魔法戦隊マジレンジャー Final Stage(ファイナルステージ)『伝説への帰還〜マージ・マジ・レジェンド〜』
「ココはお前達の未来、地上の姿だ。闇に純化した世界、お前達の魂を食らい、私が満ち足りたとき、絶対支配は完成する」
ふよふよ浮いてる絶対神ン・マ(浪川大輔)に対峙するのはマジレッド(小津魁 演・橋本淳)たち5人だけ。
「ン・マの支配する世界なんて。俺達はそれを阻止する為に戦ってきたのに。俺達のやってきたことは無駄だったのかよ!」
「無駄ではない、私を楽しませてくれるならば」触手くねくねさせながら赤い稲妻吐き出すン・マ様。対抗する為5人はマジレジェンドに合体。
「父さん、俺達どうすりゃいいんだよ」思いっきりシリアスなままOP……って、最終回なのに歌あるんんかい! ある意味とってもサプライズ。
アクション監督 新堀和男氏の名に期待を膨らませつつAパートへ。
「こうなったら、とにかくやるしかねぇ」ぶっぱなしたファイヤートルネードはン・マがペロリ
「俺達の魔法が効かない!?」驚くレジェンドマジグリーン(蒔人 演・伊藤友樹)。
「時間だけじゃねぇ、こいつ魔法まで食っちまうのか」普段冷静なレジェンドマジイエロー(翼 演・松本寛也)も動揺。
「俺達の勇気もン・マには通用しないってことなのか」レッドの弱気発言直後、赤い触手が絡んだ槍(スクリューカリバー)はアッサリ砕けちゃいました。
さらに五本の触手でビシバシぐさぐさ「お前達の絶望が私の心をくすぐる。お前達の魂が恐怖と苦痛で彩られた時、それはもっとも美味なるニエとなる」 倒れたマジレジェンドの後頭部を踏んでガツン。 一度も反撃できないって兄の言葉に「悔しい、悔しいっよ、お母さん」レジェンドマジピンク(芳香 演・別府あゆみ)は半泣き。 「もう何も出来ない」レジェンドマジブルー(麗 演・甲斐麻美)は少々諦めモード。「勝てる気がしねーよ、無理だ」「父さん」次男と末っ子の泣き言いってるそばから、金色の粒子をマジレジェンドから吸い込むン・マ様。
「魔法力がどんどん吸い取られていく」「体から力が抜けて」まず長女と次女が頭だけ変身解除状態。続いて「どういうことだ」「勇気まで吸い取られていくみたいだ」長男と次男も素顔にスーツ状態。 最後に末っ子が顔だけ変身解除。「歌え、踊れ、最後のニエよ。私の飢えを極上の味で満たせ」ン・マに足蹴にされて巨大化+合体解除となりました。
顔出し状態=最終回恒例、変身前の役者さんがスーツ着てるよ〜イベントの最中にナパーム(ガソリン爆発)前後でやらかす鬼スタッフ。 二十歳前の新人さんたちが、アクションドラマ(とかSFX映画)恐怖症になっても知らないぞー(ン・マ様含めてワイヤーしまくりだしなぁ)。まぁ、これも役者としての通過儀礼ってヤツでしょうか。 お話の方は、最初に立ち上がった蒔人が弟と妹を呼び起こして撤退指示。ひとまず洞窟(ヒカルとメーミィが封印されてた?)へと身を潜めて時間稼ぎです。
「ここまで、か」悔しそうな長男・蒔人。「もう一回、みんなでご飯食べたかったな」それでも食欲がある長女・芳香はとても死にそうに思えません。 「もう一度、会いたかった」結婚したばかりの次女・麗は交換した結婚指輪(いまやヒカルの遺品?)に触れてガックリ。 俯く末っ子に「おい、あん時、最後に父さんと何してたんだ」静かにたずねる次男・翼。 「ああ、フェイタルブレイドの構えを教えてもらったんだ。勇気の究極の境地に達すれば奇跡を呼べるはずだって。ン・マにはその父さんも敵わなかったなんてっ」父(ブレイジェル)の死に顔思い出して顔をしかめる末弟。
「魁、父さんは自分だけじゃない、お前の事も信じてたんじゃないのか。魁なら奇跡を呼べるって思ってたんだ。だからその構えを教えたんじゃないのか」 そんな魁を励ます長男に続いて長女も励ましモード「魁ちゃん、あれ見て」指差した先には岩間に開いた一輪の野菊 「花が咲いてる?」「ン・マの支配するこんな世界でも、闇の力に負けずに命が育っているんだよ。可能性は作るもの、作れるもの。だったら奇跡だって起こせるよ」最後は決意のポーズ、さすが希望の魔法使い。 「さぁ、奇跡を起こそうよ」姉に肩を叩かれ兄弟達がうなづくのを見て、最後に野菊を見つめたら
「奇跡はおこらぬ」花を踏んづけながら等身大で登場のン・マ様。洞窟の天井をフッとばさず、小さくなって来るとはご苦労様です。 その攻撃をジンガ・マジカで防ぐ兄姉4人。腕の筋肉の発達具合がよくわかるカットです。 「魁、私たちも貴方に託す。お父さんに出来なかった事を、あなたがやるのよ」「俺が……やる?」「だいじょうぶ、魁なら出来るよ」 ちぃ姉ちゃんに続いて次はちぃ兄ちゃんの励まし「魁、俺達約束したよな。必ずみんなで、皆揃ってウチに帰るって。頼んだぜ弟」サムズアップつき。 「兄ちゃん姉ちゃんが俺の事を信じてくれてる」やる気になった魁だけど、ジレて稲妻放つ手をン・マが二本に増やすもんだから、バリアー壊れて、兄姉達は変身解除でぶっ倒れます。
「機は熟した。食らうとしよう」近づくン・マを前に父の言葉を思い出し飛び出す魁 「貴様から食われたいか」余裕のン・マを前に右手にマジスティックソード、左手にダイヤルロッドを持ち、フェイタルブレイドの構えをする魁。すこしロッドが揺れてるのはよしとしよう。 「わかった、わかったよ父さん。俺の勇気がなんなのか、勇気が何の為にあるのか」目元の黒パーツ外した状態のマスクを装着(先端恐怖症らは辛い絵ですなぁ)、外れた部分は火の鳥となって飛び回り、あたりを炎属性の床にしてそうな感じです。
「魔法使いめ、この空間もろとも食らい尽くすのみだ」伸びて来るン・マの触手を「俺の勇気は、未来を掴む為にある。自分で自分の未来を手に入れる」ことごとく切り払う魁。 「そう願って前に進むことが勇気なんだ」高くジャンブしてン・マの頭をダイヤルロッドでバキーン(黒い殻の下には大小の骸骨パズルがあったのか)、さらにマジスティックソードで腹グッサリ「マジーネ・ルルド。お前が食った時間を吐き出せ」蛇女さんに使ったのと同じ呪文かぁ、懐かしいのぅ。 で、背中から花火を噴出するン・マ様をさらにグッサリさして「兄ちゃん、姉ちゃん、手を。時間が戻る」片手を伸ばすマジレッド(ロッドは刺したときには消えてましたな)
駆け寄り、レッドの手をとる蒔人……に掴まる姉二人をサンドイッチにして殿勤める次男……って、やっぱ長男が責任重大ですな。 ン・マの胴体から左右に光が伸びて、またしてもFFとかクロノって単語が浮かぶ謎のエフェクト空間へ。背景でながれるチクタク音。 ホワイトアウト後、あたりは元の廃墟のロケ地。「おのれー」ン・マが刃から外れた後、なぜかマジレッドも変身解除。 「ここは……間違いない、俺達の世界だ」「あたしたち、戻ってこれたのね」喜ぶ次男次女コンビ。 普段冷静な2人がちゃんと見てない隙に「絶対神にアダなすとは、最大の冒涜と知れ」無防備な5人に触手を伸ばすン・マ。そんな大ピンチで7時40分という極早い時期に、CM入り〜
CM明け、最後のアイキャッチはマジレッド。そして伸びてたン・マの触手は5人に届く前に光の粒子となって消失。 さらに5人の前に、雪の魔方陣出現。完全回復したルナジェル(リン 演・山内明日)と、長老スノウジェル(潘恵子)が登場して解説です。 微笑むリン「それはマジエルのハローミラージュの効果」「マジエルだと、天空大聖者なら倒したはず」驚くン・マに続いてスノウジェルが説明 「マジエルはやられてはおらん、無事じゃ」ン・マの一撃を食らう寸前、粒子化の魔法を自らにかけた「そなた達の父がかつて母にしたようにな。今頃は魂の花園で体を再生させておる頃じゃろう」
「私を誰と心得る、天空大聖者にはこれしき、当たり前じゃ」魂の花園で再生した天空大聖者マジエル(曽我町子)のにっこり笑顔におびえた大きいお友達も多かろう。 「マジエルがご無事ならマジトピアも元に戻れる」力強く希望語るルナジェル。その横に一列に並ぶ小津兄弟。 「おのれー、こうなればインフェルシアに戻り、わが力を満たしなおす」捨て台詞と共に本拠へ戻ろうとしたら 「インフェルシアには貴方の帰る場所はない」瓦礫を踏み越え小津深雪(マジマザー 演・渡辺梓)登場『お母さん!』振り向く子供達。
「どういう事だ」苛立つン・マに教え諭し口調で説明するのは、深雪の背後から出てきたスフィンクス(声・寺瀬今日子)「インフェルシアは今、貴方の支配が及ぶところではないということです」マジエルはともかく委員長生存はビックらこ。 「なぜ貴様が……ダゴンは?」「ダゴンは滅びました。己の弱さゆえに」眼鏡くいっと回想突入。
「お前にはここでこれより絶対神ン・マがもたらすインフェルシアのあるべき姿を見せてやろう」床に放り出した深雪にダゴン(声・大塚明夫)が演説していたら、別の足音が……「あなたは」緑の光の中から現れたのは猫耳眼鏡の委員長・スフィンクス。 「貴様生きていたのか」「バンキュリアの不死身の力に助けられたのです」ザオリクの使い手は妖幻密使バンキュリア(声・渡辺美佐)だったか。 「ダゴン様、スフィンクス様にお仕えします」「妖幻密使、貴様はっ」深雪を庇うように立つクィーンバンパイアを怒鳴りつけようとした横から、淡々と説得開始するスフィンクス。
「私たちは実に多くの大切なものを失ってきました」仲間8人亡くしたしな「 失い奪うのはもういいでしょう。私は勇気というものを知りたい、地上の者達と一緒に。ダゴン、貴方も一緒に」背を向けるスフィンクスに向かって三叉矛(粛正の矛)構えるダゴン 「まだそのような事を。永久の闇、完全なる虚無。俺が求めるのはそれだけだ!」ただいつものクセでぐるっと回ったのがいけなかったらしく、身を低くしてくるっと反転&0距離射撃(ライオン砲ことウィズダムカノンによるクローズレンジ・バースト)敢行したスフィンクスの前に倒れてしまいました。 「イフィンクスぅ」「ダゴン……」「闇の力は絶対ではないのかぁ、俺は」赤魚さんが委員長の手で倒れるとはのう。
うめくン・マ様で回想終了。「インフェルシアは貴方が望む闇の世界ではありません」「私たちが変えて見せます」熟女トリオに「バカな」なんて不用意に言うから、大砲食らっちゃうン・マ様。 ぶっ飛ばしたスキに「妖幻密使、あの二人を」「お任せください」ナイ(演・ホラン千秋)とメア(演・北神朋美)に分離して胸から青い光飛ばす2人。 「あたし達クィーンバンパイアの」「不死身の力のお裾分け」いや、あの、吸血鬼になりそうでコワいんだけど。 「ありがとう、ナイ、メア〜」抱きついて感謝する芳香。「あんた達が」「そうさせたんだよ」やっぱイケメン(?)ワイバーンをダゴンがスパイさせた時点で、裏切りフラグ立ったかな。
という訳で「ここは、地上界?」人間態でよみがえったヒカル(マジシャイン 演・市川洋介)に抱きつく麗ちゃん「ヒカル先生!」。 その横からついでにランプごと再生させられたスモーキー(声・草尾毅)がヌゥッ 「だーから約束しただろう、俺が麗を守るって」お陰で朝7時台にはマズいシーンには行かず「スモーキー、無事だったのね。怪我は」着ぐるみの鼻をツンする麗「こんニャのかすり傷ニャ。インフェルシアをやっつけるってゆう、お前らの願いを叶えるんだから、気にしてらんニャいぜー」胸を自分で叩いてケフゴフ。
「魁、見つけたようだな、お前の勇気」襟フワフワコートの父・勇(磯部勉)は、末っ子とお話。 「うん、俺の勇気はこの手で未来を掴みとる意思。勇気がある限り、可能性は無限に広がるんだ」頷く父は、背後の蒔人・芳香・翼・麗、そして妻と師匠と弟子、助けてくれたインフェルシアトリオに、笑顔で感謝。
しかし、揺れ大地、悲鳴上げるナイとメア。見上げれば空に湧き出す赤い柱「真の闇の力をあじあわせてくれる。叫べ苦しめ、恐れるがいい」そういえば、皆が再会していた時ずーっと見てたのかン・マ様(かなり律儀だ)。 しかしン・マが復活すれば白い魔女もよみがえる「ブレイジェルよ、お前達家族の心を一つにしてン〜マにぶつけるのじゃ」魂の花園からのマジエル様の託宣に従って、家族一列に並ぶ魔法一家。 左から勇パパ・次男翼・次女麗・娘婿ヒカル・末っ子魁・長女芳香・長男蒔人・深雪ママ。 「俺達の絆を、俺達の勇気を、ン・マに見せてやる」一斉に取り出してプッシュ始める変身アイテム(マージフォン三色とグリップフォン)。 『天空聖者よ、我に魔法の力を。魔法変身マージ・マジ・マジーロ』横三段分割の8人変身。コレが最後、それぞれのポーズを一時停止ボタンで思わず確認。
そして8人分の名乗り開始(バンクつき)「駆ける烈炎のエレメント、天空勇者ウルザードファイヤー」「輝く太陽のエレメント、天空勇者マジシャイン」「きらめく氷のエレメント、白の魔法使いマジマザー」。 5人は久しぶりのマント回転つきポーズ「うなる大地のエレメント、緑の魔法使いマジグリーン」「吹き行く風のエレメント、桃色の魔法使いマジピンク」「たゆたう水のエレメント、青の魔法使いマジブルー」「走るイカヅチのエレメント、黄色の魔法使いマジイエロー」「燃える炎のエレメント、赤の魔法使いマジレッド」 『勇気の絆が今こそ開く、我ら魔法家族魔法戦隊マジレンジャー』最後は背景にMマークがキラリン。
「勇気など絶対神の前には無力なり」ン・マが放った稲妻(前後ナパーム)を8人同時のジンガ・マジュナで見事防ぎきり「いくぜ皆、コレが俺達最後の、最強最大の魔法だ」『おう』レッドの掛け声で声をそろえて『マージ・マジ・レジェンド』。 「魔法であろうとなんであろうと食らい尽くすのみ」いろんな色が混じりあい金色となった魔法の光を吸い込み始めるン・マ。 しかし「な、なんだ。私が食らい尽くせぬとは、なんだこの光は。なんなのだ、魔法とは」そろそろ息苦しくなってきたかな。 「教えてやろう、魔法、それは」父ちゃんの言葉に『聖なる力』。「魔法、それは」先生の言葉に『未知への冒険』。 「魔法、そしてそれは」母ちゃんの言葉に『勇気の証』。最後は子供達のアップ溢れる勇気がある限り魔法は無限。幾ら食われようがけして尽きる事は無いんだ」byレッド
「そんなはずが、私に食らい切れぬモノはない」ン・マ様の腹がボコボコゆがみ始めたところでジャンプの8人。空中に静止したまま金色の光を注ぎ続け、ン・マを上空へといざないます。 デカいのと光るのが上空に現れれ皆が注目。「なにアレ」「確かあの人たちって」「例の有明の月の」「魔法110番の魔法使いだ」プロデューサーやらスーツアクターさん、監督さんといった職業の方々に混ざって上空見上げる山崎由佳(平田薫)ちゃん「小津君がんばって」やっぱSt.25で魁が正体だとバレてたのね。
「これが満たされるという事か、満ちていく満ちていくぞぉ」空中に広がり弾けるン・マ様。最後は大食の罪でお亡くなりに。 ゆっくり8人が振り向いて『チェックメイトー』。地上では「やったね小津君」笑顔で空を見上げ、降ってくる金色の光を手に受ける山崎さん。 廃墟の寒色系5人もキンキラ見上げ「おおー、美しい光景じゃあ。この歳になって、これほど心動かされようとは」マジトピア最長老が感慨深げに語り、 「なんて暖かい」ルナジェルが微笑み、「綺麗〜」「きれーい」ナイとメアの横で「インフェルシアは変われる。この光を見失わない限り」重々しく語る委員長。最後に締めるのはもちろんマジエル様 「家族の愛が三つの世界に降り注いでおる。これは生きとし生ける者は全ては家族であるという、魔法のメッセージじゃ」なんだか聖書くさいねい。
8人は家の近くの海岸で波を見つめていましたとさ。 「終わったんだな」「違うよ父さん、いま始まったんだ」父に応えるのは長男蒔人。 「始まり?」母の問いに答えて「そう、新しい世界、新しい時代が始まったんだ」波打ち際へ。 「そう、それを作っていくのは私たちよ」後に続く長女「新しい世界」次女「新しい時代」次男、そして末っ子「俺達が……いや、みんなが未来を作っていく」五人で手を繋ぎあって大海を前に立つ背中を、 まぶしそうに見る両親と先生「あの子達、この一年で本当に逞しくなったわ」「はい、 父を越える強さと、母を超える優しさを身につけました」「ああ、あの子達こそ新しい伝説そのものだ」いや、それは親馬鹿過ぎませんか勇パパ。 「さ、うちへ帰ろうぜ」『家族全員で』先週の約束果たしたところで、
一年後
小津家のダイニングには折り紙の輪だの金モールだのがいっぱい。朝食のテーブルについてるのは深雪、マンドラ坊や(声・比嘉久美子)、ランプ猫、麗、ヒカル、そして勇パパは入り口かぁ(15年のブランクじゃ家長の地位はママのモノになってても仕方ないか)。 そこへ大根でマン坊を表現した大胆すぎるアニキサラダ持った蒔人入室「ジャジャーン、アニキサラダ・メモリアルデー・スーパースペシャル」。 続いて長女「こっちは芳香ちゃん玉子焼きぃ。スーパースペシャルデラックスよ、いーっぱい食べてね、お父さぁん」肩に掴まられデレデレパパ「ありがと」。
「麗、バターは足りてる? んーパンは」「大丈夫、十分よ」若夫婦のやりとりに「どう、麗。マジトピアでの暮らしには慣れた」そこはかとなく近況聞く深雪ママ。ってヒカルの家にお嫁に行ったのか。てっきりマスオさんスタイルだと思ってたよ。 「姑マジエルと小姑のルナジェルに苛められてるんだニャ〜」なんてスモーキーが言うから凄く心配そうな勇パパ。 「でたらめ言わないの。ちゃーんと良くしてもらってるわ」娘の笑顔見て「そうか、よかった」本気で心配しているあたり……15年生き別れてなければ結婚なんか到底許さなかったかも。
「お、遅いぞ翼」「先食べちゃってるよ」頭をくりくりコーンウォールにした翼が、黄色いタオル片手にトレーニングウェアー姿で席に着き 「ああ、来週試合だからつい熱が入っちゃってさ」ロールパンサンドを手に……っていいのか、ボクシングなのに減量は? でも次男が気にしたのは空いたままの席。「ん、あいつは。あいつは今日戻ってくるんじゃなかったのか」「そうなのよ」母親と次男がボソボソやってたら 「電話してみたらどうでござりますですか」マンドラ坊やの勧めでシルバーマージフォン取り出す深雪ママ。電話した先はインフェルシア。
「魁っち、とっくに帰ったよ」「かえったよ」答えるナイとメアの背後ではゾビルたちが謎の工事中。 「あいつナニ道草食ってるんだよ」「地上界とインフェルシアを繋ぐ親善大使になるんだーって」「インフェルシアに行ったはいいが、なにやってるんだか」 チィ兄、姉ちゃん兄ちゃんの言葉に反論したのはスフィンクス「それは問題ない。よくやってくれている」手には出席簿というか日誌の様なモノを抱え、背景で一斉にゾビル経ちを頷かせる人望もあるみたいですなぁ、委員長。 「さすがボクの生徒」「さすがあたしの弟」ヒカルと麗に続いて頷く勇パパ。ママが携帯を閉じ「でも本当、遅いでござりますです」植木鉢がボヤいた直後、どさっドタバタドシン(送ってきたバリキオンに落とされたかな)。 ドタドタ足音がして「ただいま」父ちゃんのコートに赤メッシュ髪とはぶっ飛んだインフェルシアファッションで、末っ子帰宅。
「いーかニャー。にゃ、いい顔決めて、いい顔」「バッチリですぅ」「OK〜。プチッとニャ」ランプ猫がカメラマンとなって家族写真を玄関で撮るシーンで本編は終了。
一番上の段が茶色い皮コートの勇パパと白いカーディガンの深雪ママ。二段目がヒカル&麗夫婦と、マンドラ抱いた芳香と蒔人。
一番下の段が滑り込んできたスモーキーと、パパのコートが絶望的に似合わない魁と、翼。
「これからもマジで決めるぜ」『マジレンジャー』
END
今回の呪文紹介コーナー 無し
その代わり、6人の第1話のファーストシーンと最終回の顔をそれぞれ順番に。みんな凛々しく、美男美女に成長したもんですなぁ。
新人役者の青田買い目的に見ているお父様お母様方には何よりのプレゼントかもしれません……んー、けどアニキはそうかわってないか。
最後のダンスでも成長を確認。最後の最後、『一年間応援ありがとうございました』とテロップつきの提供の背景ではマージフォンで交代の挨拶するマジレッドと、それをアクセラーで受けるボウケンレッド。
コレ見ると、シミジミと終わりを感じます。
家族戦隊……どうなるものかと思ったけど、ハッピーエンドなら全てよし。最終回、5人だけ過去へとばされてマジトピア建国の祖になるなんて家族ばらばらエンドじゃ、切な過ぎるもんなぁ。