと遊んでいる里奈ちゃん発見。 ハヤテ(仮名)が恩人の下に寄ってきて、追いかけてきた里奈ちゃんと楽しく会話するチャンスをゲットです。 でも「ハヤテ？　この子はらんまる、ママがつけてくれた名前よ。お兄ちゃん誰？」勇ましい名前はタレント犬の本名に変更されてるわ、不信なストーカー扱いされるわと大ショック。

しかも、帰り道でTLTの記憶消去がヨタ話しじゃなかったと気づいたとたん、黒いバンから降りてきた首藤リーダーに、愚か呼ばわりされちゃいます。いやぁ、心理のエキスパートってすごいなぁ。テレパシストも真っ青のタイミングです。 その首藤リーダーは、ビースト騒ぎに巻き込まれ、人を食う怪獣の恐怖に眠ることも出来ずに一週間逃げ回ってた男の、悲惨な様子を見せ付けるという、荒療治で新人隊員教育です。 「この世界には知らない方が幸せな事もある……優先すべきは秩序なの」

それは、20XX年らしいデジタル対応(多分)のデカい壁掛けテレビの、はめ込みっぽい画面がバグバズンと対決しているナイトレイダー隊員並に粗いのは、制作資金不足かと考えたり、 隔離用病室がマジックミラーじゃない理由や、パラマウント(ベッド)が協力企業に入ってない理由の事でしょうか。 ともかく、記憶を一部消されて正気に戻ったオッサンと、里奈ちゃんが見たかもしれない、廃工場にいた若者たちの末路とか考えて「消えてしまうにこしたことは無い、そう納得させた」と色々飲み込む孤門君。 でも来週からは本当に恐ろしい現実ってヤツを味わっちゃうらしいです。

自宅でクマの親子の絵を描いてる美大生リコ(孤門の彼女)を狙う青い目と息遣いは、TLT基地の偽装ダムで孤門が携帯していたときに様子を伺っていたビーストらしき気配と同種のもの？　 孤門とのツーショット写真が落っこちて、割れたガラスで手を切ったリコが、何かに操られるようにベランダへ出る、気になるシーンで今週は引き。これってまさか、今週やられたファウストの次のヨリシロが……なんて事がありませんように。

予告　エピソード09　警告　‐ワーニング‐
「無理ならフォーメーションから外れてもらう」大変です、孤門隊員ファーム落ちの危機です。 ヒマが出来たせいかリコとの馴れ初めなんか回想しちゃって、 原点に戻って発奮し「セットイントゥーストライクチェスター！」と、メタフィールドだかダークフィールドだかへの合体突入の掛け声係りを任される出世ぶり。 まぁ、そんなTLTの新人隊員の悲喜こもごもより、今週ほとんど出てこなかった姫矢准のビーム攻撃を、 手で軽く受けるダークファウストの、巨大チシャ猫っぷりの方が楽しみなんですけどね。あと穴から顔を出す、愛嬌のあるメタフィールド侵入もね。

寝不足だと脳細胞減るし肌も荒れるし、素直に考えれば成長ホルモンが不足して、人はやつれていくはず。 そういったダメージを本能的に回避しようと、喰ったり飲んだりするから太るんだろうなぁ。 いわゆる半徹という危機的状態を回避するためのプチ・リバウンド？

太らないためにもお肌の為にも、クリエイティブな精神状態を保つためにも、今日は早寝させていただきます。 と、その前に……今夜、賞味期限が来る肉まんを、チンして食べとかないとね♪

さて、最近のコンピューターや通信速度ってヤツは、メガを超えてギガなんて単位がポロポロ出てきてビックリです。想像つかなくて正直、無限と同じ夢の単位。スーパーコンピュータときたら、テラだもんなぁ。 こんな単位、ファイナルファンタジーの召喚魔法(テラフレア)かGoogleのメールサービスぐらいでしか聞いたことがありません。

で、興味が湧いてその上とか知りたくなって検索してみた結果を覚書きしておきます。
da (デカ) h (ヘクト) K (キロ) M (メガ) G (ギガ) T (テラ) P (ペタ) E(エクサ)Z(ゼタ)Y(ヨタ)

でもって下……大きい方も小さい方もまだまだあるけど、国際基準はここまでだそうな。
d (デシ) c (センチ)m (ミリ) μ (マイクロ) n (ナノ) p (ピコ) f (フェムト) a(アト) z(ゼプト) y(ヨクト)

そして、検索の最中“ヨタマック”を見てしまいました。バーガー59円時代の化物……へ、ヘビーすぎっ。

そんな乗り物の“オブ・ザ・イヤー”といえば、ゲーム界ではFF3はサロニアの図書館で知る事が出来る、飛空艇オブ・ザ・イヤー……って、さすがにチト古過ぎますね。 今度のFF12も含めてRPGの乗り物真のベストを考えてみるのも楽しいかもしれません。とりあえず、チョコボ(FF)と馬車(DQ)はガチって事で。

めざまし時計のオブ・ザ・イヤーを決めるなら、第1位は100台も売れちゃった『おこし太郎』でしょう。 鉄道員御用達という折り紙つきの機能はもちろん、お値段も9万8000円と突出している、まさに究極の逸品。今日からモニター募集だそうです。明日も仕事なのにゲームがやめられず半徹続きの方……とりあえず応募して、みます？

で、ネアンデルタール人が使えなかったとされる第2の遺伝子・言語。DNAも時々ミスコピーしますが、言葉の方がよほど紛らわしい伝達手段です。 同音異義語に言い間違い、覚え違い等してると検索してもヘッポコな結果に。それを解消しようとGoogleがやってたサービス 「もしかして」が一時停止しちゃいました。

もしかして、小さなレディ向けアニメ『ふたりはプリキュア』を検索したさい、ココではとても書けない「もしかして」が出てたせいでしょうか。初めて見たときは正直……大爆笑しました、 子供がクリックしない事を祈りつつ。

紛らわしいといえば、友人を装った迷惑メールにも、そろそろ規制の手が伸びるようです。 初心者特有の間違いメールを装ったのも規制されるんでしょうか。 最近だと『遊び相手になって♪』by由香。これは……判りやすいか。

11/16　タイムリーにも新しい偽装メール来てましたv　『xxxＭaＤoＫ axxx』さんからの『Re: あの．．．』 うーん、差出人名をイジれるスキルがある辺りで初心者の仮面がはがれてます。残念〜、キスマーク斬り！

とまぁ、微妙にカビ臭〜い関西の新味の話題といえば、阪神が指名するかもしれない15歳のプロ野球選手？ ……オキテ破りが爽快な、野球漫画『なんと孫六』ですらプロ入りは高校中退の16歳だったってのに……ちょっと、想像の彼方です。 そんな野球漫画はよく読んでても、野球アニメはドカベン再放送が終って以来見てないなぁ。新作で最後に見たのは『プリンセスナイン〜如月女子高野球部〜』っちゅー萌えアニメ、だったかな。

そんな中、始まったのがNHK教育の『メジャー』。絵柄や主人公は明るいけど、境遇は巨人の星現代版ってノリの暗さです。 おかさん死んでるし、ファームに片足突っ込んでいるおとさんは、腰のヘルニア治ったとたんにじん帯損傷……。プロへの夢を抱く主人公はいまだ非力な5歳児。 でもこの逆境がいずれ燃えに繋がるものと、信じて見続けてゆきたいと思います。

特捜戦隊デカレンジャー　エピソード.39『レクイエム・ワールド』
警報鳴り響くデカベース。久しぶりに一般職員さん出演〜と思ったら、全員“へんじがない　ただのしかばねの　ようだ”とは日曜朝から暗い図です。 「どうして、どうしてこんな事に」本日メインのウメコ（胡堂小梅・デカピンク）が職員さんを前にガクゼンとしてると、SPライセンスから地球署長ドギー・クルーガーこと青犬ボスの声。 「ウメコ、デカルームへ来るなっ、うわぁ」呼べど叫べど通信途絶。ああ、ウメコちゃんの演技が見たいのに、ニュース速報がデカデカと(ぼそ……婚約は慶事だし、緊急を要する災害じゃないならテロップしなくても)。

でも、来るなといわれて逃げるウメコじゃありません。SPシューター構えて油断なくデカルームに入り状況確認。 衝撃に見開かれた目に映ったのは、ジャスミン（礼紋茉莉花・デカイエロー）センちゃん（江成仙一・デカグリーン）ホージー（戸増宝児・デカブルー）テツ（姶良鉄幹・デカブレイク）バン（赤座伴番・デカレッド）、そしてボスが倒れ伏してる姿でした。 「……うそ、こんな、こんな事って」絶望に座り込んだウメコの耳が捕らえたのはバンのうめき声。 慌てて抱き起こしますが「わりぃ、俺だめだった、あとは頼む　うっ」信頼の笑顔を残して事切れます。

ジャスミンの手元に落ちていたSPライセンスには、ユイルワー星人ミーメ(声　富沢美智恵……すみれさん？！)のクライムファイル。 「こいつが皆を」SPシューター握り締めて振り返れば「ピンポーン」ウメコの喉元は走る銀の刃 「まさか宇宙警察のデカが獲物になってたとはねぇ」一度楽しみながら警察をメチャクチャにしたかったと笑うミーメは「サンキュ〜、そしてバイバァイ」と攻撃してきます。 鋭い突きをバク転でかわしてウメコは単独チェンジ。ディーステックとシザーハンズの打ちあい後、出動用のシューターに飛び込むミーメ。 「逃がさないっ」デカピンクが追ったらば、シューター内は水いっぱい？

悲鳴を上げてあがいたら、久しぶり泡風呂シーンv　じゃなくて、入浴中だったウメコちゃん。 「夢か、良かった〜」頬をこする右手の小指見つめて、思案です「あたし、何かやんなきゃいけない事があったような？」
デカルームへ向かう間も「何だっけなー」と小指見つめて考え事です。 デカルームへ入る直前、さっきの悪夢思い出し、ためらいますが「ウメコ、バスタイムも良いが時間かかりすぎだぞ」 声かけてくるボスと、その前で報告しているジャスミンに、ほっとウメコは安堵です。 「あー、すみません。お風呂で寝ちゃって、夢見ちゃって」

「しょーがねーなー。背が伸びる夢か？」からかうバンを始めとした男4人もいつも通り。 「ちがーう。アリエナイザーに侵入されて、あたし以外皆やられちゃう夢」 ムキになるウメコに「おいおい、そりゃないだろ」ホージーは溜息まじり。 「ナンセンスっ」言葉と同時に降る指の、効果音は派手になってますが、テツもいつも通りです。 「どんなアリエナイザーなの？」のほほんと聞くセンちゃんに水向けられて「うーんとねー、女でねー」とウメコが言いかけたとき……

「ウメコ、こーんな顔でしょ」振り返るジャスミン。なんとその姿は銀の顔にクリアパーツの目がウルトラマンみたいなミーメ。 「夢じゃなかったの？」後じさりするウメコを取り囲み邪魔するバン達 「ちょっと皆、何すんの」仲間たちともみ合ううちに、SPライセンスはミーメの手に渡ってしまいます。 「あっさり片付けちゃつまんないから、遊んであげる」高笑いするミーメを追ってウメコが廊下に出ると、なぜか朝の通勤風景？　戸惑うウメコ。

「あれ、えっと」当たり前の通行人にまじって響く、釈杖の金属音。ウメコを取り囲むのは編み笠深く被った墨染めの衣の坊さんたち。 いきなり釈杖を振り下ろし、それをかわしたり投げたりの殺陣の間も、周囲の通行人は動じません。その日常こそがシュールです。 追われて逃げるウメコの足元が、横断歩道がアスファルトごと砕け欠け、地中に吸い込まれ……ウメコは、再び泡風呂にドボン。 残念、今度は制服着てます。

「あれ、また夢？」しかし手に残る戦いの感触確かめて「夢じゃない」 アヒルのオモチャを手に乗せて「一体どうなってんの」と話しかけたら、ウメゴロウ(？)は巨大化して大爆発。

その衝撃で目を開ければ、ピンクのパジャマ姿でベッド下に落っこちていたウメコちゃん。髪をまとめるチェリーのピン留めも、白い家具そろえたクマのぬいぐるみだらけの部屋も、無駄にファンシーです。 「やっぱり夢……でも、あたしの部屋じゃない」見破ったとたん、ヌイグルミの山から飛び出すキグルミのクマ。 「何なの、コレ」見かけ可愛いキグルミに、フトン蒸しくらうウメコちゃん。 「いい加減にしてっ、こんな事してる場合じゃないんだからっ」フトンごと跳ね除けたらば、クマは影も形もなく……なぜか路線バスの通路です。

「しーっ」他の乗客に睨まれて「すいません」と席につくウメコ。 「私なにしてる場合だっけ」と考え込んでたら、後ろの席の男が“イジメ防止”な政府広告っぽい白仮面に早変わり。 首を締められ、裏拳とひじ鉄で反撃したら、他の乗客まで白仮面化して襲ってきます。乗客たちと混戦中、なんとバスが急ブレーキ。 ごろごろ転がり、ステップから転落しちゃうウメコちゃん(部分的に大柄になったりするけど……きっと背が伸びる夢を見てるんですよ、視聴者が)

転がり着いたのはゴミ集積所「あれ、もういったいどうなってんの」額を押さえた右手の小指見つめ、ウメコは指きりゲンマン交わした黒手袋を思い出します。 「そうだ、私には大切な約束が……んー、何だっけな〜」ちらっと廃墟同然の建物見上げれば、破れた“礼紋探偵社”の張り紙に『行方不明者の居場所を見つけ出します』てコピーと女性探偵のシルエット。 「イ・バ・ショ……」そこまで読んでハッとするウメコちゃん「そうだ、ミーメの居場所を探る。ジャスミンとの約束」なるほど、元ネタは特車2課全滅すではなく、ビューティフルドリーマーでしたか。

次の瞬間、ゴミ袋の合間から伸びて来た白い手に引きずり込まれ、ウメコが着いた先は藻屑狂いのギャレンとゼブラアンデッドが戦ってたりした、ブレイドでお馴染みの造船所。 何とか起き上がったウメコの周りにはじける火花。転んだ時に見えた気がする白いものは煙でした、残念(なにが？) 射撃の主はもう一人の自分、デカピンク。ディーショットとSPシューターの撃ち合いは、銃を撃ち落されたウメコの負け。

なおもディーステックで襲ってくるデカピンクに、ウメコは徒手空拳で頑張りますが、蹴りを何発か入れられて倒れ伏し、首締め上げられて絶体絶命。 いつしか敵はミーメの姿に戻ってました。「結構遊んだから、そろそろあんたの魂、貰おっかな？」 含み笑いのミーメに吼えるウメコ「あたしの魂はどこに行くの、教えなさい！」

「聞いたって無駄よ」あんたの意識はもう無くなっちゃうと笑うミーメに、しつこく尋ねる聞き分けの無いウメコ。 「いい加減にしな、あたしに勝てると思ってんの」コンクリートにウメコを投げつけたミーメですが「聞くまでは、離さないっ。あたしの魂はどこに行くの」足にすがりつかれて呆れます「しつこいわねぇ」　張り倒されたウメコですが、ミーメの銃撃を転がり避け、拾ったSPシューターで最後の反撃です「教えなさいっ」 ミーメに銃を蹴り飛ばされ、奪われても「あたしの魂は、どこへ行くの」訊き続けるウメコの粘りについに音をあげるミーメ「教えてやるわよ。神様みたいにじーっとみんなを見守ってられる所よ。よろこびな」

ウメコの胸元に突きつけられる銃にもなる銀の刃(劇場版のデカマスターといい、最近多いな、こういう武器)「今度こそ、さ・よ・な・ら」胸を撃ち抜かれ、見開かれるウメコの目。BGMが消え、白い光の中、ゆっくり倒れても、モノクロ処理でやっぱりパンチラはありません、シッカリしてるなぁ(←ダメ視点)。

口の端から滴る血も、倒れた背中から白いコンクリートに広がる暗い水たまりも、止まることなく止める人もなく、哀しげに天を見上げるウメコ。 「私、もう、ダメみたい。こんな、こんな最期……やだな。やだよ」幽体離脱しているかのようなすごい引きの絵ですが、 まさかカメラマンを吊ってるとは……約束の右手の小指を伸ばし「ジャスミン、あとは、お願いね」ブラックアウトするウメコの視点。いやぁ、こんな形で刑事物定番の、殉職ネタをやってのけるとは思いませんでした。

「今、ウメコの意識が途絶えました。もう、何も感じません」 脳波計繋いだウメコの額に手を当て、心を読んでいたエスパー捜査官ジャスミンの目から一滴の涙がこぼれます。 見守っていた男4人も息を飲み、悲しみをこらえて決意の表情。 「ミーメに魂を奪われたか」重々しいボスの言葉に決然と顔を上げるジャスミン 「でも、夢の中でウメコはヒントをくれました。それを元に絶対ミーメの居場所を突き止めます。ウメコが私を信じて、あれだけの決意で臨んだ作戦だから」 小指見つめるジャスミンを背景に、2週間前に物語を戻すナレーターとテロップ。この手法は相棒・第10話「最後の灯り」？

魂を抜かれたように眠り続ける若い女性……街で頻発するDQ6の幸せの国みたいな怪事件の原因は、若さを保つ薬の試供品。 街で配られた白と青のカプセルを服むと目覚めない眠りに落ち……他人の夢に入り込めるミーメに 「若い魂をたくさん集めると若返りの薬になるの、じゃあバイバァイ」と、悪夢の中で殺され魂を奪われちゃうんだそうで。

「若返りたいというだけで」ホージーの怒りは、犠牲者が若い女性って点でしょうか。 「くだらないね、誰だって歳を取るのに」一度、浦島太郎オチしたセンちゃんのセリフにはやたら実感こもってます。 そこへ羽耳メカニック白鳥スワンから分析結果の報告が入りました「ドゥギー、この薬をのんで眠ると、脳波がある特定の状態になることが解ったの」 「それがミーメが一番夢に入り込みやすい状態と言うことか」「えぇ、ラジオのチューニングが合うみたいね」

魂だけを人々の夢の世界に忍び込ませて、本体は隠れているミーメ。その居場所を突き止め、被害者の魂を回収する方針は決まったものの「だが、どうすればいい」悩む一同。1人決然と顔を上げたのがウメコです。 「ボス、あたし、寝ます」『はぁ？』何かと誤解受けそうな発言の趣旨は 「あたしがあの薬を服んで、夢を見るんです。そこへ入り込んできたミーメから情報を探り出すんですよぉ」

「うーん、ナンセンス！」情報聞けても目を覚まさなければ、捜査に生かせないとバッサリなテツに「それこそ、ナンセンス」指振って見せたウメコは「それはジャスミンがキッチリ読取ってくれるよ」とパートナーの手を取ります。 「被害者の女の子達からは完全な記憶は読取りにくいけど、いつもコンビの私からなら、かなりイケるよね」 危険だ、元に戻れる保証はないと反対するジャスミンですが、ターゲットは若い女の子だけ。ジャスミンは残ってなきゃ情報が読取れない。 あたしがいくしかないと、ウメコの決意は変わりません。 「危険と解っていても、人々を守るためなら飛び込んでいく、それがあたしたちデカレンジャーの、使命じゃないの？　そうでしょ」 って正論で来られては反論者0。

「それに私は、絶対帰ってくるよ。だって、２人で約束したじゃん。今度雑誌に載ってたカフェに、トリプルアイスを食べに行こうって」「ウメコ……」呟くジャスミンの右手を取って強引に指きりゲンマン 「約束」「うん」指きりするウメコの笑顔が白い光に解けて、ジャスミンの回想終了。えー、食い気だったんですか大事な約束って。

「俺たちに与えられたヒントはただ1つ。“神様のようにじっと見守っている”という言葉だけ、ですか」テツの言葉に 「何なんだよ、それ。あーもう、ぜんぜんわかんねっ」腕組みして吼えるバン。「死んで天国へいく、という意味にしか取れないが」理知的ですがひねりの効かないホージーもバンと似たもの相棒です。 「あたしは信じてる。絶対ヒントが隠されてるって」頼りは冷静なジャスミンと、 推理の人・センちゃんの逆立ちシンキングポーズ
「わかった。神様みたいに宇宙から地球を見下ろしてジッとしているもの。静止衛星だ」

NASAで把握してないとなれば、レーダーではなく目視で探すしかありません。 デカベースの高性能望遠鏡が向けられたのは赤道上空35800キロ地点。 スワンさんをチーフに、研究班らしき白服職員とセンちゃんホージー、そしてジャスミンが解析画面とにらめっこすること数時間 「あ、怪重機」ジャスミンがクリックした画面に拡大されたのはメガロリア2。意外とお金持ちだったのね、ミーメさん。

早速、大気圏外でも戦闘可能なパトウイングの発進です。ウメコのポジションをどうするのかと思ったら、当たり前に乗ってるデカブレイクがステキすぎ。 今回は宙返りバンク後も降り立たず、そのまま大気圏外まで急速上昇。 「待ってて、ウメコ。皆の魂と一緒に、必ず助けるから」コクピットで約束の小指見つめるデカイエロー。

さてメガロリア2のコクピットで「魂100人分集まっちゃった。あのピンクちゃんの生きの良い若さも入って、ン〜　めちゃめちゃ効きそう」 ジェルタイプの整髪量詰めたみたいな丸フラスコをチンと鳴らし「いよいよ若返りの薬、製造開始よ」と、 ミーメが生成装置をポチっとな……する寸前「ユルイワ星人ミーメ、フリーズ！」陽光を背負ったパトウィングロボから待ったがかかりました。

「何でココが、わかったの」焦りつつ発射したメガロリアのボインミサイルを撃ち落すパトウィングロボが、ミーメ視点だと逆立ちしてるあたり、宇宙らしくていいなぁ。 ミサイルだけでなくメガロリア本体も撃ち落され、大気圏突入に耐えられなかった怪重機から、ミーメはフラスコ持って脱出です。もしフラスコ見捨ててたら……ジャスミンは業務上過失致死かなぁ(そしてウメコは2階級特進？)

地上を逃走するミーメの足を止めたのは、5人の威嚇射撃。 「それがみんなの魂ね」胸に抱いた丸フラスコを奪い返すべく デカイエローが掲げたSPライセンスから、眩しい光がピッカリこ「ユイルワー星人ミーメ、ジャッジメント」

直後に5人の首筋に打ち込まれるドリーミーニードル。青い電撃に包まれてチェンジが解け、次々眠りに落ちるデカレンジャーたち。 「夢の中なら私の力は何倍にもなる。ゆっくり楽しみながら、片付けて、あ・げ・る」 ウメコ……と手を伸ばすジャスミンが「夢で会いましょう」と余裕のミーメの言葉を聞いた後、視界が暗転。

ジャスミンが気づくと、そこは試写室。貸しきり状態のジャスミンが映写機の音にスクリーン見れば、大写しのデカレッド。画像なのに向けられた銃から、座席に向かって実弾発射。懐かしいなぁ、ハリケンジャー巻之十一『夢喰いと再出発』。 ともかく廊下へ逃げ出せば、そこはなぜか断崖絶壁。下から地響きと共に巨大ミーメが出てきます。 「あんたエスパーね。あのピンクちゃんが変に粘っていた訳がわかったわ」

ミーメの目からビームで立ち昇るガソリンの炎に身を伏せるジャスミン。その手に、水たまりから伸びて来た鎖が絡みつき、 鎖ぐるぐる巻きで、ハリツケにされたのは『夢見一丁目』と書かれた夢見バスのバス停標識。 「お友達と同じように、あんたも恐怖でぐしょぐしょに泣きながら地獄に落ちな」迫ってくるバスの屋根にはミーメが腰かけてます。ジャスミンよりもミーメの居場所のほうが確実に危険です。

もがくジャスミンに「さよなら」と高笑いのミーメが引導渡そうとしたその時
「なーんてね」鎖をブッちぎったジャスミンは、パンチ一発でバスを粉砕。振り落とされたミーメが見たのは、爆発背に振り返るジャスミンでした。 「ぐしょぐしょに泣きながら地獄に落ちるのは、あんたの方よ」 「ど、ど、どうして」私が支配できる夢のはずと 焦るミーメを締め上げるジャスミン「これがあたしの実力よ」なんと片手で構えているのは、久しぶりのマーフィーK9のバズーカ姿。 「と、日記には書いておこう」
「や、やめて」
「ばいなら」

ディーバズーカに撃ちぬかれたはずのミーメが起きて見れば、先ほどドリーミーニードルを放った場所。 「こ、これは」ふと見れば、平然と立ってる5人の中央で、空のフラスコ振ってるジャスミン「いつのまに」
「100人分の魂は解放させてもらったぜ」バンの後ろから出てきたのは元気印のピンクちゃん「というわけで、帰ってきました。へへーん」 頭抱えるミーメ「一体、何がどうなって」

「あの時、ジャッジするふりをして、実はミラージュディメンションをかけさせてもらったのよ」 こりゃまたマーフィー同様懐かしい、ジャスミンの固有技。しかしこういう使いかたされると「ジャスト一分だ、いい夢みれたか？」と邪眼な人の幻聴が……

「そ、そんな……この私が、夢を見させられたというの」「可愛い寝顔だったぜ、ベイビ」ってホージー、本当に守備範囲広いのな。「あたしたちがどんな思いをしたか、解った！」怒りのウメコに歯噛みするミーメ 「キーッ、卑怯よ、あんたたち」「あんたがいうな」ウメコの的確なツッコミが入ったところで、ガールイントラブルデカレンジャー2番(多分)をBGMに 「ウメコ、チェンジスタンバイ」「ロジャ」と、男衆置いてけぼりの女2人だけのチェンジ＆スワットモードオン(2分割画面でキカイダー状態)となりました。

ディーリボルバー構えて突撃する2人は、おいて行かれて寂しげな4人(生身)を背景に、銃弾いて大ジャンプ。 『ツインカムラブリータイフーン』と上空くるくる回りながら360度方向から集中攻撃。もう力学とかどうでも良くなる活躍ぶりです。 「では、あらためて」「ユイルワー星人ミーメ」 「宇宙薬事法違反、及び」「若返り薬製造を目的とした、大量殺人の罪で、ジャッジメント」 イエローとピンクが交代で罪状読み上げ、宇宙最高裁判所が出した判決は「デリート」「許可」ってここまで分割セリフにしなくても。 ともかく、ディーリボルバーマックスパワーでゴッチュー。ミーメは白熱する炎の中で蒸発です。見物人と化してる4人が焦げてませんように。

「これにて一件コンプリート」ピンクが可愛く決めるその横で「２人の絆は永久に不滅です」長島なセリフで締めるイエロー。 戦闘のラストを飾ったのは、友情の指きりしながらのチェンジ解除。青空背景に笑い合う２人に、今回センちゃん以外活躍の場を与えられなかった男衆が駆け寄ります。

そして約束が果たされる時が……
カーディガンにスカートのウメコと、ジャケットにジーパンのジャスミンが、カフェから出てくる平和な非番の風景。 その手には11月にはチトきつい、上にコーンまでくっつけた、キョーフの3段アイスクリーム。 「あ」指差して気をそらした瞬間、ジャスミンのアイスを一口せしめるオチャメなウメコ。「こーら」とウメコの背を軽く叩くジャスミン。

2人を見守る制服姿のその他4人。非番じゃないなら何やってんだか。 さらにセンちゃんが問題発言 「まるで、恋人同士みたいだね、あの2人」時代の流れはそっち系ですか、裏のマリ見てがいかんのか、プリキュアかセーラームーンか、それとも神無月の巫女のせいなのか〜 「羨ましいですね」「ああ」と言っちゃってるテツとホージーも、そんな気が少しあるんですかー。 「何はともあれ、2人の絆は最強だよな」そんな中、一人バンだけは健全です。ああ、良かった。

しかーし、このまま平和に終るわけがありません。「よーし、これからいっぱい買い物するぞー」ウメコが力いっぱい万歳したら、手にしたアイスがジャスミンの頬にペッタンコ。 気まずく空気が凍る中「ジャスミン、ごめん」と拭いたはいいが 「ウメコ、これ」なんと、とっさにハンカチではなくジャスミンのジャケットの裾で拭いちゃってました。 愛想笑いで逃げ腰のウメコの眼前で、ジャスミンの眉はたちまち曇り「ウメコっ！」雷と共に始まる追いかけっことつかみ合い。 引きは仲裁試みて2人の嵐に巻き込まれ、クルクルしてる男衆でした。

ま、まぁいろいろあるが、ウメコとジャスミンはやっぱり最強のコンビだ。これからも頼むぞデカレンジャー。 捜査せよ、特捜戦隊デカレンジャーbyナレーター

ガーリントラボーなEDミニコーナは　絆確かめ合う男衆4人編
「俺たち4人の絆だって、めっちゃ強いよな」「当然だ」「俺たちは一緒に戦う仲間だからね〜」 「おうっ」「うん」と手を重ね誓いあってますが「あ、あのコかわいい」テツの一言で絆崩壊。 「俺ちょっとお茶してくる」「俺が行く」バンとホージかー牽制しあう横で「ベイビー」珍しくキザに決めるセンちゃん。 そんなライバルを出し抜こうと「あー」と天を指差し気をそらしておいて「俺のもんだ」抜け駆け図るバン。でも、テツが可愛いといった女性ですよ？　振り返ったら40代の人妻って可能性が……

次回予告　エピソード.40『ゴールドバッヂ・エデュケーション』
光の刑事デカブライト……って、最近すっかりリポーターと化していたバラのタトゥーの女ってマジっスか。クウガ見ておさらいしなきゃ。じゃなくって、 テツのチーフに当たる特キョウがやってきて「あんなやつらと馴染むな」と真下君化してたデカブレイクに喝。 って、どんな強敵ですか、ベテラン特キョウがやってくるなんて。なんだかとっても荒れそうです。

さて、スーパーヒーロータイムが無かったのは、プレゼント告知のせいでした。
「俺たちが、特捜CDブックを」なブルーとグリーンの寒色コンビにジャキーンと抱きつくバン。 「私たちからはコロちゃんパックを」って女性2人にチュイーンとくっつくテツ。 赤と白が4人をかごめかごめ状態「セットにして」と、最後は全員で声そろえます『20名さまにプレゼント。皆の応募を待ってるよー』当たれば美味しいクリスマスプレゼントですねぇ。

仮面ライダー剣・40話
真紅のワイルドカリスがポーズを決める鮮やかな11月ジャンクション。その後に、2週間ぶりに始まるアバンタイトルは、 広瀬義人(改造実験体トライアルB)を中央に、剣崎一真(主人公・仮面ライダーブレイド)と橘朔也(先輩・仮面ライダーギャレン)、そして最強ヒロイン広瀬栞ちゃんを左右に配し、上には上城睦月(高校生・仮面ライダーレンゲル)がぶら下がってるという、すごく……説明的な絵。おかげで前回までのあらすじを、鮮明に思い出せました。

「困った娘だ」お言葉ですが、父親の姿と記憶を持つ存在を、倒せとライダー２人に依頼する栞ちゃんは娘じゃないって。エディプスコンプレックスたらいうもんが当てはまるなら、容赦が無くて男らしいヒロイン栞ちゃんは、やっぱり付いてるとしか(何が、とは聞かんでくれ)。 なのにトライアルBは今度は無謀にも栞ちゃんを人質に。「広瀬の気持ちをよくもっ」と同時変身してタッグを組むブレイドとギャレンに再び手を焼いたからといって、危険すぎる賭けです。

栞ちゃんの暴発で、心情的に尊属殺人となりそうな危機を救ったのは……駅伝中継の割り込みで、二週間もぶら下がってた睦月の空中脱出ショー。 レンゲルに変身して鎖断ち切り参戦。 変身用バックルとチェンジカードを取り上げてなかった事に、まずびっくり(取り上げても自動的にポケットに戻るからほっといたのかな)。 トラBは問答無用のレンゲルラウザーでドツかれて人質離し、何発か喰らって跳んで逃げました。

栞ちゃんも逃げた後、レンゲルは腹立ち紛れに「勝負しろ」とブレイドとギャレンに襲い掛かって再び混戦です。 「落ち着け、やめろ睦月」と言いつつ0距離射撃する橘師匠にまず爆笑。 「いい加減にしろ」とビートのカードラウズしてボディーブローするブレイドもなかなかです。 仮面の中で胃液でも吐いたか大人しくなったレンゲルは変身解除。気持ちはわかると追いついてきた先輩方を「うるさい」と跳ね除け「助けられたなんて絶対思わないからな」と、いつものクラブで睦月くんはいじけ虫。

「これが盗まれた広瀬さんの記憶データ」「こんなものがあったばかりに」 さっぱり筋が通りませんが、二度と父親のコピーが作られないようデータ消そうとマウスに手をかけるものの、クリックできない栞ちゃん。 トライアルBを作ったのは、死亡確認されてない父・広瀬義人かもしれないと、一縷の望みたくしてニセ・広瀬義人探しに方針は固まりました。

そのトラBこと広瀬さんは、天王路ラボに戻ってました。 レンゲルのデータから作ったクモっぽくて睦月っぽい紫色のトライアルGを完成させ、両面作戦まえに「可愛い野良猫、いやトラを使って」テストです。 よく見る屋上で、どこかで見た動きのトラGに追い抜かれ一撃喰らうタイガーアンデッドこと城光。って、トラGの声当ててるのも睦月かぁ。でも中身は次郎さんの動きをトレースした別人のような気がする。だって見比べると腹がペコンとポコン……ゲフン、なんとなく。
ともかく、コピー元を見抜いた上で相手の頭踏み台に、屋上からハイフォールする虎姐さん。見てて足が竦むんですが。最近飛び降り多いよブレイド。高所恐怖症だと手に悪い汗が……。

傷ついた虎姐さんは、睦月がいじけ虫してるクラブに転がり込み「どんな戦いにもルールがある……このバトルロワイヤルに人間もあんなヤツもいらない。これはあたしたちの、戦いなんだから」とヤケ飲みしてぶっ倒れます。 「つきまとうな」と怒ってた睦月ですが、包帯と格闘してなんとか手当てをしちゃうあたり、だいぶ情が移ってますな。来週「そのアンデッドは俺の獲物だ」と言ってるのは虎姐さんの事ですよね。 ともかく、美人には親切にしとくもの。手当てのお礼に睦月が人質にされた本当の理由を虎姐さんは教えてくれました。

「大丈夫かな、いくら広瀬さんでも、女の子だし」と男衆から異性と見られていない強いヒロイン栞ちゃんが、久々に絹裂くような悲鳴を上げます。 それは、ブレイドを引っ張り出す方法を天王路に問われて「お任せください」とトラBから送信された“栞　会いたい　父”ってメール。 そして栞ちゃんが指定したのは、思い出のコスモスの丘「あたしがオトリになるわ。だからお願い剣崎くん……あいつがお父さんをどうにかしてたんなら倒して、あいつをこの地上から消して」　 一瞬ヒロインらしく見えてもやっぱり勇ましいよ栞ちゃん。

コスモスの丘で再会する、広瀬親子……「一人じゃないんだろ、橘君と剣崎くんだったか、彼らも来ているんだろ」って指摘するも何も、もの凄く分かりやすい場所に2人は隠れてます。 「やっぱり父じゃない」と逃げる栞ちゃんと追う義人……いつの間にかコスモス畑からどこかのホテルの前庭、そしてプールサイドと戦場は高速移動です。 しかし娘にハタかれ冷静さを失っていたとはいえ、生身のWキック喰らって転がる怪人ってのもすごい図だ。 ともかく柵を飛び越え、今週二度目の併走変身、そしてバトル突入です。

一方、久しぶりのカフェレストラン・ハカランダでは、看板小学生・天音ちゃんの賞賛受けながら、相川始(仮面ライダーカリス)が劇場版で聞いた曲を演奏してました。 「見よう見まねだよ、ただの」バンド組んでた経歴はあっても、演技しながらギターを弾くのは難しい。どこまで吹き替えかわかりませんが、ゾイサイト(実写セラムン)はエラかった。来週からはクンツァイトがブレイド参戦らしくて楽しみです。 人間態も剣が得意だと良いなぁ、ギラファアンデッド……って話がずれた。

始さんとの思い出、いっぱい作る、もう我慢するのやめたから、なんて言ってる天音ちゃん。でも剣崎たちの戦いの気配を感じた始めは申しわけなさそうに「いかなくちゃ」と外出許可願いです。 「帰ってこなかったら、私、待ってなんかいないんだからね」「絶対帰ってくる」約束して飛び出す、人間になりたいアンデッドこと始……クリスマス商戦前の販促、お疲れ様です。 泣く子もスポンサーには勝てないか。

「あぶない」プール際でのバトルはトラG参戦で2対2に。そして戦いの場は、公園かいつもの駐屯地にワープ。 トラGに一方的にやられていたブレイドたちに、なぜか駆け寄る栞ちゃん。 「来るなっ」と盾になるブレイドとギャレンですが、あっさりやられて大ピンチ。 でも「栞を頼む」ぼやけた記憶データの彼方から、病床で頼むもう一人の広瀬義人を思い出したトラBはバトルに飛び込み、娘庇ってベタに致命傷喰らっちゃいました。

バトルフィールドはいつしか雨でぬかるみまくり(いつこんなに降ったのかと聞いてはいけません)。 ライダー2人とも泥まみれ。そんな足元グジャグジャの所へ栞ばかりか虎姐さんと睦月まできて観戦です 「どう？　自分をコピーされた気分は」ブレイドに憎しみを持つあなたをモチーフにして作られたトライアルGだと教えられ、同族嫌悪にかられる睦月。 「コピーのくせに、ふざけるなっ」そんな怒りのレンゲルにトラG任せ、栞ちゃんと剣崎たちは、トラBのいまわの際に注目です。

「思い出した……私はあの人に作られた」本物の広瀬義人によるトラB製作過程は、何となくロボコップ開発風景。 『私は間違いを犯した、その上であえてお前を作った』というメガネの研究員・広瀬パパ。その目的は間もなく死ぬ自分に代わって娘を守ること。 「栞を守ってやってくれ」記憶データとともに遺言を託されたトラB……同じ顔が隣り合わせのベッドに寝てる光景はシュールです。 そこへ天王路理事長登場。記憶を一部修正し手駒にしちゃったみたいです。広瀬パパの指輪をはめるシーン……トラB人間態、すごく引き締まったお尻なんですが、どっちが吹き替え？

父の死の様子を教えられ、身代わりのトラBにすがり付いて泣く栞ちゃん。その愁嘆場見て、 レンゲルVsトラGの戦いに突撃するブレイドとギャレン 「キサマよくも」「ゆるさん」って何かさっきまでのトラBへの態度思うと矛盾だらけ。 だいたい1体のトラGにライダー３人……あ、カリスも参戦で4人って、ちょっとひどいというか戦隊っぽいというか。 しかもワイルドカリスにブレイドキングフォームはやりすぎだと思う。ともかく、カリスで牽制、トドメは走るタイプのロイヤルストレートフラッシュ。 足元が悪いんで、ちょっと疾走感が足りないけど……ま、いっか。

「栞、無事でよかった。これで、お母さんの側にいける」虫の息のトラBが、地面から木の根元に移動した件に関しては、栞ちゃんがお姫様抱っこして運んだものと脳内補完しておきましょう。 ライダーヒロインはカメラの外では怪力と相場が決まってます。 最後に、栞ちゃんの笑顔と手を包む握力に人間態で微笑み、光となって消えるトラB。 作られし命としては、最後に使命を全うし満足できる旅立ちかなぁ。 手に残された遺品の指輪は泣けますが、取って植えたようなコスモスの繁みはちょっと余分(散りかけの1輪の方が……)

「終ったのではない。始まったのだ、本当の戦いが」全てをラボからモニターしていた天王路は内ポケットからラウズカード取り出し、悪役らしく高笑い(一瞬赤いサングラス取り出すかと期待したりして)。

そんなボード理事長天王路の狙いを、橘さんが疑問に思う白井農園のリビングで、「後悔しない？　広瀬さん」「みんな、ここにあるから」栞ちゃんは指輪握り締め、お父さんが残した記憶データを消去です。 でもデータはコピーできるものですぜ。あれが最後の一体とは……
ラストカットはスペードの3『BEAT』ライダー同士討ちの決着つけたカード持ってくる辺り、ビミョー。

今週のスーパーヒーロータイムは……プレゼント告知で潰れました。
4人揃ってリビングで同時変身してどうする気だったのかはわかりませんが 「剣崎、それはっ」橘先輩が指摘する剣崎がカードの代わりに構えていたものは「そうなんですよ、主題化挿入歌を収録したCDアルバム・仮面ライダーブレイドソングコレクションを」
睦月がここで割り込み属性発揮 「抽選で30名様にプレゼント」続くは了が少し入ってる始「ご覧の宛先までお送りください」短いけど橘が背景で友達の輪ポーズのアピール「ご応募」そして全員で『まってまーす』ムダに明るいのは、ブライダルネタのプリキュアへの配慮……でしょうかねぇ。

朝が来ても、戦略情報部と開発部が提案のストライクフォーメーション……戦闘機の3機合体してメタフィールドへ突入できる開発が進んだ件の功労者といわれて複雑気分。 新兵器が向けられる相手が、命の恩人・ウルトラマンじゃ、やりきれません。っていうか、今週の詩織ちゃん、兵器好きそうだったのに「うわーお」だけですか。

今週の現場は廃工場。壁にアートと称する落書きしちゃってる若者3人組が、触手……っていうか消防ホースサイズのミミズに地中へ引きこまれ、手に持ってたラッカーが地面から吐き出されてきました。バグバズン(昆虫怪獣)はブロブ系と違って揮発性の石油製品が苦手みたいです。 その廃工場では今週の守るべきもの、「捨ててらっしゃい」と親に言われてダンボール箱に仔犬を返しに来た小学生の女の子、杉山里奈(山田夏海)ちゃんと、名前はまだないコロコロのワンコがいました(演　らんまる・実は9歳。サイトTopの勇姿、隊服は飼い主さんの自作かなあ)。

有毒ガス発生という名目で、封鎖された廃工場。生き残った少女と仔犬を守れるのは、人命よりビースト殲滅優先のTLT……の異分子、元レスキュー隊員の孤門だけ。さびしー。 少女を目撃したと訴えても、パートナーの副隊長には夢でも見たのだろうとバカにされ「僕は罪もない少女を見殺しには出来ない」と命令違反の単独行動。しかも、ディバイトランチャー落しちゃって決定打を失う体たらく。

一方、里奈ちゃんと仔犬を感知して現場へ急ぐ姫矢准は、いきなり狙撃されて大慌て。副隊長の仕業かと思ったら「逃げてもムダだ。なぜなら私はお前の影なのだから」もう一人の黒目のウルトラマン、ファウスト(等身大)でした。 「お前が手にした光が、私と言うお陰を作り出したのだ」とファンタジーなお言葉や「いずれわかる」と核心ぼかすその声は、加工されてるけど稲田徹氏。関西だと深夜のジパングに日曜朝のデカレンまで出ずっぱりのイメージです。 ともかく「特殊振動波が２つ？　しかもこれは」と何か知ってそうなイラストレーター(TLTコマンダー)吉良沢ともども、ファウストの核心が解るのは新春頃ですかねぇ。

影を認めつつ「それはキサマなんかじゃない」と言い切る姫矢は灰色のウルトラマン・アンファンスに変身後、赤いウルトラマン・ジュネッスになってメタフィールド形勢。ファウストもバグバズンも亜空間に引っ張り込もうと試みましたが……逆にファウストの ダークフィールドに引きこまれてしまいました。ひしゃげた緑の光が散らばる地面と赤い空。無限の闇というわりに、セット丸出しの雰囲気はメタフィールドそっくりです。でも「光の存在であるキサマには勝ち目はない」と自信満々のファウストさん。そして始まる巨人の戦い。

空中キックは互角でしたが、回転蹴り喰らってネクサスはかなり不利……なのかな。普段から一度やられそうになって唐突に逆転するんで、あまり危機感ないけれど。 ビーム攻撃は円形バリアでしのいだものの、DQ8のシャイニングボウみたいな技を喰らって、初のカラータイマー点滅。 時間経過で活動限界迎えるというより、体力ゲージが減ったリンク(ゼルダの伝説)のピコンピコンみたいなもんなのかも。

さて、巨人の戦いは亜空間のお話ですが、現実世界にも電波障害と言う形で影響与えてました。 廃工場内で互いの連絡もつかず、ビースト振動波も検知できないナイトレイダー隊員は、さながらゲーム・バイオハザード状態で、角を曲がるのもビクビクもの。 同士討ちを避けるためナパーム(マップ兵器)も使えません。

オープニングナレーションも担当し、今週は主人公補正がついた孤門君は見事女の子とワンコを見つけますが、怪獣に追われて鉄板の上に避難。 そこで名無しだった犬(名前をつけると別れが寂しいから)に、勇敢でお姫様を悪い魔物から守ってくれる犬ハヤテって名付けて少女を安心させます。それはいいけど、 出来れば地面から離れた場所で、小声でやってください。地中の敵は音波に反応ってのがお約束。ガッシュベルを見てないのか、このバカちんっ。

「今この子を守れるのは、この武器しかない」壁突き破ってきたバグバズン頭部に、パルスブレイガンの冷凍弾あてて何とか牽制。暗い場所で触手の先端に速射で当てる技量は見事ですが、 主武器がなくっちゃジリ貧です。なんとかスキを作り犬抱えて、少女の手を引いて駆け出したところで……お約束の少女スッ転びイベント発生。孤門自身も副隊長といたとき転んでたので人の事はいえませんが、 そんなこんなでウルトラマンと主人公、それぞれピンチで来週へ。

予告　エピソード08　M・P　‐メモリーポリス‐
敗北したっぽいウルトラマンネクサスですが、どうやら姫矢はストーンフリューゲルに吸い込まれて回復の模様。 でもこの題名は……少女は助かるけど記憶は消されて、孤門君は切ない思い……しかも、恋人のリコまで監視されちゃってて息苦しさ倍増。どんどん主人公の壊れゲージが上がって行ちゃう展開みたいでなんともかんとも。 せめて仔犬だけでも幸せになって欲しいなあ。IT業界と同じペースのドッグイヤー換算なら、らんまるくんは還暦だけど。

だけど、このポスターは盗られてはなりません。JR大阪駅をはじめとするデカい駅に11/15から貼られるPSP実機つきポスター。 なんとゲーム機だけでなく警備員も横についているそうな。 つまり、実物ガムつきポスターみたいな試供品タイプではなく、ポスターと言う名目の試台って事ですね。

ああ、たとえポスター前に行列が出来ていたとしても、チラッと触ってみたい。よーし、大阪行くぞー！　って月曜日から貼られるんじゃ無理っスね。 せめて気分だけでも味わうために、本日は大阪は日本橋へレッツらGO！
したがって、ウルトラマンネクサスとメジャーの感想は月曜以降にズレ込みます、ごめんなさい。

ああ、日本橋の特撮DVDコーナーやレトロ系のソフト屋、食玩買取店や模擬刀の店で、不気味なヒトガタの生き物を見かけても石投げないでね。それ、多分ワタシだから。

フタが丸みをおびているチェスト、いわゆる海賊の宝箱にも心ひかれます。中に入れるものは“ぬののふく”や“古いほん”といった大したものでなくてもいい。箱そのものに魅力が……。 ま、実際に家具として買おうと思うと、重いうえに2〜10万円するので、1000円のプラスチック衣装ケースの方が断然使い勝手が良いんですがね。

麻や皮製の袋を壁にかけて、小物入れにする事にも憧れます。本棚やタンスは身近にあるけど、茶色い袋は意外とないんですよねぇ。 新米を30kg単位で買うと紙製の茶袋がもれなくついてくるので、それで代用しちゃおうかな。パチスロとかのメダルを入れて、村人気分♪
それもこれも、あれもどれも、27日発売のドラゴンクエストのせいでございます。

そんな先行き不透明な球界の救世主はもちろん、神様と持ち上げられて、チケットにグッズにビールと、お金落としてゆく“お客様”。 その手の人間を一人でも多く増やすには『野球って本っ当にイイもんですねぇ』と思わせる野球アニメが一番です。

不祥事続きで受信料不払いに悩むＮＨＫが、球界救うためについに立ち上がりました。 13日の夕方6時、ＮＨＫ教育テレビで『MAJOR（メジャー）』放映開始です。サンデー連載の熱い野球マンガをどこまで映像化できるかわかりませんが、アニメ界の為にも野球界の為にも、頑張って欲しいものです（……さて、種デスはどうしようかなー）。

ところで、『ふしぎの海のナディア』31話“さらば、レッドノア”……島編での白眉なんですが、代替放送はいつでしょう。いきなり32話を放映されても困ります。地震報道が大事なのはわかっちゃいますが（組合のシンポジウム潰すためにも？）、頼んますよＮＨＫさぁーん。