爆竜戦隊アバレンジャー第43話『アバレキラーは不滅!?』ブラ?



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12月21日
世間も番組もクリスマス商戦まっただ中ぁー!! てなわけで、いってみますか特撮日記。

爆竜戦隊アバレンジャー 第43話『アバレキラーは不滅!?』
「ようやくステゴスライドンが戻ってきたプラ」と爆竜プテラノドンによる前回のあらすじから始まりました。

アバレンジャーの基地を兼ねる和風喫茶『恐竜や』は今日も休業状態。 店内では捕虜トリノイド・ヤツデンワニの尋問が続いてます。「この世界の最後……」と深刻そうな樹らんる(アバレイエロー)の横で 「アスカさん、デズモゾーリャってなんですか」と質問する伯亜凌駕(アバレッド)。しかし、既にエヴォリアンと戦争状態だったダイノアース出身のアスカ(アバレブラック)も敵ボスの名前と目的を知らなかったんだね。

「エヴォリアンの神」そう答えたのは舞ちゃんに憑いている精神体なんだか実体なんだか、ちょっと不明の謎の少女(推定アスカの娘)。 デズモゾーリャは究極の生命体、1度目覚めれば全ての生命はエヴォリアンの一部となる……そう聞いて三条幸人(アバレブルー)は、 バーミア兵だらけのパリの凱旋門や中国の万里の長城。そしてギガノイド『不滅』に占拠されたニューヨークの自由の女神を想像します。 そして「なぜ仲代壬琴(アバレキラー)の肉体にデズモゾーリャが?」とのアスカの問いに「ああ、ジャンヌ様ンが言ってました。あの人中に生まれた時から邪命神の因子が……また言っちゃった」と答えちゃうヤツデンワニ……ヨダレも情報も大きな口からダダもれ。

さて、エヴォリアン本部…… 『不滅』にはデズモゾーリャの片割れを覚醒させる装置が仕掛けられている、間もなくアバレキラーの邪魔なダイノガッツが消え去り邪命因子が全身を満たす。 なんて創造の使徒ミケラと無限の使徒ヴォッファが説明しつつ抱きあって喜んでいます。 壬琴はその事を知らずに『不滅』に乗せられたと聞いて、自称エヴォリアンの王妃リジュエルは作戦中止を訴えますが、 「デズモゾーリャ様復活は、我らの悲願ではないか」てなエヴォリアンとしての正論と、アバレキラーが立派なエヴォリアンになれば本当に結ばれるかもなんて可能性の前に、不承不承沈黙。

「早くおいでませ、デズモゾーリャ様〜」浮かれまくる使徒2人を眺め「でも……」と釈然としないリジュエルに破壊の使徒ジャンヌがそっと囁きます。 「リジュエル、本当にいいの?」すかさず反抗期リジュエルは憎まれ口 「今更母親ヅラする気、ふざけんなオバハン!」姿は20歳でも実質的には、まだ1歳でしたっけ?

一方『恐竜や』ではアイマスクしてるヤツデンワニが座敷席で昼寝中。 いびきもベルベルベルベル……その傍らでは伯亜舞ちゃん(レッドの養女)による新メニュー開発が、 介さん(杉下竜之介…恐竜やの老マスター)監督のもと着々と進んでました。しかし『不滅』の探索は行き詰まり中。 ヒマしてた謎の少女が仲代壬琴の資料を片付けようと運ぶ途中、挟んであった写真を落としちゃいます。 変な木の写真に少女は注目「これは……私、同じようなのを見た、リジェたちのところで」

どうやら『不滅』が見守っていた木は侵略の園の中心に鎮座する生命の木の苗木みたいです。 どうしてエヴォリアンの内部を知っているのかと問うアスカの疑念は放置して、木が生えている仲代壬琴の生まれ故郷へ行く事がなし崩しに決定。

『不滅』に勝てるのかと案じる笑みぽん(今中笑里・女子高生オペレーター)に、気持ちを切り替え、 勝たなければと決意を語るアスカ。「失敗すれば世界はエヴォリアンで満たされる」と幸人も応じ「そんな事させない、絶対に」とらんるもコブシを握り締めます。 凌駕は愛娘の新メニューを食べる事を誓い「うん、上手に作るから、凌ちゃんもがんばってね」なーんて可愛い声を背に出撃です。
次のカットは森の中。「写真に写っているのはこのあたりだが」森でこのあたりって……さすがは某国の国防総省のエージェントが撮った写真、裏に秘密のインクでGPSの数字とか書いてあった様です。

4人が木に近づくと、見守ってた不滅がバーミア兵をけしかけてきました。 今週は生身バトルしつつ一人一人チェンジして名乗りです。凌駕は手刀メイン、幸人はパンチ、らんるは投げ技。中でも武術の型がバッチリ決まっているアスカが一番強そうです。チェンジ後は妙にマッスル……さすがはアバレンオーの内臓さん。 チェンジ後、三人はアバレイザーで……ブラックはダイノスラスターで頑張ります。

下界でバトルが繰り広げられている頃、それを見下ろす『不滅』の中で壬琴が目を覚ましていました。 眼前のモニターに現れたミケラに「お前は『不滅』と一体化しているんだな〜」と説明された壬琴はツルに手足を巻かれたライディーン状態で『不滅』を操ってご満悦。 眼下の戦いにブレード状の弓を振り下ろして高笑いです。

バーミア兵と分断され余裕が出来たレッドは「仲代先生、聞こえますか」と呼びかけ、他のメンバーと共にデズモゾーリャにされるから『不滅』を出ろと説得を試みますが、 「だますならもうちょっとマシなウソをつけ」と壬琴は聞く耳を持ちません。

こうなったら力づくで引っ張り出そうと、母艦爆竜ブラキオサウルスを召喚です。 「信じていた未来が崩れ去ろうとしているブラ」今週のブラキオの出撃セリフ、よもや現役番組の歌で来るとは……いや、決してマニアックなチョイスじゃなきゃ嫌ってワケじゃないけどね。

ともかく、まずはレッド、イエロー、ブルーが各パートナー爆竜と融合し爆竜合体アバレンオーの登場です。 先週と同じくエネルギー弾を打ち出して『不滅』はアバレンオーの接近を許しません。……この場合は1度負けているのに戦法を変えないアバレンジャーの方がマヌケかな。 「このオレは最強の肉体を得た、ゲームはこれからだ」勝ち誇る壬琴ですが、例の木がピンクの光の柱になり『不滅』を包み込んで大成長。日本中に根を伸ばして地震を起すと同時に命の実を二つ飛ばします。

実から生まれ出たのは再生……もとい、ギガノイド・ルネサンス『奇跡』と『悲劇的』。 復興した二体はアバレンオーをビームで挟み撃ちです。『奇跡』の天野フェニックスっぽいデザインが大好きなので、もう一度動いている姿を見られのは個人的に大歓迎。

恐竜やでは、木になるたくさんの命の実をモニターで見た介さんがトリノイドやギガノイドが無数に生まれると予想し、 笑みぽんは「一斉に生まれたら、もうどうにもならないかも」と怯えます。 しかし舞ちゃんは新メニュー作りにひたすら邁進。謎の少女に心配じゃないのと聞かれても、凌駕は新メニューを食べてくれると言った「だから作って待ってる」と迷いがありません。

さて挟み撃ちに苦しんでいたアバレンオーですが飛来したアバレキラーのパートナー爆竜トップゲイラーが『奇跡』を攻撃して危機を脱します。 「ん、トップゲイラー?」驚くブラキオ。「手を貸してくれるデゴ」嬉しそうなステゴに「私はあの人間を見捨てる事は出来ない」と答えるトップゲイラーの声を聞いた格納庫組は心理分析を開始。
「トップゲイラーのやつ、まだキラーを信じているデメ?」 「あいつは強い爆竜キロ、強すぎて封印されたキロ」「おう、力があるあまり恐れられたキラーと似てるパ〜ラサ」「だからトップゲイラーはキラーを選んだバキ」そ、そうだったのか〜

さて巨大ロボ戦では常に観戦ポイントのアバレブラックですが今回は違います。
「ステゴ、私に力を貸してくれ」
「アスカ……まさか」
なんと爆竜ステゴスライドンに融合、さらに呼びかけを受けたトップゲイラーも「面白い、やるな、竜人」と大乗り気。 「爆竜合体! 完成キラーオー」ブラックの雄叫びと決めポーズに本来のパートナー爆竜ブラキオも大興奮です。 「おおアスカ、アバレ アバレ アバレまくれブラ!」……今度はアバレンジャーのOPか。

「皆さん、行きますよ」アバレンオーとキラーオーの揃い踏み。二体の目からビームで生命の木に穴を開け、アバレンジャー3人はアバレンオーを乗り捨てて木の中へ乗り込みます。 キラーオーの一体で『奇跡』と『悲劇的』を食い止めるべくブラックはアンキロベイルスとパラサロッキルを呼び、爆竜コンバイン。 キラーオー・ベイルスロッキルとなって二体のギガノイド相手に奮戦です。『奇跡』をかわし『爆竜必殺ドリルシザー』でまずは『悲劇的』を撃破。

さらに、ディメノコドンとバキケロナグルスを召喚。「アスカさんと一緒に戦えて嬉しいバキ」 「みんなと戦えて、私こそ幸せだ」なんて温かい会話を交わしつつキラーオー・ナグルスノコドンになりましたが、 『奇跡』はメッチャ強く、必殺技を繰り出す前に反撃を受けて爆発。キラーオーは合体解除になりました。敗因は毎度お馴染みブラックのダイノガッツ切れでしょうか。

穴から乗り込んだアバレンジャーは、迷路のような生命の木の奥でツタに絡まれている壬琴を発見し、 何しにきたとお怒りの元外科医に「あなたはデズモゾーリャに操られているんです」と呼びかけます。 しかし、デズボン印を額に浮かび上がらせた壬琴は、オレは『不滅』によって最強の存在となったと力に酔っちゃってます。 生身でレッドをぶっとばす壬琴の声はいつしか低い別人(佐藤正治)のものになって「わが復活を妨げる事はゆるさん、絶対ゆるさん。滅びよ」言葉遣いもジジむさ〜く……
緑の電撃でなぎ倒されたアバレンジャーは、念動力か何かで壁や味方同士にぶつけられまくり。

ブルーとイエローから、マックスになれ、マックスフィールドなら邪命因子を飛び散らせずに済む、世界は救われるのよと言われるレッドですが、 それじゃ仲代先生が無事では済まないと躊躇しています。迷っているうちに「愚かな人間よ、我に従え」と放たれた電撃でブルーとイエローは打ち倒され、 レッドは壬琴に掴みかかりました。

壬琴が発するエネルギーに包まれ変身が解ける凌駕。それでもめげずに壬琴を殴り飛ばし襟首掴んで凌駕は叫びます。 「仲代先生、あなたはバカだ。だけど、あなたを助けなきゃ世界が救えても意味が無いと思ってるオレは大バカだぁ」 バカ呼ばわりが効いたのか「オレは何を?」一瞬正気に戻る壬琴ですが、すかさず乗っ取り返すアナザーデズモゾーリャ。 ただ無理しすぎたのか興奮のせいか、雄たけび上げた後、デズモは気絶して壬琴に意識交代。

「俺の体の中に何かがいる」呆然とする壬琴に「デズモゾーリャがいるんです」説明を始める凌駕。 あなたは自分の意思で力を求めて戦ってきたつもりかも知れません。しかし操られていただけなんです 「これはあなたのゲームじゃない」「バカな、そんな事が」口では凌駕の言葉を否定する壬琴ですが、思い当たる事が山ほどあるって顔してます。

「壬琴、そいつらの言っている事は本当よ」さらに現れたリジュエルがミケラとヴォッファがだましていた事を明かし、壬琴の額からデズぽん印が消えました。 ダイノアースからそれを見ていたヴォッファとミケラは非難轟々。でも今更無駄だと自信あり気。 全国に広がった生命の木の根から各地に苗木と根らしきツルが伸びまくり、次々と人々を捕らえていました。 この事態を大縄跳びで回避する美少女戦士とかはいません……うーん残念。

しかーし「強くて悪くて賢い仲代壬琴じゃなきゃイやなの」デズモゾーリャにならないでとすがるリジュエルの言葉に壬琴は笑い出し 「おかしいぜ、このオレが……このオレがあっ、ゲームのコマに使われていたとはな……」自嘲と怒りの中で煙吹きながら爆竜チェンジ。 なんと体にダイノガッツをみなぎらせてデズモゾーリャを抑え込み、金色の光をまとって生命の木から飛び出します。タイミングよくトップゲイラーが空中でキャッチ!  デズモゾーリャ本体に去られた生命の木は枯れて『不滅』に戻ってしまいました。

この結果を見て微笑んだジャンヌにヴォッファが気付いたみたいでチト心配。 ミケラの方はショックで気絶。そんなミケラパパの気持ちも知らないでヤツデンワニは『恐竜や』で爆睡……ステキすぎです。

ここからが本番とキラーと一緒に飛び出して、アバレンオーに再融合したアバレンジャーたちは『奇跡』を『爆竜電撃ドリルスピン』であっさり撃破。 やはりブラック1人より3人のダイノガッツが強いと証明したところで、『不滅』の攻撃を受けているトップゲイラーに融合したキラーの説得開始です。

「オレも力を求めていました。大切な人を守れる力を」しかし僕達は1人では強くなれません。 「組めというのか」レッドの言葉に憮然とするキラーに「お前だって、だまされたままではいられないだろう」とブルーが追い討ち。 「ほら、スティラコも言ってますよ。みんな一緒に戦えって」吼え声を翻訳したところで「よっしゃ、アスカさんもいいですよね」とブラックも引き入れます。

「行きますよ」オープニングテーマの2番を背景に背中に白い翼を生やし、足元に赤いステゴを踏みしめた爆竜最強合体『オオアバレンオー』の登場です(スティラコは武器提供だけか)。 「あー、あたしが名付けたかったのに、ずるい」と文句言ってる笑みぽんに呆れる介さん。

一気に人口密度が増した操縦席で「アスカさんも……なんか不思議」とイエローは嬉しそうですが、レッドの後ろには「いいから前見てろ」と偉そうなキラーがいてブルーは不満げ。 ダイノガッツを見せるのは良いけど5人揃うとチト違和感だなぁ。

弓のブレードと斧の打ち合いの後、放たれる『爆竜必殺オオアバレフルスロットル』 ブラキオを滑り台として位置エネルギーを追加した斧の連撃の後、ダブルトマホークにアイスラッガーでキメ。 フンとキラーがポーズつけた直後、お株を奪ってレッドとイエロー、そしてブラックが『ときめくぜ』。セリフを取られたキラーと「をぃ」と仲間に突っ込むブルー、この左側コンビのリアクションが面白すぎです。

世界の危機は回避され、恐竜やでは「はい味見」舞ちゃんがヤツデンワニの口にカレーを一サジ放り込んでました。
「おいすぃ〜」
「やったー♪」
皿ごと頂戴、なんて追いすがるヤツデンワニを無視して介さんと笑みぽんに労作を披露です。

新メニュー完成アバレカレー!
サフランライスにハートマークのウズラの目玉焼き×5とアバレンジャーマークのスライスチーズを載せ、 まわりのカレーに並べられたアスパラガスとニンジンとカリフラワーが超鮮やか。そして恐竜カレー(ウズラの煮ぬきと唐揚げをトッピング)900円より高そう……

今週の引きはアバレカレー(五人の旗つき)を背景に爆竜ブラキオサウルスが担当でした。
「ようやくアバレンジャーが5人揃ったブラ! だが、このままでは済まないブラ」

「仲代先生、どこに行くんですか」
「お前の中にはまだデズモゾーリャがいる。勝手は許さん」
吊り橋で呼びかける凌駕と幸人に、今までの破壊も欲望もデズモゾーリャのせいにするつもりは無いと言う壬琴は、 まだゲームを続けるのかと問うらんるに「次のゲームの相手はお前たちじゃない。そいつはここにいる」と自分の胸を掴んだダイノマインダーに目を落としつつ立ち去ります。チェンジの限界まであと1回?

侵略の園では、キラーが去った事に対して文句を言うミケラとヴォッファに 「うるさい、いいんだ。これでいいんだ」と怒鳴っていたリジュエルの様子が一変。 緑のオーラに包まれデズモ声になっちゃいました。 「もう1人の我を見つけたようだな」
お目覚めになられた、作戦は成功だったんだなと喜ぶミケラとヴォッファに「二つの我が一つになる時……新たな進化の時!」とデズモゾーリャが宣言し、宇宙空間までカメラも引いて引き。
おや、アナザーアースとダイノアースの地形ってソックリなのか。エヴォリアン本部は中央アジア付近?

次回予告 第44話『サラリーマンはアバレ仕掛けの夢を見るか?』
ジュラシック商事のOL・樹らん子の仕事とラブロマンスの物語のはじまりはじまり〜 全員スーツ姿ですが、題名からして夢オチの予感。 ところで……題名が電気ヒツジとオレンジの複合技、出てくるトリノイドか楽しみです。

あり、EDクレジットのテレ朝マーク……なぜに青? 今週は黒でしょう。100歩ゆずって白か赤。先週の活躍ぶりなのか来週の予告か単にローテーションか、謎が深まります。

それにしても、さすがクリスマス前……先週と今週でアイテム全部使い切ったってノリでした。


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