記録媒体の寿命

〜あるいは言い訳〜


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フロッピーディスクの寿命 最低2年 最長でも5年

CD−Rの寿命  最低5年 最長でも20年

「記録は記憶に勝る」 と、NHK番組「ようこそ先輩」で古田敦也選手が子供たちに語っていました。 しかし、その記録は記憶より短い期間しか保持できないかも知れません。
『スローフィアー』・・・・・・ゆっくりとした恐怖。それはアメリカの図書館の蔵書が劣化していき(原因は紙の酸化)、 記録の消滅によりここ150年間の知の成果が失われる恐怖の報告です。
だからといって、酸化して行く紙を電子媒体に変えても、安心は出来ません。
磁気ディスクも光ディスクも物質である以上、永遠に存在し続けることは出来ません。劣化し情報を読み取れなくなる日が来るのです。 よく、デジタルの記録は半永久といいますが、それは記録媒体であるフロッピーディスクやCD−R、HDDが永久なのではなく、 印刷技術が無く、手書きだった頃の本を一冊一冊写本するように、次々と新しいフロッピーディスクやCD−R、HDDに変換、コピーする際、 写し間違いなどによる情報の変質や喪失がほぼ無いというだけのこと。人の手が介在して初めて半永久となりえます。
新しい媒体にコピーをおこたり、物理的な媒体の寿命が来た時、デジタル記録といえども容赦なく無の中へと消え去るのです。

CD−Rやフロッピーディスクに必ず刻印するべきなのは、製造した国や会社のロゴなどではなく、使用期限か製造年月日。 それも食品並みのサイズで、ユーザーにも分かりやすい、厳格な日付だと私は思います。

ここからは言い訳です。
ドラゴンクエストのセリフ集に、なぜドラゴンクエストV(ファイブ)が無いのかについて。
DQ5、はじめてSFCで発売された実にドラマチックなRPGです。ストーリー、システムともに私は大好きです。 『ドラゴンクエストV』久美沙織著 という高価なハードカバーの本を3冊とも発売日に買ってしまうほどメロメロでした。
え・・・・・・本の内容ですか? 幼年期をまとめた一巻は児童文学としてかなりの高水準です。 二巻目は、うーん、ちと同人チックかな。三巻目はエンディングに向けて駆け足すぎかと・・・・・・
話を戻して。
セリフ集は昔、実際にドラゴンクエストで遊んでいた時、コントローラー片手にワープロに打ち込み、 DDフロッピーディスクに記録したものです。しかし媒体がDDのフロッピーディスクから 容量が大きく長期保存も可能なHDのフロッピーディスクに世代交代が進む中、新しいワープロを購入したのを機会にコピーをしました。 が、ドラゴンクエストVのセリフを記録したDDフロッピーディスクをコピーしようとスロットに入れたときの事。
「読み取り 書き込み 不能となりました」
ワープロの機嫌が悪いのかな、と再度チャレンジ。
「このフロッピーディスクは初期化されていないか、他社の・・・・・・」
しばし呆然自失。ビアンカ編フローラ編に分けるのはもちろん、あらゆる「はい いいえ」を試し、 妖精の世界ではクリア後のセリフ収集のため、薬草をしこたま買って全滅による、ボス戦イベント再チャレンジ覚悟でドワーフの洞窟まで行った苦労も全て消えたのだと、 理解するまでかなりかかりました。
ああ、私の保存方法が悪かったんだな。と当時は諦めましたが・・・・・・あの時、 フロッピーディスクに目安でもいいから使用期限(寿命)が明記されていたら、私はバックアップを最初から取っていた事でしょう。
その時、失われたのが分かったのはDQVのセリフ集だけではありません。 ドラゴンクエスト1も、かの敗北勇者は竜王様にリベンジして勝っているんですよ、ええ。 未完のままupしているのはHTML化して読んでみたらネタとして面白い気がしたので(^^;)
それ以来、ゲームデータをメモしたフロッピーは必ずバックアップを取るようにしていましたが、なかなか大変なんですよね。 ついバックアップを忘れてしまう。あるいはまとまってからバックアップを・・・・・・と、考えてしまう。
ホームページを作ろうと思い立ち、過去のゲームデータをウインドウズワードへ変換中にまたもや衝撃が。

ちょうどハマっていた『聖剣伝説 レジェンド・オブ・マナ』のプレイ記録が読み出し不能になっていました(泣)
バックアップ・・・・・・取ってなかった


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